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281.  すべては愛のために(2003) 何て陳腐な邦題なんだと思ってましたけど、観てみたら、「すべては愛のために」で全く嘘偽りございませんでした…。中身はこの邦題にぴったりの女性向け大河メロドラマ。余りにも陳腐な設定だった為、古い原作なり、モデルになった人物なりがあるのかと思って少し調べたら、どうもオリジナル脚本みたいですね。よくもここまで古臭くいい加減な脚本が書けたもんだし、製作にゴー・サインを出したプロデューサーもプロデューサーです。映画としては各活動地域の映像に手抜きが無かったし、面白くない代わりに、つまらなくもありませんでした。また、人道支援活動に命を懸けてる方々には頭の下がる思いですが、その命にもまた、命を懸けざるを得ない人がいるってことも忘れないで欲しいと本作でも感じました、5点献上。[地上波(字幕)] 5点(2006-05-03 00:04:05)

282.  LIMIT OF LOVE 海猿 序盤は「タイタニック」、中盤は「ポセイドン・アドベンチャー」、終盤は「炎のメモリアル」という、一粒で三度美味しい海難事故映画。前作と本作の間にあるらしいTVドラマは一話たりとも見てません。従って主人公カップル以外の人間関係は判りませんでしたけど、問題なく楽しむことが出来ました。そして何より、これだけスケール感のある映画を、映像的に説得力を持って作ってあることに驚きました(その代わり、今回はエンド・ロール後の「サプライズ」は無し)。確かにベタな話だし、ハリウッド映画の真似でしかないのは判りますけど、我が国ではつい最近まで、ベタな話をマトモに脚本化することも、ハリウッドを「単純に」真似することも出来なかったのを考えれば、充分満足できるレベルの「娯楽大作」に仕上がってると思います(少なくとも、昨年の福井晴敏三部作なんか問題にならない完成度)。という訳で、予想を裏切る出来の良さについつい1点おまけして、7点献上。[試写会(邦画)] 7点(2006-04-25 00:06:45)

283.  小さき勇者たち ガメラ 日本SF大賞を受賞する程の本格ハードSF・軍事アクションとして、また、「ゴジラ」シリーズでさえ成し得なかった怪獣映画のエポック・メイキング・フィルムとして平成の世に蘇った「ガメラ」を、再び子供達に返す目的で作られた(と思われる)新・平成ガメラ(松竹にとっては「宇宙大怪獣ギララ」以来の怪獣映画?)。冒頭の30年前のシーンは旧・平成ガメラのイメージで作られてますが、それ以外は全くの別物。母親を亡くしたばかりの少年、難病を患う少女、子供達の冒険、そして「のび太の恐竜」的ストーリー、etc.…と、お膳立ては凄く陳腐になってます。ガメラのデザインも可愛いぬいぐるみ。敵怪獣(元ネタはジラースか?)や政府関係等の設定にもほとんど気を遣ってません。これで果たして、メイン・ターゲットである子供が満足するかどうかは判りませんが、劇中の子供達がパニックの中、ガメラに向かってリレーするシーンは流石にグッと来るものがありました、5点献上。[試写会(邦画)] 5点(2006-04-25 00:06:22)

284.  ヴィタール これまで塚本晋也が一貫して描いてきたテーマは「何かに取り憑かれることによって外部へと開放される魂」だったと思いますが、今回はそのテーマが非常に判り辛い。記憶を無くした男が取り憑かれたのは自身の過去なのか、恋人との思い出なのか、恋人の死体なのか、解剖という行為なのか、それとも死そのものなのかが不鮮明。また物語自体も、外ではなく、内へ内へと向かっていく。基本的な物語構造は塚本映画らしくても、元々テンションの低い浅野忠信を主人公に据えてることで、テーマや作劇の方向転換を試みたのは明白。しかし結局、主人公(の心)の変化が最後まで伝わってこない。二人の女のキャラの立ち方も少し控え目。塚本監督にとって本作は、新たな段階への「助走」なのかもしれません、5点献上。[CS・衛星(邦画)] 5点(2006-04-25 00:05:58)

285.  完全なる飼育 赤い殺意 ≪完全なる飼育完全制覇・その5/獲物=伊東美華≫ すっかり「完全なる飼育」じゃなくなってる。物語のモチーフも「女子高生誘拐飼育事件」から「新潟少女監禁事件」へと移行。序盤はどーしょーもないほど陳腐なサスペンス・ドラマとして進み、大沢樹生が余りにも説明的な台詞をベラベラ喋る為、かなりの不安が過ぎりましたが、佐野史郎が登場してからは緊迫感溢れる変態映画へと変貌。クライマックスも結構衝撃的です。しかし、話のモチーフがモチーフなだけに、素直にエロを楽しむことも出来ません。また、伊東美華は確かに熱演でしたけど(演技力は歴代ヒロインNo.1かも)、明らかに詰め物のしてあるバストが、「10年間監禁されていた少女」という雰囲気には相応しくありませんでした。そういったことで、4点献上。[CS・衛星(邦画)] 4点(2006-04-25 00:05:28)

286.  きょうのできごと a day on the planet 物語がいり込み始める後半になって少しは見れる様になりましたが、前半が兎にも角にも退屈。例えば居酒屋へ行って、馬鹿丸出しの大学生が飲み会でくっちゃべってるのを傍から眺めてても、果たして面白いか? 「これが等身大の若者かぁ」なんて考えもしませんよね? つまり、そーゆーことです。日常のちょっとした出来事を描く群像劇、若しくはオムニバスとして、副題からも判る通り「ミステリー・トレイン」か「ナイト・オン・ザ・プラネット」風の作品を目指したのかもしれませんが、ジム・ジャームッシュの作劇とは雲泥の差。比較的高評価なのが理解できません。それにしても「柏原崇、演技巧くなったなぁ」と思って観てたら、弟さんだったんですねぇ。全く気づきませんでした…。そんな訳で、柏原収史と池脇千鶴に3点献上。[CS・衛星(邦画)] 3点(2006-04-25 00:05:03)

287.  スカイハイ[劇場版](2003) 原作もTVドラマ版も知りませんが、この劇場版に限って言えば北村龍平は悪くない。彼はちゃんと自分の仕事をしてる。ハリウッドの真似だろうが何とかの一つ覚えだろうが、こういうアクション映像を現在の日本でクールに撮れるのは北村監督しかいない(釈ちゃんの前に現れた魚谷佳苗が、得体の知れない刃物を持っていきなりポーズを決めた瞬間に「あ~あ、またやっちゃった…」って感じ。それに、無理矢理にでも北村一輝を出さんと気が済まんのか?)。諸悪の根源は、オカルト・ホラーみたいな題材の作品に、SFチックな馬鹿アクションしか撮れない監督を起用した会社。って、また東映かよ…。ホントにプロダクション編成能力ゼロ。…ようこそ、駄作の門へ。東映よ、お前には三つの選択肢がある。一、転生してVシネマ専門の会社になる。二、これまでの版権を管理するだけの会社になり現世を彷徨う。三、倒産して地獄に堕ちる。さあ、お逝きなさい…、3点献上。[地上波(邦画)] 3点(2006-04-25 00:04:37)

288.  凶気の桜 「義理と人情」を「イデオロギー」に置き換え、演出も現代の若者向けにアレンジされてはいますが、向こう見ずで一本気な若い衆が、やがてより大きな力のしがらみに囚われて悲劇に突き進んで行くというのは、超典型的なチンピラ映画です(ヤクザ映画の東映としては的を射た企画だったと思う。渋谷の街のロケーションも頑張ってた)。しかし、映画の中には磨くべきイデオロギーが見当たらず(だからヤクザ映画特有の「共感」が得られない)、主人公達以外の面々は全くお馴染みのヤクザでしかないので、私としてはもう少し「右翼系暴力団」という特殊性を見たい気がしました。あと、確かに江口洋介の消し屋は印象的(且つ上手い!)だったので、彼の暗殺者映画をスピンオフで作ってみても良いかもしれませんね、5点献上。[地上波(邦画)] 5点(2006-04-25 00:04:11)

289.  問題のない私たち とにかく脚本が稚拙。映画が完全に前半と後半に分かれてしまってる。それぞれの話はそこそこ観れたのに(沢尻エリカが本当に意地の悪そうな転校生を好演)、一つのストーリーだと思って観てたこっちは、映画の分割が最後まで違和感として残ってしまう。こんな脚本なら、最初からオムニバスの二話構成として明確化しておけば良かった。で、まず第一話の感想。いじめってこんなにあからさまなの? もっと陰湿に隠れてやるもんじゃないのかなぁ…。第二話は中々興味深かった。これは学校に於ける新たな問題を提示してる。それは、大人である教師が子供である生徒のレベルにまで落ちてしまってる実情。今更「教師は聖職」等と言うつもりは毛頭ありませんが、最低限「大人」ではあって欲しいと思います、5点献上。[CS・衛星(邦画)] 5点(2006-04-25 00:03:40)

290.  Vフォー・ヴェンデッタ 原作の背景はサッチャー時代のイギリスをモデルにしてるらしいんですけど、映画は明らかに現在のアメリカをモデルにしてる。議長の演説や弾圧の指針はジョージ・W・ブッシュその人のもの。となると、差し詰め「V」はマイケル・ムーアかウサマ・ビン・ラーディンって所か。「人民が政府を恐れるのではない、政府が人民を恐れるのだ」というスローガンももっともですが、民主国家で有権者を恐れてない政治家も余り見当たらないと思うので(少なくとも選挙前は)、これも北朝鮮の頭が爆発した眼鏡デブ位にしか通用しない。そしてヴィジュアル・イメージはお定まりのナチス(&「1984」)。要するに、物語やイメージに新味が無い上、私にはしっくりこないのです。「問題作」としても底が浅い。もっと「V」の個人的な復讐寄りで物語が組み立ててあれば、もう少し楽しめたかもしれません。あと、脚本構成がまんま「マトリックス・リローデッド」と同じだったことも気になりました、6点献上。[試写会(字幕)] 6点(2006-04-22 00:05:21)

291.  ブラウン・バニー 前半(つーか、ほとんどの部分)の退屈さと、(クロエちゃんが元来「汚れ」好みだったとしても)「わざわざ」映画女優に男根をしゃぶらせた映像を大写しにしたことへの不快感と、最後の最後に経緯が明かされる物語的納得(と言っても、大して面白い話でもない)を秤にかければ、どう考えてもプラスには転じ得ない。固定カメラによるクローズ・アップの連続や、特別美しくもない映像はインディーズAVを思い起こさせる(要するに「ハメ撮り」ってヤツね)。こんな「安易」な出来損ないをアートと評してしまったら、本物の芸術家やアートに申し訳ない。ヴィンセント・ギャロは何故か日本で売れるからか、こんな映画に我が国の金が出資されてるのも気に食わん。そういった訳で、クロエちゃんの舌技(巧い!)に免じて+1点の、3点献上。[CS・衛星(字幕)] 3点(2006-04-22 00:04:49)

292.  アンダーワールド/エボリューション 吸血族vs人狼族という比較的単純な図式(裏では色々な陰謀が渦巻いてましたが…)だった前作から比べ、本作では、もう何が何だかさっぱりと判らない世界観へと「拡大」してます。オープニングで数百年前にあった因縁を描いてるんですけど、そこからして良く理解できないので、以降の話もほとんど理解できません。唐突に予言の言葉みたいなものを登場させて、無理矢理話を作ってるのがミエミエ。最強だった筈の混血種も余り活躍しないし、アクション・特撮共、全く代わり映え無し(狼男の変身シーンは、むしろレベルが下がってるんじゃないか?)。こういうジャンルの映画に比較的温かい態度で臨んでる私でも、異様に長く感じるほど退屈しました。上映前にやってたほしのあきの余興の方が面白かったです、2点献上。[試写会(字幕)] 2点(2006-04-13 00:16:14)

293.  プロデューサーズ(2005) 久しぶりの感覚を味わった。それは「ミュージカル映画を観たぞ!」という満足感。もちろん「オペラ座の怪人」でも、アカデミー賞に輝いた「シカゴ」でも味わえず、お気に入りの「ムーラン・ルージュ」とも全く違う満足感。大成功を収めた舞台版の映画化に際し気負うことなく、オーソドックスな50年代ミュージカル「映画」を再現してあるのが良い。メル・ブルックスの楽曲も全部が全部、古き良き時代のミュージカル・ナンバーの雰囲気を再現してある(彼にとっては、これらもパロディのつもりなのかな?)。「ヒトラーの春」のパートが期待したより短かったのが残念でしたけど(それでも、感涙モノのシーンです)、68年のオリジナル作品より50分も長くなってるのに、むしろテンポ良く感じたし、ストーリーもギャグも大して変わってないのに、もの凄く笑えました。「愛の囚人」の後にハッピー・エンドを用意してあったのも、最後の最後に登場する御大の捨て台詞も嬉しかったです、8点献上。[映画館(字幕)] 8点(2006-04-13 00:15:48)

294.  しあわせの法則 複数の男女が恋愛で右往左往する、有りがちなアメリカの連続TVドラマの第一回2時間拡大版って感じ。その位の浅さ。その割に、三者三様のキャラクター設定が中途半端です。クリスチャン・ベールはこの程度のキャラだったとしても、ケイト・ベッキンセールはもっと禁欲的で、例えば熱心なクリスチャンに設定するとかすれば面白かったと思う。巻頭のベッドシーンやランニングに精を出す程度では描写として弱いし、ナターシャ・マケルホーンとの差異も微小(彼女の役も結局はインテリ美女だし)。そうすればケイトが誘惑されるのは「別の男性」ではなく、自分自身の好奇心であり、ベールが誘惑されるのは「別の女性」であるという対比も活きたと思う。これではフランシス・マクドーマンドの熱演も無駄に終わってます、4点献上。[CS・衛星(字幕)] 4点(2006-04-13 00:15:18)

295.  25時(2002) 一人の男の24時間を追った単純な映画にも関わらず、非常に散漫な仕上がり。テーマが何処にあったのかがさっぱり判らない。友人達のエピソードも余計だと思うのに、主人公に無理矢理人種問題を語らせた上、更には全く意味も無くグラウンド・ゼロを登場させる。こんなの、スパイク・リー程キャリアと実力のある監督がやることじゃないだろ。だったら最初から「クラッシュ」みたいな題材を探せば良いし、「ミュンヘン」みたいな映画を作れば良い。生のニューヨークを描きたいんなら、「ブルー・イン・ザ・フェイス」風の半ドキュメンタリーという手法もある。こんなことばっかしてるから、いつまで経ってもタイトな作品が出来ないんだと思うぞ。つまらない映画という印象はありませんけど、ここは敢えて厳しく激励したい、4点献上。[DVD(字幕)] 4点(2006-04-13 00:14:57)

296.  ルールズ・オブ・アトラクション バブル期にはしゃぎ回った人間の虚無感を描いてるんだそうですが、そもそもそんなものには全く興味が無いので、映画云々以前に話が全く面白くない。ダラダラした人間のダラダラした日常を、例え演出や編集でシャープに見せようとしても、やっぱりダラダラしてることには変わりないですし…。「アメリカン・サイコ」くらい突飛な展開になれば映画として面白く観れますが、本作のガキ共を見てても大して面白くありません。原作は非常に高く評価されてるらしいですけど、基本的には200年前の貴族社会の虚無感を描いた物語等と、さほど変わらない古臭さも感じます、4点献上。[CS・衛星(字幕)] 4点(2006-04-13 00:14:28)

297.  ザ・メキシカン どういう訳かとんでもなく豪華な配役を組んだ為、キャストと内容の釣り合いが取れず、鑑賞後の肩透かし感だけが大きくなってしまったライトなコメディ映画。しかも観客の期待に反して、ブラッド・ピットとジュリア・ロバーツの2ショット・シーンがほとんど無いという酷いストーリー展開。一体、何をしたくて2大トップ・スターを競演させたんだ? これは監督や脚本以前の、企画の問題です。本作のブラピの役は、どっちかと言えばジョニー・デップが好みそうな役なので(ブラピはカッコ良すぎて、もう一つ「情けなさ」が足りなかったと思う)、デップ主演、ジム・ジャームッシュ監督という「デッドマン」コンビのインディーズ・ムービーにでもしておけば、作品相応の評価を得られた様な気がします(作り手の狙いはそこにあった筈)、5点献上。[地上波(字幕)] 5点(2006-04-13 00:14:05)

298.  ゴッド・ディーバ エンキ・ビラルという人には馴染みがありませんが、そもそも本作の企画意図が解らない。何処かしらサイボーグ化されたキャラクター(と神々)がCGで、純粋有機体が俳優という意図だとは思いましたけど、この設定は技術レベルの低さを露呈させただけで終わってる。世界観を楽しもうにも、イメージ自体は長岡秀星のパクリみたいで全く新鮮味が無い。物語もビラル本人だけが解ってる設定を散りばめて観客は置いてきぼりの上、世界観の割に非常に小さく狭い展開に終始。一体何をしたかったんだろう? ま、観客無視の姿勢は如何にもフランス的ですけどね…、3点献上。[CS・衛星(字幕)] 3点(2006-04-09 00:05:09)

299.  ソン・フレール -兄との約束- パトリス・シェロー作品は「インティマシー/親密」しか知りませんが、感情移入を許さない作りは「インティマシー」と同じ。また、起承転結の「承転」だけで構成されてるのも同様に感じました。この兄弟にどういう経緯があって、なぜ疎遠になり、そして弟は兄の死に対してどう決着をつけたのか、といった「物語」的に重要だと思われる部分はほとんど無視(多少ほのめかされてはいますけど…)。映画はひたすら、衰弱していく兄の肉体と治療の様子を冷徹に、そして淡々と映していくだけ。時間軸を前後させた構成も功を奏してるとは思えない。ドキュメンタリー・タッチのリアルな迫力はあり、病気の非情さも良く伝わってきましたけど、90分という短い映画にも関わらず、私は結構退屈してしまいました。そういうことで、5点献上。[CS・衛星(字幕)] 5点(2006-04-09 00:04:45)

300.  Mの物語 物語の基本はホラー以外の何物でもないのに、映画はいつものジャック・リヴェット作品同様(って、そんなにリヴェット作品を知りませんが…)ひたすら淡々とした、普通の愛憎劇みたいになってます。これは彼の解釈による「ゴースト/ニューヨークの幻」か「コープスブライド」って感じ? 愛は生死を越えるってこと? 最後まで我慢して観ても、この設定は理解不能。リヴェットにとっては、そもそも設定自体に意味は無く、二人の関係性だけに意味があるんでしょうけど、だったら最初からこんな設定いらないんじゃ…。演出スタイルと共に、私はとても着いてけませんでした、3点献上。[CS・衛星(字幕)] 3点(2006-04-09 00:04:21)

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