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プロフィール
コメント数 901
性別 男性
年齢 42歳
自己紹介 最近になってまた映画を観る習慣が出来ました。
前はほとんど観なかった邦画をたくさん観るようになり
新しい映画ライフが充実しています。

昔ほど数はこなせませんが
趣味と生活のバランスをうまく保ちながら
なるべくたくさんの映画を観て、
なるべく読み応えのあるレビューを続けていきたいと思います。

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281.  白いカラス 《ネタバレ》 「ホプキンスファンとしては見逃せん!」と思って観てみたわけですが、あかんかった・・・。いつもの不思議おじさんを演じていたあのホプキンスはどうした!?老獪なイカレ博士や黒覆面で颯爽と現れたあのおっちゃんはいずこに!?この映画のホプキンスは人間的すぎてホプキンスらしさがほとんど感じられませんでした。ホプキンスらしさと言うのはオレにとって、常に何でも知ってるような感じですごく不思議な雰囲気を漂わす、そんなホプキンスの事です。それが卑語を使ってクビだとか、バイアグラだとか、今まで底の見えなかったキャラクターをたくさん演じてきたホプキンスが初めて底の浅い人間を演じてきました。しかも痛いのがあんまりはまってなかったこと。「あんなにうろたえたりむやみに切れたりするホプキンスなんてホプキンスじゃない」なんて言いたくなってもそんなこと本人や監督には知ったこっちゃないんでしょうが。映画のテーマはとても興味深いものでした。この映画の原題"The Human Stain(ヒトというものの汚れ)"ってある意味日本にも通じる事だと感じました。アメリカで肌の色による差別が深刻だったように、日本でも部落差別が深刻でした。両方に共通して言えることは、どちらも本当につまらないことだということです。結婚寸前で黒人の親を見たとたん振られるところなんかモロですよね。映画の中で、若かりし時のコールマン(=アンソニー・ホプキンス)が大学入学の際に記載していた用紙に人種を書く欄があったこととかも衝撃的でした。実際アメリカでは過去にあんな用紙があったんでしょうね。それで何を判断したかったのか、ほんとバカらしいですね。。でもいくらオレが「馬鹿らしい」といっても当時の人達にとっては「馬鹿らしい」ということはわかっててもどうにもならないものだったんだろうと思います。そういう過去を伝えるツールとしてこの映画は良かったと思います。6点(2004-12-20 22:46:56)

282.  シルベスター・スタローン ザ・ボディガード 《ネタバレ》 もっとシリアスな映画かと思ってたんですが、なんだコメディか・・・。なにを偉そうに「マフィア・ギャング映画」のカテゴリーに並べられてんだ。スタローンにコメディはさっぱり似合いません。しかもコメディとしても中途半端な出来。どこで笑えばいいのか、どこでしんみりくればいいのか、どちらも微妙なので当然感情移入も出来ませんでした。ヒロインもまた魅力が無い。あんなヒステリーの女性を誰が好きになるんだろう。唯一よかったのはやはりスタローン。コメディの空気から完全に浮いていましたがスタローンの存在感は確かに健在でした!ヒロインの元彼がうそをつくたびに銃で天井を撃ち抜くシーンなんかスタローン節満開☆それだけにあのヒロインとラストにくっついてしまったのはショックでした。誰だよあんな脚本考えたの。ありがちだし。今時こんな脚本じゃ誰も感動もしないし面白いとも思わない。スタローンの健在ぶりに点を入れたいと思います。4点(2004-12-20 22:05:17)

283.  21グラム 《ネタバレ》 映画の作りとしてはただただ粗いの一言に尽きます。はっきり言ってわかりにくい。あそこまでばらばらに話を流す必要はないような気がします。ただそのメッセージ性は強く心に残りました。「21グラムとは魂の重さ」とどこかで聞いたことがありますが、「魂」という一言では言い表せないものをこの映画は教えてくれました。心臓をもらったポール(=ショーン・ペン)がその心臓の持ち主であったマイケルに代わってマイケルの娘達の敵をとろうとしたところを見て、その瞬間ポールはマイケルの「21グラム」を心臓と一緒に受け取ってしまったんだろうなと感じました。実際に死後に21グラムが失われるのかどうかはわかりませんが、本当に全ての人に「21グラム」が備わっていると信じたいですね・・。5点(2004-12-16 23:17:14)(良:1票)

284.  シッピング・ニュース 《ネタバレ》 ダメ男にも見てておもしろいダメ男と、見ててそれ以上見ていたくなくなるくらいほんっとにダメな男の2種類がありますよね。この映画でのケビン・スペイシーは言うまでもなく後者。物語的には本当のダメ男でないとその後の変化が際立たなくなるからダメなんでしょうが、主人公クオイル(=ケビン・スペイシー)にそこまでの変化が終始見られず、結局、極ダメ人間からちょい暗いおっちゃんに進化したぐらいの成長しか見られなかったので印象としては大変中途半端。 唯一子供と遊ぶ(遊ばれる?)シーンでのみ、苦悩の人生を生きたクオイルから心の底からの笑顔が見られたように思います。ジャーナリストなんかよりそっちのほうが合ってるんじゃないかと思ったぐらい良い笑顔でした。あれは多分演技じゃないでしょう。演技だとしたら仕事より楽しそうにする意味がない。あと、「恋に落ちたシェイクスピア」のエリザベス女王が出ていてびっくりしました。最後のほうでやっと遺骨の灰をパクってトイレに入れた意味がわかりました。ネタ引っ張りすぎだろう。しばらく混乱でしたね。監督さん、もっとわかりやすくお願いします。ちなみに、ジュリアン・ムーアはこの映画で一番美人に見えました。4点(2004-12-12 21:53:19)《改行有》

285.  ロスト・イン・トランスレーション 《ネタバレ》 この映画に出てくる日本人を見ていて妙にみかついた人もたくさんいたのではないでしょうか?しかし残念。これが日本人なのです。つい先日、普通に道を歩く外人に対しおそらく修学旅行中の学生たちが「ぴくちゃー、ぴくちゃ-!」とわめきながら勝手にその人たちの写真を撮ってそのままどっかに行ってしまいました。残された外人の旅行者たちは唖然としながら一言、"What was that?(なんだあれは!?)"。代わりに謝罪いたします。すみませんでした。 「キルビル」みたいな日本人像は問題外ですが、この映画の日本人描写は巧妙かつ確かなものです。英語をしゃべれない人ほど「通じればいいねん」とか「ジェスチャーだけでも大丈夫」とか言いますが、そういう人が実際英語をしゃべらないといけない環境に置かれるとこの映画の日本人のようになります。作中、何度自分が映画の中に入って代わりに通訳してあげたいと思ったことか。と、まあ日本人批判が長くなってしまいましたが映画自体は素晴らしいの一言に尽きます。日本の中心地「トウキョウ」の繁栄の裏に隠された空虚さが滲み出ています。オレ自身、急に時間が空いて東京を一人でぶらつく時間があったことがあるのですが、全てがあるようで何もない街です。少し街を歩いてもうあとは明治神宮で時間をつぶしました。そのぐらい東京という街はからっぽです(東京にお住まいの方すみません)。そしてそんな空虚さを映画で表してくれたのが日本人ではなく海の向こうからやってきたソフィア・コッポラという名の映画監督だというこの皮肉。それだけでも充分面白い作品だと思います。日本という土地で自分自身を見つめなおすシャーロットとボブにならって、私たちも日本人として自分を見つめなおしたいものですね。強くそう感じた作品でした。8点(2004-12-09 18:04:55)(良:1票) 《改行有》

286.  クイーン・オブ・ザ・ヴァンパイア 《ネタバレ》 レスタトは演じる俳優が変わって心配していたんですが、以外とトム・クルーズよりこっちのほうが役にはまってて良かったです。あの圧倒的な力を持つクイーンはいいですねえ。なんかライブのシーンあたりからラストまでドラゴンボールみたいになってきてちょっとわくわくしてしまいました☆わりとここの評価悪いみたいですけどそんな悪くもないですよ。でもやっぱ前作のレスタトの印象が強く残ってる人だと受け入れられないんですかね。あそこまで世界の平和のために頑張ってるヴァンパイア達なのに、その一族に入ったジェシーを最後嫌悪の目で見る元カレの男を見て、やはり人とはそういうものなのかと少し悲しくなりました。7点(2004-11-25 22:25:42)

287.  ハウルの動く城 《ネタバレ》 今までのジブリ作品と同じように、とても夢のある物語でした。これ、どなたか65歳以上の方、いわゆる高齢者の方で観られた方はいられるでしょうか?おそらくこれを観られた方はオレと同世代(20代前半)とかそのへんの人がほとんどだったのではないでしょうか。もし歳をとってからこの映画を観たとしたら、いきなりおばあちゃんになってしまってもめげずに頑張るソフィーを見てとても勇気付けられると思います。掃除婦としてもハウルに恋する少女としても一生懸命なソフィーは、姿はおばあちゃんでもほんとに若々しい生き方をしていました。持論ですが、あのソフィーの若返り方、あれはハウル、つまり恋する相手のことを想う時に若返るのではないでしょうか。つまり老婆に変えられたソフィーの心が最も若くなる一瞬です。もしそれを姿を変えられたソフィーぐらいの年齢の人が見たら、やはり元気付けられると思います。そういう意味で、とっても夢のある映画ですよねこれって。映画の中でソフィーは色々なことをします。時には海がきれいな港町に行って買い物をしたり、静かな湖を心ゆくまで眺めてみたり、恋をしたり。自分自信、歳をとってしまってもそんな風にありたいと思います。オレはジブリにはいつまでも夢を与えて欲しいと思っています。いかにそれが今の世の中と比べてあり得ない事でも。今の時代、子供でもイラクが戦争やテロで大変な状況なのは知っています。そんな子供達に、戦争なんていかにくだらないことなのかということ、そしてみんながみんな、全ての人がその気になれば戦争なんて終わらせられるんだということをこの映画は語ってくれています。「もののけ姫」以来、ジブリ映画は現代社会を反映した時代色の強い作品が多いように思いますが、それでも夢を忘れず常に心に何かを置いていってくれる物語を作ってくれる宮崎駿という監督と、それを提供しつづけてくれるジブリというスタジオを一生涯リスペクトしたいと思います。あ、でもヴェネツィアで映画祭に出す前に日本で試写会でもしてほしかったかな。日本語もわからん偉そうなセレブ外人達に先に観られたと思うとなんか悔しいので(笑)10点(2004-11-24 01:08:29)

288.  ドーン・オブ・ザ・デッド 《ネタバレ》 主人公グループに妊婦が加入した時点でなんかいやな予感はしていました。最初は「普通の女性じゃなくてわざわざ妊婦という設定にしたからには何かあるんだろうな。」程度に思っていたんですが、途中から嫌な予感がだんだん確信に変わっていくのがわかりました。妊婦がゾンビに噛まれ、後々になって噛まれた傷からいわゆるゾンビウィルスが伝染することがわかる。「ああ、ゾンビになった子供が生まれてくるんだな・・・。」外れてくれる事を願った予想を裏切ってはくれませんでした。監督にしてみればゾンビ映画にモラルも何も無いのかもしれないが、映画はあくまで「色んな形で人を楽しませるもの」なのであって「人を不快にするもの」にはなり得ないのです。まあ、でもこの映画の大体の部分は普通のゾンビ映画としてそれなりに楽しめました。キャストは良かったと思います。サラ・ポーリー、「死ぬまでにしたい10の事」で初めて見たんですけどけっこう好きな女優です。こんなゾンビ映画に出れる所も見ると、これからも色々な映画に出てくれるのではないかと今から楽しみです。6点(2004-11-20 20:40:40)

289.  レディ・キラーズ 《ネタバレ》 「シルミド」みたいなすっごい真面目な映画の後に観たのがいけなかったか。クライム・サスペンスということでしたがオレの目には悪趣味なコメディ映画にしか見えませんでした。クライム・サスペンスなのに変に笑いを取ろうとしてるのが最大の失敗だと思います。オレはあんな風に人が死んでいったり、指が吹っ飛んだりするのを「わあ面白い!」とはとても感じられませんでした。話の中心のおばあちゃんも盗んだお金だからどうのこうの言っておいて、結局自分の望みどおりなんちゃら大学にその「盗んだお金」を寄付してしてるし。 映画としての作りも粗く、物語序盤でのトム・ハンクスの仲間紹介シーンみたいなのはあの時点ではどういう意味なのかさっぱりわからず、なんか3人目ぐらいになるといい加減腹が立ってきました。アメフトのあんちゃんもほとんどがメット越しの視点ばかりで、後で出てきても「は、誰これ??」って感じでした。映画館じゃなくて良かったよ。3点(2004-11-19 22:46:05)《改行有》

290.  シルミド/SILMIDO 《ネタバレ》 確かに684部隊を作った大元の上層部の身勝手さは、見ていて気持ちのいいものじゃありませんでした。が、オレは彼らの行動は正しかったとも言えると思います。彼らにしてみれば684部隊のことは国民のためにも隠しておくべき事だったのでしょう。考えてもみてください。もしいきなり今この日本に「何年も前からブッシュ大統領を暗殺するために訓練してきた部隊があります」と言われたらどうなると思いますか?当然世間はうろたえるでしょう。さらに「その部隊が脱走し○○県に入ったと思われます」なんて報道が流れたらどうですか?もう混乱するどころでは済まないかもしれません。その存在を隠そうとした事についてはそれが最善の選択だったと思います。存在を抹殺という形で隠そうとした事はいけませんが、ある程度は国民のためを思っての行動だったのだと思います。もし684部隊の望むように金日成を殺しに行かせたら国家情勢が悪くなるのは当然だし、最悪再び南北戦争になる可能性もあります。そう言った点では、上層部の決断も仕方ないものだったのではないでしょうか。力のやり場が無いのならボクサーとしての道を紹介してあげるとかもよかったかもしれませんね。この映画は軍上層部に対しての批判的映画として描かれているように思いますが、少しは彼らの葛藤も考えたものにして欲しかった気もします。彼らの中には、国民のためを思って行動した人間もいたはずなのですから。どんな場合にしても、一方の側の考え方だけだと何でもかたよってしまいますから。7点(2004-11-18 22:51:21)(良:1票)

291.  着信アリ 《ネタバレ》 まあまあよかったかな。なんか最後のほうでタイトルの「着信アリ」そっちのけで話が進んでいってしまう展開には正直「あれっ?」て思いましたが。 でもなんか邦画ホラーって定番の怖がらせ方みたいなんが確立されてしまって損に思うのはオレだけでしょうか?どうもオレには、邦画ホラーの三種の神器とも言える「髪の毛」「子供」「ロングの女性」が出てれば大丈夫だろうという製作者側の魂胆みたいのがチラチラ見えるんですが・・・。いや確かに実際けっこう怖いし、それ自体を批判するつもりはないんですけど、「リング」以来邦画ホラーってそんなパターンばっかで飽きたというか、慣れたというか。今回話の軸として使われたケータイ以外特に目新しいところはなく、違うホラー映画を見てるはずなのにいつもどおりの邦画を観てる気分でした。 ただ、この作品のセリフで、「自分の携帯番号着信拒否しといたほうがいいですよ。」ってのはあほらしいように聞こえてすごくこの「着信アリ」の世界を物語っていて、すごく面白く感じました。6点(2004-11-10 17:46:26)《改行有》

292.  ウーマン・オン・トップ 《ネタバレ》 これは・・・女性向けコメディのわりには女性に対する扱いがひどい映画ですね。 浮気した男を振って新天地で成功していくまではコメディとしてとてもよかったし、痛烈で共感できるものだったのに、なんでだんだんイザベラ(=ペネロペ・クルス)の方がしんどい思いをしていく話の流れになっていくんだろう。 呪いを解くために荒波に身を投じようとまでするイザベラを見て憤りすら覚えました。 本来そのぐらいの苦労をしないといけないのは男のほうだろう!!って心の中で叫びましたね。 話一本を通して、イザベラは何一つ悪いことはしていません。浮気した男を捨てて単身新しい土地で頑張ろうとすることのどこが悪いのでしょう?一方浮気した男のほうは捨てられたあと自分勝手にストーカー行為を繰り返しさんざんやりたい放題していったくせして、最後にはハッピーだぁ??ふざけんな! 女性が報われない映画です。女の友人にはとても勧められません。 前半部分と音楽はよかったのであんま低い点はつけませんが。6点(2004-11-09 01:36:00)《改行有》

293.  トロイ(2004) 《ネタバレ》 とても壮大なストーリー、映像の裏にある基盤がゆるゆるだったように思います。 そもそもの発端がまずアホらしい。見事にアホ王子のパリス(=オーランド・ブルーム)が他国の人妻を奪ったせいで起きた戦争をここまで仰々しく派手にしようとしてるのを観ていると なんだかストーリーに納得いかなく、ほとんど感情移入はなかったように思います。原因がつまらないので、戦争そのものもあほらしいと。 ま、オーランドのヘタレっぷりは役柄上わざとああしてたのを知ってますので別にそれはいいんですが、ありえないのは「ロード~」のオーランドをここで流用したこと。オーランドに弓を使わせてあんな活躍の仕方をさせては多くの「ロード~」シリーズを観た人達は興ざめだったのではないでしょうか。少なくともオレはその瞬間がっかりしました。製作スタッフはそんなつもりじゃなくても、あれを観た人は、いやでも壮麗に弓を射つ長髪のエルフを頭に思い浮かべてしまったのではないでしょうか。あの瞬間「トロイ」は「ロード~」の名声といわゆる豪華キャストに依存した映画に姿を変えてしまいました。 しかし作中での各キャストのセリフは素晴らしかったです!!言葉の端々に力強さが感じられ、ものすごく迫力がありました。CMで何回も流れてた"Immortality! Take it! It's yours!!"は最高でしたねもう☆あんな風にしゃべられたらオレでもその気にさせられます。演技にも言う事はなく、俳優陣には文句なかったです。 やはり結論としてはこの映画は製作者側のミスが目立った事でしょうか。視聴者としては納得のいかないストーリー、配役の中でよくぞここまでの作品に仕上げてくれたと各キャストに伝えたいです。製作スタッフの人達はもうちょっと公開前の期待に応えられるように頑張りましょう。 散々文句言った割に7点つけてますが、これはブラピを始めこの作品に全力投球で臨んでくれたキャスト達に捧げます。7点(2004-11-04 21:42:41)《改行有》

294.  マスター・アンド・コマンダー 《ネタバレ》 これは予告編を見たのが間違いだったか・・・。予告編ではラッセル・クロウと少年達が船上で一緒に頑張ってるシーンを見せられてたので、てっきりラッセル・クロウ以外はほとんどが子供しかいないような船の上でラッセルと子供達が感動的なドラマを見せてくれると思っていました。 でも実際はそんなに子供達もおらず、どっちかというと重要な話は船医のスティーブン(=ポール・ベタニー)とのものの方が多く、予告編を見て期待したものは見事に裏切られました。この映画、一応6点をつけますが、予告編でいらない入れ知恵をされなければ7,8点にはなってたと思います。この映画に限らず、洋画が日本で公開、又はレンタルDVDなどになるときはその邦題、予告編等に充分留意して欲しいものだと痛感しました。 あと、案外痛いシーンが多かったですね。腕切断とか、クルー見捨てたりとか。 「あの時代船に乗るってのはそういうことなんだよ」って声が映画スタッフから聞こえてきそうですがちょっとオレには・・・。娯楽を目的とする映画というエンターテイメント的な見方からすれば賛否両論わかれるとこでしょうね。6点(2004-11-01 20:00:51)(良:2票) 《改行有》

295.  友へ チング 《ネタバレ》 韓国の1970~1980代ってすごく日本に似てると思いました。 タンクトップに短パンはいた小学生とか、ちょうどそのぐらいの時期の日本にもいっぱいいた暴力教師とか、体育館の緑のシートとか、この映画を観て韓国にすごく親近感を持てた気がしますし、最近の日本映画には無い「日本らしさ」を皮肉にも韓国映画が見せてくれた気がして複雑な心境でした。 いざこざや仲違いもしながらですが、あんな風に小さい頃からずーっと付き合ってる友人がいるっていいですよね。しかも全員が全員、最後には友人を大事にするということに変わりないというのがとても胸を打ちます。独特の訛りの効果の田舎くささのおかげか、すごくノスタルジックに浸れる映画です。特に小学生~高校生までのあたりの話は共感できる所もたくさんあります。 これを観て、最近の韓国映画の目を見張るほどの躍進ぶりがわかった気がします。 決して斬新さに富むわけではないのですが、それに代わるメッセージ性を秘めています。 高く評価したいと思います。9点(2004-10-30 20:10:25)《改行有》

296.  バッドボーイズ2バッド 《ネタバレ》 前作と大して変わりませんでした。 相変わらず主役二人の毒舌トークにストーリーの大半は支配され、聞いているほうは時間が経つにつれうんざりしてきます。しかも今回はやけに長い2時間半の長丁場だったので、その疲労具合は計り知れません。 それでも前回より1点評価を上げたのは(前回5点)、ひとえにカメラワークとポーズの進歩ゆえでしょうか。というのも序盤いきなりのマーク(=ウィル・スミス)の二丁拳銃にうかつにも魅入られてしまいました。 あんないい役だけしっかり演じやがって、いやいやずるいやつだ。 まあ良かったのは大体それ系のアクションシーンばっかりで、あとは特に目の引く所はありませんでした。わざわざ続編を作るほどの価値は感じません。6点(2004-10-30 19:50:24)《改行有》

297.  ケリー・ザ・ギャング 《ネタバレ》 めっちゃ一生懸命集中して観てたのにストーリーにうまく入り込めなかった。 民衆に支持される悪者たち、まあ義賊と言うかギャングと言うか、そういう話なのはわかったんですが、途中から彼らの目的がなんなのかわからなくなってきた。 何回も銀行強盗してるわりにお金をつかってるシーンがなくて なんか実感なかったし。もしかしたらあのお金は国から搾取されてる国民に配ってまわってるんだろうかとか思いながら結局最後まで結論出ませんでした。 なんか馬の血で飢えをしのぐシーンとかもあったし、食べ物ぐらいどうにかならなかったんだろうか。民衆に支持されてたならなおさら。 これをちゃんと理解しようと思うなら史実をしっかり勉強する必要があるな。うん。 これからこれを観る人はさきにネッド・ケリーとはいかなる人物かを調べてみたほうが良いかもしれません。 あ、でも音楽と、とても牧歌的な風景などはすごく良かったし、それは高く評価したいです。4点(2004-10-26 21:32:32)《改行有》

298.  CUBE2 《ネタバレ》 なんで2になったらこれアメリカ映画になってんの?? なんでスタッフがVFX担当以外総とっかえになってんの?? そしてなんでラストにオチをつけてんだ!! あー、いかんいかん取り乱しては。。。気を落ち着けて、と・・・・・・・・・・・・・ あーやっぱ許せん!!こうなったら気が済むまでむちゃくちゃ批判してやる!!! まず何だあの清潔すぎる空間は!?前作の、いかにも試験的に実験をしてますっていう雰囲気がよかったのに!!この監督既成のイメージにとらわれすぎ!せっかくのキューブが何にも斬新じゃなくなった。 そして前回おもしろかった人間関係の破綻もほとんど見られない。壊れたのはナイフ持ってたにいちゃんだけで、他はあの極限状態にもかかわらずみんな冷静で正気。一生懸命やっきになってるのはお互いの正体探りとキューブの背後の組織についてばかり。それに関する話ばかりしていて、観ていて緊迫感もなにもあったもんじゃない。 あの名トラップの数々や謎解きはいずこへ?実際キューブ2でのトラップらしいトラップって、追いかけてくる変な空間の波とキューブ型の変形する刃くらいしかなかった。時間軸の違う部屋なんてもはやトラップとは呼べない(怒)。前述のように各トラップとも、部屋と同様システム的にキレイすぎて、キューブの特徴の一つである「管理されてるかどうかもわからない軍がらみかなにかの実験」という雰囲気に全くマッチしない。よって臨場感も得られない。結局ラストにいらないオチもつけてしまったし、あれのせいで前作でつっこまなくても満足していた人達に変につっこむ余地を与えてしまった(オレも含め)。 結論・・・やはり「~2」は元々のオリジナルを超えられないと実感、いや痛感しました。 これを単独で観ていれば5,6点つけていたと思うんですが前作で培ったいいところをダメにしたということで3点にします。3点(2004-10-24 02:11:39)《改行有》

299.  ぼくの好きな先生 《ネタバレ》 ロペス先生なんですが、見ていて別段教え方がうまいということもないし、個性のある授業をしてるってわけでもないんです。なのに何かとても引き寄せられる魅力のようなものを感じました。 「教職員の技術向上」が叫ばれる昨今の日本ですが、この映画は技術ばかりが重要でないということを思いっきり突き付けてくれました。法令などの決まりごとばかりを作って、それについてこれない教職員には強制的に技術向上の講習を受けさせると言う暴力的とも言っていい教育改革が近年進められていますが、そういう法令案を作る文科省の人達にぜひ見て欲しいと思いますね。現場の先生方ももちろんですが。教え方がそれほどじゃなくても生徒に信頼されてる先生ならそれだけで成功してるとも言えるんじゃないでしょうか。逆に指導技術や成績にしか関心を示さない先生なんていたら恐怖すら覚える気がします。でも今は技術偏重社会ですから、そういうのがいわゆる教育会のトップの人には受け入れられやすいんですよね。とりあえず教科書どおりのことをしてれば高い評価をしてくれるというのか、少し乱暴に言えば、そういう型にはまった回答を与えられないと偉い人というのは安心できないんでしょうね。 「良い先生」と言っても色々あるとは思いますが、このロペス先生は間違い無く「良い先生」のうちの一人でしょう。 ドキュメンタリーですから、華やかさは決して無いんですが、一見の価値は充分ありです☆7点(2004-10-22 22:17:33)《改行有》

300.  デイ・アフター・トゥモロー 《ネタバレ》 この映画は漫画で言うならドラゴンボールのようなものだと思います。 要するに単純に楽しめるものだったら細かい事なんてどうでもよくなるんですね。 実写の映画だとつじつまの合わないことがあるとよく批判されるんですが、実写だから現実味のないことをしちゃいけないってわけでもないし、ていうか映画だからこそこういうことができるのであって、そこは評価したいと思います。 そもそもこの映画で絶対起こらないと断言できるものって一つも無いんですよね。 形は多少違うかもしれませんがあのような異常気象だって100%起こらない保証なんて無いんだし、最近の日本の気候の問題とも相まって、共感できる所はかなりあったと思います。 話の中でジャック(=デニス・クエイド)がサム(=ジェイク・ギレンホール)を助けに行くのがあり得ないと言う感想がよく友達とかから聞くんですが、実際あんなことになったら絶対ああやって家族を助けに行く人はいっぱい出てくるとオレは思います。ぶっちゃけた話、あそこに父親が行っても物理的に何の助けにもならなかったという気はしますが、あそこで重要なのは「父親が来てくれた」ってことそのものなんですね。もうそれだけでサム達は精神的にかなり救われたと思います。 ローランド・エメリッヒ監督の映画って「インデペンデンス・デイ」もこの映画もそのメッセージ性がよく現れていますね。「インデペンデンス・デイ」では人々が身分や人種に縛られる事のくだらなさを説いてくれ、今作では人の地球環境に対する扱いに警鐘を鳴らせてくれました。 ここまでわかりやすくメッセージを伝えてくれてるんだから、観た人にはそのメッセージをちゃんと受け取って欲しいと思います。 京都議定書に批准していながら経済的理由から途中で脱退したアメリカももちろん。8点(2004-10-22 21:34:45)《改行有》

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