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プロフィール
コメント数 2293
性別 男性
年齢 47歳
自己紹介 好きなジャンル【 SF、アクション、サスペンス、ホラー、ミステリー 】
見たあと面白かったと思える映画は、ドラマ系、実話系、裁判ものが多いかもしれません。
サクセスストーリーが一番好きです。
見た後元気になれるし、夢があるから。

みんシネで面白そうな映画をチェック⇒映画を見る⇒レビューを見る⇒自分のレビューを書く
だいたいこんな感じで映画ライフを楽しませてもらっています。

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281.  旅するジーンズと16歳の夏 《ネタバレ》  オムニバス形式に近い構成のドラマですね。  4人のエピソードはそれぞれに独立していて、直接交じり合うことはありません。  ジーンズに添えられた手紙を通して、お互いの話を聞き、共感し、時には背中を押してあげます。ただそれだけ。  それは現実世界にはわりとよくある話。それに、4人のドラマが交錯することがない以上、シナリオとしての面白さはありません。  また、映画としてスケールが大きいわけでもありません。  はっきり言って、『なぜわざわざこんなものを映像化するの?』という内容です。  ですが、なぜか目が離せません。  こんな地味なエピソードの羅列に、ずっと興味をそそられっぱなしです。不思議なものです。  リアルを感じさせるストーリーというのは、ともすれば『退屈』と紙一重。本作は主人公一人一人が『よくあるプロット』の中、真剣に考え、悩み、行動し、それぞれの答えを探り当てていくので、そこに深い共感を覚えるのかもしれません。また、4人の友情は本物で、こそばゆくもあるのですが、見ていて気持ちが良いんです。  ティビーのエピソードは『病気で死ぬ少女』をだしに涙をさそうあざといものです。ですが少女と接するティビーの姿が非常に良くて、素直に感動します。  カルメンの『父親とその新しい家族』に対して思いをぶつけるエピソードも良い。『ドレスの試着でキレるシーン』『父親への電話シーン』など涙をさそうのですが、何といっても『石を窓にぶつけるシーン』、これが素晴らしい。自分を探しているのかと思ったら、自分のことなんかそっちのけで家族団らん楽しむファミリー。言葉ではなく映像で、カルメンの心の傷が手にとるようにわかってしまうのです。  ストーリーとして面白いのはこの二人でしょう。  リーナとブリジットのエピソードは第三者が見て面白いものとは言い難いです。  ですがリーナを演じるアレクシス・ブレデルが驚異的な可愛さ。ストーリーなんかどうでもよくなります。  ちょっと評価が難しいですが、主役の4人がそれぞれ良い個性を出しながら、その友情も見せてくれるので多分良作。  ただ映画として突出した部分がないのも確かなので、見る人によっては凡作かそれ以下になるのも致し方ないでしょう。[DVD(字幕)] 7点(2017-05-28 12:11:26)(良:1票) 《改行有》

282.  スタンドアップ 《ネタバレ》  『がっつり法廷もの』を想像していたのですが、予定とは少し違う内容でした。  一人の女性が労働者としての正当な権利を獲得するまでの『プロセス』を、職場、友人、家族を通して描いたものですね。  見応えのある作品です。その一方で、精神的にやや疲れる作品でもあります。なにせ、全体の8割は、主人公のジョージ・エイムズと共に四面楚歌状態を体験しなければならないのです。見るときには気力が必要。くたくたになります。  もちろん、その抑圧された空気は、後半のカタルシスへと一気に昇華されるので、後味は悪くありません。  やや卑猥な発言や、ちょっとした落書きなどは、個人的にはイタズラ程度で済まされそうなもの。後半はエスカレートしてきますが、それもジョージーの過剰な反応が招いたものという気がしないでもありません。ですが、それでも後半のジョージーに対する仕打ちは相当なもので、絶対に許されるものではありません。  ややヒステリックで、『自分だけがかわいそう』なジョージーが感情を抑制できずに、周囲を傷つけるため、前半はジョージーにも共感できません。父親も同様です。  だけどストーリーが進むにつれ、過去の真実、父親の本心が明らかになり、いつの間にかジョージーたちに同調している自分がいます。  ボビー・シャープの心変わりが唐突だったり、ジョージーの家庭を壊す要因となった高校教師はそのまま放置されたりと、もやもやしたり気になったりする部分は結構あります。  そういった点をふまえたうえで、ラスト、法廷で皆が立ち上がるシーンは心にぐっとくるし、いつの間にか泣いていたので、やはり良い映画なんだと思います。[DVD(字幕)] 7点(2017-05-12 08:52:33)(良:1票) 《改行有》

283.  最後の恋のはじめ方 《ネタバレ》  『デート・ドクター』という恋愛コンサルタント業は面白いですね。  ただ単に女性をひっかけるというわけではありません。  『本当に好きな女性とのデートを成功させる。』これが誠意が感じられて良いです。  ウィル・スミス演じるアレックス・ヒッチは、おしゃれでありながら、誠意もあります。過去の苦い経験のエピソードが、彼の人柄に安心感を与えています。  『真剣な想いを応援する。』という土台が既にあるので、アレックスがどんなにテクニックを使っても軽薄に感じることはありません。  むしろ、女性を振り向かせたい男性たちにアレックスがアドバイスすればするほど、その一生懸命さを応援したくなります。  これはキャラ紹介における演出と脚本が非常に上手なんでしょう。  個人的には、導入部分が『恋愛コンサルタント』という仕事の一番面白い部分が見えた気がします。  それ以降は、まあゆっても王道ラブコメの域を出るものではありません。『誤解』⇒『けんか』⇒『ハッピーエンド』という絶対外れないパターンを踏襲しているわけですから、あっと驚くような展開があるわけではありません。  でもそれが良い。  奇をてらわなくても、楽しい映画はいつみても楽しいものです。  アレックス・ヒッチ、サラ・ミラス、アルバート・ブレナマン、それぞれに心境の変化が起こるのも良いですね。[ブルーレイ(字幕)] 7点(2017-04-23 22:20:30)(良:2票) 《改行有》

284.  ナショナル・トレジャー/リンカーン暗殺者の日記 《ネタバレ》  前作に負けず劣らずのクオリティ。プロットもほぼ一緒で、前作が好きだった人は今作も十分満足できる仕上がりです。  まるで自分でアドベンチャーゲームをやっているような軽いタッチの作品。よって深みはありませんが、気軽に楽しめるお手ごろ感があります。  もちろんトレジャーハントでミステリーですから、次から次に宝につながる謎が出てきます。だけど謎はベン(ニコラス・ケイジ)がてきぱき解いてくれるので、わからなくても気にする必要がありません。筋書きさえ見失わなければ大丈夫です。  ディズニー映画はとにかくわかりやすく作ってくれるので、誰が見ても迷子にならないだろう安心感はあります。  ただ『黄金都市のありかをしめす手がかりが、ロンドンのバッキンガム宮殿と、ホワイトハウスの大統領執務室に』⇒『大統領執務室に隠されていた手がかりは既に誰かが見つけたあとだった』⇒『その手がかりのありかは、歴代大統領に受け継がれている一冊の本に書かれている可能性が高い。』⇒『その本のありかを聞き出すために大統領を誘拐』、とこの辺りの流れは手順が多いので、気をつけて見ていないと、今何をしているのかわからなくなるかもしれませんね。  キャストについては、いつもの仲良し三人組が一緒に宝探しをするのが嬉しいですね。今回はそれに加え、ベンの父だけでなく、母、それにライバル?のウィルキンソンも参加。この辺りの流れは前作同様で、楽しいです。また、前作でセダスキーが脇として良い味を出していたように、今作では大統領が良い味を出してくれています。大変魅力的な大統領です。  そしてなんといってもウィルキンソンのキャラクターでしょうか。批判も多いみたいですが、個人的には、傭兵あがりの乱暴者だけど悪人になりきれない微妙な人物像を、名優エド・ハリスが好演してくれていたと思います。  そんなウィルキンソンの犠牲は少なからずショック。  というより、この映画に『犠牲』っていります?  ちょっと苦味の残る結末が個人的に不満です。[ブルーレイ(字幕)] 7点(2017-04-21 13:57:06)《改行有》

285.  ブラッド・ワーク 《ネタバレ》  安心して観られる王道サスペンスの良作。  序盤から中盤にかけては謎が多く、少しずつ明らかになる事実や証拠をもとに、いろいろ考えながら見られるのが楽しいです。火曜サスペンスと同じノリですね。  で、謎が多いわりに難解ではなく、気楽に観ていても内容がつかめるので、娯楽作品として申し分ありません。  それでいて自分が事件を解決していくような爽快感も感じられます。  相棒に小切手の宛名を尋ねるシーン。  ちゃんとした推理ができていなくても、ここの『間』のとりかたやカメラワークで、何となく相棒が怪しいってわかってしまいます。  でもまだまだ楽しい。『本当に相棒が犯人なのか?』って期待しながら見れるので。  ただ本当に犯人が誰だかはっきりしてしまうと、そっから先は純粋なガンファイト。  しかも1対1。多少の心理的駆け引きはあるものの、う~ん、つまらない。盛り上がりません。くわえて、画面が暗い。よく見えないよー。  まあいつものごとく、こーゆーミステリー系では、どうしても真相がはっきりしたラストの展開が盛り下がりがちです。  最後に一つ。クリント・イーストウッドのロマンスはもーいいって。[ブルーレイ(字幕)] 7点(2017-04-09 19:58:17)(良:1票) 《改行有》

286.  サン・ジャックへの道 《ネタバレ》  ロードムービーはどちらかと言えば苦手なジャンルです。ここでの評価がよほど高くなければ見ることはありません。  結論から言えば、素直に最後まで飽きることなく見ることができました。  ロードムービーの良さというものを堪能できた気がします。  まず第一に風景。  そして第二に、一緒に旅をする仲間との連帯感。  第三に、旅の過程において変化・成長していく一人一人の心。  第四に、宿や食事、洗濯に歯磨き、買出しなどの、旅先ならではの生活感。  そういったものが、矢継ぎ早に次々と映し出されていくスピード感と心地よいリズムが、この作品にはあります。そう、1つ1つのシーンが短いのがこの作品の特徴ですね。長い長い旅なのに、スピード感があるので、最後まで一気に見れてしまうのです。  小粒なエピソードを、軽快なテンポで見せてくれるので、まさに一緒に旅をしているような感覚になります。  三兄弟の長男社長が、『俺は最後まで旅を続ける』と言ったとき、すごく共感するんです。観ている側も同じ気持ちになれるってのは、ロードムービーとして貴重。  ただ個人的にこの作品で残念な人物が、三兄弟の中で仕事をしていないダメ人間の次男。  飲んだくれ。頭が悪い。自制心がない。人に依存する。平気で嘘をつく。自己中心的。空気が読めない言動、行動。私は、こーゆー人間が一番嫌いなんです。  そんな人間でも、例えば劇中で他人の荷物を持ってあげるとか、心の変化が見られればまだ救いがあったのですが、一切ありません。  むしろ、後半になればなるほど、彼に対するいらいらは募るばかりです。  それに、これは自分の問題ですが、『宗教』『世界史』、本当に疎いのです。  おそらく夢の世界を含め、宗教や哲学的なメッセージが発信されているように感じるのですが、その真意が知識不足でつかめず、残念。  とは言え、誰が見ても楽しめるように作られている作品ではあります。  特に、メインの9人以外の登場人物を頻繁に絡ませる演出は素敵ですね。  これによって、9人の擬似家族の絆が、コントラスト効果によって、より色濃く鮮明に浮き上がる感覚が好きです。[DVD(吹替)] 7点(2017-04-03 14:11:16)《改行有》

287.  スパイダー パニック! 《ネタバレ》  『パニックもの』としても『サバイバルもの』としても大変良いですね。  『田舎町』で起きるモンスターパニックというのが、昭和のB級ホラーを彷彿とさせてよいです。  古き良き時代のホラームービーを、最新のCGを使ってハイクオリティなものへと仕上げてくれているのが、嬉しいじゃないですか。  産業廃棄物に汚染されたクモ達が、巨大化し街を襲うという、ストーリーはいたってシンプル。そしてごくごくありふれたもの。ですがそれが良いんです。  『そーゆーのが、久しぶりに見たいんだよね。』って方にはうってつけの映画です。  『ショッピングモールへ逃げ込む』という舞台設定。店にあるもので装備を整え徹底抗戦。ゾンビ世代には嬉しいノリ。  こーゆーのが、結果がわかっていてもわくわくするのです。  また、ジェイソンのコスプレしている人がいたり、所々で歴代のホラー映画への愛を感じさせてくれる作品。  『新しさ』や『深さ』を求める人にはまるで向かない作品ですが、昔のホラー映画を何度も見ちゃうような人であれば、まちがいなくはまる作品です。  まあホラーと言いながら、全然怖くはないので、少々かったるい感じはしますけどね。[DVD(字幕)] 7点(2017-03-31 12:04:59)(良:1票) 《改行有》

288.  キャビン・フィーバー(2002) 《ネタバレ》  大変良い。  身の程をわきまえた地味なストーリー。  小規模なフィールド。  こじんまりとしたパーティー。  ゾンビも殺人鬼もモンスターも出てきません。それでいてちゃんと怖い。  疑心暗鬼になる人々。  いざとなったら自分以外の人間を、見限り、見捨て、必要であれば殺しも厭わない。  そんな人間の性(サガ)を、こんなB級作品でもしっかり堪能できます。  サバイバル感もあり、パニックムービーとして大変面白いです。  ホラー映画ならではのスプラッタ描写も、適度なバランスで良いと思います。悪趣味になる一歩手前ですね。  パンデミックを予感させる終わりかたも、お約束ですが大変良いです。  パニックホラーのエンディングはこうでなくては。  古き良き昭和の香り漂う、エンタメホラームービー。なかなかの良作だと思いマス。[DVD(字幕)] 7点(2017-03-28 06:58:36)(良:1票) 《改行有》

289.  ゴジラ×メカゴジラ 《ネタバレ》  この作品の成功の最大の功労者は、なんといってもゴジラにあります。  彼は何年も『メカゴジラ』もとい『機龍』の完成を待ってあげるのです。  そして、『機龍』が完成されると、その完成セレモニーの最中に登場し、『機龍』と戦ってあげるのです。  この完璧なタイミング。26作目にもなると大ベテラン。完全に空気が読めています。  こんなに人類の都合に合わせてくれるなんて、彼は本当に人類の敵なのでしょうか。  とまあ、冗談はさておき。1990年代の同名作品と比べ、ストーリー、ビジュアル、全ての面においてスケールアップしています。  音響効果も素晴らしく、これぞまさに特撮映画を見たという満足感に浸れます。  また、主演の釈由美子演じる茜さんが素晴らしい。  前半、ゴジラの犠牲になる隊員がいます。そのことで茜を恨む隊員がいます。責められちゃう茜。こーゆー人間ドラマの部分がゴジラ作品にしてはいけてます。  宅間伸は少々過剰演技気味な気がします。  ゴジラ松井はジョークのつもりか?  アクションは良い部分と悪い部分の落差が激しいですね。  メカゴジラもとい『機龍』のアクションはなかなか良かったと思いますよ。  搭載兵器が多くて、私みたいなマンガオタクの心をがっちりつかんできます。  それに対してゴジラのアクションはやや物足りない。棒立ちで攻撃を受けるシーンなんてがっかりです。  最後に一言。  ゴジラのおたけびに暴走を始める機龍、最高でした。  まんまエヴァンゲリオンのパクリですが、パクリでも何でも、こーゆーの好きです。 [DVD(邦画)] 7点(2017-03-27 11:33:56)《改行有》

290.  コラテラル 《ネタバレ》  普通のタクシー運転手が、殺し屋の仕事になぜか付き合わされる物語。  この『なぜか』の部分の説得力が弱く、多少強引な展開ではあるが、許容範囲。  登場人物が多すぎないのが良いですね。自分好みです。  それに大部分はヴィンセントとマックスの二人が中心となっているため、変に凝ったサスペンスよりすっきりして見やすいですね。  ただ、シーンとシーンをつなぐ『タメ』のようなものが長すぎて、ややクドイ。  そーゆー雰囲気を作りたいのはわかるのですが、中だるみを引き起こす原因になっているような気がします。  ストーリー自体は、ある種の哲学を感じますし、何かのメタファーなのかなって思う部分もありますが、やはりシンプル。  こーゆーストーリーであれば、変に間を置かずに、テンポよく進んでいったほうが良かったんじゃないかな。  要所要所のアクションは瞬殺パターンが多くて好き。迫力があるし、サスペンス色が強くなります。  ラストの攻防も見事でしたね。  こんなに怖いトム・クルーズを見たのは初めてです。  特に地下鉄での『降りたいけど降りられない。』という状況の作り方がうまいです。  いたってシンプルな構図だけに、緊迫した雰囲気がよく伝わってきます。  総評。中だるみする部分はあるものの、気にならない程度。全体的にスリリングかつサスペンスフルで面白かったです。[ブルーレイ(字幕)] 7点(2017-03-25 04:30:48)(良:3票) 《改行有》

291.  ロボコン 《ネタバレ》  落ちこぼれの主人公。協調性のない天才。自分に自信がない部長。やる気のない不良。  どのキャラもステレオタイプで、まさによくある青春サクセスストーリー。  いわゆる『2軍』扱いの主人公グループ。それが『1軍』に勝ち、遂には全国制覇まで成し遂げるストーリー。  漫画、ドラマ、各ジャンルで何十回と使われているプロットでしょう。  唯一今までと違うのは、そのステージがロボコンということです。  つまりはスポーツでもなければ音楽でも芸術でもない。  これはカテゴリーでいうと、『お勉強』というある意味新ジャンルの開拓ではないのか。  今までに踏み込んだことがない題材だからこそ、ストーリーはこれくらいシンプルかつ王道なほうが、この世界に入り込みやすいというものです。  そして何よりこの作品、長澤まさみがとにかく可愛い。最初はむかつくキャラなんですけどね。中盤くらいから俄然かわいくなります。  小栗旬も何気にかっこいい。伊藤淳史と塚本高史も自分の役割をきっちり演じ、魅力的なキャラへと昇華させています。  ストーリーがシンプルだからこそ、キャラクターの個性が光る作品だと言えそうです。  王道サクセスストーリーは、どのジャンルにも対応できる万能性があります。  個人的には、このタイプは似たようなストーリーでも、いつも楽しく見ることができます。[DVD(邦画)] 7点(2017-03-23 03:49:47)(良:2票) 《改行有》

292.  ショーン・オブ・ザ・デッド 《ネタバレ》  ゾンビ映画は大好き。この作品も良かったです。  特に、前半から中盤にかけてが良い。  ゾンビ映画の常識を、ちょっとだけスカす、おとぼけ演出の数々。  カフェの外でキスし合っていた男女が、カフェから出ると片方がゾンビ化していたり、ショーンは予兆には敏感なくせに、実際のゾンビには鈍感だったり。このノリってドリフのコントといっしょですね。  後半、パブに立てこもってからは、シリアス色が強くなりましたかね。その一方で、クイーンの曲に合わせてゾンビをぽこぽこ殴っちゃう演出もあり、ちょっとコメディとホラーのかみ合わせが悪くなったような気がします。  コメディだと思って見ていれば、それは『粗』ではなく『演出』。狙ってやっているのだから、良しと思えるし、気にならない。  でも後半、変に作り手の真面目な気持ちが伝わってきちゃうと、粗が気になり始めて仕方がありません。  『窓際に立つなよ。』『言い争いしている場合か。』『結局リズたちのマンションにいればみんな無事だったじゃねーかよ。』  などなど。まあ、いろいろ言いましたが、走らないゾンビを見られただけでも良しとします。  終盤にかけて、仲間が次々とゾンビの餌食になっていく展開にいたっては、従来のゾンビ映画とまったく同じテイスト。もちろん、ゾンビ好きにとって、それはそれで面白いのですが、前半のオリジナリティあふれる演出から期待されるようなクライマックスでなかったことは確かです。  ですが、オチで少し盛り返しましたね。  ゾンビとの共生をさまざまな形で紹介するメディア。こーゆー不謹慎なブラックユーモアてんこもり作品をイギリスが作っちゃったことに、時代を感じます。[DVD(字幕)] 7点(2017-03-22 01:04:33)(良:2票) 《改行有》

293.  クローサー(2002) 《ネタバレ》  途中で主役が入れ替わるのにびっくり。まさかリン(スー・チー)が途中で死んでしまうとは夢にも思わず。  死んだ原因の一つが、妹の軽率な行動と、間接的とはいえコン刑事の執拗な追跡。なので、二人が姉のために手を組むといっても、なんかしっくりきません。  リンとクワン(ヴィッキー・チャオ)の姉妹関係。二人が協力して難局を切り抜ける姿。序盤、そして中盤の見所です。そこが良かったためか、リンが抜けてしまうと、どんなにアクションが凄くても、躍動感にあふれていても、ライバルと手を組んでも、喪失感が邪魔をします。だからノリきれない。  映画としてはテンポが良く、スピード感にあふれ、アクションもキャラクターも水準以上なので、非常に見応えがあると思います。  ただストーリーは浅いわりにわかりにくく、特に警察、黒幕、そのあたりの利害関係やキャラクター同士の相関図は不親切。脚本、設定が上手いとは言えないかもしれません。  恋愛パートは、悲哀を醸し出すのに一役かっているものの、中だるみの原因となってしまっているので、個人的には無くても良い。  総評。映画としては娯楽エッセンス盛り沢山で飽きませんが、ハッピーエンドとは言えないので個人的な好みと合致しませんでした。  あと、字幕でわかりづらいところを確認したくて、一部吹替えで見直しましたが、吹替えのほうがかなり良さそうです。  この作品に関しては、吹替えが断然オススメです。[DVD(字幕)] 7点(2017-03-15 03:07:27)《改行有》

294.  ダブル・ビジョン 《ネタバレ》  ミステリー要素の強いホラーであり、サスペンス。  幽霊ものかと思ったけれど、違いますね。幻覚ものは何でもアリになってしまいがちなので好きではありませんが、これは許容範囲。  オチは微妙。今まで一度も出てきていなかった重病の少女が真犯人と言われてもピンと来ません。  それまで面識のなかった少女と主人公刑事。なのに、少女から『先に行ってるわ。ついてきて』と言われて、なぜかいっしょに死んでしまう主人公。まるで意味がわかりません。  そんなオチはともかく、主人公の家族とその過去のエピソードが大分興味をひかれますね。そして家族の行く末。はたしてこの家族はまたもとの仲の良い家族に戻れるのでしょうか。いえいえ、バッドエンドです。心は再び一つになれたのかもしれんけど、死んじゃったら元も子もないじゃん!  とゆーわけで、結末には異議アリです。  でもちょっと泣いちゃったんですよね。離婚まで考えていたのに、死別のシーンで号泣する妻。なくした声を発する娘。こんなサスペンスホラーで泣くことになるとは思いませんでしたが、それくらいドラマ性があって面白い。  生々しい殺害描写やバトルロワイアル的要素もあって、娯楽映画としても楽しめます。デヴィッド・モースとのバディもの的なノリも楽しい。  じゃあ良い映画じゃん、って感じもしますが、何でもかんでも取り入れすぎちゃって、バランスを欠いている気もします。若干ごった煮の雰囲気があるわけです。グロイ描写もありますし、人によっては全く受け付けない作品でしょうね。  個人的には好きな作品です。ただ、ラストはハッピーエンドが良かったですね。    [DVD(字幕)] 7点(2017-03-12 15:41:46)《改行有》

295.  ギャザリング 《ネタバレ》  周りの人たちから見えているのか見えていないのか。とても曖昧な存在『ギャザリング』=『集まる人たち』。  でもどうやら見えているっぽいし、触れることもできるみたいですね。ただ不死身。  その正体は『キリストの処刑をただ娯楽として傍観してしまったがために、呪いを受けた人たち。』です。  人類の苦悩の瞬間に必ず立ち会わなければいけない運命。  この『ただ見ているだけの人たち』の存在感がなかなかで、肌がざわつくような恐怖感を感じることができます。  設定、雰囲気、なかなか良いですね。ミステリー色も強く好み。  ただどうしてもホラーというにはパンチが弱く、もの足りません。特に、こーゆータイプは、いったんネタが割れてしまうと、最早行く末を見守るだけになってしまいがちです。まあ、それはどのミステリー系ホラーの作品にも言えることですが・・・。  また、ディテールが粗く、アイデア先行の作品には違いないので、そのアイデアが活かしきれていない印象もあります。  とは言え、気にならない程度。やはり、この設定、この雰囲気、そしてクリスティーナ・リッチ、個人的に大好きなので良作です。  最後まで飽きずに見ていられます。[DVD(字幕)] 7点(2017-03-12 02:56:52)(良:1票) 《改行有》

296.  9デイズ 《ネタバレ》  『よくあるバディもの』が好きな人にはたまらない作品。  アンソニー・ホプキンス演じるオークスの落ち着いた雰囲気と、クリス・ロック演じるジェイクのお調子者キャラが上手い具合にかみ合っています。  『犯罪組織』VS『CIA』という単純な対立構造に、『テロリストグループ』という第3勢力を絡ませたことで、ストーリーや演出に幅が出ているのが良い。かといって、ストーリーはいたってわかりやすく、シンプルで面白い。個人的には、犯罪組織ヴァスのグループの裏切り者の手引きによって、テロリストグループとの壮絶な潰しあいになるシークエンスが一番のお気に入りです。  ヴァスのグループのほうが、悪役としては格上のような気がしていたので、最終的にはテロリストグループとの一騎打ちになるというのは意外性があります。  ラストはしっかり事件解決。CIAの面々が替え玉に振り回される一方で、オークスはしっかり本物を追跡。CIAからも消されようとしていたジェイクが、最後に事件を解決。お金もしっかりもらって、里親に恩返しをし、結婚までできて、これ以上ないくらいのハッピーエンドですっきりです。  わかりやすさとテンポの良さ、そしてキャラクターの面白さで、エンターテイメントとしてはなかなか良いのではないでしょうか。[DVD(字幕)] 7点(2017-03-08 12:08:22)(良:1票) 《改行有》

297.  g@me.(2003) 《ネタバレ》  読めそうでよめない展開が何気に面白い。  こちらの予想を絶妙な匙加減で裏切ってきます。  例えば、『この娘は実は葛城樹里ではないな。』っていうのは何となく読めても、それ以外の事はよくわからないわけです。  単純そうな謎かけで、いつの間にかいろいろと真相を考えてしまうのは、楽しいものです。  登場人物が意外と少なくて、ごちゃごちゃしていないのも好印象です。  『仕掛けに対してオチが弱い。』  『仲間由紀恵が大根。』  『真相解明のシーンが説明不足でカタルシスに欠ける。』  『恋愛シーンがうざくて、興醒めする。』  などなど、個人的な見解も含め、残念なポイントがいくつかあります。  映画としての完成度はそんなに高くないのかもしれませんね。  そういった点を含めても、やはり中盤以降は面白かったので、鑑賞後の満足度は高いです。[DVD(邦画)] 7点(2017-02-06 02:10:48)(良:1票) 《改行有》

298.  レッド・サイレン 《ネタバレ》  序盤はサイコホラー。中盤からはサスペンスアクション。  緊張感があって面白い。  女捜査官に助けを求める娘。『母が家政婦を殺しました。』  これだけで面白そうなのに、娘を助けるもう一人の傭兵あがりの男。偶然娘が逃げ込んだ車が、戦闘のプロの車。随分都合の良い展開ではありますが、そんなことはどうでも良いのです。面白ければ。  アリス、ヒューゴー、スターロ刑事、母親エバ・クリステンセン、それぞれが強い個性をはなっていて良いですね。  母親から逃げながら、同時に死んだと言われている父親に会いに行くという設定も良い。  複雑になりすぎない程度に、複数の要素が絡み合うストーリー展開が楽しい。  アクションの一番の見せ場かもしれないビジネスホテルでの攻防。ここがあまりに暗すぎて何が起きているのか雰囲気しかわからないのがもったいない。その分恐怖感はあります。  冒頭の意味深なプロローグ。警察機構と富豪エバの癒着。スナッフビデオ。  映画に面白い味付けを出来そうな調味料は他にもありましたが、その辺はさらっとスルーされてしまいましたね。  そのぶん、映画がわかりやすくはなっていますが、最後まで見てなんとなく物足りなさも残りましたね。  やや尻すぼみ感のある作品です。[DVD(字幕)] 7点(2017-02-03 13:07:40)《改行有》

299.  ボーン・アルティメイタム 《ネタバレ》  シリーズの中で、一番ついていくのが大変でしたね。  疲れた頭にムチうって、頑張ってついていった結果、『え?それで終わり?』っていうのが率直な感想でしょうか・・。  スパイ系アクションとしては見所満載で高水準。常に相手の一歩上をいく、爽快な頭脳戦は健在。  『記者と接触を試みようとする前半。』  『ニッキー・パーソンズ(ジュリア・スタイルズ)と行動を共にする中盤。』  どちらも記者やニッキーを守りながらピンチを脱するという展開が今までにないパターンで面白い。  ジェイソン・ボーンはもう無敵感丸出しなので、『ボーンが守るべき対象を守りきれるのか?』というシチュエーションは、新たな緊張感を生み出すことに成功しているようです。  ただ、今までのシリーズと違い、後半からクライマックスにかけてが今いち盛り上がりません。  『迫りくる危機をどう回避するのか?』の1作目。  『最愛の人を奪った者達への復讐』の2作目。  それに比べると、この3作目の動機はパンチが弱い気がするのです。  正直言うと、3作目ともなると、『ボーンはいったい何者なんだ?』っていうのに、・・・そもそも興味が湧かない・・・。  前菜、メインディッシュは凄い良かったんですけどね!やはり〆のデザートも大事っていうことです。[ブルーレイ(字幕)] 7点(2017-01-30 04:14:02)(良:1票) 《改行有》

300.  ミーン・ガールズ 《ネタバレ》  随分前に見たことがあった。  印象が薄くて見たことを忘れていました。  テンポが軽快。キャラクターに個性があってよい。ストーリーがわかりやすく、気楽に見られます。  その一方で、オチが弱く、パンチに欠けます。  『恋愛』『友情』『心の成長』、すべての面において描かれ方が中途半端です。  『性格の悪い女の子をこらしめるため、同じグループに入って弱みを握りつつ復讐する。』  確かに、『ダイエット食品』と偽って高カロリーのチョコレートバーを食べさせたり、アイデアやプロットは面白いのですが、それを最後まで上手く処理できなかった感じでしょうか。  結局『陰口ノート』の作成者はレジーナなのに、その罪をきせられたケイディ。あれ?最後まで見ても、濡れ衣きせられたままじゃないですか? 謝ってるし。ある意味冤罪事件と変わらない気がするのですが。  肝心な部分は全部ぼかして、なんか雰囲気でまとめられちゃいましたね。  それにケイディは確かにレジーナに対しては『ミーン・ガール』でしたけど、他の人に対しては普通だったと思います。  にも関わらず、何故か気付いたら全校生徒が敵にまわっている。  ・・・うーん、やはり腑に落ちないものが残りますねぇ・・。[DVD(字幕)] 7点(2017-01-22 05:42:03)《改行有》

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