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プロフィール
コメント数 3877
性別 男性
年齢 53歳

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3001.  愚か者の船 《ネタバレ》 ↓クリムゾン・キング様御指摘の点、まさに同感であります。冒頭で「あなたもこの船に乗ってるかも?」などと言われると、一瞬、蛇足に感じ、「どうせ、この船は社会の縮図です、だってんだろ、そんなの見る前から想像つくんだよ!」な~んてことを思っちゃう訳ですが、ラストのセリフを聞いて、ああこりゃ一本取られたナ、と。普通はこの逆ですよね、最初は我々と映画との関係に距離を置き、最後に「うむ我々と無関係ではないわな」と考えさせるお決まりの公式。これを逆にする見事な効果に、一本とられました。しかも、セリフの多い本作において、このラスト前にはしばらく音楽だけが流れるんですよね。憎いぜ。さてこの映画、いわゆる群像劇というやつでしょうが、まるで、緻密に書き込まれた管弦楽曲を演奏するオーケストラを思わせます。オーケストラの各演奏家たちが、ある時は表情豊かにメロディを演奏し、またある時は内声部において楽曲に深みを与えて、万華鏡のごとく色彩を変えながら楽曲は進行していく。そこにおいては、各声部を演奏する演奏家たちの間に調和と矛盾が常に混在しており、そのバランスを指揮者がとることで、推進力が生み出されていく・・・実際には、劇中で奏される音楽以外には、音楽は多用されていない作品ですが、それでも、何か音楽的な印象を受ける映画でありました。ところで、↓へちょちょ様御指摘の、スタジオ撮影の件、これは正直、私もいささか不満に感じております。海の映るシーンでは船の左舷が多く、大抵、背景の海が右から左へと流れていく映像になってます。これもまあ、もしかしたら、時間の流れを表現しようとした意識的な演出なのやも知れませんが、この単調さが、船の空間的拡がり(あるいは空間的狭さ)の感覚を損なってしまっているように思えます。しかも、背景の海と空の映像、一部使い回してるもんだから、違う日なのに同じ形の雲が出てたりするんだもんなあ。気をつけて欲しいゾ(笑)。ま、しかし、そのくらい、敢えて船上の人間模様にこだわった作品と言う事で(船外での本来の人生についても色々語られはするが、抑え気味でやや抽象的)、貴重な映画ではないかと。[CS・衛星(字幕)] 8点(2005-04-09 23:16:13)(良:2票)

3002.  オペラ座の怪人(2004) あれ、オペラ座の怪人ってこんな話だっけ?と一瞬思ったけど、原作読んだ訳でもなし(ミステリかじり始めの頃に『黄色い部屋の謎』を読んだ時の感激を大切にするためには他のルルー作品は読まない方がいいらしいので。笑)、そういや私が知ってるのって、昔、マクシミリアン・シェルが出てたオペ怪だけだもんなあ。ストーリーはあちらの方がまとまってました(少し恥ずかしいが・・・)。ってよりも、本作、「オペ怪なんぞ見た事も聞いた事もねえや」という完全白紙状態で見ても、ちゃんと意味がわかるんでしょうか、とちょっと不安。怪人は思わせぶり無く、まさにアタリマエのように飄々と登場するし。オマエ誰だよ、とクリスティーヌ以上に訊いてみたくなること請け合い。シューマカー監督、「変人」を描くのは得意だが、「怪人」は苦手なのか・・・。それに、この映画、何ともヤカマシイ感じが拭えないのも難点か。いや、音楽をたっぷり聴かせてあげようというコンセプトらしいので、それはいいんだけど、「視覚的に」ヤカマシイんだなあ。音楽に負けじと映像にもこだわろうとしているのが、さすがにチトやり過ぎ、落ち着きません。「その『画』ってホントに必要なの?」というカットが目白押し、音楽と両立してない気が。一体何がしたくてこの映画作ったの?と言いたくなるけど、まあ、要するに超豪華版「オペラ座の怪人」を作りたかったのでしょう。と好意的に捉える事に。確かに大変ゴーカに仕上がった映画ではあり、コテコテのスタミナ食のような一本であります。さて、あまり悪口書いててもヤな感じ、映画は楽しく観たいものです、だから最後にベタ褒めしておきましょう。この映画の見どころはなんと言っても、地下へ救出に向かったニーチャンが、落とし穴に落ちるシーン。スコーンと、まさに見事な落ちっぷり!実に気持ちよく、落とし穴に吸い込まれてくれます。しかもこのシーン、別に無くてもストーリー上は問題ないしなあ。まさに一瞬かつどうでもいいシーンなので、お見逃しなく!![映画館(字幕)] 7点(2005-04-09 12:22:42)

3003.  怪獣総進撃 子供の頃に観た時の印象では、とにかくキングギドラが集団リンチにあう映画、という記憶が強く残っており、イジメを見て見ぬふりをした時のような後ろめたさがあったのですが、先日、観直してみると、いやまあ、リンチには違いないんですが、このシーンは映画の本筋とはほとんど関係ないので、そう深刻にならずに観る事ができました。ははは。不必要なまでに危機また危機の連続、サービス精神あふれるストーリーを楽しませていただきました。しかし。社会人になると見方も変わるもので、観てて、主人公の活躍ぶりに妙に感動してしまいました。月へ地球へと、無茶な指令に振り回され、休み無く飛び回る主人公、その精神的肉体的プレッシャーはいかばかりか。それでも彼は弱音を吐かず業務に邁進し、危機に陥っても慌てず騒がず、状況を見極め、重大な決断を冷静に下していく。地球にいる口だけ大将どもとは、大違いだ。ああ、社会においては、優秀な人間には自然に仕事が集中し、酷使されてしまうもの。彼はきっと公務員なのだろう、でも世の中どこも同じなんだね、ああ、切ないね・・・って何の話だよ。映画に話を戻しますと、冒頭、怪獣ランドが創設されたという旨のナレーションで、「人類は怪獣の性質や弱点を把握し、怪獣を管理してる」みたいなこと言ってましたが、じゃあ、怪獣がキラアク星人に操られて世界中で暴れ出しても、ナンボでも抑え込む手段があったのでは? 怪獣ランド云々が伏線としてあまり機能していないのが、何とも物足りなかったのでした。[CS・衛星(字幕)] 6点(2005-04-09 11:43:27)

3004.  パピヨン(1973) そりゃまあ、マックィーンが男前だとは言いませんけどね、かのヒーローがどうしてこの役にここまでフィットしてしまうのか(こりゃまるで、サルが人間にとっつかまって虐められる『逆・猿の惑星』by フランクリン・J・シャフナー、ですね)。見事なハマリっぷりに、観た後でふと一抹の寂しさすら感じないでもなく。一方、ダスティン・ホフマンはと言うと、いつになく役作りを放棄、地で演じてます(そんなワケないか)。この役は彼以外の役者が演じたら絶対イヤミになる。彼のスゴさは、演技力云々よりも、‘どんな「共演」もこなしてしまう’ところ、ですかね。それにしても、観てて切なくなる映画でありました。実録っぽさと、幻想味が、奇跡のように両立しております。残酷なまでに青い空、そして海・・・はあ~(溜息)。ゴールドスミスの音楽、甘いメロディも提供しておりましたが、エンドタイトルに硬派な音楽をぶつけてきたのが、映画をぐっと引き締めており(廃虚の映像に実にマッチしてる)、たまらない余韻を残します。必聴です。彼ほど、無調でありながら親しみ易い音楽を書いて来た作曲家もザラにはいないのではないでしょうか。[CS・衛星(字幕)] 9点(2005-04-09 11:08:30)(良:2票)

3005.  カンフーハッスル いや~、小川直也じゃないですけど、私もしっかりハッスルさせていただきましたよ~。この映画は、まあ、「『マトリックス』はこうやって撮るんだよ」、ってな感じの作品ですな。『マトリックス』も、タコ坊主みたいなオッサンや、サルみたいな顔の悪役のオッサンやらがもっともらしい顔して闘うというダサさ、これがなかなかよかったワケですが、いやいやそんなのまだヌルいと。どうせならジジイ&ババアの壮絶バトルが観たいだろう、と。まさにおっしゃる通りです。すばらしい。さらには小道具の使い方が見事。鐘にあんな用途があるなんて、一体誰が思いつきますかね。すばらしい。まあ、そんなこと思いついても人生においてめったに役にたちそうにないけど。それからあと、どうせ中身のない映画、あんまりカネかけ過ぎちゃだめよ、と。そんな、いろんな教訓のある映画ですかね。[映画館(字幕)] 8点(2005-04-04 22:43:33)

3006.  ストレイト・ストーリー 雄大な風景とジジイの表情だけでコレほどまでに愛すべき映画が作れるとは、まさに一種の「映画作りに関する裏ワザ」と申せましょう。特に橋を渡るシーンの表情が何とも言えませんナ。ワタシもいつかあんな表情が自然とこぼれるような体験をしたいもんです。この映画、いかにも正攻法な描写に、「ちょっとご愛嬌」と加えられたヒネリと遊びがうまく噛み合い、ひと味違った作品になっています。リンチ監督は、自分はキワモノ映画ばかり撮っていても、実は、古きよき時代のクラシック作品への絶大な愛情と信頼を持っているのかなあ、と思いました。本作も軸となっている手法は、いわばオーソドックスなもの(象徴的に「見せ付けられる」鹿の角なんて、ちょっと懐かしい雰囲気の小道具)、でまあ、現在の映画においては、オーソドックスな手法というのが逆に新鮮だったりするわけなんだけども、おそらくこの映画ではそんな「時流に逆らう効果」なんていう場当たり的なものは狙っていない(そんな効果は結局は一時的なもの)。「昔のモノがいかに優れていようと、いまさら昔と同じことはできない」、これこそが真っ当なクリエイターの信念でありましょう。だもんで、本作は、「キチンと見せる心地よさ」を示しつつも、ちょっと照れたような「リンチ風味」を加えており(素材の味をホンの少しジャマするくらいがよいのです)、で結局は、気が付いたら何だかホロリとさせられてしまっている。ちょっとそぐわない言葉のようだけど、あえて、「痛快作」と呼ばせていただきましょう。[CS・衛星(字幕)] 9点(2005-04-02 14:39:50)

3007.  モンタージュ/証拠死体 《ネタバレ》 ラスト、犯人に捕らえられ、あわや拷問にかけられそうになる主人公! いや~、よく警官隊の救助が間に合ったもんだ。・・・っちゅうか、よく場所がわかったなあ。第一、何で隣の建物から救助に来るの? → つまりですね、ワタシが思うに、救助に来たウォシャウスキーは、ギリギリ間に合ったように見せてますが、実際にはとっくに現場に駆けつけてるんですよ、おそらく(夜も明けてるし、彼が真相を掴んでからかなり時間が経過しております)。で、まあ主人公も恐喝に荷担するヒドイ奴なのでちょっと懲らしめてやろうと、脇でこっそり眺めてたんでしょうなあ。このラストはきっとそういう意味だと思います、というのはウソですが。さてこの映画、展開に関しては大体予想通りのアリガチなサスペンスではあるのですが、どこかちょっと静かな、孤独感みたいなものが漂っており、乱闘シーンにおける「痛み」の描写ともあいまって、なかなかエエ感じの雰囲気もあります。ラストのエプロン姿など、ちょっと泣かせるではないですか・・・。[地上波(字幕)] 7点(2005-04-02 14:03:39)

3008.  ナージャの村 ベラルーシのとある村の日常が、静かに描かれています。まさに、それだけ、です。なんの変哲も無い村なのですが、普通とは異なった点が。それは、住人の数が奇妙に少ないこと、村の入り口の道にはゲートが設置され、監視下におかれていること。そして、これは目に見えないのだけれども、かつてのチェルノブイリ原発事故により、放射能汚染されていること・・・。このドキュメンタリー映画は、原発をことさらに非難しようなどという姿勢は見せていません。ただ、かけがえのない「日常」、おそらくはいずれ近いうちにこの地上から姿を消すであろうある村の「日常」を、淡々と記録しています。視点は冷静、克明ですが、その背景に何か、いとおしむような感じを受ける映画です。文明をより享受している我々日本人の方が、本来なら原発とは密接な日常を送っていそうなものなのに、たまたまチェルノブイリと「距離的に近かった」彼らの方が結果的に、取り返しのつかないまでの影響を受けているとは、皮肉な話です。しかし、この透き通るような映像を見るにつけ、「現在」の大事さというのも強く感じ、「観る」という行為自体を、改めて強く意識させられます。・・・とは言え、一番強く印象に残っているのが「パンチラ」と「豚の丸焼き」とは、我ながら情けない。とほほ。[CS・衛星(字幕)] 8点(2005-03-31 22:57:39)(良:2票)

3009.  フラットライナーズ(1990) 《ネタバレ》 まさに究極の「思い込みホラー」。みんな勝手に幻覚見てるだけ、映画を通して、結局何も起こってへんやんけっ! ではこの映画は何を言いたかったのかというと・・・「かつてのイジッメッコどもは、臨死体験をすることにより、過去を反省する」→「イジメラレッコたちよ、勇気を出してイジメッコどもを半殺しの目にあわせ、臨死体験させるべし!」。 復讐と仲直りが同時に出来て、みんなハッピー・・・うーむ結構ヤバイ内容の映画かもしれんぞ。 それはともかくとして、「臨死体験」ネタをフル活用し、一本の映画の中に種種雑多な映像が詰め込んでいるのが見所といえば見所。しかし登場人物たちがどれも魅力がない(深みがない)のが難点、かな。各々暗い過去を引きずっているはずなのに、どうも人物描写が単純、その内面を深く掘り下げることなくすべて「幻覚」で処理してしまったのは、ちょっと寂しい気が。人間の悩みって、本当にこんなもんだろうかねえ・・・・。とかブツブツ言いつつも、嫌いではないこの映画。7点(2005-03-23 23:46:53)

3010.  インサイダー タバコはダメだけど、シシャモはいいのか!? 何のこっちゃ。ラッセル・クロウ、ごクロウさまです。堂々たるイジメラレっぷりが見事に映画を支えてます。そう、この映画、文句なしに好感持てる理想的「ヒーロー」っていないのよね。アル・パチーノなんて、かき回すだけかき回しといて、上役から「休暇とれ」って追い出されたらサッサとどっかのリゾート地に行っちゃうしさ。クロウ人ラッセルに至っては、もうミジメ、ミジメの連続(小松政夫・・・)、部屋でボーゼンとしてるシーンなんて、「ガーン。このヒト自殺しちゃったよ」と一瞬勘違いしちゃいましたよ(そういや、途中の、ゴルフ打ちっ放しにおけるシーンが、よく効いています。このヒト、本当にどこにでもいるひとりの弱い男、なんだよね)。でも、そんな人たちが、まあそれなりに世間を動かしちゃう。そういう、地味~な感動が、なんとなく親近感も相俟って胸に迫る、いい味出してる作品であります。8点(2005-01-27 23:03:59)

3011.  ターミナル・ベロシティ このクライマックスの自動車落下シーンはスバラシーです。この映画のせいで、ほぼ同時期に公開されてた『ドロップ・ゾーン』が完全に霞んでましたからね。え?両方とも霞んでたって?いやいや・・・。しかも、そんじょそこらのアクション映画と違うのが、ナタキンのすりかわりトリック。この意外な展開には実に驚かされましたよ。え?いやウソじゃないって、ほんとに驚いたんだから。信じてチョーダイってば。世の中、トリックの面でこれに劣る推理小説だってゴマンとありまっせ。というわけで、なかなか楽しめる映画でした。これでストーリーが面白ければよかったんだがな、はっはっは(←こればっかし)。7点(2005-01-26 23:29:22)

3012.  トランス/愛の晩餐 主人公の女の子がカワイコチャンなので大変よいです。でもヘンな映画です、ミョーに淡々と進行していきます。やる気あんのか。わははははは。ところで、これはまったく個人的な見解ですが、本作の元ネタは、筒井康隆の『亭主調理法』ではないか、と思っております、ハイ。あと、ラストは『少林サッカー』も少し入ってますね(←単なる丸坊主つながり)。あ~腹減ったナ。6点(2005-01-25 23:07:29)

3013.  スネーキーモンキー/蛇拳 闘う時には動物のモノマネしなきゃいけない、というルールでもあるんだろうか?普通に闘えんのかね? と思いつつも楽しめるこの映画。いじめられっこジャッキーが修行して強くなっていく過程や、イジワル先輩とのやりとりが、メチャおもろい!もちろん定番のストーリーなんですけど、結構、ストーリー性が高い方なんじゃないですかね(まあ、これでも、一応は)。「ボクならどの動物とどの動物を掛け合わせて拳法を作ろうかナ!」なんて考えながら見るのもまた一興。ところで私はどっちかというと、岡八郎のギャグ「スキがあったらかかってこんかい」を思い出してしまうのですが・・・(っつーか、吉本新喜劇全般を思い出してしまいますね)。7点(2005-01-24 23:32:10)

3014.  ファースト・ミッション ジャッキー主演映画としてはかなりエモーショナルな異色作である。←一度そういう言葉を使ってみたかっただけです、すんません(笑)。まあ、兄弟愛を描いた作品としてはベタベタなんですけど(格闘シーン以外で珍しく感情を爆発させるジャッキー、なかなかグー)、そしてまたその分、アクションシーンが少なめな印象も受けるんですけど、それを補うかのごとく激しいアクションがクライマックスで展開されます。変則的な展開ながら「お約束のストーリー」+「アクション」という公式にバカ正直にのっとり、意外なまとまりをみせた、佳品と言えるのではないでしょうか。7点(2005-01-23 00:23:09)

3015.  サンダーアーム/龍兄虎弟 撮影時の事故のニュースは、当時の大きな話題で、私も衝撃を受けた一人でした。ああ。ジャッキーのアクションはもう見られなくなるのかと。しかし奇跡の復活をとげ、無事本作を完成。事故の影響で劇中の髪型が変わるというのが、これまた当時話題になり、さすが本当に体を張ったアクションは違うなぁ、と・・・って、あれま、気球に飛び移るシーン、上空のハズなのに、何やら木の枝みたいなのが隅の方に映っちゃってるではないか!? ・・・まあ、そういう、彼のいろんな姿がフィルムに収められた映画であります。  ⇒⇒⇒ 最近、放送されてたのを観たら、「気球の横の木の枝」は、ちゃんとトリミングされて(?)消されていました、ああよかった(笑)。ところで私、「6点」なんてつけてましたけど、とんでもないですね。これはスバラシイ作品でした、すみません。クライマックスの、体に巻きつけたダイナマイトの導火線に次々に引火していくあたりのノンストップ感覚など、実に見事で、あらためて感心しました。6点→8点。[CS・衛星(字幕)] 8点(2005-01-22 13:38:14)(良:1票)

3016.  スパルタンX それまでのジャッキー映画って言うと、何だか時代がかった舞台設定で、タイトルも「○○モンキー/△△拳」みたいなアヤシイものが多かったのですが(嫌いじゃないけど)、この作品あたりで随分とイメチェン、現代のスペインを舞台にしたカンフー映画という設定がユニークでもあり、一気にジャッキーへの親近感が高まりました。ワタシにとっては記念碑的なジャッキー映画であります。カーアクションは正直言って腰砕けなのですが、格闘アクションは見ごたえ満点。まあ、今でこそ格闘技&プロレス大好きの私も、当時はまだ興味がなく、ベニー・ユキーデという人についても知らずに観てたのですが(今にして思えば、こりゃ紅白歌合戦の裏番組に持ってきても通用しそうなカード、かも?)、まさに「観ればわかる」この凄さ! スバラシイ! 格闘の中にドラマがありますな。何度観ても興奮します。ジャッキー頑張れ、ユキーデ頑張れ。さて、次は「ジャッキー・チェン vs 人食い大統領アミン」でも見てみたいところだナ。8点(2005-01-22 00:25:02)

3017.  サイクロンZ 結構おもしろいと思うんですけどね。注目度が高くないのは、「スパルタンX」の二番煎じみたいなこの邦題のせいじゃないですかね。というか、これじゃドリンク剤の名前みたいやね。それにしても、やはりここでも、ユン・ピョウの命知らずぶりには、唖然といたします。ハラハラしすぎて、もはや笑っちゃうしかない。7点(2005-01-19 23:55:50)

3018.  ゴースト/ニューヨークの幻 《ネタバレ》 「ゴースト/血のシャワー」から10年、今度はゴーストがNYに現れた! ってな訳ではないですが(しつこいですね、すみません)、ボクらの世代では、観た事無い人いるの?と云うくらい、この映画流行りましたね。なんででしょうね(笑)。ま、確かに、インチキ霊媒師ウーピーの存在で、ぐっと面白い映画になっとります。さらによいのが、幽霊になったパトリック・スウェイジの前で、ワルモノとデミ・ムーアがいちゃつくシーン、ゴツゴツしたP・スウェイジの顔が何とも情けなく・・・じゃなかった、何とも可哀想で、哀れを誘いますなあ、ウヒョヒョヒョ。で、ですね。超常現象をマスターしたP・スウェイジが、運良く首尾よく生意気にも、ワルモノをやっつけちゃうとこまではよかったんですが。「おー生前のワルモノには幽霊の姿が見えなかったもんだからP・スウェイジは攻勢に出られたが、ワルモノも死人となり、これで立場は互角。スウェイジ危うし! いよいよ幽霊同士のバトル勃発か!?」とひとりで興奮、なかなかよくできたストーリーだわい、と感心してたのに! あの黒い連中、いったい何なんですか!?まるで悪役レスラーが反則した瞬間に即刻反則負けになってしまった時のような中途半端な気分。これからいよいよ面白くなるところだったのに~。7点(2005-01-18 23:22:52)(良:1票)

3019.  グローリー 南北戦争時、北軍に初めて結成された黒人部隊。デンゼル・ワシントンが反骨精神あふれすぎのヒトクセある兵士を熱演、早くもマルコムXの霊が降臨したかのような。しかし、彼を始めとする数名を除いた、「その他大勢」の黒人兵士の描かれ方がどうも雑・・・なのは、まあやむをえない面もあるのだけど・・・何かあるたびにサル山のおサルさんみたいにウッキーウッキー騒ぐのは、なんとかならんのかね~(そんな彼らもやがてアイデンティティに目覚めていく、ってなコトを言いたいんでしょうけど、もうちょっと丁寧な描き方がなかったのか・・・)。一方、この映画、おやっ、と思わせる演出もありまして、ここぞという場面で「行進のシーン」が、ひとつのモチーフとして挿入され、映画の流れを形成する軸となっているようです。ある種のリズムを生み出しています。また、全体的にロングのショットを抑え気味で、このためにラストの戦場である海岸のシーンの開放感が、「ついにここまで到達した(地理的な意味だけではなく、黒人のアイデンティティへの覚醒という意味でも)」という、突き抜けるような達成感を強く感じさせます。走っていく馬の唐突な映像が、なんとなくヘンテコなんだけど、なんとなくマッチしてる気もしないでもなかったり。っちゅうわけで、なんだか不器用な面もある映画ですが(そういや、戦場を表現するのに無闇に焚かれるスモークも微妙に変だったナ)、野心的なところも感じられる映画でした。ところで、黒人部隊がなかなか前線に出させてもらえないあたり、上層部に信用されてなかったということなのでしょうが、これが朝鮮戦争やベトナム戦争になると、逆に優先的に危険な地域に回されたりしちゃうわけで、皮肉なものです。8点(2005-01-12 23:35:45)

3020.  千と千尋の神隠し 出だしがいいですね。普通なら描かれるハズの背景、主人公の置かれた日常的立場みたいなものはサッパリ描かれず、いきなり非日常へ放り込まれる主人公、そして僕達。これがもしかしたら、実は本作のキズになっているのかもしれないけど、いいじゃないの。どうせ日常にはウンザリしてるんだし、せっかく映画観てるんだから、日常描写なんかすっ飛ばしてとっとと異次元に放り込んでもらうのもまた結構。で、この冒頭。子供の頃って、親の事、無条件に信じて頼りきってる・・・と言いたいところだけど、時々、親の行動が不安になる事が。さすがにそんな事やっちゃマズイんじゃないの、誰かに叱られるんじゃないの・・・まあ大抵は杞憂なんですが、どうにも不安でたまらなくなる瞬間。この映画も、そんな瞬間から始まる。しかも杞憂どころか、エライ展開に。あとはもう、めくるめく、コワ楽しい摩訶不思議な世界をこれでもかと展開してくれて、やめられない、とまらない。面白かった~。どうもでもいいけど、主人公がハクの龍に乗って飛ぶシーン、つい「ぼうや~よいこだねんねしな~」と口ずさんじゃったね(←ほんとにどうでもいいなあ)。 ところで、こういうアニメ作品は、まずは絵の動きの緻密さに目を奪われ、圧倒されちゃうわけですが、その一方でフト、「最近の実写映画が見失いがちなものが、アニメ映画には残っているんじゃないか?」なんて事を思ったりもします。アニメの方が世程、映画の「場」を大事にしているのでは? まあ、カメラを自由に動かせないという、アニメの制約に起因する、単なる結果的なものかも知れませんが、映画の「舞台」をよく捉えており、またアングルの中と外の関係(画面に捉えられていないものを観る側に想像させる)にも神経がよく使われているように感じられます。とりあえず、映画を観た後で、映画の中の舞台・情景を「懐かしい」と感じさせることができれば、それは映画の一つの成功でしょう、その意味で、この映画にも満足を感じることができました。 【2011年10月4日 8点→10点に変更。最近、この作品がいとおしくてたまらない】[地上波(邦画)] 10点(2005-01-08 00:00:05)(良:1票)

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