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3021. それいけ!アンパンマン ルビーの願い 不自然なまでにワガママなルビーちゃんが改心するまでを描く、ワカリやすくも説教くさい内容。もちろんアドベンチャー映画として楽しめますし(まあ、「アンパンマン」ですから…)、クライマックスではばいきんまんとの死闘が描かれます(もう一息、ばいきんまんには活躍して欲しかった気も)。最後の“ルビーちゃんの願い”には、つい「えーっ!」と言ってしまいました。それが何かは、観てのお楽しみ。ところで本作、ルビーちゃんの声を工藤静香が演ってるのですが…かなり上手い!びっくり。[DVD(邦画)] 6点(2008-11-09 08:35:15) 3022. スーパーマンIII/電子の要塞 シリーズも第3作になると、主人公が「グレる」という法則。スーパーマン、ロッキー、スパイダーマン等々。あとエイリアンやターミネーターも加えていいかも(笑)。え?ゾンビ3?それは関係ありません。それにしても、本作、ずいぶん久しぶりに観てみたが、やーっぱり、クライマックスのコンピュータとの死闘は実にワケワカラン、ほとんど前衛的。コンピュータのヘンな攻撃をイチイチまともに受けて、イチイチ苦しむスーパーマン。スリルもへったくれもありゃしない。やはり本作の見どころは、「グレるスーパーマン」か。スーパーマン対クラーク・ケント。サブタイトルはこっちの方がよくないですか? 今回は悪役がロバート・ヴォーンというのも、2対8くらいで賛否が分かれるところですが(つまり不評)、私は嫌いじゃないですね。スーパーマンがロイスをほったらかしにして別の女性とイチャイチャするところなんかも含めて、番外編という感じ。[CS・衛星(字幕)] 6点(2008-07-15 21:17:41) 3023. マカロニ・ウエスタン 800発の銃弾 まったく羊頭狗肉の邦題で、中身は完全にジジイの人情ドラマなんですけどね。まあそのヌルさが結構心地よかったりもするのですけど、クライマックスの“800発の銃弾”までが、立て籠もりの緊張感もなくヌルヌルとヌルかったのが、これはどうも居心地が悪かったりする。それでも、さまざまなお約束(レオーネ風の顔面ドアップとか。銃で撃たれただけでショベルカーみたいなやつが爆発したりとか)に、クスクスと失笑交じりの笑いをもらしつつ、まー、それなりに楽しかったかなあ、と。ただし、ガキにエロいことさせるのは羨まし過ぎるので、約0.2点の減点だあ。[DVD(字幕)] 6点(2008-06-14 22:10:32) 3024. ドラゴン怒りの鉄拳 冒頭、師匠の死を冷静に受け止めることができないブルース・リー、何の根拠もなく「師匠が死ぬ訳がない!」と泣き叫ぶ。この何ともヤな予感のする無節操なハイテンションぶりが、作品に統一感を与えています(笑)。物語はというと、全編これ、日本のよくわからん武術の道場との無節操なイガミ合い。まさに理不尽。こいつらみんな、何がしたいねん。というわけで理屈抜きで楽しめるアクション映画ですが、理屈が無さすぎるのもまた、少々ツラい。最初からテンションが高い分、全体がやや平板。せっかく敵役が得体の知れぬニホンジンどもなのであるから、もっともっとエキセントリックであってもよいだろうに、どいつもこいつもキャラの器が小さいんだ、これが。全体的に、単なるチンピラ同士の小競り合い程度にしか見えず、いささか盛り上がりに欠けます。どっちかというと、ブルース・リーのキスシーンとか変装シーンとかで盛り上がる映画ですね。上級者向け。なんでやねん。[地上波(字幕)] 6点(2008-05-18 17:08:25)(良:1票) 3025. ロマンス娘 まず冒頭の「ロマンス音頭」からして、何やらヤな予感、危険な香りが漂いますが(笑)、まあそれなりにうまくまとまっているんじゃないですかね(←完全に他人事)。例によって歌と踊りを交えつつ3人娘の活躍を描き、チョット意外な展開なんかもあったりして。それにしても江利チエミのパワーはすごい、オバケ大会での大活躍には、不本意ながらつい笑ってしまったよ、とほほほほ。それにしても、見れば見るほどドラえもんにそっくりだなあ。[CS・衛星(邦画)] 6点(2008-05-02 20:47:03) 3026. 新・猿の惑星 宇宙人との“ファースト・コンタクトもの”って、SFのメジャーなテーマですよね~。色んな作家が色んなケースを想定して色んな作品を作ってきたワケですが・・・。この作品はスゴイ。発見された宇宙船から現れた来訪者が、地球で言うところのサルにそっくりだったという「だけ」で、動物園送りにするとは! じゃあ何よ、もし宇宙船から出てきたのがタコ型火星人だったら、水族館にでも送致するのかね、プンプン! という、ある意味度肝を抜かれたオープニングの本作。内容もスゴイ。もともと『猿の惑星』は、人間が獣に追われ、捕らえられる、という、人間と獣の立場を逆転させたところにSFの妙味があった作品だったはず。それをわざわざ、さらにもう一捻りしてしまったところ、獣が人間に追われるという、いわゆる「ウラのウラをかいたら、元通り」という作品になっちゃった、うん、これは確かにスゴイ。前2作を踏襲しているようで、実はほとんどの設定を無視しちゃってるしなあ。でも、でも。『猿の惑星』の面白さを支える要素の中でも無視できないひとつは、ジーラとコーネリアスという、二人の猿のキャラの魅力だと思う、その点で、彼らを主人公にし、彼らの受難を描いた本作は、やっぱし何だかグッとくるものがあるのです。ああ、もう少し金と時間をかけて丁寧に作ってくれていればなあ。[CS・衛星(字幕)] 6点(2008-05-01 14:27:43)(良:2票) 3027. ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団 《ネタバレ》 今回のテーマは、管理教育、学級崩壊。ってな内容をわざわざCGを多用して描く必要はないよね。で、そのあたりをバサーッと削ぎ落としてみると、要するに今回言いたかったことは、「校長って意外と強いねん」ということらしい。[DVD(字幕)] 6点(2008-04-20 17:19:37)(笑:1票) 3028. ゴーストシップ 《ネタバレ》 「ゴースト/血のシャワー」かと思ったら実は「シャイニング」で、と思ったら実は、ゴーストシップの正体は海に浮かぶ超豪華ゴキブリホイホイだった、という、トホホなお話。海面を思わせるようなチラチラとした反射光を全編に入れることで、廃船の雰囲気が出るに違いない、という安っぽい演出(しかもチラチラさせ過ぎ)が、ちょっと泣かせますね。ジョエル・シルバーとロバート・ゼメキス、もうちょっとお金を出してあげなさい。それともこのままロジャー・コーマン路線を突き進むのだろうか? あと、早くもすでに余生を送っているようなガブリエル・バーンには、誰か喝を入れてやってくださいな。[DVD(字幕)] 6点(2008-04-20 16:58:04) 3029. ダニー・ザ・ドッグ 凶暴なる戦闘マシーンとして育てられたダニ-・・・という設定がさっぱりピンと来ない。はっきり言って、映画冒頭からすでに、登場人物の中でリンチェイがいちばん理性的に見えちゃうんだな。何かもう少し演出に工夫があってもバチは当たらんと思うが。それに、モーガン・フリーまんとの出会いが、これまた「出来すぎた話」。そもそも、調律師がそんなにペラペラ喋りながら仕事できるんかい(ってか、調律お手軽過ぎ)、と思ってしまう時点で、ほぼ映画全体がミエミエになってしまうんですけれども、まあ、そのミエミエ感の範囲の中で、リンチェイのカワイラシサみたいなものが、よく出ていたかなあ、と。一方で、ボブ・ホスキンスの怪人ぶりが、これはなかなかのオリジナリティを感じさせますが、途中、深いキャラのように思わせて、実は浅かったというのが、「結局、日和ってるよなあ」という印象をこの映画にもってしまう点でもあります。[CS・衛星(字幕)] 6点(2008-04-13 08:20:25)(良:1票) 3030. 濹東綺譚(1992) 永井荷風の『濹東綺譚』の映画化かと思ったら、もおびっくり!えっちばっかりしやがって。まあいいんですけどね。小説の方は、永井荷風の投影と思しき主人公(だからといって必ずしも永井本人とイコールではないのだけど)の姿と、彼の書く小説の主人公の姿との、二重の構成によって描かれており、そこがクセモノなんですけれども、本作ではそういうヤヤコシイことをせずに、永井荷風を主人公に直接的に描いているのが、映画化にあたってのウマさと言えばウマさ。そして、原作に登場する「お雪」と、作中作に登場する女性「すみ子」との、両方のキャラを併せ持ったようなヒロインを今回演じている女優の名が「すみ田ユキ」というのが、これまたなかなか気が効いております。でもなあ。エロを描きたい気持ちはよ~くわかるが(笑)、ここではもっともっと、当時の風俗とか、“粋”とかいったものの表現に注力して欲しいのであった(確かに撮影セットは立派だったけど、それでも映画全体から受ける印象は、ちょっと、スケールが小さい気がしてしまう・・・)。ところで、映画に何度か登場する「ぬけられます」という電飾、なかなかユーモラスですが、ちゃんと原作にも登場しているのですね・・・。[地上波(邦画)] 6点(2008-03-23 09:38:43) 3031. ジャンケン娘 映画の冒頭、修学旅行先の京都の光景を見ると、ああ、京都もずいぶん変わったよなあ、と思う、その一方で、美空ひばりはこの頃から老けており、晩年の姿とあまり変わらないなあ。というわけで、「今も昔も変わらぬ佇まい」とは、古都・京都よりも、彼女にピッタリの言葉です、ハイ。それでもよく見りゃ、何となく若い3人娘の活躍(?)を描いた、他愛ないオハナシ。3人の中でも特筆すべきは、江利チエミの強烈なパワー、もう圧倒されまくり。明らかに彼女は生まれながらの「オバチャン」です。それと、ラストのあまりに有名なジェットコースターのシーン、これまたスゴイ。いや勿論、スゴくはないんだけど、どういう発想をすれば、こういうシーンを撮ろうと思うのか。正直、負けた、と思ったね。ところで、ミュージカル仕立てにするのなら、もう少しオリジナルのナンバーが多くてもよいのでは、と思ったが・・・。[CS・衛星(邦画)] 6点(2008-03-17 22:03:43) 3032. ローレライ 私は昔から、ミニチュア撮影というものには結構甘いのです、えへへ。だからね、この作品のように「ホラ、ミニチュアじゃないよ、ちゃんとCG使ったよ、観て観て!」みたいな映像を見せられると、ちと困っちゃう、心の準備ができてないもん。・・・この露骨に書割みたいな背景は、映画の中では実際の背景のつもりなのか、それとも映画の中でもあくまで書割なのか?等々。私はもっとミニチュアのシーンが沢山あってもOKですけどねえ。CGばかりの戦闘シーンは、ほとんどゲーム感覚。しかし、このイ何とか号という潜水艦の孤軍奮闘ぶりを観ていると、「そんなバカな」と思いつつ、宇宙戦艦ヤマトのあのムチャクチャな大活躍を思い出して、興奮してしまう。ギバちゃんの姿が、サナダさんに重なって見えてきたりするのです。[地上波(邦画)] 6点(2008-02-16 08:31:01)(笑:1票) 3033. 処女の泉 《ネタバレ》 ある悲惨な事件の顛末と人々の姿を、短尺の中に見事に纏め上げた、ホントに素晴らしい構成力の映画、だと思います。しかしそう思う一方で------中勘助の「犬」を読んだ時の感想に近いのですが------“こんな重いテーマを、そんな終わらせ方で、納得できるかよ~”という気持ちになるのもまた事実。いや、「犬」よりもずっと強い違和感があるのは、この作品の、ギリシャ悲劇のごとき形式性。登場人物が類型的で、取り上げられる事件も極端で、そのあげくにこのオチじゃあ、悪い意味で「絶妙過ぎ」。構成力うんぬん以前に、方程式のごとき骨組みが透けて見えて、どうしても気になっちゃう。最後の“泉”ってのは、何のメタファーなんですかね、目から鱗のウマイ解釈を誰か教えてくれたら、私もこの映画に惚れこんじゃうかもしれませんが。私の感想は、「要するに、このどーしようもない事件に対して、カミサマは泣いておられるっちゅうことね」。はい、ご愁傷様。[CS・衛星(字幕)] 6点(2008-02-16 08:17:05) 3034. 福沢諭吉 東映が40周年を記念して世に送ったのがこの、“柴田恭兵主演『福沢諭吉』”なのであります。いかにナイスな企画であるかは、そう、キミの財布の中の一万円札の肖像画がもしも柴田恭兵だったら、どれだけイカしているかを想像してみればよいでしょう・・・? なかなかの力作だと思うのですが、いやあ、しかし、福沢諭吉が主人公の映画。舞台は幕末から明治維新なのであるからして、全国8000万人の幕末ファンの血が騒ごうというもの。しかし、その主人公がよりによって“福沢諭吉”とは、少々地味ではないかい? という不安は誰しも感じる、おそらく監督だって脚本家だって、感じるでしょうなあ。というわけで、福沢ひとりではとても映画が盛り上がらんわい、とばかりに、クライマックスは福沢そっちのけ、戊辰戦争ドンパチ大いに盛り上がります。いやまあ、ここは、内乱の世の中と、敢えて学問の道を選んだ福沢諭吉との対比、なんでしょうけども・・・どっちかというとコレ、“リング内で年配レスラーが渋いグラウンド技を延々と繰り広げてしまい、これじゃあプロレスが盛り上がらんと、若手が派手な場外戦で会場を沸かせている構図”に近いものがあります。福沢諭吉、影薄すぎ。仲村トオルとナンノちゃんのエピソードの方が、とおおおっても判り易く、映画を盛り上げてます(キャラ大量投入でとにかく盛り上げる手法)。え?ナンノちゃんよりももっと演技力のある女優を使えって? ま、いいじゃないですか、彼女の独特の演技力のお陰で、かえって印象的なキャラになってますから。そういえば、諭吉の上役である奥平、豪快なところのあるこの役を、榎木孝明が演じているというのが、一見ミスキャストに見えて、これもなかなか味わい深いキャラになってます。端正な顔立ちの男性が泥酔している姿というのは、実際なかなか美しいものだと、わたしゃ思うんですけどね。[映画館(邦画)] 6点(2008-01-16 23:17:06) 3035. ナイト ミュージアム 博物館の展示物が夜になったら動き出すなんて、あまりにも魅力的なネタ。しかし、「いいネタ思いついちゃったよ、誰かに先を越される前にとっとと映画しちゃおう」みたいな、気の抜けた作品でした。ストーリーも無理矢理だし(それにしても、無理矢理でもここまでまとめちゃう脚本家って、エライよね)。まさに“心温まる説教映画”で、背中がムズ痒くなっちゃう。映像も何だか気が利かない。特撮を使わないシーンなんてどうでもいい、とか思って撮ってないか?もう少し気合を入れてくれ。このネタで一本撮るなら、いっそパニック映画かホラー映画にして欲しかったぞ(これらには甘いのだ)。[DVD(字幕)] 6点(2007-12-30 18:00:21) 3036. ファイナル・デスティネーション 予知夢により飛行機事故の難を逃れた人たち。その彼らが、次々に謎の死を遂げていく、という上々の滑り出し、この後どんな展開が待っているのか、どんな真相が待ち受けているのか、期待はイヤが上にも高まるぜ!と思ったら・・・結局、本当に「それだけ」の映画だったという、実に裏も表も無い率直な映画でした。この映画のまわりくどい惨劇、つい『裸の銃を持つ男』のOJシンプソンを思い出してしまいます。ラストも何だか、出来の悪い落語のサゲみたい。おあとがよろしいようで。[DVD(字幕)] 6点(2007-11-22 08:41:11)(笑:1票) 3037. レザレクション(1999) そのまんま版『占星術殺人事件』ってな感じ。いや“そのまんま”というのは、パクリという意味ではなくて、ヒネリが無いというか、“ウラのウラはオモテでした”というか。いやしかし、これはこれで面白かったりする。犯人は誰か、という点をラストまで引っ張らずに途中で犯人を明らかにしたり、子供を失った主人公の苦悩がラストに繋がったり・・・と言っても、明らかに消化不良。普通ならもっとドキドキしそうな場面で、イマイチ気分が盛り上がらない。ヘンなテンポの良さがやや裏目、かも。[地上波(字幕)] 6点(2007-10-21 10:02:12) 3038. 息子の部屋 《ネタバレ》 息子の死という重いテーマを、煽り立てることなく、やや控えめの、抑えた表現で描いていることに、好感が持てる。この事件をきっかけに、家族全体が、閉ざされた雰囲気につつまれていくのが、息子の元ガールフレンドの訪問により、社会へのつながりが新たに芽生え、開放感へ向かうラストの素晴らしさも忘れがたいもの。ではあるのだけれども・・・・・・なんだろう、この釈然としない感覚は。いくら抑えたタッチとは言え、「息子の死」というものの重さに対し、何か醒めた感じがしてしまうのは、文化の違い、価値感の違いなのか?拭えない違和感が残ってしまう。「もしあの時、こうしていれば」という空想にふけるシーンがある。そりゃそうだろう。誰だって後悔に苛まれるだろう。当り前だ。しかしその“当り前”をわざわざ、殊更に映像として描くのはどうか?本当の苦しみは、映像で示された後悔そのものではなく、“このような後悔が繰り返し繰り返し押し寄せ、自分を責め苛む苦しみ”ではないか? 後悔を具体的に描くことで、かえってその後悔の持つ重みが薄れてはいないか? 確かに映画として「表向きは」抑えた表現をとることは、それはそれでよいだろう、けれども主人公の内面に当然あるはずの、無限の哀しみ、慟哭までも、映画から姿を消してしまってはいないか・・・・・・? さらに言えば、この違和感はもしかしたら、「ホカホカと不自然に明るい屋内シーン」にも関係があるのかもしれない。[CS・衛星(字幕)] 6点(2007-09-15 00:15:53) 3039. SAMURAI (↓さすが皆さん、ちゃんと「先生」と呼んでますね)無責任極まりないご先祖サマにご無体な事を言いつかってしまった倉田先生、しかし慌てず騒がず、とにかく渋い! さすがは元Gメン。男の哀愁、孤独、なんだかそういうイイもの一切合財が先生のお姿から立ち上っております。さてさて物語は例によって訳のワカラナイ方向に進み、舞台はフランス、謎の組織の魔の手が、先生の娘(?)の元に忍び寄る。いや全然忍び寄ってませんね、いきなり大立ち回り、ジムでの死闘! 雑魚キャラどものマーシャルアーツ全開のアクションに、ついつい期待は膨らむ、倉田先生はこの後、もっとスゴイ技を見せてくれるのではないか。いやいや先生ももうお歳を召していらっしゃるから、アクションは控えめではないか・・・・。先生は言わば神様のようなヒトなのだから、神様を試すようなコトは本来は考えてはいけないのです。でも心配・・・と思いきや、飛行場での刺客の襲撃! 先生の蹴りがトイレのドアをブチ破った瞬間、心の中で、涙が出た(笑)。素晴らしい体のキレ! まだまだ、あと50年くらいはイケそうでっせ。とか言いつつも、物語はさらに訳のワカラナイ方向に吸い込まれ、最後はほとんどギャグに走って、ハイ、オシマイ。ちょっと残念。教訓としては、「ただでも強い敵が、さらにパワーアップしたら(例、武器を手にする。二人に分裂する)、そろそろ映画はオシマイという合図」ですね。[地上波(吹替)] 6点(2007-08-17 16:44:14) 3040. オーシャンと十一人の仲間 ↓皆さんおっしゃる通り、前半は、11人そろうまでがダラダラと描かれます。とにかくダラけてますが、これはこれで嫌いじゃない。私もダラけた人間だからかなあ。いっそこのまま現金強奪なんかしないで映画が終わっちゃえばよかったのに(笑)。あんましヒネリのない強奪計画に、ほとんどお約束みたいなラスト、トホホホホ。しかし、複数の場所で犯罪が同時進行する様を描くのは、何となくテンポがいいように(不本意にも)感じてしまうので、まあ、良かったかな・・・。[CS・衛星(字幕)] 6点(2007-08-17 16:21:43)
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