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プロフィール
コメント数 2293
性別 男性
年齢 47歳
自己紹介 好きなジャンル【 SF、アクション、サスペンス、ホラー、ミステリー 】
見たあと面白かったと思える映画は、ドラマ系、実話系、裁判ものが多いかもしれません。
サクセスストーリーが一番好きです。
見た後元気になれるし、夢があるから。

みんシネで面白そうな映画をチェック⇒映画を見る⇒レビューを見る⇒自分のレビューを書く
だいたいこんな感じで映画ライフを楽しませてもらっています。

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301.  東京ゾンビ ひどい。これはひどい。 ホラー?コメディ?シュール? いやいや、ただの悪ふざけでしょう。 前半だけだったらまだ良かったけれど、5年後からがやばい。 もうまじでやばい。[DVD(邦画)] 1点(2018-01-05 12:36:58)(良:1票) 《改行有》

302.  エイリアンVS. プレデター 《ネタバレ》  つっこみ所があったとしても、つっこむ気にならないくらい面白さ際立つ映画。待ってました、こーゆーの。『フレディVSジェイソン』より好き。  『エイリアン』シリーズに比べるとホラー要素は控えめ。『何かいる・・・』ってゆーのが、まずホラー映画の恐怖の始まりなんだろうけど、この作品では『人間とのコンタクト』の前に、両者の姿をさっさと見せちゃう。つまり、最初からホラー映画として作っていないのだと思います。むしろ、見ている人をわくわくさせようとすることに比重が置かれている気がします。つまりは『エイリアンVSプレデター』の異種格闘技戦、アクションとして楽しめるわけです。それにしてもエイリアンと同じくらい人間を殺しまくっているプレデターと仲良くなってしまう展開を、あまり違和感なく見せちゃっているのですから、これは意外と脚本がうまいのでわ・・?  個人的に『惜しいな~』と思う点。それはギャラリーであるはずの人間をあまりにたくさん殺しすぎたこと。主要人物も含め、エイリアンとプレデターにあっという間に全員消されてしまいます。気付けばウッズただ一人。やはり『ガヤ』や『ギャラリー』が少ないと盛り上がりに欠けますね。  映像は暗い色調ながらも鮮明で大変見やすく、CGもなめらか。映像技術の進歩によって、こーゆージャンルの作品って凄く面白くなりましたよね。良い時代になったもんだ。個人的にはスマッシュヒットの良作エンターテイメントです。[ブルーレイ(字幕)] 8点(2018-01-03 11:29:15)(良:1票) 《改行有》

303.  11:14 《ネタバレ》  アーロンとシェリー。二人の若者が死ぬ。その死ぬまでの過程と謎を、多角的視点から少しずつ明らかにしていく軽いタッチのサスペンスコメディ。手法としては真新しいものではないです。よって、その内容が大事になるのですが、個人的には面白くありません。  犯罪者は一人もいません。小市民しか出てきません。にも関わらず、1つのアクシデントがもとで、次々と『犯罪者』と『けが人』と『死者』が出ちゃうっていう構成そのものは面白いと思います。  でもそれだけです。『こんな偶然重ねてみました。』っていうのを映像にしているだけでは、正直言って物足りないのです。こーゆー作風でいくなら、あっと驚く仕掛けや真相が欲しいものです。  登場人物も、『自己中』と『頭の悪い人たち』ばかりなので、気が滅入ってきます。そして気の抜ける音楽が眠気を誘います。まあこの作品にぴったりっちゃあぴったりな音楽なんですけど。  それにしても結構有名な方々が出ているのに、このB級感あふれるテイストは凄いですね。  一番大変だったのは警官のおっちゃん。お疲れ様でした。[DVD(字幕)] 5点(2017-12-21 10:43:13)《改行有》

304.  コンスタンティン 《ネタバレ》  はっきり言いましょう。これは中学生の妄想爆発オタク映画と全く同じレベルの作品です。なぜなら自分が中学生のとき似たようなことを妄想していたからです。それでいて、ディテール、ストーリーについては、日本のマンガの驚異的な面白さにはてんで及んでいないので、そりゃあ日本人が満足できるはずがないんです。小さい頃から少年漫画を読んだことがなく、いつもクラシックばかりかかっているような家庭で育った稀有な人が大人になって、この映画を見たら、面白いと感じるかもしれませんけどね。  ただ、漫画好き、ファンタジー好き、バトル好きな人たちにとって、冒頭の『少女の悪魔を鏡に引きずり出して粉砕』っていうエピソードは、否が応にもこの映画への期待値を高めることになると思うんです。そして誰もが、まさかその序盤のエピソードが、この映画の最高潮だとは夢にも思わないわけです。結果、最後まで見て期待したほどのものは出てこないわけですから、とても万人受けするような代物とは言えません。  それに、イザベルが結局なんで死んだのかはわからない。助手のチャズは死んじゃう。ラストのおいしいところは突然出てきたサタンがもっていく。エンタメ系ホラーアクションなのに、なんだ、このすっきりしない終わり方は。  そしてやっぱりストーリーですね。映像とキャラクターが面白いし、なにより結構好きなジャンルなので、もっとわかりやすくしてほしかったです。途中から厨二の妄想が暴走したような展開になっちゃってわけがわからず。作っている人たちだけがわかってればいいやっていう、独りよがりなストーリーにあぜんとしちゃいますね。[ブルーレイ(字幕)] 5点(2017-12-19 14:20:02)《改行有》

305.  ハイテンション 《ネタバレ》  『ハイテンション』の名にふさわしい緊張感。これはもう心臓に悪いなというのが正直な感想。ホラー映画の定石を踏みつつ、あえてすかすシーンを入れたりと、緩急のつけ方がうまいです。  冒頭20分は、なんにも起きないのですが、ホラー映画特有の不穏な空気作りはできています。そして、謎の男がチャイムを鳴らしてからがこの映画の真骨頂。次々と襲われる友人家族。そして主人公が男に見つかるか、見つからないかの攻防が延々と続きます。ホラー映画を見るときに思う、『自分ならどう動くか』『どこに隠れるか』を存分に堪能できます。『見つかれば終わり』というシチュエーションはある意味史上最恐です。その緊張感が続く限りは、そのホラーは傑作になりえます。そういった意味で、この作品はお手本のような作品と言えるでしょう。  これだけホラーとしての力がある作品であれば、奇をてらう必要も、どんでん返しを狙う必要もありません。ラストのオチが、『残念』『欲張りすぎ』という意見が多いことには私も納得。このオチを知ってしまうと、終始『主人格』と『別人格』の主導権争いだったのかと、別の側面も見えてきます。それはそれでまた違った味わいの面白さがあるのかもしれませんが、その面白さがこの作品にとってうまく機能しているとは思えません。よってこのオチはやはり蛇足なのでしょう。ホラー映画としては傑作の部類にはいります。特に、家の中でのかくれんぼにおける恐怖体験の恐ろしさは異常。ある程度ホラーに耐性のある方じゃないときついと思います。[DVD(字幕)] 7点(2017-12-12 09:58:28)(良:2票) 《改行有》

306.  アイ,ロボット 《ネタバレ》  終盤のパニック、こーゆーのが大好きなんで、もっと見ていたかったです。『警察VSロボット』『市民VSロボット』。でもここからクライマックスまでは、わりとあっとゆー間。もっと見たい・・・!という個人的ニーズはさておき、テンポとスピード感に秀でている作品だからこれくらいがちょうど良いのかもしれませんね。私のような人間は、これより長いと『冗長』とか言い出しかねませんから。  SF映画の傑作と言っていいのではないでしょうか。よくある『ロボットの反乱』を描いているものですが、ハイクオリティなCGと映像、無駄の無い流れるようなストーリーで、『ありきたり』を『一級品』に仕上げています。  ロバートソンという黒幕的人物を配置したのも面白い。たいしたミステリーではありませんが、カフェラテ飲みながらお手軽にミステリー要素を楽しむことができます。  また、この作品における近未来構想はかなり絶妙。アナログ(バイク、DVD、ウィルスミス)と最新のロボット世界との対比が面白い。それにロボットのアニメーションが大変なめらかで、違和感を全く感じないのがすごい。CGもここまでくると、その恩恵に感謝したくなります。  スプーナー刑事がNS-5の大群に襲撃されるシーンが2回あります。車での移動のときと、クライマックス。どちらも見応えのあるアクションシーン。ラニング博士の自宅を捜査しているときの、工事用マシンの襲撃も大迫力。過去の記憶を断片的に見せる夢のシーンは、ストーリーに深みとミステリアスな雰囲気を持たせてくれる。近未来のアイデアでは夢を見させてくれる。この映画には、楽しめる要素がふんだんに盛り込まれています。これぞエンターテイメント、これぞ映画です。  職場でルンバをかけながら仕事をしていると、最近やたらとルンバが私に突撃してくる。何回も。もしルンバがあのエリア内で、最大のゴミを私だと認識しているのなら、もうロボットの反乱は始まっているのかもしれないな。[ブルーレイ(字幕)] 9点(2017-12-05 11:45:47)(笑:1票) 《改行有》

307.  ゾンビ自衛隊 《ネタバレ》  B級感満載の映像。安っぽい演出。緊張感の無い音楽。棒読みのセリフ。どれをとっても『ザ・B級』。キング・オブ・B級。いや、もうC級くらいかも。  ですがこの作品、おっと思わせるようなゴア描写や、迫真の演技があったりします。確かに、自衛隊の隊長の演技はそーとーひどい。けど主役を演じた渡瀬やメガネ君の演技はなかなか良かったと思います。  また、要所要所でジョージ・A・ロメロの『ゾンビ』へのオマージュを感じるようなシーンもたくさん。ゾンビ作品への愛を感じます。  よってこの作品、安っぽいうえにハチャメチャながらも、いたって真剣に作られているので、妙に見応えのある作品になってます。  真っ二つにされる宇宙人。ぺらぺらしゃべる青年将校ゾンビとの一騎打ち。ラストのUFO大襲来に富士山の噴火と、確かに苦笑と失笑もたくさんある。だけどその一方で、クソB級と捨てきれない愛すべきB級ゾンビ映画に仕上がっているのは間違いありません。  最後に個人的な好みを言うと、『奥歯スイッチを入れてからの友里』はもう少し強くても良かったんじゃないかな。[DVD(邦画)] 6点(2017-12-04 01:45:05)(良:1票) 《改行有》

308.  パニッシャー(2004) 《ネタバレ》  原作はアメコミ。なるほど。知らんかった。謎のロシア人。ギター男。ちょっと変だとは思ったんです。でも、もとがアメコミならそれも納得。  家族を皆殺しにされる序盤。予備知識がないので、これは凄惨な復讐ものだと思いながら鑑賞。装備を整え、いざ、粛清。と思ったら、あらら、なんだかテンポがあまりよろしくないですね。  個人的に、『復讐もの』には、『哀しさ』と『怒り』が絶対必要。ですが、フランクから『怒り』や『哀しさ』が、思っていたほどには伝わってこない。正直、もっと悲しんで欲しい。もっと、怒り狂ってほしい。で、圧倒的な負のエネルギーを爆発させて、ぐっちゃぐっちゃにしてほしかったです。だからこそ、カタルシスを感じられると思うんですよね。  アパートの変な住人達との心温まるエピソード。変なロシア人とのコメディタッチな乱闘。どれも個人的には不要です。  序盤の心温まるシーンと、復讐のギャップ。そこを期待しちゃうわけです。復讐の最中に、隣人とのほのぼのエピソードもってこられると、せっかくの熱が冷めてしまいます。変なロシア人で、笑いに転化してほしくないですね。  それだったら、自分を助けてくれた呪術師のおっちゃんに、なんか黒魔術の呪いなんか受けちゃって、暗黒パワーで復活とかにしてくれたら、もっと割り切って見れます。  まあ、いろいろ言いましたが、結局最後まで飽きずに楽しんでみちゃったので、エンターテイメントとしては及第点だと思います。[ブルーレイ(字幕)] 7点(2017-12-03 02:19:33)《改行有》

309.  サマータイムマシン・ブルース 《ネタバレ》  タイムマシンを使って一日前に戻るドタバタコメディ。  タイムトラベルもドタバタコメディもやや苦手。それでも手に取った理由は、ここでの評価が高かったからです。それに、好きな俳優さん達が出ているというのも理由のひとつ。  で、見た感想は、一言で言うと、飽きはしないけれど映画的な面白さが足りません。伏線を回収してすっきり、という感覚も弱い。  たった2日間の出来事。せめて、過去に戻ることの必然性がもう少し強調されていれば良かったかもしれません。どちらかというと、タイムマシンは舞台設定の一つにすぎず、散りばめてある小ネタを楽しむような作品みたいです。『ハリキリスタジアム』とか、『ヴィダルサスーン』とか。  つまらなくはないし、悪くはないのですが、観終わった後の満足感は低いです。[DVD(邦画)] 6点(2017-11-30 14:35:13)《改行有》

310.  口裂け女2 《ネタバレ》  『ザ・都市伝説』的な1作目とは、がらりと作風の変わった2作目。その変わりようは驚くほどで、はじめの20分くらいで、一度タイトルを確かめたくらいホラーの雰囲気まるでなし。最後まで見ると確かにホラーなのですが、どちらかというと一人の少女と幸せな一家の消滅を描いた悲劇のドラマ。  例えば、クライマックス直前で、真弓がヨタヨタと歩いているシーンが遠くから映し出されます。普通のホラーであれば、ここは映さず、『埋めたはずの真弓が突然店の外にいる』っていう演出を選ぶのではないでしょうか。なぜならそっちのほうが絶対びっくりするからです。でもあえて、真弓がヨタヨタと歩くシーンを入れちゃう。それはなぜか。このシーンをみると、背筋がぞっとするような恐ろしさは感じるけれど、その一方でこの不憫な少女がかわいそうでしかたがなくなってくるのです。つまり、ホラーである以前に、悲劇のドラマであるという脚本を重視しているんじゃないでしょうか。  この作品の前半と後半の温度差は凄まじいものがありますが、この作品の秀逸なところはその温度差を極力感じさせないところです。気付けば全員が不幸の波に飲み込まれ、辺りに血のにおいが漂っちゃっているのが凄い。青春ドラマからの悲劇。悲劇からのサスペンス。サスペンスからのホラー。これだけのめまぐるしい展開を違和感なく見せきっています。  最後に個人的な感想を言います。美容師のほうの姉や陸上部の棒読み先輩は、真弓にずっと優しくしていたのだから、同じ殺すにしてももう少し葛藤を感じさせてほしいです。ただのザコキャラ扱いなのが悲しい。その一方で、真弓を迫害したクラスメートその他大勢のモブキャラたちになんのお咎めもなしってのも、なんか不満が残ります。  それにしてもラスト、口裂け女の第一発見者になるであろう少年から、噂話へと切り替わるのが、ホラーとしてもドラマとしても最高の終わり方ですね。[DVD(邦画)] 8点(2017-11-30 02:38:41)(良:2票) 《改行有》

311.  告発のとき 《ネタバレ》  こーゆーマジメな作品にこんなことを言うのは間違っているのかもしれませんが、映画としてのパンチに欠けます。  『無許可離隊した息子』『そんなわけないと探し出す父』『死体で発見される息子』『非協力的な軍警察』『タイトル「告発のとき」』だからてっきり軍の不祥事を明るみに出そうとした息子が暗殺されて、それを麻薬組織の仕業に見せかけた、陰謀系サスペンスだと思い込んじゃったわけです。実際は全然違って、『戦争帰りの兵士達。心を病んだ結果の成り行き殺人』でありました。もちろんそれはそれで良いのですが、もったいぶったミステリーの結果としては、いささか物足りないです。。。ただ、少しずつ真相が明らかになる戦争ドラマとして見ると、見応えのある作品です。後味は決して良くありませんが。  『子供をはねたことに苦悩する青年』が『捕虜を面白半分で拷問する狂人』に変わってしまう。だからあだ名を『ドク』と名づけ揶揄する友人達もやはり狂人。『戦争帰りの夫に怯える妻の相談を適当にあしらった結果、殺されてしまう妻』のエピソードがスパイスとして効いている。『今回はたまたま自分が刺した。翌日だったら刺されていたのは自分のほうだったかもしれない。』『イラクは異常だった。でも今はイラクに戻りたい。』などなど、心が壊れてしまった戦友たちの言葉が痛々しい。息子だけでなく、心を病んでしまった兵士はこんなにもたくさんいるという現実。ですがその伝え方があまりにも淡々としすぎているため、心に響いてこないんです。  超シリアスなお話も良いんですが、多少の脚色、演出は必要だと思いました。  息子や若い兵士たちの心からの救難信号を息子たちに代わって上げる逆さの星条旗。これ以上ないラストですね。[DVD(字幕)] 6点(2017-11-28 04:27:16)(良:1票) 《改行有》

312.  幸せになるための27のドレス 《ネタバレ》  ラブコメの王道をいく作品。安心してみていられる心地良さがあります。テンポが良く、笑いもほどよく、下品なネタもほとんどない。  『ブライズメイド』という日本ではあまりなじみのない職業。ですがすごくわかりやすいストーリーのおかげで、『ああ、そーゆー職業があるのね。』とすんなり受け入れられます。  『主人公のジェーン、仕事が出来る上司に片思い。だけど妹に上司をとられてしまう。自分にちょっかいをかけてくるのは嫌味なライター。二人は会えばケンカばかり。だけどいつの間にか惹かれあう二人。』なんでしょう。このベタな展開は。でもラブコメはベタなほうが良い。  『酒場で意気投合し、大盛り上がり。結ばれちゃう二人。その直後、ファミレスで暴露記事を目にして天国から地獄へまっさかさま。』こーゆーお約束の展開は、ラブコメが確実に盛り上がる鉄板の演出です。  共感しづらい点があるとすれば2つだけ。1つめは、『何も仕事やめなくていいじゃん。』作品のテーマに沿っての結論なんでしょうが、仕事とプライベートをきっちり分ければ済む問題。ジェーンにとってのブライダルの仕事って天職だと思います。それを否定して欲しくはなかったです。  2つめは、『妹、簡単に姉と仲直りしすぎ。』確かに妹にも悪い部分はありましたが、結婚を破談にされたのに、わりとあっさり姉と仲直り。あまりにも無難にまとめすぎちゃいましたね。  それにしてもこの映画って、映画よりむしろ連続テレビドラマにしちゃったほうが、面白いかもです。 [ブルーレイ(字幕)] 7点(2017-11-23 13:23:55)(良:1票) 《改行有》

313.  妖怪大戦争(2005) 《ネタバレ》  評価が低かったのであまり期待していなかったのですが、序盤から中盤にかけてはかなり面白いです。  子供向けながらもホラーテイストが感じられる雰囲気と音楽。特に神木君演じるタダシが大天狗の山に初めて行くときの緊張感はなかなか。更にはタダシが妖怪たちから驚かされるシークエンスは、子供っぽくもエンターテイメント性抜群で楽しい。モンスターや妖怪、CGによる演出が好きな私にとって、大好きな展開です。  で、『そんなに悪くないじゃん。面白いじゃん。』って見ていたのですが、後半~終盤にかけて、なるほどと思いましたね。最も盛り上がるべき最終決戦まで前半と同じか、それ以下のゆるいノリでは、そりゃあ盛り上がりませんな。  また、せっかく東京という大都市を舞台にしたのに、タダシや佐田以外の人間の存在が全く感じられないのも痛いです。  タダシのお姉さんや大天狗などがどうなったのかも全然出てきません。映画というか、物語としてのレベルが後半になっていくほど下がっていくわけですから、世間様から厳しい評価を受けるのも納得です。  『妖怪+マシーン』でターミネーターの出来損ないみたいなやつができるっていうアイデア、ビジュアル、まさに『日本漫画』っぽくて好きです。それだけに、妖怪たちとのバトルがほとんど描かれなかったのが残念。  クライマックスも、妖怪たちはお祭り騒ぎに終始するものですから、やたらシリアスモードのタダシ君たちのほうが茶番に見えてしまうのが悲しい。  極めつけはラスト。タダシ君が大人になってからのエピソードは蛇足の極み。いろんな意味で脱力するだけで、絶対要らないシーンです。[DVD(邦画)] 6点(2017-11-19 15:25:48)《改行有》

314.  ホット・ファズ/俺たちスーパーポリスメン! 《ネタバレ》  中盤まではコメディなんでしょうが、笑いのツボが合わず。むしろイライラする場面ばかり。  中盤以降は妙にサスペンスホラーな展開。『スクリーム』のようなスラッシャー系+ポリスアクションといった、ありそうでなかったコンボ。この辺りは結構好きです。ミステリー要素もあって、ワクワクします。  そして後半から終盤。オチがわかってからが、もうしっちゃかめっちゃか。動機なんてあったもんじゃない。これじゃあ村ぐるみで『悪魔のいけにえ』やっているのと一緒ですね。  署長も警官達もみんな怪しいと思っていた私。だって、人がこれだけ死んでいるのに事故だって言い張って、にこにこ冗談言い合っている警官たちはかなり異常。これがイギリス流コメディなのか、自分の肌には全く合わず。でも黒幕は署長のみで、警官達はみんな関係なかったって、逆に無理がありませんか。更には、あれだけ散々バカにしてきたのに、突然警官たちが署長ではなくエンジェルを信じるってかなり不自然。そんなことを気にしちゃだめなんでしょうか。  そしてエンジェル。冒頭でスーパーコップみたいな紹介されていたので、結構期待しちゃってたわけですが、ラストのアクション、結構普通。もっと圧倒的な強さで天誅くだすもんかと思っていたので拍子抜けです。  要所要所ではもっと面白くなりそうな雰囲気をはらんだ作品。内容を見ても、万人受けするタイプではなく、見る人を選びそうな作品です。[ブルーレイ(字幕)] 5点(2017-11-18 04:25:58)《改行有》

315.  私がクマにキレた理由 《ネタバレ》  ドラマとしてもコメディとしても中途半端で、はっきり言って面白くない。  説教臭いのに、説得力はないストーリー。  身勝手なミセスXや、クズ人間ミスターXに終始イライラ。その分がラストでカタルシスとなって昇華されるならまだしも、なんとも思い切りの無いオチ。見る人を引き込むちからのある作品だけに、何かありそうで何もないストーリーにがっかり。  かたっぱしから休みをつぶされる。なんやかんやとののしられる。『子守』という名の『なんでも屋』。次から次に押し付けられる雑務。一方的に解雇通知。最後のお給料はごくわずか。なんすかこれ。完全ブラックじゃないですか。何ヶ月もそんな仕打ちを受けといて、謝罪とお礼の手紙一通もらって、よく笑顔になれるなと、まったくもって理解不能です。登場人物の誰にも魅力を感じず、誰にも共感できませんでした。いや、唯一アニーのお母さんだけは良かったかな・・・。  それにタイトルでネタバレ。  そもそも日本ではなじみのない『子守ビジネス』がメインな映画なんですから、ピンとくるわけがないんです。  久しぶりのハズレ映画でした。[DVD(字幕)] 3点(2017-11-16 05:27:13)(良:1票) 《改行有》

316.  ミスティック・リバー 《ネタバレ》  サスペンス的に言えば、『火サス』とあんま変わらない。ですがそこに出てくる人間の描き方がエグイい。  子供の頃に一人だけ誘拐。性的虐待を4日間にわたって受け、そのトラウマが元で精神不安定に。小児性愛者を偶然見つけ、突発的に幼少期の自分と重ねてしまい殺害。妻にそのことを告白。だけど運悪くケイティ殺しの日と重なったため、妻はケイティ殺しを疑う。結果、ケイティの父であり幼友達でもあるジミーから報復されてしまう。救いの無い話。デイブが悲惨すぎて、後味は悪いです。  ジミー、デイブ、ショーン。自分が誰と重ねあってしまうかで評価が分かれてしまいそうな本作。私はデイブ。だから良い映画だったとは言い難いです。  それにしてもショーン(ケヴィン・ベーコン)と奥さんのエピソード、これって必要だったんでしょうか。ショーンが奥さんからの電話を受けるたび、いちいちストーリーが止まる感じがします。で、その奥さんが事件や過去のエピソードとつながってくるわけでもありません。メインのストーリーが完璧なだけに、無言電話がジャマで仕方がなかったです。  また、事件の犯人は映画だから許されるような人物で、意外性があるのですが、動機が突発的なものっていうのは、オチとしていささか弱い気がします。いや、銃社会としてリアリティを感じさせるようなオチではありますが・・・  この作品は子供の頃から立場が違う3人の物語がメイン。その一方でミステリー要素が強く、犯人も全然わからないので、サスペンスとしても面白い。デイブのミスリードが効いていて、映画の緊迫感を増しています。ドラマとしても刑事サスペンスとしても緊張感のある良作。ですがオチが弱いのと後味が悪すぎるのがちょっと残念ですね。  映画としては◎ですが、好みとしては△といったところでしょう。評価しづらい作品です。[ブルーレイ(字幕)] 7点(2017-11-12 13:04:42)(良:3票) 《改行有》

317.  ダニー・ザ・ドッグ 《ネタバレ》  ハードなアクションかと思いきや、実は『ちょっと深イイ話』に見せかけて、『浅イイエンターテイメント』というしめくくり。でも嫌いじゃないです、こういうの。意味ありげで、あんま大した意味はないっていうの。  最初からジェット・リーのアクション目当てだったので、それを見れただけでも満足。むしろ、なかなかヘビーなドラマを仕込んでくれたおかげで、見応えのある作品となっています。  その一方で、クライマックス辺りのドタバタアクションには少し物申したい。おいてけぼりの部下たち。そのまま放置で突然舞台はコンサートホール。今までの丁寧な脚本作りが嘘のようなこの適当な展開はいったい・・・?そして欲を言うならば、ダニーがサムとヴィクトリアを守りながら戦うといったシチュエーションにしてほしかった。押入れに二人を押し込んじゃった後は、ひたすらバート一家とダニーとの一騎打ち。せっかくダニーが見つけた『本当の家族』との絆を描く絶好のチャンスなのに、その二人が全く絡んでこないってもったいないです。  前半~中盤くらいまではグイグイ引き込まれたんですが、ラストのバトルとオチが弱い典型的な竜頭蛇尾的作品。[DVD(字幕)] 7点(2017-11-08 12:43:49)《改行有》

318.  マイ・ボディガード(2004) 《ネタバレ》  え?実話?みたいな終わり方なんですが、実際はどうなんでしょう。実話だとしたら、釈然としないあの終わり方にも一応の納得はできるというものですが。  それにしても前半がだるい。クリーシーとピタの心の交流や絆を描くために必要だというのはわかります。とは言え、尺に頼りすぎ。限られた時間のなかを、作り手側の工夫や演出で、共感させてほしいものです。  中盤、ピタがさらわれてからが、かなり面白いです。次から次へと悪党を芋づる式に釣り上げていく様子は痛快。復讐の仕方も徹底していて良い。クリーシーの怒りが伝わってきます。ただし、ピタが生きていたとなると、多少話は変わってくるかもしれません。もちろん誘拐に加担した人々は、ピタが生きていたとしても、ピタを救い出すために殺されちゃうのは致し方ないのでなんとも思いません。ただ父親はどうでしょう。確かに悪いことに加担したかもしれませんが、その動機は『借金まみれの家庭を守るため』というもの。せっかくピタが生きて帰れても、父親が死んでいたんじゃピタがかわいそうですよ。  それに、クリーシーの過去にいったい何があったのか、さんざんもったいつけておいて結局教えてはくれないのですね。過去のエピソードを明かしてくれないと、どれだけクリーシーがピタによって魂の救済をされたのかが伝わっきません。それってこの映画のいっちばん大事な部分だと思うんですけどねぇ。  と、ゆーわけで、気になる部分がなきにしもあらず。更にはラストがしっくりこなかった。ということで、やや辛口評価です。[DVD(字幕)] 6点(2017-11-08 01:41:52)《改行有》

319.  ニューオーリンズ・トライアル 《ネタバレ》  復讐劇のストーリーとしては、悪くないと思います。  銃乱射の責任をすべて銃器メーカーに押し付けようとするスタートに疑問を感じていましたが、オチを知って納得です。  過去に別件の銃乱射事件で姉を亡くした妹。恋人を奪われた彼氏。更には被害にあった町が銃器メーカーを相手に集団訴訟を起こすが、敗訴。町は破産。その悲劇の根源となっているのが、銃器メーカーと、フィッチの違法な陪審員操作。だとすれば、その両者を完膚なきまでに叩きのめすストーリーに、本来であれば溜飲を下げ、この上ないカタルシスを感じることでしょう。ですが実際はそこまでの感情は湧きません。  原因の一つとして、前置きがちょっと長すぎたかもしれないです。もったいつけすぎと言っても良い。ニックが陪審員になるまで、結構な尺をとっています。更には情報過多な割りに、物語が進んでいる感じがしないので、疲れます。もちろん、前半部分が大事であることは間違いありません。要は『テンポ』と『バランス』の問題だと思います。  もう一つの要因は、『原告側を勝訴に導く』という肝心の部分に、これといった工夫が全然なされなかったこと。フィッチに買収されている陪審員の失言を引っ張り出すなんてやり方が、うまくいったから良かったようなものの、これでは不確定要素が多すぎて敗訴になっていた可能性だってあります。  よって、『法廷』を舞台とした人間ドラマとしては面白いと思いますが、『法廷もの』、『知的サスペンス』としては、長い割りに物足りない。消化不良です。  ただし、ストーリーと人物配置を理解したうえでもう一回見たら、評価が変わるかもしれません。2回目見たほうが面白いんじゃないかな。もう見ないけど。[DVD(字幕)] 6点(2017-11-04 10:25:16)(良:1票) 《改行有》

320.  オーシャン・オブ・ファイヤー 《ネタバレ》  冗長で退屈。とにかく長い。起伏がなく、ダラダラとしたイメージ。  『馬の大陸横断レース』みたいな趣きなんだけど、みんな馬に乗ってただ歩いているだけなので、レースならではの疾走感や緊張感みたいなものは感じられないです。位置関係だって見ているほうは全然わからないし、いま主人公が先行しているのかどうかさえよくわかりません。  と、ゆーことで、どちらかといえば『レース』はあくまで舞台装置であり、メインは『人間ドラマ』なのかもしれません。じゃあそのドラマはどーかというと、微妙。登場人物は自分勝手な人ばかり。悪人も多く、辟易します。富豪の人は主人公のアソコを濡れ衣で切り落とそうとする暴君なのに、主人公と友情が芽生えたみたいな強引な展開についていけません。その主人公にもっと魅力があれば良いのですが、いまいち足りないんですよね。  また、レースの最中にレースと関係ないイベントがいろいろ起きちゃうのも、プロットに一貫性がなくて苦手。話があっちこっちに飛んでいくので、主題がはっきりせず、満足感を得られないのかもしれません。どちらにせよ、つまらない映画です。[ブルーレイ(字幕)] 4点(2017-10-30 03:31:27)《改行有》

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