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プロフィール
コメント数 2293
性別 男性
年齢 47歳
自己紹介 好きなジャンル【 SF、アクション、サスペンス、ホラー、ミステリー 】
見たあと面白かったと思える映画は、ドラマ系、実話系、裁判ものが多いかもしれません。
サクセスストーリーが一番好きです。
見た後元気になれるし、夢があるから。

みんシネで面白そうな映画をチェック⇒映画を見る⇒レビューを見る⇒自分のレビューを書く
だいたいこんな感じで映画ライフを楽しませてもらっています。

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321.  レジェンド・オブ・アロー<TVM> 《ネタバレ》  テレビ映画なので、画質が良いわけもなく、スケールも小さいが、中身は面白いです。  ストーリーが淡白すぎるので、物足りなさは感じます。  アクションもなんだかもたもたしています。  ですが役者さん達が結構良くて、飽きずに見られるクオリティに仕上がっていますね。  そんな中でも、ロビン・フッド役のスチュアート・ウィルソン。飄々とした雰囲気がなんとも言えず魅力あります。彼が出るシーンはウィットに富んでいてユーモアを感じさせます。  誰だか知りませんが、フィリップ王子役の人も良い。最初はただのバカ王子かと思いきや、意外にもなかなかの賢王です。  そしてなんと言ってもグウェンを演じるキーラ・ナイトレイでしょう。きれい。かわいい。美しい。特にショートにしてロビン・フッドの格好をしてからが最高に良い。まるでRPGの主人公みたい。その旅立ちの姿にほれます。  ただ、旅立ちのシーンの期待値とは裏腹に、思ったほど活躍のシーンがなかったような気もします。  どちらかと言えば罠にはめられてばかりで、あんまり良いところがありません。  もっとロビン・フッドの娘ならではの美技や体術で活躍するシーンが見たかったですね。  やたら感情的なところも、主人公の神秘性が薄れてしまってもったいないです。  どうせよくある御伽噺の域を出ない単純明快なストーリーなんだから、もっと圧倒的に強い主人公が大活躍する冒険活劇でも良いような気がしますね。  ちょっとけちをつけてしまいましたが、魅力溢れる主人公であることに間違いはありません。  あの笑顔は最高です。[DVD(字幕)] 7点(2016-09-16 14:45:55)《改行有》

322.  ゴースト・オブ・マーズ 《ネタバレ》  少々期待しながら見たせいで、期待はずれの気持ちのほうが大きい。  それでもそこそこ楽しく見れたので甘めの採点です。  最初のうちはそれなりの緊張感をもってドキドキしながら鑑賞。  そしてヘヴィメタメイクの人たちが集会みたいなのをやっているところで気分が一気に冷めます。  まあそーゆー作品と知っていればよかったのでしょーが、ホラーと思って見てしまうと間違いなくここで冷めるはずです。  こーなってくるとホラーではなく、B級エンタメアクション。嫌いではないのですが、何が起こっているのかわからない序盤のテイストのほうが好みに合っています。  『やっつけたら、ゴーストみたいなもんが乗り移ってくる』という設定も好きではありません。  攻略のしようがない。希望があるから、恐怖感や焦燥感も増すのだと思います。結局は倒せないというのがわかっていると、どうしようもありません。  体がスパスパ切られていく演出は好き。スケールの小ささ、B級感たっぷりのチープな感じもきらいじゃありません。火星の各種デザイン、特に居住区なんかは、一昔前のRPGみたいで結構好き。  警察グループ、犯罪者グループの戦闘能力が高いのが良い。  好きなポイントもたくさんある映画。  その一方で、ヘレナ隊長がいつの間にか殺されていたり、人の使い方がもったいないと思う点もあります。  仲間が死んでも、話題にすらあげないのは、さすがに事務的過ぎる気もします。  好きなジャンルの作品。ですが気になる点多々あり。惜しい。[DVD(字幕)] 7点(2016-09-08 15:37:23)《改行有》

323.  アメージング・ハイウェイ60 《ネタバレ》  リアルな世界を舞台にしていますが、内容は完全におとぎ話。  ただし、『贋作美術館』『ドラッグ合法の街』『訴訟の町』など、皮肉やユーモアがしっかり効いているのが特徴。  この作品に出てくる人々は、与えられた役割を演じるだけの駒のような存在。  その分、人物描写は限りなく薄い。  主人公ニールも、まるで毒の無い爽やかな好青年に終始しています。  一応ニールの精神的成長という側面もあるのですが、私が見る限りでは風刺を効かすことに重きを置いているように感じられます。  マイケル・J・フォックスやカート・ラッセルといった存在感のある名優が、脇やチョイ役に徹しているのも、作風が関係しているのかもしれません。  この作品には、主人公ニールの体験を通して、世の中の通年や常識を改めて考えさせてくれる面白さがあります。  完全に人物よりストーリーを楽しむ作品なので、ストーリーメインで映画を楽しむ人とは相性が良さそうです。  ですが心にずっと残るような作品でもありません。  絵本の域を出ていないのも事実です。[DVD(字幕)] 7点(2016-08-26 11:00:55)《改行有》

324.  ドッグ・ソルジャー(2002) 《ネタバレ》  こーゆー作品では粗を探さないことがもはや一つの礼儀になりつつあります。  すべての粗に目をつぶれば、それなりにスリリング。  そしてサスペンスフル。  グロ描写もオツ。  中でも、森の中で、軍曹のはらわたを押し込もうとうするシーンはこの作品のハイライト。軍曹、ベストアクトです。  後半は終始暗い画面でごまかしているような感じ。  誰が何をしているのか全くわかりません。  女のスタンスも意味不明。支離滅裂。  『ま、まさか、おまえもこの家の住人だったのか。』  『そうよ。力を解放するわ。』  ってドラゴンボールかーい。  そういえばこの作品はクリリンばっかりで、クーパーと軍曹とライアン以外は区別つかないです。  で、結局あの家の住人は生物型軍事兵器のあわれな末路ってことでファイナルアンサー?[DVD(字幕)] 7点(2016-07-24 15:26:44)(笑:1票) (良:1票) 《改行有》

325.  大いなる休暇 《ネタバレ》  まるで御伽噺のようなプロローグとエピローグの構成が良いですね。  ストーリー自体はいたって普通。  前半は自己中心的な人ばかりでイライラすることもあります。  その後、しだいに一つの目標に向かって、みんなの気持ちがまとまっていく様子が微笑ましい。  コメディ演出が私好みです。  『レストランから教会への大移動で村人の人数を倍に見せる作戦』は、べたすぎて面白い。  『なんちゃってクリケット。』『つり(やらせ)』『もう一人の医者(仕込み)』、などなど、自分好みの演出が盛り沢山。  それに加え、クリストファー医師のリアクションが、素直すぎて、おかしさに拍車をかけます。クリケットへの食いつき方が最高。  もしこの作品が、コメディオンリーで『馬鹿騒ぎして終わり』であれば、ここまでの好評価を受けることは無かったでしょう。  コメディテイストのなかで、時折はさまれるシリアスなドラマパートの味わいが、何とも言えず良いんですよね。  『生活保護を受け取る気持ちがわかるか。お金を受け取る代わりに、誇りを失うんだぞ。』は名ゼリフ。  働けるのに、生活保護を受け取って、そのお金でパチンコに行っちゃうような、誇りを失った日本人の恥さらしに聞かせてやりたいです。  ドラッグ、盗聴、亡くなった人の分まで不正受給。必然性の低い違法行為が多いので、高い評価は出せませんが、映画としては面白い。  鑑賞後の満足感は絶品です。  あ、この作品、字幕がかなり端折られてます。この作品に限っては、吹替えのほうが断然オススメです。[DVD(吹替)] 7点(2016-07-06 13:17:13)(良:1票) 《改行有》

326.  ハンニバル・ライジング 《ネタバレ》  『妹を食いやがったな。妹との約束だ。おまえらも食ってやるぜ』なるほど。理にかなっています。  ある出来事がトラウマになっている場合、そのトラウマの元凶に自分がなることで、トラウマを克服するというケースがあります。  原作は知りませんが、映画を見た限りでは、レクター博士はそれに近いのではないでしょうか。  ある凶悪犯のルーツを辿るサスペンスドラマとしては十分に面白い。  ですが、ハンニバルシリーズとして見ると、期待値の高さに相応しい傑作、とは言い難いものがありますね。  グレアム、クラリスの両名は、レクター博士の異常性を、相対的に強調するような存在だった気がします。  この作品の『妹』、そして『レディ・ムラサキ』。この両名は、『人間ハンニバル』の輪郭を、私達に見せてくれているような気がします。だとすると、レクター博士の熱心なファンに受けが悪いのもうなずけますね。  更には、『妹の復讐』という動機の部分を明確にしてしまったことで、ますます彼の神秘性は失われてしまいます。  そして、鎧、刀、原爆といった日本的マストアイテムの登場。これは良くなかったかもしれません。生粋の日本人である私達にとって、『チープな作り物』というイメージを意識させてしまいます。  そんななか、レクター博士を演じたギャスパー・ウリエル。彼は良いですね。この作品の掘り出し物的人材じゃないでしょうか。レクター博士の狂気を、予想以上に表現してくれていたと思います。  悪党達を、凶悪な暴力でねじ伏せる、悪の華。その美しさは、この作品でも十分に堪能することができました。  中盤以降のサスペンスアクションな展開には、十分満足しています。  ただ、ちょっと長いですね。  このシリーズはどれも尺が長めなのですが、基本的には必然性のある長さで、鑑賞中にその長さを感じません。  ですが、この作品は、その長さを感じてしまいます。間延びしている部分があるのでしょう。そしてその長さに必然性も感じません。  駆け足気味だとドラマに深みや重みがなくなります。  今作が、その性質からストーリーの深みを大切にするのはわかります。  ですが、あまりにもったいぶって冗長になると、間延びして緊張感がそがれます。  なかなかバランスが難しいですね。[DVD(字幕)] 7点(2016-07-01 13:35:33)(良:1票) 《改行有》

327.  アメリカン・アウトロー 《ネタバレ》  血生臭い時代背景とストーリーを、ポップで明るい雰囲気に仕上げたエンタメ作品。  よって多少の不謹慎感はありますが、気軽に見られるポップコーンムービーとなっています。  プロットも極力わかりやすくなっているようですね。  まずは南軍が北軍に敗北します。南軍のレンジャー部隊、故郷に還ります。故郷の村に、政府の息のかかった鉄道会社が立ち退きを迫ります。つっぱねます。仲間が処刑されそうになります。助けます。今度は母親が殺されたりして、報復強盗が始まります。  このようなシリアスな脚本を、ひたすらライトなテイストで味わうことになります。  当然犠牲者もいるわけです。ジェームズ兄弟の母親。ヤンガー兄弟の末の弟。また、話題の中でしか出てきませんが、ドク・ミムズの長男も死んでいます。  ですが『人の死』の扱いが、この作品ではかなり軽いです。悲しみ、怒り、痛みといった感情が、この作品から伝わってくることはありません。もちろん、そこから生まれるはずの、逆襲や復讐によって得られるカタルシスもありません。なんせ、ラストは自分達の家族を殺した相手と馴れ合う始末です。そして笑顔で新天地へ向けて再スタートですから、死んだ者達は浮かばれないですよね。  したがってこの作品は、終始ジェシー・ジェームズというアウトロー・ヒーローを描くことにこだわった作品と言えそうです。  そりゃあ、見ていて楽しいですが、深みはなく、共感することも無く、見応えもありません。  ついでに言うと、部分的に脚本がかなり雑です。 一例を挙げると、仲たがいのシーン。ここはかなり強引ですよ。  その人間性とカリスマで、みんなをひっぱってきたジェシー、突然のご乱心です。  『俺がボスだ。』『お前は死にぞこないだ。』  不自然極まりないです。  ライトなタッチは好きなのですが、しめるところはしめてほしいですね。  『袂を分かつシーン』や、『人の死のシーン』だけは、もう少し脚本や演出を練っても良かったのではないかな。[DVD(字幕)] 7点(2016-06-24 11:06:45)《改行有》

328.  ロード・トゥ・パーディション 《ネタバレ》  かなり落ち着いた雰囲気のマフィアもの。  ですが落ちついているのは雰囲気だけで、中身は結構凄惨ですよね。  忠義を尽くしていたのに、妻子を殺されたうえに、父同然に慕っていたボスから命を狙われるマイケル・サリヴァン(トム・ハンクス)。  元凶はコナーというボスの息子。それは皆わかっているのに、ボスの息子だから、誰も手が出せない。理不尽なストーリーに怒り心頭です。  サリヴァンは、父親としてもマフィアとしても一流。ある意味、ヒーローとしての側面を持っていると言えるでしょう。  だから、救いようの無いストーリーでも、サリヴァンのダークヒーローぶりに、一筋の希望を期待せずにはいられないのです。  最低の状況からの大逆転を期待してしまうのです。  実際は、妻子が殺されて、サリヴァンがその報復を始めたときから、真のハッピーエンドなんてありえないのに。  そういった意味では、『家族の幸せエピソード』を序盤で『描きすぎなかった』のは逆に良かったかもしれません。そこを描きすぎていたら、家族が失われた悲しみのほうが、映画を支配してしまいそうです。  ラストはせめて二人の幸せを願っていたのですが、何とも後味の悪い結末。  にも関わらず、サム・メンデス監督の、とてつもなく上品な演出で、悲しさを最小限に抑えてしまっているのは凄い。  それどころか、息子のナレーションでしめちゃったことで、まるで感動的なドラマのような仕上がりに。とんでもないですね。  この映画は、『マフィアもの』か、『家族ドラマ』か。  正直どっちつかずの印象ですが、良く言えば『合わせ技一本』みたいな作品だと思います。  [ブルーレイ(字幕)] 7点(2016-06-21 02:15:04)(良:1票) 《改行有》

329.  ショウタイム 《ネタバレ》  ストーリー性のあるコメディは好きです。  特に刑事もので、ベタなやつならなお良い。  そういった意味ではこの作品は自分好み。  ですが、最初のうちは笑えることより、イライラすることのほうが多いかもしれません。  なにしろ、前半のトレイ(エディ・マーフィ)がうざすぎます。  TVプロデューサーのチェイスは、あほすぎます。  そーゆーキャラ設定なのはわかるんですけどね。さすがにミッチ(ロバート・デ・ニーロ)がいたたまれなくて。  ですが中盤以降、特にラストに向けて面白さが加速します。  コメディタッチは崩さず、それでいてサスペンスアクションのノリもまあまあ。それなりの爽快感すら感じられます。  あれだけ否定していた『ボンネットダイブ』を結局やらされるハメになるシーンは面白すぎます。  そして、事件解決の瞬間を、『SHOW TIME』のタイトルでしめくくる演出はあざやか。  事件は解決。番組は大ヒット。トレイとミッチは本当の相棒に。  ですがトレイが本物の刑事に昇進できたのが、一番後味が良かったかもしれません。  あくまでB級、ポップコーンムービーに違いはありませんが、こーゆー映画が心をリフレッシュさせてくれます。  大絶賛はできませんが、私にとって、こーゆー作品は必要なジャンルなんですよねー。  『エディ・マーフィー』『マーティン・ローレンス』『ジャッキー・チェン』『クリント・イーストウッド』、親が吹替えで見ていた世代なので、もはや吹替えのほうがネイティブに感じるのが悲しい(笑)[DVD(吹替)] 7点(2016-06-18 10:01:43)(良:1票) 《改行有》

330.  MUSA-武士- 《ネタバレ》  明と高麗、それに元、3つの国が出てきますが、ストーリーはそんなに複雑でなくて良かったです。  明と元は仲が悪い。明と高麗もうまくいっていない。  じゃあ元と高麗で力を合わせれば良いのに、その元と高麗の優秀な武将達が殺し合う物語。悲しいのは、明の知らないところで、明とうまくいっていない二つの国が殺しあっているという現実です。これが戦の不思議。  もちろん、そこには『明の姫』というキーパーソンがいるわけですが。  『元から明の姫を救い出し、明に送り届ければ、明と高麗の関係修繕のきっかけになる。』  それはまあ、そうなんですけどね。  まるでいじめられっ子が、いじめっ子に気に入られるために、他の子とケンカをしているようで虚しい。  だからでしょうか。  最初から最後まで、登場人物の誰とも、心でわかりあえないのです。  もちろん、どの人物も個性的で魅力ある人物です。  将軍や、将軍の右腕のような武将も強いし。元奴隷のソヨルは鬼神の如き強さだし。アン・ソンギ演じるタイセイは沈着冷静なスナイパー。将軍や姫に噛み付くタイセイの弟も、なかなか光る脇役。  これだけの武将が、生き残るためにひたすら戦い続ける物語。  結末はともかく、その過程は大変見応えがあります。  ただ願わくば、もう少し力を合わせて、知恵を出し合ってほしかった。  それにやはり多勢に無勢ですね。  どんなに個人が奮戦しても、結局みんな死んでいく。辛いです。あんなに強いのに。  正直、みんな死ぬってわかっていたら見なかったかもしんないです。  なんだかんだ言って、姫を無事に送り届けて、高麗に帰るのだと、ずっと願っていました。[DVD(字幕)] 7点(2016-06-08 15:04:31)(良:1票) 《改行有》

331.  ピアノを弾く大統領 《ネタバレ》  韓国お得意のシンデレラストーリーですね。  男性のほうは、リッチで社会的地位が高くて、気さくで寛容。  女性は一般人。  ラストはお約束のハッピーエンドで、誰がいつ見ても楽しめる一本なのは間違いありません。  あとは結論に至るまでのプロセスはどーか。ディテールはどーか。  まず、万引きはダメ。絶対。  自分も万引きすることで、生徒との信頼関係築こうなんて、大間違い。せめて、その後お店に商品返して謝罪してほしいです。  また、クラスのいじめられっこ、大統領の娘、そのパシリ君、主人公のチェ・ウンス(チェ・ジウ)、この人たちの背景はもう少し語ってほしいです。チェ・ウンスは何故学校の転勤を繰り返しているのか、大統領の娘は何故ひねくれてしまったのか、一切教えてくれません。  もう少し説明が欲しいところですね。  さて、全体的なストーリーテリングはどうか。  前半、バランスのとれた複数ジャンルの融合から、後半はロマンティックコメディ1本に収束。その分、作品としての落ち着きは取り戻しますが、面白さは半減。個人的にはこの作品のピークは、大統領に宿題を出す辺りまでです。  チェ・ウンス(チェ・ジウ)も、ハン・ミヌク大統領(アン・ソンギ)も、先生や大統領としての登場シーンは最高。  それにプラスして、それぞれの仕事に対するプライドや志を感じさせるエピソードが、あと一つずつくらいあれば、より二人に感情移入できたかもしれません。  まあ、さらっと観るエンターテイメントとしては、十分及第点でしょう。[DVD(字幕)] 7点(2016-06-06 00:24:13)《改行有》

332.  トゥームレイダー2 《ネタバレ》  1より面白い。1よりスピーディ。1よりドラマチック。1より緊迫感がある。何より1よりアクションが多い。  すべてにおいて、1より少しずつパワーアップしています。  続編としては◎です。  1より見所も多いですね。  特にお気に入りのポイントは2つ。『バイクレース』と、ラストの『クリーチャーとのバトル』。  ここはどちらもA級レベルのクオリティで、素晴らしい完成度。  バイクレースの臨場感、スピード感は最高。迫力満点。でこぼこ道ならではの興奮が味わえます。  そしてラストのクリーチャー。今まで人間同士のバトルがメインだったのに、ここにきて突然のホラーテイスト。意表をつかれながらも、『嬉しい想定外』で、凄く良いです。クリーチャーのアクション、クリエイティブかつエキサイティングで最高ですね。  憎たらしい敵の部隊が、瞬く間に一網打尽にされていく様子は、爽快ですらあります。  視覚効果で楽しむ映画で、ストーリーなんて最初から期待していませんが、今作はストーリーも何気に良かったのでは?少なくとも前作よりかは面白いと思います。  特に、何を企んでいるのかわからないテリー・シェリダンの存在が、絶妙な緊張感を作るのに一役かっています。  少しずつヒントを集め、小さなバトルを繰り返して謎を解いていくプロセスは、ゲームっぽくて非常に楽しい。  オリジナルのゲームは知りませんが、駄作が多いゲームの映画化としては、間違いなく成功している作品だと思います。  また、酷評されることが多いヤン・デ・ボン作品群ですが、どれも個人的には好きなのばかり。『スピード2』ですら結構好きなんですよね。この監督さんとはとても相性が良いみたいです。[DVD(字幕)] 7点(2016-06-05 02:34:06)(良:1票) 《改行有》

333.  テキサス・レンジャーズ 《ネタバレ》  スティーヴ・マイナーという監督が結構好きです。  この監督の映画、ほとんど全部見ています。(ただのB級映画好き。お気に入りは『ガバリン(笑)』)  背伸びしていない感じが好感が持てます。  小難しい作品が一切無いんですよね。とにかくわかりやすい。この一言に尽きます。  『テキサス・レンジャーズ』のストーリーもいたってシンプル。  テキサスに無法者がいる。人は殺す。牛は盗む。女はさらう。  無法者達を許すな、と州知事が『テキサス・レンジャーズ』を結成。  あとはひたすら悪者を追っかけてはガンファイトの繰り返し。  待ち伏せ、スパイ、偽情報による誘導作戦、敵の罠にことごとくひっかかっるテキサス・レンジャー。  ですがラストは奇襲が成功して、めでたしめでたし。  あっと驚く展開は無し。とにかく、リズミカル。スピーディー。わかりやすい。  まあ、そーゆーテイストですから、人物の造形もかなり軽めです。掘り下げは浅く、感情描写は希薄に。悪い奴はとことん悪く、ピュアなやつはとことんピュアに。  ですが個人的に、好きです。なぜなら見ていて楽しいから。  大好きなレイチェル・リー・クックの使い方だけが、もったいないというか、物足りないというか。そこはちょっと残念なポイントです。  ガンファイトのタッチ、テンポは良いのですが、この作品のガンファイトは、誰が誰だかわからなくなってしまうんですよねー。  そこだけもう一工夫ほしかったところです。[DVD(字幕)] 7点(2016-06-02 15:21:38)《改行有》

334.  ファム・ファタール(2002) 《ネタバレ》  宝石強盗。狂言誘拐。自分とウリ二つな女。予知夢。  現実感と虚構感が絶妙なバランスで交じり合う世界。これにまたミスマッチなのんびりとした音楽が流れます。  この独特な雰囲気。これがフランス映画特有の味わいなのでしょうか。アメリカ映画ではなかなか感じることができない空気感ですね。  レベッカ・ローミンは、善人の顔と悪人の顔、人間の二面性を見事に演じきっていたと思います。更にリリーは全く別人に見えるので凄い演技力です。  そしてもう一人の主人公、アントニオ・バンデラス演じるニコラス・バルド。やはりこの人、かっこいい。ずば抜けた美形ではないのに、表情の作り方や立ち居振る舞いでこうもかっこよくなるものかと、感心します。  サスペンスとしても面白いのですが、人間ドラマとしても非常に興味深い作品。何となくニキータを思い出すプロット。  最後の15分間は一瞬何が起こったのかわからなくなる展開。ほぼ反則技の大技ですが、個人的にはこれはアリです。  正直、ちょっと内容に対して、スローすぎるテンポに集中力が切れそうになることも。テンポはもう少し速いほうが好きかもしんないです。  『ファム・ファタール』って『男を破滅させる魔性の女』という意味と、『男にとっての運命的な恋愛の相手』の二つの意味があるのですね。なるほど。そう考えると、『こんな形で出会わなければ~』を体現したかのようなクライマックス。サクセスストーリー並みの幸福感が得られるだけでなく、まさにタイトルどおりの結末となったわけです。良い。[DVD(字幕)] 7点(2016-05-28 16:32:24)(良:1票) 《改行有》

335.  オーシャンズ13 《ネタバレ》  1作目に雰囲気が近いですね。  今作は、アル・パチーノ演じるウィリー・バンクに騙されて、すべてを失ったルーベンの敵討ちストーリー。  前回の借金返済のマイナススタートに比べれば、攻めの姿勢のスタートなので、最初から高揚感があります。ダニーがバンクに、『ホテルを元に戻すなら、許してやろう』なんて、超上から目線で言っちゃうわけですから、アツい。  1作目のようにあっと驚く展開はありません。  ライナスの親がFBIの真似事して助けに来てくれるのも、すでに前作で使用済み。つまり、これは前2作ですっかりファンになった人たちに、楽しんでもらうための作品なのでしょう。ですから、『前2作を鑑賞していないと、話がわからなくてあたりまえ』ってスタンスは、開き直っていて逆に清々しいです。  『ホテルの格付けを最低ランクにさせる。』『カジノで大損させる』『ダイヤを盗む』と、今までで、最も容赦のないストーリー。  とにかく完膚なきまでにこてんぱんにやっつけてくれます。  裏をかこうとしたベネディクト&トゥルアーの更に裏をかきます。  バンク、ベネディクト相手に、すべての駆け引きで常に一手先を読み、完全勝利。とにかく見ていてスカっとするし、爽快です。  高尚な展開や演出を望まなければ、十分に楽しいエンターテイメントでしょう。  ただ、あまりにもオーシャンズチームが強すぎるため、アル・パチーノが防戦一方に終始してしまうのはいささか物足りません。  オーシャンズチームが窮地に立たされるシーンが一つでも入っていれば、もっとメリハリと刺激のある作品になっていたかもしれません。  あと、ついでに言うと、ホテルの評価をぼろくそにつけられて呆然とするバンクが見たかったですね。  『ソールが実はオーシャンズチームでした』ってネタバレするだけではやや消化不良です。[ブルーレイ(字幕)] 7点(2016-05-23 13:10:47)《改行有》

336.  スナッチ 《ネタバレ》  確かに、『ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』にテイストが似ていますね。  別々の場所で始まった物語が、少しずつ絡み合い、最終的に一つの結論へ到達する。この手法は面白いですよね。  最後がどう帰結するのか、読めるようで読めないですし。  一番読めなかったのは、パイキーグループの逆襲。てっきり『アビー&トニー』、『ボリス』、『ソル&ビニー』、『ブリックトップ』の四つ巴戦になると思っていたので、意外な帰結ではあります。  こーゆーパターン、テイストが好きという人は、ここでのレビューを拝見するだけでもたくさんいます。それは何故か。  映画でもマンガでも、『正義VS悪』よりも、『悪VS悪』のほうが、絶対盛り上がるからでしょう。言うなればこれは、『悪人たちだけの天下一武闘会』。これでアツくならなきゃ男じゃないね(笑)。  とまあそーゆーことですから、『ベニチオ・デル・トロの早期離脱』『トニーの情け無い最期』『アビーの帰国』。コメディの視点で見れば面白いのかもしれませんが、天下一武闘会を期待していたものとしては、期待が大きすぎただけに、拍子抜けした感のほうが強いです。  何も期待せずに見ていれば、もっとはまれたかもしれません。  何しろ、テンポの速さとアクの強さは天下一品。見ている間は全然退屈はしないですから。  でもこのキャストと監督で期待するなってのは無理な話。見る前の期待値って大事です。  それにしても、『犬』=『パイキー』、『ブタ』=『ブリックトップ』を象徴するものだと思えば、犬がブタの人形食っちゃったのは、ラストのオチを暗示させたりしていて、なんか面白いかも。  まあ何にせよ、『スナッチ』は娯楽のみを追及した作品。映画に意味を求める人にはほんと向かない作品。これぞジェットコースタームービーです。  [ブルーレイ(字幕)] 7点(2016-05-18 08:47:12)《改行有》

337.  ローカルボーイズ 《ネタバレ》  爽やか。青春の1ページ。  これといったストーリーは無いんですけどね。一つ一つのエピソードが丁寧で、こちらの心をいつの間にか掴んできます。  ランディとスキート兄弟の前に現れる伝説のサーファー、ジム・ウェズリー。彼に教えてもらってスキートは少しずつサーフィンが上達していきます。ですが、この作品は、スポーツ主体のサクセスストーリーではありません。サーフィンはあくまでみんなを結びつけるための舞台装置にすぎません。これは紛れも無い上質のヒューマンドラマです。  スキートは、サーフィンを教えてもらいながら、ジムに死んだ父親を重ねてしまいます。  ジムはジムで、スキート一家に、亡くした妻と娘の面影を重ねてしまうのです。  それに耐えられなくなったジムは、スキートたちの前から姿を消してしまいます。スキートの兄ランディは、裏切られたと勘違いしてしまいます。そう、ジムに父親の姿を重ねていたのは弟のスキートだけではないのです。兄ランディもまた、ジムに父親の姿を見ていたのでしょう。ジムとランディの再会のシーン、抑えていたランディの本当の気持ちがあふれ出て、本当に感動します。  ただし、この一連のシークエンス、もしかするとやや説明不足かもしれません。大事なシーンだからこそ、言葉での説明を極力控えているためか、行間を読む必要があります。凄く泣けるストーリーなんですけど、人によっては伝わらないかもしれません。それが惜しいなー。  それにしても、ランディ、本当に良いお兄ちゃんだ。こんな兄をもった弟は幸せです。[DVD(字幕)] 7点(2016-05-06 14:44:27)《改行有》

338.  ONE TAKE ONLY ワン・テイク・オンリー 《ネタバレ》  血と暴力の匂いがする作品。  メインの二人はどこにでもいそうな二人の男女。  街中をぶらぶら散歩したり、カフェで女友達とおしゃべりしたり、サッカーしたり。  しかし、裏では、一人は売春をし、もう一人はドラッグを売り捌いて生計を立てています。  タイ社会の表と裏が体感できるムービーですね。  爽やかな恋愛パートと、緊張感漂うサスペンスパートの対比が凄いです。国は違いますが、同じアジア映画の『息もできない』を思い出します。  吹き替えはいまいちでしたが、キャストの演技は臨場感を感じさせる素晴らしいものです。映画としては大変見応えがあり、ストーリーもしっかりしています。  ですが、登場人物が皆不幸になるラスト。  ばりばりのアクションや、ホラーだったら、バッドエンドも全然アリなんですが・・・。ドラマのバッドエンドって本当に不幸な気分になるから苦手です。見ている間は面白いんですけどね。[DVD(吹替)] 7点(2016-04-29 18:04:04)(良:1票) 《改行有》

339.  Cut カット!(2000) 《ネタバレ》  よくあるスラッシャー映画。ただし、殺人鬼が生身の人間ではなく、フィルムにこめられた思念体みたいなものっていうのが、普通と違いますね。つまり、銃で撃たれても切られても死ぬことはないのですが、フィルムを焼かれるだけで消滅してしまいます。コンセプトがはっきりしていてわかりやすくて大変良いと思います。  関係者のみなさんが、『ホラー映画の殺人鬼役』の人と間違えて、油断しまくっているところを、ばっさばっさと殺戮していく、その状況の作り方はなかなかうまいです。見ている側は良い意味でやきもきします。  スラッシャー映画の基本を押さえているので、誰が見ても十分楽しめる内容でしょう。  ただし、大味な作りのB級グルメであることに変わりはないので、過度な期待は要注意です。  また、画像が粗いこともマイナスポイントとして挙げられます。  首に凶器が刺さったまま動く人や、心臓発作で死んじゃうおばさんなど、マジなのかギャグなのかわからない演出もちらほら。  マスクをしている間は一言も発さず、得体の知れない存在感を放つ殺人鬼。結構怖いです。ですが、マスクをはずした途端、饒舌になります。なんか格が下がるのが惜しい。  そういった意味では、『チープなんだけど面白い、でももっともっと面白く出来そうな感じもする。』というのが私の感想です。  個人的には、結構好きな作品です。[DVD(字幕)] 7点(2016-04-28 12:46:45)《改行有》

340.  フー・アー・ユー? 《ネタバレ》  仮想空間の恋愛と、現実世界の恋愛が同時に進行するストーリー。なかなか面白い設定です。そしてその設定を活かしたストーリーも面白い。  少々変わっているのが、バーチャルの『メルロ』=ヒョンテが、バーチャルの『ピヨリ』=インジュだと知っていること。インジュのほうは、メルロがヒョンテだということは知りません。  普通こーゆーカテゴリーの作品は、『お互いに相手が誰かわからない。』っていうのがミソだと思うんですよね。それを初めからこんなアンフェアな関係にするなんて、ある意味斬新かもしれません。  だから基本的には『ヒョンテ目線』になりがちです。つまりは、男性目線の作品だと言えそうです。  ディテールが雑な印象のある韓国映画ですが、この作品はかなり丁寧に作りこまれていると思います。  また、フィールドをヒョンテ、インンジュ、その周辺の人々に留めて、無駄に話しを広げすぎなかったのも良かったと思います。  途中でダレる部分も無いことは無いんですけど、最後がとにかく感動しますね。  ラストシーンで、出来上がったゲームのCMが街中で流れます。このCMが大変に素晴らしい。  こーゆーネット系のゲームってやったことないのですが、やってみたくなります。  最後に、内容とは関係ないのですが、ヒョンテの吹き替えはあまり良くなかったです。インジュのほうは良かったと思います。  [DVD(吹替)] 7点(2016-04-28 00:55:53)《改行有》

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