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Web www.jtnews.jp

プロフィール
コメント数 2100
性別 男性
自己紹介 善人が苦労が報われて幸せになるハッピーエンドの映画、
悪人が出てこないゆる~い世界観の映画、
笑いあり、涙ありの人情喜劇が好きです。

2008年11月19日の初投稿から、早いもので10周年を迎えました。
この間、みんシネのおかげで出会ったいい映画もいっぱいありました。
管理人様、レビュワーの皆様、いつもお世話になっております。
これからもよろしくお願いいたします。
2018.11.19

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361.  疑惑に抱かれて 《ネタバレ》 リーアム・ニーソンの映画でなければ興味も持たなかったであろうビデオスルーに終わった作品ですが、 ニーソン演じる私立探偵の男が、ある殺人事件で逮捕され冤罪で死刑判決を受け、絞首刑執行目前で容疑が晴れて、 真犯人が逮捕されて、と思いきや・・・。無理はありますが、最後まで的を絞らせない。 今も第一線でアクション・サスペンス路線で主役を張るニーソン。 本作は91年の作品ですがこの後今に至るまで、この人は年齢を重ねるほどにいぶし銀の渋みが増している。 もう1人、最近お目にかかる機会が無いですが、ローラ・サン・ジャコモもまた魅力的。 ミステリ・サスペンスとして予想以上に楽しめる作品でした。[CS・衛星(字幕)] 7点(2018-07-23 21:21:40)《改行有》

362.  サボタージュ(1936) 《ネタバレ》 映画館を営み、平然と都会の中に溶け込むテロリストの男。 自分が当局に疑われていることを悟り、幼い子ども(年の離れた妻の弟)に爆弾の運び屋をさせる。 それがいつ爆発するか、見る者には分かっている。早く運ばないと・・・。 しかし、街には好奇心旺盛な子どもの足を止めさせるものがいっぱい。 一刻を争うこのサスペンス。そして・・・。 ヒッチコックを敬愛するデ・パルマの傑作「アンタッチャブル」の冒頭を思い出しました。 弟は夫に殺されたようなもの。食事の支度をする妻。手にはナイフとフォークが。 しかし一瞬ためらう妻と、妻の意思を悟ったような夫。交互に挿入される妻と夫の表情。 中盤までは盛り上がりに欠ける作品ですが、この終盤のサスペンスの組み立てはさすがヒッチコックと思わされます。[DVD(字幕)] 6点(2018-07-19 20:47:21)《改行有》

363.  女と男の観覧車 《ネタバレ》 アレンが好きな、そう遠くない過去のアメリカを舞台にした人間模様。 1950年代、寂れつつある夏の海辺の行楽地コニーアイランド。 こんな作品の舞台にアレン映画独特の色合いと、前作と同じくストラーロの撮影が絶妙にマッチしています。 登場する全ての人物が、それぞれの繋がりの中で何かしらの後ろめたさを感じながら日々を過ごす人間模様。 そんな中、気だるいようで、時に鬼気迫る熱演を見せるケイト・ウィンスレットの存在が最大の見どころです。 かつては女優だった華やかな日々と、今の空しい日々。 そんな日々を彼なら変えてくれるかもしれない。彼女にとっては救世主のように現れた彼もただの人間。 再婚した夫と、ギャングから命を狙われている再婚相手の娘と、放火癖のあるまだ幼い自分の息子と・・・。 何も解決していない、誰も幸せになっていない、彼女を突き放すようなエンディング。 出ていきたくても引越す金も無く出ていけない寂れゆく夏の行楽地という設定が虚しさに拍車をかけます。 それでも、人間は生きていかなければならないということか。 ご主人が気の毒な役回りですが、演じるコメディアン、ジム・ベルーシが十分にらしさを見せてくれます。 お話の方は既視感のあるソープオペラ的ストーリーではありますが、 アレンらしい色調と音楽を背景に描かれる、コメディと並んでアレンが好むほろ苦くシリアスな人間ドラマです。[映画館(字幕)] 6点(2018-07-13 16:03:08)《改行有》

364.  あぁ、結婚生活 どこか懐かしさを感じるような、1950年代頃のラブコメを思わせるようなタイトルバックから物語がスタート。 ウディ・アレンが得意とするような、それぞれの関係は複雑だけど小ぢんまりとした人間ドラマです。 男2人、女2人。4人の主要登場人物の相関図は結構ドロドロしていて どこかで見たことがあるようなそれぞれの関係性ではあるのですが、 誰も感情的に声を荒げることも険悪になることもなく、登場人物の誰もが大人で一貫して落ち着いた空気が流れていく作品。 終盤は1人の女をめぐる親友の関係に、妻を毒殺しようとしたことを後悔する男のちょっとしたサスペンスも。 「僕は親友の不幸の上に幸せを築いたのか?ーその判断はあなた次第。」 無念はあるだろうが結婚の付添人までつとめたその親友がこの問いかけの直後に、本作で彼が見せる一番の笑顔がその答えでしょうか。[CS・衛星(字幕)] 6点(2018-07-09 21:16:20)《改行有》

365.  サンダーボルト(1974) 《ネタバレ》 マイケル・チミノの監督デビュー作。 本作から始まって、「ディア・ハンター」が絶賛され、「天国の門」で地獄を見て、 「イヤー・オブ・ザ・ドラゴン」でプチ復活もありましたが、その後はパッとしなかった。 今となると、この人のこういうスケールの映画をもっと見たかった気がしますね。 全体的にコメディタッチにまとめられながらも、ニューシネマ的な哀愁が漂う凸凹コンビの男2人が中西部を行くロードムービー。 年長者と勢いのいい若者、そんな2人のコンビぶりは、本作の前年製作の「スケアクロウ」と重なって見えた。 刹那的な生きザマのライツフットを魅力いっぱいに演じて見せたジェフ・ブリッジスですが、 それだけに彼に待ち受ける運命を思うと、どこかおどけたような作品の空気そのものが悲しさを誘います。 大らかな中西部の風景と大らかな作風の中に漂う、笑いと哀愁が入り混じったような空気感がたまらない一品です。[CS・衛星(字幕)] 8点(2018-07-06 22:16:31)《改行有》

366.  ソードフィッシュ 《ネタバレ》 豪華キャストを揃えたB級サスペンスアクションという感じですが、 1つ1つのシーンを見ればスタイリッシュかつ迫力もあり退屈せずに楽しめる作品ではあります。 それ程期待して見始めたたわけではなかったので、本作の冒頭にはやられました。 トラボルタの知能犯ぶりも、ハル・ベリーも良かったのですが、 ジャックマンはその筋には知れ渡った伝説のハッカーという感じではなかったですね。まあ、カッコいいんですけどね。 冒頭でトラボルタが言う通り、別に全ての映画にリアリティを求めても仕方が無いのですが、 この結末はあまりにも無理がありすぎでした。 ハッカーの男がロケットランチャーを手に取ることが分かり、しかもあんなに上手に扱えるのか? その後、あんなに簡単に鑑識を騙せるものなのか? これも冒頭にトラボルタが「もし映画が俺の筋書き通りになったら?」と言った、その通りになったと言えばそれまでですが。[CS・衛星(字幕)] 5点(2018-07-06 22:09:17)《改行有》

367.  パディントン 可愛らしいだけでなく人間の言葉を話し、知的で礼儀正しいクマのパディントンは勿論のこと、 彼を迎え入れるブラウンファミリーに加え、ロンドンの人々の描写もいい。 街中にクマが出没しても驚くこともなく、英語を話すクマを誰もがごく自然に受け入れる。 悪役ニコール・キッドマンを除くと、登場する誰もが優しい映画。 笑いドコロもしっかりしており、子どもと一緒にと見るのにとてもいいファミリー映画でもあります。 こうしたファミリー映画のお約束、家族全員揃ってパディントンの救出に向かう、 ラストの博物館からの脱出をめぐるちょっとしたアクションサスペンスも子どもたちには十分です。 イギリス映画らしい良さを感じさせる、クマのパディントンと人間の交流を描く良質のファンタジー映画です。[CS・衛星(字幕)] 7点(2018-06-30 17:03:02)《改行有》

368.  ランボー3/怒りのアフガン 《ネタバレ》 冒頭、世捨て人のようになっているランボーのもとにトラウトマン大佐が訪ねる。 一緒に行ってくれという要請を断るが、トラウトマン大佐が捕らえられたと聞くや、 即決でアフガン行きを決断。そしてアフガンに行くまでで映画が始まって20分程度だったかな。 前振りはさっさと終わらせて、ランボーの超人的活躍にたっぷり時間を使う。 第1作で戦争はもう終わったんだと投降を促した大佐が、君は戦うマシーンだと作戦への同行を求めたり、 ランボーを戦わせる理由がシリーズの継続につれて苦しくなってきている感はありますが、 細かいことを言わなければ、このシリーズは相変わらずアクション映画としては十分なのでしょう。[CS・衛星(字幕)] 5点(2018-06-25 21:30:37)《改行有》

369.  ラン・スルー・ザ・ナイト 《ネタバレ》 ある写真家の女性。画家であるカレのアパートに入ると、どうも様子がおかしい。彼は何者かに殺されていた。 そして自身も命を狙われることに・・・。逃避行&カレが描いていた絵をめぐる事件の真相を追うミステリ。 ひたすらこの主演女優の姿を追い続ける。どこかで見たことがあるような展開続きではあるのですが、 彼女を立ち止まらせない90分。作品のテンポはいい。ベッドシーンも大胆に披露するアンナ・チポフスカヤが美しい。 カーチェイスに逃走アクションもありますが、この手のハリウッド製映画と比べるとなかり地味。 終盤はクレムリンの思惑やアメリカとロシアの関係といった国際的な話に飛躍してきますが、 それにしては小ぢんまりとしてしまっている感は否めません。 退屈せずに見れるものの、暫くしたら忘れてしまいそうな映画ですが、 主演のアンナ・チポフスカヤには今後も注目していきたいです。[CS・衛星(字幕)] 5点(2018-06-21 23:25:25)《改行有》

370.  ハッスル(1975) アルドリッチ監督に主演バート・レイノルズ。これだけでも期待感が高まるのですが、 それだけにとどまらず、ベン・ジョンソンにエディ・アルバート、アーネスト・ボーグナインとこれでもかと 大物を脇に据え、フランスからカトリーヌ・ドヌーヴまでも呼び寄せる豪華キャスト。 しかし、まずは本題に入るまで(ある女性の死体が発見された事件の捜査)までが長い。 本題に入ってからも、本題と関係無い事件の捜査や顛末が挿入されたり、 レイノルズとドヌーヴのああでもない、こうでもないのロマンスが挿入されたり、 こういった要素が作品のテンポを悪くしています。 カトリーヌ・ドヌーヴは好きなのですが、本作に関してはどこか浮いた存在になってしまっています。 なぜアルドリッチがこういう作品の監督を担当することになってしまったのでしょうか・・・?[CS・衛星(字幕)] 4点(2018-06-17 21:22:31)《改行有》

371.  2ガンズ 《ネタバレ》 デンゼル・ワシントンとマーク・ウォールバーグ。 黒人と白人、典型的アメリカン・バディムービーにしてアメリカン・アクションコメディ。 よってどこかで見たことがあるような感じなのは仕方が無いのですが、 DEA、海軍、CIA、犯罪組織・・・が入り乱れ、4000万ドルものカネをめぐり テンポよく展開を二転三転させ、キャストも揃っておりそれなりに楽しめる作品に仕上がっています。 もう少しドタバタとした笑いドコロがあってもよかったかな。[CS・衛星(字幕)] 6点(2018-06-15 22:37:52)《改行有》

372.  ラスト・ターゲット(2010) 《ネタバレ》 冒頭のスウェーデンの雪原に、イタリアの静かな村。徹底的にヨーロッパの香り漂うアメリカ映画です。 雰囲気はとてもいい映画でした。寡黙なジョージ・クルーニーの佇まいも良かったのですが・・・。 なぜ彼は人里離れたスウェーデンの雪原で隠遁生活をしなけれなならないのか?なぜ彼は命を狙われているのか? そのあたりの事情の説明が無いわりには、登場人物が極めて限られる作品ということもあり、 誰が彼の命を狙う黒幕で、誰が実行犯になるのか、あまりにも分かりやすい。 しかも「人生は、最期が最も美しい」という見事なまでのネタバレ・キャッチコピーがつけられてしまっているので その結末も見る前から容易に想像がつくことになります。[CS・衛星(字幕)] 4点(2018-06-05 18:41:28)(良:1票) 《改行有》

373.  ポリス/サヴァイヴィング・ザ・ポリス 《ネタバレ》 2007年にスチュワート・コープランドが「インサイド・アウト」を発表したのに続き、 2012年に発表された、アンディ・サマーズによるポリス回顧録である本作。 自身の生い立ち、音楽のルーツ、アニマルズをはじめとするポリス以前の話、ポリス結成秘話、そしてポリスでの日々。 ドキュメンタリーとしてオーソドックスな作りとなっていますが、 2007年に始まった再結成ワールドツアーの模様に、そのバックステージの様子も頻繁に挿入されます。 僕は2008年の冬、東京ドームでこの再結成ツアーに参加させてもらいましたが、その時の感動が蘇ってきました。 日本でファンと一緒にカラオケで”Every Breath You Take”を歌ってファンと交流する意外な一面も披露しています。 バンドのフロントマンであるスティングに対する複雑な思いも語られています。 「俺たちは大成功を収めた。しかし、そのもろい民主国家は独裁政権へと変わっていった。」 空前の大ヒットとなった”Synchronicity”。その全盛期にあっけなく解散したポリス。 解散へと至るメンバー間の複雑な関係、その心中が垣間見える一言も。 はっきり言ってポリスのファンのためだけの作品ですが、 こうなるとまだ未見のコープランドのポリス回顧録「インサイド・アウト」も見たくなってくる。 2007年、コープランド。2012年、サマーズ。そろそろスティングさんもいかがですか・・・?[ブルーレイ(字幕)] 7点(2018-06-05 18:39:31)《改行有》

374.  ソルジャー・ボーイ 《ネタバレ》 1978年の「帰郷」「ディア・ハンター」あたりがそのはしりかと思っていたのですが、 まだベトナム戦争が終結していない1972年の段階でベトナム帰還兵を取り上げた、こんな映画が既にあったとは・・・。 同時に除隊しアメリカに帰ってきた4人の戦友がカリフォルニアに行って農場を共同で経営しようと旅に出るロードムービー。 その出だしにはそんな希望もあり、カリフォルニアへ行くために中古車を値切って手に入れるくだりにはほのぼのした空気もある。 しかし途中で立ち寄った町では、朝鮮戦争従軍経験者たちからベトナム帰りであることは馬鹿にされるような描写もあったり、 その旅を通して少しずつアメリカ社会との間に溝を感じ始めていく。そして何とも悲しい結末が。 製作年度を考えると、本作もニューシネマにカテゴライズされる作品であると思いますが、 ベトナム戦争終結後に数多く出現することになるベトナム戦争の戦後を描いた作品の源流に位置する作品と言えるでしょう。 特に動員された州兵と市街戦のようになってしまう終盤の展開には「ランボー」を思い出さずにいられませんでした。[CS・衛星(字幕)] 7点(2018-06-02 23:12:54)《改行有》

375.  ふたりの女 イタリアの巨匠デ・シーカ。「自転車泥棒」に代表されるネオリアリズモや、 マストロヤンニ、ソフィア・ローレンの名コンビを起用した艶笑喜劇、 そして「ひまわり」や本作のような、戦争と女を描いた反戦映画もまた印象的です。 多くのデ・シーカ監督作に出演したローレンですが、喜劇にしても戦争の時代のドラマにしても、 やはりこの人には逆境にも強く逞しく生きる姿がよく似合います。 1960年製作の本作、ローレンはまだ20代半ばですが、中学生の娘がいるシングルマザーという設定。 実年齢を考えると無理がある設定ですが、デ・シーカにとって主演はローレン以外には考えられなかったのでしょう。 実際、違和感を感じさせません。女として、母として。女優ソフィア・ローレンの素晴らしさを見ることができる作品です。 中盤までは母娘が疎開先の地方で出会う人々の交流がイタリア的陽気さをもって描かれる時間帯もありますが、 だからこそ市民生活の中に土足で踏み込んでくる、市井の中の戦争が描かれる終盤が辛い。 ローレンが圧倒的な存在感を示す作品ですが、娘を演じた女優さんの透明感のある存在もまた印象的でした。[CS・衛星(字幕)] 8点(2018-05-28 21:53:02)《改行有》

376.  三十九夜 イギリス時代のヒッチコックの、彼の十八番・巻き込まれサスペンス。 巻き込まれの発端となる出来事と展開には少々無理がありますが、 サスペンスあり、ユーモアあり、ヒロインとの逃避行、そしてロマンスと 全盛期のヒッチコックの有名な作品でもおなじみの映画職人ぶりが随所に発揮されています。 かすかな手がかりをもとにスコットランドへの逃避行。そこで出会う事件の黒幕。 いちいち説明せずとも見ている者に確実に伝わる形でこの男がそうであることを提示する。 他のヒッチコック作品でも見られますが、こういう所は本当に無駄が無いと感じさせられます。 それでいてユーモアの挿入に見られるヒッチコック映画ならではの無駄話もまた楽しい。[DVD(字幕)] 7点(2018-05-26 20:10:43)《改行有》

377.  ネイチャー 《ネタバレ》 アフリカ大陸を舞台にした、生き物と水をめぐるドキュメンタリー。 熱帯雨林に暮らすゴリラや昆虫、水辺に生きるフラミンゴの群れ、美しく豊かなサンゴ礁の海、 厳しい乾季を生きる象の親子、乾ききった砂漠に暮らす生き物、川に暮らすワニとヌーの攻防など。 NHKのBSの「ワイルドライフ」のような番組が好きな僕にとってはあまり目新しさは無いのですが、 本作の売りはBBCの技術を駆使した、迫力ある美しい3D映像とのこと。 しかし主役はあくまでもアフリカに暮らす生き物たちであり、3D映像に頼りきっていない作りは良かったと思います。[CS・衛星(字幕)] 6点(2018-05-26 20:08:23)《改行有》

378.  ラ・スクムーン 派手さはありませんが、とにかくベルモンドが渋くカッコいい、暗黒街の人間模様を描いたドラマ。 監督は実際にそのスジの人であったという過去があるジョゼ・ジョバンニ。 それだけに、淡々と進む地味な作風の中にリアリティが感じられます。 僕はアクションコメディのベルモンドが一番好きなんだけど、こういう寡黙で渋いベルモンドもいい。 CCの役はあまり機能していない感じもしますが、そこにいてくれるだけでいい。やはりそんな華がある存在感がある。 冒頭、白いスーツ姿で敵を射抜くカッコいいベルモンドと、黒いスーツ姿の哀愁を帯びたラストのベルモンド。 どちらもいい。最初から最後までベルモンドの映画。耳に心地よいテーマ曲も印象的なフレンチノワールの佳作。[DVD(字幕)] 8点(2018-05-20 18:18:22)《改行有》

379.  レフト・ビハインド 《ネタバレ》 久々にニコラス・ケイジの映画でも見るか、と思っての鑑賞でしたが・・・。 まいった。なかなか凄い映画に当たってしまいました。 最後の父と娘が協力しての着陸には少しは見どころがありましたけど、 終盤は大勢の人が神隠しにあったように消えてしまったことに何か意味がありましたかね? 「レフト・ビハインド」とは、置いていかれたとか、置いてけぼりとかという意味もあるようですが、 見ているこっちがレフト・ビハインドだぜ!と叫びたくなりましたよ。 ニコラスさん、もう少し作品を選びましょうよと言いたいところですが、 ケタ外れの浪費家として有名な人なので、選んでられないというご事情があるのかもしれませんけどね。 ただ、キャビンアテンダントのキレイなお姉さんを消さなかったことは評価しておきましょう。[CS・衛星(字幕)] 3点(2018-05-20 18:15:28)(笑:2票) (良:1票) 《改行有》

380.  ブラック・シー 敵の艦船と交戦することも、潜水艦モノの定番アイテムである魚雷を発射することも無い。 戦争モノではない潜水艦モノというちょっと珍しい作品。 黒海の海底に沈んだ旧ドイツ軍のUボートに残された金塊の山を頂くべく旧式の潜水艦で黒海のジョージアの領内に向かう。 この金塊発掘チームが気ごころに知れた仲間ではなく、イギリス人とロシア人の急造の寄せ集めチーム。 当然イギリス人とロシア人の間でいざこざが発生するのですが、その時間が結構長い。 黒海にはロシア軍の艦船が航行しジョージアとは紛争状態にあるという。この状況がもっと反映されてもよかったかもしれませんが、 潜水艦という閉ざされた空間に金塊をめぐりイギリス人とロシア人が対立しあうというサスペンスはなかなか面白い作品です。[CS・衛星(字幕)] 6点(2018-05-13 21:11:05)《改行有》

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