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プロフィール
コメント数 2293
性別 男性
年齢 47歳
自己紹介 好きなジャンル【 SF、アクション、サスペンス、ホラー、ミステリー 】
見たあと面白かったと思える映画は、ドラマ系、実話系、裁判ものが多いかもしれません。
サクセスストーリーが一番好きです。
見た後元気になれるし、夢があるから。

みんシネで面白そうな映画をチェック⇒映画を見る⇒レビューを見る⇒自分のレビューを書く
だいたいこんな感じで映画ライフを楽しませてもらっています。

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361.  ウォーク・トゥ・リメンバー 《ネタバレ》  ずるい映画。そりゃあ白血病をもってくれば、感動するし、泣くに決まっています。  たいていのお約束は笑ってスルーできる自分ですが、『私白血病なの』だけはなんか許せんなー。  青春もの、学園ラブストーリーとしては王道をいくまともすぎるほどまともな作品。  おとなしめの女子が、不良っぽいけど実は良いやつとくっつくお話。あるある探検隊も真っ青なよくある設定。  正直ここまで優等生な作品だと、安心して見られますし、俳優陣の演技も悪くない。  そう、一言でこの映画を評するならば、『そんなに悪くない作品』なんですよね。  まあ、それでも『泣いた映画は7点以上』の自分ルールにしたがって、今作も7点です。  え?結局泣いたのかって?  そりゃあ誰が見たって泣くに決まってますよ、こんなもん。  だって白血病ですよ、白血病。泣かせ系ドラマの禁じ手ですよ。『どうすれば神を恨まずにすむの』ですよ。気丈な彼女が本音をもらしちゃうんですよ。ヒ・キョ・ウです。[DVD(字幕)] 7点(2016-01-01 23:49:39)《改行有》

362.  ピッチブラック 《ネタバレ》  SFチックでホラーテイストでアーティスティックな作品。それでいて、古さと懐かしさも感じる味わいがあります。  リディックのような典型的なダークヒーローが好きなので、彼を見ているだけでも楽しい。  手堅く地味な作りなので、期待していたほどにはリディックは暴れません。超人的でもありません。物足りなさを感じますが、シリーズものの1作目ということなので、これくらいのほうが次回作への期待は高まります。  ストーリーがかの有名な『エイリアン』に似ているため、あちらのファンの方にこきおろされちゃうのは仕方がないと思いますが、個人的にはこの小粒感がなんとも言えずB級ぽくてクセになります。  それに、一人一人の説明を極力端折っているにも関わらず、これだけ脇役一人とっても個性がはっきりしているのは素晴らしい。行動やファッション、セリフだけで個性を確立させているわけですから、人物描写が上手なのかもしれません。  そして昼間の惑星と宇宙の、これぞSFとうなされる映像センス。このヴィジュアルはたまらないですね。  ストーリーとルール設定上仕方が無いこととはいえ、日蝕が始まってからはもう真っ暗で、緊迫感やホラーテイストの要素は強くなりますが、それでも面白さ2割減といったところでしょうか。  ふりかえってみれば、オープニングから惑星不時着までがこの作品のクライマックスであり、惑星についてからはよくあるモンスターSFになっちゃってますね。でもまるでゲームに出てきそうなこの世界観だけでも十分に楽しめる良作でしょう。  リディックがラスト直前に、本気で一人だけ逃げようとしていたのはちょっと残念でしたね。それじゃあ凶悪犯というよりただのせこい奴じゃないですか。あそこでキャラがぶれてしまって、大きく減点。それ以外はかなり良いと思います。[DVD(字幕)] 7点(2015-12-30 13:44:47)(良:1票) 《改行有》

363.  ベッカムに恋して 《ネタバレ》  友情あり、恋愛あり、家族ドラマありと、思っていたよりドラマ性のある飽きさせないストーリー。  個人的にはもっとサッカー主体のサクセスストーリーを期待していたんですけどね。  家族との確執、恋愛エピソードはもう少し控えめに、味付け程度に。そんでサッカーでライバルがいたり、挫折があったりして、それを乗り越えていくまっすぐなサクセスストーリー。まあ見る前から勝手な想像をするのは自分の悪い癖だとしても、サッカーやトレーニングの描写が思っていたより遥かに少ないのは物足りないです。  ただ、これはこれで楽しい作品。あくまでエンタメ作品の様相を保ちながら、これだけ異文化の障害が非常にわかりやすく描かれているのはポイントが高いです。  正直インドって、『何でもOK!』みたいな朗らかでおおらかな国民性をイメージしていたんですが、これを見る限りでは全然違いますね。むしろ閉鎖的で伝統、格式、世間体を重んじる、昭和の日本みたいです。  その昔ながらの文化、伝統が、まさに異文化交流を通して少しずつ変わっていくその様子が自然な形で見てとれます。グローバル化ってこういうことなんでしょうか。  主人公の父親のキャラがぶれているのが気になるのと、コーチとの恋愛が不自然すぎるのを除けば、全体通して爽やかな青春異文化ストーリー。  なかなか良いんじゃないでしょうか。[DVD(字幕)] 7点(2015-12-28 12:49:22)(良:1票) 《改行有》

364.  ロミオ・マスト・ダイ 《ネタバレ》  思ったより話が複雑。表向きは黒人グループと中国人グループの縄張り争い。裏では黒人グループのNO.2がボスの失脚を狙って、中国人グループのボスと手を組んでいる。中国人グループのほうは、ボスが自分の息子をNO.2に暗殺させる。でも息子は二人いて、そのうちの一人は刑務所にいる。それがジェット・リー。脱獄して、弟を殺した犯人を捜す。調べているうちに、黒人グループのボスの娘と仲良くなっちゃう。二人で協力する。黒人グループのボスの息子が暗殺される。  これだけでも結構複雑なのに、ここに中国グループと、黒人グループの取引相手である第3勢力のロスってやつが絡んでくる。ようは大きなプロジェクトのための地上げなんでしょうが、実はこのロスと、二つのグループの取引内容が一回見ただけじゃよくわからないのです。  タイプ的には、気楽に見たいエンタメ作品なのに、気楽に観ていてちょっとわからない部分が出てきたのです。  この物語のわかりにくさが足をひっぱって、ラストのアクション、そしてその決着によるカタルシスを削いでいる気がするんですよねー。  ジェット・リーのアクションと、モーリスって脇役のキャラは凄い良かったんですけどね。  でもストーリーを理解するためにもう一回見るかと問われれば、「モーイイッス。」[ブルーレイ(字幕)] 7点(2015-12-27 22:24:16)《改行有》

365.  ドラキュリアII 鮮血の狩人 《ネタバレ》  個人的には前作より面白いです。  ヴァンパイアに限らず、登場人物の誰もが狂気をはらんだ雰囲気をまとっているのが面白い。恐怖演出も前作より現実味があってパワーアップしている感じがします。  口の中を調べていたら、突然キバが伸びて指を切ったり、そこから少しずつ侵食されていったり、なかなかファンタスティックな演出。  ストーリーの面でも、教授が人間サイドの黒幕として存在し、最後にサプライズをお届けするっていう発想も凝っていて良いですね。  私利私欲にまみれた教授とその友人の卑小な悪役ぶりを見せ付けられると、ヴァンパイアの純粋悪が際立って、もはやダークヒーローの威厳さえ感じます。  前作とのつながりもちゃんとあり、『実はキリストもヴァンパイアだったんだぜ』ってなことを匂わせてからの背後からズドン。ヒロインとユダが手を取りあってエンドクレジットって、なかなか良いんじゃないでしょうか。  ユダを怒らせて顔を食いちぎられた人が、結局吸血鬼として蘇ったときのヴィジュアルがエキサイティングで最高。  本当は8点くらいつけたいのですが、途中若干ダラダラしたので7.5点くらい。とりあえず7点で。  タイトルは原題『ASCENSION(キリストの昇天)』のほうがかっこいいと思うけど、ネタバレになっちゃいますかね。[DVD(字幕)] 7点(2015-12-13 17:36:51)《改行有》

366.  恋にあこがれて in N.Y. 《ネタバレ》  うん、これは面白いと思います。  まずは主人公アマンダとモデルたちのカルチャーショックを楽しみ、アマンダとジムの恋の行方を見守り、突然始まるサスペンス&ミステリーな展開に息を呑む、三段重ねのおせちのような多彩なストーリーが本作の魅力でしょう。  基本的には気楽に見れるB級ライトコメディーですが、サスペンス内容が思ったよりよくできているがために、かえってラブストーリーに気持ちが入っていかないのは本作の欠点かもしれないですね。  絶対『そんなわけないやん。これラブコメやし』と思ってはいるのですが、もしかしてやっぱりこいつが・・・?みたいな感じでミステリーのほうが気になっちゃうんですよね。  ですが間違いなく隠れ良作に入る楽しい作品です。  見ている間は展開やオチが気になって終始くぎづけ、見終わった後の後味はすっきり爽やか、ハッピーエンド。  友人や知人にも全然オススメできるなかなかの良質なご家庭ムービーでした。[DVD(字幕)] 7点(2015-12-09 04:40:38)《改行有》

367.  ドラキュリア 《ネタバレ》  オープニングから現代とゴシックホラーを融合させた雰囲気が際立つ傑作の予感。  しかし物語が進むにつれ、一般的なB級ホラーと変わらない内容に。うーん。残念。もっと面白くなりそうな感じがしたんですけどね。  中盤から後半にかけてはオカルトテイストがより際立ち、更にはアクションも入ってくるわけですが、何しろノリが軽いです。その軽いノリで人間も吸血鬼もばんばんやられちゃいます。まあ良いんだけどさ。  オカルトチックな作品は、今作のようにある程度説明を入れてくれないとわけがわからなくなります。  かと言って、説明過多になると、間延びして退屈しちゃうから大変です。ドラキュリアも例外ではないみたいです。正直中盤くらいにちょっとだるい展開になるんですよね。  『吸血鬼もの』ならではの、被害者の絶望感や悲壮感というものが、どんな作品でも漂うものですが、この作品に関してはそういった情緒は皆無に近いです。  吸血鬼になった人は、皆あっぱっぱーになります。そんで第2の人生を謳歌します。その潔さは良いですけどね。『金よりこっちのほうが良いぜー。ひゃっほー』って言っちゃってますからね。  それにしても『ユダ=ドラキュラ、だから十字架、キリストが嫌い。それは個人的な理由からだった・・。』というのは、なかなか斬新な切り口で面白いです。なのにそれがミステリーやサプライズとしての面白さまで昇華できていないのはもったいない。キリストに、『おまえはこっちの世界に来るんじゃねーよ』って言われたから死ねなくなったっつうのもはた迷惑な話で面白い。キリスト、めっちゃ人間小さいじゃないですか。  総評としては、アクション・ホラー・ドラマパート、どれをとっても1,5流作品といったところですが、相対的に見ると普通に面白いエンターテイメントで悪くないです。ただ少々、特にラスト、ちょっとこじんまりとまとまりすぎちゃいましたかね。  個人的には、いっそマリーだけではなくサイモンも吸血鬼化しちゃって、吸血鬼同士のバトルロワイヤルみたいになるのを密かに期待していたのですが、願い叶わずです。[DVD(字幕)] 7点(2015-12-05 07:04:04)(良:1票) 《改行有》

368.  スパイダーズ 《ネタバレ》  こんなにわかり易いジャンルもなかなか無いですね。  『街中で突然大きなクモが出てきてパニックになる様子を見たい人』=『私』。つまり私にとって最高の映画でした。  上品な料理ばかり食べていると、時々マ○クが食べたくなる。そういった意味では大変貴重な作品。こーゆー作品も絶対に必要です。  ここから、完全空想レビューです。  『え、そんな展開にしちゃうんですか?今までのサスペンスホラーの雰囲気壊れちゃいますよ』  監督『そうかもしれん。これをやってしまえば、俺の監督生命は終わるかもしれん。だけど、大きなクモが町で暴れ、町中がパニックになる、見てみたくはないか?』  『み、見てみたいっす・・!』  監督『だろ?だったらいっちょ俺達の手で宇宙グモを大暴れさせてやろーぜ!』  『よーし、いっそ、これぐらいのサイズにして、新聞社ぶっ壊して登場ってのは、どーですかね監督!』  監督『はっはー、いいぞ、調子出てきたじゃないか!』  『女記者もランボーみたいにしちゃって、最後は目からレーザーでも出しますか!』  監督『ばか。調子に乗るんじゃない!・・・ロケットランチャーくらいにしておけ。』  『か、かんとくぅー。い、一生ついていくっすー。』[DVD(字幕)] 7点(2015-11-30 01:09:14)《改行有》

369.  M:I-2 《ネタバレ》  これは面白いです。面白いですが『ミッション・インポッシブル』ではないですねー。前半、競馬場くらいまでは頑張ってスパイスパイしていましたが、後半からラストにかけてはもう『ミッション』なんてどうでもよくなっちゃうくらいのアクション押し。  ストーリーも『新型の細菌とワクチンの奪い合い』というのがメインのストーリーなんでしょうが、実際のところは『元カノをめぐる今カレと元カレの攻防』でしょう。  続編としてではなく、映画単体として見ればかなりの傑作。アクション映画として理屈抜きの面白さ。  ですが多くの人から批判を受けるのもよくわかります。  『なんちゃってミッション・インポッシブル』とか、『上手な彼氏の選び方。ミッション・インポッシブル風』とか、タイトルつけるとしたら、なんかそんな感じですもんね。ラストのカンフーにいたってはもう・・・ジャッキーやリー・リンチェイ出てくるかと思いました。[ブルーレイ(字幕)] 7点(2015-11-28 02:25:38)(笑:1票) 《改行有》

370.  クリムゾン・リバー 《ネタバレ》  ちょっと話を整理します。  『教授の娘と言っていたクライマーの女性。実は村娘。シスターの娘。双子の片割れ。生まれたときに、本当の教授の娘とすり替えられていた。・・・。大学側。大きくなったら、別人なのに同じ顔だから、二人が双子なのがばれる。よし、母親のほうに残してきたほうを殺そう。』  これが動機?じゃあ学長こそまず殺されるべき。結局学長はどうなったんでしょうね。  どうしても気になる謎が。母親が機転を利かせて、娘の死を偽装したわけですが、では代わりに死ぬことになった事故写真の少女は誰?もしかして、すり替えられた本当の教授の娘を身代わりに殺させた?だとしたら罪もなく命を奪われたその少女が一番可哀想なんじゃ・・・。  点と点がつながって線になり、線と線がつながってひとつの画を描き出す。全体像がようやく見えてきたとき、感動と興奮同時に味わうことができる。これがサスペンスの醍醐味と思っているのですが、この作品、最後まで見ても感じづらいですよねー。難しいというよりただの説明不足、情報量の不足でしょう。  あまり考えすぎると悪い意味で深みにはまるサスペンス。きっと、下手な推理はやめて、過程だけを目で追って楽しむと、意外とすんなり物語にはいっていける気がします。つまりは期待しすぎたらだめだってことですね。そうすれば名作の部類に入れてしまいそうになるほど、不穏な空気を満喫できると思います。  猟奇サスペンスの攻防としては、かなり良いほうだと思いますけどね。[DVD(字幕)] 7点(2015-11-24 13:34:04)(良:1票) 《改行有》

371.  ギャングスター・ナンバー1 《ネタバレ》  主人公が思っていたより大分いかれていました。  爽快なタイプのサクセスストーリーをイメージしていたので、あまりにキレている主人公に唖然。  ただそのぶれない『いかれ具合』が最高にかっこいい映画でもあります。  また、ストーリーテラーは普通まともなキャラの人がすることが多いのですが、よりにもよって一番頭がおかしい人を主人公に据え置き、さらにストーリーテラーまでさせちゃうもんだから、ストーリーそのものに狂気の雰囲気が漂っちゃっているのがまた良いんですよね。  残念なのは、主人公だけ30年後の役者が変わってしまうこと。  他のメンツが老けメイクをしているのに対し、主人公だけはポール・ベタニーからマルコム・マクドウェルにチェンジ。いや、悪くはないんですけど、ポール・ベタニーの狂気が滲み出るあの『目線』だけは彼にしか出せないので、役者が代わってしまうと最早別人。どうしてもマルコム・マクドウェルが演じるギャングスターは普通の人が無理している感じがして同じ人とは思えませんでした。  もうひとつ付け加えるなら、フレディ・メイズもギャングスターが憧れる対象としてはちょっとパンチが弱いというか、カリスマに欠ける気がします。なんかヴィジュアルが『東京03』の飯塚に似ているんですよね・・・[DVD(字幕)] 7点(2015-11-23 03:07:50)《改行有》

372.  コヨーテ・アグリー 《ネタバレ》  歌あり、ダンスあり、家族ドラマあり、恋愛ドラマありで、いたってわかり易いシンプルなストーリー。  ラストは夢を追う主人公が友人、父親に励まされながら成功するサクセスストーリー。  軽快なテンポだし、明るいし楽しいし、みんな良い人だし、気持ちよく見れるんですが、なんか物足りない気もします。  ああ、そうか。きっと主人公の努力と才能にスポットがあたりきれないまま物語が終わってしまうからでしょう。  それに、『コヨーテ・アグリー』が舞台及びタイトルとなることの必然性が弱いのが何よりの問題。  お店のトラブルを、主人公のヴァイオレットが歌を歌って場を収めるシーンがありましたが、そこだけなんですよね。あとはどちらかというと、お店の存在自体が主人公の邪魔をすることが多く、テーマのぶれを感じます。  特に、事前に連絡していたにも関わらず、『今お店を抜け出されたら困る。』っていう女主人。何だそれって感じです。そこは夢を追う主人公を応援してほしいです。そんで主人公も店に残って、チャンスをふいにするし。極めつけは、『彼氏が店に乱入したことによる規則違反でクビ』って。それで普通に辞めちゃうし。リアルかもしんないけど、これじゃあただのバイトです。  面白い題材ですし、見ていて飽きないからエンターテイメントとしては成功している作品だと思います。  ただ映画としては中途半端な印象が拭えない、もったいない出来。  ラストの曲も、屋上で歌っていた弾き語りのバラードなんかをやってほしかったな。[ブルーレイ(字幕)] 7点(2015-11-21 14:57:37)(良:1票) 《改行有》

373.  スポット 《ネタバレ》  デヴィッド・アークエット演じるスミス・ゴードン。いいんですけど、何回もうんこふんづけたり、ペットショップでいつの間にかすごいことになっていたりと、一人コントの無理矢理感が半端ないです。  まあ子供と犬がそろってしまうと、何でも面白く見れてしまいますので、この作品も例にもれず終始暖かい笑いにつつまれながら鑑賞しました。  この作品って、ハチャメチャなようでいて、意外とドラマとコメディのバランスが絶妙だと思います。そのためか、ぬるいストーリーのわりには最後まで面白く見れますね。  それぞれ笑いのつぼは違うのでしょうが、個人的にはマイケル・クラーク・ダンカン演じるマードッグの、11号への溺愛ぶりが笑えて仕方が無かったです。ですから、最後11号が主人公たちを選んじゃったのがちょっと安易でもあり、意外でもありました。個人的にはそこはやはりFBI捜査犬として、もといた場所にもどる選択をしてほしかったですね。[DVD(字幕)] 7点(2015-11-05 01:04:46)《改行有》

374.  モンスターズ・インク 《ネタバレ》  思っていたよりお子様向けアニメですね。  個人的には『トイ・ストーリー』のほうが好きです。ですが、この作品にはこの作品の面白さ、趣きがあるものですね。  『子供を怖がらせて悲鳴を電気エネルギーに変換する。』というアイデアは、単純ながら斬新ですごく面白いです。お化けやモンスターといった類のものが、むやみやたらに人に害をなすという既視感を打ち砕く目からうろこ的なアイデア。いや、むしろ『コロンブスの卵』でしょうか。  『行為』に対し、ある種の理由を付加するだけで、そこに必然性が生まれ、途端にストーリーが面白く感じる不思議。ただ中盤以降はひたすら鬼ごっこに集中してしまうため、ストーリーが限定された枠の中で進行してしまい盛り上がりきれなかったのは残念ですね。  とは言え、社長とランドールが手を組んでいたいたというのはなかなかのサプライズですし、子供の笑い声はより効率的で効果的なエネルギー源となるというオチは、序盤からの伏線とつながっていてなかなか良いです。  この2点において、ややストーリーは広がりを見せるものの、残念ながらお話はここでおしまい。  まあ、小さい子供を対象にした作品という前提があるとすれば、これくらいのわかりやすさ、毒のなさがベストでしょう。  この辺が日本のジブリとの決定的な違いかもしれませんね。  『人を見た目で判断してはいけない。』という子供の情操教育にはうってつけの作品だと思います。  それにしてもこの作品、序盤でエース級のモンスターたちが、子供を脅かしに行く準備をしているシーンが今作一番の見所ではないかと思っています。こんときはこの作品に対する期待値が最高でしたね。[ブルーレイ(吹替)] 7点(2015-10-24 06:54:08)(良:2票) 《改行有》

375.  回路 《ネタバレ》  所謂『ゾンビ』を『幽霊』に置き換えただけで、テイストは同じ作品かもしれません。  終末感を感じさせてくれる作品は本来苦手なんですが、ゾンビものだけは好きなんです。なのでこの作品も好き。  細かいところで不明な部分、不親切な部分が多々ありますが、そこを想像力や自分の推理で補っていくのも何気に楽しいです。  何より、この作品のホラー演出は極めて正々堂々としていて、気持ちいいくらいに怖い。本当に怖いです。  立ち寄ったコンビニで、レジに行っても誰も出てこない。レジの奥に目をやると、店員のシルエットらしきものがこちらを見ている。おそらくはこの人ももう・・・こういった演出は、外国産の映画ではまずお目にかかれない。邦画ホラーだけが醸し出せる良さってのを存分に堪能できます。  それに、『死後の世界がいっぱいだから、人間にはずっと生きていてもらおう』という発想は面白いですね。  そのためには、魂が肉体という器から離れてしまう前に、一人一人に特別な空間を作ってそこに閉じ込めてしまえということでしょうか。  ただしそのためには『生きている人に接触しなければならない』という条件が幽霊サイドにもあるみたいです。  『幽霊に会ってしまう』=『ゾンビにかまれる』といったものでしょう。会った時点でアウト。鬼ごっこですね。  幽霊に会ってしまった人たちは、本能的にどこかの空間に閉じ込められてしまうことがわかっちゃうので、人によっては自殺してそれを逃れようとする。ですが結局は自殺してもやはり空間に閉じ込められてしまう。空間に閉じ込められてしまった人たちは、その証であるかのように、黒い染みが現世に残る。なので、生きたまま黒い染みになる人もいれば、自殺した後に黒い染みになる人もいると思ったんですが違いますかね?  何にせよ、『つまりこーゆーことかな?』と勝手に自己解釈しながら見ていけば、結構楽しめる作品だと思います。[DVD(邦画)] 7点(2015-10-02 13:35:19)(良:2票) 《改行有》

376.  ラットレース 《ネタバレ》  単純明快なストーリーから、広がっていく世界観が面白いです。登場人物の個性や見せ場、トラブルの割合なんかがほぼ均等で、がちゃがちゃコメディなのに大変バランスよくまとまっていると思います。ちょいちょいはさまれる、富豪たちのミニギャンブルも奇をてらっていて面白い。  1つ1つのギャグに関しては、大笑いできるレベルではありません。ですが、ここまで軽快なテンポで見せられると、飽きることはないですし、ノリの良い曲を聴いているときのような、楽しい気分になれます。  ちょっと勿体無いのは、全員が違うコースで進むため、お互いに競い合ったり妨害をしあったりというシーンが、極端に少ないこと。妨害やトラブルの発端になるのはすべて第三者であり、それがすべて偶然というのが、この作品の面白いところでもあるわけですが。  にしても、こーゆーアイデアだとラストのオチが難しいんじゃないだろーかと思っていたのですが、二転三転するラストには大満足。なんか良い話でまとめちゃうのは嫌いじゃないです。自分のことしか考えず、ずっと非常識な行為を繰り返してきた人たちが、最後に見せる良心に、心がほっとします。  観終わったあとに清涼感さえ残る、斬新ながらも王道をいく良質のコメディでした☆  ちなみに僕は、みんなが全然スタートせず、ドナルド・シンクレアが何回も『スタート!スタート!』っていうところが一番笑いました。[DVD(吹替)] 7点(2015-09-28 13:43:35)(良:1票) 《改行有》

377.  エリン・ブロコビッチ 《ネタバレ》  エリン・ブロコビッチという一人の女性の物語としても面白いし、大企業相手の公害訴訟のストーリーとしても面白いです。  本作の主人公エリンは、その言動、性格から、共感したり感銘を受けたりは、見る人によって差が出るかもしれません。ですが、応援したくなるという点においては、多くの人がそう思うのではないでしょうか。  にしても、この作品、大変面白い作品ではあったのですが、本音を言うと、『法廷もの』=『裁判』という固定観念が邪魔をして、『調停』⇒『和解金』⇒『めでたしめでたし』、っていうのは、どうにも釈然としないものがありました。  子宮や乳房を摘出したり、幼い子供が癌に苦しんだり、これだけ多くの人の健康と命を蝕み人生をふみにじっておきながら、お金だけ払ってめでたしめでたしっていうのはねえ。  大企業側が追い詰められて、住人達が心の底から喜ぶような、そんなカタルシスを味わうシーンをもっと観たかった気がします。  それに、当然の権利とはいえ、3億3000万$の40%であれば、そりゃあ法律事務所は潤うんでしょうけど、それをラストでああもあからさまに『もうかりましたよ。』って見せられれば、『結局は金目当てかいっ!』って感じがして『公害訴訟ドラマならではの感動』が薄れちゃうんですけど・・・。  個人的には、企業側の弁護士3人を相手にして、エリンが完膚なきまでに3人を叩きのめすシーンが今作最高のクライマックスです。『どうぞお水をお飲みください。あなたたちのために特別に用意した、ヒンクリーの井戸水です。』は、最高でしたね。[ブルーレイ(字幕)] 7点(2015-09-16 02:33:25)(良:2票) 《改行有》

378.  リトル・ストライカー 《ネタバレ》  技術はあるのに勇気が持てないサッカー少年が、第三者からキーアイテムをもらって活躍し始めるっていう、よくあるサクセス・ストーリー。そのよくあるサクセス・ストーリーが好きです。  むしろ、ちょっと予想と反したのは、サッカー以外の人間ドラマが結構多いこと。校長とスポンサーの確執に始まり、監督ウィラルの過去、転校生との恋、いじめっこ達とのからみ、極めつけはお母さんの元カレ、今カレのエピソード。あんまりいろいろつめこんじゃったので、少々散漫に感じる部分もあったりなかったり。  それでもサッカードラマは面白し、主人公をいじめるゴードンとその父親が気持ち良いくらいのクソ野郎で、映画に起伏を持たせてくれるので、見ごたえ十分、爽快感ばっちりの快作には仕上がっていると思います。  ただやっぱりねー、スポーツドラマにスポーツ以外の要素をがんがん入れちゃうのって個人的にあまり好きじゃないです。前半のいじめはしつこいし、母親と新しい恋人とのエピソードは全編に渡って要らなかったのではないかと思います。  それに、いろいろ盛り込んじゃったから、細かい謎がいっぱい残ったままになっている気がしますよ。  本筋のストーリーはきれいに丸く収まりますし、みんなハッピーみたいなエンディングを迎えるので、細かいことを気にしない人には全然オススメできる作品です。[DVD(字幕)] 7点(2015-09-14 02:55:53)《改行有》

379.  パトリオット 《ネタバレ》  独立戦争のストーリーですので、時代背景を知っていればより楽しめそうな作品ですね。  当然ラストは勝利することがわかっているわけですが、そのプロセスにおいて凄惨な内容、描写が多いのが本作の特徴でしょう。  もうひとつの特徴としては、歴史スペクタクルの体裁をとっていながら、その世界観が、かなり個人的で限定された枠内に収められていることでしょう。つまりはメル・ギブソン演じるベンジャミン・マーティン物語でもあるわけですね。  最初は『パトリオット=愛国者』というタイトルに違和感を感じたものですが、ベンジャミンの国が、=家族であり、友人であり、同じ国の人々であるとするならば、このタイトルは大変しっくりきそうです。  大義名分を掲げながら、実際のストーリーは復讐ベースになっているため、それ相応のカタルシスを得られるこの作品。  ですがそのためには犠牲が必要で、そのための生贄として本作に用意された息子のトマス、ガブリエル、ガブリエルのお嫁さんファミリーは本当にお気の毒です。それゆえ、決してハッピーエンドという結末はありえないのが、私としては苦手なところです。  まあ、少々反戦の主張を感じさせる示唆もあるのかもしれませんが、こういう作品にありがちな説教臭さや哲学的、宗教的な面というのが必要最低限に抑えられているのは本作の良いところですね。個人的にはこれくらいのほうが映画として純粋に楽しめます。  なぜなら、この内容であれば、ベンジャミンに肩入れしながら、大変主観的に物語に入り込めるからです。  本当は主観的に戦争映画を見るなんて間違っているのでしょうが、本来戦争とは大変主観的なもの。自分がメル・ギブソンになったつもりで鑑賞すると、今作はエンタメ作品としては高いクオリティを保っていることは間違いないと思います。  [ブルーレイ(字幕)] 7点(2015-09-03 13:49:07)《改行有》

380.  X-MEN:ファイナル ディシジョン 《ネタバレ》  お祭り騒ぎで大団円。細かいシナリオ、サイドエピソードは、なし崩し的に割愛。思い切ってます。ファンからすれば消化不良感の残る完成度です。  まあ、そうは言っても、本作ではシリーズを通して最大の超能力バトルが見られるのが、最大の見所。もちろん、要所要所でさりげなくミュータントたちの能力を小出しにする演出だって、監督が変わっても健在です。きっと本作を楽しみにしている観客が一番見たいであろうものはしっかり見せてくれるので、その辺りは安心して楽しめますね。  ただ、サイクロップスが死に、プロフェッサーXが死に、ジーンが死ぬ。エンタメ色の強いこのシリーズにしては、犠牲が多く、悲しくなっちゃいます。ついでに言うならば、ミスティークとマグニートの師弟関係、信頼関係も好きでしたので、マグニートがあっさりミスティークを切り捨てたのはかなりショック。ミスティークはミスティークであっさり昔の仲間を売っちゃうし、もう残念で仕方がないです。がっっかりです。  また、このシリーズではとにかくいろんなミュータントが出てくるのが面白いわけですが、それが同時に短所でもあります。なにしろ、既存のメンバーに加えて、新メンバーも追加されるわけですから、今作はマグニート軍団だけでも大所帯。こうなってくると、一人一人にスポットが当たる時間は必然的に短くなります。エンジェルやキュアの元になった少年のエピソードはそのまま放置だし、ミスティークや分身の男、パイロだってその後どうなったのか全然わかりません。こんな感じで放置されっぱなしのエピソードがあってあたりまえみたいなのより、個人的には『1』くらいの丁寧な作りが好きでしたね。  ってゆーか、『1』の主要メンバーがとにかく好きでしたので、個人的には『1』の面子+新戦力(アイスマン、シャドウキャット、コロッサス、できたら2のナイト・クロウラー)で、新マグニート軍団とガチンコバトルしてほしかったです。  新生マグニート軍団の新メンバー3人なんて、建物から出てきた瞬間、フェニックスの力で塵にされて、扱いの雑さが悲しすぎます。これじゃあ『フリーザ、スーパーサイヤ人、その他大勢』と同じじゃないですか。Xメンはそれぞれの長所を活かしたチームバトルが面白いのに![ブルーレイ(字幕)] 7点(2015-08-03 05:54:33)(良:3票) 《改行有》

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