みんなのシネマレビュー |
|
3781. オブリビオン(2013) 何というか、単に、頑張って作った映像関係の数々を順に並べただけとしか思えませんでした。登場人物が、何を考え、何に基づいて行動しているのかという要素がことごとくすっ飛ばされているので、途中で世界が反転しても、落差もカタルシスもありません。ポイントとなるべき各シーンも、すでに指摘されているとおり、先行有名作からの引き写しが丸わかりだからなあ。[CS・衛星(字幕)] 3点(2017-06-20 00:55:58) 3782. 捜索者 《ネタバレ》 先住民がほとんど人間扱いされていないのは、まあ半世紀以上前のこととして・・・それよりも一番気になったのは、数年がかりで追跡を行っている風でありながら、時の経過がまったく表現されていないこと。それと、「物心つく前に拉致され、先住民部族の中で育った」ことの重みもまた表現されていないこと(再会のシーンで英語であっさり会話している時点で違和感がある)。唯一インパクトを感じたのは、ウェディングドレスのヴェラ・マイルズが階段を降りてくるシーン(その後はグダグダでしたが)。[CS・衛星(字幕)] 3点(2017-06-15 00:54:26) 3783. ゲームの規則 すみません、何かみんながワーワー言っているだけにしか見えなかったのですが・・・いろんな人間関係が「ただ置かれているだけ」であり、発展性がないので、いくら登場人物があれこれ動いても、見ていて疲れるだけでした。[CS・衛星(字幕)] 3点(2017-06-08 22:09:10) 3784. 彼のオートバイ、彼女の島 《ネタバレ》 肝心のオートバイシーンを格好良く撮っておらず、「ただ走っているだけ」なのは致命的。しかも、意味もなく通行車のミラーを破壊するとか、走行トラブルの相手を殴る蹴るだとか、ほとんど暴走族以下ではないのか?「すぐにカッとなる人は運転には向いていません」と教習所で習わなかったか?[DVD(邦画)] 3点(2017-06-04 04:47:38) 3785. ミニー&モスコウィッツ 《ネタバレ》 出会ってから4日間の恋愛というふれこみだったので、さてはもりもりロマンチックなラブロマンスかと一瞬期待しかけたのですが、カサヴェテス&ローランズでそうなるわけはないですね。むしろ何というか、出会った時点ですでに退廃しているというか、疲れ切っているというか、そもそも何で結婚に至ったのかさっぱり分からないというか。その辺はいいとしても、いろんな人がやたら大声だったり怒鳴りっぱなしだったりするのには参りました。[CS・衛星(字幕)] 3点(2017-06-03 02:20:02) 3786. ナイト・アンド・ザ・シティ これはやっぱり、キャスティングの失敗でしょ。デニーロを主演にすれば客は呼べるんでしょうけど、この主人公は、中身薄っぺらの口先だけの人間が、見果てぬ夢を実現しようとして敗北していくところがミソであるわけで、それを彼がやってしまうと、いつ切れて怒鳴り出すのか、いつバットを取り出して殴り始めるのか、というようなことばかり気になるし、また何かの危機が起こっても、何も動じてそうに見えません。したがって、ギャップがもたらす面白みがありません。それ以外の人たちも何か重厚な存在感で、この話が持っているはずのハリボテ感や空虚感というものを感じさせないのです。[CS・衛星(字幕)] 3点(2017-05-23 01:15:25) 3787. チザム いろいろキャラクターを詰め込んでいる割に、みんなで割とのんびり動いているだけなので、あまり機能していないと思うのですが。クライマックス部分は突然気合が入っていますが、それまでの盛り上がりがないので、空回り気味です。[CS・衛星(字幕)] 3点(2017-05-21 01:04:46) 3788. ヒッチコックの ファミリー・プロット やっぱりヒッチコックって、変態とかオタクとか天然とか、つまりあまり格好良くない人たちを描いている方が、断然光っているし、演出が楽しそうなんだよなあ。こんなまともなサスペンスだと、逆に凡庸な出来になってしまっています。[CS・衛星(字幕)] 3点(2017-05-12 23:01:23) 3789. アフター・アース もう、見事なくらい、本格SFアクションの世界とシャマランが合ってなくて・・・やはりこの人は、じめじめした個人の小市民的な内面に突っ込んでこそ光るというものです。こんな程度のSFだったら、ほかにいくらでもやる人はいるし、またすでにやってますよ。輪をかけて、スミス親子というキャスティングがまだどうしようもなく。ウィル・スミスは威厳ある司令官をいくら演じようとしても、いつでもすぐに暴れ出しそうだし、ジェイデン君は悲しいくらい演技力が備わっていません。[CS・衛星(字幕)] 3点(2017-04-30 01:11:03) 3790. 麦秋(1951) ひたすら平坦な空気感と、説明的な会話。さっぱり心が動き出さない各登場人物。どこが良いのか分かりませんでした。小生意気な態度のでかい子供らの存在がさらにマイナスです。[CS・衛星(邦画)] 3点(2017-04-29 04:11:03) 3791. わが青春に悔なし 《ネタバレ》 中盤くらいまでは、弾圧がどうのこうのといいながら、ほとんどは台詞で説明されるだけであって、空気感もなければ心理の動きもないので、(時期的に終戦直後であるにもかかわらず)生々しさを感じないのです。田植えを巡るシークエンスだけは、作業そのものや近隣住民のアクションを粘着質に撮りきっており、またそれが素材を変えれば現在でもどこでも起こりうる事象なので、局所的に恐怖を感じます。[CS・衛星(邦画)] 3点(2017-04-20 00:57:49) 3792. ハムナプトラ2/黄金のピラミッド 《ネタバレ》 いや、2人の間の子供なんかが出てきて、しかも活躍してる時点でダメでしょ・・・この時点で、前作とはさらに別コンセプト作品になり、そしてもちろんさらにつまらなくなっています。[CS・衛星(字幕)] 3点(2017-04-16 23:00:41) 3793. オープニング・ナイト 割と期待して見たのですが、「こわれゆく女」とまったく同じ感想しか出なかった・・・。演出がとっても自己満足的で、同じようなシーンの繰り返しで、結局何がどう変化したのかが定まっていないのです。尺も長すぎです。[DVD(字幕)] 3点(2017-04-08 23:31:28) 3794. リベンジ・マッチ まあ、どうみてもキャスティングありきの企画モノなので・・・中身に突っ込むべきものではないと思いつつも、やはり、作品としての底の浅さと上滑り感は拭いようがない。アーキンとベイシンガーも、ただ出ているだけで、活用されてないです。音楽もせっかくトレヴァー・ラビン先生なのに、全然生かされてない・・・。[CS・衛星(字幕)] 3点(2017-03-30 04:00:00) 3795. 海底二万哩 いろいろ冒険してるはずの割には、何か全体的な雰囲気がのんびりしていて、迫力を感じないんですよね・・・。やたら長く感じました。[CS・衛星(字幕)] 3点(2017-03-10 23:16:37) 3796. チャイニーズ・オデッセイ 西遊記といえば日本にはあの説明不要の最高傑作があるわけで、まあそれと比較するわけにはいかないとしても、西遊記をグシャグシャにしたカオスコメディが楽しめるならそれはそれでいいと思って見始めたのですが・・・いや、これ、元を壊すとか何とかいう以前に、ほとんど西遊記と関係ないというか、その名残すらないというか、別に悟空や三蔵でなくてもいいというか・・・面白いと思うシーンがほとんどありませんでした。型があってこその型破りだということを実感しました。[DVD(字幕)] 3点(2017-03-02 00:54:07) 3797. 裏切りのサーカス 見ていてさっぱり中身が理解できなかったのは、もしかして何か自分に何か問題があるのだろうか?と悩みながら見ていたのですが、ここのコメント欄を見て安心しました・・・。人物関係はまだしも、多くのシーンは誰かが淡々と喋っているだけ、撮り方もほとんど同じ、という、何かの嫌がらせすら感じる作品です。[CS・衛星(字幕)] 3点(2017-02-17 22:52:01) 3798. へザース べロニカの熱い日 やりたいことが何なのかもはっきりせずグズグズのままで終わっているのだが、かといってカルト作として語り継がれるには、発想の斬新さやここぞというところでの突き抜け感がなく、変にこぢんまりとまとまってしっているという、何とも中途半端な作品。[DVD(字幕)] 3点(2017-01-30 01:22:14) 3799. ミッシング ID 《ネタバレ》 過去とか血筋とかが背景にあるわけだから、もっとそれを生かしてほしいわけですよ。でも、それが窺えたのは、列車内の格闘シーンでちらっと出てきたくらいでしたね。大体、ノックは2回とかわざわざ台詞で言わせておいて全然使われていない時点で、脚本家が脚本の書き方を知らないことがばれてしまいます。[CS・衛星(字幕)] 3点(2017-01-19 00:54:52) 3800. キラー・スナイパー 《ネタバレ》 顔一面をアザだらけにしたまま、何と最後までそれで通すエミール・ハーシュ(普通は途中で適当に消しますよね)。それに輪をかけて乗っかってくるジーナ・ガーション。そんな風にビジュアル面でのタガを外す気合はあるのですが、肝心の中身自体が、保険金の受取をめぐるくだりと、マコノヒーのガーションへの追及くらいしか見所がなくて・・・(あ、ジュノー・テンプルの生着替えストリップは別カウント)。そうすると、演出の突っ走りが分かりやすく見えてしまい、かえって醒めるのです。あれだけ血糊まみれアザまみれにしなくても、それと同じくらいのインパクトと戦慄を黙って感じさせる、というところを、映画にはむしろ期待するのですが。[DVD(字幕)] 3点(2017-01-06 00:31:49)
|
Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS