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プロフィール
コメント数 3877
性別 男性
年齢 53歳

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3821.  血の祝祭日 ハーシェル・ゴードン・ルイスの映画は価値観が転倒しているので、点数の方もこれに合わせて「点数が低いほど、よい点数」となります。 従って、2点、という高得点とさせていただきました。 オッサンがいきなり人を殺すシーンから始まるもんで、犯人は誰か、などという高尚な楽しみもなく、またさらには、そろそろオッサンが登場してこの人を殺すんだろう、と思うタイミングでオッサンが登場するもんで、いつどこからどうやって襲ってくるんだろう、などという高尚な楽しみも無く。 大量の赤インクと、キモチ悪い何かの塊だけ準備しておけば、何とかなる、ということに、この時代に気付いたというのは、確かにこれは画期的、と言えるのかもしれない。けど、赤インクで何とかなるようなシーンしか出てこないのもまた、確か。 出演者のレベルにもイタイものが多々ありますが、ではもし本作が名優揃い踏みで撮影されてたら、もう少しはピリッとした雰囲気になってたんだろうか、と考えれば、問題がソコには無いことは明らか。いや、ソコも問題だけど。 そしてこの、投げやりな、あまりに投げやり過ぎる音楽。これはちょっと、スゴイと思いました。1000年くらい未来の映画音楽を先取りしてるような気がいたします。[インターネット(字幕)] 2点(2021-05-25 22:59:18)《改行有》

3822.  レプティリア 《ネタバレ》 トビー・フーパーが監督でワニの映画、と聞けば、悪い予感かイヤな予感かのどちらかしか、しない訳ですが、実際見終わって、ああ久しぶりにツマラン映画を堪能したわい、と、ちょっとした充実感を味わうことができます。それともこれは、開放感、でしょうか。 まあ、とにかくツマランのですが、若者たちが夜の水辺で焚き火を囲んでいたりするのは、いかにも「これから襲われます」という感じがして、イイですね。 遠くには謎の寂れた邸宅があって、うむ、きっとクライマックスはあの邸宅を舞台にワニと戦うんだろう、と期待させておきながら、まーったくそういう展開にはならない、ってのが、意表をついてます。テキトー、とも言います。 とにかく、ただ若者たちがワニに襲われ、食べられ、逃げるだけ、ってな感じで、しかし相手は所詮ワニ、陸路どんどん逃げれば安全でしょ、と、安心感よりは「これでワニ映画が成立するのか」という不安が募ってくるのですが、逃げる彼らも何だかドン臭く、一方でこのワニがCGになった途端、まるでゴキちゃんのように動きが素早くなり、何とか一応、パニック映画の体裁を保ってます。 犠牲者の生首が粗末に扱われるなどの露悪テイストを交えつつも、イマイチ微妙な雰囲気を漂わせながら、ラストは意外な(予想通り過ぎて意外な)まとまりを見せて、この美人の女優さん(誰か知らんけど)、どんな気持ちでこのシーンを演じているんだろうか、と、そんなことばかりが気になってしまって、微妙さはマックスに。 見ている誰もに「コイツ早く喰われろ」と思わせるヤツを、敢えて延命させるあたりは、なかなかしたたか、ではありますが。[CS・衛星(字幕)] 2点(2021-04-29 18:43:18)《改行有》

3823.  KG カラテガール かなりカラテの心得があり、さらに恐らくは充分にリハーサルを繰り返して撮影に臨んだのだろう、とは思うけど、いかんせん、倒される側の男どもが一生懸命倒されてあげてるばかりで、一向に「格闘」が成立してない、ってのが、どうにもイタイ。  それを除くと…………何も残らん。[インターネット(邦画)] 2点(2021-03-03 20:26:03)《改行有》

3824.  キラー・シャーク/殺人鮫 <TVM> キラー・シャーク(邦題)だの、SharkMan(原題)だの、どうして正直に「私は半魚人です」と言えないんですかね、まったく。 サメ並みの知能と人間並みの脆弱な肉体を持つ、恐るべきモンスターが襲ってくる作品です。とりあえず。 冒頭の安っぽい襲撃シーンから、何となくフライングキラーあたりを連想して、そういやこの作品もサメ人間だ、ってんだから、水中でも地上でも襲ってくる恐るべき生物なんだろう、と期待するのだけど(ウソ。期待はしてません。何となくそう思っただけ)、これがよくわからない。そういうシステムなんだろうとは思うけれど、あまり地上では活躍してくれない。というより、サメ人間があまりちゃんと映らず、襲撃シーン自体が何だかよくわからん。 サメ人間に襲われるのは男女3人ずつのご一行様。約一名、少々鬱陶しいジジイがいる、という事はわかるけれど、基本的にキャラクターがちゃんと描き分けられている訳でもないので、正直、見ててもあまりこのご一行に関心が持てない。 いや、もっと問題なのは、その中の一人の男が一応はヒーロー役、らしいのだけど、これが中年太りの短足オヤジ、普通の映画なら真っ先にモンスターの餌食となって画面から消え去ってくれるであろう、雑魚キャラ感あふれる男。こんなヤツがマジメな顔で銃を乱射しているだけで、噴飯モノです。 一方、ヒロイン役みたいなのもいて、何でしょうね、美人かどうかはともかくとして、ノースリーブ姿で逞しい二の腕をこれでもかと見せつけ、何となくサマになってしまっているのが、これまたどうも。戦う相手がサメ人間だし。半魚人だし。 そんな彼らがやってきた無人島、そこではマッド・サイエンティストが(このヒトはそれなりに狂った感を出していて、真っ当です)息子をサメ人間に改造していて、コヤツが襲い掛かってくる。という、サバイバル。 水たまりみたいな沼にハマっただけで、危険だと騒ぐかと思いきや、海には平気で飛び込んだりして、見ている我々も何を恐れていいのやら、よくわからない。水中の危険度合いがよくわらかんぐらいだから、地上の危険度はもっとわからん。 マッド・サイエンティストが一番ヤバい奴だというのは、何となくわかるので、クライマックスでは、囚われのヒロイン危うし!となる訳ですが、このシーンですら、どうにも、おマヌケなんですよねえ。 と、なかなか楽しめる作品でありました。[CS・衛星(字幕)] 2点(2021-02-20 14:29:07)(笑:1票) 《改行有》

3825.  山猫は眠らない4 復活の銃弾 かつてタイタニックを観た女性たちはレオ様に熱狂し、これに対抗すべく男どもはビリー様の気持ちいいまでのいじめっ子ぶりに熱狂した訳ですが(してないか・・・)、そのビリー様ことビリー・ゼイン、タイタニックの数年前に『山猫は眠らない』に出演しておいたお陰で、シリーズ化されると、こうやってちょいちょい呼んでもらえる。色んなところにコネは作っておくもの。 とは言え、この第4作。あまりに安っぽい。Vシネ並み。いや実際、ビデオ作品らしい。 一応、それなりの場所に行ってロケ撮影してるんだろう、とは思うものの、見た感じはおよそ、どこか近所の空き地で撮影したようにしか見えませぬ。 さすがにこれは、無いよなあ、と。[CS・衛星(吹替)] 2点(2020-12-16 20:59:55)《改行有》

3826.  女子ーズ また つまらぬ物を 見てしまった・・・[CS・衛星(邦画)] 2点(2020-02-22 05:41:23)(笑:1票)

3827.  ミュータント・クロニクルズ 「こういうお店って、稀に大当たりだったりするんだよね」と言いながら、小汚くって値段も安い場末の飲食店に入って、案の定、大当たりでも何でもなく相応の料理が出てきたときに、不平を言うか言わないか。このテの映画もまあ、そういう問題ですね。 4大企業に支配された未来世界だの何だのという誇大妄想のような(しかし物語上は全くと言っていいほど機能していない)世界観、書き割り感あふれるペラペラのCG、細切れで見づらいばかりの盛り上がらないミュータントとの死闘。こういうのを、「場末の飲食店ならではの風情」と割り切って、そそくさと呑み込んでしまうのも、アリなんでしょう、きっと。 それにしても、中盤になってようやくサバイバルな展開になるという、この勿体ぶったノロマな展開、せめて「ウチはコース料理を出すような店じゃない」というくらいの認識は、店側としても持っていて欲しいものだなあ、と。 もっとも、後半のサバイバルの方も同じようなシーンの繰り返しで、全体的に弛緩しきっています。[CS・衛星(字幕)] 2点(2019-11-24 08:19:52)《改行有》

3828.  ガトリング砲 あんまり映画がダメダメでポンコツだとかえってカルト的な人気映画になっちゃったりしますけど、そういうのはポンコツ映画界のエリート中のエリート。たぶんその多くは地味でダメな、地味ダメ映画。ポンコツ映画の裾野は広くって、西部劇にだってダメダメなものは、あるもんです。 例えば本作。気持ちいいくらい、ポンコツですねえ。うれしくなってきます。 マカロニかと思いきや、アメリカ製。 ガトリング砲を運ぶ一行と、それをつけ狙う先住民との戦いが、一応は描かれてるんですが、この演出力の無さたるや、なかなかのレベルに達しております。適当に登場人物を立たせて適当に撮った感じ。セリフの無いヒトは演技もしないでいいんだよね、という感じ。この、すべてにおいて気の抜けた感じ。これに比べりゃ、普段目にしている映画たちが、どれだけ「ちゃんと」作られてることか。 ガトリング砲の争奪戦という明確なテーマがあるにも関わらず、作品がグダグダで、内容がボケボケ、登場人物も誰が誰やら一向に興味がわきません。『バファロー大隊』なんかでお馴染みのウディ・ストロードは一応、何となくは目立ってますけど、でもまあ、あくまで、ほどほどの活躍。 なにせ、戦闘シーンがヒドイんです。最初の方で、撃たれたヤツが唐突に爆死したのには笑いました。オマエはショッカーの怪人か、と。先住民が襲ってくる場面なんかの撮影は、それなりに物量作戦で盛り上げようとしてるんですけどね。ただ、撃たれた連中の倒れ方が、ただ寝そべってるだけ、やる気ないことこの上なし。何となく撃ちまくって、何となく倒れる(いや、寝そべる)。大勢撃たれて死屍累々、ともなると、後から撃たれて倒れるヤツは、先に倒れているヤツをよけて、空きスペースを探してヨッコラショと倒れ込む始末。 馬に蹴られたからといって、死体役は動いてはいけないのです。 きっと出演者には「適当に撃ち合って適当に倒れてよ、あとはカメラがうまいことやるからさ」とか言って、カメラマンには「迫真の撃ち合いやるからさ、適当に撮っといてよ、あとは編集で何とかするからさ」とか言って、で、何ともならなかった、ってことじゃなかろうか。 昨今、わざとカメラを手ブレさせる映画は珍しくないけれど、「カメラマンが何かにぶつかったか、つまずいたかして、大きくブレてしまった」みたいな、家庭用のビデオでよくある失敗を、そのまま編集で落とさずに映画に採用するってのは、どういうことなんだろうか(何か所か、あったよね)。 先住民が撃たれて落馬するスタントシーンを、まるで急に思いついたようなスロー映像で見せるのも、カッコよくない、というか、もはやビンボー臭い。 一番問題だと思うのは、物語のキモともいうべきガトリング砲がついに火をふいても、絶望的なくらい、迫力がないんですね。これが。 という訳で、ちょっとした珍品と思って観れば、楽しめますヨ。[CS・衛星(字幕)] 2点(2018-04-29 17:04:08)《改行有》

3829.  アイス・ジョーズ<TVM> 《ネタバレ》 地面の中に人食い生物がいるってのは、『地に飢えた白い砂浜』とか『トレマーズ』とか、まあ一応世間的には「有り」な設定なのかも知れませんけど(本作の場合はスキー場が舞台で、「雪の中」ですが)、あくまで人を襲うのはサメでなければならぬ、しかも背ビレを出して襲いかかってこなければならぬ、というのが、律儀というか、何も考えてないというか・・・。 雪の上をサメの背ビレが走ってくる、見るからにマヌケでちっとも怖くない。いや、実際にこんな背ビレが襲ってきたらそこそこ怖いかもしれないけど。でも、今どき、こういう「背ビレだけ」というCGの節約、心がけとしてはいいんじゃないですかね(雪の中からCGサメが姿を現してしまうと、もう手の付けようがないくらいマヌケに)。 あと、雪山でジョーズ映画、だけどちゃんとビキニをお姉さんを登場させてくれるサービス。いったいいつまで風呂入ってるんだよ、と言いたくなるくらい延々と風呂に入っているのですが、もちろんここにもサメは襲い掛かる。風呂の中でサメに襲われるなんて、いや、なかなか無いことですよこれは。 いったいこのサメ、全部で何匹いるのやらよくわからず、断続的に襲撃シーンが繰り返された後、パニックは突然、終結してしまいます。主人公たちが襲いくるサメと麓で死闘を繰り広げている一方で、山の方では、そんなことは露知らぬ日本人のお姉さんスキーヤー、さあ滑ろうと思うと何やら丸太のモニュメントらしきものが散乱している。邪魔だわね、と一本一本丸太を立てていくとアラ不思議、麓で戦っている主人公たちの眼の前から、サメが一匹一匹消えていく。どうやらこの丸太、サメを封印する結界か何かだったらしいのだけど、それを復元しているお姉さんも気づいていないし、主人公たちもあまり事情が呑み込めてないし、何より、まさかそんなのがオチだなんて我々も信じられない。まさか万年雪じゃあるまいし、毎年雪が解けたら倒れてしまうやんか、とかツッコむ気もおこらない。いや参りました。 ま、恐怖の発端はツマラないものでも構わない、と、『スウィートホーム』で黒沢清も言ってたことですし(言ってないか)。[DVD(字幕)] 2点(2016-10-06 12:51:24)《改行有》

3830.  スピード・レーサー マッハGoGoGoを、愛すればこその作品なのか、それとも憎んでいるからこうなっちゃったのか。まー実にやりたい放題やってますね。しっかし、児童番組みたいなレベルのCGと映像、これだけでも困っちゃうのですが、問題の本質はそこにあるんじゃなくって、ドラマをひたすらセリフで埋めてしまうこのつまらなさ。映像上は色々とヘンなことやってみせるけど、作品のベースの部分があまりにも弱いので、どうにもなりません。まるで、すでに作ってしまった失敗料理に、後から一生懸命調味料を振りかけているかのような。チンパンジー君の名演技だけが救い。[CS・衛星(吹替)] 2点(2015-03-13 09:12:18)(笑:1票)

3831.  ランボー3/怒りのアフガン ずいぶん以前に観て、あまり憶えていないという訳ではないのだけどそもそも憶えるべき内容が無い作品で、2度と観ることも無いだろうと思ってたのですが、1作目を観て大いに喜んだウチの子供たちが2作目3作目も見たがったもので……。ほら言わんこっちゃない、どっちも1作目ほど面白くはないんだよ。でもこの3作目、画期的だと思います。何しろ、今となっちゃ、汚点と言う以外に言いようの無い、この驚異のデタラメさ。“グリーンベレーの精鋭”という設定はどこへやら、マンガのような無謀さを連発し、ソバットを繰り出すランボーのカッチョ良さは、まさにプロレスラーのそれ。スタローン自身も、ただただ、体張ってます的なデスマッチ系スタントアクションを披露することのみに全エネルギーを注いでおり、その挙句にもはやストーリーもまるでまともに繋がっちゃいない、パッチワークのような思いつきの構成。クライマックスで戦車部隊を前にしたランボーとトラウトマン、新たな危機に「呆然とする」というより、どこか「手持無沙汰」に見えてしまう、繋がりの悪さと緊迫感の無さ。これだけアクション第一に徹して、中身を削ぎ落し、面白さすらも削ぎ落し、ある意味恥も外聞も投げ捨てたのは、これはこれで立派じゃないでしょうか、普通はマネできません。ただ、ここまでやってもラジー賞の受賞は容易ではない、のですね。厳しい世界ですね。主演男優賞だけはカタいですけれど。[CS・衛星(吹替)] 2点(2013-01-28 22:27:41)

3832.  黄金の7人・1+6/エロチカ大作戦 “黄金の7人”じゃなくって、“黄金の3玉”ですね。朴訥とした性豪兄さんのトホホな活躍が地味に描かれ、まあ一応はエロい内容なんだけども、エロいシーンでエロく描くんじゃなくて、エロなメタファーをひたすら連発する。それがどうにもくだらなくて。そのまったくハジケていないギャグの数々に、多分ここで笑わないと他に笑うところ無いんだろう、などと(酒井くにお・とおるの名言みたいなことを)思いつつ、でもなかなかよく出来た映画で、つまるところ、どうしてこんなクダラナイ映画をこんなに一生懸命作れるんだろうか、と。これが性のもつパワーなのか、と。別に感心もしていませんが、ちょっとしみじみ(笑)。あ、いくらクダラナイと言ってもこれだけ連発されると、最後の望遠鏡が下向くシーンでは根負けして笑っちゃいました、あはは……はは。[CS・衛星(字幕)] 2点(2012-11-04 07:56:20)

3833.  世界侵略:ロサンゼルス決戦 《ネタバレ》 この程度の戦略と軍事力で他の星を侵略しようなんて、百年早いと思いますよ。勿論「この程度」のお陰で、米軍の通常火器と五分五分のいい勝負になっちゃう訳ですけれども(日本の自衛隊は、宇宙人の侵略から日本を守るための軍隊であれば、憲法違反ではない。らしい)。最新兵器による市街戦を描きたい、でもこの今の時代、明確な敵国は設定しづらい、そうだ今の軍事力をもってすりゃ宇宙人とだって戦えるぜ、宇宙人ならいくらぶっ殺したっていいしな、ってな感じ。でもでも。ロメロは“ゾンビ”と称して、人間を虐殺する映画を作ったし、『ブラックホーク・ダウン』だって虐殺を描いて見せ、そこには何とも言えぬ苦みがあった。宇宙人だからいくら殺したってイイだろ、ってのは実に甘いし、ましてその宇宙人との戦闘がこんな「いい勝負」だなんて、実にヌルいと思います。それにこの映画、驚く程にサスペンスが欠落しているんですが、ワザとやってるんですかね(だとすれば欠落ではなく排除だが)。でもサスペンス無しで、そこに一体何がありますかね。戦闘のリアルさ? リアルな戦争とは、映画みたいにサスペンスに満ちたもんじゃなく、面白おかしいもんじゃなくて……こんなダラダラと単調で退屈なもんだとでも言いたいんでしょうか?リアルなんだからガマンしなさいってか? 局地的な地上戦を徹底して描き、戦局全体を敢えて描かないことで、臨場感を演出しようというのが狙いかも知れないけれど、だから空間軸が不明確なのは狙い通りかも知れないけれど、時間軸まで不明確になっちゃってるのは、もうこれはテキトーとしか言いようがない(バスに乗り込むシーンの描写の適当な端折り方)。一体何が描きたいのか、そもそも何か描きたいことが、あるのか? あとそもそもこの映画って「リアル」なのか? 質より量のCG乱れ撃ち。UFOが出てきて「制空権を奪われた」と嘆いている能天気さに苦笑しちゃうし、宇宙人の弱点を探るのに獣医さんがノリノリで登場するのにも笑っちゃう。ラストの「司令船ぶっ壊して一発逆転」に至っては、これはもう完全にマンガ、リアルどころか、懐かしいノリにむしろホロリと来ちゃう。いや、題材的にはキライじゃないんです。五分五分の軍事力にしたいんならそれでもいいんです。ただ、それだったらせめて、敵に取り囲まれろ、籠城しろ、そして夜になって暗闇と闘ってみろ、と。 要するに、もっとサスペンスを!![ブルーレイ(字幕)] 2点(2012-05-01 18:36:04)(良:2票)

3834.  インビジブル2 先週の金曜ロードショー、そこそこ視聴率取ってましたねえ。この映画であの視聴率はまさに儲けもの、スポンサーさんもニコニコ。みんな大好き透明人間、あの数字を信じるなら、日本の一千数百万人がコレを観てたワケですね。んなアホな。ま、ヒトのこととやかく言えた立場でもありませんが。しかしこの映画、最初から最後まで一本調子で、まったく拡がりというものが感じられず、チト辛かったです。もっとも、2作目を謳っておきながら、早くもネタ切れ感、特撮も何だか手作り感、それらを隠そうともせず、堂々と迷走してみせたのは、これは大した度胸だと思います。しかし何にせよ、透明人間ともあろうものが、ビデオカメラに映ったり、ケガしたら一部見えたりと、ムダに姿を見せまくるのは、ツマランもんです。[地上波(吹替)] 2点(2011-08-04 23:43:36)(良:1票)

3835.  小説家を見つけたら もしかして、キリスト教文化圏の人々にとっては、“才能”ってのは神サマが適当に与えてくださるものであって、地道な努力で勝ち取るものではないので、「はい、この主人公の少年は、文学とバスケの才能があるんですよ」と言われたら、無条件に受け入れられるもんなんですかねえ。わたしゃついていけないけど。で、その“才能あります”と称する主人公が、その才能とやらを、我々に対してこれまた適当に出し入れして見せる。って、そんなもん、ドラマになるかよ。アプリオリに存在する“才能”が、もしもある時、消失したならば、それはドラマになるだろうけど。この映画ではそんなことは起こらない。ここでの“才能”とは、決して揺らぐことなく確固として存在するものであり、むしろイヤミなまでに超人的な才能として描かれる。そして、このデタラメさを我々が受け入れたものとして、物語はというと、主人公の少年とある老作家との交流がその中心となっていく。で、これがまたつまらない。周囲との交流を絶っていた筈の老作家が、易々と少年に自分の過去を語り始める、安直さ。何が友情だよ。安い。安すぎる。マット・デイモンのチョイ役登場すら、イライラさせられる。アナタは出てこなくてよろしい。と言う訳で、本気でつまらなかったです。[CS・衛星(字幕)] 2点(2011-07-13 23:31:34)

3836.  ゴジラ・ミニラ・ガバラ オール怪獣大進撃 ・過去の作品からの流用が多いのはいいとして(いや全然良くない)、別によりによって“エビラ”なんか流用しないでも、なあ。 ・新作のガバラってやつがこれまた、造形がヒドくて(ガキ大将の象徴だからこれでいいのだ、いや良くないッ!)、ゴーヤに目鼻を付けただけ、とでもいいますか。とにかく、「ワタクシ、怪獣でございます」と言わんばかりの、何の工夫もない造形。 ・ミニラがしゃべる。まさかこんな普通の声だとは。ミニラがしゃべるとなんだか、“長年洗ってないガチャピン”に見える。 ・他人の夢の話を聞かされるのは基本的に、苦痛です(つげ義春みたいに一部例外もありますが)。[DVD(邦画)] 2点(2010-10-02 03:21:06)(笑:1票)

3837.  ラストハウス・オン・デッドエンド・ストリート イカれたヘボ映画作者たちが、実際に人間を殺害してスナッフ・フィルムを撮影する、というオハナシ。本当にそれだけ。物語の展開もなければ解決も無し。まあようするに、マグロの解体ショーを映画化するようなもんですね。前半はたいしてエロくもないエロシーンを交えつつのどうでもいい前置きが続き、後半はというと、血糊と絶叫と臓物だけで何とか盛り上げようとする低予算ショックシーン、ただそれだけ。映画の物語を支えるサスペンス感覚が全く無い中、ほれ~残酷でしょ、ぐはははは、とか言われても、なあ。もっとも、このヘボ映画の中で「ヘボ映画作り」が語られているというコト自体には、メビウスの輪のような超次元的は循環パターンが感じられ、わずかにユニークさを醸し出しておりますが。この映画に感じる恐怖感って、映画の中身にあるのではなくて、「この程度でOK」という製作者の信じられないような“割り切り”に対する恐怖感、かも知れません。あるいは、人間、上を見たらキリがないけれど、下を見たら実はもっとキリが無いという事実。下には下がある。ダメ方向のベクトルの先にはひたすら底の見えない深淵が広がっているという事実。そういうことを感じさせてくれるだけでも、平凡な日常にちょっとだけ楔を打ってくれる作品、ではあるかもしれません、が・・・観ますか?敢えて。[DVD(字幕)] 2点(2010-06-14 18:01:31)

3838.  ゴジラ対メガロ ジェットジャガーについて:①必要に応じ、意思を持つ。さらに必要に応じ、「巨大化する」。必要がなくなれば「小さくなる」。また必要がなくなれば「意思も無くす」(意思を持とうという「意思」、あるいは意思を放棄する「意思」。なかなかパラドキシカルである)。②ゴジラと手振り身振りで会話する。ゴジラと握手する。要するにゴジラと「気が合う」。③1対2の不利な状況になると「逃げようとする」。④ロボットのくせに「痛がる」。------レンタル屋でウチの娘の狙っていた某作品がすべて貸し出し中で、次の候補として何故か娘が選んでしまったのがコレ。つまらないからヤメナサイと言ったけど、聞かないもんで、これもまあ自己責任、ということで、借りました。低予算でもオモロイ作品、ってのは世の中ありますけど、そこに「背負った看板の大きさ」みたいなものが加わると、どえらく迷走してしまう、という映画ですね。金も時間もない、でも、ゴジラ映画を作らないといけない。とりあえず登場人物は減らす。怪獣が暴れようと、ロボットが巨大化しようと、オハナシは事実上、3人の主人公の中で閉じています(この「薄さ」は、ちょっとシャマランの『サイン』に繋がるものが)。過去作品からの流用シーンが、露骨に流用っぽくって、何ともシュール。怪獣バトルは「羽交い絞め&ドロップキック」など、プロレスっぽくって、これは良い。え~良いのか? ダム決壊シーンと、カーチェイスは、これは間違いなく絶対に良いです。というわけで、無理にホめなきゃホめるところがない映画。とは言え、退屈は、しないですかね(と、また無理にホめてみる)。[DVD(邦画)] 2点(2010-05-05 07:35:10)(笑:1票) (良:1票)

3839.  ガメラ対深海怪獣ジグラ 《ネタバレ》 日本の環境問題の歴史を語る際には、67年の公害対策基本法、70年の公害国会、71年の環境庁(現:環境省)設置、そして同じく71年の『ゴジラ対ヘドラ』と『ガメラ対深海怪獣ジグラ』、こういった点が重要なポイントとして挙げられます。ECO検定でもよく出題されるので、しっかり理解しておきましょう。さて本作、子供の頃には、ガメラがジグラの背鰭でガメラマーチを演奏するシーンが何とも楽しく、好きな作品だったのですが、その後何故か昭和ガメラの中では本作のみ、なかなか目にする機会がなく、久しぶりに観てみて・・・いやはや、こんなヒドイ作品だったとは(笑)。ジグラ星の宇宙船に囚われとなった親子。ジグラ星人は巨大地震を発生させ、人類に科学力を見せつけるのだけど、むしろ、宇宙船内のセットのショボさに、科学力の無さを感じてしまいます。さらに、ジグラ星人のおねーちゃんを翻弄する子供たち。しかも、その子供たちに向かってジグラ星人が言うセリフが「こらっ、チビッ子、待ちなさい!」なんだから、腰砕け。易々と親子は宇宙船から逃亡してしまう。「あの子供たちは宇宙船の秘密を知り過ぎた。消せ」というスケールの極端に小さい指令を受け、ジグラ星人のおねーちゃんは子供たちをつけ狙うのだけど、子供たちにぬいぐるみをぶつけられただけでひるんでしまう。もう、弱すぎ。いやもっとも、「どうもこのおねーちゃん弱過ぎると思ったら、実はジグラ星人じゃなくて、催眠術によってジグラ星人の手先となっていた地球人だった」ということが後で明らかになり、おお、実はすべて伏線だったのか・・・と感心するはずもなく。他にも、「どう見ても自衛隊の現場責任者」みたいなオジサンに「国連本部」から電話がかかってきて、日本語で元気よく応答、「お待たせしました、こちら防衛軍総司令官」というのにも、脱力してしまう。とにかく、驚くほど緊張感の無い映画です。でもこれも、貴重な貴重な、昭和ガメラの一本には違いなく、大事にしたいもの。って、何の義務感やねん。[CS・衛星(邦画)] 2点(2010-04-22 22:37:03)

3840.  スキージャンプ・ペア ~Road to TORINO 2006~ ナンセンスのものが無意味に存在しているからこそ大いに笑えたあのCG作品。それにわざわざ物語という“意味”を付け加えることによって、ここまでツマラナくなるものなのか。あわよくば第二の少林サッカーにでもなると思ったんですかねえ。ドキュメンタリのパロディっちゅうのも、NHKの「プロジェクトX」の影響で、TVのバラエティなんかでも散々やってましたからねえ、もはや食傷気味。それでも2箇所くらいで笑っちゃったので、2点というところ。[地上波(邦画)] 2点(2008-02-09 17:16:28)

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