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【製作年 : 1950年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
21. 手錠のまゝの脱獄 《ネタバレ》 一つの手錠で結ばれた黒人と白人、人種差別の激しい時代によく描きましたねぇ。刑務所からの脱獄じゃなくて輸送車からの脱走なのでホントは「手錠のまゝの脱走」なんですがシドニー・ポワチエとトニー・カーティスの対比が非常にうまく描けてます。今じゃ黒人差別は社会問題なんだけども当時は差別しても何も言われないし逆にもっと言え、というような感じ。肌の色は違えどやはり人間は一緒にいれば友情が生まれるんだなぁというのを実感しました。ラストの歌になんか感動してしまった(笑)[DVD(字幕)] 8点(2010-02-04 01:02:24) 22. 第十七捕虜収容所 男むささあふれる中でのビリー・ワイルダーの脚本はちょっとビックリ。「大脱走」と舞台は同じでも雰囲気が全然違うのはやっぱ彼の力なんですかねぇ、全く暗くありません。ユーモアな音楽にユーモアあふれる脇役さんたちのキャラがなかなかよかったので捕虜収容所という暗い言葉に縛られずに自由に描いてて楽しく見れました。まさに「痛快」が似合うこの映画、戦争ものに飽きた人にぜひ見てほしい一本ですね。[DVD(字幕)] 8点(2009-09-03 11:19:19)(良:1票) 23. 決断の3時10分 フランキー・レインの主題歌がいいですねぇ。西部劇らしいドンパチが溢れるわけでもなく主演のカッコイイアクションがあるわけでもないのに惹かれる今作品、脚本とキャストのカッコよさでこんなに面白くなる西部劇を久しぶりに見たように感じますしこれほどハマった邦題も久しぶりに。グレン・フォードとヴァン・ヘフリンの心理を擽る戦いに加え二人のかっこよさ、くぁーたまんねぇ!!オッサンのイメージが強かったけど間違ってました、ごめん。[DVD(字幕)] 8点(2009-08-12 02:34:26) 24. 白い馬(1952) セリフがなければドキュメンタリー映画っぽい感じがするけど映像美がとにかく凄い。前半は白い馬と少年との交流、後半は追いかけっこという結構分かりやすいストーリーの中にもきっちりとした構成があるのは監督の手腕の凄さを物語ってます。水しぶきや大地を踏みしめる音までしっかりと捕える撮影はさすが。モノクロ映画ってやっぱいいなぁと思わせてくれるこの映画、カンヌでグランプリを獲って当たり前、、な感じです。[映画館(字幕)] 8点(2008-08-11 23:40:37) 25. 禁じられた遊び(1952) 大人から見た戦争っていうのは残酷すぎるけどまだ物心をはっきりと持ってない子供から見ると戦争って何?な感じなんですねやっぱ。オープニングのBGMなしの空襲シーンはリアルすぎて怖すぎでした。ポレットとミシェルの演技が物凄くポレットのラストの名前を連呼しながらの涙はありえません、あんなもん誰ができんねんと普通に思いました(笑)超有名音楽のギターの音色がたまに流れる中静かなお墓作りを反戦のテーマにしたポイントはエライっす。[DVD(字幕)] 8点(2008-03-13 22:30:44) 26. ハーヴェイ ジェームズ・スチュワートのパントマイム的な演技が凄い。目に見えないハーヴェイと共演するなんて!!(笑)日本だったら確実に精神病棟送りにされると思うんだけどそこはアリメカ、心が広いですねぇ。誰にでも優しくして誰にでも家に来て飯食おうと言ったり純粋さを顔に出すのは難しいと思う役柄を演じた彼はほんと立派。見てるだけで幸せになれるし、ラストに見せる哀愁さと微笑みの顔がたまらんです。[DVD(字幕)] 8点(2007-12-19 11:37:33) 27. 花嫁の父 リメイク作よりコメディ色はすっごい薄いんだけど、スペンサー・トレイシーの渋い顔がなぜか似合うし、真面目な顔してドジな行動とか起こしたりするとなぜか笑ってしまう。あの顔でそんなんされるとそらね~、ギャップがすごいっすよ。おまけにとてつもなく美人なエリザベス・テイラーが娘とか思えねー(笑)モノクロ映画に彼女の顔はもったいないです。トレイシーとテイラーが教会に向かうときに出てた字幕で、「さぁ、刑場へ向かいましょう」と出てたんだけど、、、、、、これって 式場 の間違いだよね?[DVD(字幕)] 8点(2007-06-07 10:37:29) 28. 地球へ2千万マイル ラストはまるで師匠のウィリス・H・オブライエンが魅せた怪獣映画の金字塔「キング・コング」のよう。なんで名前が「イーマ」なのかは知らんが、世界初!?なのか、象vs金星怪物も見ものです。やられそうで、なかなかやられない。これも「キング・コング」そっくりだしラストのセリフの意味深さもそっくり。ん~、レイ・ハーリハウゼンがもっと好きになっちゃいそうです。[DVD(字幕)] 8点(2006-08-03 14:57:36)(良:1票) 29. シンバッド七回目の航海 やっぱストップ・モーションはたまらんのぉ。BGMもカッコイイし今見ても全然色あせてない。DVDの特典映像を見ればこの映画がどんだけ凄いかがもっと分かる。ハリーハウゼンvsジョン・ランディスの対談は見逃せませんよ。ほんと、レイ・ハリーハウゼンは凄い人。彼を育てたウィリス・H・オブライエンはもっと凄い人だけど彼も負けてない。今ではハリーハウゼンを超える人なんていないしこれからも出現する事もないだろうとおもうけど、それも悲しいもんだなぁ。[DVD(字幕)] 8点(2006-07-13 16:59:41)(良:1票) 30. 必死の逃亡者 《ネタバレ》 ハンフリー・ボガードの印象が強いけど実際はヒリヤード一家の家族愛を主体として話が進んでいくけど邪魔されてもその絆は破ることは出来ない。。うーん、昔のアメリカ映画らしいや。リメイク版の「逃亡者」も見たけど向こうはミッキー・ロークのかっこよさが輝いてたけどこっちはボガードの存在感が輝いてるなぁ~。序盤はあんまり必死さは感じられないけど段々必死さが出てきてそこに警察の必死さも加わってラストを迎えるんだけどボガードがあっさり死んじゃったのは自分的には合わなかったみたい。まぁそれまでが抜群に良かったから文句はないんだけどね。”ボガードの悪役ぶりに乾杯”[DVD(字幕)] 8点(2005-06-14 10:23:33) 31. 悪党カシム 《ネタバレ》 題名を言い換えれば「カシム軍vsイギリス軍」みたいな。ってかイギリス軍殺されすぎですよー、いくら相手が悪党とかい言うてもテクニック等は勝ってなきゃー軍の意味ないでしょ。クライマックスの戦闘シーンはかなりの迫力に飲み込まれちゃったぁ。今でも十分通用するシーンだと思います。ただタバコのシーンはワロタ(笑)そらむせるわ。8点(2004-10-13 17:29:37) 32. 草原の野獣 《ネタバレ》 ナカナカ。最初はなんじゃこの父親は~とか思ってた。多分エドは殺意があったんだろうね。だんだん狂ってくるエドに気づかない父親。ラストはちと予想できたけど、今まで傲慢な態度をとっていた父親が見せた涙はもう感涙ものっすねぇ~。8点(2004-03-12 11:00:26) 33. 宇宙戦争(1953) CGとわかっていても見ごたえのある映像、ミニチュアとわかっていても素晴らしいセット。今でも十分通用しますね。8点(2003-08-25 17:57:19) 34. 知りすぎていた男 いつものヒッチコック映画とはちょっと違う感じがした。スリルがなかったような気がした。でも、話が進むにつれてその魅力に取り付かれちゃったなぁ。8点(2002-12-31 22:33:18) 35. 七人の無頼漢 《ネタバレ》 「七人の無頼漢」ですが七人の荒くれものがああだこうだと暴れまくるわけでもなくおっさんと若夫婦がメインで描いているので邦題はちょっと大げさかなーって感じですが西部劇の映画の為に生まれてきたようなランドルフ・スコットを久しぶりに見たけど相変わらずかっこいい。ちょいと年を取ってるので微妙なヨボヨボ感はまぁしゃあないけど一回り年が違うはずなのにリー・マーヴィンの顔の貫禄がなかなかの凄さ。若いおねーちゃんを口説けると思ってるマーヴィンはなかなかお茶目でシバかれるマーヴィンもお茶目、あの旦那はうんいいと思うがしんどいと思うよ。runtimeが短いながらもスコットの強さと弱さ、若夫婦がどういう夫婦なのかもちゃんと描けてるし西部劇ならではの荒野を使った銃撃戦も結構あるので元はジョン・ウェイン主演で予定してた映画だからかそれぞれ個性を潰さずに描けているのでよかったです。[DVD(字幕)] 7点(2020-10-23 22:30:42) 36. 拳銃の罠 《ネタバレ》 金に目がくらんで色々とやらかしてしまうダメ弟とクソ真面目な父親と犯罪組織に絡まれ強請られ脅され、三者の狭間でクッソ大変なリチャード・ウィドマークが格好良くてハマリ役。拳銃の罠っていうより組織全体の罠的な感じなので邦題の意味がちょっと分かんないけどリー・J・コッブの嫌味ったらしい風貌と必死な顔しっぱなしのウィドマークとの対比が面白いし、荒野の灼熱の荒れ果てた雰囲気が男臭さを醸し出して現代版風西部劇な展開も見事にハマってました。runtimeも短いのでテンポもよくかんなり見やすい映画でした。[DVD(字幕)] 7点(2019-03-02 01:24:02) 37. 拳銃の報酬(1959) 《ネタバレ》 銀行強盗っていう設定なので犯罪サスペンス映画かなというイメージだったけど実は黒人差別を取り入れた社会派的な人間関係を巡るサスペンスでした。3人ともクセのある人達で正直こいつらでできるんかぃ!って感じですけどモノクロの中で繰り広げられてラストはある意味じゃぶっ飛んだトンデモラスト、ある意味じゃ人と人とが招いた愚かなラスト、どっちも取れますけど時代が時代なだけにロバート・ワイズとハリー・ベラフォンテがタブー的なところに足を突っ込んだところはすごいですね。[DVD(字幕)] 7点(2015-02-13 20:09:10) 38. 1984(1956) 《ネタバレ》 今で言う北朝鮮みたいなお国万歳キムなんちゃらさん万歳とは比べ物にならないとんでもない世界が舞台。こんな世界にこれからもなる訳がないんだが戦争は平和、束縛は自由というキャッチフレーズが前面に押し出されてるのはただただ怖い。この映画自体が生活の全てが監視され政府によって洗脳されている人たちが普通な世の中に一人立ち向かう普通の男と女の悲劇といってもいいと思うけどここまで人間が心理的破壊を受けている姿を見るとなんか虚しさだけしか残らない。こんな世界には絶対になって欲しくないと願うだけ。[DVD(字幕)] 7点(2014-03-03 00:53:25) 39. 空の大怪獣ラドン 最近の人が見たらちゃっちぃーなこれー、なんだよー言っちゃいそうな作りですがミニチュアを作って撮影したと考えると製作者の熱意はほんと凄い。普段の怪獣映画だと踏んだりなにか光線のようなものをだして町が破壊されることがほとんどだけど風圧でここまで破壊させてるのも殆ど見たことがないせいか、これもまた凄い。ヤゴのデザインがウケを狙ってるように見えたりそれ以外は昔らしいちっぽけなご都合主義的なストーリーですが前半と後半の時間の早さを感じる度合いが全く違うのは見ててハラハラするわ~。[DVD(邦画)] 7点(2013-06-19 10:55:41) 40. 平原の待伏せ runtimeが短いのに見所たっぷり。オープニングの襲撃シーンにしろ銃撃戦もそうだし、なによりこんなにも豪快に馬が全力疾走で走ってるシーンはウエスタン映画でもなかなかないんじゃないかな、迫力がありすぎてたまらん。アラモから逃げ出したという架空に設定だけどもメキシコ人とアメリカ人との関係を上手く描いてたりグレン・フォードが渋いながらも自分との葛藤と戦う役柄をいい感じで演じてたと思います。スケールのでかいウエスタン映画はいつ見てもやっぱ面白いなぁ~。[DVD(字幕)] 7点(2013-02-11 11:37:23)
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