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【製作年 : 1970年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
21. 宇宙戦艦ヤマト 今更言うまでもないことだが、この作品は劇場用に編集されたテレビアニメである。よって自分的には映画とは言いがたい性格のものである。テレビでは昭和49年かそこいらに、訳のわからない時間帯で放映されていたと記憶している。そこそこの年配の方ならヤマトシリーズを観た経験をお持ちだろうが、若い、特にファンでもない人が今になって観た所で、大して面白くない、古臭い御都合主義ドンパチSFアニメに過ぎない作品という按配に酷評されてしまうかもしれない。実際、当時テレビ版は余りの不人気さゆえ、予定クールを大幅にカットされ短期で終了したのだから。その後の一大ブーム・続編の製作が行われるなど一体誰に想像がついたことであろうか。さて、スーパー99や電光オズマ、高速エスパーといったとんでもない昔(笑)から松本零士の作品の熱烈なる愛読者であった私にとって、ヤマトと言えば、そのキャラ・メカ設定に遺憾なく独特の松本世界が繰り広げられたTVシリーズ(第一作目)が全て。たとえ考証が滅茶苦茶でも、自分にとっては微妙なマニアックさ加減に心をくすぐられて楽しかったからそれでいいのだ。本来は正当なる映画(作品)とはいえないのかもしれない。が、しかし、敢えて5点の評価を贈らせて頂くと同時に、後続のスペオペ系アニメ全般に大きな影響を与えたエポックメイクな作品と言っておこう。ついでに言うと、もはやスタンダード曲と化したメインテーマより、「真っ赤なスカーフ」の方が情感豊かでいい。まぁ、ともあれ、何もかも皆懐かしい。5点(2003-11-11 00:57:57) 22. メテオ(1979) まだ冷戦明けやらぬ時期のアメリカ・ソ連が、隕石群による地球壊滅の危機に際して一致団結、宇宙共同作戦を展開するという話。本来敵国に狙いを定めてある米・ソ両国の静止衛星の核ミサイルを、メテオ潰しに使おうと計画する。タイムリミットの迫る中、信頼関係を築く両国の科学者達と、相手に対してあくまでも優位性を保とうとする軍部。駆け引きの絡みは意外と興味深いものがある。残念ながら?パニックB級の香りが漂いっぱなし。特撮も当時の限界が垣間見えるが、いたしかたない。話題作もあらためて観るほどの価値があるかと問われたら・・・厳しいなぁ。今更ながらショーン・コネリーはじめ、結構な豪華キャストに驚きです。勇壮なテーマ曲が妙に耳に残っている。5点(2003-10-24 00:12:35) 23. 野性の証明 当時勢いづいていた角川映画の「大ヒット作」とされている。しかし、観た限りにおいて映画自体は特筆するような出来ではなかったという感が強い。薬師丸ひろ子が話題の中心だったが、高倉健の演技力が一番際立っていたと思う。5点(2003-10-23 00:55:30) 24. エアポート’77/バミューダからの脱出 てか、もっとグシャグシャになりそうなものだけどなぁ・・・なんて、子供心に思った憶えがあります。実際の所はどうなんだろう・・・あれだけの物が「飛んでいる状態から海上に墜落したら」、普通それだけで大ダメージを受けて、バラバラにならないまでも気密維持は到底無理っぽいけどな、なんて考えたりしていたのですよ、すみません。5点(2003-07-02 18:38:10) 25. エクソシスト 子どもの頃、暫くベッドで寝れなくなった(笑)5点(2003-06-05 22:43:35) 26. 悪魔の手毬唄(1977) おばあさんに変装するって所、どうも無理があるように思えてならない・・・。5点(2003-06-05 11:22:43) 27. 007/私を愛したスパイ 懐かしい映画。英・ソ共同戦線もの。ロジャームーア、若いです。タンカーを使った潜水艦ジャックというスケールのでかい作品です。まあ、今考えるとちょっと笑えますが。で、例によって美女もぞろぞろ。当時、少々きつい顔立ちのバーバラバックのファンになっちゃいました。己の若さですなぁ。海中から突然ビーチに上がってくるボンドカー(ロータス・エスプリ)を見て、浜の親爺?が自分の飲んだ酒瓶をしげしげとながめるシーンが面白かった。けど、ベッドを共にするような彼氏を殺した仇と、あっさり寝るか普通?5点(2003-03-06 12:44:20) 28. さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち 当時は結構劇場で観た人が多かったのではないだろうか。ともあれアニメの一大ブームを巻き起こした作品には相違ない。まぁ、ストーリーがどうのこうのって言っても仕方ない気がしますが・・・。この映画では特攻→玉砕の結末だったのに、結局こののちもヤマトは復活する。もうかるのにやめれんわなぁ・・・。スタジオぬえがメカデザインに加わって生まれた(ものと記憶しているが)アンドロメダは秀逸だと思う。4点(2004-11-12 19:28:25) 29. 戦国自衛隊 半村良の原作は、かなり面白い。洋物タイムスリップ作品群が話題になる、その遥か昔に小説(とマンガだったかな)を読んでそう思った記憶がある。公開当時は話題性がそこそこ高かったのだが、しかし蓋を開けてみると、映像化したその全てが異様に薄っぺらい。戦闘シーン脆弱、人物対峙は貧弱、盛り上がり所も不発。原作の良さは吹っ飛んでしまっている。そこそこ役者も揃えてるってのに、何なんだこりゃ・・・まあ観る側を楽しませようとして作った映画とは思えない程度の出来。作り手のこだわりや主張も全く感じられない辺り、素材が良いのに残念至極。4点(2003-06-16 12:23:07) 30. 遠すぎた橋 話題になった作品でした。曰く、練り上げられた構想、大スターの競演、空前の巨額制作費云々。はたして侵攻作戦自体、はっきりいってマイナーな題材(マニアの間であってさえもよくは知られていなかった。全容がわかり難い)であり、案の定ストーリーは、一体どこで何がどのように進行しているのか、観ていてさっぱり解らない展開。橋が多すぎるんだって!でも仕方がないですな。兵装考証はまぁ、悪くなかったように思う。迫力は十分です。 4点(2002-12-06 14:26:55) 31. 続・猿の惑星 第一作が描き出した衝撃的な素晴らしさを、あらゆる意味で根こそぎスポイルし貶めてしまった見事な迷品。中盤以降の展開はあきれるほど面白くなくなる。劇中でどう意味付けされようとも、小生にとってミサイルをあがめる異能の地底人は笑える存在以外の何ものでもない。オリジナルの出来映えやストーリーを考えたら、続編をうみ出す必然など微塵もなかったはずだ。首をかしげる他にないような結末を思い返す時、ホントにわざわざ作らなければ良かったのに、意地でも儲けたかったのかと思えてならない。3点(2004-12-01 15:22:50) 32. 世界が燃えつきる日 ストーリーも考証も何もかも、すべてにおいて突っ込み所満載、メッセージ性も皆無の特B認定は避けられない冥作。Bモノの良さとも言える、滑稽でお茶目な笑いのスペクタクルを期待してると、平坦すぎる展開で逆に一層痛いダメージを負う事になる。いくら古いと言っても何というお粗末な特撮。てか、あれは特撮と言える代物ではない。蠍の合成シーンなんざ憤飯もの。ゴキブリもそうだが、でかく見せればいいってもんじゃないってのに。さらに、核を使用した後の世界観の認識がべらぼうに甘いのが致命的。無知というか楽天的というか、御都合主義もここまでくると笑うしかない。目玉であったはずの装甲車もランドマスターとはよく言ったものの、とても走破に実用的な車両とは思えないし。ともあれ寒い。全編ぺったんこ。世界というよりは最後までつきあった観客が燃えつきる作品。3点(2004-11-30 11:23:46)
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