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【製作年 : 1980年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
21. 南極物語(1983) 実話自体に感動できない自分がいる。ほとんどの犬たちは人間に奉仕したあげくに人間の都合で「犠牲」になってしまい、本当に気の毒としかいいようがない。それで一年だか、えらい時間が経過して再会して、勝手に感動してるのは人間の方。よくぞ生きていてくれたって言っても、なんだかなぁ・・・フランクに観ようとしても、どうしてもそういう思いが残る。まったくもって美談ではないと思うなり。当たり前だが劇中の犬は可愛いらしいと言うよりも、さすがに逞しいという印象が強い。本作の随所における氷原の雄大で美しい映像は、それなりの価値がある画だと感じた。5点(2004-11-16 22:41:24) 22. レインマン 感動と言うより考えさせられてしまう映画だった。レイモンドに対して自分が抱ける感情は所詮同情の類でしかない・・・自分は薄情者なのだ。しかし、こんな特殊な病気の兄貴が実際にいたらえらいことだと思う。たまらないだろうな、きっと。そしてその能力を知るや、やはりトム・クルーズと同じ様によからぬ?ことを考えることだろう。彼のように兄貴を理解し愛することができる自信はない。それにしてもダスティン・ホフマンの演技力には本当に恐れ入った。7点(2004-11-13 00:56:52) 23. 超時空要塞マクロス ~愛・おぼえていますか~ んー、懐かしい。リリー・マルレーンじゃないが、歌で敵をも融和?するという発想は悪くないですな。でもやっぱり現実的じゃないかなぁ・・・ある意味強烈な催眠操作なのか?どうあれ、リン・ミンメイの歌声は最強の兵器と言えましょう。 で、ヤマトもそうだけど圧倒的に敵が大勢で強大なのにマクロスは負けないのだ。地球が滅亡したってくじけないのだ。いいのよ主役なんだから。5点(2004-11-12 16:35:24)《改行有》 24. フラッシュダンス 当時結構ヒットした作品。83年ですか、学生時代に女の子から誘われて(滅多にないことだった)一緒に観に行った・・・思い起こせば実に懐かしい。けど、凄く面白いとまでは思えなかった。でも「観たい」と言ったのは彼女の方だったし一応デートだったんで「いやー、さすが良かったねぇ」なんて、相手に合わせてしまった気がする・・・(笑)お話は他愛のない、ありふれたサクセスストーリーで、特にひねりの利いた展開でもなかったけれどもダンスシーンには見とれたかも。しかし男の吹き替えもあったというのは驚きだ。劇中曲、個人的にはマイケル・センベッロとローラ・ブラニガンの曲が印象に残っている。何しろあのサントラの曲は(好き嫌いはともかく)当時どれもこれもよく掛かっていたもんです。挙げ句にジェニファー・ヴィールスは資生堂かなんか化粧品モノのCFに、まさにヘビーローテーションのごとくガンガン出るようになったのを覚えてます。でも、その後彼女を目にすることは無かったような・・・ともあれ、あの頃は楽しい時代だった。出来映えを云々というよりも印象深く想い出に残ってるので6点献上。6点(2004-11-12 15:49:16) 25. アイアン・イーグル ゲームと現実の区別の付かないような少年が、実は挫折した己の鬱憤を晴らしたい一心で父親の救出をダシに、人のよい退役軍人を上手く操って念願のヒコーキで我が儘放題をしでかすという、勧善懲悪・愛国的青春活劇です。セスナ機の操縦経験しかないという少年が初めてF-16に乗って、いきなり空戦で敵機を墜とし、敵の基地を空爆し親父を救い出して見事脱出、合衆国空軍のメンツを丸潰しにしてヒーローになります。・・・ええ、赦しましょう。決して突っ込んではいけません。何しろ突っ込めないシーンの方が少ないのですから。ともあれ、冒頭で主人公を士官学校(だっけ?)不合格とした空軍は、決して間違ってはいなかったということなのでしょう。3点(2004-11-12 12:38:00)(笑:1票) 26. U・ボート 「海の悪魔」と称され、連合軍から恐れられたドイツ海軍のUボートだが、実戦では例外なく過酷な状況下におかれていたと聞く。本作ではその様子が見事に描き出されている。薄暗く澱んだ艦内には陰鬱な雰囲気が漂い、不気味な静寂と併せて「戦場」を実感させる。敵の駆逐艦との戦闘場面の描写は秀逸で、観るものをどんどん息苦しくさせていく。緊張感と閉塞感が存分に表現され、極限状態のサブマリナー達の様相が類を見ないほどリアルに描き出されている。精神的な重圧、戦いにかけるプライド、死への恐怖・・・疲労困憊で憔悴する主人公達に、はからずも感情移入してしまう。困難な任務の後にようやく辿りついた所でのあっけないラストは余りにも悲しく空しい。潜水艦を舞台にした作品は他にも諸々存在するが、本作に比べればどれもストーリー・描写・迫力ともに及ばない。軍記物の中では屈指の一本、もしかしたらマイ・ベストの作品。 8点(2003-12-21 00:22:59) 27. ラストエンペラー/オリジナル全長版 何回観ても、長い。何回観ても、宣統帝・愛新覚羅溥儀が最後に普通の人になってしまったところがもの悲しい。何回観ても坂本教授がへんてこりん(失礼)。でもでも、紫禁城の美しい映像や無理のない丁寧な話の展開、ション・ローンの整ったたたずまい(笑)に引き込まれてしまいます。やはり名作だと思います。最後の故宮・太和殿のキリギリスだかコオロギだかが、印象的です。 7点(2003-12-06 14:44:43) 28. トップガン プロデュースサイドがガチガチにリアリティを追求するお堅いシリアス作品を制作するのが狙いだったならば、恐らくT.クルーズはキャスティングされていなかったかも知れない、なんて勝手に思います。しかしそれじゃぁ「つまらなかった」でしょう。設定・考証やら、ものを申したい点を挙げるとキリがないのですが、この際あえて突っ込みますまい。興行成績は上々、クルーズはこれで大ブレークでしたが、正直なところ本作品においてはそんなに卓越した演技だとは思えなかった。その爽やかさには好感を持ちましたけど。ほかの役者陣については可も不可もなし、メグ・ライアンがちょいと出てましたのが印象的・・・。ともあれ当時ブームを起こしたことには相違ありません。何しろ巷にはにわかマーベリックが溢れました。何故か皆「MA-1」を羽織って・・・あれは空軍用で海軍では支給されてないってのに。w まぁテンポよく、ケニー・ロギンスやベルリン等の音楽に乗って面白く観ることができる「青春ドラマ」と位置づけられるのでしょう。CGとかでない分、圧倒的な本物の迫力が大変よく伝わってきます。ミグにF-5は、ご愛嬌。で、後数年でトムキャットも全て退役です。つくづく時の流れを感じる今日この頃・・・。6点(2003-12-05 22:31:24) 29. ベスト・キッド(1984) 愛車のワックスがけの際、ついミヤギサンの言葉を思い出して手を怪しく動かしてしまう・・・。5点(2003-11-11 00:05:45) 30. リーサル・ウェポン メル・ギブソンの陰鬱さに見事にマッチした主人公のキャラクターがいい。死に場所を探して自暴自棄の刑事というのが面白いと思う。6点(2003-11-08 23:42:15) 31. フルメタル・ジャケット 戦争によって内側に潜む狂気が発現し、人としての理性や道徳観念、あるいは自己そのものが崩壊していく過程を、非常に計算されたストーリー展開のなかに見事に描き出しており並ならぬインパクトがある。戦いが人間を変えるというよりも、人間の本質はこうなのだという恐ろしい洞察。人間は本質的に悪なのだという強烈な主張を放つ作品。それにしても後味の悪さは如何ともしがたい。7点(2003-11-02 00:37:46) 32. レイダース/失われたアーク《聖櫃》 友人と二人、映画館で見終わった直後に「最初からもういっぺん観たい」と席を立たなかった初めての作品です。入れ替えなんて無かったからなぁ(笑)。冒険モノで肩透かしを食うことは多々有ったのですが、これは面白かったの一言でした。テンポのよさ、時折かまされるギャグ、それなりにワクワク・ハラハラもさせられましたし・・・。その後もテレビやらで何回も観ましたが、素直に最初の印象点をお付けしましょう。それにしても本作品以降、類似品が山ほど出現したのには閉口。8点(2003-10-28 03:12:42) 33. キャノンボール おばか映画ですがなかなかいい感じです。あれこれスターは出てくるわ、当然の如くパロってるわ、ストーリーは単純で判りやすいわ・・・随分昔に観た「激走5000キロ」(たしかそんな邦題だった。キャノンボールならぬ「ガムボール・レース」だったけど)みたいな、ちょいリアル系の公道GPものよりも終始笑える分楽しい。バート・レイノルズ、濃くていいですなぁ。思った通りのラストでした。 6点(2003-10-28 02:35:01) 34. リバイアサン(1989) ウォッカを飲んで化け物になるっていうのは、余りにも割に合ってない!4点(2003-10-23 02:00:05) 35. ロボコップ(1987) 確かにキャラクターとしてしっかり確立されてはいるが、魅力はぜんぜん感じません。ずっと昔からあるネタですし。日本にだって先輩格はごろごろしてます。ロボット刑事Kとか・・・ちょっと違うか?(笑)まあ、いずれにしても作品自体に何ら特別な印象を持てません。5点(2003-10-23 01:55:01) 36. マッドマックス2 パート1より更に激しく荒廃してしまいました。悪党連中もかなりイってしまった風貌で、世紀末はこんな按配じゃぁというアピールがビリビリ伝わってきましたね。今更ながら笑えます。パート1とは別物って見方も出来るかもしれません。好みはあるでしょうが印象には残る作品でした。6点(2003-10-22 23:52:14) 37. 彼女が水着にきがえたら 船舶免許はちゃんと取得しましょう。4点(2003-10-22 22:58:12) 38. イマジン/ジョン・レノン 公開当時、映画館で観ました。すでにジョンが世を去って七、八年経っていた頃だったと思います。あくまでも故人のドキュメントなので、ある意味出来をどうこう言っても仕方ないのかもしれないのですが、お世辞にも上手な構成とは思えなかった・・・。まあ、確かに中には貴重な映像もあったと思います。彼の曲が流れて、彼の声が響く度、切なさがこみ上げて目頭が熱くなったことを覚えている・・・。6点(2003-10-22 21:04:25) 39. ザ・フライ ハエがポッドに居なかったとしても、目に見えない微生物なんかはウジャウジャだろうに。転送システムって原子だか分子だかの再構築レベルの話で、そーいうのは問題にはならんのかいなぁ何てことを思ってしまった。5点(2003-10-22 01:11:36) 40. バック・トゥ・ザ・フューチャーPART2 まぁ、確かにパート1ほどではないにしても、やっぱり面白かったのだけど、完全に次(パート3)を意識した「つづく」の形になっちゃったのが残念。観た直後のフラストレーションが・・・。仕方ないんだろうけど。 7点(2003-10-20 23:59:49)
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