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【製作年 : 2000年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
21. 千と千尋の神隠し 《ネタバレ》 自分の後ろの方に歩いていたと思っていた千尋が、いつの間にか自分の前の方で颯爽と歩いていました。千尋の成長っぷりが見事です。唯一無二で強烈な個性、理屈がぶっ飛んだストーリーがとにかく好きです。何度見てるか分かりませんが、見る度に世界に浸ってしまいます。そしてエンディング曲でいつも泣けてしまいます。何で泣いてるのか自分でも分からないんです。寂しい?悲しい?安堵感?不思議な映画です。[DVD(邦画)] 9点(2010-07-23 20:23:13)(良:1票) 22. ウォンテッド(2008) 《ネタバレ》 薄っぺらいストーリーに、奇抜で痛快なアクション。いつもだと辛いけど、たまに見るんだったらいいです。鼠が可哀想。[DVD(字幕)] 5点(2010-07-06 23:10:44) 23. リトル・ダンサー 《ネタバレ》 前半は淡々と感じたけど、後半は感動の応酬で、事あるごとに涙しながら見ました。父親の設定が凄く良くて。兄ちゃんも良いし、オカマな友達もいい。幼馴染っぽい女の子とはどうなったのかが、心残りです。[DVD(字幕)] 8点(2010-06-22 19:07:33) 24. I am Sam アイ・アム・サム 《ネタバレ》 トム・ハンクス、ディカプリオ、デ・ニーロなどにも、引けを取らない演技のショーン・ペン。ルーシー役の子役、リタ役の女優さん、アニー役のおばさんも皆素敵でした。サムとルーシーの間には、誰にも負けない確固たる親子愛があります。ハートウォーミングな映画でした。自分がもっと歳をとった時に、また見たいと思います。[DVD(字幕)] 7点(2010-05-18 19:48:44) 25. アバター(2009) 《ネタバレ》 3Dで見ることで価値が生まれる映画。DVDで見たんだけど、そうするとストーリーを重視してしまう。その結果、つまらなさが際立ってしまった。大佐が悪者役になっていたが、見せ方の問題。ジェイクの方が、よっぽど信頼できない。終盤の合戦で、人間側の一斉攻撃で歩兵を使うとかありえない・・・。空から落とす予定だった爆弾も、何だか原始的だし。テポドンのような遠距離射撃で一掃して終了でしょ。「はい、これから人間側が負けますよ」って空気がムンムンで、一層興醒めした。環境問題とか反戦をテーマにしてるけど、どうせ製作者たちの懐はこれでがっぽり儲かってんでしょ?本当に地球の事考えてるんだったら、ゴミ拾いでもボランティア活動でもしてればいいのに。金の亡者だね。結局、映画の中の大佐達と同じだねw[DVD(字幕)] 4点(2010-05-04 16:35:50)(良:1票) 26. 東京ゴッドファーザーズ 《ネタバレ》 あ~、畜生め。あのすっとこどっこい3人組の野郎。感動しちゃったじゃねえか。特出した派手さは無く、さっぱりしてるけど、余韻が心地いい。8点献上だ。[DVD(邦画)] 8点(2010-04-30 17:24:58) 27. エスター 《ネタバレ》 てっきりオーメンみたいな不吉な話だと思っていました。サイコな直球殺人鬼の話でした。そして、意外と正統派。この手の映画の中でも、ある程度しっかりしたシナリオを作ってる方じゃないでしょうかw 子供が2人居るのに養子取る必要あるか?とか、マックスの空気の読みっぷりが大人顔負けで凄い、とか無理矢理な感じは多々あるけど、まぁ大目に見ましょう。なんでエスターちゃんはあんなにマセてるんだろう・・・っていう理由がしっかりありました。コールマン夫婦がキッチンでアンアンしてたのをエスターが覗き見していたシーンで、気付くべきでした。エスターは涎ダラダラで見てたんでしょう。怖さとか気持ち悪さとかは特に無かったので、奥さんとか娘の可愛さを見て楽しんでました。奥さんは、巻き髪がとても素敵でした。あと娘のマックスも凄く可愛かったです。エスターも、あんな卑屈な人格じゃなければ、十分に可愛いです。美人揃いだったのが、結構救いだったかもw だって、肝心のホラー部分は、驚かせようとして、すかしたりの連続で、しかも段々その手法が読めてくるんです。なので全然怖くありませんでした。小さい子がナイフ持ってシャーッ!!ってなってるのを見て、チャイルド・プレイのチャッキーを思い出しました。あと、ダニエルは助かったのか気になります。鑑賞後、すごく嫌~な気分になりました。それだけ、エスターの気味悪さが際立ってたってことです。[DVD(字幕)] 6点(2010-04-30 15:20:45)(笑:1票) (良:1票) 28. 2012(2009) 《ネタバレ》 あぶねあぶね!セーフ・・・あぶねあぶね!セーフ・・・(以下繰り返し)。インデペンデス・デイ、デイ・アフター・トゥモローと見てきましたが、本作はその進化版です。登場人物が次々死んでいったり、アメリカ大統領万歳だったり、予定調和だったりするところは過去作と似たり寄ったり。でもグラフィックの細かさには圧巻、一見の価値ありです。地震により地表が崩れていくシーンで、逃げるジャクソンの神憑り的な運転技術が凄く、ジェットコースターに乗ってるかのようなスリルがありました。終盤、方舟内での危機一髪は、余計に感じました。若干疲れてきます。[DVD(字幕)] 6点(2010-04-27 12:38:17)(良:1票) 29. サマーウォーズ 《ネタバレ》 MP3を例に挙げると、昔は、パソコンの知識をある程度持っている、いわゆるオタクな匂いのする人達しか知らない代物たったけど、今では、外に音楽を持ち歩いている人には当たり前のように普及しています。音楽界の商業としても成立してます。この映画では、OZという仮想空間が人々の生活に密着し、浸透しています。今で言うとmixi・Twitter・セカンドライフのようなSNS、何でも支払いできる携帯電話・スイカ、免許証のICチップの中の個人情報などでしょうか。最初はMP3のように、ある一部のコミュニティ内だけの代物だったとしても、時代の流れに切磋琢磨され角が無くなり、本当の輝きが見えた途端、瞬く間に全世界に浸透していきます。最近のアップル社の革新さのように、急速に。OZの世界観は、そう遠くない未来のように感じさせます。そしてその未来に対する警鐘が、この映画のテーマとして前面に出ています。でも、そんな便利そうなOZに対して正反対なポジションにいるおばあちゃんの存在が、強く心に残る映画でした。いくら最先端な技術にどっぷり浸かっていても、人として忘れてはならないもの、無くしてはならないものがあるんだよ、っていうこと。おばあちゃんのネットワークの多さ、そして太さは、伊達じゃない。そう簡単に誰でも気軽に作れるもんじゃない。そんな素敵なおばあちゃんの背中を見て育ってきた家族たちが、いざ仮想空間の中でピンチを迎えた時、見ず知らずの人達が協力してくれるんですよ。ちゃんと引き継がれたんですね。ちょっとしか面識の無い健二にでさえ、おばあちゃんの心がしっかりと引き継がれていましたね。結局、バーチャルでもリアルでも、人の心が伝わる伝わらないって部分は、同じってことなんですね。いつの間にか自分もおばあちゃんの家族の一員になったかのような錯覚がありました。清々しさが残る2時間でした。[DVD(邦画)] 8点(2010-04-23 02:58:14)(良:3票) 30. ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ 《ネタバレ》 主役のヘドウィグは、性同一性障害なのでしょうか。専門的なことは分かりませんが、その苦悩を詩にして、歌うことにより自己表現してます。人とは違うわけだから、風当たりが強いだろうし、多難な人生を歩んだろうな~、と思います。それ以上は無いです。同じ畑の人が見れば、同情なり共感があるでしょうが、違う畑の人が見ても、そうなんだ~って程度です。ヘドウィグの歌を無理矢理聞かされてるお客さん達と、まさに同じ状況。でも現代は、昔と違ってそういった人達に寛容になりつつある社会になってるんじゃないでしょうか。昔は同性愛者が蔑まされる対称だったけど、今は逆に、同性愛者を蔑んでいる人が蔑まされるっていう逆差別になってます。だから、ヘドウィグの歌に耳を傾けてあげましょう。知らんぷりしたら偏見だってなって、面倒ですからw[DVD(字幕)] 5点(2010-04-16 18:21:51) 31. エリン・ブロコビッチ 《ネタバレ》 子持ちバツ2の母親エリンの印象は、序盤はどうしようもないダメ人間っぽく見えたのですが、中盤から180度変わりました。 エリンの勇ましい言動を見ていて、何度も心が打ちのめされてしまいました。 頭でっかちにならず、信念を貫くことって、現代の社会では至難の業です。「妥協」という麻薬依存症から社会復帰したエリンは、とても輝いていました。 TPOをわきまえないビッチな服装とか、言葉遣いの悪さとか、マイナスの面があるのも、人間らしさが増してより親しみやすく感じました。これで完璧な人格だったら、近寄り難くなりそう。 シングルマザーとタヌキじじいっていう凸凹コンビが面白かったです。[DVD(字幕)] 9点(2010-04-13 19:52:03)《改行有》 32. オールド・ボーイ(2003) 《ネタバレ》 監禁・復讐・催眠術・近親相姦・盗聴・拷問・・・単語にするとかなりバイオレンスなイメージがあります。オ・デス役の俳優の演技が、鬼気迫る勢いで、とても雰囲気があります。記憶に残ったのは、近親相姦のエロエロシーンと、ペンチで歯を抜く拷問シーン。なぜ監禁されたのか分からないオ・デスと同様に、見ている側も訳が分からないミステリアスな状態が続きます。っていうか説明不足の連続で、オ・デス同様ほったらかし状態にされますw でも理由が分かった時、何だか釈然としないものがありました。人間沢山いたら、そういう恨みってあるかもね~くらいの納得加減。つまらなくはないけど、肌に合わない感じでした。[DVD(字幕)] 5点(2010-04-07 00:05:36) 33. 嫌われ松子の一生 《ネタバレ》 不運な女性、というよりも、男依存症な松子。松子のように、男がいないと生きていけない女性って結構いるんじゃないでしょうか。そしてそういった女性には、何かと不運が付きものですね。なぜか、自分のせいでは無く「運が悪い」の方で考えてしまっていて。だからまた男を見つけても、同じことの繰り返しで。「嫌われ松子」ってなってるけど、父親や妹に愛されてましたね。あと龍や、友達の沢村めぐみにも。口には出してないけど、松子の弟もきっと。憎く、そして愛しかった、父親や妹と同じ場所へ逝ってしまった松子が、最後に見せる笑顔が切なすぎて、涙が溢れてしまいました。醜いものも愛しいものも今は同じ、すべてあの世・・・。゜。゜(ノД`)゜。゜。[DVD(邦画)] 7点(2010-04-02 19:42:27) 34. シムソンズ 《ネタバレ》 さほど期待しないで鑑賞したのですが・・・。いや~参りました。これが、意外と感動しちゃうんです。結構泣けちゃいました。作品全体がほのぼのとした空気に包まれていて、カーリングについて無知な私でも、楽しめる映画でした。そしてどこか、ノスタルジックな気持ちにさせてくれました。この絶妙なサジ加減で構成されてる、素朴な空気感は、インディーズの荒削りなロックバンドのように、未完成だからこその魅力みたいな部分があります。エンディングで流れるJAM初期の曲も、懐かしくて、さらにジ~ンとしちゃいました。[DVD(邦画)] 8点(2010-03-30 20:10:06)(良:1票) 35. コンスタンティン 《ネタバレ》 人間界に潜む天使・悪魔、それらの監視役として頑張るコンスタンティン。悪魔を退治したり、乗り移った人間を助けたり、ぶっちぎりのオカルト路線です、ノリはまさにマンガ的。物々しい雰囲気で、緊張感もそこそこあるけど、惹きつけられるものがあまり無く退屈に感じました。サタンとかガブリエルとか、キャラクターとしては好きです。でもこれ系の題材って、不条理でも関係無く何でもアリな展開の連続なので、飽きてきます。[DVD(字幕)] 5点(2010-03-23 19:04:22) 36. Mr.&Mrs. スミス 《ネタバレ》 もの凄くくだらないんだけど、ここまで来ると1周まわってしまって、見てて楽しくなっちゃいます。突き抜けた痛快さは、中々のもの。夫婦対決で、お互い銃を突きつけるけど「やっぱり撃てない!」ってなって、熱烈キスからギシアンへ。あー馬鹿馬鹿しい。ハイテクを駆使したあの組織は一体何者なんだ?とか、あれからどうなったんだろう?とか疑問はあります。でもこの際、どうでもいいです。アンジェリーナ・ジョリーのフェロモンが、もう画面から匂ってきそうなくらい出てます。もし私が旦那だったら、きっと製造が追いつかないでしょう(何の?)[DVD(字幕)] 7点(2010-03-19 22:45:04) 37. マジェスティック(2001) 《ネタバレ》 最初は、別の次元にタイムトラベルしたのかなとか、デカいスケールで想像していましたが、、、とてもベタな展開でした。でも、鑑賞後に思うのは、かえってベタで良かったな~ってことです。ピーターがローソンの町へ再訪した時に、町の人達があんなにも歓迎してくれている結末の方が、SFチックな展開よりも数倍素敵です。[DVD(字幕)] 7点(2010-03-10 00:31:23) 38. 劇場版BLEACH ブリーチ Fade to black 君の名を呼ぶ 《ネタバレ》 ルキアは大好きなので、ルキアの登場シーンが多数あるストーリーだったので嬉しかったです。ルキアが泣いて、名無しの兄弟が泣いて、ゴンが泣いて、その泣いてる姿を見て貰い泣きしてました。ただ、内容が若干薄い気がしました。隊長が各々の必殺技を繰り広げる見せ場は、とりえず全員出しときゃいいでしょっていうノリが見えてしまって、やや辟易します。あと得体の知れない巨大な化け物が、化け物すぎるので、死神達は一体何と戦ってるんだろうって思っちゃいました。[DVD(邦画)] 6点(2010-03-02 18:01:18) 39. クラッシュ(2004) 《ネタバレ》 警官から理不尽なセクハラを受けて心に傷を負った黒人女性が、爆発寸前の事故車からそのセクハラを受けた警官の手により危機一髪で救出されるシーンが印象的でした。黒人女性の命が助かったのですごくほっとしたのと同時に、警官にもまだ人としての良心が残っていたんだなっていう所にもほっとしました。あと、弾丸を通さない「妖精のマント」を父から譲り受けた幼女が、マントを持っていない父のために、銃口の前に出て父を庇って撃たれるシーンには、、、胸が苦しくなりました。でも、数奇な因果関係でその弾丸は空砲だったので、結果として「妖精のマント」のおかげで幼女の命は助かったっていうくだりが、心温まりました。人種差別、貧富の差のオンパレードで、重すぎる内容ですが、終盤になると微かに希望の光が見えるような展開になったので、鑑賞後に不快な後味は残らなかったのが良かったです。[DVD(字幕)] 7点(2010-02-23 18:01:41) 40. 21グラム 《ネタバレ》 起承転結をちぐはぐに見せることにより、急な展開に「何があったの?」と注目させ、後でその答えとなるシーンを見せて「そういうことか~」とアハ体験させる映画です。正直、この類いの手法を使う映画は、あまり好きじゃないです。気取ってる感じがしてw この映画は、3組の男女(夫婦)が次第に絡み合い、ひき逃げ事故・心臓移植・不妊治療・キリスト教・ドラッグをテーマに、とてもストイックに進行していきます。そこにショーン・ペン。田村正和バリに渋いです。でも一番印象に残っているのは「子供たちと大人たち」。親(というか大人)のエゴ・不注意で人生を左右されてしまう子供たち。子供が欲しくて、無理してでも人工受精でもいいから欲しがる、大人。心臓を移植してまででも、生きようとする、大人。信仰心が強すぎて、何でも神の思し召しと解釈する、大人。・・・そう考えると、エゴの塊のような映画ですw[DVD(字幕)] 6点(2010-02-17 01:07:03)
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