みんなのシネマレビュー
アルメイダさんのレビューページ[この方をお気に入り登録する

◆検索ウィンドウ◆

◆ログイン◆
メールアドレス
パスワード

◆ログイン登録関連◆
●ログインID登録画面
●パスワード変更画面

◆ヘルプ◆
●ヘルプ(FAQ)

◆通常ランキング◆
●平均点ベストランキング
●平均点ワーストランキング
●投稿数ランキング
●マニアックランキング

◆各種ページ◆
●TOPページ
●映画大辞典メニュー
●アカデミー賞メニュー
●新作レビュー一覧
●公開予定作品一覧
●新規 作品要望一覧照会
●変更 作品要望一覧照会
●人物要望一覧照会
●同一人物要望一覧照会
●関連作品要望一覧照会
●カスタマイズ画面
●レビュワー名簿
●お気に入り画面
Google

Web www.jtnews.jp

プロフィール
コメント数 604
性別 女性
ホームページ http://www.geocities.jp/suminoe_kagaya/
自己紹介 2004年から映画専門サイトをたちあげました。
ジャンルはSFが主ですが、サスペンスも大好きです。
リバーランズスルーイットや、ショーシャンクの空に
のようなヒューマンものから、未知との遭遇やバックトゥ
ザフューチャーなどのアンブリンもの。
十二人の怒れる男やパルプフィクションなどの脚本もの・・
自分が良いと思った映画が合う映画で、見る人の数だけ
思いも変わると思います。その中で、共感できる人が
多ければ売れるのでしょうね。
たまに<これだけ映画を見てるんだから万人受けは・・>
と、マニアックな映画にも手をつけますが、
できの良い映画や単館ものなど多趣味なジャンルに疲れ、
子供時代に帰ってるみたいです・・
それらは映画館で見た映画本来の娯楽作だった・・

投稿関連 表示切替メニュー
レビュー表示レビュー表示(評価分)
その他レビュー表示作品用コメント関連表示人物用コメント関連表示あらすじ関連表示
コメントなし】/【コメント有り】
統計メニュー
製作国別レビュー統計年代別レビュー統計
要望関連 表示切替メニュー
作品新規登録 / 変更 要望表示人物新規登録 / 変更 要望表示
要望済関連 表示切替メニュー
作品新規登録 要望済表示人物新規登録 要望済表示
予約関連 表示切替メニュー
予約データ 表示

【製作年 : 1990年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
評価順123456789
投稿日付順123456789
変更日付順123456789

21.  運命の瞬間(とき)/そしてエイズは蔓延した<TVM> 《ネタバレ》 前兆のある村で起こった伝染病はエイズとは全く関係はないものの、 それからの演出にメッセージとして問いかけてくる重要な映像。 テレビ映画でドキュメンタリーのような作りでありながら、 人物描写もよくできておりこの種のシリアス作品としては珍しく、 何回も観られる映画であると思った。 中半に出てきたあるシーンはその冒頭での伝染病で死体を焼かれるシーンとだぶる。 軍病院でのエイズ患者の言葉「焼けばいいのか」その病室の窓から広がる、 広大な墓地はぞっとするようでなんともいえない哀しい場面である。 まだエイズという用語も発表されずそれが何か何が原因かもわからない、 1981年代から年を追い最初は10人ほどの感染者、 そして100人単位10000人単位と膨らんでゆく現実。 主人公の博士マシュー・モディーンに与えられたのは政府からのお金も下りない、 顕微鏡も買えない狭い研究室と医療チーム・・ シリアスになりがちな本題を冷静にそして誠実にまとめてゆく演出。 こういう映画がたとえ未公開作品としてももっと評価されてもいいのではないか。 出番が少ないながらも存在感が光っていたリチャード・ギア・・ 医療歴史ドラマなのだがノンフィクションであり、 ラストには実際に他界した著名なミュージシャンなどが映像で出演し、 ようやくこの不可解な病気が認知されるまでの間がなんだったのかと空しくなる。 同性愛が原因と予想されそれが血液からの感染からという途方もない原因に及ぶまで、 政府は病名の発表も認めない・・ ウィルスを発見し確信をもったチームは、 その情報を横取りされ別の博士の名誉となる。 選挙のための感染者救済、政府の血液銀行・・ 色々な損得勘定が解明に投資をしない。 表面だけの知識もわかりやすく観られるうえに、 裏の人間ドラマや国の対応までよくわかる。 ただただ、真面目に誠実に作られた意義のある作品ではないのか。 DVD化をしなければならないのはこういう作品ではないのか。 やはりこういった淡々とした中にもメッセージの強い映画の中では、 マシュー・モディーンは存在感がある。 [ビデオ(字幕)] 8点(2006-02-15 11:19:47)《改行有》

22.  オープン・ユア・アイズ 《ネタバレ》 人事だと思って観るようにもできない不思議に同感できる映画。 主人公の設定が共感はできないものの、 夢を見る動物に産まれてきたから同感してしまいます。 この暗さや疎外感や閉鎖感、そして解放されても続くメビウスの輪・・ 好きなんだなぁこういうの。 この作品最大の謎は観ている最中よりも、 観終わったあとに訪れます。 数々のサスペンスの前例の記憶からして、 とてもわかりやすく私は最初のほうで(女性がふたり)もうわかってしまいました。 これは・・ビル・プルマン主演デヴィッド・リンチの「ロスト・ハイウェイ」そっくりだ。 しかも公開年が同じ・・(あとで結末が違うことはわかるんですが) 大いなる勘違い。 それまでが自分の予想どおりで楽しくて、 じょじょにそれが間違っていたことがわかりまた楽しい。 (やはりね)(ん?)(んん??)(そうか夢オチか)(えっ違うかも・??) 他に組み立ての面白さでは「ユージュアル・サスペクツ」 「ゲーム」などがあるし、 「パルプ・フィクション」のように途中でシャッフルさせる映画も思い出した。 ここらの作品を例にあげているように、 私は根本的にサスペンスやミステリーには恋愛を前面に出さない映画が好き。 恋愛中心に描かれるとありえない設定から始まるので感情移入しずらいのです。 ところがこの作品はあくまでも恋愛というテーマが主人公の価値観を描く下地になる。 感情移入はできないが同感ができてしまったのは、 この映画の脚本は中半でいじられています。 最後に種明かしされた本当の夢と作られた夢の境界線は、 雨で濡れた路上で酔いつぶれて倒れ寝る主人公が鍵ですが、 それよりも公園のシーンはどうでしょうか。 まったく関係のないシーンを入れて観客を混乱させています。 そこさえ外せばつながりますよ。 あと、夢の中での登場人物は全て自分です。 形は記憶から借りた他人ですが、 それを操作できるのは自分だと思うのです。 自分自身というキーワードが私の見解では、 精神科医だと思うのです。 もしかしたら亡くなった父親の姿を借りているかもしれないし、 白衣を着ていないとか質問攻めにするとか、 これは夢の中でのもうひとつの自分自身の真相なのではと。 [DVD(字幕)] 8点(2006-02-15 11:15:19)《改行有》

23.  フィッシャー・キング 《ネタバレ》 この映画もDVDを持っております。 テリー・ギリアムの作品はくせがあり好き嫌いが分かれます。 でも実はこれ、12モンキーズ、バンデッドQ、未来世紀ブラジル(ビデオ)と、 4本も持っているのです。 そんなに好きなのでしょうか・・・ このフィッシャー・キングはしかしこの監督にしてはまともな?? まだ大衆受けする作品だと思います。 この監督の作品で泣いたのはめずらしいことです。 幻想の世界は例によってここでも出ますが・・ ラストが宗教落ちで終わるのが、いかにも向こうの映画なんですが、 やはりこういう使い方がうまいんですね。 テリーはそういえばイギリス人ではなかったっけ? よくわからないコメディ映画にも出てて見たけど笑えなかった。 本作は私の好きなジェフ・ブリッジズが出ております。 鍵を握るのが名優ロビン・ウィリアムス。 確かこの作品で女優さんの方がアカデミー賞を取ったと思うのですが・・ 俳優がいいし脚本も秀悦です。 ただしこの監督のアクのある映像に慣れていない方は最初とまどうかも。 かなりゲロいシーンもあるので・・ ホラー好きでよかった・・ 大人の冒険、ファンタジー、両方味わえます。 [DVD(字幕)] 8点(2005-05-07 08:00:31)《改行有》

24.  靴をなくした天使 《ネタバレ》 この映画はオススメですよ。 隠れた名作とでも言いましょうか。 ご都合主義なストーリーなのですがとても後味もよく、 勇気や元気ももらえて感動できます。 私はこういう勢いに乗ったパニック感動作が好きで、 泣けちゃいましたよ。 ちなみにDVDも持っております。 ダスティン・ホフマンがコミカルでいいです。 恋愛恋愛していないのがいい。 コメディとも取れるし、わりと起伏もあるので退屈しないと思います。 [DVD(字幕)] 8点(2005-05-07 07:57:40)《改行有》

25.  Shall we ダンス?(1995) 《ネタバレ》  この映画の中にも子供がこぼしていた言葉、日本人なのに社交ダンス? やってた私も思いましたもの。ここがイギリスならって、自分が日本人でなければいいって。 でもそういうことは趣味がたまたま英国発祥の娯楽であって、 もし自分が英国人で日本のたとえば歌舞伎とかに夢中になったとしたら? 同じようなもんです。どこに生まれても住んでもないものねだりで・・ なりきりたくて踊ってる当人たちは夢を見ますが、回り特に世界を知らない人は異質に思います。 この社交ダンスとやらはめちゃくちゃお金がかかる娯楽であります。 入会金やチケットなどはもちろん、コンテストやパーティ発表会などには、 衣装がいるのですがその衣装もレンタルできません。 当時の私はこの主人公と同じように汽車(うちは田舎、映画では電車)で教室に通ってました。 仕事が終わるとふたつの教室をかけもちで習いに行き、小遣いのほとんどは教習料と衣装代に。 はじめて教室に行ったときのことや、窓から見えるビルの教室、レッスン風景、コンテスト・・ お金が続かなくてやめてしまった社交ダンス。 教室に行きだすともう踊りが違うのでセンターとかでやってるパーティに行けない・・ でももう姿勢も元に戻ってしまい、別に大会に出るわけでもなくどう踊ったってかまわない。 年をとって(想像でいえば70代くらいが素敵)夫婦で踊るのっていいなぁと思う。 すごくロマンチックだしね。体と頭を使うのでボケ防止にもなるだろうし健康にいい。 考えながら相手と合わせ数分間に酔う。とても素敵な贅沢ですね。 この主人公は自分を知ってて趣味の範囲で夢をこっそり楽しむ。 そしてもうひとりの主人公のプロダンサーは、 初心に帰ってまた自分の夢を求めて踊り続ける。 何かに夢中になることは結果がどうあれ時がたてばかけがえのない宝ものになる。 教室の窓を見上げる主人公が憧れから始めた世界でも、 いつのまにかプライドが芽生えそしてそれが挫折となるのです。 ほろ苦い現実ですが、教室の仲間がとても素敵ですよね。 挫折してもまた趣味の延長で続ければいいんですよね。 [ビデオ(吹替)] 8点(2005-05-07 07:31:10)《改行有》

26.  エリザベス 《ネタバレ》 演出が派手でテンポもよくて全然たいくつしなかった。 前半は説明不足でいきなり怖そうな場面からだし、 出てくる人はエリザベス役のケイト嬢以外ほとんど濃い顔で、 誰が誰か見分けがつかず名前も覚えられない。 ロードオブザリング見てたときと同じ状態でした。 幸いなことに「恋に落ちたシェイクスピア」のジョセフ・ファインズは、 濃い中でもよく覚えていたし陰謀や策略、寝返りなども この種類の映画としてはわかりやすくてよい。 絶対何があっても大画面だ!ということで、大画面で見ました。 エリザベスが女王に君臨するまでのことなのですが、 いやぁケイト・ブランシェットかっこいい! 一生独身で結婚せずしかも一番好きな男を妾としてそばに置く。 「私は結婚しました、イングランドと」 人間のレベルが違う。一人の女としてはなんて哀しい、 でも合理的で束縛もされずしかもなんて勇気のある生き方なんだろうか。 所詮一般庶民の私にはわかりませんが、共感してしまいました。 周りや世間に合わせて自分の人生を決める・・ その逆を行ってるのですが、ただし好きな男はそばに置く。 これはできないですよねぇ。まあ一般庶民には・・ バージンクィーン、一生独身、40年もの黄金時代を築く・・ このドラマを映画で魅せたのもすごいが、演じきったケイト嬢も似合いすぎてる。 ジョセフ・ファインズはというより、個人的には兄のレイフ・ファインズの方が 好みなのでした。(ホントに兄弟か!?)他がみんな濃いのでジョセフの濃さは めだたなかったなぁ(笑) リチャード・アッテンボローはガンジーの監督さんだったと思うけど、 もう立派な役者でもアカデミーを狙える人ですね。 そういやぁ、ジュラシックパークにも出てたっけ・・ ジェフリー・ラッシュはやっぱりうまいです。賢そうでうさんくさくて、 何を考えてるかわからない役をやらせたらほんとにうまい。 欲を言えばもっと華やかな場面がほしかった。 舞踏会やパーティなどもあったのですが、色の使い方がうるさい。 対して洞窟のようなお城の中の暗さやホラーっぽい演出はよい。 カメラがちょっと懲りすぎた感もありましたが・・ (逆さカメラはエイリアン3だけにして) 最後の方なんかまるで「ゴッドファーザー」ですよ。 見ごたえありました。[ビデオ(字幕)] 8点(2005-04-03 02:01:53)《改行有》

27.  レオン(1994) ゲイリー・オールドマン、好きなんですよ。 でも彼はこのての役ばかりのような・・ といきなり悪役から入りましたが、本当はこの作品の主人公は、 オールドマンでもジャン・レノでもなく、ナタリー・ポートマン! 役回りと中性的なかわいさでは、「ターミネーター2」の、 エドワード・ファーロングといい勝負の子役。 今では立派なレディですが、 このポートマンは少女のような少年のような、 そしてどこか東洋人っぽい雰囲気でいいんですよ。 この作品のファッションも好きですね。 この映画はアクションも楽しめる娯楽作であり、 しかもラストにはファンタジーのようなかわいらしい優しさもある。 見終わったあとちょっと切ない少年漫画を読み終えたみたいに。 [ビデオ(字幕)] 8点(2005-04-03 01:51:27)《改行有》

28.  プリティ・ウーマン 《ネタバレ》 この映画は劇場で2回観ました。 そしてなんと、映画の中に出てきた場所を確かめにロスへも行きました。 リチャード・ギアのファンだったこともあり、当時夢中になりました。 ロデオドライブやふたりが泊まったホテル・・ バブルも終わるころの最高に贅沢でしかし、 そのきらびやかさの中に空しさを感じ惹かれあう男女・・ 歴史は繰り返すというけれど、今この映画いいんじゃないでしょうか。 けっして90年のような裕福な時代じゃないけれど、 一部のお金持ちというのはいつでもいるんだし、 ジュリア・ロバーツの役どころは娼婦には違いないけれど、 現状を変えていこうとする向上心がある。 ここが他のラブコメと違い、根性モノがかった真面目恋愛映画なのです。 実に今見ると(うわ~わざとらしい)かもしれない筋で、 「フラッシュダンス」や、「ワーキングガール」に通じる、 バブリーな贅沢の裏にも自分で成功を掴むみたいな勢いがある。 これらの映画が売れたのには、音楽の力も大きいと思います。 ところが面白いことを思い出しました。 ある場面でものすごく感動したのですが、 その一瞬に音楽は流れてはいなかったのです。 リチャード・ギアがリンカーン(かキャデラック?)の天井を開けて、 バラの花束を掲げるシーンですよ。その瞬間確か無音になり、 それから音楽が流れると記憶しています。しかも鳩が飛んでいたと思うのだけど・・ もし違ってたらごめんなさいね。 あのシーンで思いました。車は天井が開くタイプがいいと(笑) 実は私の車はキャンバストップです。 しかし・・迎えに来る人が乗らなきゃあ意味がないんです。 それからギア様は(さま付けで人を呼ぶのは嫌いだが、このギアは許す) 高所恐怖症のくせに、マンションの非常階段を登ってきます。 このシチュエーションがえらく気にいりました。古典的でかっこいいです。 演出に品がある。マンションに住むなら非常階段があるマンションにしよう。 そう思い込んだくらいです。(登ってくる人がいなければ意味ないじゃん)・・・ フツー、中から登りますよね。まあ憎い演出。 劇場の席は2回目が2階の上の方を選んで、 オペラを見るふたりになったつもりで共感すると。 「のるかそるか」も2階席を選び、競馬場の観覧席で共感した。 映画の中に2階席がある場合は2階席で見ることをオススメ。 [映画館(字幕)] 8点(2005-04-03 01:35:32)《改行有》

29.  ファイト・クラブ 《ネタバレ》 この映画2回も劇場に見に行ったんですよ。 オチがわからなかったんではなく、 前半の途中でトイレに行ってしまって・・ まず監督が好きで出演者も好きで、しかもあの「シャイニング」の オマージュ映画ということで期待。 確かにあのラストは「シャイニング」の世界観でした。 あまりのばからしさに笑いましたが・・ 映画から何かを読むクセがついているので、 これは自我への目覚めなのか?それとも? と深く考えていました。ので笑えない映画なのです。 そうこの監督の映画って笑えないのです。 どうも人の嫌がる本質をあからさまに描写するのが得意で、 またそれも逆に清いと思う私も変なのですが・・ なぜスピルバーグとフィンチャーとルメットが好きなのか? どれも持ってる願望だったりしてね。この映画のように。 まさか見てない人は本当にいないと思うのですが・・ いわゆるジギルとハイド、エンジェル・ハート映画で、 でもラストには自我という本能。 まだどうしても理解できかねないのですが、 なぜエロスの自我なんだろう?? そこまで主人公は我慢していたのだろうか? 暴力性というのはわかるけれども、 性欲を最後の重大な崩壊につなげるのがわからない。 性欲も支配欲も同じなんだろうか?? キューブリックの「シャイニング」も確かにそうだったけれども。 わからない映画をわかりやすくオマージュしてくれてはいない。 同じ欲望の映画を作ってはオマージュではなくパクリですよ。 衣装の色は白と黒違えどその団体のやること、 多重人格の抑制、ラストの破滅と自我・・ そしてそれがさも社会への警告であるかのような・・ でも・・いつも見てて許してしまう。 毒が厳しくシャープです。 暗さの使い方がうまいのです。 見飽きた映画ですがDVDも持っています。 やっぱりフィンチャーはいいです。 俳優の使い方もうまいし。 ブラピもノートンも好きですしね。 [映画館(字幕)] 8点(2005-04-03 00:30:11)《改行有》

30.  レ・ミゼラブル(1998) この映画で泣きました・・と言っても、まだ前半で! まるでベンハーのようなくだり。感動するのが早すぎた・・ 実はシャインのジェフリーラッシュ目当てで見ました。 うまい!うますぎる・・ 私は彼がこんなに嫌なやつを演じきれるとは思ってもみなかった。 シャインでは父におびえる天才ピアニスト。 このレ・ミゼラブルでは悪徳警官。 この役以外にやったことがないと思えるくらいはまっている。 同じ人とは思えない・・もちろん主役のシンドラーことニーソンもうまいけど、 うまさが違うというか相手が悪い。 もうひとり光ってたのが、ユマ・サーマンでしたが今をときめくキルビルの。 熱すぎる。うまいんだけどね。私はクレア・ディンズの方を押していました。 この映画は舞台劇でも有名で、リメイクものです。 史劇が苦手なのではないのか?・・ いやこれは真面目な映画だし時代的にはまだまだ。 歌わないから大丈夫です(笑)不幸のどん底で吼えのし上がる・・ そういうのは大好きです。不幸のどん底で歌いだすと気が散るから。 ラストがまた美しいです。作りすぎの感もありますが・・ 8点(2005-02-25 07:07:35)(良:1票) 《改行有》

31.  グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち 《ネタバレ》 この映画では感動させるわざとらしい箇所がふたつあります。 ひとつがお約束の医者役ばかりのロビン・ウィリアムスが、 「君は悪くない!」とディモンに言うところ。 見ててもらい泣きしちゃったのです。わかってるんだけどね。 そして最後の方で、友達のベン・アフレックが言う、 「俺がお前を迎えに来たときまだここに居たら・・」みたいなくだり。 これ、あまりに青春してて恥ずかしくて、でも泣けてきました。 こんなこと言える友達がいるでしょうか? 自分にはこんな選択をされる過去がありません(天才じゃないし)が、 素直に(なんてこと言ってくれるんだベン)と、感動しました。 この作品は親友同士の脚本でアカデミー賞を取りました。 そのまま親友同士の、ベン・アフレックとマット・ディモン。 うらやましいものです。特にディモンは実生活でもすごい。 ケンブリッジだかイェールだか知らないけど。 いわゆる自叙伝ぽい映画ですね。 もちろん幼少のエピソードなどはフィクション。 エンディングも品がよく、ともすれば青臭い青春映画をきれいにまとめてる。 8点(2005-02-25 07:05:58)(良:2票) 《改行有》

32.  ディープ・インパクト(1998) 実にこの映画の一般的評価は悪いですが、私は好きです。 感動して思いっきり泣きました。 評価の悪い理由の多くが、ちゃちなCG映像ということですが、 それはもちろん売り物の場面なのですが、 そんなことよりも家族愛や地球の危機が、 品よく共感できる範囲で、いわゆる泣きを誘うアルマゲドンと違い、 もしかしたら起こりえるかもしれない静かな感傷に感動したのです。 映画としてはまとまりも悪くアルマゲドンに負けたかもしれない。 でも大ヒットの影でも私はこちらの作品が好き。 同じ部類で、オールゥエイズのほうが、ゴーストより好きなのです。 よく見るとイライジャ・ウッドも出てましたね。 8点(2005-02-25 07:05:07)《改行有》

33.  L.A.コンフィデンシャル としかくおしゃれ。 今こういうレトロでセンスのいい映画って他にあるかな? ラストもすかっとするし、うんこの結末はこれでいいんだと納得させる 力があるのは脚本がよいんでしょうね。 セブンのエンディングとまるで違う刑事。 あと女優がかなり色っぽい。 難を言えばもう少しいらないシーンを削れたのではないか、長すぎる。 とにかくそれでも超豪華な布陣。 これはケビン・スペイシーで見たのですが、 ラッセル・クロウにびっくりしました。後半に絡むのが。 交渉人に出てきた人物ですが・・ オスカー俳優がたくさん出ていてお得な映画です。 DVDで買っても損はないと思う。 8点(2005-02-21 11:05:48)《改行有》

34.  アメリカン・ビューティー エンディングにつきるのではないでしょうか。 劇場で観たのですが、確かビートルズのビコーズのカバーが 流れていたと思う。 なんて神々しいラストなんだろうか、 この男の人生はこんなに高貴なものかと。 高貴で特別なのです。周りからどう見ようと、その人にとっては。 変態おやじとさえ思えるスペイシーの好演も、 さらに変態(本当の)精神異常者によって、 笑ってしまうしかない展開になる。 アメリカの夢の裏側。体裁だけの贅沢。家族という名前だけの集団。 実に腹立たしくもそれでいて暗くないコメディにしている。 内容が笑えないリアリティがあり暗いのに、 演出と俳優がうまいのか逆に、笑えてしまうのが怖い。 人事のように見ながらも、人事に思えない。 それは監督がイギリス人であるのも客観的に見える原因かも。 ただ内容が内容なだけに、アカデミー総ナメというのはどうなんだろう。 日常の崩壊をコメディにしてシニカルに仕上げたのが受けたのか。 この作品はよいのだが、大笑いし認めてしまうアカデミーって・・ でもでもよく考えるとこの作品でよかったのかもね。 第72回アカデミー賞で、作品、監督、脚本、主演男優、 撮影の主要5部門を受賞! 空を舞う白いビニール袋、赤いバラ、本当に見事な演出です。 そしてアネット・ベニングの髪型が粋でした。 スペイシーが恋する少女よりベニングです。 この映画は「ガープの世界」のオマージュです。 向こうはまとまりがイマイチで起伏がありすぎた。 両方見比べるのもまた面白いと思います。 8点(2005-02-21 10:53:51)《改行有》

35.  マッド・ドッグス 《ネタバレ》 すごい豪華キャストでしたね!ロシアンルーレット、ステージで歌うシーンは面白かったなあ・・リチャード・ドレイファスの悪役って本当に珍しく、見るまでは大丈夫かなと思っていましたが、結構似合っています。コーエン兄弟やタランティーノがお好きな方には受ける映画でしょう。おしゃれな映画ですよ。8点(2005-02-07 15:51:11)

36.  アンナ・マデリーナ 《ネタバレ》 真剣に見入っていました。なぜかというと私は音楽家ネタが好きだから。 バッハは特によいんです。知ってるのはあの名曲G線上のアリアが、 Gコードに載せてアリアのために作った曲とかそれだけですが・・ これは妻アンナに捧げた曲ですね。メヌエットという曲と思う。 ラバースコンチェルトという題で、歌詞をつけられて大ヒットした・・ すごく品がある脚本で本当に真面目に見ていたんです。 ところが後半、小説の中のお話に変わりわけがわからなくなる。 ここまででかなり評価は低かった。 終わったあと、引っかかるところがあり、またDVDを再生。 その引っかかるところが解明されても(いきなりガーフの妄想小説) なぜ彼は書けたのか?そんな才能は前フレなかったじゃないか? は・ん・そ・く!と怒っていたのですが、 やっぱり時間がたつとこの映画、いとおしくなってきたのです。 誤字の封筒、出版社の女性のもうひとつの思い。 愛を伝える才能だけがなかった(運と性格)調律師。 生真面目な小説家や音楽家にあるパターンです。 それが誰にでもある琴線に触れたのかも。 ドラマティックな妄想の中の告白とは裏腹に、 それでもいいと終わらせるわけでもなく、 ただ妄想の中で生きている。 欲を言えば、このもやもやしたラストを、 もっとはっきりした感情(感傷)にしてくれれば、 感動できたのですが。 年老いた小説家の思い出話とまではいかなくても、 小説を閉じ過ぎ去った思いを懐かしむ感じで。 3人の写真だけではまだピンと来なかったので・・ 8点(2004-11-30 04:40:12)《改行有》

37.  世界の涯てに(1996) 《ネタバレ》 あるサイトで評判だったので期待して見ました。 よかったです。思うに、今、日本で連ドラみたいな形で放映されても、 ブレイクすると思うくらい脚本がすばらしいです。 じわじわとくるし、サスペンスみたいな謎解きもあるし、世界がきれい。 このきれいすぎるところを、嘘っぽいとか見たらだめだけど・・ 限られた命の主人公の女性ケリーが、全然哀れとか狙ってるように見えない。 希望という形のないものを探すのですが、出くわす人らは希望のない人ばかり。 希望=生きがいなんだけど、その薄命の彼女が仕事以外に見つけたものは、 やはり形ある人間なんですね。形のない愛を持つ。 そのお相手が「世界の果て」の写真を見せるんだけど、 墓場と老人しか住まないという死の島。でもうつくしい。 回想シーンやわからないところもあるのですが、 この自分探しの謎解きが気になって見続けました。 その船員との恋は故郷へ彼が帰るということで、 恋は終わるかなと思いました。その前に出会ってたのが、 金城君演じる捜査屋です。船員を見送るまでは友達くらいの関係だったのに、 いなくなるとそばにいる人が大切で、特に時間も残っていない彼女にとっては と思います。が、病院に運ばれ心配する彼に目線を合わせない。 彼女は彼を捨てて船員の故郷に走る。それは、船員のほうを 選んだのではないということがわかるから、ラストが読めそうなんだけど、 それでも応援してしまうくらい恋がきれいな愛に変わっていた。 ・・ここからは書きませんが、泣けましたよ。ケリー・チャンの キリッとした顔は、死をも恐れない自分の意味を探す清さ強さ。 金城武はまだ若くて近所のお兄さんみたいだったけど、人のよい表情と 子犬のような目は、反則泣かせ系置き去り<神様、もうすこしだけ> を、思い出しました。あ、けどこっちの方が脚本は濃くないので。 ラストもよかった。コミカルで明るくて、泣き笑いができます。 それにしても哲学的な映画です。言葉がすごくよい。 この監督は脚本の才能がありますね。 バラ園のエピソードは現実主義だし、子供の絵(絵に顔がないのはわかるような) も、セラピーとかで使われてそうだし。金城がつく嘘の必然性も、すごくわかる。 ケチのつけようがない良い映画なんですが、わかりにくいところと 淡々と運んでいくところも気になったので・・8点(2004-09-28 07:26:21)《改行有》

38.  天使の涙 《ネタバレ》 「恋する惑星」と比べると、まだわかりやすい作りですが、 全体にはよ~くわからない世界でした。でもカメラワークが まだこちらの方が見やすく(広角レンズ多用は引いたが) セリフも説得力あったと思う。 減点は殺し屋のからみ。理解しようと2回見ても、 どうも殺し屋には見えず石田純一みたいだ・・ 「恋する惑星」では、2幕目がよく1幕の金城はいらないと思ってた。 それは不可解すぎた脚本と酔ういじりすぎた映像によるもの。 それがこちらの「天使の涙」では、殺し屋はいらない。 金城のほうがよくなってる。前回不満だった1幕目と2幕目の繋がり。 これが今回では無理やり頭と終わりに繋げているし、 ただしでもこの5人をリンクさせるのは違和感あり。 主体を宿屋に持ってきた時がよい。 特に良かったのが居酒屋のからみと8mmビデオ。 噂には聞いていたが、本当にこの映画の演技が金城武のベストでは? まだ全作見てはいないのだが・・・あの演技は「恋する惑星」の ストーカー女の浮遊感でもある。ハリウッドではこういう役が はまる一人に、ブラッド・ピットがいることを思い出した。 殺し屋の男は世界は違うが、(なるがまま)であり、 女3人は(なすがまま)と、女の方がしっかり意思を持つ、 そして口の利けない宿屋の息子はというと、中性的にどちらも持つ。 その存在が、濃い救いようのない映画を癒し映画にさえ変えている。 セリフのない分の浮遊感と本音の表情、淡々とした語りもまたセリフのうち。 殺し屋をもっとうまく描けてたらなぁ・・満点なんだけど。 8点(2004-09-06 07:25:31)《改行有》

39.  恋する惑星 《ネタバレ》 不覚にもエンディング間近のあたりで泣いてしまった・・ 2幕目がすごく良い。この女の子の気持ちがばからしいくらい よくわかり、ツボにはまったようだ。はっきり言って、 2幕目のふたりはダサダサ、見栄えもいまいちだった。 徐々に魅力的に見えてくるのだがそれはきっと、 そのまま変わらずやり通しているからと思う。 脚本よいなあ。ここまでやる?とも思ったけど、 ある意味一番まともに一筋だったのは、変なスッチー身代わり 熱愛オリーブガールだったわけで。 東京ラブストーリーの鈴木保奈美のひつこい片思いなんか、 思い出してしまい切なくなった。 相手もさえない天然役でとてもよかった。 ここが日本のドラマと違うところだ。 借りるきっかけとなった、一幕目の金城君。 天然さは生かされてはいるものの、それを抹殺し 二幕目につながることを拒否するかのような、 大揺れカメラと意味不明な脚本。 一幕目は頭で理解しようとし視覚効果もあり、 気持ちも悪くなった・・ だれか説明できる人がいればラストの缶詰のわけや、 全体にある謎を教えてほしい・・ カメラは、まるでデ・パルマのミッドナイト・クロスだ。 (タランティーノ映画も入ってる) そして二幕目は、心で感じられた。 減点は一幕目の脚本とカメラ。 二幕目の待ち合わせ場所とかで、さりげなくリンクさせれば よかったのに。ん?それじゃあ、パルプ・フィクションになるわね。 二幕目のカメラはとても落ち着いて、透過スローが特によかった。 セリフ・・は二の次。キオスクで、昔の青春小説単行本を立ち読みした ようだったから。南佳孝とかがバックで流れてた映画ね。 二幕目はセリフいらないくらい、行動がよくわかる。 でもこの映画、気になる理解できなかった一幕目を見るため、 また中古でも探すかもね。二幕目の感動は二回目は少ないと思うから。8点(2004-08-22 15:15:37)《改行有》

40.  マイティ・ジョー 《ネタバレ》 シャーリーズ・セロンが見たくて借りました。いや、やはりハマリ役でうまい。 私はキングコングも、シガニー・ウィーパーのも見たことがありません。 だから見比べることはできませんが、感動してしまいました。脚本がよくできていて、 ディズニーなんだなあぁと思ったのが、指を食われた密猟者のボスとの出会い。 これ、ピーターパンのフック船長思い出したんですが・・ でツボにはまり、飽きることなく最後まで見てしまいました。 壮大な感じのする映画ではなくまとまりすぎてはいますが、キングコングも見ていない 私はちょうどいい、コテコテしていない愛嬌もあるしで良かったです。 前半はカメラがスピルバーグの映画みたいだった。後半もやりすぎることなく、 でも安心して先を読める道徳のある家族向けの映画。 E.T.のごとく蘇生したあとは、素晴らしき哉!人生のように募金が集まる。 こういう映画はこれでいいんじゃあないか、悪くないのではと思いました。 変に悲劇を招くこともなく勧善懲悪でしかも笑えるところもあるし。8点(2004-07-23 20:50:09)(良:1票) 《改行有》

全部

Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS