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Web www.jtnews.jp

プロフィール
コメント数 604
性別 女性
ホームページ http://www.geocities.jp/suminoe_kagaya/
自己紹介 2004年から映画専門サイトをたちあげました。
ジャンルはSFが主ですが、サスペンスも大好きです。
リバーランズスルーイットや、ショーシャンクの空に
のようなヒューマンものから、未知との遭遇やバックトゥ
ザフューチャーなどのアンブリンもの。
十二人の怒れる男やパルプフィクションなどの脚本もの・・
自分が良いと思った映画が合う映画で、見る人の数だけ
思いも変わると思います。その中で、共感できる人が
多ければ売れるのでしょうね。
たまに<これだけ映画を見てるんだから万人受けは・・>
と、マニアックな映画にも手をつけますが、
できの良い映画や単館ものなど多趣味なジャンルに疲れ、
子供時代に帰ってるみたいです・・
それらは映画館で見た映画本来の娯楽作だった・・

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【製作年 : 1990年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
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21.  ラッシュアワー 《ネタバレ》 黒人と白人の刑事というワンパターンではなく、 香港スターと黒人スターという選出がいいですね。 やはりカンフー・アクションは元祖。 ジェット・リーは観たことがあるんですが、 肝心のジャッキー・チェンはなんと初めて。 これを機会にジャッキー映画も観てみようかな? ただし根本的に中国の映画は演出は好きだけれど、 話の内容がイマイチなのでこういったコメディのほうがいいかも・・ クリス・タッカーは初めて観ますが、 ああ苦手だ(苦笑) SWのジャージャーみたいな高音の声ですよね。 クネクネしてるし顔も真面目すぎて怖いし(爆) ・・カール・ルイス似だけれどアースウインド・ファイヤーも入ってたり(古っ) まあそのギャップがいいとゆうことなんでしょうけれど苦手。 ウィル・スミスのほうがひょうきんで好きです。 しかしこの作品はジャッキーと組んでいるので、 ワンパターンにはならずに面白い世界をかもし出しています。 細かいところは目をつぶってジャッキーのオトボケ演技が観られる。 丸顔のダスティン・ホフマン、チャゲアスの飛鳥、ウッチャン・・ 普通のおやじなんですがキレがありますよ~ そこらのハリウッドスターのアクションなんか比べ物にならない。 香港版インディ・ジョーンズみたいなのに出てほしい(爆) ・・ジェット・リーの「冒険王」は観たことがあるんですが・・ 香港映画は面白いけれど話がつまらない(苦笑) この作品の後半は007っぽい大掛かりなアクションと、 いかにもな裏切りの構図が楽しめます。 やっぱりアクション映画はお金はある程度かけなければね。 ちなみにロスが舞台なのでこれでもかと、 観光気分に浸れます。 だいぶ昔に行った事がありますが、 あの中国のレストランはどうでしょうか(苦笑) 香港返還でお宝を奪われたという設定は、 そいつが中国人のほうが面白いと思いますが・・ 蒋介石の親戚とか(爆) [DVD(字幕)] 6点(2006-04-23 13:28:45)《改行有》

22.  ロスト・チルドレン 《ネタバレ》 微妙かなぁ・・ 特典の予告を観るとティム・バートンの世界みたいなんですが、 実は「ブラザース・グリム」みたいだったり、 「オリバー・ツイスト」SF編みたいにも観れるし、 「ダークシティ」は夜な夜な行われる記憶の合成というテーマは似ていますが、 映像の感じは「レディ・キラーズ」に近いかも・・ 監督の趣味なのかちょっとロリ感覚が私にはついてゆけませんでした。 グロいのはホラー慣れしていることもありわりと平気なのですが、 少女と大男の純愛となると・・その世界が核なのにひいてしまう(苦笑) 「レオン」までが限度かな? しかし演出は見事でした。 ゴチャゴチャしすぎる感が違和感はありましたが、 レトロなおもちゃっぽい世界観や喪失感は、 ハリウッドの作品ではないなぁと感心。 CGのノミや人工脳などは目新しく、 この作品がこんなに古いとは気がつきませんでした。 一番よかったのが「SF巨大生物の島」のネモ船長のような博士。 冒頭のサンタのブラック・ギャグよりも、 双子の女よりもずっと変な個性がありましたね。 「未来世紀ブラジル」のデ・ニーロの役みたいな感じで(苦笑) [DVD(字幕)] 6点(2006-04-23 13:26:11)《改行有》

23.  クロウ/飛翔伝説 《ネタバレ》 この作品は前から気にはなっていました。 「ダークシティ」の監督作ということで観ることにしました。 評判もよい映画ですがこれは好き嫌いもあると思いますよ~ ダークな世界は好きなのですがビデオだったからかもしれないけれど、 暗すぎてよくわからない・・(爆) 極端に言えば白黒にパート・カラーをつけたような、 白黒とカラーの中間のセピアよりの暗さというか・・ 「ダークシティ」も暗かったんですがコレほど暗くはない。 街の演出や世界観は撮影監督も同じですから似ています。 アメコミというよりもカルトなアメコミなのでしょう。 ちょっと私には合わなかったです。 だいたい「シザー・ハンズ」を敬遠して観ていないのですから。 ビジュアル系の音楽は大好きですがどうも男の人の化粧が苦手・・ 主役があのブルース・リーの息子で、 映画撮影中の事故で亡くなったといういわくつきの作品。 だからほとんどのシーンは撮り終えていたものの、 残りの演出はCGなどで仕上げたそうです。 それもあってか危機せまるもの哀しさや迫力が伝わりました。 お話の内容もSFホラーというよりもファンタジーに近い、 大人向けの復讐悲恋物語になっています。 もしかしたら私が苦手なだけで、 こういった世界観の映画を数見慣れれば、 ふいに感動できるかもしれません。 [ビデオ(字幕)] 5点(2006-04-02 13:50:40)《改行有》

24.  マトリックス 《ネタバレ》 「マトリックス」について書かなければいけないんですが(爆) 敵キャラの不気味なクールさとワープのレトロさの他には・・ 逆転のアイデアが面白いことくらいです。 主人公側から見た普通な世界が仮想現実で、 しかもウィルスと指されているのが面白い。 けれども私は仮想現実の中でいても別に気づかなければいいと思うし、 あまり不思議な感覚とか哲学性とかは感じなかった。 これもこの作品を観たのが今だからかもしれませんね。 コンピューターと人間の立場が逆になるという設定には面白いとも思うけど、 どうも椅子に寝たまま仮想の世界に行くというのは私はつまらない。 さらにわかりにくくなるかわかりやすくなるかは疑問だけれど、 コンピューター側から見た演出のほうが見たい気がします。 バーチャルでも痛みは現れ死ぬこともあるのに、 あの愛に気づいた展開は恐ろしくひいた。 ファンの人にはわかるけれどついてゆけません。 それと全体的なアクションシーンがまるで中国映画。 中国映画のアクションは好きですがこれはひつこすぎ。 中国のアクション俳優を使ってくれてたらまた違うかも・・ ジョン・ウーの「フェイス/オフ」のアクションを観ているようで、 ちょっと恥ずかしかった(爆) 速すぎるアクションは嫌いでスローが好きなのですが、 全部見せ場がスローなのでこれはちょっと・・ サム・ペキンパーが作ってたらどうなってたかな(苦笑) 自分としては合わなかった映画ですがシリーズということで、 このあとが駄作の評判が多いので甘めにします。 [DVD(字幕)] 6点(2006-04-02 13:43:48)《改行有》

25.  フィラデルフィア 《ネタバレ》 さてこの作品は「羊たちの沈黙」でアカデミー賞を総ナメにした、 ジョナサン・デミ監督作です。 そのときに犯人がゲイであるという演出に、 ゲイ=偏執殺人鬼というイメージを与えると誤解されると、 ゲイ団体から抗議があったのです。 同映画の特典でそのことを話していたのですが、 だからこの「フィラデルフィア」を謝罪のために作った。 ・・いやぁだからって作ってしまうんだからすごいです。 この年の作品賞はじめほとんどの賞はスピルバーグ作品でした。 「シンドラーのリスト」のほうがやはり暗いですよね(爆) いやぁ私は何度観ても泣けますよ。 あれと同年で比べるのはマズイ。 「運命の瞬間(とき)/そしてエイズは蔓延した 」が医学の立場から、 真面目に描かれているのに対し、 弁護士の立場から描いた異例の作品です。 しかしよく似てはいるのです。 1993 劇場未公開ということからもかな~りな損をしている作品。 しかもこちらは実話を元にしているのですよ。 科学者のひとりが実は感染していたというのも、 フィラデルフィアでは弁護士が実は感染していたという・・ 職場の解雇が病気が原因だったかどうかというサスペンス的な面白さは、 さすがにデミ監督は演出がうまい。 私はなぜか年寄り弁護士団体の発言が気になって、 これは語り部役をこの悪役(わかりやすく言えば)連中にさせているんだ。 エイズという病気を実にうまく語らせています。 輸血(薬害も同じですね)での感染は同情するが、 性行為での感染は・・ このセリフは同感しましたがこの時代が予防策とか知られてなかったのかも。 旧約聖書と新約聖書に書いてある・・ 反対の意味でこれもよくわかりますね。 アダムとイブ以外の行為は書いていないということです。 こういった訴えられたほうの側になぜか共感してしまう。 それが差別の理由に結びつくということなのですが・・ 死のふちにいる隣人の怖さと自分の周りのいとおしさ・・ マリアを聴くトムを見たあとのデンゼルの表情がよかったです。 [DVD(字幕)] 6点(2006-04-02 13:25:37)《改行有》

26.  ダークシティ 《ネタバレ》  どこかで見たような映画なのですがうまいことできてる(笑) まず冒頭のストリーテラーから「宇宙戦争」に代表とされる語りだし。 この手法は旧約聖書とかの史劇モノで必ず使われます。 主人公は記憶喪失でバスタブから脱出するシーンは「SAW」。 連続殺人事件の犯人は誰? 徐々に記憶を取り戻すかのような主人公と異星から侵略しにきたかのような連中。 ここは地球のとある古い時代の街で宇宙から地球人をさらいに来たか、 それともここはニセの街で宇宙人がそこに地球人を飼育実験にしているのか? 街の外はどうなっているのか? 夜中の12時に針が重なると街中が止まるのはなぜ? 記憶の入れ刷みをされたのは誰?? 面白い・・ こういったテンポの速い難解SFって好きなんですよ。 しかも絵が暗いから「レディ・キラーズ」のようなブラック・ファンタジーみたい。 運河の向こうにある夢の島にはどうして行けないのか? 閉鎖感いっぱいの演出は前に観てうろ覚えの「トゥールーマン・ショー」みたい。 あの作られた世界は外はああだったんですがこれは見事。 超難解だった「惑星ソラリス」のラストの答えがここにあると思いました。 そして「CUBE」とそっくりな演出もあります。 CUBEで一番好きな高さがわかる怖さ部屋が動く怖さがここに・・ というと・・まるで娯楽SFのおいしいとこどりごった煮なのですが、 これに「マトリックス」の世界を入れたような感じで、 よくまあ100分に詰め込んだものだと感心。 どうせアメコミのような作品だろうと期待はしていなかったのですが、 ラストまで飽きることもないし何しろ最初から飛んだSFと見ていたので面白い。 暗い画面や記憶を植えられた話や悪魔団体のような集団・・ 苦手な方にはお勧めできませんが好きなら楽しめます。 主人公が中途半端にヘタレのくせに無敵なので、 これは感情移入はできかねるなぁと思うのだけれど、 どの登場人物が主役でも成立すると監督が特典で説明していました。 ああそうかそれはありうると感心。 博士に妻役に異星人のボスに刑事に・・誰の目で観ても見られます。 この作品の主役はこの世界らしいから(街ということで) 期待していなかったアメコミ格闘系SFと思っていたのに、 なかなか哲学的で暗いのに娯楽SFとなっています。 [DVD(字幕)] 7点(2006-04-02 13:12:58)(笑:1票) (良:1票) 《改行有》

27.  ギルバート・グレイプ 《ネタバレ》 どことなく自分勝手に「リバーランズ・スルーイット」みたいな兄弟愛ドラマを期待していたので、 いやコレは違うこれは家族団結のドラマで朴訥であり暗い現実と裏腹にコミカルな作品だ。 そういえば「サイダー・ハウス・ルール」もそんな感じでした。 あともうひとつグッときたのがあの人が死んじゃうとき。 前触れもありましたがその場に居合わせたのがデカプリオだというのも・・ この子供はふたりの死を見てしまうんですよね。 弟がああなってしまったのもそのトラウマからかもしれない。 わめいたり大笑いしたりという演技が印象的なのですが、 実はデカプリオの演技の中ではデップとルイスがいい仲で、 それを見守るときの自分のことのような嬉しそうな表情。 そういうちょっとした演出がいいんです。 「バック・トゥ・ザ・フューチャー」のドクの恋人も出てたし、 そして同じ映画でマーティのパパ役をやっていた葬儀屋、 あのパパに似てるんだけれども・・ 最後が放火という演出では「母の贈り物」を思い出しました。 ここらはちょっとやりすぎかなぁ・・ 全体的には暗い題材ではあるのに淡々とした素朴な映画になっている。 そこが物足りないし逆に言えばいい作品なのかもしれません。 [DVD(字幕)] 7点(2006-04-02 13:01:18)《改行有》

28.  羊たちの沈黙 《ネタバレ》 ずっーっと前に1度観てたのに評価をしなかったのは、 もうかなり前の記憶でしたのとオチもわかっていたから・・ 「ハンニバル」をまだ未見でしたのでこの機会に両方観ることに。 まずこちらから2度目の観賞ですが・・ 前に観たときはよくできた映画だとは認めてはいたものの、 正直ソツがなくて今ひとつだったと記憶していました。 が・・この作品がなぜアカデミー賞を総ナメしたのか(この特殊なジャンルであるのに!) ようやくわかったような気がします。 心理描写が深いこととやはり哲学性を感じたから。 そして何よりも主演二人の演技が素晴らしい。 ホラーにも属されるかもしれない危ういサスペンス娯楽でありながら、 こんなに深い描写をしていたんだなぁ・・ 前に観たときには犯人である連続殺人犯がやけにマヌケに見え、 「悪魔のいけにえ」と同じじゃあないかと思っていたのですが、 これはああいう系ではなかったんですよね。 主題はまさにクラリスのトラウマ救済とレクターの好奇心です。 ジョディは体格も小柄でいて中性的な魅力を感じるし、 表情もあどけなくもあり色気もあります。 その賢明さ聡明さは観ていて力強くもあり、 怪奇殺人の犯人のほうが似合うホプキンズと正面から演技合戦をしても、 全く互角以上の真剣さです。 彼女の演技は客観的には観れないくらい入り込んでいます。 幼い頃の羊をかかえ逃げる彼女は救えなかったことが自分のトラウマになっています。 そしてそのトラウマと向き合うことをアドバイスするホプキンズ。 そのまんま犯人の井戸に隠した誘拐された女の悲鳴となるのです。 この単純なのに深層心理をついている脚本は見事です。 猟奇殺人をもとにした刑事ドラマでは「セブン」のほうが好きですが、 この作品も二重の舞台のトラウマと演出で上手に作られています。 なにしろホラー要素もあるサスペンスなのに品さえ感じられるのも、 やはりジョディ・フォスターだからでしょうか。 意思の強さと気弱さとあっけらかんとした陽気さ・・ 見事な演技でしたね。 [DVD(字幕)] 8点(2006-04-02 12:49:38)《改行有》

29.  透明人間(1992) 《ネタバレ》 最初は何てつまらない映画なんだろうか、 やはり昔の白黒とは全然違うなぁとむくれていた私・・ 通常このての名作のリメイクはつまらないものが多いのです。 ところがこれはリメイクというより原作が違うんですね。 しかしH.G.ウェルズへのオマージュは過激なほどあったので、 やはり意識して観てしまいます。 絶対製作者は意識していたはずです(笑) 原作が違うといえども透明人間の元はウェルズです。 あの作品の映画化ではその時代の技術からできないこと、 想像させるところがありました。 そこを製作者は待ってました!とばかりに見せます。 タバコを吸うシーンでは肺に煙が舞い、 食事をすると鏡ごしに胃が動くのが見える。 そして雨に濡れれば輪郭だけがキラキラと輝く・・ これらは昔にできなかったことです。 この描写はファンタジー感いっぱいですね。 まあこれを見られたことと、 自分も透明だから足元が見えないから怖いということを、 よくわかるように演出していました。 これらは全てあのH.G.ウェルズの原作映画でできなかったこと。 後半からの面白さと演出が見られたのでまあまあよかった。 それに結局最後は面白かったし。 ただ・・ 透明人間なので透明になってからはなるべくならば、 俳優さんの顔は出さない方がよかったと思います。 説明用にか露出度が多くそのたびにつまらなくなって、 つまらなくなればまた透明になったりと逆におかしい。 たぶん製作者がやはり透明でないと妙だとわれにかえったのか? 透明人間役の俳優さんは見えてたらパントマイムのようなのです。 それを狙ったのかもしれませんが・・ 普通の人間が透明になりCIAに利用されないように逃げ続けるのがこの作品で、 昔のものは科学者が透明になり世界征服の野望を燃やすまでになる違い。 結局見えないから悪いことができると考えるか、 見えないからスパイに使えるから利用しようとか、 見えないことって結局不便なのですよね。 最期にしか姿が見えない哀れな昔の透明人間と、 最初から姿が見えるこっけいな透明人間・・どちらが面白いかでしょうか。 [DVD(字幕)] 6点(2006-03-05 10:41:01)(良:1票) 《改行有》

30.  CUBE 《ネタバレ》 かなり前に話題になった作品ですね。 「CUBE」と「ソウ」とどちらが好きかという問題かも・・ それまでが難解なくせに終わったあとのオチに、 爆笑ものの疲労感を感じる「ソウ」は「ユージュアル・サスペクツ」と同系。 こういう系に腹がたつひとは「CUBE」のほうがいいかも。 「CUBE」はどちらかといえば「未来世紀ブラジル」の虚脱感です。 そしてラスト以外はわりと誰でも楽しめる「ポセイドン・アドベンチャー」です。 外はどうなっているのか? その問いかけは入れられた登場人物より観客の方がさらに大きくなります。 誰が作ったか何の目的で? そんなこともどうでもいいというならば、 その向こうは何なのか? あの人が生き残ったことに逆に恐怖を感じませんか? あの人が何を見たかもわからないですが、 絶望感と恍惚感の入り混じった顔を見れば、 それまでの彼の行動からしても一人でいられない。 要するに何も出来ない人を置き去りに生かしたのです。 それを考えると製作者側はかなり意地悪です(爆) 「ショーシャンクの空に」の社会に復帰できず死を選んだ老人。 「未来世紀ブラジル」の裁判にかけられるオチを思い出した・・ あの白い空白の風景がその向こうにもキューブが果てしなく続くようにも思えるし、 それともただ本当に何もない世界かもしれない・・ コメディに出来たらば孫悟空の釈迦の手だということでいいのですが(笑) そういう風な世界かもしれませんね。 だから神格化された作品なのかもしれません。 「未知との遭遇」の特別版のような神がかりな世界も思い出したし。 私としては中途半端な後味だったので、 あの白い世界よりももっと嫌な世界も見たかった。 彼の足元には上から落ちてきた彼女の死体とかが転がってたり、 その向こうはあの白い世界でもいいので・・ そうすれば(無駄だよ出られない)と何かが言ってるように見えるでしょう。 そうすればかなり絶望感のある救いようのない後味で、 はっきりしないラストよりもすっきりできたかもしれないなぁ・・ [DVD(字幕)] 6点(2006-02-28 09:46:06)《改行有》

31.  オール・アバウト・マイ・マザー 《ネタバレ》 か、な、り複雑な関係のうえに、 時間が短すぎる! あと20分増やしてほしかった。 息子の脳死、移植手術、同性愛、エイズ、ゲイ・・ ゲイ映画が苦手なのかと思いましたが過去に観た、 ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ は高採点をつけてるんですよ。 あの映画では感動して泣けましたので・・ なぜこの作品では感動できなかったのか? 感動はしていたのですよ。 主人公の女性には共感もしましたし、 非難したい相手に会ってもどうすることもできず、 結局はみんなの手助けばかりしています。 人がよいにもほどがある・・ かといって私は悲劇の主人公みたいな陶酔劇でもありません。 残されたのはたったひとり自分しかないから、 自分探しの旅に出るのです。 この作品の個性のひとつに舞台劇と時間がシンクロしているところがあり、 そうかここが評価の高さなんだなぁと納得できるし、 息子を亡くした母の辛さも舞台劇の中に演出されていて、 何度か感動モードに入りかけたのです。 女性になってしまった前夫であり息子を知らない父でもあり、 さらに死んだペネロペの夫でもありその子供の父が、 アルフィーの高見沢に似ている・・ この瞬間その重大なシーンが止まりました。 ああ、感情移入が感動が・・(苦笑) おそらくしばらくたってまた観賞すれば感動できるかもしれない。 慣れるまでちょっと時間がほしいです。 いい映画には違いないのです。 題名からもわかりますが、 母は強し(たとえ死んでも生きても) 種を残そうとする本能からなのか、 じゃあ父であり夫は種を蒔くのでしょう。 女性から見ると共感も感動もできるかもしれませんが、 男性から見たらどうなんでしょうか?? 人に会うたびに自分には息子がいると言う母、 そして息子は死んだと言う。 これは父であり夫であったゲイ男性に会って告げるまで続きます。 かなり深く難しい内容でした。 [DVD(字幕)] 6点(2006-02-28 09:23:14)《改行有》

32.  エイミー(1997) 《ネタバレ》 父の死によるショックで口がきけない耳も聞えないと思われていた少女が、 実は歌ではコミニュケーションがとれるということがわかり・・ これは感動作で私好みの映画だろうと期待大でレンタル最後にとっておいたのです。 確かにいい作品です。 前半などすでにウルウルきていましたから・・ ミュージカルが苦手なのですが前半は必然性も感じられ、 なんとかして少女に口をきかせよう、歌えることがわかった・・ そこから突然がらりと作品が変わってしまいました。 感動できる作品なのに途中からおいていかれてしまいました。 町中の人が歌いだすあたりになると、 もともとミュージカルが苦手だからあっけにとられてしまう・・ 特に警察隊が少女を歌いながら探すシーンはコメディか?と、 ちょっと感動モードに入っていた私はガクッ。 警官が初めて少女に歌ったシーンはよかったですが、 あんまり何回もそのパターンは入れないほうが映画のテンポが悪くなると・・ 後半なんか公園のシーンでとてもいいところがあり、 エイミーがトラウマと戦っていたという抱きしめたくなるようないいシーンもあるし、 全体的に観て癒されて後味もいいのにもったいないなぁと思いました。 いやもったいない。 実は私は勝手にこの映画を観る前から妄想していて、 もう会えないお父さんを探して歌いながら街をさまよう少女のお話・・ つまり「オリバー・ツイスト」少女版みたいに想像していました。 でも実はシリアスなのに明るい映画でした。 前半の調子でいってくれれば8点くらいの感動作だったかも・・ 後半が「トムとトーマス」みたいなドタバタ劇をミュージカルにしたようだ。 と説明すればわかってもらえるかな(苦笑) 前半の絵的な演出は昔のフランス映画と思うほど(絵的に) 絵ハガキにしたいような止まった演出がおしゃれでした。 曲もよかったですよ~♪ これはもしかしたら映画よりも舞台でミュージカルとして見たほうが楽しそう。 [DVD(字幕)] 6点(2006-02-15 11:21:08)《改行有》

33.  運命の瞬間(とき)/そしてエイズは蔓延した<TVM> 《ネタバレ》 前兆のある村で起こった伝染病はエイズとは全く関係はないものの、 それからの演出にメッセージとして問いかけてくる重要な映像。 テレビ映画でドキュメンタリーのような作りでありながら、 人物描写もよくできておりこの種のシリアス作品としては珍しく、 何回も観られる映画であると思った。 中半に出てきたあるシーンはその冒頭での伝染病で死体を焼かれるシーンとだぶる。 軍病院でのエイズ患者の言葉「焼けばいいのか」その病室の窓から広がる、 広大な墓地はぞっとするようでなんともいえない哀しい場面である。 まだエイズという用語も発表されずそれが何か何が原因かもわからない、 1981年代から年を追い最初は10人ほどの感染者、 そして100人単位10000人単位と膨らんでゆく現実。 主人公の博士マシュー・モディーンに与えられたのは政府からのお金も下りない、 顕微鏡も買えない狭い研究室と医療チーム・・ シリアスになりがちな本題を冷静にそして誠実にまとめてゆく演出。 こういう映画がたとえ未公開作品としてももっと評価されてもいいのではないか。 出番が少ないながらも存在感が光っていたリチャード・ギア・・ 医療歴史ドラマなのだがノンフィクションであり、 ラストには実際に他界した著名なミュージシャンなどが映像で出演し、 ようやくこの不可解な病気が認知されるまでの間がなんだったのかと空しくなる。 同性愛が原因と予想されそれが血液からの感染からという途方もない原因に及ぶまで、 政府は病名の発表も認めない・・ ウィルスを発見し確信をもったチームは、 その情報を横取りされ別の博士の名誉となる。 選挙のための感染者救済、政府の血液銀行・・ 色々な損得勘定が解明に投資をしない。 表面だけの知識もわかりやすく観られるうえに、 裏の人間ドラマや国の対応までよくわかる。 ただただ、真面目に誠実に作られた意義のある作品ではないのか。 DVD化をしなければならないのはこういう作品ではないのか。 やはりこういった淡々とした中にもメッセージの強い映画の中では、 マシュー・モディーンは存在感がある。 [ビデオ(字幕)] 8点(2006-02-15 11:19:47)《改行有》

34.  オープン・ユア・アイズ 《ネタバレ》 人事だと思って観るようにもできない不思議に同感できる映画。 主人公の設定が共感はできないものの、 夢を見る動物に産まれてきたから同感してしまいます。 この暗さや疎外感や閉鎖感、そして解放されても続くメビウスの輪・・ 好きなんだなぁこういうの。 この作品最大の謎は観ている最中よりも、 観終わったあとに訪れます。 数々のサスペンスの前例の記憶からして、 とてもわかりやすく私は最初のほうで(女性がふたり)もうわかってしまいました。 これは・・ビル・プルマン主演デヴィッド・リンチの「ロスト・ハイウェイ」そっくりだ。 しかも公開年が同じ・・(あとで結末が違うことはわかるんですが) 大いなる勘違い。 それまでが自分の予想どおりで楽しくて、 じょじょにそれが間違っていたことがわかりまた楽しい。 (やはりね)(ん?)(んん??)(そうか夢オチか)(えっ違うかも・??) 他に組み立ての面白さでは「ユージュアル・サスペクツ」 「ゲーム」などがあるし、 「パルプ・フィクション」のように途中でシャッフルさせる映画も思い出した。 ここらの作品を例にあげているように、 私は根本的にサスペンスやミステリーには恋愛を前面に出さない映画が好き。 恋愛中心に描かれるとありえない設定から始まるので感情移入しずらいのです。 ところがこの作品はあくまでも恋愛というテーマが主人公の価値観を描く下地になる。 感情移入はできないが同感ができてしまったのは、 この映画の脚本は中半でいじられています。 最後に種明かしされた本当の夢と作られた夢の境界線は、 雨で濡れた路上で酔いつぶれて倒れ寝る主人公が鍵ですが、 それよりも公園のシーンはどうでしょうか。 まったく関係のないシーンを入れて観客を混乱させています。 そこさえ外せばつながりますよ。 あと、夢の中での登場人物は全て自分です。 形は記憶から借りた他人ですが、 それを操作できるのは自分だと思うのです。 自分自身というキーワードが私の見解では、 精神科医だと思うのです。 もしかしたら亡くなった父親の姿を借りているかもしれないし、 白衣を着ていないとか質問攻めにするとか、 これは夢の中でのもうひとつの自分自身の真相なのではと。 [DVD(字幕)] 8点(2006-02-15 11:15:19)《改行有》

35.  パトリオット・ゲーム 《ネタバレ》 この作品はあまり評価がよくなかったので覚悟はしていたのですが、 「レッド・オクトーバーを追え」の続編ということでやはり期待は少し・・ ハリソン・フォードは嫌いじゃないんですよね。 アクションや刑事ものは彼が一番だと思っていますし。 そして「ロード・オブ・ザ・リング」のショーン・ビーンでしょう。 こんなにいいキャストなのになんでだろう・・ 前半はとてもよさそうなのでもっとよくなるだろうと期待、 それがだんだん面白くなくなってくる・・ これは復讐劇なんだろうけれど、 個人の復讐劇にしたいのか、 それとも国家の復讐劇が絡んでいるのも見せたいのか・・ 全く個人的なものになってしまった・・ これでは同じハリソン主役ブラピと共演のテロ映画のほうが意味が通じる。 あれのほうが後味の悪さはあれど意義があった・・ 面白いアクションを撮ればいいというものでもないでしょう? しかも・・そのアクション=娯楽も中途半端。 本屋のオヤジは仲間は・・あれではショーン・ビーンが、 「ケープ・フィアー」のデ・ニーロと化してしまっている・・ せっかく最初の設定はよかったのに。 せっかくのこのふたりが台無しだ。 砂漠の基地は何のため? あれから面白く出来たのに・・ 前のレッド・オクトーバーを追えが狭い潜水艦の中でしかも、 実はショーン・コネリーの個人的なことだったのに、 かなりな世界を想像させるシュミレーションの面白さがあったのに、 これはかなりな世界を広げたわりには潜水艦の中よりも狭い・・ う~ん・・観てやはり人気倒れだったかと納得。 話のバランスが悪いのでわからないところも見直そうという気にもなれない。 途中の親切すぎる演出もどうでしょうか・・ [DVD(字幕)] 4点(2006-02-15 11:09:17)《改行有》

36.  今そこにある危機 《ネタバレ》 ハリソン・フォードのクソ真面目でかしこいのに抜けた演技が、 最大に活かされた作品の好例。 ウィリアム・デフォーは相変わらずいいです。 プラトーンを思い出しました。 もし無人島につれて行ったら頼りになるだろうなぁといった感じです。 あと、麻薬カルテルのボスの参謀役がなかなか良い。 大統領役・・「遊星からの物体X」のゾンビに囲まれる縛られたおっさん役でした。 今回は前回と違い配役の演技もうまく映画にいかされてる。 やはりこういう大きな世界を描いてこそ派手なアクションが面白い。 今回はCIA内部にFBI、ホワイトハウスまで巻き込み、 見ごたえある演出と国家シュミレーションが味わえる。 1作目のレッド・オクトーバーを追えには及ばないものの、 なかなか笑えるし確信犯的な突っ込みも楽しいし面白い。 デフォー率いる軍人たちは異常に怪しい。 おかしすぎというか目立ちすぎだし、 麻薬王のボスはいつも変なところでスポーツしてるし、 十分普通におかしいです。 パソコンに侵入後のまぬけなやりとり、 CIA副長官の名刺、 テープレコーダーとアイテムの使われ方も注目。 ラストの終わらせ方もまた違う感じで好きです。 観てる途中、 なぜかキッシンジャー国務長官を思い出したり・・ もうちょっと時間が短ければさらに飽きずに面白い。 [DVD(吹替)] 6点(2006-02-15 11:08:00)《改行有》

37.  カットスロート・アイランド 《ネタバレ》 なぜなぜ、途中で面白くなくなったのか?? こういうジャンルのジェットコースターアクション映画は、 突っ込みどころを笑いながら観られるのでかまわないのです。 都合よく主人公たちが逃げとおせてお宝にありつく。 そしてぶっ壊される帆船やら街やらは映画ならでは。 面白いじゃあないですか・・ ではなんで飽きてきちゃったのか? アクションがひつこすぎ! 私は中華映画は映像のきれいさで好きなのですが、 中華アクションは同じことのひつこさで苦手です。 そんなノリがこの映画にあると思うのです。 山ばかりでしたしアクションシーンがいつ終わるのかと思うくらい長すぎる。 基本的にはこの映画は恋愛ではなくコメディなんでしょう。 そう見てみるとツボにはまるおかしいシーンがあったのですが・・ マシュー・モディーンの登場シーンがおかしすぎて、 何回もそのシーンを見直しました。 クリクリのパーマ毛かつらで変装した顔立ちは、 リチャード・ギアそっくり(ダビテ王の役のに似てた) 変装がばれて踊り場から落ちて囲まれて頭をたたかれるんですが、 この間合いは大うけしてしまった(そういうキャラなんだ・・) ジーナ・デイヴィスは女性なのにジャッキー・チェンなみの活躍で、 とび蹴りやらパンチやら顔関係なしのアクション(普通顔つぶれてるって) 男なのにマシュー・モディーンの役といったら、 後頭部をいい音させてたたかれるんです(お決まりのよう) 何回か続くとすっかりお気に入りになって(大笑い) この人・・「バーディ」や「フルメタル・ジャケット」の主役なのに・・ と笑えなくなってしまうくらいバカ映画に染まっていた・・(納得) なぜこのふたりはこんな映画を真面目にやってるのかと思うくらい真剣・・ しかし完全にジーナ・デイヴィスの映画なんだとその繰り返しに思いました(爆)  キャサリン・ゼタ=ジョーンズで観たかったなぁ(苦笑) このスタローンみたいな女性と頭いい役なのにマヌケな男性・・ 恋愛シーンになりそうな展開になるとまたコメディに戻っちゃう。 でもこのふたりだと恋愛には見えない・・女性が強すぎ。 ・・ん?結構気に入ってる作品かも。 ではなぜこの点?? 「1941」のようにバカ映画ですがぜ~ったい1941のほうがお金の無駄使いが快感。 「インディジョーンズ」のスピード感はあるものの女性が強すぎてしらけた。 [DVD(字幕)] 5点(2006-01-20 04:24:55)《改行有》

38.  ケープ・フィアー 《ネタバレ》  この監督は変に真面目でシリアスなものを撮らない方がいい(と私は思う) アビエイターやタクシードライバーよりずっと、 このホラー風サスペンスやイエスの逸話の「最後の誘惑」のほうが面白く明るい。 この作品は私にとってはただ、ジュリエット・ルイスが出てるから観たい映画だったのです。 もともと中性的で理知的な女優さんが好きなのですが、 特に彼女は白雉役もできるし何でもできる演技派みたいなので、 他の作品も観てみようかなぁと興味を持っています。 最近好きになったマシュー・モディーン(もちろん男)にルイス嬢が似てると確信し、 借りて確かめたところ・・やはり年齢不詳性別不明なところが似ていた(笑) いや、完全に出演者の中でも一番の存在感で、 アクの強いデ・ニーロさえも食っていました。 舞台でのやりとりなどの目の表情などは完全に食ってました。 この映画全体にエロシズムと暴力的な描写が多いのに、 なぜか暗く感じず恐怖よりもおかしくて笑い通しだったのは、 私がホラー好きだということもあります。 しかし根本的には復讐劇なのですから恐怖や嫌悪感は感じないといけない。 ・・あまり感じなかったのは娯楽が勝っていて最終的には、 デ・ニーロ出すぎ! どこからいつ現れるかという見えざる恐怖なんて無視(爆) もうひらきなおってホラーとして見ましたよ。 家政婦の姿ですでに室内に潜んでいたところなどは、 恐怖なんかよりも大爆笑もので「悪魔のいけにえ」のレザー・フェイスか!? 逃亡する車の底に張り付くデニーロはおかしすぎるし、 最後のほうなんかもう「13日の金曜日」ですよ。 あるいは「JAWS」状態で全く怖くも後味の悪さもない。 だからある意味楽しめたのです。 J・ルイスがセリフを言ったあとクレジットが流れますが、 最後まで観て聞いてゆくと・・ 悲鳴が聞こえるんですよ。 そしてなぜかアンブリン(E.T.のマーク) うわぁ~アンブリンなのこの制作って・・ これは・・おかしすぎて大うけしてしまったのです。 復讐劇の怖さや哀しさを味わいたいならば、 「ダークマン」のほうがお勧めです(サム・ライミ監督) [DVD(字幕)] 7点(2006-01-20 04:17:27)《改行有》

39.  パリ空港の人々 《ネタバレ》 「ターミナル」の元と言われる本作がようやく見つかりました。 中古屋で売ってたのが高かったので借りようと探していたのですが、 買わないで借りて正解でした(つまらないというわけでもありません) フランス映画だったので筋はともかく映像描写に期待したんですが・・ ものすごくギャップがあり1970年代くらいの映画に見えました。 まあさすがに先に「ターミナル」の豪華な俳優陣や演出を観てしまうと、 地味すぎるかなぁと思いました。 「大空港」「エアポート」シリーズと比べても地味。 お話自体は笑えてほのぼのします。 そして随所に「ターミナル」と同じ演出が見られます。 そこらでニヤニヤできるから見る順番が違うとどうでしょうか? こちらを先に観ていたとしたら・・ やはり私は「ターミナル」のほうがいいなぁ。 なぜなら空港というところは閉鎖的ではあれどある程度の豪華さも必要かなと。 パリ空港とJ・F・ケネディ空港を比べても仕方ないのですが・・ 「アパートの鍵貸します」のころのような作りはできなかったのでしょうか・・ 一時外に出られるシーンもありますが、 パリの夜景の豪華さはあまり感じられなかった。 ここも「ターミナル」のラストの夜景が美しい。 しかし地味で面白みはありませんがラストはこちらが上でしょう。 ハリウッド映画にはないオチがあります。 ブラック入ってます。 このラストはフランス映画ならではとも思いました。 続編があるような余韻のある終わらせ方でした。 「ターミナル」を観た人でラストがどうも・・という人にはまた違う意味のラストが・ [ビデオ(字幕)] 5点(2006-01-20 04:13:36)《改行有》

40.  狂っちゃいないぜ! 《ネタバレ》 すごい配役ですよね。 いやぁ、アンジェリーナ・ジョリーは出た瞬間わかったんですが、 ケイト・ブランシェットは後半になるまでわからなかった! だって・・アビエイター観たあとではピンときません。 このふたりをパッケージに使うほうが今では売れるでしょう。 ジョリーと ビリー・ボブ・ソーントンは実生活でも夫婦だったって、 んんん~やはり演技とは思えない濃さでした。 ジョン・キューザックがレストランでお目目パチクリする演技もあながち実話か(爆) 実はキューザックが私のタイプかもしれないと借りたのですが・・ この人見ようによったら顔が全然違う(一番似てるのはケビン・スピシー・・) どうもちょっと違ってました・・ でもこういうマヌケにお人よし風な顔は根本的に好きですが・・ お話は期待していなかったわりには面白かったです。 ラストがバカっぽい恋愛になったことを除いてはよろしいかと。 爆破予告は誰が電話かけたのかが気にはなりますが、 まあ謎のまんまでいいと思う。 前半からコメディなのですがちょっと笑えないシリアスさで、 元から飛行機が嫌いな私は絶対乗りたくないと思いました。 また違うんですよね。 シュミレーションの戦闘機とは違うんです。 民間機の交通整理をしているような管制塔ですからリアルなのです。 時給10万円もらってもやりたくないよぉ~と思いました(爆) 実際にこういうお仕事をされている人を尊敬しますよ。 コメディなのにリアルでしかも後半から「ゲーム」のような追い詰められる怖さもある。 飛行機墜落のパニックものよりある意味怖い映画かな・・ [DVD(字幕)] 7点(2005-12-23 16:17:13)(良:1票) 《改行有》

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