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性別 女性

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21.  ベティ・ブルー/インテグラル<完全版> 補い合うと同時に、削り合っている。痛々しい共依存の物語。9点(2004-09-25 21:46:05)(良:1票)

22.  パウダー 私はむしろ、あのラストで良かったと思う。テーマに適っていたから。パウダーの、「人は全て繋がっている」的な台詞。それを聞いて私は、この作品は、“そこにある全ての要素を含め、地球というものは1個の生命体である”という「ガイア説」的な思想を下敷きにしたものなのだな、と解釈した。パウダーによる、「万物は同じ」という提示。それは、何かが死んでも、それは別の何かの糧となり、姿を変え、形を変え、未来永劫万物の中に生き続けるということ。万物は流転するというけれど、その包括的なエネルギー質量は変化しない。地球の抱える内的エネルギー質量はとどのつまり、変化しない。彼の提示したものはそういうあまりにも壮大なことで、俗的な存在である人間には到底通じない。彼が他人に拒絶され排斥される姿は、地球という生命体の40数億年の孤独をどこか思わせた。テーマとしては、それこそとても壮大だと思う。点が低いのは、提示したテーマを消化出来ていたとはとても思えなかったことと、毛が生えないはずのパウダーに睫毛がびっしり生えていたことと、彼が水溜りに落とされた時、うっすらと肌色っぽくなっていたことが許せなかったからです。4点(2004-09-23 19:50:29)(笑:1票)

23.  グロテスク(1995) グロテスクという言葉を堂々と提示するのなら、もっと内的に迫って欲しい。視覚的にグロテスクなものを見せてお茶を濁すのはあまりにも即物的だし、安易だと思う(それがまた、大したものでもないし)。観念としてのグロテスクを全く描き出せていないし、何とも散漫で安い出来の駄作。何でスティングはこの映画に出たのか…。脚本の時点で駄目だろ、コレ。2点(2004-09-23 19:46:19)

24.  マングラー キングにハマっていた頃に原作の短編小説も読んだけれど、まさかそれが映画化されているとは思わず、その節操のなさに何だか笑ってしまった。あの短編をどう伸ばして2時間の映画にするのかと思っていたけれど、出来るんですね、一応は。かなりの無理矢理感はありますが。それにしても汚い作業所。そもそも、あんな非衛生的な設備で、本当に綺麗なシーツを納品出来るのか…?5点(2004-09-22 20:07:52)

25.  テヘラン悪ガキ日記 《ネタバレ》 観ながら1つ思い出した。数年前、イランで「ポケミョン(仮名)」が放送された時、自分も空を飛べると思い込んで屋根から飛び降りて怪我をする子供が続出し、親たちが放送中止を求める騒ぎが起こったとか。それを聞いて、「夢見がちにも程があるだろ!」ととても驚いてしまった。イランといえば、ある意味ヴァーチャルな日本などと違い、とても現実的な国だと思っていたから。この作品は一応コメディタッチということだけれど、その実、何とも辛辣。幼少期の親の庇護下における絶対的保護を得られず、段階を踏んだ教育も与えられず、未分化な精神のまま厳しい現実の中に放り込まれた少年。その反動として、過剰な程に夢見がちな部分が呈出してしまった。少年の空想の重さは同時に、放り込まれた現実の重さでもある。そして、遅かれ早かれ来ることは分かっていた夢の終わりと、現実の続き。キレイ事も過剰な感傷もない、イラン映画らしいラストシーンが印象的。6点(2004-09-22 19:59:22)(良:1票)

26.  奇跡の海 万人が信ずるものは宗教であり、流行であり、常識である。たった1人しか信じないものを世の中は認めない。排斥する。おかしいかおかしくないかなんて、生まれついた運の問題でしかない。世の中は多数派のイデオロギーで営まれる。思想傾向が多数派に属する者は常人とされ、そうでなければ変人であり狂人だ。しかし世の中の思想傾向は常に流動的で、いい加減。つまり人間には “多数派の狂人”であるか、“少数派の狂人”であるか、それだけの違いしかないということだ。そして多数派に属する狂人は、自らを“常識人”と呼ぶ。ラース・フォン・トリアーはそれらを知っている。誰もがそれに触れられたくないことも。そして彼はその触れられたくない部分を最も汚いやり方で突付くのが大好きだ。露悪が大好きなのだ。ベスはそれらを描く為に犠牲になったスケープゴートだと思う。彼は最凶の監督だ。なぜ最凶か。非常に頭が良く、非常に性格が悪いからだ。悔しいことに彼は、人間の業を知り尽くしている。彼はあからさまに“少数派”に属する。でも世間は彼を無視出来ない。彼は狭義において“狂人”でありながら、世間に自らのイデオロギーを発信出来る。そういう部分において、彼は恐ろしい程に稀有で貴重な人種だと思う。10点(2004-09-18 23:22:33)(良:1票)

27.  リッチー・リッチ 細分化されてない単純明快で子供だましな世界観が、意外にも楽しい。登場人物もストーリー展開も全てがステレオタイプで適当。そんなかなり幼稚な作品なのに、何だかとても楽しかった。何も考えずに楽しめる能天気で可愛い作品でした。この時点ですでにマイケル・ジャクソンの鼻ネタが出て来ているというのにはびっくらこきました。7点(2004-09-18 23:13:04)

28.  サイレンス 少年にとっては、この世界には一切の間隙もなく、音と思念と観念が溢れている。事象全てが興味を引き、世界は限定されつつも、限りなく深い。エピソードでなく、観念的なもので見せる映画でした。映像詩ですね。中東の民族衣装の鮮やかな色彩、生彩のある伝統音楽。多用されるベートーベンの音楽も、まるで中東に根付く伝統音楽のように錯覚する。あのダダダダ~ンもそもそも、運命の扉を叩く音。大家が家のドアを叩くのもまた、母子の運命を左右する音。遊び心というか、ちょっと思い付かない独特の引用だと思う。個人的に主人公の少年(小ネタで既出ですが、実は少女)が、ショートカット時のモデルの今宿麻美に見えて仕方なかった。6点(2004-09-05 23:40:29)

29.  アダムス・ファミリー2 確かにあのサマーキャンプは悪夢だとしか言いようがないですね。虫唾が走ります。ウェンズデーを見ていると、12歳位の頃の自分を思い出します。7点(2004-09-04 18:39:50)(良:1票)

30.  ルナティック・ラブ/禁断の姉弟 この激安な邦題と“近親相姦”を前面に出したビデオパッケージに、映画会社の下卑た策略が見える。完全にエロ目当ての観客のみをターゲットにしている感があるけれど、実のところ、そんな売り方をするべき映画ではないです。どっちかというと、アート色が強い。原題の直訳は「セメントの庭」。私なら断然こっちのタイトルに食い付きます。「セメント」はその無機性から無感情と無慈悲と死を暗示し、「庭」はその有機性から家族や共同体を連想させる。砂上の楼閣ならぬ、セメントの上の共同体。絶対的なようで、どうしようもなく危なげな。歪曲した感情、腐肉、堆積した垢、無感情な絶望。漂って来るそんな臭気。とにかくその空気感は出色の出来ではないかと思う。ちなみにこの作品、アート色が比較的強めの某映画祭でもちゃっかり賞を取ってます。まあ私が云々言わなくても、【fero】さんがもう充分言って下さってます。もっと評価されるべきなのに、残念ながらタイトルで随分損している映画の1つです。9点(2004-08-30 22:42:18)(良:1票)

31.  ディアボロス/悪魔の扉 長い割に重厚感や見応えをさっぱり感じないのはなぜだろう…。冗長なシーンが多いかも。アル・パチーノお得意のラストの独白というか、独壇場。おふっ、やっぱり来たか!という感じです。彼の独壇場、どうしてもユーモラスに感じてしまうのは私だけなのだろうか。5点(2004-08-28 17:14:19)

32.  深海からの物体X アルバトロスめえええ。アルバトロスめええええ。「遊星からの物体X」と間違えて借りた馬鹿野郎がここにいるよ。そして私の敬愛するカネコアツシ氏がDVDのジャケ画を書いている…。ああ…確かに彼テイストだよね…。もう何か、アルバトロスの映画に突っ込みを入れるのは野暮で、一律低い点を付けるのが礼儀のような気がする。インタビュー映像で、普通にシリアスな監督…ああ、「案山子男」の悪夢的な特典を思い出す…。もういいよ。別にいいよ。でも最後に1つだけ言わせてもらいたい。これは日本人の沽券に関わる問題だ。「ふざけんな!あんな盆栽あってたまるか!」3点(2004-08-22 16:22:52)(笑:1票)

33.  シューティング・フィッシュ 私がイギリス映画に期待する捻りが全然ない。ハリウッド映画の悪い部分を寄せ集めたみたいで、全てが都合の良い方向に転んで行く適当な脚本にはとてもがっかりした。ラストシーンには唖然です。どうやら好きな方が多いみたいなので、平均点を下げるのは悪いとは思いますが、こういう作品には腹が立つ、という価値観を持つ人間もいるのです。3点(2004-08-22 16:21:22)

34.  カリートの道 これを「男の美学」と捉える男性は多いだろうけれど、どこか醒めた目で「男の勝手」を感じてしまう女性も少なからずいるのではないかと思う。とはいえアル・パチーノの色気は只者ではありません。参りました。日本であんな色っぽいおっさんは見たことない。7点(2004-08-22 16:19:46)

35.  赤い薔薇ソースの伝説 情熱だとか官能だとかはきっと、抑圧されることから生まれる。慣習でも社会的通念でも価値観でも強迫観念でも何でもいい、大なり小なりそこにある何らかの制約に抵触する禁忌を観念的に破る行為そのものが情熱で、その状態変化の一形態もしくは性的な形での発露が官能なのかも知れない。終始暗色の赤が練り込まれた画面。生々しく狡猾、それでいてラフで無垢な情熱の色。良い映画だったと、私は思う。8点(2004-08-22 16:18:09)

36.  34丁目の奇跡(1994) オリジナルのモノクロ映画の存在感には及ばないまでも、良質な作品だと思う。私はオリジナルの白黒の雰囲気がとても好きだけれど、「白黒はイヤ、カラーがいい」という方にはこっちの方が観易いでしょうね。ストーリーにもそれ程の相違はありません。でも裁判の評決の決定打になった証拠に関しては、私はどっちかというとこっちの方が好きかも。7点(2004-08-22 16:16:32)

37.  シングルス(1992) 凄く可愛い恋愛群像劇。グランジ文化とかそういうのは一切分からないけれど、感覚的に良い映画だと思える。一昔前の映画なので微妙にダサいかもしれないけれど、映画を包む心意気がお洒落くさい。良い映画に必要なのは小道具。例えばリモコン、例えばくしゃみ。8点(2004-08-14 14:00:34)

38.  女優霊(1996) 1回でいいからホラー映画を観て「怖い!」と思ってみたい。真夜中に真っ暗な部屋で1人で、という風に雰囲気を作って観たのに、これもやっぱり駄目だった。幽霊が何かもう、化学繊維のかつらを被った生きてる女にしか見えないんだ…。この融通の利かない脳ミソよ…。低予算で地味で「怖さ」だけが絶対的な売りの作品なのに、肝心の「怖さ」を感じられない人間にはキツかった。劇中で撮影していた作品も、何だか普通に駄作っぽいです。3点(2004-08-14 13:58:04)

39.  地雷を踏んだらサヨウナラ 一ノ瀬氏が金で買えない何かを求め、金に代えられない命をかけて挑んだかの地は、今では特別な信念理念も持たずとも、金を出せば簡単に踏むことが出来る。時代とは残酷なり。平穏が訪れた後、人々は判で押したように物質主義に移行する。精神主義は物質主義に淘汰されて行く。挑み、敗れ、人知れず時代を築いて行った人たちの姿を、忘れずにいたい。考えるものはあった。ただ、1人の戦場カメラマンを描いた映画として、その出来自体に関して、良いのかどうなのか判断が付きかねるものがあったので、中立の5点。5点(2004-08-06 17:39:16)

40.  アンジェラの灰 垢と汚物に塗れて泣く子供。貧乏金なし子沢山。極貧、赤貧洗うが如し。昔のアイルランドの貧民窟をここまで再現したのは素直に凄い。“悲惨”という言葉を見事に映像化していて、疫病と死の臭いすら漂って来そうだった。でも別に暗澹たる気持ちにはならなかった。安直な収拾の付け方ではあるけれど、ラストに希望もあるし。イギリス産・貧乏金なし子沢山もので括るなら、設定と時代背景は違うけれど、「日蔭のふたり」の方が大分悲惨。7点(2004-08-06 17:34:18)

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