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プロフィール
コメント数 185
性別 男性
自己紹介 フツ~の映画好きのおっさんです。戦争映画が割と好き。でも、アクション物からロマコメまでなんでも見ます。

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21.  イン・ハー・シューズ LAコンフィデンシャルと同じ監督さんだったんですね。あの男くさいハードボイルド風味の作品を撮ったのと同じ人とは思えないような完全な「女性映画」でした(女性の視点から見たらどう見えるか分かりませんが)。3人がそれぞれに心の中に抱えてる傷やコンプレックスが癒されていく様を見ていると自分も何だか癒される気分になる。弁護士の姉が「仕事を一所懸命やって、必要とされていると思うことで自分を支えている」という台詞。「それがなくなることが不安だった」という独白。私は男ですけど、何だか共感できた。姉はそういうものを全部ほっぽり出して、生き方を少しずつ変えていく。ほかの2人のエピソードもそうだけど、人を変えるのは人との出会いやかかわり合いなんだなあ、などと何となく考えさせる映画でした。[映画館(字幕)] 8点(2005-11-14 11:20:10)(良:2票)

22.  コーチ・カーター 私も同じ感想を持ちました。よくあるスポコンものか? と思いきや、黒人や「モンスター」で描かれたようなプア・ホワイトがアメリカ社会で生きていくのは大変なんだ、というのもテーマだと思います。結構堅いテーマなんだと思いますけど、アメリカではちゃんとヒットしたらしい。ということは、アメリカ人だって「ホントは今のままじゃいけないんじゃないか」と心のどこかで感じてるってことなんでしょうね。日本はまだそれなりに均質化された社会ですけど、だんだんアメリカみたいな「勝ち負け」のはっきりした社会になるんでしょうね。最近の子供は万引きなんぞ犯罪だとも思ってないんでしょう。日本もそのうち「映画の中の出来事」じゃなくなってくるんじゃないかとか考えてしまいました。[映画館(字幕)] 8点(2005-09-25 15:11:14)

23.  シンデレラマン ロン・ハワードって、地道に真面目に生きてる人を温かい視線で描くのがうまいですよね。悪くはないんです…。結構感動したし…。でもなあ…中学生の頃、シルベスター・スタローンの「ロッキー」を見て、何だかじっとしていられなくなって意味もなく早朝ランニングを始めたんです。今考えても何でそんなこと始めたのかわけが分からないんですが。その頃の私は世の中のことを何も知らないガキだったからそれだけのインパクトを受けたのか、今の私が薄汚れた疲れた大人になったからなのか…。見終わって「オレも何か頑張らなきゃ!」と感じたかったです。[映画館(字幕)] 8点(2005-09-19 22:39:05)

24.  グレン・ミラー物語 まだベータのビデオテープがあった頃、仲が良かった女の子の誕生日のプレゼントにリクエストされたのがこの映画のビデオ。彼女は「母がこの映画を大好きで、子供の頃、母からもらった『茶色の小瓶』の入ったテープを繰り返し聴いていたから」という。ふうん、と思って、レコード屋を回って、ベータ版の「グレン・ミラー物語」をプレゼントに贈った。世の中からベータビデオが消えてから、ふとレンタル屋でこの作品を見かけて借りてみました。彼女のお母さんはこの映画を見ながら何度も涙ぐんでいたそうだけど、私も涙が出てきました。古き良きアメリカの父と母。この映画が好きだった彼女も映画の中のジューン・アリソンのような優しい母親になっているでしょう。[ビデオ(字幕)] 8点(2005-07-22 16:21:22)(良:1票)

25.  ミリオンダラー・ベイビー 《ネタバレ》 モーガン・フリーマンの「誰でも一度は負ける」の台詞が良かった。努力しても、頑張っても、やりたいことをやり、なりたいものになれるのはごく少数。勝者はいつも一握り。ほとんどは敗者のまま一生を終える。だが、それでも人生には生きる意味があると思えた。マギーの人生は不幸だったのか? いや、そうではないだろうと思えた。自分の人生をつかみ取るため、ひとり必死にボクシングに打ち込む姿が、いじらしくて切ない。ただ、全身麻痺の障害があっても尊厳を持って生きる人たちはいるはず。私はALS(筋側索硬化症だったかな?)でほぼ全身が動かない肉親を抱える家庭を訪問したことがあるが、ちゃんと持っておられますよ。マギーにもあのガッツがあればきっとそんな生き方もできたはず。そこだけが共感できなかった。パンフによると、この映画、37日間で撮ったそうです。映画の良さはカネやスケールとはまったく無関係ですね。[映画館(字幕)] 8点(2005-05-30 02:37:12)

26.  男はつらいよ 寅次郎紅の花 テレビでやっていたのを「ながら見」していたけど、気がついたらレンタル屋で借りていた(少し前の話です)。以前はただのマンネリ映画としか思えず、棚の前で立ち止まったこともなかった。どこかで誰かが言っていることでしょうが、いつの間にか見なくなった「日本の風景」がこの映画にはたくさんあることに気付いた。出来の悪い兄を心配する家族。大勢で暮らす小さな家。用事がなくても顔を出すご近所さん。夕方になると晩御飯のおかずの匂いがする台所…等々。現実は「セキュリティ」万全のオートロックのマンションに暮らし、何年も顔も知らない隣人にたまにおざなりのお辞儀をして、PHS発信機を持った小学生が晴れた日曜でも部屋でテレビゲームをしている世知辛い世の中。寅さん映画を見てると、自分もいつかこんな暮らしに戻りたい(たぶん無理なのだが)、と少し懐かしい気分になる。日本人ならいつかふと見たくなる映画だと思う。特にこの作品は渥美さんの病気が分かっていたからなのか、偶然なのか、ハッピーエンドでシリーズを終えたので何度でも見たくなる終わり方になったと思う。[DVD(吹替)] 8点(2005-05-24 20:56:52)(良:3票)

27.  Shall we Dance? シャル・ウィ・ダンス?(2004) ずいぶん前に邦画の方も見ましたが楽しめました。リチャード・ギアは「十分に幸せで満ち足りているはずなのに、何かが足りない」と感じ始める中年以降の男性の胸のうちを自然な演技でうまく表現できていたと思う。雑誌か何かのインタビューでギアが「この映画は人生の中盤以降を過ぎた男性が家族と一緒に自分を再発見する物語だから米国でも受け入れられた」と話していたのを読んだ気がしますが、確かにそんな感じ。私も映画の中のギアの年齢に近いですが(外見は太陽と冥王星ぐらい離れてますが…)端から見たらくだらないとか滑稽だと馬鹿にされても結構、俺はこれが好きなんだ、と言える趣味を見つけたくなりました。[映画館(字幕)] 8点(2005-04-24 15:23:21)

28.  I am Sam アイ・アム・サム 好きな映画でも、たまにまた見たくなる映画と、好きなんだけど何度も見かえしたりはしない映画があるけど、これは前者。実社会で完全に「負け組」の私としては、「そんなに無理して頑張らなくてもいいじゃないの」ってメッセージ(映画のテーマとは違うが)が感じられてホッとする。知的障害者のサムに比べると完璧なエリートであるミシェル・ファイファーが逆ギレして自分のコンプレックスや悩みをぶちまける場面や、「ビートルズの中ではジョージ・ハリスンが一番好きなビートルよ」という台詞が胸にぐっと来る。ヒア・カムズ・サンはビートルズの代表的な曲ではないけど、確かにいい曲だ。「努力したなら、自分が駄目なことを恥じる必要はないんだな」とふと思える。8点(2005-03-11 12:01:37)

29.  Ray/レイ たまたまだけど、コール・ポーターの生涯を描いた「五線譜のラブレター」とこの作品を連発で見ました。かたやリッチな社交界を舞台にした白人作曲家のお話、こちらは貧しい黒人社会から音楽で成功したミュージシャンの話。二作のテーマはまったく違うんですが、アメリカのショービジネスの世界の深さと広さを感じることができました。この作品を見ると、音楽とは、黒人にとって金や自由、あるいは人としての権利、さまざまなものを闘い取るための魂のツールのようなものだと思えてくる。ブルースやロックンロール、ジャズ、彼らから生まれてきた新しいリズムや旋律が人種や世代を超えて人々の心をとらえる「音楽のダイナミズム」を足下から感じ始める。映画館では足でリズムを取っている観客もちらほら。ちょっと見てくれのいい東洋人がソウルだのR&Bだのって真似てみても、「何かが足りない」と感じるのは当たり前。ジェイミー・フォックスの鬼神の演技と名曲の数々を聴きながら、そんなことをふと考えました。8点(2005-02-18 12:40:56)

30.  ボーン・スプレマシー 《ネタバレ》 やっぱりスパイものはヨーロッパが舞台でKGB(?)が出てこなきゃ。やたら爆発したりマシンガンをぶっ放したりするより、こまごまといろんな仕掛けをやって相手をはめたり、ちょっとした機転でピンチをしのいだりするスピード感がなかなかいい。ほかの方も書いてるけど、わざとやってる手ブレしまくりのカメラ視点は迫力を出すためなんだろうか。大画面で見てると何が何だか分からない。ぶつかる瞬間まで見せるカーチェイスはなかなかの迫力。ロシアの殺し屋(KGBかスペツナズ?)をもっと活躍させてほしかったな。パンフ見たら、モスクワはテロ頻発で大規模な撮影許可が取れず、ベルリンでロケしたと書いてありました。8点(2005-02-13 01:27:20)

31.  アザーズ 《ネタバレ》 この手の「幽霊もの」が極度に苦手なので避けていたが、ニコールの美しさ見たさについに借りてしまった。皆さんがおっしゃる通り、「シックスセンス」に似たオチだけど、グロテスクな描写も少ないし、急に「ドン!」と大きな音がしたりしない分、雰囲気はこっちの方がずっといい。3人の親子は戦場に行った父親の霊の帰りをあの家で待ち続けるために離れられないのだろうか。それとも無理心中(?)を図った罰として天国へ行くことを許されないのだろうか。ラストで大きな屋敷の窓から外を見つめている親子、子供たちの許しを得たニコールの澄んだブルーの瞳が悲しくて美しい。でも、映画館で見たら怖かっただろうなあ~。私はDVDで見て、怖さがジワジワ盛り上がってくると場面を早回しして逃げました(それなら見るなと言われそうだが)。8点(2005-01-19 12:39:48)

32.  天空の城ラピュタ この映画、何回テレビでやったかなあ…。今日(2004年12月24日)もまたやってる…。でもつい見てしまう。しかもおもしろい。物語のスピード感、男の子と女の子の淡い恋、人類の愚かさへの警告、笑いと感動、爽快感、いろいろ詰まっていて文句ありません。私はこれ、映画館で見たことあります。最後の方で主のいないラピュタがどんどん天へ昇っていく姿を見送るシータのアップの表情、当時のアニメファンの男の子たちがスクリーンに向かってコンパクトカメラのシャッターをバシバシ切ってました(それ、写るんかいと思いながら見ていた)。みんな、もうとっくに大人になってるだろうが、シータみたいな芯が強くて性格のいいかわいい女の子に出会えたかな? 書き忘れるところでしたが、音楽もいい。美しいシーンと絶妙に合っている感じがします。8点(2004-12-24 22:21:45)

33.  バンド・オブ・ブラザース<TVM> これ、レビューに入っていたんですねえ。私はこれを見てから、某国営放送に言いたくなった。「毎年毎年、アイドル俳優を起用してネタ切れ寸前の時代劇を大河で撮り続けるなら、気合を入れた太平洋戦争物をつくってみい!」と。「150億円ぐらいかけて撮ってみろ!」と。重厚なクラシック演奏で始まるユダヤ人収容所のエピソード、衛生兵の淡い恋を描いたエピソード、好きな回が結構あって書ききれない。ドイツ軍兵士を単なる悪者に描いてない点もいい。とてもテレビ向けとは思えないクオリティにはただ脱帽。だけど…だけど、別の方が書いているように、現在のアメリカの国際社会での暴君ぶりを見ていると、「誰も疑うことなくアメリカが正義の味方であったよき時代」へのレクイエムのように見えてしまう面もあります。この作品でも描かれているユダヤ人たちはあれほど悲しい歴史を背負いながら、どうして丸腰のパレスティナ人を対戦車ミサイルでバラバラにしてしまうのか(直接関係ないけど)。鼻の奥がツーンとしそうになっても、それを考えるとすーっと感動がひいていく。しかし…だけど、こんな男たちの友情のドラマを見て胸を躍らせない人(特に男性)は少ないでしょう。特にウィンタースがいい。若いドイツ兵を射殺して苦しむ弱さがいい。不毛な偵察作戦の強要から部下を救うエピソードも良かった。どっちなんじゃい! と言われそうですが、作品の質が高いのは間違いないです。8点(2004-12-24 21:46:01)(良:1票)

34.  バルジ大作戦 この映画を見たらみんなそうでしょう。パンツァーリート合唱の場面はしびれました。そして、へスラー大佐のかっこいいこと! あのだらしない(映画の中では)米軍に比べて、鉄の規律のドイツ軍の男ぶり、大佐の男気。私に某IT企業オーナーのように500億円ぐらい自由に使えるお金があったら、ハリウッドの一流どころの監督の顔を札びらではたいてでもリメイクしたい(脚本そのまま、ロケにちゃんと寒い場所使って、タイガー戦車は完璧なレプリカ作って…)…と思う時があります。8点(2004-11-12 16:37:07)

35.  スターリングラード(2001) 《ネタバレ》 冒頭の渡河シーンから市街戦の戦闘シーンのど迫力、西部劇みたいなラストの1対1の決闘も良かったけど、ターニャが子供を殺された母親にそれを伏せて避難を説得しにいく場面から、老いた母親が子供への置き手紙を船着き場で必死になって残していく場面でうるうるしてしまった。最近は新聞に載ることも減ってきましたが、中国大陸で子供を残留孤児にしてしまった日本の親たちもこんな状況だったのだろうか…などとふと思った。最後にヴァシリがターニャと再会する場面も良かった。音楽もそこは何とも言えない癒し系で耳に残る。それにしても、エド・ハリスは渋い。ケーニッヒ少佐があれだけ格好良くなければ、この映画、2ランクも3ランクも落ちるでしょう。個人的希望だが、ケーニッヒはヴァシリを誘い出すために子供を殺すんじゃなくて、別の子供の遺体(どこかで既に死んでいた)をダミーに使う(あの子はどこかで軟禁されている)…というストーリーだったら良かった。8点(2004-11-12 16:23:41)

36.  僕はラジオ 大好きだったデブラ・ウィンガーが復帰しているというので見に行った。最初、「タイタンズを忘れない」のようなスポ根ドラマかと思ったけど、これは違った。田舎の小さな街の人々と知的障害者のほのぼのとした交流の話で、障害者を扱ったヒューマンドラマというとハリウッド的な偽善性が鼻につくところだけど、この話は実話で、ストーリーも「出来すぎ感」はない。実在の主人公がラストに本当に映像に出てくる(しかもキューバ・グッディングそっくり。あれ? 逆か)ので、そうしたあざとさも感じなかった。涙がぼろぼろ流れる感動作じゃないけど、何とも言えないほのぼのとした気持ちになれた。軍人とか堅い役の多いイメージのあるエド・ハリスがラジオの成長していく姿を見て満面の笑顔を見せるシーンが良かった。世間で言われている通り、本当に良い俳優だ。デブラ・ウィンガーは若い頃の印象のまま、きれいに歳を取っていました。復帰作に良い作品を選んだと思う。 お話とは関係ないけど、試合の場面では映画の舞台設定となった70年代のグランド・ファンクなどのロック(リメイク作のようだったが)がガンガン流れて気持ちよかった。8点(2004-10-02 14:19:33)

37.  ブラザーフッド(2004) 《ネタバレ》 早くに亡くなった父親代わりに弟の面倒を何くれとなく見る兄、戦場で命乞いをする敵を撃ち殺せない心優しい弟のお涙頂戴映画か…と最初の方で思ったが、後半はどんどん重くなる。弟を除隊させたいばかりに鬼神となって敵と闘ううち、人の心を見失う兄、その兄の変わり様に心を痛める弟。守るべきものをすべて失った後、兄は本当に人の心を失ってしまう。だが、心優しい弟が命がけで戦場のまっただ中へ飛び込んでいき、餓鬼のように人を殺し続ける兄を再び人の姿へ引き戻す。心を取り戻した兄は再び身を捨てて弟を救おうとする。だが、私は兄も弟に救われたのだと感じた。故郷の友達、同じ民族が殺し合い、憎しみ合う、吐き気がするような凄まじい負の感情がスクリーンを覆い尽くし、頭がくらくらするようです。だけど、兄弟が再び互いの心を理解し合う場面で何とも言えない「癒し」があふれる。感心したのは、ことさらに政治的なメッセージを打ち出していない点(マーケティング上の判断かもしれないが)。反共、反米、反日、何がが突出してる印象はなく(韓国や北朝鮮の人が見たらどうなのか分かりませんが)、そこがかえってリアリティを感じさせる。国で一番の売れっ子俳優を使って、こんな骨太な映画がつくれる韓国のパワーにも脱帽。場面の切り替えがややせわしなく感じたり、ちょっと突っ込みたくなる所もあったけど、久々に涙腺を乱れ打ちされた。しかし、遠い過去の出来事を描いた物語ではあっても、同じようなことは今も海の向こうのどこかで続いており、朝鮮半島は今も分断されているという現実を思い出し、ふと我に返る。いろいろなことを考えたくなる映画でした。8点(2004-07-03 10:32:22)

38.  U・ボート 魚雷を撃つ時の勇ましいBGMが好きです。たまにテレビ番組のBGMにも使われているぐらい。「さあ、行くぞ!」と言わんばかりの高揚感。きしむ船体の中で息を潜める乗組員の根性。大時化の海を木の葉のようにもまれながら進むUボートの上で、僚船に向かってエールを送る艦長。しびれるような「男」の映画です。「潜水艦乗りはあんなにヤワじゃない」とかいろいろ批判はあるようですけど、小さな鉄の塊に乗って闘い、海の底へ沈んでいった幾多の男たち(実際、ドイツ軍のUボートの未帰還率は8割近いとか)の姿は勇ましく、悲しい。8点(2004-07-02 09:29:35)

39.  スクール・オブ・ロック 《ネタバレ》 かなり笑った。S先生が生徒と最初にやるセッション、ディープ・パープルやブラックサバスのリフが…。劇場から「ああ…俺もこれ最初に弾いた」と笑いがどっと。堅物の女性の校長先生が若い頃に町で見た最高のライブがスティーヴィー・ニックス。ジュークボックスから好きな曲が流れると思わず体が動き出す…。「あるある。分かる」。また劇場内は爆笑。ロックに一度はまった人なら、みんなが一度は感じた、どこか懐かしい、温かくて熱い気持ちを思い出させてくれる。韓国のイケメン俳優に熱を上げる奥さんに、「高校の時、ツェッペリンのジミー・ペイジのソロが完璧に弾けるのは学校で俺だけだったんだ。学園祭じゃヒーローだったんだぞ」と自慢したくなるアナタなら泣いてしまうかもしれません。〈DVDを見て追加〉特典映像で付いてくるツェッペリンのメンバーに「移民の唄」を使わせてくれと頼むビデオがまた爆笑。出演の子供たちの音声解説も楽しかった。「移民の唄」ってできてからかれこれ35年? ぐらいたつのか。「スモーク・オンザ・ウォーター」もそんなもん? でも、ギターを初めて手にして、たぶん誰でも3分でリフは弾ける。それでも、今でも何度聴いてもすごく格好いい! こういうの、不滅の名曲って言うんですかね。改めて思いました。8点(2004-05-03 20:16:24)(良:1票)

40.  潮風のいたずら 《ネタバレ》 結構好きな映画。落ち込んだ気分の時に見たくなる何本かの一本です。ゴールディは似たような役が多いけど、この映画は相手役がダンナだということもあり、「これが地なのか?」(まさかそんなことはないだろうけど)というほど自然な演技に感じる。記憶が戻って、いったんは金持ちのダンナ(映画の中での)の所に戻って、辛く当たった使用人たちに謝罪するところとか好きなシーンです。アメリカの田舎のお母さんから高級ドレスの似合うマダムまで、ゴールディの魅力もよく出ている。まさに「ファニーフェイス」。アメリカ人男性の感じる「かわいい女」ってのがこういうゴールディに集約されるんでしょうね。8点(2004-04-11 11:37:51)

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