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【製作年 : 1970年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
21. 遠すぎた橋 マーケット・ガーデン作戦とは,お偉いさん達のしょーもない功名心を満足させるために,ロクな作戦も立てずに実行した結果,各所で部隊が孤立しまくって結局失敗に終わった愚劣な作戦の代名詞みたいなもの。日本でいえばインパール作戦か。レビューにあるような,長いとか,シケた作戦だとか,エピソードが細切れで繋がってない....という印象を私も持ったが,それはアッテンボロー云々より,むしろこのようなマ作戦の性質に起因するのではないかと私は思う。また,そういう印象を与える原因のひとつとして背景説明が不足しているという指摘もできそうだが,この映画はそういう部分をそぎとってドキュメント効果を狙ったわけだから,これも本末転倒か。戦争ってしょーもないんだなとか,どんな豪華俳優が演じようと,前線の将兵なんて巨大なシステムの中では所詮は将棋のコマにしか過ぎないんだな,なんて思ってしまった映画。8点(2004-01-17 18:02:29) 22. 太陽を盗んだ男 昔観た記憶...沢田研ニのイカレっぷりも印象に残ったが,それよりプルトニウム(ウラニウム?)が,紫だか青だかの液体だというのに子供の私は驚いた。ウラン鉱山っていうくらいだから固いもんだと思ってたのに...ホントはどうなんでしょ?ラストもあの時代の雰囲気みたいなものがあって良かったと思う。6点(2004-01-17 08:55:42) 23. 狼たちの午後 《ネタバレ》 サルが逃亡先にワイオミングを挙げるところは笑うシーンであるが、ワイオミングが国内であることを知らない彼が過ごしてきたであろう、貧しく報われなかった生い立ちに思いを馳せてしまって私は切なくなった。また、彼が必死に同性愛者でないこと、刑務所には2度と行きたくないことを訴えるのも、刑務所でレイプされた経験があることをうかがわせて哀しい。この映画はとことん切ない映画である。どう見たってアタマも度胸もない小物にしか過ぎない2人が、何事も思惑通りにいかずにいつの間にか不相応な大事件の主人公となってしまうのだ。そりゃ有頂天にもなるだろう。能力もないのに勘違いして夢を見た男達、そしてその夢がやはりバブルに過ぎなかったという残酷さ、切なさを感じる映画である。7点(2004-01-16 23:14:13)(良:4票) 24. 戦国自衛隊 この映画の宣伝を見て,武士軍団と自衛隊が戦ったらどっちが勝つかで弟と口論になった記憶がある。半村良の原作とは全く別モノのメチャクチャな映画だが,なんというか....少年の心を強烈に刺激するものがある一方で,角川っぽくどこか甘く切ないオトナの匂いのする映画だった。もっとも今観たらどう思うかわからないが,合戦シーンとかラストはそれなりに印象に残っているので当時は面白いと思えたのだろう。映画の出来はともかく,角川映画のバイタリティと懐かしさにこの点数。6点(2004-01-16 16:23:13) 25. 燃えよドラゴン カンフーアクションの最高峰。ギラギラとした野心・怒り・そして哀しみが突き刺さる映画である。これが単なるアクションなら,無数のフォロワーを生むこともなかっただろう。しなやかでありながら,尖った鋼の刃物のようでもあるブルース・リーの鍛えぬかれた肉体と,心の暗闇から発せられるかのような「怪鳥音」と呼ばれたあの雄たけび。彼の尋常ならざる肉体と暗い魂のパワーが観客を魅了し,かくも模倣させたのだ。これらが画面を切り裂き,敵が倒れた刹那に感じるのは爽快感だけでは決してない。敵を傷つけることでしか自己表現出来ない彼の怒りと哀しみも,同時に私の心を刺し貫くのだ。10点(2004-01-14 16:24:04)(良:2票) 26. スター・ウォーズ ありましたねー「渡辺徹&キョンキョン&松崎しげる」の吹き替え!個人的には,「ブルース・ブラザース」の吹き替えをバブルガム・ブラザースがやったのもヒドイと思ったが。この2つは今にして思えば文化的犯罪だと思う。 10点(2004-01-09 19:19:46)(笑:2票) 27. マッドマックス ずっと前に見たきりでもう筋もロクに覚えていないが,でっかいカワサキのバイクと,インターセプターのタイヤとエンジンのでかさ,そしてこれまたでっかいソウドオフのショットガンはメチャクチャ荒々しくみえた。暴走族も恐ろしかったなー。メタリックで乾いた,ハードな世界・男の世界を感じさせてくれた映画だったと思う。2以降とは別物。 8点(2004-01-09 19:02:10) 28. カッコーの巣の上で 素晴らしいレビューの後なので気が引けるが...。精神病者もマクマーフィも規定の枠に収まりきらないアウトローとして,同じように差別され同じ扱いを受けるのを見てショックを受けた。もちろん,その酷さそのものにもショックを受けたのだが,もっとショックだったのは,自分が「人間らしい」マクマーフィをこのような酷い目にあわせるなんて!といつの間にか感じていたことだった。よく考えてみれば,ラチェッド婦長が非人間的,マクマーフィが人間的,と切り分けるとき,私は私の「常識」によってそれを行なっている。しかし,その常識が「規定の枠」となり,今日のマクマーフィを檻に閉じ込めないという保証はどこにもないのだから。私にとって,精神病院は自分の感覚や常識といったものの象徴だ。そして,そこから飛び出すチーフの背中を羨ましく見るのである。 10点(2004-01-09 18:44:16)(良:1票) 29. エイリアン いいレビューが沢山あるので手短に。悪夢的な設定と本当に悪魔を描いたギーガーのコラボ,密室サスペンス&見えない恐怖+SFというアイディアに満点。10点(2004-01-09 09:55:53) 30. オリエント急行殺人事件(1974) 豪華・贅沢・優雅 8点(2004-01-08 16:22:38) 31. 犬神家の一族(1976) 7点(2004-01-08 16:19:12) 32. ゲッタウェイ(1972) 8点(2004-01-08 16:18:32) 33. トラ・トラ・トラ! 8点(2004-01-08 16:15:25) 34. ダーティハリー 8点(2004-01-08 16:11:23) 35. 小さな恋のメロディ 6点(2004-01-08 16:02:10) 36. アルカトラズからの脱出 8点(2004-01-08 15:24:20) 37. ドランク・モンキー/酔拳 6点(2004-01-08 15:21:29) 38. ミッドナイト・エクスプレス(1978) 8点(2004-01-08 15:20:00) 39. 戦争のはらわた 7点(2004-01-08 12:48:22) 40. ゴッドファーザー PART Ⅱ 9点(2004-01-08 12:33:24)
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