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自己紹介 今年は映画見れてないです。

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21.  バリケード<OV> 《ネタバレ》 「悪魔のいけにえ」系のホラー映画です。 猟奇シーンだけは良かったです。 序盤の硫酸の場面は耐性がないとトラウマものです。 スキンヘッドでマッチョの男がカッコいいです。 [DVD(字幕)] 4点(2015-01-21 00:33:26)《改行有》

22.  デビルズ・リジェクト~マーダー・ライド・ショー2~ 《ネタバレ》 B級ホラーの体現者ロブゾンビ先生によるホラーエンターテイメントです。 本作を観てなんとなく思うのはロブゾンビ先生はホラー映画以上にアメリカが好きなのではないかということです。 ほぼ全編にわたり悪意やグロテスクさが全開なんですが、それを最後の最後でアメリカン叙情を被せて薄めて”いいもの”にしてしまうというしょーもない作品です。 やりたいことはアメリカンホラーニューシネマでしょうか。 カウボーイハット、荒野の1本道、カントリーミュージック、ポルノ、これらは肥溜めの中にあっても憧憬的に感じます。 ・・・前作はロブゾンビ先生がやりたいことを全部詰め込んだので支離滅裂で「観ていて疲れた」と感想で書いたと思います。 今思うとそれも面白さだったのかなと思います。 というのも本作でそれを求めている自分がいたからです。 そういう意味では本作は真面目路線で(話の読めないところはありますが)直球です。もっとふざけてほしい気がします。 遊園地みたいに楽しいことをやってほしいです。 前作のほうがロブゾンビらしい世界でした。 ロブゾンビ自身の音楽はあまり使われていないようで、本職と映画監督を分けているところは良いと思います。 [DVD(字幕)] 6点(2015-01-15 22:33:29)(良:1票) 《改行有》

23.  CUBE2 《ネタバレ》 まぁ、B級にしては面白かったかなという感じです。 1作目がかなり良かったので酷評されるのも分かります。 キューブシリーズと見せかけて実はぜんぜんキューブとは関係ない映画を以前見ましたが、 これはその点では一応はキューブ(しかもハイ・キューブ)だったので安心しました。 序盤から中盤はなかなか面白かったと思います。 当時流行のシチュエーション映画を軸にした異次元体験が面白かったです。 1作目よりもB級な内容を中盤まではなんとか誤魔化せました。 しかし後半ではショボさ、B級らしさが露呈します。 キューブが崩壊してゆく場面が最悪でした。 衝撃の展開はベタで面白いです。 ハイキューブという高知能、高次元をテーマにした話は、アイディアや題材はなかなか面白かったのですが、 製作者側のセンスの無さでその多くが台無しになってます。[DVD(字幕)] 4点(2015-01-15 22:33:00)《改行有》

24.  ボウリング・フォー・コロンバイン 《ネタバレ》 「ハリセンボンでのお仕事お疲れ様です」「マイケルムーア監督だよ!」 のネタでお馴染みの監督のドキュメンタリー作品を久々に見ました。 ムーア監督の視点はユーモラスでありながら鋭く、 アメリカ社会に蔓延する“恐怖”が銃社会と深いかかわりにあること、 そしてその恐怖の出所を探ります。 さらにマリリンマンソンがアメリカ人の抱く恐怖の正体を(ムーアとは違った切り口で) 知的に的確に語っているところが印象深いです。[DVD(吹替)] 8点(2015-01-06 00:07:36)《改行有》

25.  スピーシーズ3 禁断の種 《ネタバレ》 叶ふことのなき美しきエイリアンと人間との恋を描いた映画です。 B級感たっぷりのエロホラー映画でした。 それなりによくできているのですが全体的にあっさりとしていてつかみどころがなく、 印象に残るシーンが少ないと思います。 ターミネーター2を意識したようなラストステージが失笑でした。 エロもグロもあるのになぜここまで印象が薄いのか分からないです。 大学の先生は講義中にコーヒーぶちまけますが、クサい演出だと思います。[DVD(吹替)] 3点(2015-01-05 23:54:24)《改行有》

26.  黄泉がえり 《ネタバレ》 一時期に話題になり過ぎたのでスルーしてました。 話題になっただけあり一定のクオリティは保たれてました。 なんか和製ソラリスみたい。 純愛系ラブストーリーは10代から20代の女性の心を打つかもしれません。 幻想的な場面がいくつかありました。 レコード会社との癒着がありそうな気はしました。[DVD(邦画)] 5点(2015-01-05 23:36:58)《改行有》

27.  ティム・バートンのコープスブライド 《ネタバレ》 ナイトメアビフォアクリスマスの再来とまではいかないと思いますが、 ティムバートンのダークファンタジーが炸裂してました。 ユニークなキャラクターが面白くて アニメーションはとても繊細です。 物語には"生の世界"と"死の世界"がありますが、 "生の世界"はまるで死んでいるかのようにモノクロームに包まれ、 逆に"死の世界"はパラダイスのごとく生き生きとしているのが面白いです。 ナイトメアビフォアクリスマスの世界とどこかでつながっているような気がします。 [DVD(吹替)] 7点(2015-01-05 22:50:21)《改行有》

28.  沈黙の標的 《ネタバレ》 B級アクション映画の真髄、それすなわちセガール主演のアクション映画。 今回のセガールは考古学者なのにめちゃ強いです。 渋いアクションとB級なストーリーが奥深いです。 重要なシーンから何気ないシーンまでけっこう描写が足りてない気がします。 獄中でいつの間にか芽生えた友情にはビックリしました。 自己紹介しただけじゃん。 それに対して最愛の人の死に対する感情の描写が0点です。 そこはきっと男(オヤジ)としてこらえたのでしょう。 さすがセガールアクション、男の中の男の映画です。[DVD(吹替)] 5点(2014-12-16 23:22:57)《改行有》

29.  アンチクライスト 《ネタバレ》 意味不明なんですけど深い感じがします。何となくですが。 芸術性を感じますし、グロテスクな対象に詩的な美しさをもたせています。 自分には関心がもてない話でしたが 嫌いではない感覚です。 この監督にとって観客のブーイングはきっとおいしいことでしょうね、 スタンディングオベーションとブーイングで会場が真っ二つに割れることはラースフォントリアー監督にとっては大成功なんでしょう、きっと。 私にはちょっと感情移入しがたい話でしたので、以前見た彼の数本の作品よりも胸糞悪さは無かったです。 詩的映像表現や静寂の自然描写、音の使われ方、難解さと寓意性などでタルコフスキーっぽいものを感じてましたが、 どうやら気のせいではなかったようです。 それを思うとなんだか荘厳な作品のような気がしてきました。 [DVD(字幕)] 7点(2014-12-16 23:22:47)《改行有》

30.  ハーブ&ドロシー アートの森の小さな巨人 《ネタバレ》 アートを長年コレクションし、それが物凄いことになっている老夫婦のドキュメンタリー。 コレクションという行為そのものがアートであるという。 老夫婦にとって、アート作品のコレクションは金儲けではなく、 あくまで「好きだから買う」というスタンスはかなり気に入った。 金儲けではないが故にアート市場の価値の変動に老夫婦は無頓着で、 自分の収集したアートは一切売らなかった。 何かをコレクションしてる人はぜひ見てほしいです。 現代アートを少しだけ分かった気になれる映画だった。 それ以上に老夫婦の姿が愛しく素敵であった。 近代美術館のような、ミニマルアートを意識したかのような全体のつくりがお洒落で好印象。[DVD(字幕)] 8点(2014-06-13 00:48:24)《改行有》

31.  タクシデルミア ある剥製師の遺言 《ネタバレ》 映画史上最も奇妙にしてマニアックなカルト映画。 映画の中で行われることの多くは最低で不快だけど、そのどれもが心を強く魅了する。 ドロドロしたもの、人間的なものをユーモラスに童話のように描いている。 いやしかしここまで飯がマズくなる映画は無いだろう。 デブ男のゲロシーンの連続ってどんだけマニアックなんだ。 序盤はまるで「ブリキの太鼓」を思い出すような変な雰囲気だった。 官能的なのではあるが、とても見たくはないエロス、生々しい、美しくないエロスだ。 ドラマ形式であるが誰も見たことのないような世界を作り出している。 突拍子もない話が面白くて、映像もかなり面白いので終始画面にくぎ付けだった。 謎の寓意が多くてやや不思議な世界に迷い込むが、軸がしっかりしてるので鑑賞者の心を逃さない。 前半はなんでホラーなのとか思ってたけど後半で少し分かった。 解剖シーンはグロテスクであるが官能的で、なんかおいしそうw これだけ不快な内容を詰め込んでもエンターテイメントと芸術の中間の域にあるのは凄いと思う。 下品極まりないが美しいのだ。まさにワンダーランド。しかしもっと普通に生きればいいのに。[DVD(字幕)] 9点(2014-06-01 21:44:04)《改行有》

32.  バイオレンス・レイク 《ネタバレ》 ただティーンや金髪女性がジェイソンみたいなのに殺されてゆく映画だと思ってた。 そうじゃなかった! メガ級のトラウマ映画だった。 「トラウマ度」はその人の体験してきた事柄によって違ってくるのでそこは人それぞれだと思うのですが、 僕的にはここ一年で観た中で最もトラウマにしてダウナーな映画だった。 「腐った土地では腐った人間しか育たない」 これはそういう映画だ。 車のラジオでは子育ての問題がとりあげられる。 「何で子供の事しかいわないのかな」と思っていたらそれがテーマだったみたいだ。 町に着くなり不快な出来事に遭遇する。 序盤から不快さは加速する。 湖で悪ガキを注意したことでトラブルに巻き込まれてゆく。 この悪ガキどもは不気味だ。 ここまで悪意がすごいともはや不条理というか非人間的な感じさえする。 この疎外されてるような怖さは子供のころに覚えがある気がする。 他の土地でつるんでる奴らが何故にこうも怖いのだろう? 子供たちのグループは力関係がよくできてて、罪意識の植えつけとかけっこうリアルだ。 しかしグループが揺らいだとき子供たちの弱さが見え始める。 悔恨して一人になった子供は気の毒な弱者ともいえる(ボス以外)。 最後は大人たちが自分の子供の悪事をもみ消してしまうのですがこれがもっとも暗く絶望的。 こんな環境じゃ何も育たないし、もう光が一切ないです。 よく出来てると思うのは「町に着いた時に味わう不快な出来事」がここに結びついていることです。 「土地」や「環境」までが腐った人々の味方を仕出します。 ここまでだとある意味で孤高といえるのですが、このやるせなさどうするんですか。 休日に見ちゃったじゃないですか。リベンジ・ナッシングですか?いえ、ギブミーリベンジですよホントに。 唯一の救いはこんな腐った土地の湖を恋人に見せたいといった彼氏のセンスの無さ。 ヒロインも運が悪過ぎるでしょ。 この直接的なトラウマはファニーゲームを超えた。 この監督が師と崇めるのはラース・フォン・トリアーあるいはミヒャエル・ハネケかもしれない。 「ラクーンシティー」「羽生蛇村」「サイレントヒル」「雛見沢」「彼岸島」「杉沢村」「インスマウス」・・・ 行きたくない村は数あれどこのバイオレンスレイクがリアル一番。今のところは。[DVD(字幕)] 6点(2014-05-12 01:24:56)(良:1票) 《改行有》

33.  アローン・イン・ザ・ダーク 《ネタバレ》 僕の印象にある"アローンインザダーク"というと昔プレステでやった "アローンインザダーク2"です。 プレイ後そのあまりの難易度に3日で辞めましたが、ゲームの持つインパクトは凄かったです。 そのシュールで理解不能な世界観を映画にも期待しましたが、 全くそれとは違う内容だったのが残念です。 まぁ自分はPS3の"アローンインザダーク"シリーズ最新作をプレイしていないのでなんともいえませんが、 この映画はその最新作を映画化したものだったのでしょうか。 感触としてはあまりにも普通なB級SFモンスター映画でした。 ほんの少しクトゥルフの要素は感じられましたが、 それ以外は普通のモンスター映画だったと思います。 スケールを大きくするならばせめて手前で起こってることの状況は分かり易くしてほしいと思います。 B級映画にしては、ゴーストタウンを撮るなど、なかなか大がかりなことをしていたと思います。 唯一印象に残るのは瀕死の女性隊員でした。 全く意味不明で、そのくせどこかで見たことのあるシーンが多かったです。 あと銃持ってる主人公にロングコート着せとけばいいみたいなのこれブームなんですか? 中二じゃないですか。[DVD(吹替)] 4点(2014-05-09 23:57:19)《改行有》

34.  チャイルド・コレクター/溺死体 《ネタバレ》 サイコサスペンスはほとんど見ないんですが・・・ サイコサスペンスらしくスタイリッシュな展開と 美しくミステリアスな音楽で話が進む。 なにかこの音楽はツインピークスを思い出す感じがした。 しかしこの犯人の視点、ロリコン過ぎてヤバい。 俺がいうのもなんだけど。 刑事役のデニスホッパーが安定感のある、貫録の入った渋い演技を見せる。 しかし「スピード」「ブルーベルベット」などで私が知っているホッパーの異常っぷりを考えると、 この映画では普通の刑事役なので何か物足りない気もする。 浄水場は奇妙な雰囲気がして印象に残る。 物語は刑事と犯人と第三の組織が加わるが、 刑事はちょっと間抜けで、犯人はあっけなく、それで第三の組織というのがかなりキレるので、 刑事側としては早く犯人を捕まえねばという焦りが鑑賞者の自分に伝わってきて面白かった。 犯人の異常ぶりを考えると、もっと犯人捜しが濃くても良かったかも。 人の心の闇に光を軽く当て、人は誰でも心に闇を抱えながら生きていくという描かれ方がされていたと思う。 にしても・・・サイコサスペンスだからってタイトルに「コレクター」つければいいってもんじゃねぇぞ。[DVD(字幕)] 6点(2014-04-23 23:44:34)(良:1票) 《改行有》

35.  ザ・ホード -死霊の大群- 《ネタバレ》 迫力満点のゾンビ・アクション映画。 「史上最多のゾンビ」が当時の売りだったみたいです。 まぁ、今ではこれ以上のものがあるのですが。 開始から約25分をダラダラとゾンビ無しの退屈なドラマで綴るので、 これでゾンビ最多記録の更新には間に合うの?とか思ったけど。 それを後半で見事に挽回した様子。 まさにゾンビゾンビの大盛況。その盛況っぷりといったら、 「人気ロックバンドのライヴかよ」っていうくらいにゾンビがあふれてました。 これは楽しいw それから、めっちゃ怖いと思った人が実は意外と気の合う奴だった、っていう展開には他の映画で何回ひっかかっても相変わらず驚きます。 てかビルの管理人ウザすぎます。 それにメインヒロインで気張ってる女、意味不明だし最後の最後までフザけ過ぎ。 逆にこの映画で一番最高なのはデブのオッチャン。終始ハイテンションで面白すぎ。 感染速度がとても速過ぎで急展開。 もうこの世界が終ってる感じなので正直いって誰が生き残っても死んでどうでもいいんだけど。 画面が暗くてカメラが速いので「状況が分かりづらい」というのがあると思いますが、それが結構失敗していない気がする。 たぶんホラーやグロよりもアクションや展開を楽しむ映画だったかもしれない。 暗闇と血と格子が凄惨な感じ出てる。恐怖感はあまり無かったかもしれない。[DVD(字幕)] 7点(2014-04-18 23:05:57)(良:1票) 《改行有》

36.  サスペリア・テルザ 最後の魔女 《ネタバレ》 魔女三部作の最後(この当時まだ第二部にあたるインフェルノは観ていない)。 魔女の物語をここまで壮大にしてしまったダリオアルジェントに脱帽。 ただ、超名作サスペリアの持つ「狂気」と「カルト」、それから「変態性」が大きく損なわれている点が残念だ。 またゴブリンのサウンドを失ったサスペリアを正当の続編として良いものだろうか。 恐ろしく中毒性のある「ウィッチ」の囁きが「マーテル」に変わったのも正直いって微妙だった。 ハスキーボイスのヒロインはあまり好きではない。 ローマを舞台に美術史によって紡がれる物語はダビンチコードの色合いも感じる。 サスペリアの狂気の世界が普通のオカルト映画になってしまったと最初は残念でならなかった。 しかしだんだんと物語に独特のスペクタクルが発生し、狂気もその裏で隠れ潜んでいるようで、 ダリオアルジェントらしさをふつふつと感じることができて面白くなってきた。 最後はサスペリアらしく収拾されるのはさすが巨匠。 この監督さんは変態であり、女性が殺される描写の異常ともいえる執着は年老いても健在なようだ。 近代的な映画の技法と古典的スプラッタの技法が一緒になったところに妙な斬新さを覚えた。 多数の歴史絵画を用いた壮大過ぎる魔女物語の終幕には吐息が漏れる。 テーマ曲はゴブリンの絶叫には劣るが、ブラックメタル界のアイドル的ヴォーカリストであるダニ・フィルスが歌ってるようだ。 サスペリアのプログレサウンドが本作ではゴシックメタルになったのも何か少し残念であるが。 余談であるが(記憶が正しければ)ダニフィルスは魔女ではなく吸血鬼だ。 ところで吸血鬼っていえば三人の魔女を従えていたと思うが、この映画でも三人の魔女がテーマなのが個人的に面白い。 ダリオアルジェントからすると原宿系ギャルやコスプレ女子、ゴスロリファッションは魔女の影響によるものらしい。 つまり現代社会でもサブカルの中に魔女の勢力は息づいているようだ。[DVD(字幕)] 7点(2014-04-14 23:37:35)《改行有》

37.  キル・ビル Vol.1(日本版) 《ネタバレ》 まさにアクションエンターテイメント。 チャンバラ、カンフー、ウェスタン、さらにはアニメなどの要素がミックスされ、 高水準のエンターテイメント作品になってます。 僕にはタランティーノの作品は激しいけど何か捉えどころのないという印象ですが、 他の映画よりも一線を越えた感じがとても面白いと思います。 カメラの配分とか時間軸の使い方からするとほんとに器用で頭のいい人なんだと思いますが。 音楽の使い方も面白いですし。 たぶん人を驚かせることが大好きな人なんだと思います。 子供向けではない独創的なエンターテイメントを作ることなら右に出る者はなかなかいないと思います。 日本の粋な感じとオタク要素とがミックスされてとても変だけどなんかサイコーでした。 外人の作る日本映画って面白いです。 栗山千明はセーラー服が良かったですし、武器を美しく使いこなしていて素敵でした。 ×××(ザ・ブライド)さんすごくセクシーです。 僕にもお尻ぺんぺんしてください。[DVD(吹替)] 8点(2014-03-09 15:46:30)《改行有》

38.  カンフーハッスル 《ネタバレ》 凄すぎます! 中国映画に対する意識を改めました。 エンターテイメント映画に対する意識を改めました。 この監督は凄すぎます。 いろんなアメリカ映画や日本アニメなどを盛り込んできますが、 よくもまあ器用に消化してそれをおもしろくやってます。 観客を笑わせることを常に忘れてません。しかし真面目な映画です。 貧乏団地の隅からマフィアまで描かれます。 また最低な人間から神や仏の領域まで描かれてます。 「気」という点では非常にスペクタクルです。 CGアクションはその多くがつまらないものと思ってたんですが、これを見ると非常に面白いので、 それはCG使う使わない以前に軸ができてるかどうかの話なんだと思いました。 エンターテイメント映画の求めたものが完成された映画だと思います。[DVD(吹替)] 9点(2014-03-09 15:46:18)《改行有》

39.  ぼくは怖くない 《ネタバレ》 広大な風景と軽やかな澄んだ音楽と、元気に駆ける子供たちを見ると日頃のストレスがぶっ飛ぶ。 ただそういう癒し系映画ではないらしい。 ふとしたことで少年はある秘密を発見してしまう。 それは大人たちの秘密だ。 その謎を少年の視点で追っているところが良い。 子供の目線からみた大人の社会とか世間ってだいたいこんな感じだろうなっていうのが伝わる。 大人たちの事情があまり語られないのがまたミステリーな感じで良い。 素晴らしい自然の描写はその土地の気候を見事に描く。 ほんのり感じる幼女のエロスと濃厚な熟女の色気はなんだろう。 主人公は美少年であり、その少年からも色気を感じる一瞬がある。 ときに気候はその土地の人間を色っぽく見せる。 少年が穴の中にあるものを発見する場面がめちゃくちゃ怖かった。心臓が止まると思った。 この他にも緊迫感が張り詰める場面がいくつかあるのでドキドキした。 ただその緊迫の場面もごく自然にやってしまうのは監督スタッフの腕前なんだと思う。 少年は秘密の場所で天使と出会う。その不思議さが印象的。 天使が布にくるまって水を飲むシーンが映像としてなにか美しい。 子供の視点で描かれる物語の中で、 少年ふたりが大人たちに隠れた場所で秘密をもつというのはなにか性的な感じもした。 この映画はアルバトロスの予告で知ってスタンドバイミーと比較されてた記憶があります。 スタンドバイミーはまるで自分が少年の真ん中にいるような感じだったと思いますが、 この映画は少年たちをもっと遠くから見ているような感じがした。 子供の視点で描かれているのに遠い。この遠さは悪いのではなく、それが儚い記憶のようでなんとも良い。 「ぼくは怖くない」というタイトルの意味が分かってきたとき、 友情と勇気が素晴らしいものだと思った。 (2012年の感想)[DVD(字幕)] 7点(2014-03-05 23:43:33)《改行有》

40.  ムカデ人間 《ネタバレ》 かなり最悪な映画でした。トラウマ映画かもしれません。 発想はちょっと下らないけど大胆で、なかなか奇抜な映画でした。 内容はマッドドクターが人をさらってムカデ人間に改造してしまうというもの。 このマッドドクターというのがとても怪しくていいです。 犬の写真を眺めるドクターの異様さ、注射するときのドクターの恍惚感はなかなかイってます。 この映画で最高に雰囲気が出ているのはドクターが被験者たちに手術の説明をする場面です。 そのアンダーグラウンドで危険な感じはある意味で名場面だと思います。 それにしても被験者の一人は日本人ですかw さらに男を先頭にして何が楽しいのか分かりません。美女を先頭にしたならもっと評価できたのに残念です。 日本人を先頭にしたのは「コミュニケーションできない状況を作った」のだとか。 結局この映画を考えた人の目的って「美女に自分の肛門を舐めさせたい」とか「糞を食わせたい」だけのような気もしますが。 前半はシリアスに淡々とプロセスが描かれていてなかなか良かったです。 中盤では下らなくて笑える場面もあります。 結末はちょっと後味が悪いです。 普通、最後尾まで栄養がいきわたらないことくらい博士なら分かるでしょ。そういうバカっぽさもこの作品の面白さなのかもしれません。 最悪な展開の中で二人三脚のような一体感と支え合いの気持ちが出始め、さらに人間として生きる尊厳まで見えてくるのは面白かったです。 最悪な映画なので不要な人は避けて通るべきだと思いますが、恐怖映画やゲテモノ映画が好きな人なら漏れなく見てもいいかもしれません。 ただ、この映画にはかなりの衝撃とある種のパッションはあったと思います。[DVD(字幕)] 7点(2014-03-02 18:06:12)《改行有》

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