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プロフィール |
コメント数 |
86 |
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特になし |
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21. 沈まぬ太陽
《ネタバレ》 ●ううーん、ひっさしぶりに、ド汚い画面の、しょうもない紙芝居映画を観たという感じではある。いろいろな場面での画面の汚さというのはもう特筆モノで、こんな汚い画面を撮れるのはやっぱり、あの「出口のない海」とかのあの監督か、と思ったら、これはこれでまた別の監督ではあった。ところがこの作品、ナイロビでのロケの場面だけ、撮影クルーががんばっている。この場面だけ、ふつうに映画としていい画面になっている。ここだけはどうやら別クルーでの撮影になったわけだろうけれど、演出姿勢が一貫していないので、ここでの鳥瞰撮影などいいんだけど、映画としてはまったく無意味だったりする。まあナイロビでのドキュメント撮影とかになれている現地によく行っているスタッフが、ここでがんばっちゃったんだろう。まるで映画のなかでナイロビにとばされた主人公「恩地」そのままのような状況ではないのか。●70年代以降、この日本では露骨な組合つぶしが国の政策になり、たとえば国鉄の民営化などがその最大のイヴェントだったりするわけだけれども、この作品でのマフィア映画の観すぎのような演出で、そのような状況が観客に伝わるだろうか。ドライに伝えたいのか、それともウェットにせまりたいのか、根本的な演出姿勢がぐらついているという印象。[CS・衛星(邦画)] 1点(2011-07-13 11:34:39)
22. ファム・ファタール(2002)
‥‥こういう(この程度の)映画に、「ファム・ファタール」などというタイトルをつけてしまうところにこそ、わたしがブライアン・デ・パルマ監督のあるしゅの傾向を忌み嫌ってしまう、こんぽん(根本)のところがある。‥‥許せない。ぜったいに、許せない(このことをあと二十回ぐらい繰り返して書いてもまだ足りない気がする)‥‥。だいっきらいである(このことをあと百回ぐらい繰り返して書いても、まだ足りない気がする)。音楽をやってるのが日本人らしいけれども、これがまたひどい。だいっきらいである(このことを‥‥<以下同文>)。[CS・衛星(字幕)] 0点(2013-07-29 09:17:24)
23. かもめ食堂
《ネタバレ》 むかし映画館でみたものを、おもいだしていまごろ投稿。
‥‥けっきょく、メディアでよくいわれる「じぶんさがしの旅」というものがただ、なにもしていないのに「よくがんばったね」とじぶんをほめるための「ナルシシスムの旅」でしかないのだ、ということがよくわかる作品だった。‥‥どうやらそういうことを世間では「癒し」というらしいこともわかった。 ただプールで泳いだだけでまわり(これが日本人ではないというのもイヤなところ)から拍手してもらいたいというのは、精神的に異常だろう。この監督はこのあとも、こういうマインドコントロール的な作品を撮りつづけているらしい。
こんな映画をみて、感動をよそおってじぶんをごまかしてはいけないだろう。 0点にきまってる。[映画館(邦画)] 0点(2013-03-12 15:05:16)《改行有》
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