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Web www.jtnews.jp

プロフィール
コメント数 2100
性別 男性
自己紹介 善人が苦労が報われて幸せになるハッピーエンドの映画、
悪人が出てこないゆる~い世界観の映画、
笑いあり、涙ありの人情喜劇が好きです。

2008年11月19日の初投稿から、早いもので10周年を迎えました。
この間、みんシネのおかげで出会ったいい映画もいっぱいありました。
管理人様、レビュワーの皆様、いつもお世話になっております。
これからもよろしくお願いいたします。
2018.11.19

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381.  この愛のために撃て 犯罪組織の殺るか殺られるか、こんな世界とは全く無縁のはずの、絵に描いたような善人の看護師の男。 冒頭にまずはこの男のいい人ぶりと出産を間近み控えた妻との仲睦まじさを見せる。 こんな厄介ごとには無縁の男が犯罪に巻き込まれるまでをスピーディーに見せる。 以降はこの男をラストまで全く立ち止まらせません。 フレンチノワール的な流れを汲みながらも、善人が何の関係も無い犯罪に巻き込まれるというヒッチコック的サスペンス、 ベッソン的フランスのイマドキのノンストップアクションがうまくミックスされた世界観。 よそ見する暇を与えず85分を一気に突っ走る。そしてラストはホッと一息のハッピーエンド。なかなかの力作です。[CS・衛星(字幕)] 7点(2018-05-07 20:39:30)《改行有》

382.  アンタッチャブルズ パリ警視庁の白人エリート刑事とどこまでも陽気な地元警察の黒人刑事の凸凹コンビのバディムービー。 「ビバリーヒルズ・コップ」「48時間」「ミッドナイト・ラン」等、台詞の中にも次々にアメリカン・バディムービーが登場します。 フランス映画ですが、作品の空気はこれらのアメリカン・バディムービーに近いものがありますが、 映画のポスターが壁に貼られていたり実際の映像が登場したりと、 ベルモンド主演の「プロフェッショナル」という映画を一押しにしているあたりはやはりフランス映画。 最初はいがみ合っていた2人が次第に相棒らしくなっていくというこの手の映画のド定番の展開ですが、 主演オマール・シーがいいですね。この人のシリアス系の作品も見たことがありますが、 やはりこの人には本作や「最強のふたり」のように、陽気で天真爛漫なキャラクターが似合います。[CS・衛星(字幕)] 5点(2018-05-02 10:36:12)《改行有》

383.  ラン・オールナイト 《ネタバレ》 その強さとは裏腹に、映画ごとに演じる男が背負う悲しき過去や、内面に抱える心の闇。 近年のリーアム・ニーソンの定番のキャラクター設定とストーリーに目新しさは無いですが、 もはや安心して見ていられる鉄板の安定感です。絵になる。渋い。アクションもまだまだいける。 本作は微妙な関係にある敵役のボスにも大物を配したことで、ドラマ的にも味のある作品になっています。 久しぶりにエド・ハリスを見たのでその老け具合に驚きましたが、作品を引き締めるさすがの存在感があります。 戦慄の一夜が明け、息子との和解と息子の家族との顔合わせイベントと、最後に穏やかな時間が訪れると思いきや、 最後にもう一波乱。映画的には最後のまさかの一波乱、これも分からなくはないけど、 それよりもようやく訪れた穏やかな時間の中で、ニーソンを追い続けた刑事との最後の絡みが見たかったですね。[DVD(字幕)] 6点(2018-04-29 01:11:14)(良:1票) 《改行有》

384.  博士と彼女のセオリー 《ネタバレ》 全力で自転車を漕ぎ疾走する、冒頭の若き日のホーキング博士と学友たち。ボート部の活動の風景。 そしてパーティで出会ったジェーンと恋に落ちる。序盤は美しく躍動感に満ちた青春ラブストーリー。 その躍動感は病気の進行とともに失われていくのですが、その全てを演じるエディ・レッドメインに驚かされました。 アカデミー賞をはじめ、様々な映画賞で主演男優賞を総なめにしたのも当然の静かなる熱演を堪能しました。 恋に落ち、結婚することになるジェーン、友人たち、大学の恩師。2人の前に現れる男に・・・。 博士の人生のストーリーの中に登場する、全ての登場人物が良かった。 「僕の目標は時間に始まりがあると、1つのシンプルでエレガントな方程式で証明すること。」 と若き日の博士は言う。その理論、偉業に言及しすぎると映画としては難解になってしまう。 それよりも青春時代からの博士の人生そのものにスポットを当てた、本作はそれが良かったのでしょう。[CS・衛星(字幕)] 8点(2018-04-23 22:06:39)《改行有》

385.  ニキータ この作品はニキータ=アンヌ・パリローをどう感じるかで大きく評価が変わると思う。 冒頭からどうにも彼女が魅力的に見えず、微妙な感じしかしなかった。 しかし、少しずつ彼女が変わっていく過程はベッソンらしいテンポの良さと共に丁寧に描かれていて、 その過程に登場するチェッキー・カリョが良かった。でも、もっと良かったのが彼女を愛した男、マルコ。 ジャン・レノをもう少しうまく使えなかったかとは思いますが、ラストはCOOLに決まりましたね。[CS・衛星(字幕)] 5点(2018-04-23 22:02:43)《改行有》

386.  超高層プロフェッショナル 作品の時間の大半は高層ビルの建築現場。そこで働く男たちがユーモアたっぷりに描かれる。 男臭く汗臭く、今に見ると古臭くもある作品です。でも、それがいい映画もある。 無骨な男たちと鉄骨だらけ。あまりにも華の無い絵ヅラの作品にあって、紅一点のジェニファー・オニールが作品に潤いを与えています。 冒頭から登場する現場の人情親方、ジョージ・ケネディ。彼を中心にした作品かと思いきや、序盤から意外な展開。 完成の期限が迫っている。そこでスカウトされた2代目の男気親方、リー・メジャースがカッコいい。 時折カメラが下界をのぞき込むかのように地上の風景をとらえる。危険と隣り合わせの高層ビルの建築現場。それだけでサスペンス。 最強かと思われた男気親方の思わぬ弱点が露呈したり、作業員が大怪我をしたり、工事への妨害があったり。 様々な困難に直面しながらも、気が荒くケンカもするが力を合わせて働く気のいい連中の描き方が気持ちいい。 終盤の男たちが最上層でヘリと協力し作業を進めるシーンが最高にカッコよく、 ベタでストーリーに意外性はありませんが、見せ場もしっかり挿入されたなかなかの良作です。[CS・衛星(吹替)] 7点(2018-04-15 20:25:34)《改行有》

387.  フットルース いつ以来だろう?CSでやっていたので、本当に久々に見ました。これぞ80'sという挿入曲がたまりませんね。 あまり自分の好みの音楽ではないんだけど、何故かサントラも持っていた。 同時期の「フラッシュダンス」もそうですが、映画の中の青春の風景とその時代の挿入曲の一体感がいい。 いつの間にか風貌も含めてTHE悪役という感じになってしまいましたけど、 今でもケビン・ベーコンと言われて思い浮かぶ映画の1つですね。 冒頭のロックやダンスを有害なものと決めつける、小さな田舎町の有力者、ジョン・リスゴー神父の演説。 田舎町の閉塞感に若者、ロックvs権威。定番中の定番の構図ですが、今に見直すとジョン・リスゴーがいい。 そしてダイアン・ウィ―ストはやはり素晴らしい女優さんだなと改めて思わされます。[CS・衛星(字幕)] 6点(2018-04-15 20:22:34)《改行有》

388.  愛しのロクサーヌ 80年代のアメリカの田舎町を舞台にしたスティーヴ・マーティンのシラノ・ド・ベルジュラック。 80年代、マーティンの全盛期ですが、それゆえいつものマーティン芸は少々控えめなロマンティック・コメディとなっています。 それでも冒頭のケンカや、バーでお得意の作り笑顔を全開にジョークを連発するくだりではしっかり彼らしさも味わえます。 鼻が邪魔でワインが飲めない、キスができないといったシーンも可笑しく、 アメリカン・ラブコメの中に「シラノ~」の純情ラブストーリーをうまく重ね合わせています。[CS・衛星(字幕)] 6点(2018-04-13 21:58:10)《改行有》

389.  ミーン・ストリート 暴力的で退廃的でありながらも独特の生気がみなぎる。カネに女に、NYのイタリア系のどうしようもない青春群像。 オープニングの古めかしくも感じさせるフィルムにロネッツの若々しい歌声が重なる。 そしてデ・ニーロが登場する際のスローモーションと”jumpin' jack flash”!この音楽の使い方と演出。いかにもスコセッシ。 ストーリー自体は退屈する時間帯も多いのですがデ・ニーロもカイテルも、スコセッシもみんな若くギンギンに尖っている。 それがいい。それが本作の魅力なんでしょう。誰もが知っているヒット曲に加え、数多く挿入されるいかにもイタリアという歌と 時折挿入されるイタリア語の台詞とどこか澱んで見えるNYの街並み。スコセッシの出自を非常に色濃く感じる作品です。[CS・衛星(字幕)] 6点(2018-04-03 21:19:25)《改行有》

390.  イカサマ貴婦人とうぬぼれ詐欺師 ゴールディ・ホーン主演、序盤はゴールディがショーパブで歌い踊るミュージカル仕立てのコメディウエスタン。 ”私のメロンをまさぐって♪” ”私のメロンでイケナイことして♪”と歌ってる歌の歌詞がなかなか凄いのですが。 ストーリーの方は、詐欺師役のジョージ・シーガルとヤバいカネ4万ドルを持って逃避行を始める、 4万ドルをめぐって無法者から執拗に追われるといったサスペンス的要素やガンファイトも多少はありますが、 基本的にユルユル・グダグダの作品です。 しかしゴールディのファンとしてはこの時期のゴールディを見ているだけで十分でございます。 全く知らなかったゴールディの未公開作を紹介してくれた某CS局に感謝!です。[CS・衛星(字幕)] 5点(2018-04-03 21:16:25)《改行有》

391.  プロフェッショナル(1966) なかなかの激シブ豪華キャストが揃った西部劇の快作です。 射撃、爆薬、弓矢、馬、それぞれが一芸に秀でたプロフェッショナル4人組が人質救出作戦に向かう。 4人組のリーダーのリー・マーヴィンがとにかく渋くてカッコいい。 朗らかで陽気なバート・ランカスターが意外でしたが、基本的にはこの両雄の映画。 ウディ・ストロードが得意の弓で敵を射抜く姿もいいのですが、 銃、爆薬、弓矢と闘う系の3人と比べ、馬が専門というロバート・ライアンの存在感がかなり薄いのが残念。 馬を豪快に走らせて操るといった見せ場が欲しかったですね。 そしてミスター悪役、ジャック・パランスに紅一点、CCまでもが顔を揃えます。 しかしなかなかCCを登場させてくれません。CC登場までは本当に男だけの映画ですが、 その前半がいい。とにかくシブい。カッコいい。 こいつら本当に大丈夫なのか?と思っていた矢先、山賊に囲まれるのですがそこでそれぞれの凄腕をまずは披露する。 以降もダイナミックな列車襲撃シーン、救出作戦決行などの見せ場も十分の作品です。[CS・衛星(字幕)] 7点(2018-03-29 22:13:53)《改行有》

392.  早春(1970) 15歳の童貞君が、職場の先輩のキレイで可愛いお姉さんに恋をする。 そのお姉さんが時には彼をからかい、時には無邪気にじゃれ合ってくる。 常にミニスカ姿、ポール・マッカートニーの恋人だったというジェーン・アッシャーの魅力に、 やっていることはストーカーに近いけど、好きになった年上の女性のことが頭から離れない。 彼女が男と一緒にいればことごとく邪魔をする。恥ずかしくて、モヤモヤして、イライラして。 そんな思春期を演じるモルダー=ブラウンの2人がこの世界観にピタリとはまっている。 男が妊娠した姿のポスターや、彼女によく似た等身大のパネルといったアイテムの使い方がいい。 そのパネルと一緒に夜のプールで泳ぐシーンの青が美しい。しかしその恋は次第にdeep endへと落ちていく。 こういう結末はあまり好きではないですが、プールへと流れ出るペンキの赤と、 プールに漂うもう1つの赤が鮮烈な印象を残すラストには驚かされました。 もっと静かな映画いうイメージがあった作品ですが、コメディタッチでバタバタとしたシーンが多いのが意外でした。 特に主人公の少年と夜の街のホットドッグ屋とのやりとりも本作の印象的なシーンの1つです。[ブルーレイ(字幕)] 8点(2018-03-22 22:10:53)《改行有》

393.  ディバイナー 戦禍に光を求めて 本作で描かれるようにオーストラリアからも多数の兵士が参加しオスマン帝国と戦ったガリポリの戦い。 第一次世界大戦の激戦となり両軍に多数の戦死者が出たという、この戦いとその後のドラマを描いた実話をベースとした作品。 何よりも、ラッセル・クロウが主演と初監督を兼任した作品ということで見ました。 過去にはオーストラリア出身のピーター・ウィアーもこの戦いを基にした映画を撮っていますが、 オーストラリアだけでなく、クロウの母国ニュージーランドも参加し多くの犠牲が出たこの戦いのドラマを 初監督作に選んだことは彼にとっては大きな意味があったのでしょう。 この戦いの背景にある事情や、登場する各国の関係に分かりづらい部分があるのですが、 この戦いで息子を失い、それが元で妻も失ったオーストラリア人の男と、 同じくこの戦いで夫を失ったオスマン人の女との、控え目に挿入される互いの痛みが分かる2人のドラマなど、 映画としては分かりづらい面がそれ程気にならない作りとなっています。 美しい風景も、人が殺し合うシーンも、1つ1つのシーンが丁寧に作られていると感じます。 終始悲しみと苦悩の表情を浮かべるクロウに、美しく凛とした強さを感じさせるオルガ・キュリレンコもまた好演でした。 登場する誰もが心に傷を負っている作品にあって、宿屋の1人息子のまだあどけなさを感じさせる存在も良かった。[CS・衛星(字幕)] 7点(2018-03-21 21:08:36)(良:1票) 《改行有》

394.  リベンジ・マッチ お互い全盛期から月日は流れ、ロッキー・バルボアとジェイク・ラモッタを演じた2人が闘う。 最後の試合では2人ともさすがにしっかりと迫力のあるところをみせてくれますが、 それまでの間は、時にはおちゃらけるデ・ニーロと、笑顔すらほとんど見せないスタローン。 特に試合の宣伝の為に総合格闘技の試合会場に乗り込んだ際に、そこにいた選手が絡んでくる。 デ・ニーロは手を出さない。ここはハリウッドのアクション番長、スタローンの出番。絡んできた選手を一撃でノシてしまう。 2人の役割分担も良かったですね。 スタローンが卵を一気飲み。そうなれば次は吊り下げられた肉をどつきまくる姿も見たくなるのですが、 その寸前でトレーナーのアラン・アーキンに止められてしまう。拍子抜けと言うよりは笑ってしまいました。 「ロッキー」と「レイジング・ブル」の鑑賞が前提になっている感はありますが、 イタリアン・スタリオンvsレイジング・ブルのドリームマッチ。それだけでも十分楽しい映画です。[CS・衛星(字幕)] 7点(2018-03-18 21:40:34)《改行有》

395.  ボディクライム 誘惑する女 B級映画にありがちな邦題がついていますが、キャストはなかなか豪華です。 音楽がエンニオ・モリコーネというのにもビックリな作品です。 それにしてもエマニュエル・べアールが老けたなあ・・・・。 本作のちょっと前の彼女の出演作も幾つか見ていますが、その時はそういう感じはしなかったんですけどね。 ハーヴェイ・カイテルの醸し出す雰囲気、人相は相変わらず独特の不気味さがあります。 映画の中で高い脱衣率を誇る人ですが、本作でも年齢を感じさせない鍛え抜かれた体をご披露されています。 ストーリーの方は、前半から中盤も、後半から結末にかけても、いちいちスッキリしません。 死んだはずの男が生きていることを示唆するブーメラン、そして目の前にその男が現れる、 このあたりの流れは悪くなかったのですが、その後が結構ダラダラするし最後の決着方法もエグすぎる。 べアールとノーマン・リーダスが演じるカップル、果たしてこれで幸せになれますかね・・・。[CS・衛星(字幕)] 3点(2018-03-16 20:18:06)《改行有》

396.  ナバロンの要塞 戦争映画ですが上映時間に占める戦闘シーンはそれ程多くなく、 その分アドベンチャー的要素を絡めた娯楽作としてよく出来た作品だと思います。 グレゴリー・ペックにアンソニー・クイン、デヴィッド・ニーヴンと役者も揃っており 少数精鋭で行くのでそれぞれのキャラがとてもうまく立っています。特にひと癖あるニーヴン。 断崖絶壁の攻略に、ドイツ軍に拘束されかけたり、裏切り者を巡るドラマといったアクシデントの挿入もいい。 しかし全体を通して敵中潜入モノとしての緊張感はいま一つで、この辺りは時代を感じさせる部分もあります。 作戦決行までの時間がもうちょっと削れたかとは思いますが、エーゲ海の風景の美しさが意外に印象的でした。 作戦が成功するラスト、負傷で離脱した少佐の色んな思いが入り混じったような表情が良かったですね。[CS・衛星(字幕)] 7点(2018-03-10 23:40:00)《改行有》

397.  15時17分、パリ行き 《ネタバレ》 15時17分パリ行きの特急に乗り合わせた乗客とテロリストとの闘いを再現するサスペンスと思っていたので この列車に乗り合わせた3人のアメリカの若者たちの生い立ちから見せるストーリーは意外でした。 悪ふざけをしては校長室に呼び出されるような、アメリカのどこにでもいそうな子どもたち。 その生い立ちや遊びを通して、3人のうち2人は軍人を志す。アメリカのどこにでもいそうな青年たち。 それもエリート軍人ではなく、戦地の村で忘れ物をしたり訓練に遅刻したりする姿が。 俳優を使わず、実際に英雄となった3人にそのまま自分たちを演じさせ、 ヴェニスやアムスを観光する彼らの姿は、本当にどこの観光地でも見かけそうなごく普通の若者の姿だった。 そんなごく普通の3人の若者の姿が効いてくる。15時17分パリ行きに乗り合わせた色んな国の名もなき人々が力を合わせ、 勇気を振り絞り被害を最小限に食い止めるべく闘い、重傷を負った乗客の命を必死で救おうと奮闘する様を描く。 思っていた映画とはかなり異なりましたが、これもまたイーストウッドらしい映画だと思えました。[映画館(字幕)] 8点(2018-03-09 16:22:31)(良:1票) 《改行有》

398.  深く静かに潜航せよ 名匠ロバート・ワイズ。「ウエストサイド物語」「サウンド・オブ・ミュージック」といった まずはミュージカルの大作が思い浮かぶのですが、この人は本当に色んな映画を撮っています。 本作は太平洋戦争における日本海軍と米海軍の息詰まる攻防を描いた潜水艦もの。 狭い艦内の中で俳優の動きが極端に制限されるので戦争映画の中では地味に映るのですが、 本作も含め潜水艦ものは秀作が多いと思います。敵を目視できない潜行中のレーダー探知や些細な音など、 互いの意思を読み合い、次の一手の出方を探り合う。張りつめたような緊張感が漂うサスペンスは潜水艦ものならではです。 特に両軍の潜水艦が機関停止状態で対峙する時間帯。見ている方まで息を殺してしまうような緊張感があります。 潜水艦ものはアクションが制限される分俳優の力量も重要になりますが、 艦長ゲーブルと副艦長ランカスター、2人の名優が演じる男と男のドラマも見応え充分の作品です。[CS・衛星(字幕)] 8点(2018-03-08 19:18:38)《改行有》

399.  カプチーノはお熱いうちに 《ネタバレ》 街角のカフェで働く主人公の女性エレナ。彼女の前に現れた、親友のカレ。 出会った時から互いの何もかもが気に入らない。反目し合う2人。 そんな2人が恋に落ちることは映画ではよくあることだし、実際にその通りにストーリーが展開していく。 そこに意外性は無く、親友との関係も悪化するはずですが、その辺りはバッサリとカットして、 何事も無かったかのように結婚後の13年後に話が飛びます。しかしこの映画、その13年後のドラマが良かった。 事前にこういうストーリーだと分かっていたら見るのを避ける、僕にとって苦手なジャンルがあります。 それは、主人公の体がガンに冒されたりといった闘病もの。 13年後、まさかこういう展開になるとは思いもしませんでした。 しかし、ここで前半から登場していたバラエティに富んだ主要登場人物が見事に活きてきます。 次第に辛い状況になっていきますが、彼女の周りにいるこれらの登場人物がそれを和らげてくれる。 そしてすっかり忘れていた13年前の、男をめぐる親友との可笑しなエピソードの挿入。 ラストは微笑んで鑑賞を終えることになるとは思いもしませんでした。 彼女の運命を見せないというのもまた良かった。[CS・衛星(字幕)] 7点(2018-03-07 21:08:07)《改行有》

400.  二ツ星の料理人 一度は成功を掴みながらも挫折を味わったり過ちを犯したりもした中年男の再起の物語。 僕の好きなストーリーだし、料理人モノも好きなジャンルですが・・・。 確かに料理の腕は超一流だけど、食材や皿を粗末に扱う、客が食事をするテーブルにまで聞こえるような大声で部下を罵る。 あまり彼のレストランで食事をしたいとは思えなかった。 オーナーやシェフに、普通のお客さんに対して以上にミシュランで星を得ることに興味を向かわせすぎていて、 それよりも彼の料理とレストランを愛するお客さんが食事を楽しんでいる様子やそんなお客さんとの絡みがもっと見たかったですね。 しかし彼を支える人たちと共に本当の再起をはかろうとする最終盤の流れは良かったと思う。 キャストも良し。主演ブラッドリー・クーパーはやはり華があるしひと癖あるカリスマシェフ、こういう役も絵になる人です。 彼だけでなく、脇を固めるダニエル・ブリュールの存在も効いていました。[CS・衛星(字幕)] 5点(2018-03-07 21:05:47)(良:1票) 《改行有》

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