みんなのシネマレビュー |
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4041. 夜になるまえに 作品の素材としては面白いと思うのだが、淡々とエピソードを羅列しているだけであって、焦点がまったく絞られていないので、見ていて非常に退屈。逮捕や逃亡、亡命の場面なども、危機感や切迫感が少しも表現されていない。[DVD(字幕)] 5点(2005-02-09 02:28:08) 4042. モリー先生との火曜日<TVM> モリー先生の一言一言に大きな含蓄と深みがあり、作品を見ながら主人公と一緒に自分の人生を見直すことができる秀作。そして、言葉を表すだけでなく、その後の主人公の変化までをもきちんと表現しているのが素晴らしい。手遅れになる前にこの作品に出会えて本当に良かった。[DVD(字幕)] 8点(2005-02-08 03:40:36) 4043. きみに読む物語 《ネタバレ》 冒頭、いきなり主人公が物語を読み始めたので、「あ、これはまずいな・・・」と思っていたら、その悪い予感は当たってしまった。この2人の人生の経過を想起するならば、アルツハイマーによって失われる妻の記憶、それに対する夫の葛藤と焦り、そして物語を読もうと決意するに至るまでの夫の心情の推移といったものが、まず何をおいても重要なのではないだろうか。この映画では、その部分が、すべて綺麗さっぱりと落とされているのだ。つまり、まず、物語を読み聞かせるという設定先にありきの世界になっていて、それに至るまでの必然性が何も説明されていないのである。また、要の役のジーナ・ローランズは、血色も恰幅も(・・・)やたら良い上に、目もしっかり輝いていれば会話も普通に可能であり、少しもアルツハイマーに見えず、明らかなキャスティングミス。ジョアン・アレンの気品ある的確な演技が救いだった。[映画館(字幕)] 4点(2005-02-06 21:20:12) 4044. 青春の蹉跌 《ネタバレ》 この女性主人公は、若さと無知ゆえに目の前の愛に飛び込んでいき、その結果として悲劇が招かれるはずなのだが、その役に桃井かおりをあててしまうと、最初から海千山千の手練手管に見えてしまうので、少しもリアリティが出てこない(笑)。全体の流れも何となくありきたりで、深みが見えないし、ラストもあれはやめてほしかった。なお、檀ふみの水着姿(しかも背中出し!)が見られるのは、非常に貴重かも。5点(2005-02-06 21:04:41) 4045. ゴールデンボーイ(1998) 普通の人がだんだん狂っていく様を描くのであればまだしも意味もあるが、この作品では、少年ははじめから性根が腐っているのだから、その異常性が顕在化する過程を延々と見せつけられても、はっきりいって不愉快なだけ。したがって、ラストの後味の悪さも、味わいのある後味の悪さ(?)ではなく、単に「不味かった」という感想しか残らない。1点(2005-02-06 01:16:37) 4046. ハリウッド・ゲーム 誰が何をしたい話なのかほとんど表現されていない上に、「これは予算足りなかったんだな」とすぐに分かるシーンが満載なのが悲しい。役者たちの、手抜きとしか思えない演技水準の低さにもびっくり。1点(2005-02-05 01:54:39) 4047. ゴースト&ダークネス いくらそのライオンが悪魔的とか残虐とか口で説明されても、肝心の映像表現が伴っていないのだからまったく意味がない。単に2人の狩人が狩をしてますというだけの話。ヴァル・キルマーの演技力の欠如がつまらなさに拍車をかけている。4点(2005-02-02 03:26:17) 4048. スフィア 前半はそこそこ良かったと思うのですが、途中から、内容が全部口先での説明になってしまいました。優秀な学者を揃えたはずなのに、才能を発揮する場面が全然ないのも期待外れ(みんな、単に慌てて右往左往しているだけ)。4点(2005-02-01 22:26:20) 4049. ふたりの男とひとりの女 テンポも悪いし、笑える部分がほとんどない。レニー・ゼルウィガーも、どう演技していいのか困っているような感じ。自分同士の喧嘩のシーンが面白かったので+1点。3点(2005-02-01 02:09:03) 4050. ダイ・ハード2 無意味に規模が大きすぎて、その分、生々しさに欠ける結果になっている。前作のハイライトだった知能戦のやりとりがほとんどないのもマイナス。悪役が全然格好良くないのもマイナス。5点(2005-01-30 23:13:21)(良:1票) 4051. グッドフェローズ とにかくナレーションがしつこくて(しかも、途中で視点が変わるなどということをしている!)、吐き気を催しそうになった。何でそれを映像や演技で表そうと考えないのだろうか。チンピラ描写に徹したヒーロー不在の作品主旨は悪くないだけに、このおせっかいが何とも残念。[CS・衛星(字幕)] 5点(2005-01-30 01:43:51) 4052. Fカップの憂うつ あっけらかんとしたおっぱい談義が天真爛漫で楽しい。まるで、80's脳天気系青春映画のような雰囲気なのだが、ストーリーはそんなに明るいわけではなく、登場人物も揃いも揃ってちょっとずつずれた変な奴ばかりだったりするので、むしろ、感触としては「ハイスクール白書」あたりに近いかもしれない。しかし、マリサ・トメイのサービスショット全開(ナースルックまで!)なのは何よりも素晴らしい(笑)。6点(2005-01-29 22:42:14) 4053. ケープ・フィアー 《ネタバレ》 肝心の弁護士があまりにもノーガードな上に頭も悪そうで、かといって飛び抜けた悪党とかいうわけでもなく、そうである以上は、デニーロがいくら頑張っても、何か凄いことをしてそうに見えないのです。娘を言葉だけで誘惑するような(しかもやりとりがかなり長い)頭脳戦の方が見応えがありました(だからこそ、逆襲も頭脳戦でしてほしかったのだが)。ジュリエット・ルイスをメジャーにしたという功績に3点。[CS・衛星(字幕)] 3点(2005-01-26 01:49:37) 4054. 冷たい月を抱く女 見ていて退屈するほどのものではないが、終わった後には何も残らない。伏線っぽい部分も、かなり滅茶苦茶。売れなかった頃のグウィネス様の端役出演を見られたことのみ、意味があった。3点(2005-01-25 23:52:30) 4055. タイムコップ タイムスリップものだからほっといても最低限の出来にはなるのだが、それでも中身の薄さは否めない。特に、行ったり来たりの内容についての必然性がないのが困りもの。3点(2005-01-25 02:07:59) 4056. ホット・ショット2 笑える部分はそれなりにあったが、ギャグを詰め込もうとしすぎて、かえって空回りしている。こういうのは、真剣な部分をきちんとやらないと面白くないのに。3点(2005-01-24 04:39:22) 4057. 友へ チング サンテクとジュンホは全然関係ないじゃん。回想っぽい形をとっていながら、当人が認識していない場面の比率が圧倒的に多いのも困りもの。「チング」というのも単に台詞の中に登場しているだけであって、完全にタイトル負け。5点(2005-01-23 23:16:55) 4058. サムライ(1967) 何で盛り上がらないのかと考えたら、敵役の警部があまりにも無能なので(ああだこうだ関係者を脅しているだけで、捜査らしい捜査を何もしていない)、結局主人公も光らないのです。意味を感じたシーンは、盗聴器を発見するくだりくらいでしょうか。[CS・衛星(字幕)] 4点(2005-01-23 23:07:12) 4059. 小さな泥棒 更生と挫折の間をフラフラしている少女心理の迷いや逡巡がなかなか良く描写されていると思う。暗く悲愴でもある内容だが、作品としては意外に上品でまろやかな口当たりで、すんなりと話に入っていくことができる。サブキャラも面白かった。[DVD(字幕)] 5点(2005-01-22 04:55:29)(良:1票) 4060. クレオパトラ(1963) 物的再現には全力を投入して、これでもかというくらいの視覚世界を展開しているのだが、肝心の、それによって何を表現したいのかという部分がほとんどすべて欠落しているのです。あと、セットなんかは結構頑張っていろいろ作っているのですが、照明が悪いのか、全部ハリボテ感満載なんですよね・・・。[CS・衛星(字幕)] 4点(2005-01-22 02:52:54)
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