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コメント数 814
性別 女性

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【製作年 : 1990年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
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421.  タイタス 夜の1時過ぎに見始めた。真っ暗な部屋の中でTV画面の中で起こることだけが圧倒的な存在感を放っていた。時代性を超越した斬新な時代考証や美術、大仰で愚かで残酷極まりない血で血を洗う復讐劇、アンソニー・ホプキンスの血を吐くような凄まじい演技。ともすれば滑稽でやりすぎな自作自演劇になりかねない物語を、ここまで見ごたえのある大河ドラマに仕上げた監督の手腕。演劇畑で養われたその力量。口を開けたまま、瞳孔が開く程に2時間半見入った。完全に怪しい人になっていた。気付くと明け方だった。精神的な震えが止まらなかった。あああ凄いもんみちゃったなー、と。ズタズタの陰惨凄惨シザーハンズ姿にされた娘の画が頭から離れないまま、鬱状態で出勤した。沈んだまま仕事をした。結局あの映像は1週間頭から離れなかった。大好きだけど、2度観る勇気の湧かない作品。どうやら一般的に「表層的な煽情性しかない」とこき下ろす意見が多いようですが(それもよく分かります。確かに過剰なまでのヴィジュアル先行作品ですしね)、私にとってはこの作品は内臓の奥、骨の髄まで染み入り侵すほどの衝撃作でした。9点(2004-05-16 14:03:06)(良:1票)

422.  髪結いの亭主 今まで観て来たラブストーリーの中で唯一無二、恋人たち2人の両方とも心から好きだと思った作品だった。この2人程「ああ、いいなあ。この人たち大好きだ」と思った恋人たちはいなかった。なぜかは分からないけれど、きっと私の琴線にひどく触れたのでしょう。表面的には穏やかでも、内には激しい思いが渦巻いている、私はそんな映画が好き。この作品も「ベティー・ブルー」とかと本質は一緒なんです。根っこの部分はとても激しい。2人の愛はいつか必ず「恋愛」から「家族愛」へと変容するであろうこと、それを見越した妻。それに耐えられなかった彼女。彼女は自分が「女」であることを大切にしたかった。そしてついに「女」であるまま逃げた。妻はある意味勝ち逃げをし、夫は静かな喪失感と共に残される。あのあまりにも切ないラストは、いつまでもいつまでも心に残る。私はDVDを持っているのだけれど、買ってからはまだ1度も観ていない。こういう作品はなかなか気安く観れないのです。9点(2004-05-16 14:01:57)(良:1票)

423.  乙女の祈り 《ネタバレ》 女性というものはもともと暴力性を内に向けがちな生き物で、その内向する暴力が最大級まで増幅され、そのベクトルがいきなり外に向いた時の恐ろしさは言わずもがな。耐え続けた挙句に切れた女性は本当に怖い。この映画の2人はしかも未成年で、ある部分においては非常に幼稚。未成年の、まだ未発達で未分化な精神性が暴力性と結び付き、狂気として発露していく様子を、この映画は大変に巧みに表現している。キワモノ映画というなかれ、この映画は思春期の少女の破綻していく精神性を丹念に描いた秀作です。それにしてもラストシーンには、「ああ、母親っていうのは、本当に救われない生き物なのだな…」と相当ブルーになってはしまいますね。9点(2004-05-16 13:52:32)

424.  ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ とにかく、広げた風呂敷をうまくラストに向かって収束していくというか、パズルを組み合わせて行くというか、そのプロットの練り方は凄いと言うしかない。お見事、の一言。しかも最高にスタイリッシュ。本当にもう、やられた!素晴らしい!…どうでもいいけど、個人的に、主人公の仲間のコックがTOKIOの城島に見える(誰も言わないから私の気のせいだろう)。9点(2004-05-16 13:46:27)

425.  ヴァージン・スーサイズ この映画を観た時、蜷川実花の撮る写真の世界観に似ているな、と思った。彼女とソフィア・コッポラ、この2人が表現するものには共通した何かがあるような気がする。女の子というのは、可愛くて、不可思議で、ずるく、残酷な生き物なんだよ、そう言われているような感じ。自殺することで、永遠にその美しさと処女性を男の子達の記憶の中に残す。それはやっぱり、残酷なことだと思う。 だって、男の子達は成長し、老いていくのだから。9点(2004-05-16 13:42:06)

426.  死国 この映画の栗山千秋は、人形作家の堀佳子の作る人形ととても似ていると思いました。鬼気迫る美しさというか、ダークサイド的な日本の美というか。本当に日本人形のようで、純和風で、適役でした。美しかったですね。ストーリーはちょっと…。小説を乱読してた頃に原作も読みましたが、私は原作からして好きじゃなかったんです。2本立て(「リング2」と一緒だったかな?)じゃなかったら観ませんでした。2点(2004-05-16 13:17:45)

427.  スティーブン・キング/死の収穫 中学生の頃、部屋で正座して観た。並んで横で観ていた弟に、「もしあんたがあの場に居合わせたら、あの子供たちの仲間に入る?」と聞いたら、即座に「うん」と言った。「死にたくないもん」と。今でもうちの弟の協調性と友達の多さは1級。…ああ、でもあの場に居合わせたらとりあえず仲間に入ったふりはするかな、協調性0の私でも。…いや、しないかも。そこまでして生きたくもねーしな…。…なんて、映画はつまらないことこの上ないのに、真面目にそんなことを考えつつ観た。2点(2004-05-16 13:13:32)(笑:1票)

428.  マイキー それにしてもこの子役は見事なまでに「クソガキ」を体現している。後味の悪さと、信じられないクソガキっぷりを逆評価して、この点数で。2点(2004-05-16 13:09:59)

429.  THE LAST BROADCAST ジャージー・デビル・プロジェクト 「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」に酷似しているけれど、製作はこっちの方が早いのでパクったのはあっちです。ちなみにこっちはオチがある。あの作品でのオチのなさが許せなかった方は、こっちの方がいいでしょう。ただ私はこの作品の全体的な安っぽさ、テンポの悪さ、編集センスのなさ、妙な冗長さが相当気になった。とにかく製作者側のやる気を感じなかった一作。観ているのがちょっと苦痛で、観ながらだれてしまった。私は「ブレア~」の方がまだいいと思いましたよ。あっちの方がセンスがあるような気がする。2点(2004-05-16 13:07:26)

430.  ケロッグ博士 これはどこからどこまで実話なんですか?ケロッグ博士という人物の背景を全く知らないので何とも言えないけれど、どの部分が実話でも何か嫌だ。とにかく変な映画。コメディタッチにしているのは分かるのだけれど、全く笑えない。加熱する健康ブームを風刺しているのだけれど、そのメッセージもいまいち伝わらない。ただ、「ガンモ」に出ていた不気味な子供が、博士の息子の少年時代を演じているのにはびっくりした。あの配役は最高。だけど、アンソニー・ホプキンスがケロッグ博士の役を演じる必要性はあったの?どうなのよ、これ。2点(2004-05-16 13:06:11)

431.  バッフィ/ザ・バンパイア・キラー B級、もしくはC級。学園祭の出し物レベルの映画。それを狙っていたのかも知れないけれど、とにかくしょぼいよ。馬鹿馬鹿しいよ。これがアメリカでは大ヒットしたというのだから、よく分からない。とにかくそのしょぼい雰囲気というかB級C級テイストを確信犯的に楽しめる方には良いかも知れない。2点(2004-05-16 13:02:16)

432.  スティーヴン・キング/地下室の悪夢 観たことすら忘れかけていた。こういうキング原作の見事な失敗映画を観ると、「ドリームキャッチャー」は大成功だ、とキングがはしゃいでいるのが分かる気がする。これはひどかったですね。真っ暗で画面は見えないし。しょぼいのを隠すためにわざとやっているのかも。てゆうか根本的にコレ、原作と別物だね。原作は短編小説。2点(2004-05-16 13:00:51)

433.  ファンタジア2000 ディズニーは、普段は、良く言えば“大衆的で分かりやすい”、悪く言えば“下世話な”映画ばかり作っているのに、「たまにはこういう変化球も投げれるんだぞ」と、こういった非常に難解で芸術志向の映画を作る。個人的にそれが嫌なのです。この映画は、難解で解釈も出来ず、ただ困惑する。オリジナルは未見だし、評価がとても高い作品だということも分かっているので、勇気がいる発言だけれど、私はこの映画は、嫌いです。2点(2004-05-16 12:56:32)

434.  クリフハンガー 主人公の有り得ない不死身っぷりには唖然としました。いや、どう考えても滅茶苦茶やん!死人の数も異常で、爽快さもなくただただ人が無意味に死んで行く。登場人物の9割は死んだ気がする。別に死ぬ必要もない人までどんどん死んで行く。それが不愉快でした。撮影が大変だったことは認めるけれど、私はこの作品は駄目でした。2点(2004-05-16 12:54:21)

435.  黒い家(1999) 原作も特別面白いと思わなかったし、映画なんか一生観ることはないだろうと思っていたのに、家族が借りて来てしまい、残念なことに観てしまった。なんだこりゃ。日本映画はどうしてこんなにつまらなくなってしまったのだろう…。大体、こんな役は大概いつも大竹しのぶじゃないか。困った時の大竹しのぶ頼み。ワンパタ~ンです。確かに上手いけどね。例の乳のシーンが明らかにボディ・ダブルなのは笑った。てゆうかそもそも何だよ、「乳吸え」って。原作にはそんなのねえよ。びっくりだよ。1点(2004-05-16 12:50:50)(笑:1票)

436.  水の旅人 侍KIDS 何かと2本立てで公開していた記憶がある。もう1つの方が目当てで行ったのだけれど、それが何だったのかは全く記憶にない。先にこれが始まり、とりあえず観るからには楽しもうと思っていたのに、本当に駄目だった。凄まじく退屈でつまらなかった。子供だましにも程がある。観客を馬鹿にしていると思った。当時10代だった私はこの作品によって、「邦画はつまんないよ、駄目だよ、面白くないよ」とインプットされてしまった。1点(2004-05-16 12:48:07)

437.  カルネ 映画全体が血の色をしている。血は生や性、死、肉、縁、執念の象徴であり、この映画にはその全てが出て来る。この映画において馬肉屋はその全てを凝縮されたものの象徴として描かれる。そしてその物語はたった40分に更に凝縮される。必要なものは全て在り、不必要なものは排除された、完成度の高い映画。10点(2004-05-15 21:11:03)

438.  エンジェル・アット・マイ・テーブル 道の真ん中から、少女が私を見ていた。目が合って、逸らされ、戸惑われ、そして逃げられた。ただそれだけで、これは傑作だと確信した。実話に基づく1人の女性の、「自分探し」というにはあまりにも壮絶な魂の遍歴。叙情的で詩情に溢れながらも、暴威的なまでに人間の最深部に迫って来る作品。残酷なまでの繊細。饒舌な静寂。多弁な黙然。その全てを包み込むニュージーランドの風景。良い意味で閉じた僻地。原作者のジャネット・フレイムは2004年1月、逝去した。あの少女は天国のように美しい国から、本当の天国へと旅立ってしまった。思いを馳せながらもう1回観てみよう。それはとても勇気のいることだけど。10点(2004-05-15 21:10:11)(良:1票)

439.  フィオナの海 この映画を傑作だ、と言う人は私以外にいないような気がする。退屈な、何でもない映画と一蹴すべき映画なのかも知れない。アイルランドの荒涼とした原風景に、神秘的な海鳴り。寓話的でひどく浮遊感のある、現実性のない不思議な空気。どうしてだろう、私の琴線に触れてしまった。折に触れては観たくなる映画。そして、観ることのない映画。亡くなる前の淀川長治氏が、その年の良作の1つとして挙げていたのを後に知った。とても好きな映画。あまり人の手に汚されて欲しくない作品。だから、また観たいと思うけれど、なかなか観れずにいる。私自身が、この映画の孕む不思議で神聖な空気を汚してしまいそうな気がしてやまないのです。10点(2004-05-15 21:09:12)(良:1票)

440.  ムトゥ/踊るマハラジャ 公用語が18も存在する国。2050年以降には中国を抜いて世界一の人口保有国になってしまう国。ミスワールド有力候補を毎年生産する世界有数の美女の量産国。年間映画生産数800本以上、2位のアメリカに2倍の差を付ける世界最強の映画大国。いや、もう、凄いですよ、インドって。この作品の世界観は、一般通念下ではあまりにも異質な様相を呈しているものの、独自の価値観とある一定の観念下においては、強烈に洗練され、完成されていると思う。やるべきこと、やりたいこと、その方向性が明確過ぎる位に定まっていて、一切の疑念と迷いがない。その姿態は極彩色のカオスではあるけれど、決して迷走ではなく、ましてや破綻でもない。それが凄い。素晴らしい。てゆうかもう、理屈じゃなくて何だかもう単純に、滅茶苦茶に、この映画が楽しかったんです、おいらは。3時間目が離せなかった。本当にもう、脳がとろけちゃいましたよ。やられた、最高!10点(2004-05-15 21:07:40)(良:2票)

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