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421.  マジンガーZ対暗黒大将軍 《ネタバレ》 ロボットアニメと言って真っ先に思い出すのは、マジンガーZです。そんなマジンガーZが傷付きながらも、諦めずに戦う姿のカッコ良さ、亡き父の写真を手に出動を誓うシーンが特に良い。そんなマジンガーZを助ける為に来たグレードマジンガーの姿も見せてくれると言う贅沢ぶりに感謝したい。[CS・衛星(邦画)] 8点(2021-01-24 18:36:08)

422.  正義だ!味方だ!全員集合!! 《ネタバレ》 ドリフの映画初めて見るけど、先ずはキャスティングの豪華さに眼を奪われる。バーでチンピラ達に絡まれ、ゴリラ扱いされるいかりや長介を庇うママさん、ミヤコ蝶々にドリフ以外の顔触れに榊原るみ、田中好子に伊藤蘭のキャンディーズ2人に他にも財津一郎、何だか寅さん映画みたいだぞ!印刷屋が舞台てのも寅さん映画みたいです。この映画の監督さん、間違いなく寅さんのファンだろう。寅さん映画の様な感動的な映画ではないがドリフのメンバーがきちんと俳優として演技してる為にきちんと見ることができる。怪人二十面相に扮するいかりや長介のカッコ良さ、それを真似して見せる高木ブー、寒いから帰る。笑った笑った。加藤茶が自殺しようとしてできない演技も面白い。中本工事も更に出番は少ないけど志村けんも見せてくれるし、誰だこの変なおじさん?て志村けん登場の仕方も面白いし、終盤の屋根上からのコント、チャップリンやキートンみたいで笑えた。予想以上に楽しめた。ゴリレンジャーってネーミングもこのドリフのメンバーにぴったりです。いかりや長介、志村けんの元気な姿を脳裏に焼き付けつつ、亡くなった2人の分も他のメンバー達には長生きして欲しい。いかりや長介の役名長太郎を聞いてあばれはちゃくを思い出した。[CS・衛星(邦画)] 8点(2021-01-02 17:05:56)

423.  名探偵ホームズ1/青い紅玉の巻 宮崎駿監督の原点が見える。当時一緒に公開された風の谷のナウシカの陰に隠れてる気がするけど、ナウシカに比べるとスケールは無い。メッセージ性も殆ど無い為に物足りない気もするが、何も考えずに見れるという意味では大人は勿論、まだこの名探偵ホームズシリーズを一度も観たことの無い今の若い人、子供にも安心してオススメできます。ラピュタぽかったり、30分にも満たない中でもホームズの楽しさが見れたりと、色んな意味で宮崎駿監督の昔の作品で見れるワクワク感が感じられて良い。もののけ姫以降の宮崎作品は正直言って、好きじゃないし、もののけ姫以降の宮崎作品に見られる説教臭さが無いのも良い。まだ宮崎駿監督の映画を見た事ない、小さな子供達、これから生まれてくる子達に最初に宮崎駿作品を薦めるとしたら私は何も考えずに純粋に楽しめるテレビシリーズも含むこの名探偵ホームズシリーズを真っ先に薦めたい。[DVD(邦画)] 8点(2020-12-14 18:28:06)(良:2票)

424.  県警対組織暴力 《ネタバレ》 仁義なき戦いの監督、脚本、出演者の顔触れもほぼ同じだが、菅原文太演じる警察官が単なる警察官じゃない。悪徳警官ぶり発揮で絡んでくる人間達の面子が凄い。警察もヤクザも皆んな悪い奴きりである中、ただ1人真面な梅宮辰夫対菅原文太のやり取り、他にも相変わらず面白い金子信雄、松方弘樹のチンピラぷり、壊れぷりなど見応え十分!警察対ヤクザ、闇の世界の不条理などを徹底的に炙り出して見せてくれる。佐野浅夫の人相の悪さ、不祥事に対する組長の責任会見、菅原文太演じる悪徳警官と松方弘樹の名コンビがお互いの腹を探りながらの攻防などの面白さも相成って、仁義なき戦いとは違う面白さ、個人的には仁義なき戦いよりも好きです。それにしてもこの映画もそうだが、これだけの顔触れを揃えるのは今はもう無理です。昨今の日本映画とは俳優の魅力が違いすぎる。[DVD(邦画)] 8点(2020-11-07 18:06:39)

425.  昭和おんな博徒 《ネタバレ》 江波杏子が雨の中、自分の夫を殺した男の後ろからそっと近づいて前に現れた瞬間、いきなり敵討ちするシーンで加藤泰監督らしい緊張感漲る演出に流石だと思わずにはいられない。この映画、勿論主役の江波杏子が良い。かっこ良いのだが、脇を固める俳優陣の顔触れも素晴らしい。松方弘樹が中でもかっこ良く、列車に飛び込み自殺を図ろうとする主人公(江波杏子)を止めようとする松方弘樹、暴れまくるチンピラ達を1人で相手にし、追い払う松方弘樹と、どちらの松方弘樹がとにかくかっこ良い。終盤に出てくる天知茂との絡みも見応え有りで、加藤泰監督で主人公が女性の任侠映画と言えば藤純子主演の作品が有るが、同じ様に任侠映画としての面白さ、江波杏子のかっこ良さ、色んな意味でこの映画はかっこ良い人間が沢山、観ることが出来る。江波杏子にとっても、松方弘樹にとっても、代表作品であると言えるそんな作品です。[CS・衛星(邦画)] 8点(2020-11-07 12:20:32)

426.  インディ・ジョーンズ/最後の聖戦 インディ・ジョーンズシリーズの中で、この作品が1番好きです。その理由に教授役のショーン・コネリーが良い味出していて、楽しめる。ワクワクさせられるアクションシーンの連続と謎解きの面白さを楽しませてくれるのも好きな要因の一つで、グロいシーンも無いのが良い。スピルバーグはこういう娯楽映画に徹していれば良いものをその後、オスカー狙い見え見えの作品ばかり撮るようになって嫌いになりました。ショーン・コネリーと言えば007ですが、主役だけでなく、脇役でも良い味出して我々映画ファンを楽しませることもできる名優だと思っています。ショーン・コネリーの出ている映画の中でも、本当の意味で楽しめた最後の作品だと思っています。ショーン・コネリーの訃報を聞いてまた1人、映画界は惜しい人を亡くしたと思いますが、例え亡くなったとしても私の心にはいつまでも生き続けることでしょう![DVD(字幕)] 8点(2020-11-03 19:24:16)(良:2票)

427.  サイドカーに犬 《ネタバレ》 何となくだけど相米監督のお引越しを思わせるような作品で、子役の自然な演技と竹内結子の自由奔放な感じが良い感じで見ることができた。2人が楽しそうしている場面、竹内結子の楽しそうな表情を見る度に竹内結子の死が何だか今でも信じられないぐらいに輝いている。この映画のヨーコの様に自由奔放でいられたらと思うと、本当に亡くなった事が悔やまれる。私自身、竹内結子と言えば朝ドラのあすかの印象が強くて、彼女の出ている映画はあまり見てないけど、きっとこの映画のヨーコの姿こそが竹内結子という女優像ではないだろうか?脇を固める俳優の中では古田新太が良いし、面白い。50円しか無かったら何をする?という答えが面白い。私もきっと同じでパックマンを選ぶかもしれない。何かこの映画、パックマンに麦チョコだのと昭和を生きて来た者としては分かるぐらい懐かしい。久しぶりにパックマンしたくなりました。テレビの中での犯人の真似して逃げる古田新太が面白すぎて笑える。そんな男の実の奥さんと竹内結子の喧嘩も見応え有り、竹内結子演じるヨーコが薫の本当の母親を頭突きでやっつけた瞬間の気持ち良さ、竹内結子がとにかく良い。竹内結子という女優の本来の女としての魅力ある姿がとにかく印象的です。何度も言いますが、竹内結子、竹内結子、竹内結子のヨーコの様に竹内結子自身が自由奔放に生きて行けたら今回の様な死は無かったんじゃないかと思うと本当に残念です。自由でいる事の難しさを改めて知らされた気がします。ヨーコと薫が本当に楽しそうにしてるだけで何だかホッとするそんな作品です。[DVD(邦画)] 8点(2020-10-01 21:51:43)(良:1票)

428.  エスパー魔美 星空のダンシングドール 藤子不二雄アニメの中でも個人的にはドラえもんより大好きなエスパー魔美の劇場版、ドラえもんも大好きですが、これ偶然YouTubeでアップされてたのを見つけて早速観ましたが、藤子不二雄アニメの素晴らしさ、エスパー魔美の素晴らしい所が僅か41分程度の中に見る事が出来て良かった。誰かの為に頑張る魔美、それをサポートする高畑さん、ひょんなことから劇団の仲間となった魔美が夢を諦めかけた青年とその彼女の2人を応援する。テレキネシスで人形達を操る魔美、それを見て何かを感じ取る英樹と朋子のやり取りの中に、夢を持って生きることがどれだけ大切か素晴らしい事なのかをこの短い時間の中で教えてくれてます。それにしてもこの作品、DVDにもなってないんですね。何だか勿体ない気がします。原恵一監督をはじめとするこの作品に関わった人達の想いが魔美の優しさ、作品全体の優しさとして表現されていて、良かったです。ドラえもんの陰に隠れて、観ている人が少なそうですが1人でも多くの方にこのエスパー魔美というアニメの面白さを知って欲しい。[インターネット(邦画)] 8点(2020-09-06 15:20:06)(良:2票)

429.  クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶジャングル 《ネタバレ》 予想通りの酷評、平均点の低さだが、そもそもしんちゃんとは何なんのか?と考えると子供向けアニメである。子供向けアニメとは幼稚と言う意味ではない。大人からの子供の為に向けたメッセージを感じながら楽しんでもらいたい。楽しみながら成長していく姿、しんちゃんのアクション仮面への愛に満ち溢れる姿を見て周りの大人達側一緒になって立ち向かう。アクション仮面のピンチに対して放つしんちゃんの台詞に心打たれるひろし、みさえ、その他大勢の大人、奴隷扱いされていた沢山の猿達をやっつけようとする大人達を見て泣き出すひまわり、そのひまわりの姿を見て猿達を逃がす大人達、この作品は単なるお馬鹿映画の様で作者からの熱いメッセージを感じる事が出来る。しんちゃん映画の凄さ、素晴らしい場面である。しんちゃんらしく馬鹿馬鹿しい笑いもしっかりと見せてくれるのも良い。しんちゃんが大好きなアクション仮面が生身の人間として戦う。それを応援するしんちゃん、しんちゃんの真っ直ぐな気持ちがストレートに描かれている点も私は評価したい。春日部防衛隊のメンバーのやり取りも笑える。特にマサオ君、あんた最高だ!大好きなあいちゃんへの思いからネネちゃんに助けられてるのに、あいちゃん!て笑わせてもらいました。[CS・衛星(邦画)] 8点(2019-04-09 19:27:38)

430.  映画 聲の形 《ネタバレ》 虐めは良くない。それをただ見てる奴等も良くない。なんてそんな単純な作品ではない。描いてるテーマがやたら重たい。それだけに誰もが楽しめる様な作品でもない。かつては虐めっ子だった石田が今度は虐められる側になる。よくある話だ。石田の視線から向けられる同級生皆んなの顔に対し、ばつ印が入る。石田にとっての壁の象徴として描いてる。西宮以外で唯一、ばつ印がない。いや、初めはあったばつ印が取られた永束君の存在が石田にとっては大きな希望である訳で、西宮の妹の存在も大きい。この作品が凄いのはいつ自分も石田の様な立場になっても不思議でない。それを石田の視線からきちんと描いて見せている。あれ程までにかつては自分を虐めていた相手を受け入れようとする西宮が声を振り絞り「好き」と言うのを聞いて「月?」とか言う石田の馬鹿ぷりが笑える。それにしても出てくる同級生の女の嫌なこといったらない。障害者から見た立場、それを揶揄う連中、ロクでもない奴等きりだけどそれをあの顔にばつ印で表現する演出、この作品を通して言葉の大切さ、人との接し方など多くの事を学ぶことができるという意味でも、それだけで観る価値の高い作品だ。[DVD(邦画)] 8点(2019-04-07 21:07:02)(良:1票)

431.  運び屋 《ネタバレ》 イーストウッド、単なる犯罪映画ではない家族との関係、繋がりを感じさせる映画作りには感心させられた。犯罪組織とのやり取りも笑える事を放つ。組織の一人に頭痛のタネとか言われたら、医者で見てもらえみたいな事を言って笑わせたりする。そして、命の危険な立場であるにも関わらず、別れた元奥さんの最期を看取る為に家族達の元へ戻ってくる素晴らしさ、お金で何でも買えたけど時間は買えない。この台詞こそこの映画の一番、言いたかった事だと感じることができる。それもイーストウッドが語るからこそ説得力を感じさせるのだ。イーストウッド歳を取っても変わらないかっこ良さ、この映画を見て、あんな風に自分も歳を取ってもかっこ良く生きていくことができたらと思う。この映画はイーストウッドが監督し、自身も主人公を演じるからこその映画であって、他の人ではここまでの説得力は感じないだろう。[映画館(字幕)] 8点(2019-03-20 21:51:17)(良:2票)

432.  グリーンブック 《ネタバレ》 アカデミー賞狙いの様な如何にもという映画ではないのが良い。映画の背景にある黒人問題、差別等が解りやすく誰が観ても楽しめる内容の映画です。イタリア系の白人用心棒と黒人ピアニストが旅を続けてる中で雨の中、夜遅くに警察官に車を止められる理由が腑に落ちなかったり、黒人だからという理由だけで白人きりのレストランでは食事さえ出してもらえなかったりする。アメリカ社会の問題点を解りやすく描いてる。その後の酒場のシーンが一番好きです。他にも雪の中、走る二人の車を止め、パンクしている車のタイヤの交換を手伝う警察官を見て、同じ警察官でも最初に出てきた警察官とは全然違うなあと感じると共に困ってる人を助けるのが本物の警察官ではないだろうと思う。この警察官のお陰で無事にマイホームへ帰ってこれたトニーの家族達の前に戻ってきたシャーリーを迎えるトニーと家族達の暖かい歓迎、この映画が多くの方に支持されている理由がここにもあると言っていい。[映画館(字幕)] 8点(2019-03-07 18:54:02)

433.  白昼の死角 《ネタバレ》 岸田森の焼身自殺から始まる只ならぬスタートからこれはタダでは収まらない予感通り、夏八木勲がどんどん変わって行く。夏八木勲に忍び寄る悪魔、島田陽子の美しくも悲しい姿にどんどん引き込まれていく。地獄の果てまで付いて行くと言う島田陽子の幸薄い演技、この女優さん程、幸薄い役が似合う女優さんは居ない。犬神家の一族の珠代さん、砂の器の高木恵理子に今作といい、幸せとは無縁な儚い女が似合う。他には役者の顔ぶれ、ギラギラした雰囲気、犯罪映画として見所満載!夏八木勲と藤岡琢也のやり取りは可笑しくて笑ってしまいます。可笑しいという意味では西田敏行の初登場シーンが釣りバカシリーズの浜ちゃんみたいで、笑ってしまう。犯罪映画には不向きな俳優が何人か居るが、それを補うだけのスリリングなストーリー展開に2時間半の長さも苦にならない。それにしても藤岡琢也の嘘芝居といい、西田敏行の浜ちゃんみたいな感じやら、まんまと騙される長門勇といい、本物の木下の丹波哲郎、誰もが役に相応しい顔触れを見せてくれているのが凄い。[DVD(邦画)] 8点(2019-02-07 19:14:49)

434.  仁義なき戦い 代理戦争 《ネタバレ》 シリーズ最高傑作の名に相応しいヤクザ社会における厳しさ、掟が見事に描かれている。金子信雄の嘘泣き、そんな小池信雄に対して許しを得ようと、ゴマをする田中邦衛のセコさ、このシリーズ初登場となる二人、小林旭、加藤武の人間的魅力、他にも渡瀬恒彦、成田三樹夫格好良さ、そして、前作では脇役的形に回った菅原文太が再び主役級としての格好良さを見せてくれる。相変わらず出てくる面子の顔触れ、熱い演技、このシリーズを見てしまったら他のヤクザ映画などアホらしくて見ていられなくなるぐらいの画面から伝わってくるエネルギー、代理戦争の名の通り、ヤクザ同士の組と組の戦いが見られる凄い映画だ。[DVD(邦画)] 8点(2019-01-09 19:18:43)

435.  あん 《ネタバレ》 あんとは日本人が大好きな和菓子の中の和菓子どら焼きの中に入っているもので、日本人が大好きという意味ではドラえもんが大好きなどら焼きを食べると美味しい。誰もが食べるとほっこりする味である。そんなあん作りに情熱をかけているドラマだ。樹木希林が作るどら焼きに惹かれた1人の男と店にやって来る客、樹木希林の過去が分かる後半の展開は前半のまったりとした雰囲気とは別で、樹木希林が演じるからこそ伝わってくる人生の重み、辛さ等が重なってきて、この人にしか表せない演技なのか?樹木希林そのものなのか?と思わずにはいられなくなる。ハンセン氏病という重く苦しいテーマの中に樹木希林が見せる優しい表情に引きこまれる。寅さんを見ると草団子、鰻、メロンが食べたくなる様にこの映画を見ていると無性にどら焼きが食べたくなって仕方なく、見終わった後、直ぐに近くの和菓子屋さんにどら焼きを買いに行ってしまった。どら焼き、あん(あんこ作り)そして、そんなほっこりする味とは対照的なハンセン氏病、間違ってもハリウッドでは不可能な日本映画だから作る事が可能なテーマ、生きる上で大事な人と人との繋がりを描いた映画である。[DVD(邦画)] 8点(2018-11-03 14:54:55)(良:3票)

436.  五瓣の椿 《ネタバレ》 女の恨みというものの怖さ、執念がよく描かれている。主役で1人、何役もの女を演じて見せた岩下志麻の美しさと美しさの中に秘めた恐るべき姿がとにかく凄い。愛する父親を死に追いやった連中への恨み、1人殺してはまた殺して行く。父親に見せる愛とは反対に母親に対しては愛など無く、許せない気持ちでしかない態度を取る。腹の立つ母親左幸子の演技も流石です。映画の中盤から出てくる加藤剛の武士の姿は大岡越前を彷彿させる。人間である以上、持っている愛の形、色んな意味でこの映画は考えさせられる。殺人は決して許されるものではないけれど、だからこそ恨みから始まった殺人により生まれる深い愛、岩下志麻の見せる表情がこの映画を物語っており、岩下志麻=悪女、そういうイメージだけど、単なる悪女を超える女の刹那さ、深さの様なものがひしひしと伝わってきました。[DVD(邦画)] 8点(2018-11-03 00:48:47)(良:1票)

437.  ラルジャン 一枚の偽札を手にした事による人生の転落、お金が人の人生を狂わす様子、その描き方が凄い。殺人シーンも省略しながらも殺人を犯した事を解らせる映像表現など、映画とは何か?その答えが詰まっている。ブレッソン監督の映像作家としての凄さ、音楽を一切使わず、音にしても犬の泣き声ぐらいであとはピアノの音ぐらいで殆ど無い。台詞にしてもなるべく抑え、表情だけで語らせる上手さに関心させられる。陰惨な話だけに楽しい映画ではない。だから楽しい物語だけを追いかける人、何から何まできちんと台詞で説明してくれる最近の日本映画が大好きな人にはオススメしません。想像力のある人、想像するのが好きな人にオススメの映画、映像作家の一人であるブレッソン監督の遺作にして珍しいカラー映画です。[CS・衛星(字幕)] 8点(2018-10-17 21:05:51)

438.  ちびまる子ちゃん 《ネタバレ》 大野君と杉山君の2人の友情がメイン、いつもいつも仲良しで喧嘩など無縁とばかり思っていた2人が運動会で喧嘩する。合宿コンクールで声が出なくなってしまう大野君をカバーして歌う杉山君の友情にやはり二人は一心同体とばかり思っていたのも束の間に今度は父親の仕事の都合から転校する話が出てくる大野君、ここでまた二人は喧嘩してしまう。この時の大野君の放つ台詞、子供にはどうにもならない事があるという台詞が突き刺さる。ちびまる子ちゃんは単なる子供向けのアニメでない考えさせられる物が散りばめられており、だからこそ長きに渡り国民から愛されるアニメなのだ。まるちゃんが喧嘩している2人、大野君に対して私は二人のコンビが好きなんだよと言う台詞はまるちゃんだけでなく、クラス全員のいや、ちびまる子ちゃんファン全ての気持ちを表している。喧嘩してもまた二人は直ぐにいつもの二人である大野君と杉山君が居る。だからまるちゃんを含むクラス全員がいつも仲良しでいることが出来るのだ。大野君が杉山君の為に歌う友情の歌、それを見て涙ぐむクラスメート、ちびまる子ちゃんの素晴らしい一面を見せてくれてありがとう!さくらももこさん、もうこの世には居ませんがあなたの残したちびまる子ちゃんという素晴らしいアニメ、漫画は永遠の物としてこれからも一生、大勢のちびまる子ちゃんファンの心の中で生き続ける事でしょう[CS・衛星(邦画)] 8点(2018-09-26 19:28:11)(良:1票)

439.  黒蜥蜴(1962) 《ネタバレ》 京マチ子が鞭を振るいながら踊るインパクト、騙し合いによる騙し合いの攻防、明智小五郎を葬ろうとして成功したと思い込む京マチ子演じる黒蜥蜴、本物の早苗、偽物の早苗、そして黒蜥蜴こそが本物の宝石だと死んだ彼女の美しい死顔、死体を運んで去っていく明智小五郎と色んな意味でこの映画は見所十分です。一見B級映画の様で中身はきちんとしている。嘘で固められる世界観、怪しげな江戸川乱歩の変わった雰囲気などもこの映画の魅力の一つである。そしてやはりこの映画は京マチ子の演技が醸し出す一人舞台、京マチ子を観るだけでも観るに値する映画だ。[CS・衛星(邦画)] 8点(2018-08-26 17:32:11)(良:1票)

440.  江戸川乱歩全集 恐怖奇形人間 狂っている。人間の狂気、石井輝男ワールド全開の何でも有りの世界観を見て楽しむ為だけの映画だ。だから他人に薦める映画ではないし、映画史に残る様な傑作でもない。カルトな世界で繰り広げられるエロスを楽しむ。あのラストの花火のシーンは本来なら美しい筈だがそうはならずに笑いで表現してしまっているこの変な世界、作品全体に漂う不気味な世界、好き嫌いハッキリと分かれる映画だからこそ好きな人は楽しめるし、そうで無い人には全く楽しめない映画です。昨今の映画には無い狂気に満ち溢れた石井ワールド!カルト映画という理由だけで埋もれてしまうには勿体無い映画として刺激が足りないと感じている人は観て見るのも良いそんな作品です。果たしてこれを女性が観て面白いと感じるかは微妙というよりもまずは楽しめない映画だろうけど、何故なら女性のおっぱいばかり出てくるわ、グロい場面もあったり、おそらく石井輝男監督は女性を全く意識せずに男の人が楽しめる世界を狙い撮ったのではないか?そう思ってしまいます。カルト映画ばかり撮ってる石井輝男監督ならではの映画です。[DVD(邦画)] 8点(2018-07-14 19:00:37)(良:2票)

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