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プロフィール
コメント数 1630
性別 男性
自己紹介 基本的に3~8点を付けます。それ以外は、個人的に特別な映画です。

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441.  ザ・ハント(2020) 《ネタバレ》 中々に変わった映画ですよね。まず、見た目に反して決して単純なスリラーでもない(=例えば登場人物にほぼ感情移入できない or そーいう暇も無く瞬殺されていく)という意味ではコメディ風味の方が当初からより強くも感じられるのですが、一方でアクション面にもそこそこ以上の見応えが備わってますし、そのワリに(=実は一貫性のある「中身」が大して無いのに)展開運び自体は結構に複雑で(=言い方を変えると「大仕掛け」が在るとゆーか)ソコを踏まえると確かに今作には全編を貫く「社会風刺」的な意図が在ったのだ…と解釈したくなる気持ちも分からなくはないのですよね。ただ、個人的にはやっぱりそーいう意味での「中身」とゆーのは無い作品に見えており、別にずーっと後になって(=この21世紀初頭のアメリカの「分断」の状況を知らん人でも)或いはそーいうの関係無い国の人とかでもフツーに頭空っぽにして楽しく観れる作品…だとは思いますケドね(否、そーいう楽しみ方の方が正しいとすら思います)。 重ねて、ある程度普遍的、かつ非常にシンプルなクオリティを備える娯楽作(アクション・スリラー・コメディ)だと思うのですが、且つはそのクオリティの何割かが確実に主演のベティ・ギルピンの個性的なキャラ(と演技)に在るとは言えるでしょうね。ソコでまた素晴らしいのがズバリ、結局彼女の正体てのが全く明らかにならないコトだと思うのですね。もし彼女の存在がもっと「血肉の通った」モノであったならば、どーしたって今作は比較的に一辺倒なスリラーに成らざるを得なかったでしょう。しかしソレがそーでないが故に、今作は同時にまたコメディで在り続けられるのだ、とも思うのですよ。重ね重ね、コンパクトながらストーリーとアイデアの在る、そして色々な味も楽しめる良作だったかと。暇なら是非。[インターネット(字幕)] 7点(2022-09-13 17:08:36)《改行有》

442.  NOPE/ノープ 《ネタバレ》 最後まで観ると、まず予想よりはかな~りシンプルな映画だったと思いましたし、とは言えど含まれるその「予想外」だって決してソコまで「驚愕の&鮮やかな」という代物ではなかったかと思うのですね。一方で、中盤までは(後から考えると)ま~ミスリードだらけだったとも思いますし、だから結局「ココまで思わせぶりにやっといてそ~んなオチ⁉」てのが(むしろ)最大の驚愕だったとも思いますよね。個人的に一番モヤっとする点としては(コレは『アス』でも書いた感想になりますケドも)やっぱ内容≒オチの衝撃度に比してとにかく尺が長すぎるよ!(+フリが大きすぎるよ・建付けが大袈裟すぎるよ)てコトだとはも~言わざるを得ないのですよね。なんとなく、少~し自縄自縛と言っても好いよーな状況に監督が陥ってるという気もします。 ただコレも結局、なんで私がそんなコト言いたいかとゆーと、本作も(或いは前作『アス』も含めて)映画としてまた映像の出来自体はシンプルに実に良好だと感心してるからなのですよね。結果的にはホラーとは言えないよーな作品ではありましたケド、本作でも例えば中盤の「血の雨」のシーンとかは個人的には実にホラー的で斬新な好いシーンだったと思ってますし。ぶっちゃけ、もっと全っ然単純な映画を(ソレこそフツーのホラーとかアクションとかヒーローもんとか怪獣映画とか)且つは「90分で」そしてもっとショートスパンで(毎年の様に)撮ってくれたりしねーかな…とか思ったりなんかして、ですね。[映画館(字幕)] 7点(2022-09-12 10:54:14)(笑:1票) 《改行有》

443.  のぼる小寺さん 《ネタバレ》 例えば『寝ても覚めても』という映画なんかは、私も初見時はかなり好い作品だと思いましたし、その頃は世評も全然悪くなかったと記憶しています。しかし最近は(とゆーか例の「事件」以降は)各所で木っ端微塵に酷評されていて、でもソレって強ち間違ったコトでもないよなあ…なんて思ったりもね。役者とゆーのはある面では自分の「色」を消し、ソコに作品で必要なキャラクターを纏ってゆくものだと思いますが、その一方で消し様が無い「個性」とゆーのを備えている…てのがそもそも存在価値なのだと思います。ソレがふと崩れてしまったならば、当然観るひとに与えるトータルの印象(=演技者としての端的なクオリティ)は変化・劣化せざるを得ない…というコトでしかないのかな、と。 その意味でゆーと今作は、実質主役なのがコレも「例の」伊藤健太郎だ、てのが(悪い意味での)ポイントになってしまうかなあ…と思いましたよね。そもそも彼が演じる近藤というキャラは、率直に言って(特に前半は)相当に印象の芳しくない、正直気持ちの悪い男のコだ、ということなのですよ。その部分を「純朴・純粋」とかゆう別の属性に読み替えられるか…という段になって、でも演じてるの「あの」伊藤健太郎だよ?となってしまう様にどーしたって感じるのですよね。例の件で彼の人間性が露になった後では、どーにもソコに「つくりもの感」がプンプン臭い立つとゆーか、何つーか表現として上っ面で浅薄な様にも見えてくる、とゆーか。コレも率直に本作は、最初は何だかよく分からないケドも次第に何となく朧げな「カタチ」が見えてくる…という類のごく繊細で奥ゆかしい作品だと思うのですよ。ソコにのっけから差し挿まれるこの「疑念」とゆーのが、個人的にはだいぶ致命的にも思えますのですよね。 小寺さん役の工藤遥ちゃんに関しては相当に頑張ってたと思いますよ(ホントにほぼ「のぼってる」だけでしたケド)。彼女のボルダリングのシーンはたぶん完全にガチでしたね。コレがスポーツ的にどの程度までスゴいモノなのかは私には分からんのですケド、全くスゴくないというモノでもないのは何となく分かる…とゆーかね。そして、少なくともその部分は決して「紛いもの」ではないのだろう、ともね。[DVD(邦画)] 5点(2022-09-12 01:48:08)《改行有》

444.  ラスト・ディール 美術商と名前を失くした肖像 《ネタバレ》 埋もれた名画を発掘する…という美術分野の側のお話の方は、単純にまずまず興味深いしややサスペンス風に適度に緊迫する感じもあるので率直に中々面白かったと思うのですね。しかし本作はもう一方の側面として、とある老画商の親と子・孫の人生に関わる人間ドラマの要素を孕んでいるのですが、ソッチの方が端的に薄っぺらいとゆーかかなり適当だな…と感じられました。テンポやバランスを重視してか全体の尺がごくコンパクトなコトもあり、人物描写やその背景(描かれない時間軸における事情やら諸々)とかが総じて少し描写不足なので何かどーにも表面的だとゆーか取って付けた感じがあるとゆーか。そもそも、名画とゆーて精々10万ユーロ程度(=我々庶民にとっては十分に大金だ、とは言え)の代物ですし、ソレはソレを得られた・得られなかったから人生の失敗と成功が引っ繰り返る…というモノではないとはやっぱり思うのですよね。そーいうお話の締めくくりにコレ見よがしに主人公を殺してしまって、で一切合財ヒト絡げにして「でもイイ話だったよね!」と言われても、私は正直「ナンだかなあ…」と思わずには居られなかったです。個人的には少なくとも、もうチョイとシンプルにホッコリホコホコと終わって呉れてれば…なんて思っちゃったすね。[インターネット(字幕)] 5点(2022-09-12 00:53:01)

445.  ダークハウス 《ネタバレ》 うーん…ラスト付近の「ドンデン返し」とかは、少なくともB級ホラーとしては観る価値の無いモノでは全くないかな、と思いました(=コレよりアイデア無くって観る価値の無いB級なんて幾らでも在るぜ!つーか)。しかし、ソコまでのお話は正直好くあるヤツで大して面白くもないし、ゆーてそのラストだって「意外性」50%+「無理筋」50%の合いの子だとも思いましたし、結論的には結局紛うコト無きB級、てな感じですかね(=暇潰し以上に使おうてのはどだい間違ってますゼ!的な)。 ホラー描写は大体が(非常にシンプルな)驚かし系ですが、そのキレ自体はそこまで酷くはありませんかね。量は若干ケチってる気もしますケド、全体の尺自体が短めなのでかったるい・間延びしてる・薄っぺらいという感じもあんまししないです。重ねて、極力期待をせずに観にゆけば損まではしない…様な気もします(じゃあ「得」が出来るか…と言われるとまた困るのですケド)。私はアマプラでタダで観たのでその点に何の感情も生じませんでした(迷いに迷ってこの評価としておきます)。[インターネット(字幕)] 5点(2022-09-11 14:55:04)《改行有》

446.  バットマン ビギンズ 《ネタバレ》 年代的にはソレこそMCUの「インフィニティ・サーガ」、その特にフェイズⅠ(=最初の『アベンジャーズ』まで)と同時期という三部作なのですよね。そして、ヒーローものとしても雰囲気・質感はごく非常に好対照という感じでもあり、んで個人的には(三部作でまとまり好く終わったコトも含めて)実はコッチの方が大いに好みではあるのです(=向こうが嫌い、というコトでは決してなくて、あくまでほんの少しだけコッチが単に好きだ、というコトでして)。特にその高度なシリアスさ、そしてそのヒーロー像の多面性(=複雑さ)、また物理的・映像的な側面としての「CGに頼りすぎない」という監督のポリシーとかが、個人的にはも~好きで堪らないというコトなのですよね。やはり、私はそもそもノーランという監督がシンプルにかなり好みだ(=フィーリングが合致する)というコトなのでしょう。重ねて、とは言えやはりシンプルな娯楽作(の一大シリーズ)としてはMCUの方が結論的にはより優れていた・時代の希求により応えていた、のだろうと思うトコロではあるのです、がしかしそれでもまたコッチの系統のヒーローものだってMCUと同じ位にもっと盛り上がってってくれても好かったのではないか…と思ったりはするのですよね。 今回観直して、またやはりこの一作目は「導入編」としての色合いが濃く出ているとも思えてまして、少なくとも二作目『ダークナイト』そして根本的には三部作を通して鑑賞しないと評価もクソも無い映画だとは思うのですね。その意味ではまた、やはり二作目におけるケイティ・ホームズの降板は少なからず惜しいコトに(再度)思われてしまいました。他の部分の完成度が実に高度なダケでほぼ完璧に近いダケに、どーしたってココが気にならないとゆーのは嘘になるかな、と(今作見返しても、やっぱそのキュートさはかなり印象的なモノだったりしましたので)。[インターネット(字幕)] 7点(2022-09-11 03:22:59)《改行有》

447.  グッバイ・クルエル・ワールド 《ネタバレ》 最近は(こと新作は)ほぼ映画館の予告編のみしか事前情報を入れていかないのですケド、今作はなんか銃撃戦の派手さを強めにプッシュしてたよーな…という印象しかなかったので正直も~ちょいスカッとイカせてくれる系のクライム・アクションを期待して観に行ったのですわ。そしたらですね、意外にも終始かなり重くて暗い系統の人間ドラマの比重の方がバリ高くって、んでアクションは派手と言うよりはむしろただ悲惨・凄惨(=死人の数が無暗に多い)てなモンでして、かつソレもあくまである種の「彩り」でしかない…という感じではありましたかね。全体としても、とにかくテンポからして実に重たいのですよね…(=コトの発端から終局までの「日数」とてもそもそも結構長かったり)。コレは私のよーに「思ってたんと違う」コトになった人とか、あとそもそもキョウビの娯楽系犯罪映画に慣れてしまってる人とかだとも~ちょっとキツイかも…という気もしますですね(少なくとも、確実に好みは割れる方の作品かと)。 私自身は、まずこーいう重めのテンポの映画が決して嫌いではないコト、かつその重めのテンポ(で描く)にそぐうダケの「人生の重さ」とゆーのもそれなりにキャラ各々に備わっていたとは思えるコト、あとはそんな彼・彼女らの重い暗い辛い演技だって(どちらかと言えば)まま優れたモノの方が多かったかな…とも思えたコト、そこら辺を鑑みるとソコまで悪い作品ではなかったかな~というコトでいったんこの評価としております。若干ながらアートみとゆーか、特に宮沢氷魚&玉城ティナという現時点イチ押しの美男美女を揃えての「狂乱の美」の描き出しなんかを含めても、最近私が観たヤツだとレフンの『ドライヴ』なんかにちょっと似てるな…(=アレ私相当に好きなのですよね)とか思ったりなんかもして…ですね(この二人に関してはもう一つ『BLACK LAGOON』の双子とかにも少し似てるかな…とか思いもしましたですケドね)。 ただね………評点を迷ったとしたら(どちらかとゆーと)もう一点下げるか…というコトでもあるのでして、なんちゅーかツッコミたくなる箇所とゆーか少し完成度の低さが随所で垣間見える…と言いますか。論うと結構キリがねーのですが例えば、前述どおりアートみやらファンタジック、或いは見た目の美しさ・インパクトを少し取り込もうとした結果として、他方でややリアリティを欠く場面が所々目立ってしまっていて、ソレがこーいうごく「血肉の通った」物語とは相性が好くなくも思えたという点とか。あとは非常に具体的なポイントなのですが、登場キャラは総じて人生に行き詰まってそして「行き着く先」に行き着いてしまう…という人間で揃えられて居る、にも関わらず、何故か斎藤工ダケはそんなに人生に行き詰まってるという感じが(実は)なくって、で中盤で意外なホドにアッサリと頓死してしまって、かつ(何よりも)そんな彼が確実に前半はイの一番に目立っていた…という重大な「不揃い」とか。あとね~重いのは重いので嫌いではねーんですが、さっき挙げた『ドライヴ』はゆったりしたトコロはゆったりしてるケドその分「緩急」がハッキリしててソコにはキレも兼ね備えてた…というヤツなんすよね。しかしながら今作には正直、そーいう緩急てのがほぼ無いのですわ(その「急」たるべきアクションシーンとて、アクションとしては確実にじっくり見せる方のヤツばっかりで)。コレも正直(重ね重ね)好みは分かれるコトになってしまうだろう一つの「元凶」だとは思いますよね。 もう一つダケ、コレはオーラスなのですケド、銃声が一発だったのは(私がちょっと思案した結論としては)大森南朋はあの場で殺したケド西島秀俊はいったん生かした、というコトですよね(=カネの行き先を吐かせないといけんから)。だとしたら、このお話って結局まだアソコでも(完全には)終わってなくって、ソレってやっぱ(映画として)ちょっとイケてなくないですか?と思っちゃったりなんかして…ですね。そもそもココって、二人ともあんな重傷で片や東京・片や山梨からどーやって(多分)伊豆まで来てんの?(流石に無理でしょ?)とかも悩んでもーたりして…[映画館(字幕)] 6点(2022-09-10 04:16:22)《改行有》

448.  寝ても覚めても 《ネタバレ》 正に(※但しイケメンに限る)な展開で、非モテの私からすれば虫唾が走る映画。そして、内容的にはかなりオーソドックスな「元カレ戻ってきた系」なのも確かにそう。 ただ、この映画のキモは(登場人物の年齢設定からするとやや意外な程に)非常にピュアな恋愛を静かに美しく描く点にあり、その意味では落ち着いた演出と飾らない地味な色遣いのセンスも良いし、そして、唐田えりかの素朴としか言い様の無い演技と透明感抜群の無垢なルックス、加えて役の年齢よりも大分若いことが非常に効いている(この娘の演技力がそこまで高いとは思わないし、演技の引き出しも無さそうだけど、別に東出昌大も本作では特筆するほど演技が良い訳では無いし⇒ただ助演の若い3人は相当に上手いと思う)。あと、月並ではあるが「愛が恋に勝つ」結末も清々しさは中々(決してカスイケメンが振られたからではありません)。 最終的な評価として、イケメンと美少女の起用を前面に押し出したこの手の邦画の恋愛ものとしては、キャスティングを生かし切っている点でも良い映画製作が出来ていると思うし、重ねて言うが演出も意図と結果の両面で優れている。キネ旬邦画4位も納得な出来の、最高レベルにオススメな恋愛映画。[インターネット(邦画)] 8点(2022-09-10 02:09:51)(良:1票) 《改行有》

449.  GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊 《ネタバレ》 4Kリマスター版公開と聞きつけ、新宿のIMAXレーザーで久方振りに鑑賞。初見は大学入り立ての頃ですかね。夜中に観始めて、明け方観終わって、であまりに面白くて即座にもう一度最初っから観ましたよ(若かったすね)。映画も仕事も大事なヤツは、やはり真夜中に取り掛かるに限りますね。 ヒトの魂は結局は記憶であり、記憶とは単なる情報に過ぎない(そしてそれは必ずしも個々人の脳内に在るものだけに留まらない)筈なのだから、現実問題として大多数の人間の脳が(様々なデヴァイスを通じて)ネットと常時「接続」された状態にある現代では、ネットの在り方とゆーのはヒトの魂の在り方そのものだ、とゆーのにも尚更納得は出来るのである(そーいう時代になったのだなあ、と)。今どき必ずしも「進歩」している様にも見えないその在り方を何処となく憂うと同時に、ソレを公権力が統制してゆこうという昨今の風潮にもまた、疑問と同時にヒトの「情報の単なる器」としてのある種の限界とゆーものまで、そこはかとなく感じ取れる様にも思うのである。[映画館(邦画)] 9点(2022-09-09 19:56:11)《改行有》

450.  ブレット・トレイン 《ネタバレ》 日本の観客からすると、まず本作における日本の描き方が総じてどれもメチャクチャ!という指摘はまァその通りだろうと思います。が、個人的にはソレは別にイケナイこととまでは言わんでも好いかな、と。こーいうのって結構「意図的」なヤツではあるんだろーな、とは(最近は特に)そー思ってたりするのでして。その他の部分のやや支離滅裂な感じを含めてもリアリティ・整合性よりは大いにツッコミ待ちのボケをふんだんに盛り込んでコメディ風に仕上げるのを重視している作品には見えていましたし。 捻りの効いた文学的な台詞回しなんかとか、また諸々と確かにタランティーノ作品を彷彿させるという感じでもあります。がコレもよりシンプルな娯楽作に大いに寄せてはつくってるかな…とも(=コレはも~最近はワリと流行りの質感…てな感じかと)。テンポも良好でアクションも手頃に派手、で全体としてはお話の中身も決して分かり難いモノではなく、気楽に楽しめる作品だと思いました。とは言え、伏線の多さとか細かい部分でややこしさ皆無…というワケでは決してねーですし、エロは抜かれてますがヴァイオレンス描写のグロ度合(血ミドロ万歳!的な)とかはそこそこ高めなのでお子様・ファミリー向けとは全く言えませんケドも。 入れ替り立ち替り色んな人(=だいたい殺し屋)が乗り込んで来てはまた様々な企てを持ち込んで来てくれるので、重ねてまずまずの密度とテンポで2時間見事に走り切った…という感じではあります。んで終盤もかなり盛り上がって終い方もスッキリ!巧くいったとも思いますし。とは言え、ラス前が少し目に見えてスローダウンしたコトに加え、若干「無駄に」複雑・或いはエピソード(or キャラの存在自体)として不要カモ?という部分も(個人的には)無くはなかったかな、とも。も~少しダケ削ぎ落して疾走感を高めてくれた方が好みだったかな…という感じでもあるのですね(このタイトルにもより適合するんではねーかと)。まあゆーて、全然面白く観終われたので不満というレベルのモノは特にナニも無いのではあるのですケドね。[映画館(字幕)] 7点(2022-09-03 16:08:14)(笑:1票) 《改行有》

451.  バイオレンスアクション 《ネタバレ》 ぐぐぐぐ…期待値を(激しく)落として観に行ったので、最初は思いのほか楽しめてた…様な気もしなくもないのですが、この終盤は流石に…… 橋本環奈ちゃんが思い切り前面に出てるから、というワケではありませんが、正直キャラもの映画でしかない…とは思うのですね。結果的には大いにヤクザ・ヴァイオレンス風なアクション・コメディなのですが、お話にも大して内容はねーしアクションもごくチャッチい(特に環奈ちゃんは正直キレもねーし)のでございますから。とて、その肝心のキャラにしたって、まずは滅多矢鱈と出て来る数だけ多いし、でどいつもこいつも(⇒主役の環奈ちゃんでさえも)全くその中身=どーいう境遇の如何なる人間なのかが非常に雑にしか描かれない…ので、実に表面的な滑稽さとかしか感じ取るコトが出来ないのですよね。率直に、ナンとも薄っぺらい映画だな~と思って白けて観てましたよね。そして終盤は、コレもまずはシンプルにかな~り間延びしてますし、で結末の付け方もまた極めて雑ですし、そもそもこの辺は編集・場面の繋げ方自体とかだって(このレベルの娯楽映画としてもちょっとあまり観たコトねーくらいに)相っ当にいい加減だったよーにも感じました(⇒アレ、途中でやる気無くなっちゃった?とすら思われるレベル)。 なんか大コケしてるらしーですケド、正に然も在りなん…てな感じすね。キャストの感じ的に決してB級って雰囲気でもねーので、重ねてこのクオリティはもはや少しヤバいとすら思います。ピンク髪のハシカンちゃん自体は(少なくとも)そこそこには可愛かった…とも思うのですケドね。[映画館(邦画)] 4点(2022-09-03 10:11:46)(良:1票) 《改行有》

452.  サバカン SABAKAN 《ネタバレ》 非常にシンプルな青春もの・ファミリー映画だと思いますが、だからソレこそ誰でも共感できるという作品だと思います。大部分では実際の子役が物語を演じてゆきますが、導入・結末とナレーションで入っている草彅クンのお蔭で大人でも容易に作品に入り込んでゆける、と言いますか。私は世代的にもドンピシャで、実に心地好いノスタルジィと夏の楽しさ、そして一生ものの友情の片鱗を感じ取れて大満足でした。是非家族で観ていただけると好いなあ…という感じですね(ごく手堅くオススメできる作品ですね)。[映画館(邦画)] 7点(2022-09-02 16:26:35)

453.  ダークナイト ライジング 《ネタバレ》 三作目にして完結編な今作は、まあとにかくその「終わり方」でしかないかな、と思いますね。つまり、その意味で個人的にはこの上無く至上に適切・的確な三作目だったと思っています。三部作を通じてココに辿り着くべく組み立てられた精密なシナリオにせよ、細かい部分のテクニカルな伏線の張り方にせよ、どれも実に素晴らしかったと思いますし、重ねてソコがずば抜けて一番に重要だったという作品だとは確信しています。単品としても傑作だったかと。 他、特に言いたいコトも大して残っては居ないのですが、一つだけ言い加えるならこの三作目もまた役者の演技や雰囲気(=キャスティング)とゆーのはまたコレも優れた仕事だったと思いますね。キャットウーマンの妖艶さ・しなやかさ・強かさはどれも出色でしたし、ごく非常に賢明そうでありつつも決して裏が無いなんてコトもなさそーなコティヤールも実にハマってたかと思います。『バック・トゥ・ザ・フューチャー』『ロード・オブ・ザ・リング』に並ぶ三大三部作(=確実に一日を楽しみ尽くすコトが出来る)なんて言っても好いかなと。[インターネット(字幕)] 8点(2022-09-01 23:30:40)《改行有》

454.  鵞鳥湖の夜 《ネタバレ》 『薄氷の殺人』という映画が世界的にも極めて高い評価を受けている理由というのは、ストーリー部分はよくあるノワールなのだけど、作中に中国社会の底辺の独特な猥雑さ・暗さ・やるせなさ等をふんだんに描き込む一方で、そこに中華映画界30年の逸材グイ・ルンメイを叩き込むことで、それと相反するアジア的な「人の美しさ」をいとも簡単に融合させてしまった、という点に在るのかも知れないと思っている。 今作、やってることは要するに前作とほぼ変わらない。ただ中国底辺社会の描かれ方という点に関しては、タイトルに『夜』を冠するだけあって暗さ・陰湿さという部分は前作を間違いなく上回るし、加えてスリリングさという部分のノワール的な価値はこれも前作を少し上回るよーにも思われる(とは言え、今作もお話自体はさほど面白くないのが事実としてはあるのだケド)。率直に、これは続編として観る方が面白く観れる作品だろうかと思う(なので、コッチを観たかったら先に『薄氷の殺人』を観た方が好いと思いますね)。 問題は、そのグイ・ルンメイの出来なのだ。当然彼女も齢を重ねている、とゆーのも厳然たる事実として在るのかも知れないが、個人的には『薄氷の殺人』で彼女を観たときに得られた衝撃、というホドのものが得られたということは全く無かったのである。役柄的には彼女は「水浴嬢」と言われる娼婦であり、なのだからもっと普通に男に「媚びた」風貌であっても好いハズだと思うのだが、端的に少しボーイッシュすぎるというか、髪も短すぎだし眉毛も整ってないし、何故こーしたのだろう、と少し疑問に思ったのが正直なトコロ。その点で、前作以上の評価とはし難い、という感じすね(あくまで個人の感想に過ぎませんが)。[映画館(字幕)] 5点(2022-09-01 11:09:20)(良:1票) 《改行有》

455.  黄龍の村 《ネタバレ》 以前、同監督の『ファミリー☆ウォーズ』とゆーのだけは観てるのですが、正直あの作品は印象が(極度に)好くなかったのですよね。為に今作もなんかそこそこ話題になっていたよーな気もしたのですが観るのはココまで遅くなりました。でコレも正直なトコロ、今作とて恐らくはコテコテのB級でごくシンプル、そしてまた結構グロい系のヴァイオレンス映画でしかねーんじゃねーかなーと思って鑑賞に臨んだのですケド、今作はソコでいちおう中盤に仕掛け的なモノが備え付けられていて前半(⇒よくある「ヤバい村」系のホラー)と後半(⇒カンフーアクションチックな)に諸々とが明確に分けられる、という作品ではありました(一種の「二度美味しい」映画というヤツかと)。 んである種また予想どおりとゆーか(監督の作風として)前半はヤバめな人達のヤバい感じが+後半はシンプルにアクションが、それぞれメインディッシュというヤツでもありますね。かつ、コレも予想どおりではありますが全体の質感としてもモロB級!という範疇からは決して全く外れてはゆきません(好くも悪くも)。とは言え、尺もコンパクトで無駄も無く(=前述のメインディッシュに色々とをごく集中して)駆け抜けてゆくという感じですし、その肝心のメイン要素の出来はどちらもそこそこ悪くなくもあるので、結論、ヘンに期待し過ぎずに観る分にはごく手堅いB級映画だ、と思ったりもします。気楽に+お手軽に(=お安く)観れるのであれば、観て損までは(まず)しなくて済むかと。[インターネット(邦画)] 5点(2022-09-01 00:48:11)《改行有》

456.  地獄の謝肉祭 《ネタバレ》 まあ年代的にも内容的にも、コレも数年遡るコト1978年の『ゾンビ』の亜種だと言っても(最早)好い作品でしょう。アレンジのアイデアとしては今ではもう凡そ出て来ない様な感じでもあるか、とは思いますが、ただソコで「人を喰う」という属性が「伝染」していくというエッセンスを抽出し、コレにベトナム戦争(帰還兵)の要素をミックスする…というメインの部分自体は、個人的には決して悪いモンでもないかな、とは思うのですよ。特にロメロ・ゾンビの設定が非常に高度に一般化した現在では、むしろ却って「一風変わった」というオツな感覚も味わえる様になったかとすら思いますし、実際にも今作ではその感染状況が爆発的なコトにはなってゆかず、どーにか局所的な対応で押さえ込めそう…というトコロからの裏をかいたオチの感じとかを見ても、やはり多分にゾンビ映画的ではありつつも一方で少なからず異な質感でもあるのは大いに確かで、その面に関しては個人的にはまずまず楽しめたかな…とも思ったのですよね。 しかし、全体的にホラー・スリラーとしては単純にどーにも上出来とは言い難い作品なのもまた確かだと思うのですよね。その人喰い属性の実際の「症状+発現形式」とゆーのがどーにもご都合主義だったり、その「起源」といった部分の整合性が考慮されていなかったり、といったウィークポイントも確かにそーだとは思うのですが、そもそももう少し単純な側面としてまず感染者たちの見た目・振舞いがさも通常の人間と変わらない、とゆーのがホラーとして(ゾンビ映画と比較すると)大いにマイナスな点だと思ったりします。ジョン・サクソンなんて終始ごくシブいイケメン面をキメているダケですし、もうチョイ狂気や恐ろしさ・おぞましさを目に見える形で表現してくれないと単なるならず者集団にも見えてまうぜ…とでも言いましょーかね(そーなるともうジャンルが違う、と)。 あとはコレも単純に、アクション系のホラーとしては今作は実に致命的にテンポが悪いっすね。特に中盤のホームセンターでの発砲騒ぎのシーン&オーラスの下水道でのくだりがシンプルに尺的にも長すぎるかな、と。言いたかないすケド正直、コレは(コレも単純に)監督・脚本の力量不足でしかないかな、と思いますですね(同一人物なのは分かった上でゆーてますケドも)。[インターネット(字幕)] 4点(2022-09-01 00:39:09)《改行有》

457.  ブラ!ブラ!ブラ! 胸いっぱいの愛を 《ネタバレ》 地味にキャストが結構豪華なのだよな…が正直……… 台詞が無いコトだけが原因ではないでしょーが、まず相当に薄味な映画なのは確かですね。とは言え確実にコメディではあるのでして、特に肝心のブラジャー絡みの個々のシーンは総じて面白みがまるで無いというよーなモノでは決して全然ないのです。が、じゃあソレが声を出して笑えるよーなモノであったかと言われると……ブラック或いはシニカルってのともまた違って、全編実にペーソスみの溢れるコミカルとでも言いますかね。仮にココに笑い声を当てるなら、消え入るよーな「かはっ」という声が一番合っている…てな感じかなと。私は正直、あまりピンと来ませんでした。 そして(ここ以降は完全に偏見の類でしかねーのですケド⇒)そもそもこーいう「他人から見るとワケの分からない」コト・趣味だとかに矢鱈とのめり込んでいる人ってのは、例えば某老舗深夜番組とかでもしばしば拝見するのですが、その趣味・嗜好自体が悪いコトだなんて(私も)決して全く思わないのですが、それでも少~し「ソコに辿り着いた(真の)経緯」を想像してしまうとなんとな~く陽よりは陰な雰囲気を感じ取れもする…とでもまた言いましょーか、本作も完全にそーいう方向性の映画だとは思うのですよね(マノイロヴィッチからしてまた完全にそーいう初老男性の役なワケですし)。だから、本当の意味である意味「笑えない」という側面を孕む映画なのかもな、とも思いましたかね(まあ、そうゆーて正直私自身とて、ほぼ似たよーな端くれの輩の類では在るとも思いますけれども)。[インターネット(字幕)] 4点(2022-08-30 01:14:43)《改行有》

458.  悪魔の受胎 《ネタバレ》 年代的にも数年遡るコトの『エイリアン』のパクリ劣化版、てなモンなのは明白です。んで、ま~SFとして全くテイを成していない…とマデは言わんのですがかなり低予算なのもまた明白で、正直好い雰囲気・質感が出せてるってコトは全然ねーのですね(宇宙感とか未来感とか)。いちおう特色としては、安手だからかお手軽にエログロに走った…てな具合に(タイトル通りに)異星人に卵を植え付けられて操られる女性ってのがまたテーマではありますし、描写にもその手のエログロが多少は含まれても来るのです(そのものズバリの産卵シーン・出産シーンとかもアリで)。ただ、中盤以降はその主役?の女性がひたすら仲間をヌッ殺してゆくという只のアクションホラーチックなお話になってしまうのですが、正直この彼女の大暴れを許しているのが他のクルーの行動のチグハグさ・バカさ加減に依るモノとしか思えなくて、結果的に緊迫感がうまく盛り上がってゆかないのですよね。結論的にはかなり退屈な時間の長い映画でした。 一点、もし本作に何らかホラーの要素を見出せるとすれば、ソレは主役のジュディ・ギーソンの鬼気迫る(とマデは言わんのですが十分に常軌を逸した)演技+顔芸というコトにはなるかと思います。トップレスを披露してくれているコトも含めて、その頑張りには一定の評価を送りたいトコロではありますかね。[インターネット(字幕)] 3点(2022-08-30 01:10:50)《改行有》

459.  ゾンビ・オア・ダイ 《ネタバレ》 珍しいアゼルバイジャン映画、かつ恐らくシンプルなゾンビもの(=別に世界のドコでもつくれるジャンル)というコトでこーいうのは観たくなってしまうのです。ただ、結論から先に言うなら正直ゾンビ映画と言ってしまうコトに良心の呵責を覚えるホドにそーいう中身の無い映画でした(とゆーか全体的にもほぼ中身の無い映画でした=少なくとも86分なんて尺は絶対に必要ない映画ではありますね)。もはやドコから指摘して好いか分からない状況ではあるのですが一つだけどーしても言いたいコトがあるとしたら、あの溝って所どころ幅も狭いんだから決して絶対に登れないって訳ではない様にも見えてまう…のですよね(正直)。この構成ならせめて(少なくとも)(後生だから)(百万歩譲ってでも)ソコくらいにゃあリアリティを持たせて欲しかった(=もっとチャンと掘れや!)と言いたいのですよね…無念……[インターネット(字幕)] 1点(2022-08-24 23:17:21)

460.  サマー・インフェルノ 《ネタバレ》 舞台が田舎のキャンプ施設なコトも含めて見た目は典型的なゾンビ・アウトブレイク系ですが(ただ本質的には本作に出て来るのはゾンビでは無く、発狂・凶暴化したダケな人間というトコロではあるのですケド)ひとつ明確なアイデアとしてその状態異常が発現と消失(回復)を繰り返す…というコトで主客が転倒してゆくのが展開上のポイントとなっています。冒頭から20分程度で主人公たちの人間関係+施設周辺の状況(=ソコに孕む若干の不穏さ)を説明しておいて、残り一時間は突っ走る…という構成もシンプルなアイデアには合致していたか、とも。ただ観終わっての率直な感想は、ソレ以上のモノとゆーのが正直見当たらなかったな…という痛恨の一点に留まりました(=正直、アイデアがあんまし「効いて」ない)。特に終盤30分位がやや説明じみた内容に寄り過ぎて失速してもーた気がするな、と。ヴァイオレンス描写のクオリティがそこそこ止まりだったのもやや痛いですかね。結論、アイデアは無くはないケド単純にパンチ不足…てな感じかな、と。[インターネット(字幕)] 4点(2022-08-24 20:32:38)

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