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481.  銀のエンゼル 確かにとても淡々としてましたけど、「man-hole」「river」から比べれば格段に観れる様になってたと思います。それぞれの登場人物達が少しずつ小日向文世に作用して、北海道の片田舎にぽつねんと佇むコンビニのドラマを形成してました。土地を愛する者、土地を嫌う者、嫌でも土地に縛られる者。こういうストーリーは都会じゃ成り立ちませんね。娘が家出した時、仕事をおっぽり出して後を追う様なリアリティの無い展開じゃなかったのも良かったです(大泉洋は儲け役)。残念だったのは、タイトルに直接関わってくる山口もえの存在が少しあやふやだったこと(彼女はテレビのバラエティ番組のまんま。これはミスキャストだったんじゃないかな)。考えてみたら、私も「おもちゃのカンヅメ」の実物は見たことがありません、6点献上。[CS・衛星(邦画)] 6点(2006-10-26 00:03:27)

482.  下町の太陽 吉永小百合の対抗馬として、清純派アイドル・倍賞千恵子を売り出す為の松竹版「キューポラのある街」。金は無いけど人情だけは潤沢な東京下町の貧乏長屋を舞台に、太陽の如く明るく健気に生きる娘の淡い恋模様と、高度経済成長を最底辺で支えた労働者賛歌が描かれてます。作品の位置づけとしては対吉永=対日活の便乗企画で間違いないでしょうけど、話の中身は明らかに東宝サラリーマンものへのアンチテーゼ。能天気なサラリーマン映画をことさら意識した為、こんなサスペンス映画みたいな音楽で雰囲気をぶち壊してしまったんでしょう。ま、松竹らしい優等生映画です。それにしても、結婚を前提に長期交際してる男に、仕事を持った成人女性がキス一つ許さなかったのにはビックリしました…、6点献上。[CS・衛星(邦画)] 6点(2006-10-26 00:01:06)(良:2票)

483.  キッチン・ストーリー 凄く「微妙」な映画。意味があるのか無いのか良く判らない微妙な調査。ちんまりしたキャンピング・カーを引っ張るちんまりした車の微妙な隊列。狭い台所の隅に陣取る高椅子から見下ろした微妙な構図。互いを観察し合う二人の男の微妙な行動。その寡黙な男二人が作り出す微妙な間…。アキ・カウリスマキ作品にも通じる微妙さですが(この微妙な感覚は、別に北欧特有のものではないと思いますが…)、私にはこっちの方が解り易かったです。奇をてらったり狙ったりした雰囲気を感じさせず、ベーシックにやもめ男同士の友情を描いてあるのも好感を持ちました、6点献上。[CS・衛星(字幕)] 6点(2006-10-22 00:04:12)

484.  CORD コード 子供の出来ない夫婦が「新生児」ではなく「妊婦」を誘拐・監禁するというのがミソのサスペンス映画。本作のジェニファー・ティリーは「生まれた子供」だけでなく、「妊娠の喜び」も同時に手に入れたかったのでしょう。誘拐したダリル・ハンナを、まるで自分が妊娠してるかの様に世話するティリーは面目躍如の不気味さ。が、そのキャスティングで少し損してるとも思う。ヴィンセント・ギャロはとても医者に見えないし、ハンナは逞しすぎるし、キレたティリーにも驚きはありません(キレないティリーの方が驚くかも)。そういったことも含めて、中々楽しませては貰いましたけどね、6点献上。[CS・衛星(字幕)] 6点(2006-10-22 00:03:15)

485.  クアトロ・ディアス 《ネタバレ》 60年代末、軍事政権下のブラジルで起こった、共産ゲリラによる米国大使誘拐事件を基にした犯罪映画。本作はサスペンスやイデオロギーの対立を描くのではなく、革命を夢見る「子供達」の青臭さと無力感を冷徹に見つめた映画となってます。序盤では頭でっかちの理想を偉そうに語ってても、そこに「大人」が登場してくると、途端に彼らの浅はかさが見えてくる。肝の据わった歴戦のゲリラ幹部、彼らにとっては「敵」である有能な捜査陣、そして知識と経験の豊富な人質・米国大使。やがて彼らは一人、また一人と当局の手に落ちていく。幼き革命家達は国外追放の為、飛行場で別人の様になって再会を果たす。これは官憲の拷問の厳しさと共に、夢破れて大人になったことを表しているのです、6点献上。[CS・衛星(字幕)] 6点(2006-10-22 00:02:35)

486.  ハート・オブ・ウーマン この手のくだらない話を、ちゃんと最後まで観られる様に組み立ててあるのがハリウッド脚本の妙。序盤はドタバタ、中盤はシチュエーション、そして終盤はハート・ウォーミングと、それぞれのコメディ形態を上手い具合にブレンドして、それなりの満足感と後味を得られる様になってます。大スターと旬のオスカー女優という顔合わせも贅沢で嬉しかった。唯、これも酷い邦題の代表格ですけど、「女の望むもの」という往年の大映映画みたいな原題程は女の本音が描かれてなくて、少し残念でした(女性の本音「だけ」が聞こえてきたら、「NIGHT HEAD」の武田真治以上に苦しみそう)。ま、それを本気で描いたら、このジャンルのメイン・ターゲットである女性客から総スカンを食らってしまうことが目に見えてますけどね…、6点献上。[CS・衛星(字幕)] 6点(2006-10-18 00:02:59)

487.  ファミリー・ゲーム/双子の天使 父母のどっちに引き取られたとしても超~リッチという、正にアメリカ的お伽話。もう少しコンパクトにまとめても良かったとは思いますが、ディズニーらしく家族で安心して鑑賞できる仕上がりにはなってます。そして何と言っても本作で特筆すべきは、双子のシーンの違和感の無さ。子供向けの作品であっても最高度の品質を提供してくる、これぞハリウッドの底力。すっかりお騒がせセレブに成長してしまった当時11歳のリンジー・ローハンも、中々のリアクション演技を披露してます(名子役って感じじゃなかったですけど)。唯、曲がりなりにも結婚まで考える女性なんですから、父親の婚約者をもう少し魅力的に描いても良かったんじゃないかな。これじゃデニス・クエイド演じる父親は馬鹿なスケベ親父です。そんな訳で、6点献上。[CS・衛星(字幕)] 6点(2006-10-18 00:02:01)(良:1票)

488.  カル 「セブン」からの影響を隠そうともしてませんが、「ハード・ゴア・スリラー」の宣伝文句には偽り無く、猟奇性を表現する演出、そして死体の造形はピカ一。まだ韓流の勢いを感じることも出来ます。しかし映画的には、「謎を残したまま終わる」「観客に解釈を委ねる」、または「難解なストーリー」ということでは決してなく、単に「不完全な脚本」でしかなかったんだと思う。謎を残したいんなら犯人こそぼやかしたまま終われば良いんだし、後々「謎解き本」なんか出版することもない。「動機」の無い犯人がこんな手の込んだことをする訳ないので、そこを描かないのは「謎」ではなく単なる片手落ちでしかありません。私的には「謎」を残したことで評価が下がってしまいましたが、全体的に高品質なので楽しむことは出来ました、6点献上。[CS・衛星(字幕)] 6点(2006-10-08 00:01:18)

489.  フラガール (少し長めにお邪魔します) 流行の昭和ノスタルジーに、やはり流行の女の子の爽やかスポ根要素を組み合わせた、イギリス映画風の「負け組」再生物語。感動的実話だし、松雪泰子を始めとした出演者は踊りも演技も上手かったし、特にダンス・シーンは、全てに於いて「バックダンサーズ!」なんかとは比べ物にならないほど良く出来てましたが、私的には背景描写の不足に不満が残りました。「ALWAYS/三丁目の夕日」では「建設中の東京タワー」という有無を言わせぬヴィジュアルがシンボリックに配置されてた訳ですが、本作では「建設中のハワイアンセンター」や建設作業員、そしてダンス係と椰子の木係(?)以外のセンター職員等が一切描写されない。たぶん推進派の人達は希望を持って仕事に従事し、反対派の人達はそれを苦々しい思いで眺めてたことでしょう。こういった町全体を象徴する背景の中でフラガール達の葛藤と努力を描いていけば、更に大きな感動が生まれた筈だし、富司純子が娘の為にセンターを受け入れる過程にも、もっと説得力を与えることが出来たでしょう(最後のトヨエツのスローモーションも意味なし!)。予算の関係だったんでしょうけど、やっぱり映画ならではのスケールにはちゃんと金をかけて貰いたい。それにしても、確かに何でこれを米アカデミー賞に持ってくかなぁ? 順当に考えれば本年度は断トツで「ゆれる」だと思うんですけど…、6点献上。[映画館(邦画)] 6点(2006-10-04 00:04:28)

490.  恋は五・七・五! タイトルが「恋はハッケヨイ!」を髣髴させるほど投げやりな上、中身はほとんど「ロボコン」。しかし、学校や先生が「俳句甲子園」を目指す理由付け、主人公達が俳句部に入らざるを得なくなる経緯、そして高校生ならではの恋(と性)が抜かりなく脚本に盛り込まれており、また、発色の良い美しい映像もあって、映画としては「ロボコン」の何倍も上質に出来てます。確かに荻上直子と題材の馴染みが良かったとは言えないし、マドンナ先生(最初、高岡早紀って気がつかなかった…)の扱いやキャンディーズのシーン等、中途半端な箇所もありましたけど、青春映画として最低限は楽しめます。地味な出演者達の中では関めぐみが出色。長い手足ときつい顔立ちが本当に魅力的でした(一発抜くまではいきませんが…)、6点献上。[CS・衛星(邦画)] 6点(2006-10-04 00:03:14)

491.  カポーティ 本作はトルーマン・カポーティの伝記映画ではなく、「メイキング・オブ・小説“冷血”」か、カポーティを主人公にしてリメイクした映画「冷血」といった仕上がり(従って「冷血」を読むか映画版を観てないと解らないシーンも多々あり)。世界初と言われる「ノンフィクション小説」はどの様にして生み出されたのか、そして、そのことが作家にどう作用したのかが淡々と描かれてます。犯人に対して同情や共感を覚えつつも、単なる取材対象、更には「名声の成る木」として狡猾に接していくカポーティ。取材以前の彼がほとんど描かれない為、徐々に引き裂かれていく特異な作家の複雑な内面というテーマは、私の様にカポーティを良く知らない人間には解り辛いかもしれません。あと、ドキュメンタリー出身の監督ということで、シネスコ画面の構図を持て余してる様に感じられたのが玉に瑕でした。それにしても、フィリップ・シーモア・ホフマンもモノマネ大賞だったんでしょうか…、6点献上。[試写会(字幕)] 6点(2006-09-29 00:04:56)

492.  リアル・ブロンド 恋人同士の倦怠感、仕事に対する焦燥感、将来への不安感…。本作の登場人物達は俳優やモデルだったりしますが、これらは別に平のサラリーマンだって、見てくれの冴えない恋人・夫婦にだって共通の命題。ほとんどの人間は「特別な成功」とは無縁の世界で生き、そこに幸せを育んでいるのです。本作は確かに地味な展開ながら、意外に豪華な出演者や散りばめられた小ネタで、結構楽しい作品になってると思います。特にクライマックスのマシュー・モディーンの「セールスマンの死」は、中々説得力のある演技でした(「マルホランド・ドライブ」のナオミ・ワッツにも匹敵すると思う)。ところで劇中、確かに「本物の金髪」について触れられてはいますが、このタイトルは余り本作の内容を表してるとは言えませんね、6点献上。[CS・衛星(字幕)] 6点(2006-09-29 00:03:45)

493.  ラスト・ボーイスカウト 「ラストマン・スタンディング」とごっちゃになってて今まで観てなかったんですけど、意外や意外、中々面白かったです。何より本作のブルース・ウィリスは、「シン・シティ」の時よりハードボイルドでカッコ良いんじゃないでしょうか。また、最近のトニー・スコット作品よりは、余程マトモで観易い仕上がり。中身が無いっちゃぁ無いですけど、こんなアクション映画にそれを言っちゃぁお仕舞いです。「中身のあるアクション映画」なんて私はほとんど知りません…。本作の場合はブルース演じる主人公のキャラクターが気に入れば、映画自体も好きになれるんじゃないでしょうか、6点献上。[CS・衛星(字幕)] 6点(2006-09-29 00:02:44)

494.  ワールド・トレード・センター あの日の混沌をマクロの視点で「再現」した「ユナイテッド93」に対し、こちらは世界貿易センター・ビルでの救助活動中に生き埋めとなった二人の警察官とその家族にフォーカスし、ミクロの視点で「ドラマ化」した災害映画になってます。オリバー・ストーン作品ながら政治的背景や主張を感じさせず、また、珍しく落ち着いた演出で、正統派映画に仕上がってました。唯、その所為で、題材が「9.11」である必然性は余り感じられませんでした。薄暗い中で身動きの取れない警官二人が励まし合うという、全く動きの無いシーンが映画の半分近くを占めますが、脚本や編集構成が巧みなので、最後まで感情移入して観ることが出来るでしょう。「炎のメモリアル」なんかとは比べものにならない完成度ではあります。そんな訳で、6点献上。[試写会(字幕)] 6点(2006-09-14 00:05:19)

495.  ワイルド・スピードX3/TOKYO DRIFT (ちょっと長めにお邪魔します) アメリカにいられなくなったルーカス・ブラック(23歳)が来日し、学生服を着て通うのは、アメリカン・スクールではなく何と普通の都立高校。しかも、その公立高には当たり前に外国人生徒がうじゃうじゃいるので、生徒達は英会話もお手の物(しかし授業は日本語を貫いてるらしい。外国人生徒にも普通に「古文」を教えてたし…)。おまけに、そこの学食は懐石料理のビュッフェ? 流石インターナショナル・シティTOKYO。…と、突っ込み所は数々あれど、出来は日本向けに作られてるだけのことはありました。本国向けのジャパニーズ・テイストもそこそこで(日本のコギャルがムービー携帯を極当たり前に使用してる所なんか、アメリカのガキ共には結構なカルチャー・ショックなんじゃないかな)、日本の描写はそんなに悪くない。製作サイドの気の遣い様が良く判るのが、日本人役の日本語の台詞がちゃんと吹替えになってる所(いっそソニー千葉の日本語も吹替えで良かった。つーか、何で日本人を起用しないんだ?)。東京の街を舞台にした迫力あるチェイス・シーンの違和感も無い(クライマックスは峠のバトル)。日本で「頭文字D」を実写化してもこうは行かないでしょう。お話の方はもちろんスカスカですけど、私的には色々と楽しめたので満足感はシリーズ一です。あと、確かに「ワイルド・スピード」とは全く関係のないストーリー展開だったんですけど、あの人が日本に潜伏していたということで、辛うじてシリーズの繋がりは保ってましたネ、6点献上。[試写会(字幕)] 6点(2006-09-14 00:04:55)(良:1票)

496.  パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト アトラクション・ムービーの極致。映画としてアトラクションになってるのではなく、出てくる状況がアトラクション。ブラック・パール号はもちろんのこと、丸籠型の吊り下げ牢や水車アクション、そして潜水機能を備えたフライング・ダッチマン号等、そのままディズニーランドのアトラクションとして体験してみたいです。映画としては、常にユーモラスな見せ場が続くので流石に退屈しませんが、如何せん、この手の作品としては上映時間が長すぎて後半はダレてきます。全世界で記録的な大ヒットだそうですけど、私的には普通の娯楽大作という印象でした。ところで、こういう展開だったとすると、前作のエンドロールの後のシーンもまんざら無意味じゃなかったんですねぇ。ということは、次作には「犬」の活躍もあるのか? 6点献上。[映画館(字幕)] 6点(2006-09-14 00:04:22)

497.  シリアナ 名実共に石油版「トラフィック」。しかし物語的面白さや演出の斬新さは、とても「トラフィック」には及ばない。石油の利権を巡って巨大グローバル企業とCIAが暗躍するという「いかにも」なストーリーが、リアルな展開に反して、もの凄く陳腐に見えました。逆にこの映画の凄い所は、テロリストとなっていく青年と反米の王子に方を「善玉」として描いている点(これはブッシュ・ドクトリンとは正反対の設定)。家族思いで信心深い青年を追い込んでいくのが石油を取り巻く環境(つまりはアメリカが遠因)。そして、王位を継承することとなる親米の第二王子はボンクラ貴族で、反米を掲げる第一王子こそ国家と国民を第一に考える政治家。この時期にこういう作品を作れるというのが、アメリカの素晴らしいバランス感覚ですね、6点献上。[DVD(字幕)] 6点(2006-09-14 00:03:50)

498.  アイ・アム・デビッド 序盤の緊迫感は何処へやら、中盤以降はやけにご都合主義的に話が進み、そして余りにも呆気ない幕切れ。決してつまらない映画じゃないし、社会性もあるし、どのシーンもしっかりと作られてるんですけど、やはり一抹の物足りなさが残ります。この映画は逃走劇である共に、その間にデビッドの頑なな心が解されていく物語の筈。“Trust no one.”と教え込まれた少年は、その言葉を支えにするだけの過去を背負ってる。しかし映画からは、彼の心の変化が全然感じられない(これは彼がしかめっ面を崩さない所為ではない)。だから終盤が唐突に映るのです。デビッドの心情を細かく描く時間的余裕は充分あったのに、惜しいまとめ方でした。それにしてもジム・カヴィーゼルは、ここでも虐げられる収監者だったなぁ…、6点献上。[CS・衛星(字幕)] 6点(2006-09-14 00:02:57)

499.  ソラリス ジェームズ・キャメロンが「これは“惑星ソラリス”のリメイクではなく、“ソラリスの陽のもとに”の新たなる映画化だ」と盛んに強調してましたが、とてもタルコフスキーの呪縛から逃れられたとは思えない。ストーリー上は多少の変更箇所があるものの、ソダーバーグ演出の基本はどう考えてもタルコフスキー版にある。多分「惑星ソラリス」から無駄なカット(文字通り無駄な部分と、「芸術」的に有用でも「物語」的に全く不必要な部分)を削って、「SF」的に重要なシーンを加えれば、ちょうど本作位のサイズになるでしょう。そういう意味で、中々巧くまとめたリメイクだと思います。特にタルコフスキー信者でない私は、これはこれで興味深く鑑賞できました(「退屈・眠い」という意見が多いですけど、これで眠ってたら、本家「惑星ソラリス」なんかとても完走できませんよ)。唯、芸術性云々は良く解りませんが、ラストの衝撃度はタルコフスキー版の方が上でしたね。という訳で、6点献上。[DVD(字幕)] 6点(2006-09-14 00:00:45)

500.  学校の怪談4 前三作のアトラクション的雰囲気を一切廃し、ストーリー映画として生まれ変わったシリーズ四作目。確かに「学校にまつわる怪談話」に間違いはありませんが、いわゆる「学校の怪談」とは既に別物。それでも「4」として公開したのは、単に人気シリーズのファンを取り込む為の方便ですね(子供の動員力は無視できない)。で、もちろんシリーズ中、最も見応えがあり、大人の鑑賞にも堪える仕上がりになってます。それが証拠に本作の大人達は、子供と一緒にギャーギャー騒ぐのではなく、ちゃんとした大人として登場します。サヴァイヴァル・ギルトを抱えた老人の贖罪の物語(これは太平洋戦争のメタファーか?)を通して、夏休みの田舎の経験で成長する子供達の姿を描いた本作は、中々しっかりした仕上がりです、6点献上。[地上波(邦画)] 6点(2006-09-05 00:02:32)

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