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プロフィール
コメント数 1200
性別 男性
ホームページ ないっす!!!
年齢 60歳
自己紹介 客観的に分析したようなもっともらしいレビューって、実はちょっと地頭よければ誰でも書けちゃうわけで、結局ありきたりな物になりがちです。
別に映画評論家でもない1個人としては、個人の感性や主観、あるいは体験を元にしたその人しか書けないレビューの方がよほど価値があるように思うのです。
もちろんそれが、事実誤認やヘイトレベルの差別や偏見に寄って立つものであれば問題ですが、しかしその人しか書けないレビューというのは必ずあるわけで、そういう個人的な感覚や体験を元にした主観的なレビューは、いかにももっともらしいありがちなレビューよりよほど価値があるし読んでて面白いんじゃないかと思う今日この頃。(でも自己陶酔溢れるポエムみたいなのは…)
好きな言葉は「恋」 です。

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541.  ハート・オブ・ウーマン 《ネタバレ》 ナンシーマイヤーズの映画は、本当にいつも何か足りないというか残念なんですが、この映画もまさにそれ。 途中まではかなり面白そうだし(ナンシーマイヤーズにしては)コメディシーンもキレッキレなんですよ。 牝犬の気持ちまで読めちゃって、これはシチュエーションコメディとしてどんだけ面白くなるんだろう?と期待させるんです。 ところが、結局はナンシーマイヤーズクオリティ。 「女性の考えてる事が全部わかる」という超絶怒涛のいくらでも面白くできるシチュエーションのはずなのに、途中からそれがどこかへ行っちゃうんです。 「女性の考えてる事が全部わかる」というすごい能力がストーリー上どっかへいっちゃうんですね。どうでもよくなっちゃうわけです。 え、それものすごくすごい事だよね??ありえないくらいすごい事なのにどっかいっちゃうんです。 終盤、特に脈絡も必然性もなく唐突にその能力が消えるわけですが、当然そこにも何のカタルシスもないわけです。 「あぁ消えちゃったんだね」ってだけ。 そりゃそうですよね、映画の途中でそんな設定どうでもよくなっちゃてるんだから消えても誰も気にしません。 「女性の考えてる事が全部わかる」ようになったゲス男のシチュエーションラブコメだと思って映画を観てたら、途中から一番大事なはずの「状況(シチュエーション)」をどこかに置き忘れてしまうわけです。 大丈夫か?ナンシーマイヤーズ?? まぁ、毎回そんな感じだからいいんだけど! その上、個々のエピソードの組み立ても本当に(毎回の事だけど)へたくそで、例えば娘とのエピソード、途中の展開も足りなければ、え、で娘との結論はどうなったの?って感じで結論もはっきりせず、こんな扱いならそもそも娘のエピソード全部いらないじゃん!って中途半端な扱いなわけですよ。 そういうどうでもいい枝葉だけは沢山あるんですけど、それが全部微妙なまま放置されちゃうっていう。 結局は毎度毎度のナンシーマイヤーズクオリティの映画でありました。 惜しいなぁ途中までは本当に面白いんだけどなぁ…[CS・衛星(字幕)] 6点(2017-11-04 19:53:46)《改行有》

542.  ユニバーサル・ソルジャー エメリッヒのハリウッド監督デビュー作で、この映画がヒットしたからこの後エメリッヒは次々と大作娯楽映画を撮れるようになった…そうなんだけど… あわよくばターミネーターのような人気作になればなぁ…という感じが見え見えでごくごく並のB級娯楽映画にすぎず、それ以上でもそれ以下でもないっていう。[地上波(吹替)] 5点(2017-10-26 01:21:26)《改行有》

543.  モンスターズ/地球外生命体 《ネタバレ》 タイトルだけ見てありがちB級モンスター映画かと思いきや全然違う内容でびっくり。 最近流行りの?低予算ながら安っぽく見せないタイプのSF風映画でした。 冒頭「え、これ面白そうじゃない?」と期待させてくれるんですよ、うん期待。 見せ方うまいんでしょうね。全然安っぽくないし、いかにも面白そうで、ほんと期待させてくれるんですよ でも… そこから最後まで緊迫感の全くないだらだらとしたロードムービー状態。 こういう状況なのに主人公たちに緊迫感が全然ないんですな。ある意味世界観的にそれがリアルなのかもしんないけど。 「最後のフェリーでこれを逃すと後がない」とか言ってるのに、酒飲んで女連れ込んでグースかねていろいろ盗まれたりしてる状態で「おまアホだろ」としか見てて思わないわけです。 そしてそれが最後までだらだら続くっていう。ひどいよ! 話も面白くないわけですが、もっと致命的なのはキャラクター造形。 とにかく主人公達に致命的に魅力がなさすぎるのが大問題。 女性の方はルックスがいいだけまだ許せますが、男の方だよ、男の方。 お前とっとと死んでいいよってくらいどうしようもない奴でこんな連中のだらだらした逃避行を見せられても…ぶっちゃけきついです。 ほとんど出てこないモンスターですが、ラストクライマックス的に出てきたと思うとなぜかモンスターのラブシーンとかもうどうなの? ラストも全く持ってどうという事もなく最初から最後まで「面白くなりそうなのに全く面白くない」ままだらだらと終わっていく、残念な映画でありました。[地上波(吹替)] 4点(2017-10-20 15:51:15)(良:2票) 《改行有》

544.  北斗の拳(1986) どうして秘孔を突くのかな 喧嘩をすると突くのかな 泣いて詫びても突くもんなぁ ひでぶ たわば お腹と背中が くっつくぞ[ビデオ(邦画)] 5点(2017-10-19 11:36:33)《改行有》

545.  荒鷲の要塞 《ネタバレ》 ほんの1か月前に観た映画であっても、いざレビューを書こうとすると細部が意外と怪しかったりするもの ましてや何年前、何十年前に観た映画となるとよほど好きな映画でもない限り事実上まともなレビューを書くのは困難です 「ちゃんとしたレビューを書こうとすると再見する必要があるんだけど、わざわざ見直すくらいなら他の映画見るわ」というのが自然な感覚であり、自分の場合、ぶっちゃけそういう映画が何百本もある状態で、わりと困ってます。 さてわりと有名なこの映画、何十年か前に観たことあります…が、ぶっちゃけレビューを書くことも点数をつける事も不可能。 だって細かいとこ全然覚えてないんだもん! と、そんな私のために(ではないですが)テレ東が午後ローで放送してくれました。という事で観ました。 テレビ用にめちゃくちゃカットされていて(しかもそのカットが雑)昔の編集ってこんなに雑だったんだな、と痛感させてくれます。 こんなカットされた映画観てたんですねぇ、しみじみ… 大昔に見てほとんど覚えてない…と思ってたんですが、実際あらためて見てみると、あらあら意外と「観たことある」って感じなんですよね。 「あーこのシーン観た観た。わかるわかる」って感じで。ポイントとなるシーンと雑なストーリーだけは意外と記憶にあるんです。 おかげで肝心のいくつかのシーンで予想外とかびっくりとかそういうのがないんです。うーん残念。 という事で、映画の内容についてですが、そんな状況なので正しく点数をつける事ができません。 まぁ、この原作者なりの古いなりに正当なアドベンチャー映画で、オーソドックスな娯楽映画だな、と思ったので6点にしておきます。 あ、名優リチャードバートンってあらためて見ると意外とアランドロンに似てますね[地上波(吹替)] 6点(2017-10-19 01:14:44)《改行有》

546.  最強のふたり 《ネタバレ》 数年前まで住んでいたマンションの隣になんとシネコンができまして(文字通りの隣にです)、今もあのマンションに住んでいたら「うちの隣はシネコンなんだぜ」と他人に言えたんだな、と思うわけですがそれはさておき、そのシネコンのこけら落としにシネコン関係者それぞれがおススメする映画を500円で上映するという企画をやっておりました。 で、そのシネコンの支配人のおススメとしてかかっていたのがこの映画です。 ちょうど未見だったので、こりゃいいや、と観てきたわけですが… 主人公の大金持ちの方、パラグライダーで大けがをして首から下が完全に動かないわけですが、しかし仕事もしてないのにものすごく裕福なんですよね。 豪邸に住み多くの使用人をかかえ高価な美術品をポンと買いつけちょっと遠くに行きい気分のときはプライベートジェットでひとっとび、これが裕福じゃなくて何なんだ?というレベル。 子供のころから割と貧乏だった自分としては、体は動いても食べるものにも困る生活と、体は動かなくても多くの使用人をかかえてそのサポートで悠々自適で暮せる生活、どっちが幸せなのか、ちょっと考えさせられる映画ではありました。 そして、その疑問それ自体、実はこの映画の裏テーマなんじゃないかと思ったりします。 さて、この映画の内容ですが、いろいろ問題ある主人公2人を偽善的に描きすぎな点がとにかくハナにつきます。 パラグライダー遊びがすぎて勝手に付随になった人が金にあかしてわがまま放題、まっとうな介護士はかたっぱしからクビにして1週間も居着かないって、あんた、そもそも金はあるけど人間的には最低だよ…って人だったからこそ、失業手当目当てにやってきたチンピラと仲良くなれたっていう、単にゲス方向で「類は友を呼ぶ」ってだけの話にもかかわらず、なぜか美談風に描かれているのがどうにもこうにも不愉快です。 個人的にはこの2人とは仲良くなれそうにはありませんし、仲良くしたくもありません。 …という事は、この映画を名画としてお勧めしてくるそのシネコンの支配人とは仲良くできないって事なんでしょうか、おおう…[映画館(字幕)] 4点(2017-10-17 20:46:11)(良:1票) 《改行有》

547.  リトルウィッチアカデミア 魔法仕掛けのパレード この後、2017年から全25話でテレビシリーズが作られたリトルウイッチアカデミアの劇場版第2作。 私はテレビアニメ版しか見たことがなく、後からこの劇場版第2作を観たわけですが…驚くほどテレビのまんまです。あまりにもそのまんますぎてびっくりしました。 テレビシリーズの5話~10話あたりの1エピソードとしてそのまま放送して全く違和感がないレベル。 そうなるとこの映画の評価はテレビアニメ「リトルウイッチアカデミア」の評価とニアリーイコールという事になります。 さて某「メアリと魔女の花」の1番目のレビュワーとして「リトルウイッチアカデミアとくらべてなんてクズな映画」と書いた私ですが、そこに「リトルウイッチアカデミアは日々量産されている日本のテレビアニメ群の中では少し優秀なレベルってだけ」的な事も書いたわけです。 このサイトの基準に合わせてテレビアニメ全体の中で点をつければ7点くらいでしょうか。(これは世間的な評価で考えても妥当であまり異論はないとこだと思います) じゃぁこの劇場版も7点なのか…というとさにあらず。 この劇場版は無料で誰でも観られるテレビ版とは条件が違います。 金を取って観客に見てもらうものであり、当然採点基準は厳しくなります。 という事でこの映画単体では6点くらいが適切じゃないか、と思うわけで、これ結構妥当な評価だと思うんですが、いかがでしょう?[地上波(邦画)] 6点(2017-10-16 16:15:10)《改行有》

548.  PLANET OF THE APES/猿の惑星 《ネタバレ》 2015年、カナダの映画サイトが選ぶ「最悪なオチの映画ランキング」で見事1位、つまり史上最悪のラストの映画と評された本映画ですが、実際その通りだと思います。 オリジナルのリメイクかと思いきや、いやこれリメイクじゃないよねと気づく映画中盤、そうなると当然この猿は宇宙船に乗ってた猿が進化した奴だな…とちょとカンのいい人なら気づくわけです。 そこに気づきさえすれば割と予想通りにストーリーは進んでいくのですが(しかしそうだとしても、猿に下克上されて殺されたであろう人間がなぜあんなに沢山あの星にいるのか根本的にナゾだったりツッコミどころは満載なんですが)、そんなちょっと「わかっちゃった感」の観客を驚かせる衝撃のラスト。 少なくとも映画見てるときにあのラストの意味が分かる人っていないと思うんですよね。 謎の磁気雲を経由すると先にあの惑星に向かった人間ほど後に着くという時間逆行があるわけですが、反対方向にもそれが効いてて、主人公より後にあの星を出た猿将軍がはるか過去の地球に到着。で人間を駆逐した…って意味なんでしょうけど、映画中にもっとそのあたりを説明してくんないと映画を観た客はポカーンですわ。 まぁツッコミどころ満載のファンタジーってことで。[地上波(吹替)] 4点(2017-10-14 00:28:57)《改行有》

549.  マイ・インターン 《ネタバレ》 例えばホリディとか古くはファミリーゲームとかがそうなんですが、とにかくナンシーマイヤーズの映画は内容の深掘りだとか何かそういう肝心なとこが足りない映画が多いのです。 基本的にハッピーエンドが多いのですが、そこまでの展開が浅いので、そのハッピーもなんか安直で底の浅いものにとどまってしまうのです。 とにもかくにも事件は解決してハッピーエンドで終わる事で鑑賞後の後味自体は悪くないのですが、しかしそれだけ、と言った印象。 コメディにジャンルされる映画が多いわりに、コメディ映画の基本も抑えてない(笑いをとりにいくべきところで取らない)演出も多く、そっち方面でも中途半端。 まぁそんな監督が撮ってる以上大きな期待もし辛いわけですが、しかしこの映画に関してはコメディシーンのポイントはそれほど悪くなく、また人物に関する描き方も今までの映画よりは深く描かれていて、そういう意味では以前の映画よりは評価できるものになっていたと思います。 とはいえ、この監督ならではの都合のいい(人に厳しくない)ストーリー展開は相変わらずで、たとえば話の最後に浮気してた旦那が「自分が悪かった」と戻ってくるとこなんか、いや現実でそんな風にはまずなりません。 もしあぁいう事が実際にあるとすれば、たぶん、旦那が浮気してたママ友と体の相性が悪い事に気づいたとか、なんかそういう旦那側から見ての(都合のいい)計算した理由があるはずなんです。それが現実です。でもそういう事は残念ながらこの映画では描かれません。 いくらハッピーエンド大好きな僕でも、自分の実際の過去恋愛経験を鑑みて「こりゃファンタジーのレベルだろ」と思うような展開はさすがにちょっと覚めちゃうんですよね。 つか、そこまでハッピーエンドにしたいならそもそも不倫させる流れではない、もっと自然な別の事件を仕込めばいいと思うんです。 生きてく上ででイベントなんてたくさんあるわけですから無理して不倫をぶっこむ必要はないし、そもそも不倫は夫婦危機の題材として一番安直だから逃げにすら映ります。 と、まぁナンシーマイヤーズらしい底の浅さは映画中にいろいろ垣間見えたわけですが、しかし今回主演のアンハサウエイとデニーロの相性はなかなかに悪くなく全体としては感じのいい映画ではありました。 あと、デニーロが運転する車で女社長の指示に従わず「こっちの通りを行った方が早い」というシーン。 2016年までは問題ない普通のシーンだったんでしょうが、2017年の夏以降に見た日本人は、例の豊田議員の「ちがうだろーーーー!!!」の声が絶対に頭の中で響いてしまう事でしょう。悲しい話です。 つか運転と言えば注意された運転手が途中から急に行方不明になるんですが、あれはなんでしょうか、社長に取り入るために裏でこっそりデニーロが始末してた?とか思ったんですが、違うんでしょうか? そうでもなければ急に姿を消す理由がわかんないし、デニーロが演じるキャラならそれくらいやりかねません。そして最後は会社を乗っ取るのです。やるなデニーロ。[映画館(字幕)] 7点(2017-10-11 13:45:33)《改行有》

550.  デルタ・フォース(1985) 《ネタバレ》 古き良き時代のナンセンス娯楽映画。 デルタフォースというと実在するアメリカ陸軍の部隊を思い出すし、映画中でもどうもその部隊を扱ってるようなんだけど明らかにチープで失笑しか出ない。 隊長がミサイル満載のバイクで走り回って敵を粉砕するとか、もはやお笑いでしかないでしょ。 馬鹿映画だからダメかっていうと、そういう事ではなく「中途半端に馬鹿映画」だからダメ。 設定とか一部のストーリーとかは社会情勢を踏まえた真剣な物だからこそ「ばんばんミサイル発射できる秘密兵器バイクで爆走」なんか出されてもアレルギーしか出ないわけですよ。 こういうストーリーの映画は「ガチ」か「ところん馬鹿」のどっちかでないとダメで、この映画はそのへんがほんと中途半端でダメダメです。[地上波(吹替)] 3点(2017-10-04 13:12:17)《改行有》

551.  7つの贈り物 《ネタバレ》 あまりにも予想通りのラストに向けてまっすぐに物語が進んでいきます。 一応ラストでいろいろ種明かしされるわけですが、そもそも途中の伏線その他で「多分そんな事なんだろうな」というのは見ている人には誰でもわかるわけで、つまりお話にはなんのサプライズもないわけです。 そうなると極端に言えば「途中から先は見ても見なくても同じ」という状況になるわけで、この偽善的予定調和の映画に素直に感動することがやや難しくなってくるわけです。 そうですよね、自殺しますよね、としか。 ウディハレルソンとかロザリオドーソンとか個人的な好きな役者も多いですし、決して悪い映画ではないと思うんですが、感動系映画のくせにあまりにもそのまんますぎるストーリーが感動する事を難しくしてくれている残念な映画です。[地上波(吹替)] 5点(2017-09-29 23:04:49)《改行有》

552.  亜人 《ネタバレ》 さて、この「亜人」 そもそも私オリジナルの亜人自体をさして面白いと思ってない人なので、原作フアンがこの映画を観た場合とはやや印象が異なるかもしれない事を先にお断わりしておきます。 先週のドリームに引き続いて一橋ホールでの試写会で鑑賞。 試写会に行く前、偶然この映画についての佐藤健のインタビューを読んだのですが、「アニメ版で主人公役の宮野真守(今回の映画ではナレーションとIBMの声役)の芝居を参考にして演じた」的な事を言ってたのです。 「なるほどアニメ版に寄せたわけね」と思って映画を観てみると、実際は佐藤健よりもはるかに綾野剛の方がアニメの佐藤さん役大塚芳忠に寄せてました。 おかげで中途半端なコスプレ物まね演義みたいになってる…と思ったのは僕だけでしょうか? まあ先行してアニメ版が存在する以上、芝居がそれに影響を受けるの避けられないところなんでしょう。 さて今回の映画版、109分という短い時間にまとめるために、設定変更&登場人物もエピソードも整理して高層ビルの攻防(原作でのフォージ安全戦)にクライマックスをもっていくようにストーリーを再構築しています。 登場人物のバックボーンだのなんだのが大きく整理されているため、例えば主人公の永井圭の性格付けはオリジナルとはだいぶ違うものになっています。 というか彼がどんな人間なのかが映画を観ていてもよくわからないため、冒頭でいきなり佐藤さんと敵対するシーンもぶっちゃけその動機付けがよくわかりません。 登場人物のバックボーン的なものが描かれないのはこの映画全体の特徴で、主役級で言えば厚労省の戸崎&下村あたりに至ってはいったいどういう人間なのかが最後まで観ても全くわかりません。 しかしこれは、109分という短い映画の尺をアクション娯楽映画として徹底しようと割り切ったから…と考えると、個人的にはありじゃないかと思います。 映画の尺的にとてもじゃないけどそんなとこを描く暇がないからです。 ちょっと気になったのは、近年作られている多くの映画からネタをぱくってきたと思しきシーンが散見される事で、たとえばラストシーンは、明らかにアメリカのダークヒーロー物の1作目あたりを非常に意識しているのが明らかです。 そういうシーンが多くみられる事で、映画全体から安っぽい既視感を感じてしまうのはちょっといかがなものでしょうか。 さて映画用に整理再構成されたストーリーについて。 全体としてやや説明不足な点がある反面、冗長に思える原作エピソードがぶつ切で投入されていたりもして、やや整理しきれていない印象を受けるのですが、クライマックスに向けて映画オリジナルのいくつかのアイデアも投入されていてアクション娯楽映画として割り切ったシナリオとしてみると決して悪くないと思います。 伏線の処理も非常にわかりやすく誰が見ても困らない娯楽映画を目指したんだろうな、というのが伝わります。 (とはいえ、腕切断→復活は伏線と呼ぶには露骨かつわかりやすすぎてさすがにちょっとシラケるレベルですが) IBMの雰囲気は日本映画にしてはよく描かれていて、これもアニメ版を参考にしたのかな…と思ってクレジットを観ると、そもそもIBM部分の製作はテレビアニメを制作したポリゴンピクチャの担当でした。 同じとこが作ったんならそりゃアニメ版によく似てるのは当たり前ですね。 全体としてはぼちぼちの出来のアクション娯楽映画。 ただ原作フアンは怒るかもしれません。 もう一つ、映画中には女性向けのサービスシーンがいくつか存在し、試写会終了後の周りの女性客から漏れ聞こえる会話からしてそのサービスシーンはおおむね好評のようでした。ですから女性が観ると加点されるタイプの映画かもしれません。 あと、些細な事ですが、鈴村健一がテレビのキャスター役で役者として登場しているのはうれしいシーンでした。 鈴村健一は、仮面ライダー電王でリュウタロス(声)を演じていた人で、佐藤健とは電王以来10年ぶりの競演ですからね。 他にエンドクレジットには(顔出しの枠と思えるところに)森功至の名前などもあってびっくりしたのですが、一体どこに登場してたんでしょうか…[試写会(邦画)] 6点(2017-09-26 23:39:26)《改行有》

553.  クイック&デッド 《ネタバレ》 まだサミライミがサムライミだったころに撮ったB級娯楽西部劇 出演陣の豪華さからは想像もつかないB級感だけど、これがなかなか悪くない 敵と戦うためにトーナメントで勝ち上がって…という基本設定は、格闘技系の映画なんかではめずらしくないんですが、西部劇ではオンリーワンじゃないかしら。 なにしろ西部劇で早撃ち勝負となると参加者が死んじゃうからね 参加者が優勝者以外ほとんど死んじゃうんじゃ、次回開催もあやういわけでそんな大会行われるわけがない。 しかしそれが行われるのがこの映画。なんてこったい。 みんな気軽に参加しすぎだろ! そしてそのゲスなストーリーにはサムライミの大仰で漫画チックな演出がぴったり。 サムライミはやっぱこうじゃないと!って感じでなかなか楽しめる娯楽映画です、はい。[地上波(吹替)] 7点(2017-09-22 23:51:04)《改行有》

554.  ドリーム 《ネタバレ》 ケビンコスナー演じる気概溢れる上司、ハートがイケメンな宇宙飛行士、自覚なき差別を振りかざすキルスティンダンスト、そしてキャサリン直上のステレオタイプでわかりやすい嫌なリーダー…と何しろそれぞれの役どころがわかりやすすぎるのがまずこの映画を成功させている一因。 「この人はどんな人なんだろう?」なんて悩む必要ナッシング! 劇中には良い奴と嫌な奴しか存在せず、そして嫌な奴は最後は折れるという安心の展開に観客は喝采を送るわけです。 キャストがわかりやすければ演出もわかりやすく、例えばそれまでずっとキャサリンが走り回されていた「白人棟」と「黒人棟」の間を、いざキャサリンが求められたときについにそこを逆に白人男性が走るっていう。 いやぁなんてわかりやすい演出なんでしょうか。 そして、そういうわかりやすい演出、わかりやすいキャラクターで描かれる物語だからこそ、この物語は誰でもが理解できて誰もが喝采を送れる素晴らしいものになっているんだと思います。 またこの映画のようなテーマを扱う場合、とかくシリアスで重苦しい話になりがちですが、私のようにその手の映画を「つまらない」と嫌う人間もいるわけで、そういう人でも広く楽しめるように作ったことはすばらしいと思います。 私は試写会で観たのですが、上映後、客から自然に拍手が起きていました。 試写会のあと拍手が起きる事はごく稀にあるのですが、しかしとてもめずらしく(20本に1本程度?)、本当にいい映画でしかそんな事は起きません。 その事実だけを見ても、この映画が多くの人に受け入れられる本当にいい映画だという事がわかると思います。 このような素敵な映画が沢山作られ、それを多くの人が観てくれることを切に願います。[試写会(字幕)] 9点(2017-09-20 14:36:41)(良:1票) 《改行有》

555.  そして父になる 《ネタバレ》 「そして父になる」というタイトル通りの映画で、主人公が人として成長する物語 主人公がステレオタイプのイヤな感じの優秀仕事人間で、最近では暴言の豊田議員(ちょっと前だとワタミの会長)あたりを連想させる人間なのですが、その主人公が自分より下に見ていた人たち(というかこの人はすべての人を下に見てるわけですが)からいろいろ教えられて人間らしさを知っていく話なわけです。 ある意味テレビ版エヴァのような「僕はここにいてもいいんだ」「おめでとう」的な話ですね。 しかし「三つ子の魂百まで」ということわざにもある通り、人間の本質はそうそう変わるものではなく40年積み上げてきた人間性が今更大きく変わるわけもないわけで(私も50年以上生きてるのでそれくらいの想像はつきます)、おそらくこの数年後には再度問題噴出、離婚(しかも嫁から突き付けられる)にいたる…というのが透けて見えるわけで、そのあたりなかなか微妙な映画であります。 映画のストーリーは、正直言って正解がどこにもない非常に難しいものですから、どこに着地したとしても「まぁそれもあるよね」としか言いようがないものになってしまうわけで、そういう意味ではストーリーはどうでもよくて、結局ただひたすら主人公の成長を見守るだけという、映画を観る前に想像していた内容(取り違えた子供をどうするかの葛藤がメイン)とは全然違うテーマの映画だったのでそこはちょっと驚きましたが、しかし先に書いた通りタイトルではきちんと映画のテーマを説明してくれているので、これは僕が悪かったといえます。[地上波(邦画)] 6点(2017-09-18 21:15:40)《改行有》

556.  劇場版 魔法少女まどか☆マギカ [後編] 永遠の物語 絶賛されたテレビシリーズについては放送中リアルタイムで見ていたのですが、なぜこのありがちな厨二病設定が絶賛されるのか全然理解できず、たぶんこれを喜べるのはなんでも感動できる若さって事なんだろうな、と思いながら観ていたわけです。 さて、この劇場版についてはBSで放送されていたのを録画はしたもののずっと放置していました。 そりゃそうですよね、テレビ版をさして面白いと思わなかったわけですから、その総集編である劇場版を面白いと思うとはとても思えません。 しかし、そうは言ってもまとめて視聴することで改めて何か発見があるのかな、と思って数年の時を経て観てみたのですが…結果的には何もなし。 雰囲気だけはそれっぽくしてわざとらしく鬱っぽい展開にした厨二アニメという印象をさらに強くしただけ。 それ以上でもそれ以下でもないっていう。 で、ここのレビューをいくつか読んでいたのですが、あにやんさんのレビューが自分の感覚をよく代弁してくれていたので、あとはあにやんさんのレビューを読んでいただければ個人的には十分です、はい。[CS・衛星(邦画)] 5点(2017-09-16 12:47:43)《改行有》

557.  ウォーターワールド 90年台を代表する大ゴケ映画として有名な作品ですが、この映画の悲劇はどっちつかずの基本スタンスにあると思うんですよね。 「マッドマックス」に代表される世紀末物の設定を地球温暖化に変更しただけの陳腐な設定の元に描かれる娯楽アクション巨編なわけですが、同種の北斗の拳の例を見るまでもなく、この世界観であれば「バイオレンス」がその基調となるのが普通なわけです。 実際、キャラ設定やデザインは世紀末バイオレンス感満載なのです。観ている側だってバイオレンスを意識します。 しかし、その反面ユニバーサルリゾートでアトラクション化される事を明らかに踏まえた舞台設計等でわかる通り、この映画の対象はファミリー&子供むけなのです。 前半の襲撃シーンを観ても、その映像はアトラクションにしか見えません。映画の映像そのままアトラクションにできそうなくらいにアトラクション的なのです。 なぜそんな映画をバイオレンス風にしてしまったのか… 一見バイオレンス風でありながら、実際はただの家族向けアトラクション映画。 たとえば、しょーもない敵ボスが最後に死ぬシーン、あれ明らかにファミリー向けアトラクション映画ならではのシーンです。 バイオレンス物だとあんな死に方はないですよね。 一事が万事この流れで、とにかくバイオレンス風に見えてファミリー映画という根本的な矛盾がこの映画全体のスタンスをわけのわからないものにしていて、結果として突っ込み放題、文句つける気になればいくらでも文句つけられるような映画にしてしまっているのです。そしてその結果が世間のこの低評価。 まぁ細かいめくじらをたてずあまり大きな期待もしないのであれば、ごく普通のB級娯楽映画として6点くらいの出来だと思うのですが…そう割り切るには大作すぎるんですよね、この映画。大作映画には大作映画としての評価がありますから、それもあって一般的にこの映画の評価は厳しいものが多いんだと思います。 それから、初めて午後のロードショウで日本語吹き替え版を見たのですが、なんとヒロインであるヘレンの声が「松本梨香」で彼女が連れているエノーラの声が「大谷育江」 そんな組み合わせダメです! こういうあまりに有名な組み合わせは、どうしてもその色が強すぎるため映画と関係ない余計な事が頭に浮かんでしまい映画に集中できません。 「いけエノーラ!10万ボルトだ!」「エノチュー!」なんて余計な事を考えていると映画のストーリーが頭に入ってこないのです(当たり前)。 吹き替えのキャスティングにはもう少し気を配っていただけないものでしょうか。 映画自体の公開はポケモンのアニメより前ですが、この吹き替えはポケモンのアニメ放映から7年がすぎた2002年に録音されたもの。しかもテレ東で。 もはや確信犯ですよね、これ…[CS・衛星(字幕)] 6点(2017-08-25 00:23:40)《改行有》

558.  シャッフル(2007) 《ネタバレ》 なんなんでしょうか、映画のあらすじとか設定だけを聞いていればわりと面白そうなのに、最後まで観てもずっといまいちなままの非常に残念な映画です。 そもそも映画として何がしたかったのかがわからないのが致命的で、最後まで映画を観ても結局何のために1週間がシャッフルされてたのか、なぜループから脱出したのか等々ぜんぜんわかりません。 サスペンスなの?SFなの?ミステリ??なんなのこれ?哲学的に何か語りたかったの? とにかく映画の方向性が絶望的なまでに行方不明で迷い道くねくねです。 必然的に劇中いろいろな伏線が出てきたりするわけですが、少し深く考えると、なぜなの?、とか。矛盾あるんじゃね?とか思えてしまう事もしばしば。 しかしそれも「まぁこの程度の映画だから別にどうでもいいか」と流してしまうわけで、映画を最後まで観てもまぁこの程度の映画だから細かい事はどうでもいいか…としか思えなくなってしまいます。 全体的に残念なこの映画に一つだけいい点があるとすれば、こういう複雑な構成の映画はシナリオをきちんと練り上げてから撮らないと大けがをするという事をこれから映画を撮る人に教えてくれる反面教師として非常にいいサンプルになれる事でしょうか。 どんなものにも取柄はあるものですね。[地上波(吹替)] 5点(2017-08-16 15:37:50)《改行有》

559.  ブラッド・ワーク 《ネタバレ》 小説を映画化する場合、そしてそれがミステリー系である場合、結構難しい問題が発生します。 一つは映画の尺に合わせて登場人物やエピソードを整理する必要があること、そして登場人物に実際に役者をキャスティングしなくてはいけない事です。 それが文字だけで書かれた小説であれば、真犯人を多くの人物の中に埋没させる事はそれほど難しくありません。 しかし、映画となると登場人物やエピソードが整理される事によりどうしても真犯人が目立ちやすくなりますし、しかも真犯人にはそこそこ知名度のある役者がアサインされるのが普通です。 この映画であれば、スピードで主人公のバディ(途中は後方支援で、映画後半で死ぬ)役をやっていた彼です。奇しくもこの映画でも「バディ」だと主張する彼です。映画全体でみればかなり有名な方です。 さてこの映画を観ている途中「真犯人は誰かいな?」と普通に考えてみると、配役とキャストから考えて、一人しか犯人候補がいないという悲劇的状況に気が付いてしまうのです。しかもかなり早い時点で。 ミステリにおいて真犯人がだれか早々に気づいてしまう…これはミステリとして相当な悲劇つか致命傷です。 そして残念ながらこの映画では映画を半分も観れば真犯人が誰かについては(相当なおバカでない限り)ちょっと考えれば誰でもわかってしまいます。 この時点で映画の面白みは半減です。犯人が誰かがわかってしまえばそこから逆算して動機などを考える事ができますしね。 小説だったらもうちょっと彼を目立たない存在にできるわけで、うまくワンノブゼムにすることができると思うのですが、残念ながら映画ですからどうしても彼がある程度目立ってしまいます。 これはもう、これが映画である以上しょうがないのかもしれません。 というわけで原作未読ながら映画の構造だけで早々に犯人がネタ割れしてしまう本映画。 まぁそれなりに最後まで面白く観る事はできますが、しかしどうしても高得点はつけづらいのです。[地上波(吹替)] 6点(2017-08-16 15:32:37)《改行有》

560.  ハルク ハルク好き、あるいはマーベル好きの人には申し訳ないのですが、「全身緑でムキムキのパンツ一丁の男が暴れまわる」というハルクのコンセプトは21世紀にはもうオワコン。コンテンツとして無理があるのではないでしょうか。 特にこの2003年版ハルクは、後のイン(略)ハルクと比較してもハルクの造形が極めて漫画チックであり、個人的には失笑の対象にしかなりません。 だって全裸で緑でパンツ一丁でしかもムキムキなんだよ…失笑以外の感情を持つのは僕には不可能です。 で、失笑レベルの主人公を起用した時点で、そこにどんな物語を紡がれても全く頭に入ってきません。 映画の途中、ときどき入ってくる画面マルチ分割などを利用したおしゃれ映像は、おそらくコミック的な演出を狙ったものだと思いますが、そういう意味では成功していると思います…が、何しろ主人公のコンセプトがあれすぎて、そういう事のすべてがどうでもいい事にしか思えないのです。 多分世間が「フランケンシュタイン対地底怪獣」のころのメンタリティならこのハルクはめちゃくちゃ面白く観る事ができたと思うのですが、残念ながらそこから50年もたっていますし僕ももう大人(つか老人)です。 (つか「フランケンシュタイン対地底怪獣」のころ僕はまだ1歳なので映画を観るもなんもないんですが) 21世紀にハルクは無理、それが僕の結論です。[地上波(吹替)] 4点(2017-08-16 15:26:32)《改行有》

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