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プロフィール
コメント数 2258
性別 男性
ホームページ https://twitter.com/BM5HL61cMElwKbP
年齢 52歳
自己紹介 あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。

2024.1.1


※映画とは関係ない個人メモ
2024年12月31日までにBMI22を目指すぞ!!

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541.  コマンドー 自分の中では、TV放送をしていると必ず見てしまう作品の横綱です。見所はなんと言ってもシュワの問答無用の能天気アクションですが、前半のタイムリミットを意識させる展開もなかなか良いです。終盤、敵地へ乗り込む前、武器を次々と装備する場面にうっとり。敵役があまりにショボイのはマイナスですが、シュワ作品特有の安心感が、何度も観てしまう理由かもしれません。(んっ?それは長所か?)思い切って8点です。[地上波(吹替)] 8点(2006-05-12 19:45:19)

542.  未来世紀ブラジル 情報管理された近未来社会を描いていますが、社会風刺、コメディ、恋愛、精神世界の要素が混在しているジャンル不定の作品です。中でも独特なアナログ風テクノロジーと社会風刺の描写が先ず目につきます。物語前半はこの作品の楽しみ方が掴めず戸惑うかもしれませんが、終盤は怒涛のたたみかけに圧倒されます。エンディングは呆然と眺めるしかありませんでした。個人的に、社会風刺はあまり好きではないのですが、コメディの部分は文句なくはまりました。とくにデ・ニーロ出演部分や伝書人間のくだりは大好きです。全体を通じて手放しで面白いわけではありませんが、すぐにもう一度観たくなりました。ラストカットは紛うことなき名シーンです。万人受けはしないと思いますが、言い表せない魅力を持っている、リメイク不可能な異色作です。[DVD(字幕)] 8点(2006-05-08 17:47:46)

543.  紅の豚 宮崎駿監督が自らを描く場合、時々使う豚がそのまま主人公となった本作。何故豚を主人公にしたのでしょうか。見た目全然かっこよく無い豚。ところが作品中ではとてつもなくかっこよく見えます。あの声はほとんど反則技です。かっこよくない豚=さえない中年(監督自身も含めて)を、見た目だけで判断するな、人生長く生きてきたってことはそれだけでカッコイイんだと言いたかったのかもしれません。豚を主人公にするあたり実に宮崎監督らしいチョイスですし、豚の方が逆に照れくさく無く物語を進められるのもわかります。アニメである以上、子供受けという点も計算に入れなければならないことも判ります。それを承知で言いますが、普通の中年のおっさんを主人公にして勝負して欲しかったです。やっぱり豚キャラを主人公に据えるのはずるいと感じてしまいます。それでも、メッセージに押し付けがましさが無く清涼感の残る佳作だと思います。[ビデオ(邦画)] 8点(2006-05-06 02:44:34)

544.  クレヨンしんちゃん ヘンダーランドの大冒険 自分も「オトナ帝国」「戦国大合戦」からクレしん映画に入りました。そのため本作には「本来あるべきクレしん映画」というものを見せてもらった気がします。構成自体はまさしくオトナ帝国のそれですが、こちらは純粋に子供が楽しめる作品だと思いました(大人ももちろん楽しめます)。ここぞという場面で思い切りギャグに走るあたりも非常に好感が持てました。あと、映画シリーズおなじみの芸能人ですが、本作の雛形あきこさんは違和感なく物語に溶け込んでおり(意味のある登場の仕方)、その点でも良かったと思います。清々しい気持ちになる作品はいいものです。[ビデオ(邦画)] 8点(2006-04-30 18:05:06)

545.  Mr.インクレディブル 「ディズニーアニメ=大人が子供に見せたいアニメ」という先入観があったため、本作も長らく未見でした(なんかウソくさいのが嫌なので)。ただ、他のディズニー作品とはちょっと様子が違うかなと思い観てみたのですが、これがむちゃくちゃ面白い!前半と後半の緩急の付け方といい、問答無用のスピード感、迫力あるアクションシーンといい、家族愛といい、不覚にもちょっと涙が出てしまいました。エンドクレジットも洗練されており、久々にDVD鑑賞でありながら最後まで観ました。日本語吹替え陣も良く、違和感はありません。極上のエンターテイメント作品だと思います。ただ、こういう作品に出てくる日本人(?)ってホント嫌な描かれ方をしていますね。それが残念です。[DVD(吹替)] 8点(2006-04-30 03:19:24)

546.  ティム・バートンのコープスブライド 表のヒロイン、コープスブライドがなんといっても魅力的です。頭蓋骨には虫が喰い、ところどころ白骨化していても、悲しい位に明るく主人公を想う姿に心動かされます。彼女が表のヒロインだとすると、裏のヒロインは没落貴族の娘、ビクトリアです。彼女は気位ばかり高くイヤミな両親から生まれたとは思えない、とても純朴な娘です。彼女の一途な想いにもまた心動かされます。死者の世界が「表」、現世が「裏」というところが、この作品のキーポイントです。死者の世界のほうが色調も明るく、楽しい感じで描かれているのに対し、現世のほうは暗く陰気に描かれています。この対照的な世界がビクターと観客に問いかけます。「楽しいが悲しみを秘めた死者の世界」と「あなたがいるべき陰鬱な世界」、あなたはどちららを選びますか?と。美しすぎるエンディングが忘れられない作品です。[映画館(字幕)] 8点(2006-04-25 17:54:12)

547.  ソウ 《ネタバレ》 とにかく設定の勝利。密室に閉じ込められた2人の男と1つの死体。脱出するために残されたヒントとアイテム。エンディングの一瞬まで非常に練られたストーリーでかなり面白いです。惜しむらくは、「タイムリミット」という緊張感を煽るために最も有効なアイテムが生かしきれていないことでしょうか(残り時間を示す描写があまりにも弱い)。それでもエグイ表現が大丈夫な人にはお勧めしたい作品です。(以下ネタバレを含みます。ご注意ください。)最後のどんでん返しには、素直に驚きました。そのための伏線も見事です。ただ、ジグソウに好意的であったであろうゼップを巻き込んだのは明らかにゲームの品を落としています。ただ、それ以上に結末の面白さの方が勝っているのは凄いことです。なおタイトルの付け方は秀逸だと思いました。[DVD(字幕)] 8点(2006-04-24 23:16:38)(良:1票)

548.  風の谷のナウシカ この作品、子供のとき大好きでした。今に至るまで何度も何度も観てきました。根底に流れる「自然保護」というテーマは、以降の宮崎作品でも一環して主張されているものです。これを「説教くさい」と取るか「素晴らしい」と取るかで作品の感じ方が大きく変わってくると思います。自分の場合、子供時代の感じ方は後者で、今観ると前者の割合が大きいかなといったところです。また「宮崎アニメ=最高のエンターテイメント」という想いが強いため、その部分で物足りなさを感じます。それでも「子供のアニメ」を「一般大衆のアニメ」に押し上げたのは紛れも無くこの作品だと思います。純粋にこの作品を楽しめるのは素敵なことなのかもしれません。[ビデオ(邦画)] 8点(2006-04-24 01:34:10)(良:1票)

549.  情婦 2006年製作「情婦」(ソフト・オン・デマンド)だったら、お店で作品を手に取る可能性大ですが(笑)、モノクロ作品でこのタイトルではまず手にとることは無かったと思います。内容がわかればこのタイトルも悪くないと思いますが、邦題って本当に重要だと思いました(最近邦題で腹が立ったので、つい書いてしまいました)。ストーリー自体はよく考えると悲惨なものなのですが、鑑賞後の後味はとても良いものでした。「小気味よい」という感じです。撮影技術も含め、この時代だから撮れた佳作だと思います。この作品に出会えたのはこのサイトおよびレビュワーの皆さんのおかげです。皆さんに感謝です。[DVD(字幕)] 8点(2006-04-21 18:50:10)

550.  ギルバート・グレイプ 夢を持つことは素晴らしい。青年は夢に向かって進むべきだともいう。だが本作の主人公は違う。きっと彼にも夢はあっただろう。何もかも捨てて夢を追う選択肢もあったはずだ。しかし彼はそれを選ばなかった。知的障害のある弟、病的肥満の母親が彼の足かせになったのだ。昨日と変わらぬ今日を生き、今日と変わらぬ明日を生きる。その繰り返しの毎日。そんなある日、旅の途中の少女と彼は出会った。自由に生きる少女。彼女に惹かれたのは必然だったのかもしれない…。彼女との出会いが、彼の心を少しづつ自由にしていく。だからといって彼の足かせが無くなる訳ではない。これからも現実と折り合いをつけて彼は生きていくのだと思う。ただラストシーンの彼の笑顔を見ていると、きっと今日と違う明日が待っている。そういう気がしました。 [DVD(字幕)] 8点(2006-04-20 23:26:53)(良:1票) 《改行有》

551.  エイリアン2 個人的には前作より本作の方が好きです。展開にメリハリがある。特に序盤の組み立て方は上手いと思います。SFアクション大作として十二分に楽しめる。ただ、『エイリアン2 完全版』を観ると、本作では物足りないです。完全版未見の方は、ぜひご覧ください。コクが違います。[地上波(吹替)] 8点(2006-04-20 12:59:19)

552.  ゴッドファーザー これだけ有名で、かつ評価の高い作品にもかかわらず、なかなか観ようという気になりませんでした。ちょっと退屈かもしれないなと思って敬遠していたからです。実際、本作には、笑いも、涙も、アクションもありません。手っ取り早く面白い要素がないのです。しかし、めちゃくちゃ濃い!こんなに濃いと思った作品は今までありません。これぞ大河ドラマです。鑑賞後はどっと疲れますが、観ている間はまったく時間が気にならないぐらい引き込まれます。マーロン・ブランドの紙ヤスリボイス(コピーライト伊集院光)とあの有名なテーマ曲は一生忘れることは無いでしょう。続編2作もすぐに観てしまいました。所詮はマフィアの話と思わずに、ぜひ1度ご覧いただきたい。ただし、2度見るには心身ともに余裕がない無理かもしれません。[DVD(字幕)] 8点(2006-04-19 20:00:02)

553.  真夜中のカーボーイ 未知だから、若いからできる事がある。大人から見れば、それは無謀なこと。悪いことは言わないからやめておけ。だが若者には夢がある。だから旅立つ。それがあまりにも甘く世間知らずな夢だったとしても。本作の主人公の夢は、ジゴロとして生活すること。田舎では無理でも都会ならそれが叶うと信じていた。しかし待っていた現実は…。あまりにも苦く、切ない若者の生き方を愛情にも似た「男の友情」と共に描きます。物語冒頭の未知な主人公の笑顔と、エンディングで人生の苦さ、又素晴らしさを知った主人公の表情の違いを見て欲しい、心に残る作品です。[DVD(字幕)] 8点(2006-04-19 18:25:44)(良:1票)

554.  スクール・オブ・ロック 《ネタバレ》 本作はジャック・ブラックに尽きます。彼のテンションの高い演技を楽しめればOK。歌も上手く、ちょっと過激な西田敏行みたいです。子供達をロックに巻き込んだ理由が、“子供たちのため”ではなく、“主人公のエゴ”である点を明確にしているところが好きです。偽善的(他人のためと見せかけ、本当は自分のため)な事柄が多い昨今、潔くて好き。多分に結果オーライ的な部分はありますが、それはこの際置いときましょう。いつだって一番大切なのは自分。自分を大切にした結果、他人もハッピーになる。コレが最高です。あと、ステージにはスタッフ(裏方)がとても重要なんだよ、という描写を入れているところが素晴らしい。ちょっとしたことですが、このへんの気配りに、ロックへの愛を感じます。ときどき無性に観たくなる楽しい作品です。[CS・衛星(字幕)] 8点(2006-04-16 02:19:16)

555.  キング・コング(2005) 単純に面白かったです。長尺ですがテンポ良く、またアクションシーン満載で進むため、時間はまったく気になりませんでした。「カリオストロの城」や「未来少年コナン」等初期宮崎駿作品のアクションが好きな人にははまると思います。NワッツやJブラックの演技も流石の芸達者ぶりで文句無しですし、コングも非常に魅力的でした。CGの弱さは否めませんが、自分はさほど気になりませんでした。娯楽作品として肩の力を抜いて観るには一級品だと思います。[映画館(字幕)] 8点(2006-04-15 09:18:01)(良:1票)

556.  戦慄怪奇ワールド コワすぎ! 《ネタバレ》 邦画モキュメンタリーホラーの第一人者、白石晃士監督作品。聞けばOVシリーズの劇場版だそうで。白石監督といえば、個人的にはZが付く前のももクロちゃんが『シロメ』でお世話になっており大変感謝しておりますが、作品の評価はまた別の話。積極的に探して観る程ファンではなくずっとナチュラルにスルーし続けてきました。今回鑑賞したのはたまたま。観終えてから監督名を確認した次第です。 率直な感想は予想以上に面白い。いや一周して面白い!でしょうか。 POVモキュメンタリーなのにしっかりオカルトSF。劇場版プリキュア要素までぶち込む悪ふざけ。胡散臭いのにドラマは熱いという謎仕様。さらにツッコミ待ちのボケなのか奇妙な描写がちらほらと。 例えば赤い女。手に持つ武器は何処で手に入れたのですか?ナタや包丁ならいざ知らず、ククリナイフってマニアックな。黒い男の所持品を奪ったのでしょうか。ちなみにアップで刃があるようには見えず、毎度事件でお馴染み「バールのようなもの」ならぬ「ククリナイフのようなもの」の可能性あり。服を切ってたから刃があるって?刃があっても、あれで服が切れるわけないですやん。ウソですやん。むしろ赤い女の超能力ですやん。「ククリナイ フ」ではなく「ククリナイフのようなもの」だとするとコスプレのプロップか何か。このあたりはフェイクとはいえドキュメンタリーなら拘って欲しい細部かと。でも武器にならない武器を持っていると思えば、赤い女がより不憫に見えるかもしれません。極めつけは宙に浮かぶ異型の者。おそらく赤い女が宿したものの、産まれ落ちる事なくこの世を去り物の怪に転生した子。赤い女と共に次元の狭間を彷徨う内に世界を破滅させるほどの力を身に着けたのでしょう。うーん。何だそりゃ。ここで問題なのはビジュアル面のクオリティです。ディープフェイクで本物と見紛う偽動画が出回る昨今、あまりと言えばあまりな出来栄え。単に低予算だからでは済まされぬ監督の明確な意思を感じずにはいられません。かつて『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』がガチ過ぎて本物か偽物か物議を醸した事を反面教師に、一見して偽物と判別できる低品質なCGをあえて採用しているのだとしたら・・・。監督の高いコンプライアンス意識に脱帽するより他ありません。要するにエンターテイメント万歳ってことです。ストレートにホラーとして楽しむ(怖がる)のではなく、斜に構えて面白がる作品なのは間違いなさそう。それがモキュメンタリーホラーの正しい鑑賞作法であります。[インターネット(吹替)] 7点(2024-05-25 19:27:42)(良:1票) 《改行有》

557.  宮松と山下 《ネタバレ》 香川照之が記憶喪失の役者というとまるっきり『鍵泥棒のメソッド』ですが、本作の場合コメディ要素は皆無です。淡々と綴られる日常。その全てが映画の中のよう。なぜ男は記憶を失ったのか。というより、なぜ記憶を失う必要があったのか。不意に、いやいや、訪れるべくして訪れた「宮松が山下を取り戻す瞬間」をどうぞ見逃さないでください。さすが名優香川照之の演技力。必見です。 ところで主人公の犯した「罪」の重さとは如何ほどでしょうか。法律というより倫理の領分。状況がいまいち不明ゆえ観客が審判を下すことは出来かねますが、少なくとも男にとってはリセットボタンを押したくなる程に罪の意識があったのは間違いないでしょう。記憶を失っていた12年はいわば懲役刑のようなものか。いや現状から逃げ出し自身の罪と向き合っていない以上罪を贖ったとは言えませんし、そもそも罪は消えません。そういう意味では12年の歳月は懲役ではなく執行猶予期間が正しいかもしれません。ただ、そうであったとしても12年は長い。誰かが「大抵の問題は時間が解決する」と言っていた気がしますが本当にそう。究極的には寿命が来ればご破算ですし。山下が言う「家族の問題」は兄が不在の間に自然と解決したように見えます。実際のところは分かりませんけども。ただ傍目からみる分にはこれで正解だと思いますし、宮松も納得している気がします。 それにしても記憶喪失で役者を志す思考回路が興味深い。消えたアイデンティティを探す感覚でしょうか。あるいは自分が無いから何者にでもなれる理屈でしょうか。正直宮松は役者としては三流ですが、過去を取り戻した今、一皮も二皮も剥ける可能性大かと。やはり土台があってこそ人は跳べるのです。[インターネット(邦画)] 7点(2024-05-21 20:15:05)《改行有》

558.  最強殺し屋伝説国岡 完全版 《ネタバレ》 これまた『ベイビーわるきゅーれ』ファン必見!と言いたいところですが、あまり関係ないかも。本作の主人公、最強の殺し屋こと国岡が『ベイビーわるきゅーれ』で瞬殺された殺し屋と同一人物という確証もないですし。 それにしても阪元裕吾監督作品を観ていくと、伊能昌幸さんが如何に重用されているかよく分かります。勿論それも納得。格闘アクションのキレは絶品です。さらに凄いのは喧嘩の強さが全身から滲み出ているところ。顔つきと身体がもう狩猟民族のそれ。グラップラー刃牙が実写化されたらキャスティングされること間違いなしでしょう。そんな阪元監督にとって重要な手駒である伊能さんを『ベイビーわるきゅーれ』では端役で使っているのが何とも贅沢な話であります。 ちなみに本作はモキュメンタリー。作品ジャンルは、クライムでもなければサスペンスでもなく「コメディ」となりますのでお気をつけください。クライマックスの格闘シーンも北斗百裂拳のパロディと捉えて問題ないでしょう。[インターネット(邦画)] 7点(2024-05-08 00:15:36)《改行有》

559.  黄龍の村 《ネタバレ》 前半は堤幸彦監督風エセ民俗ホラーの笑い無しバージョン。後半は『ベイビーわるきゅーれ』の瞬殺モブキャラ男が実質主役のハイパーアクション。まるで『フロム・ダスク・ティル・ドーン』ばりの前後半別物映画でした。主要キャラクターまで交代制というのが面白い。前半で溜まったフラストレーションを後半でスッキリ解消。『ベイビーわるきゅーれ』のアクションが好きな方なら本作を問題なく楽しめると思います。[インターネット(邦画)] 7点(2024-04-22 23:51:35)

560.  ある閉ざされた雪の山荘で 《ネタバレ》 ネタバレしています。ミステリー作品です。未見の方はご注意ください。 「何だ雪山が舞台じゃないのか」から始まり「ビデオカメラで犯人探すミステリーとかありなの?」と終始訝しんだものの観終えてみれば納得。物語の構造も凝っていますし決して悪くありません。ただ釈然としない部分も。ネタバレ厳禁なので詳細は伏せますが、そもそも設定に無理があるような。 例えば本作では久我(重岡大毅さん)が探偵役をしています。でも初期設定上、仕込み以外の人は全員探偵役を買って出なくてはいけないのでは。そういう趣向のオーディション。でも彼以外誰も探偵らしい動きなどせずモヤモヤ。てっきり『名探偵登場』(懐かしい!)みたいな名(迷)推理合戦が見られると思ったのに。それにそもそも久我をこの場に呼ぶ必要ありましたか?一般的にミステリーで探偵が登場するパターンは「偶然」か「犯人があえて呼んだ」のいずれか。わざわざ探偵(部外者)を犯行現場に呼ぶなら当然目的があって然るべし。「目撃者、証人として」あるいは「本心では犯行を暴いて欲しかった」など。本作の久我はどれにも当てはまりま・・・と、ここまで書いて私は思い違いをしている事に気付きました。そう、久我こそがこの計画に最も必要な人物、キーパーソンではなかったのかと。もし犯人の思惑通りコトが運んだとして誰が得をするのかという話。一時的にあの人を満足させたたとしても、騙し通せるはずありません。いずれ嘘はばれるでしょう。あの人の「心」を救えなければ意味がないのです。それにはむしろ久我のような第三者の力が必要だったのではないか。水滸の中の人ではなく、外の人だから出来ること。彼に真相を解き明かしてもらい、いやあの人の心を解きほぐしてもらい、初めて目的が達成される仕掛け。そういう意味では久我にガチで推理力を発揮して貰う必要はなく、彼も仕込みの一員で良かったかもしれません。しかし、この説は否定しておきましょう。何故なら久我にはそこまでの演技力が無いから(失礼)。今まで彼は水滸のオーディションに受かっていません。彼が今回キャスティングされたのは、演技力ではなく人間性を買われたから。久我には初期設定どおり本気で探偵役(オーディション)を引き受けて貰ったのだと思います。もし期待通りに探偵役が出来なければ「アドリブ」で種明かしすれば良い訳で。みんなその辺は得意でしょう。久我とあの人を除く全員がグル(演技者)の可能性さえあると考えます。となるとやっぱり本作は「ミステリーではない」が正しいのかもしれません。 さて最後に結末について。綺麗に纏まった、そして驚きもある感動的なフィナーレで文句はありません。そうきたかという感じ。ただ私だったら全員を立たせてカーテンコールを受けさせたと思います。性格悪いですか。[インターネット(邦画)] 7点(2024-04-16 17:19:55)《改行有》

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