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プロフィール
コメント数 3268
性別 男性
自己紹介 監督別鑑賞作品数

成瀨巳喜男 69
溝口健二 34
川島雄三 41
小津安二郎 37
石井輝男 24
豊田四郎 19
石井岳龍 18
矢崎仁司 12
西川美和 8
山下敦弘 15
今泉力哉 21
フェデリコ・フェリーニ 24
ミケランジェロ・アントニオーニ 14
ピエル・パオロ・パゾリーニ 16
ルキノ・ヴィスコンティ 17
ジャン=リュック・ゴダール 36
フランソワ・トリュフォー 24
ルイ・マル 17
ジャン・ルノワール 15
ジャック・ベッケル 13
ジャン=ピエール・メルヴィル 11
ロベール・ブレッソン 12
イングマール・ベルイマン 27
アルフレッド・ヒッチコック 53
ジム・ジャームッシュ 15
ホウ・シャオシェン 19
ウォン・カーウァイ 14
ジャ・ジャンクー 9

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541.  ガールフレンド(2004/日本) 《ネタバレ》 ラストシーンがとても自然で良い。 山田キヌヲが河井青葉をデートに誘うシーン。 とても楽しそうに電話している。 そこに流れる音楽、素敵なラストシーンだ。 ところが、そこに至るまでの大半が気持ち悪い。 おそらく、山田キヌヲの外見が自分の好みではないからだろう。[インターネット(邦画)] 5点(2021-08-11 08:52:36)《改行有》

542.  おこんじょうるり うわーん。。 久しぶりに目が潤んでしまった。 ひじょ~~~に、良いおはなし!! 是非みなさんも、この奇跡の短編アニメーションを観て下さい!! 確か、キネマ旬報ベストテン第一位に輝いたはず。 そんだけ凄い。 キツネが謡う、あの「じょうるり」は素晴らしい! 絶品!![DVD(邦画)] 8点(2021-08-09 22:30:07)(良:1票) 《改行有》

543.  それも恋 《ネタバレ》 お金と日本国籍を目当てに中国男が日本人女性に近づいてきて、その日本人女性はその中国男を好きになる。 これは恋と言えば恋かもしれない。 だけど、これを恋と言ってしまったら、ホストに狂う女性も、ホストに恋してると言えてしまう。 ん?待てよ? でもホス狂い女性もホストに恋はしているか! 騙されていても恋か、、ううむ。 幸せな恋とは遠いけど、恋は恋か。 ん?待てよ? こんな恋を不幸と思ってるのは周りだけで、本人からしたら幸せなのかも! んー、ますますもって難しい、恋の定義。 考え巡らせていると、人のことを好きな時点で、それは全て恋という気がしてきた… 何だか考えされられる。 幸せの形は、人それぞれだしね。[インターネット(邦画)] 6点(2021-08-09 20:06:59)《改行有》

544.  人間の壁 教育という問題を軸に、日教組や自民党の話も抱合された内容で、政治的な側面もあり、また、教育問題についても真剣に取り組んだ作品である。 香川京子が女教師役を演じているが、本人もおっしゃっているように、どうもしっくりきていない感じがした。 そもそも題材が教育問題で、しかもそれを生真面目に取り上げているから、遊びがまったくない。 例えば、宇野重吉と香川京子のロマンスが、もっと具体的に起きていたら、もう少し遊びのある楽しい作品に仕上がったんじゃないだろうか。 私が宇野重吉の立場だったら、離婚したばかりの香川京子からの好意を利用して、抱きつくなりしただろうに、もったいない![DVD(邦画)] 5点(2021-08-09 18:39:13)《改行有》

545.  四谷怪談[前篇/後篇](1949) 四谷怪談と皿を数えるアレと混同していた。 顔がただれたお岩さんというのは知っていたが、物語の詳細は知らなかったので、楽しむことができたが、題名に「新釈」とあるので、多少はアレンジがなされているのだろうか。 それはさておき、本作は木下惠介の作品らしく、実に卒のない完成された作品であった。 名優たちの演技も手伝って、重厚な愛憎劇と相成っている。 そして、みんな驚くほど若い! 上原謙もかっこいいし、田中絹代もまだそれほどおばさん臭くないし、杉村春子はお色気を売る役を演じているし、加東大介もまだそれほど太ってはいない。 だけど、例外が一人いた! 飯田蝶子だ。 この人はいつの時代の作品を観ても、常におばあさんだ。 まるで笠智衆の女版である。 「怪談」と聞くと、さぞかし怖いんだろうなぁ、と少し気合いを入れてから鑑賞を始めたが、現代からみれば全く怖くないし、しかもそんなに怖い場面すら多くはない。 それよりも、愛憎劇といった人間性を描いた部分が深く掘り下げられていて、それが物語りの奥行きを深めている。 160分弱の尺の長さもそれほど気にならず、ムダの少ない完成度の高い作品であった。[ビデオ(邦画)] 7点(2021-08-09 18:38:21)《改行有》

546.  遥かなる山の呼び声 《ネタバレ》 高倉健の「奥さん~」で始まるしぶ~い語りかけ。 「奥さん、体触ってもいいですか」。 おっと、こんなセリフはなかったね。 ところで、武田鉄矢のパートは要らん! さて、本題。 これはまさしく男女それぞれの性というものを実に雄弁に語っている。 高倉健が雨しきる夜、いきなり倍賞千恵子のもとに現れる。 最初、倍賞千恵子は高倉健をあやしみ、距離を置く。 しかし、高倉健の人間性、男らしさに触れるにつれ、次第に心を開き、ついには恋心が生まれる。 しかし、そこで高倉健は去ろうとする。 男は女に近づき、そして去る。 それを必死に食い止めようとする女。 女という生き物はなんて不思議な生き物なんだろう。 あれだけ最初は煙たがっていたのに、男が意を決して去ろうとしても、そこに食らいつく。 男はちょっとした気で近づいても、女はそれに一度取り込まれると、もう離れたくなくなる。 男の気まぐれ、女の一途な想い。 そして、一度好きになった男が殺人犯と分かっても、好きな気持ちは変わらないという、女の心の強さ。 男女がそれぞれに持つ性質を、実に分かりやすく描いていて見事だ。 最後の電車の中のシーンが、最後の最大の見せ場だが、ここは少々強引さが感じられる。 しかし、そこは山田洋次マジック! 強引だなぁ、と思わされるも、まんまと高倉健の熱い男の涙にやられてしまった。 親が無惨に死んでもこらえたその涙。 その涙も、倍賞千恵子の「待っている」の一言で、あっさり頬を伝う。 ケレンミのあるラストシーンだが、実に力強く感動に導かれた。 山田洋次監督作品としては、『男はつらいよ』シリーズを別格とすれば、本作が最高傑作かもしれない。[DVD(邦画)] 8点(2021-08-09 18:34:09)《改行有》

547.  キムチを売る女 《ネタバレ》 とにかく色彩と映像感覚が素晴らしく、それを眺めているだけでも楽しめる作品。 特に青の使い方が凄い。 とにかく青、青、青にこだわっている。 かといって青をむやみに使いまくっているわけではなく、効果的に使っているから、そのセンスに脱帽だ。 映像そのものも透き通る様に美しく、アジアの情景を見事に映し出している。 主人公の女性は、特別美人とも思えないが、とにかく出てくる男が全てが下心丸出しで彼女に近づいてくる。 異国の女性が、子供を抱えながら生きていく為には、様々な事件に巻き込まれ、そして苦労をするハメになるというのが、この物語の主題の様にも思えた。 こういう淡々と進む作品ってのは、最後に衝撃のオチを持ってくるかしないと、終わらせようがないってのは分かるけど、ちょっと違和感のあるラストだった。 それでも、長回しで女性を背後から追い続ける躍動感あふれるラストは、とても新鮮で衝撃をおぼえた。 電車に飛び込むのでは?と予想していたので、普通に線路を渡った時には「やられた!」と思った。 彼女に殺人行為をさせるラストの展開には疑問を感じるものの、ラストの長回しシーンはとても印象的で、最後まで美しくまとまった作品だった。[DVD(字幕)] 7点(2021-08-09 18:30:44)《改行有》

548.  真珠の耳飾りの少女 《ネタバレ》 何か起こりそうな雰囲気のする序盤から中盤。 しかし、何も起らなかった終盤。 スカーレット・ヨハンソンは終始、頭巾をかぶっている。 しかし、一度だけその頭巾を取るシーンが出てくる。 そのシーンの、なんとエロティックなことか。 ただ頭巾を取るだけなのに、何だかいやらしい。 恥じらいながら頭巾をとるその仕草が、何とも言えずいやらしいのだ。 直接的な性の描写は少ないのに、全体的にエロティックな香りの漂った作品だった。 というより、スカーレット・ヨハンソンが召使いに下宿しに来る時点で、いやらしい設定なわけだが。[DVD(字幕)] 5点(2021-08-09 18:29:02)《改行有》

549.  女体渦巻島 これは何と言ったらいいか・・・ 石井輝男ワールド全開というか、B級路線の極みというか、うぅむ。。 石井輝男好きとしては、ここで感想を終わらせたい作品なのだが、強いて感想を言えば、 「石井輝男を好きな人なら間違いなく楽しめる内容。そうでない人には無理な内容。」 って感じかなぁ。 それにしても、吉田輝雄に天知茂のご両人。 いずれもひけをとらずニヒル! 特に天知茂のニヒルぶりと成りきりぶりは凄い!の一言だ。 そして、三原葉子は相変わらず顔が下膨れである。[CS・衛星(邦画)] 6点(2021-08-09 18:24:43)《改行有》

550.  パンと裏通り 題名どおり、裏通りで繰り広げられるオハナシ。 裏通りという非常に閉塞された空間で繰り広げられるロード・ムービー(違います)。 犬がかわいい! 実を言うと、それが一番印象的だった。[CS・衛星(字幕)] 5点(2021-08-09 18:21:46)《改行有》

551.  人間動物園 相当に前衛的なアニメーションだが、はっきり言ってわけがわからない。[DVD(邦画)] 1点(2021-08-09 18:20:13)

552.  わすれな草 《ネタバレ》 一生、思い出の中に残ってる女性って案外、話したこともなければ名前も知らなかったりするよなぁ。 そして、その忘れられない女性にもう一度会いたいって気持ちは分かるし、話の最後では会えてしまう訳だから、こりゃまさしく男の夢ですな。 まさに、男の夢を実現した話なのだが、再会したところでキスするわけでもなし、ただ見つめ合うだけで、一抹の虚しさも同時に感じる。 男の理想の女性に対する夢物語は、美しくもあるけど、同時に虚しくもあるわけで、見終えた後に何とも言えない切ない気持ちになった。 一方、超イケメンのスモーキーが憧れている女性ってのが、ケリー・チャンってのが納得! 彼女なら確かに、イケメンのスモーキーですら憧れるのが分かる。 「笑顔、初めて見た」っていう最後のスモーキーのセリフ、これもまた素敵! ろくに話したこともない女性にもう一度会いたい!っていう、愚かで虚しい男の夢物語を、まさに具現化した作品で、とっても素敵で良い映画でした。 見られて良かった作品です。[ビデオ(字幕)] 8点(2021-08-09 07:51:29)《改行有》

553.  玻璃(ガラス)の城 《ネタバレ》 W不倫の行く末としての制裁、それは自動車事故。 だけど、二人の愛はそれぞれの子供へと引き継がれる… ベタな恋愛映画は好きだけど、これはヘタなんだよな。 そこが深い感動を呼ばない要因かな。[ビデオ(字幕)] 5点(2021-08-09 07:42:46)《改行有》

554.  パリところどころ 《ネタバレ》 まあ、かつてのヌーヴェルヴァーグ族が揃い踏みで作り上げたオムニバスだが、意外と物足りない印象。 「なんじゃ、こりゃ」的な作品もいくつかあったが、エリック・ロメールのと、クロード・シャブロルのは結構楽しめた。 このオムニバスには沢山の女性が出てくるが、魅力にイマイチ欠ける女性ばかりなのは何故だろう。 単なる、私の外見的な好みの問題かもしれないが、どうにも魅力を感じられる女性が出てこなかった。 ただし、シャブロルの作品で「ブロンドの家政婦」が出てきたが、これだけは例外! あんなエロチックな家政婦が欲しいな♪って気持ちに・・・ ゴダールのは、ゴダール的ではあったが、いつものゴダールよりも比較的分かりやすいゴダール作品だった。 だけどやっぱり話は複雑で、観た後にイチイチ考えさせられて頭が疲れる。 そんなところはやっぱりゴダールらしさが出ていた。 最後に全体的に見て印象的な部分を挙げると、ロメール作品の前半の部分。 パリの凱旋門の歴史を聞かされて「ふ~ん」と思わず唸ってしまった。 勉強になった。 あと、殺してからの(実際は殺してなかったわけだが)逃亡劇もなかなか痛快で良かった。 それと、シャブロル作品の、耳栓をして瞬間的に無言劇になるという演出。 これも意外なほどに楽しかった。 にしても、このオムニバスは「夫婦」というものを、ただやかましくて面倒でマイナス的なものとしてか表現していないのが、よろしくない。 もう少し前向きになるような表現をしてくれよ・・・[CS・衛星(字幕)] 6点(2021-08-08 17:54:08)《改行有》

555.  エンジェル・アット・マイ・テーブル 《ネタバレ》 様々な苦難を乗り越えながら、様々な人々と出会い助けられながら、自分の居場所を見つけることができた。 そういった内容の、モジャモジャ頭の女性の話。 だがいかんせん退屈だった。[ビデオ(字幕)] 5点(2021-08-08 10:39:00)《改行有》

556.  ウィンター・ソング 《ネタバレ》 氷上で抱き合う男女の画が美しい!! こんなに美しい画を観たのは久しぶりだ! 、、の感動はそのシーンだけで、終りに近づく程その感動は薄れていった。 なぜって、二転三転させるために技巧にはしった脚本と、観ている者を飽きさせまいとする演出がハナにつくからだ。 でも、考えてみると、そもそも“愛”というものをテーマに掲げていながら、題材自体に無理がある。 というのは、女が男を捨てて名声を得ようとした時点で、この男女間の“愛”というものは取り返しのつかないエンディングを既に迎えていただろうからだ。 しかも、後で空港で思い直したとは言え、男は女に復讐をしたからだ。 おまけに、監督と女との関係も、“寂しいから”“女優になるため”というのが付き合い始めた動機であるし・・・ つまり、登場人物全てに“愛”を語る資格のない者ばかりが出てくるのだ。 これはひとえに、ストーリーを二転三転させて脚本をひねろうとしたこと、そして、ミュージカルとの融合をはかるためにスタイリッシュさを重視したこと、これらが原因であると思われる。 ただし、美しすぎる氷上での抱擁シーンは、不覚にも心を打たれたので、それなりの評価はしたい。[CS・衛星(字幕)] 5点(2021-08-07 23:04:49)《改行有》

557.  道成寺(1976) 《ネタバレ》 あれ?? 登録もあって、あらすじも書いてあるのに、レビューがない! なんてこった! これは、はっきりいってホラーだ。 怖い。 女の情念、まさにこの一言に尽きる内容。 怖いし、楽しくもないし、アニメは苦手だけど、だけどだけど、良い評価をつけざるを得ない。 なぜならば、観る人を飲み込んでしまう様な、圧倒的な雰囲気を持っているからだ。 しかも、短編アニメなのに、この迫力。 女性に気に入られること自体は素晴らしいことだが、本作の様に、一方的に気に入られ、しかも拒否ったにも関わらず、物凄い勢いで追いかけてきて、挙句の果てには殺されちゃったら・・・ 犯罪を地でいく世界で、はっきり言って犯罪映画。 ストーカー殺人映画とも言っていいだろう。 特に、川を船で渡って逃げているところを、崖からダイビングしてきて、鬼の形相で荒れる川を泳ぐ女の姿には参った。 あそこまで女に思い込まれてしまうと、男は逃げるしか術を持たないのだろうか。 女の恨みやエゴ、執念とかに対して、男はなす術もないのだろうか・・・と考えてしまった。[DVD(邦画)] 7点(2021-08-07 23:02:37)(良:1票) 《改行有》

558.  天上大風 《ネタバレ》 サラリーマンものだが、これがかなり面白かった! 特に前半は、サラリーマンの苦悩を生々しく描いており、日頃、仕事でマイっている私としては、苦しみや悩みを代弁してくれているかのようで、胸のすく思いだった。 ところが、池部良がスーパーマン的な活躍を見せるあたりから様子が一変。 私のような平凡なサラリーマンには到底参考にならないスーパーマンぶり。 池部良の様な才能と度胸があったら、誰も苦労しないよ!っていうような徹底した凄さとかっこよさ。 これが惚れ惚れする程かっこいい。 男が男惚れする程にかっこ良すぎなのだ。 元々、香川京子と宝田明が共演ということで観に行った本作だが、主役である池部良の圧倒的な存在感とかっこ良さに圧倒されっぱなしだった。 おそらく私が今まで観てきた池部良出演作の中では、最も池部良がかっこよく映っていた作品ではないだろうか。 それくらい池部良がかっこいい! しかも、劇中で実際にモテまくり。 体格も良く、相変わらず独自のヘアースタイルもキマりまくりだ。 私は毎回、池部良の「時代を超越したヘアースタイル」に注目しながら、池部良の出演作を観ているのだが、今回もバリバリに髪の毛がキマっていた。 シーンによって、微妙にヘアースタイルが違ったり、なかなか楽しませてくれる。 内容にふれると、先に池部良が超人的な活躍を見せると語った通り、男なら誰でも憧れる見本の様なサラリーマンを演じている。 ヘッドハンティングされて、いきなり総務部長に就任。 そして、社内を浄化して、常務取締役へ昇進。 そしてアッサリ引退。 女性と共に故郷へ・・・ という流れ。 これがあまりに凄すぎて、日々の仕事に追われて働いているサラリーマンにとっては参考にはならない活躍ぶり。 前半は、サラリーマンや上役の苦労を体現してくれて共感もできただけに、映画的な超人的活躍をみせる後半は、少しひいてしまった。 しかし、それほど有名でない作品の割には、なかなか良くできた社会劇ではないだろうか。 香川京子も上品な女性を演じていて良かったし、池部良はかっこよかったし、内容だけでなく、キャスティングでも楽しめる作品であった。 最後になるが、千秋実はすさまじく情けない! これが堂に入った情けなさ! これはこれで素晴らしい。[映画館(邦画)] 7点(2021-08-07 22:59:58)《改行有》

559.  ワンダフル・タウン 《ネタバレ》 私の大好きなタイ映画ということで、雰囲気は抜群。 映像センス、音楽の使い方もなかなか良い。 ただ、主人公の二人があまりに普通っぽすぎる。 美しいラブストーリーには外見が重要だということが、実感できる作品となってしまった。 ただし、逆に言えば、どこにでもいそうな外見の男女が演じることによって、どこにでもありそうなリアリティを感じることも事実。 ストーリーの方だが、ラストがいまいち理解できなかった。 私の理解力不足だと思うが、なんで主人公が最後殺されたのか? 女の弟に「お姉さんを任せる」と言われておきながら、故郷に帰るみたいな電話をしていたからか? いや、あの電話の内容自体、分かりづらい部分があったので、そもそもよく分からないのだが・・・ この作品の登録をしたのは私だし、当然、本作品のレビューも私一人だけなので、本作について語り合えたり、教えてくれたりしてくれる人がいないのが、かなり寂しい。[CS・衛星(字幕)] 6点(2021-08-07 22:58:42)《改行有》

560.  マッチポイント 《ネタバレ》 「人生は運だ。テニスに例えれば、ボールがネットにぶつかり、それが相手コート内に落ちるか自分側に落ちるか、それによって運命が決まる。」 これがこの映画のテーマになっている。 ラスト付近で指輪を投げるシーン。 欄干に当たり、河へは落ちず、手前に落ちる。 つまり、「運が悪かった」という象徴的なシーン。 このシーンで観客に「殺人がばれる」と予感させる。 しかし、そうはならない。 この持っていき方が憎らしいほどうまい。 悲劇のヒロインを演じたスカーレット・ヨハンソン。 これ以上なく魅惑的。 金髪に男は弱い。 愛欲に負け、人生を狂わす。 だけど、守りたいものもある。 守りたいもののためなら、どんな残酷なことでもしでかす。 自分が一番かわいいから。 だが、それと代償に一生、人を殺したという罪悪感がついてまわる。 その罪悪感と金持ちの暮らし、どちらを選ぶか? 当然、罪を償い、殺人を自供するのが正しい道だが、自分がその極限の状況に立たされた時、それを正しい選択として選ぶことができるのか? それを自分に問いかけられたような気がして、そういう意味で後味が悪い。 しかし、よく考えてみると、全ては主人公の男が自分でまいた種だ。 つまりは、まっとうな道から外れたことさえしなければ、こんな状況に追い込まれずに済んだのだ。 全てはこの男の自業自得。 一時的な欲求、特に愛欲に惑わされずいかに自制するか。 これがいかに重要かを、この作品から教訓として学ぶことができる 、、とレビューを終わらせると、簡単に結論めいたことが出たようだが、はたしてそんなに簡単か? 何故なら、スカーレット・ヨハンソンの様な、運命を狂わす恐ろしく魅力的な女性が目前に現れたら、どうなるか分からない危うさを男は常に持っているからだ。 そう考えると、人生どう転ぶか分からない。 魔性の魅力を持つ女性を前にした時、男はいかに無力であるか。 そう思うと、そういった恐ろしいほどの魅力を持つ女性に出会ってしまうか、出会わずに済むかで、運命が決まるとさえ思えてくる。 “人生の大半は運で決まる” 本作がテーマとするこの言葉、強烈な説得力を持って身に迫ってくる。 あー怖い。 そんな魅力を持つ女性と出会いたくない。 いや、本当に出会いたくないの?? 出会いたいよね?? 出会いたくないの?? どっち?? ・・・分かりません![CS・衛星(字幕)] 7点(2021-08-07 22:57:05)(笑:1票) (良:1票) 《改行有》

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