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プロフィール
コメント数 450
性別 男性
自己紹介 大阪府出身、岡山県在住、阪神・下柳と同年月日生

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【製作年 : 2000年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
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41.  リアリズムの宿 なんともいえない“間”、いやいや笑いました。顔ぐらいは知っていた男2人がやむなく旅をすることになって、生み出される空気。そこに加わる女1人。その3人が、低温で微妙な関係を保ちながら、日常の延長のようなだらだらとした旅を続けます。長回しの会話で生み出される独特の間、長塚圭司と山本浩司の会話の間は、監督と2人の役者とが入念に築きあげた信頼関係から生まれる、即興的な部分もかなりあるような印象です。「異邦人」のタイミングにも笑いました。3人そのものがその宿では異邦人的なのですが、歌う山本浩司を異邦人でも見るかのように見つめる2人がまたおかしいですね。また彼らが泊まる宿が、風変わりな宿ばかり。笑わしてくれます。なんともけだるくアンニュイで、見る者を心地いいまどろみに引き込む、鳥取ロードムーヴィーです。8点(2004-07-05 22:29:06)(良:1票)

42.  風花(2000) 《ネタバレ》 いきなり4分以上の長回しオープニング。相米さんですなー。さて、カエルの鳴き声で始まるそのオープニング。これが映画全体を支配していることに最後に気付きます。ラスト、子どもの手から飛び出すカエル。カメと対比させながら、人と出会うことで時間はかかったけれどもピョンと弾んだ心的変化。そしてあっさりとした別れ。ここが2人のこれから、不器用ながらも人との距離感が確実に変わるであろう未来を感じさせてくれてとても温かくなりました。人生なんぞ、風花のようにどこからともなくやって来て、はかなく輝き消えるものなんですぞ、ゲロゲロ。8点(2004-05-30 11:27:05)(良:1票)

43.  深呼吸の必要 《ネタバレ》 篠原さんの作品はとても落ち着いて見ることができるカメラワークが好みです。この作品でも固定の長回しロングショット、その時の人物の構図、躍動感と微妙な心理を表現するクロースアップ、などなど実に丁寧にきれいに撮られています。離島でさとうきびを刈る若者が、刈るというただひたすら体を動かすという行為を通じての成長物語です。なるべく登場人物の背景をぼやかそう、劇的な心的変化は避けようという篠原さんの苦心はよく出ています。が、それでも、わかりやすー、というっこみを入れたくなる人物がいて、そこは思い切って全員わかりにくい者にしてほしかったなー、という感じです。それと・・・オープニングの水泳のシーン、このシーンをラスト付近の“きびフラッグ”で生かすには、途中、香里奈が語ったお父さんから教えてもらったうんぬんの説明台詞は省いてほしかった・・・、これがなんとも残念。まー、しかし男女7人の余計な距離感などをべたべた描かず、ただそれぞれがまた元に戻っていくというストーリィには好感がもてました。深呼吸して、さー、次の映画見ようっと。8点(2004-05-29 20:55:17)(良:1票)

44.  ビッグ・フィッシュ 3年かかって百科事典のアルファベットのGまで読んだ父親が、息子に、家族に、周りの人々に与えたのは、Gの次の、読んではなかったHで始まるHAPPYだったのだ。そうだ、HAPPYなど理屈で理解するものではないのだ。葬儀に集まった面々の表情、しぐさがそうささやいていました。8点(2004-05-19 00:55:22)

45.  めぐりあう時間たち 2回見てやっと少し見えてきたような。いやー、いろいろめぐりあってますねー。この作品は“めぐりあう”アイテム探しの映画ともいえます。で、わたしが最もハートフルにめぐりあったのはストーリィには関係ないけどジョン・C・ライリー。わー「シカゴ」のミスター・セロファン(このキャラが好きなわたし)だ、とほんわり感激していたら、まただ!またミスター・セロファンや!うー、ケーキは愛の証拠ですよね、ローラ。「シカゴ」でも言ったけど、再度言わせてください。ミスター・セロファンに幸あれ。8点(2004-05-01 23:59:06)

46.  わらびのこう 蕨野行 日本の原風景。四季。母娘の心の交流。いかにも「邦画でございます」的雰囲気が見る者を遠ざけているように感じますが、なしてなして。風景や母娘の描写はほどよく抑えられていて、蕨衆(わらびしゅう=蕨野で暮らす老人たち)の生死をも含みこんだ主体的な生き方が前に出ます。この作品ではそこに重さや暗さがないのです。川で水を浴びる女たちのしぐさ、言葉など実にかわいい。しかし土地柄、60歳になると蕨野に移り住んで自ら糧を得なければならないという慣習、知恵はなんとも暗示的ですねー。このまま地球の人口が増え続ければ近い将来、国際的に蕨野行法なんかができんとも限らんね、実際。8点(2004-04-20 13:35:09)

47.  グッバイ、レーニン! ベルリンの壁崩壊という大きな歴史のうねり。ロケット打ち上げ成功という宇宙ロマン。そんな壮大な時間軸と空間軸で繰り広げられるちっぽけな家族の物語。しかしその家族には壮大な物語。無数にきらめく星のごとく、世界中の家族にもこんなきらめく物語が無数にあるんだろうなー。ラストの母の「素晴らしいわ」は、周りの人達の彼女への愛、その愛に対する感謝の表情ではないだろうか。目の前のニュースが本当であろうが嘘であろうがもうどうでもよくて。西や東や、右や左やもうどうでもよくて。8点(2004-04-19 21:44:05)

48.  殺人の追憶 80年代の自国を背景にした刑事たちの人間ドラマ。この映画の白眉はなんといってもオープニングとラスト。少年の顔のアップで始まりソン・ガンホの顔のアップで終わる。ひょいとバッタを捕まえる少年と必死になって犯人を捕らえられなかった刑事のコントラスト。ラストの少女の言葉「普通の顔だった」を聞き、ひょいと手が届くところにいる犯人を想うガンホの表情は見ている者に余韻を与える。特に同時代を生きた韓国民にはそうだろう。エンドロールのさわやかな空も、その空の下に潜む普通の顔した犯人を想像するとなんとも不気味な空に映ってしまった。8点(2004-04-12 21:18:51)(良:3票)

49.  インファナル・アフェア 《ネタバレ》 これは、タイトル通りに無間道をさまようことになるラウよりも、ヤンのせつなさが、演じるトニー・レオンの雰囲気から実によく伝わってきました。それだけにヤンの絶命シーンはもう少しなんとかならなかったものか。いきなり正体を現しやがったサムのイヌなんかといっしょの箱の中で同列に並べるなんてヤンに失礼じゃないかなー。母親にわざと年齢を間違われていたヤンの娘、知らないだろうけど父親はこんなに立派に生きたんだよ、と誰か教えてやってはくれないだろうか。ラウはあの娘を命を張って守るのが、無間道に生きる義務だと思う。あの娘がヤンの娘だ、と誰かラウに教えてやってはくれないだろうか。母親しか知らないのであるが・・・。8点(2004-03-25 00:46:35)

50.  ラスト サムライ ラストサムライ2を作るなら、寡黙な侍ボブが実は生き残っていたという設定を。勝元の仇をとるためにひとり明治政府に立ち向かう。コピー「本当のラストサムライはボブだった」。んー、ボブの存在感はいいぞ。8点(2004-02-18 19:36:01)(笑:1票) (良:2票)

51.  ココニイルコト 観た後、すーっと心地いい映画です。おしつけがましさのないマイナスイオンの空気感がマル。8点(2004-02-18 12:51:36)

52.  座頭市(2003) ラストのタップダンスが最高!エンドロールまで続く音楽に思わずサントラを買いました。ストーリーは単純で座頭市もどこまで強いねん!というぐらい強いのですが、殺陣のスピード、キタノレッドともいえる血しぶきの赤が、おー!てな感じでした。そして、最後のタップダンス、うーん、まいった。8点(2003-09-09 00:01:24)

53.  ウォーターボーイズ シンクロが上達する過程はわざと軽くしているんでしょうが、それでもシルヴィ・バルタンをはじめとする音楽ともあいまって、文化祭当日のシンクロのシーンは爽快でした。スカッと青春群像、評価します。8点(2003-09-07 00:47:36)

54.  太陽(2005) 終戦間際の未知なる何かを迎える不安と焦燥を薄暗い室内空間と微音で綴っていく。コチコチという時計の音が一定のリズムを刻み、経過する時間の平等性、普遍性を画面に与えていく。時の平等性と普遍性は、あらゆる空間のみならず、全ての人間に与えられたものであり、天皇も例外ではない。天皇がローソクを消したり、皇后が登場し電灯を点けても、変わらない画面の明度は、人間という意味で天皇も一般人と「変わらない」ということか。しかしこの作品は単に凡なる人間仲間として天皇を平に整地しようとするのではなく、その立場を常に差別化し続ける。人間と立場、平等と差別、その落差の構造に巻き込まれたままに、ラストの天皇のお言葉を「天皇の人間宣言」などと呼んでもいいものかどうかと歴史をぶつけられる。[映画館(字幕)] 7点(2006-11-24 17:04:04)

55.  天使の卵(2006) 逆光を意識し、ほとんどのシーンを逆光で撮影。室内も絶えず窓から差し込む光にあふれている。一部ハレーションを起こしているショット(市原くんが卵を太陽にかざすシーン)がありましたが、お寺の内側から撮られたシーンなど本当に光が美しい。あまりに逆光を意識している分、ショットのつなぎ方が緩慢に感じたりもした作品でした。[映画館(邦画)] 7点(2006-11-06 23:36:16)

56.  時をかける少女(2006) 「時をかける」プロットの因果律を操る脚本の力と、主人公が転げ回ったり階段を駆け上がったりする躍動感と、別れの川沿い道の夕焼けと。[映画館(邦画)] 7点(2006-09-18 17:21:58)

57.  ブロークン・フラワーズ インターネットのモニターをバックに隣人である友人が手紙の匂いを嗅いで見せたりする。コンピュータで財を築いた男は、ただ臭気を得るためだけにそこにいるかのように、無表情(ビル・マーレイがキュート)を崩すことなく女性と時間を共有する。することといえば、質問をすることだけ。質問することの意味、無意味が大きく男に押しかぶさり、過去が霧消してゆくラストはなかなかのものだが、ジャームッシュにしてはどこかモノ足りない。[映画館(字幕)] 7点(2006-05-06 20:40:05)

58.  SAYURI 「ゲイシャを通してジャパニーズビューティ、オリエンタルエモーションを描くのだ、さあ桜だ、雪だ、五重塔だ、相撲だ、舞だ、踊りだ~! 主役? 西洋人には東洋人の区別はつかん、どうせ英語を喋らすのだからアジアンビューティのチャン・ツィイーだ! ミシェル・ヨーにコン・リーも使おう。台詞が多くても構わん、尺が長くなっても構わん、行け~マーシャル、撮れ~!!」とスピルバーグが言ったかどうかはわかりませんがそんな感じの映画でした。日本料理に例えるなら、寿司、すき焼き、天ぷらをどっかと食卓に並べられたようで、何かが足りない。そうだ、“お茶漬けの味”が足りないのだ、きっと。佐分利信と小暮実千代が卓袱台で涙を流して食べるあのお茶漬けの味が・・・。[映画館(字幕)] 7点(2005-12-16 12:55:10)(笑:2票) (良:1票)

59.  ドミノ(2005) きャ~、キーラ・ナイトレイのドミノかっちょえ~~、私も鼻を殴って~~。さてこの映画、多様なエフェクトと細かなカット割でドミノ倒しのようにフィルムが送られます。実話でありながら徹底的にフィルムを解体し再構築して出来上がった映像は、虚構性を全面的に装飾し、ノンフィクションとフィクションのボーダーを嘲笑うかのようで、ドミノを並べる作り手の笑顔が透けて見えました。 [映画館(字幕)] 7点(2005-11-04 14:24:31)(良:1票) 《改行有》

60.  スウィングガールズ 不足を埋める、ことでクライマックスの演奏へと繋がる映画だと感じる。得点が足りない=補習、弁当が一つ足りない、青春の充実感が足りない、バンドのメンバーが足りない、楽器を買うお金が足りない、演奏技術が足りない、目的地へと列車は届かない。その不足を埋めるさまざまな仕掛け、その仕掛けが偶然性に頼りつつもどこか許せてしまう説話力に、女子高生のかわいらしさとパワーがさらに前へ前へと物語を進めラストを迎える。オーソドックスなカメラもその推進力に一役かっている。高校野球の真夏から雪降る真冬へ切り取られた半年の彼女たちのスウィングを楽しむべし。[DVD(字幕)] 7点(2005-10-28 17:44:44)(良:1票)

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