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41. 幸運の蹄鉄
《ネタバレ》 プロコウク氏が主人公の映画はいくつかカレル・ゼマンが作っていてシリーズにもなっていますが、実際に観たのはこれが初めてです。幸運の蹄鉄どころを不幸を招く蹄鉄に振り回されるプロコウク氏、「さぁ~て、いよいよこれから面白くなってくるのかな?」と思いきや、そこでいきなり終わってしまいかなり呆気に取られてしまいました。これじゃリサイクル促進のPVと変わらないじゃん!と思いましたが、もともとそういう形式の映画だったのかもしれませんね。6点献上。6点(2005-02-25 16:54:05)
42. マルクス捕物帖
《ネタバレ》 マルクス兄弟の映画を見たのは初めてです。本当は『我輩はカモである』とかもっと有名なのから観たかったのですが、如何せん近所のビデオ屋にはこれしか置いていなかったので。そんなわけできっと最初は誰が誰だか全く区別が付かないだろうと思っていたのですが、びっくり!大体顔や性格を見れば「これがグルーチョだろ」とか「これがハーポだ」と直感的に分かるんですね。とにかく言いたいのは、マルクス兄弟が噂通りインパクトのあるキャラクターだったということです。しかし残念ながら物語の方にはあまり乗れず、どちらかと言うと後半場面になってからの方が素直に楽しめました。特にホテルの会場を滅茶苦茶にするシーンは最高に笑えた。そして中盤のチコのピアノ、本当に弾いているというんだから凄いですねぇ。ハーポのハープは普通に考えて必要以上に長いシーンであるにも関わらず、あまりのロマンティックさに思わず聞き惚れてしまいました。これから観る他の作品への期待という意味も込めて6点を献上致します。ちなみに僕が兄弟の中で一番好きなのは口八丁の三男グルーチョです、あの歩き方といったらもう…!6点(2004-11-25 21:36:02)
43. 星のない国
ジェラール・フィリップの映画初主演作だそうで、この頃はかなり若々しいです。主人公の断片的に残る過去の記憶を辿り、前世の世界にまで入り込んでいくというファンタジックストーリー。もう一つの人生やデジャヴといった摩訶不思議なテーマには惹かれるのですが、全体的に起伏がなく物語も単調に進んでいくのでやや退屈してしまいます。途中で話のタネが明らかになって先が読めてしまうのですが、それでもラストの展開には驚かされました。始終寝ぼけているかのような表情のジェラール・フィリップは見物です。6点(2004-07-27 22:11:57)
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