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【製作年 : 2000年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
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41.  ハウルの動く城  良かったと思います。宮崎駿節全開。『ナウシカ』の二番煎じにはならず、こぼれ落ちるほどのヒューマニズムを封印。『カリオストロの城』以来のバラバラ落下、ヒロイン、王子、小物、動物、子役、萌えとなんでも有りのある意味アニメの原点回帰。そして突然訪れるハッピーエンド。消化不良のままメデタシメデタシ。これは戦争の映画なのに戦争の映画ではないですね。観客は観ているうちにクライマックスで戦争を忘れちゃっている。ハウルと悪魔の契約に目先を逸らされている。アニメーションでガタガタぬかすと万人受けはせず変なマニアがしたり顔。だから「敵でも味方でも関係ない。人殺しめ」とキムタクな人に言わせておしまい。『キャシャーン』化せず「なぜ?」「どうして?」なところまで深入りしないのは正解でした。でも浅い深いは関係ないよ。楽しめればいいんだ。  声優陣に関しては色んなところで述べられているでしょうから省略。ただ2点だけ。ヒロインはどうやっても倍賞千恵子しか想像されなかった。さくらがチラついて今一歩感情移入できず。キムタクな人は良かったと思います。でも彼はいちゃもん付けられやすい人ですね。不思議なスターです。7点(2005-03-22 15:21:07)《改行有》

42.  いま、会いにゆきます  この映画を観ようと思ったのは確認をしたかったから。え?何を確認したかったのかって? それは大丈夫でした。うん、大丈夫だった・・・やっぱり僕は竹内結子が好きだった。  ストーリーなんてどうでもいいの。これはそういう映画じゃない。もー、かわいいよー竹内結子。かわいさのあまり映画館でじたばたしそうになったよ(キモ)。高校時代の彼女役の子でもいいね。メガネかけてたし。。あと凛ちゃんも出てた。YOUでもいい。市川妹でもいい。ごめん、この映画だったら誰でもいいんちゃうんかと自己ツッコミ。純粋に男の子もかわいかったなー。中村獅童がうらやましかったよ。それと『いま、会いにゆきます』はデートに使った方がいいと思った。僕の隣に座っていた女の子は終わり40分ぐらいずっと泣きっぱなしだったよ。僕も泣きっぱなしだったけど(いろんな意味で。7点(2005-03-22 15:16:34)《改行有》

43.  ターミナル  しっかしトム・ハンクスはいろんな役をこなすのう。それとゼタ=ジョーンズがかわいい!! ああいうふうに世の中の女性は歳をとって欲しいですね(ハイ、余計な一言。  監督はスピルバーグでハリウッド万歳映画なんですけど、素直に映画の面白さを再認識させてくれる作品です。でも「(自称)映画好き」に言わせると「スピルバーグぅ?」というリアクションが返ってくることが多々ありますね。あれは何なんでしょう。商業的な映画産業へのアンチテーゼとして、いちファンのレジスタンス活動に酔っているんちゃうんかと。型に当てはめる必要はないですよね。ラベルを消して観れば映画の持つ魅力なんて違いはない筈だから。高級フレンチが食いたいときもあるし(食ったことないけど)、ファストフードが食いたいときもある。スピルバーグのような安定した「手軽な感動」を作れる才能を評価すべきですよ。「(自称)映画好き」の人たちもね。それを好みといえばそれまでなんだろうけどさ。外的要素によって雰囲気(スタイル)で嫌いになるのは勿体ないです。僕はどんなものでも美味しいと感じる人のほうが幸せだとは思います。うはは・・・って全然『ターミナル』とは関係ない話になってしまいましたね。。7点(2005-03-22 15:13:30)《改行有》

44.  スウィングガールズ  音楽をやっていた人間としてはとても懐かしかった。いろんなことを思い出しちゃった。やっぱり音楽っていいよね。7点(2005-03-22 15:01:26)

45.  隠し剣 鬼の爪  どうなのよ?山田時代劇第二弾と思いながらもつい観てしまっていた自分。『たそがれ』と時代設定も場所も殆ど同一で寅さん化の匂いがプンプンするんですが・・・でもそれで良いんじゃないのと思えてしまう完成度です。確かにシリーズものというのは主人公をはじめとする登場人物のキャラクターによって成り立つのかもしれません。しかし単発であっても時代劇という限られた同一枠の中で、別のキャスティングを使い「同じだけど違うもの」を作ってしまう監督の凄さがジワジワ染み出す作品です。  主人公の永瀬正敏の葛藤と時代の変化に気付きながらも最後まで実直さを捨てない潔さ。それが松たか子との距離感にあらわれていて、観ていて最後までドキドキの自分。 冬ソナに熱中するオバサンを笑えないですよ・・・って、そういうことなんですよね。 純愛ブームと呼ばれる今、そういう古き良き時代を(経験したことがない僕でさえも)どこか惹かれてのめり込んでしまう2時間半。全然長く感じなかったですよ。  もちろん恋愛だけの映画ではありません。決闘が終わってそこでエンドロールと思いきや最後に出てくる鬼の爪。ああ、そういうことなのかと。 何のひねりもどんでん返しもなくあくまで王道を突き進む映画。毎回言っていることですが日本映画に求められるものは、この安心感なのかもしれませんね。7点(2005-03-22 14:51:09)(良:1票) 《改行有》

46.  21グラム Life goes on...「それでも人生は続いていくんだよ」『メメント』のように崩壊したいくつもの時間軸の中でもがき続ける2人の男と1人の女。自身の幾つもの過去を神に懺悔するも、事故を起こし3人もの命を奪った敬虔なキリスト者。麻薬中毒から立ち直り、その幸せな人生の最頂点で最愛の家族を失った被害者。余命1ヶ月の宣告を跳ね除け事故で死んだ男の心臓で生きる男。誰もが悲しく残酷な運命に直面する。しかし泣いても叫んでも逃げてもどうやっても人生は続く。どんなことがあっても生きている以上、人生は続いていく。だから「進むしかないんだ」。台詞が胸に刺さる。ショーン・ペン、ナオミ・ワッツ、ベニチオ・デル・トロの何故オスカーを逃すのかと首をひねりたくなる鬼気迫る演技。最後のショーン・ペンの行動がわからないのは自分がまだ本当の死へと直面したことがないからだろう。7点(2004-10-29 23:19:27)

47.  CASSHERN 観終わって「この作品は(それっぽい)映画ファンからすごい勢いで叩かれそうな映画だなぁ」と思いました。 「ミュージッククリップのようだ」「無駄なカットを繋げすぎ」「上映時間が長い」「デジタル色強すぎ」「言いたいこと全部喋っている」などなど、おそらく問題点はキリがないほどあげられるでしょう。あ、でも僕はそんなものは気にならなかっです。だってそんな文句も含めて映画だと思っているから。それにどうでしょう。この作品が話題作ではなかったらカルト的な人気を博したかもしれませんし、あと20年経ったらこの映画の評価は変わっているかもしれませんよ(責任は取れません)。そして、かなり意外性のある作品でした(それは当初の予想と全然違う映画だったということです)。なんというか、ただのヒーローモノだと思っていたのですよ。だけど想像したよりドンヨリしていたし、けっこう救いがないし。そういえば多くのアニメもストーリーはシビアなものが大半だったっけ…なんて思ったりして。キリヤさんの『キャシャーン』はメッセージ性が強くて、それで嫌になってしまう人はかなりいると思います。それに映像で語らせる部分も少ないしね。だけど僕はそこにキリヤ氏の「真っ直ぐさ」を感じたな。馬鹿なほどの話好き(だけど口下手)。でも、そういう人って好きよ。良いにせよ悪いにせよ、そんな映画監督っていないじゃない(笑)。それが僕の期待を裏切った点でもあったんですけど。もっとクールな脚本を書くと思ってたのさ~。そしてエンディング、ウタダさんの歌が流れていて、歌詞は聴き取れなかったんだけど一箇所だけ聴こえた。「誰かの願いが叶うころ/あの子が泣いてるよ」 初めて彼女の曲を良いと思ったよ。7点(2004-04-29 14:58:15)(良:1票)

48.  ラブ・アクチュアリー オムニバスでもない話がいくつも交錯する作品は大好きです。いろんな愛の形があるのだと感じることができます。僕は、ずーっと片思いの女性の話が良かったです(ハッピーじゃないけど)。幸せを求める人にも求めない人にも観て欲しい映画でした。7点(2004-03-23 14:18:19)

49.  美しい夏キリシマ  作品の上映前、この日は初日でもないのに偶然、監督の黒木和雄氏が岩波ホールに来ていて、予期せぬ舞台挨拶を聞くことができました。この映画は監督さんの体験を元にした作品なんだなぁって思いました(映画の内容を仕込まずに観に行ったので)。これは戦争の映画です。でも戦闘シーンは1回も出てこない。それなのに100%戦争の映画。1945年8月の宮崎県霧島に住む少年の視点から、戦争を捉えた映画です。少年(つまり監督)の戦争に対する複雑な思いがとってもよく表されています。しっかし、この主役の少年がほんとに演技が上手いんだ・・・なんでかなと思って、上映中にチラッと売店で買ったパンフレットを見てみたら「柄本佑」と書いてありました。「あ、柄本明の息子かぁ」と納得(『偶然にも最悪な少年』にも出てましたね)。これは年配の人向けの映画なんですかね(観客も殆どご年配方でした)。そんなことないと僕は思ったんですけど・・・。ドンパチの戦争映画も確かに考えさせられることは多いですが、やっぱりこういう映画も観ないとダメですよ。とくに僕らみたいな戦争の「せ」の字も知らない若い世代が観て「戦争って怖いな」とかそういうことを感じる以前に、とにかく観ないとダメです。とってもお勧めの映画です。7点(2004-02-19 00:27:18)

50.  二重スパイ 本作も『シュリ』『JSA』の流れをくむ北朝鮮との対立の中での物語です。韓国や北朝鮮の対立が主題の映画を観ると「ほんまかいな?」と思いますがじっさい本当だったんですよね。大学で韓国語の授業をとっていたとき、ネイティブの先生が「光州事件のときは街中を戦車が走ってきて…」と仰ってました。政治的背景を予習してから観ると、もっと楽しめるかもしれません。あと、ビックリしたのは、A・タルコフスキーの『サクリファイス』のエンディングテーマとして流れたJ.S.バッハ「マタイ受難曲」の「あわれみたまえ、我が神よ」が同じくエンドロールで使われていたこと。やっぱりバッハ良いっすね~・・・っていうかこの曲だったら殆どのシリアス映画にマッチする(?)。7点(2004-02-07 22:19:03)

51.  ドッペルゲンガー 当初は全く期待していなくて、単なる暇つぶしだったのですが、予想以上に良い出来でびっくり。気乗りしないお見合いに行ったら、相手の女性がかわいかった…そんな感じです(違。ドッペルゲンガーといえば芥川龍之介が有名ですが、彼自身、とある講演で「ドッペルゲンゲルに会ったことがある」と言っていたそうで、事実、その後、彼が自殺をしたことからも、直接的に「ドッペルゲンガー=死に結びついたもの」と考えるのが自然です(たしか河合隼雄の『コンプレックス』の中にも似たような記述があったような気が)。この映画の序盤「死の予感」から、または監督が黒沢清ということから「ホラーっぽい作品なのかな」と騙されてはいけません。実際はまったく違いますね。中盤以降の壊れっぷりをみると、やっぱり監督は一筋縄ではいかない人だなということがわかります。この壊れ方はある種、爽快ですよね。(作品の違いはあれど)『ソナチネ』には及ばないにしても『鮫肌男と桃尻娘』に近いかな。コダールの『気狂いピエロ』しかり、途中で一本ねじが飛んでしまう、いわゆる「壊れ映画」は個人的に大好きなのです。シリアスな作品テーマの中に含まれる、あまりにも場違いな壊れ方、ほんとうに、それは役者の演技からしても、笑ってしまう要素であるのですが、本当はその壊れる中にも、風刺であったり、比喩、社会批判など監督の主張があると思うのです。バカっぽさの中にもね。あと…永作博美って30過ぎているんですよね。それにも驚きです。いや、何でもない話です、えぇ。7点(2004-02-07 22:01:42)

52.  パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち 《ネタバレ》 いや~、なんつうか久々にメジャーな娯楽大作を観せて貰ったという感じです。ジョニー・デップかっこいいなぁ。ウィノが惚れた理由もわかります(いつの話だ?)。ジョニー・デップは大作映画には出ないというイメージだったんですけど、それはティム・バートンと長らく組んでいたからですかね。いや、ティムの映画は大好きですけど(苦笑)。『ロード・オブ・ザ・リング』でケミスった、オーランド・ブルームは頑張っていましたが、やはりジョニーの域に行くには早すぎますね。存在感が違いすぎます。映画を観終わった後に後ろに座っていた娘っ子らが「誰アレ?やばくない?」「マジ惚れた」とオーランド・ブルームを彼女らなりに称してました。そっかな~。断然ジョニーだと思うんですが。それと映画を観てひとつ思いました。 なんでオーランド・ブルームもかわいいヒロイン(重要)も結果的に金貨を盗んでいたのに骸骨にならなかったのかなぁ。人が盗んだものを譲り受けたのなら呪われないのか。でもそうしたらブルームの親父が呪われてるはずなのに…謎です。7点(2004-02-07 21:55:59)《改行有》

53.  昭和歌謡大全集 映画館で観客が僕のほかに誰も居ず、ひとりで観た映画でした。“若者vsおばさん”という構図を露骨に表した、バカバカしくも、もの悲しい(ウソ)物語。ザックリ、サックリ殺しています。そして殺戮の現場に不釣合いな昭和歌謡曲。冒頭のコスプレもそうですが、おバカな『時計仕掛けのオレンジ』っていう感じなのかな? 無理やり何かに当てはめようとするならば。豪華すぎる出演陣の中でも、ちょこっとしか出てこない原田芳雄が最高です。おもしろすぎ。とってもおバカで残酷ですけど、これは観ないと損します。特に最後の樋口可南子さんのカットだけでも見る価値アリアリ。7点(2004-02-05 18:35:21)

54.  ラスト サムライ まず感心したのが、時代設定。主なものをみていくと…元老院・大審院設置(1875)、廃刀令(1876)、西南戦争(1877)。明治天皇は15歳で即位しているから、西南戦争(明治10)時は25歳か。ちゃんと調べていますね。ま、それはおいといて。やっぱりトム・クルーズはかっこいいですな。なんだかんだいって。渡辺謙はアカデミー賞候補ですか。眼光が鋭かったもんな。さすがです。真田広之も小雪さんもよかったですね。つーか小雪さん、でかいよね。時代的にみて背丈だけは時代設定できませんなぁ。同時代でみていくと坂本竜馬が172cmで大男でしょう。当時の成人男性の平均身長は150cm台だから、183cmの渡辺謙なんて当時その身長ならエルヒガンテかダイダラボッチですよ・・・って、そんなことばっかり考えて観ていると、あんまり面白くないので深いところまで考えないで観るのが一番です。7点(2004-02-05 18:11:38)

55.  ボウリング・フォー・コロンバイン この映画は日本人からすれば監督のマイケル・ムーアの言うことに簡単に賛同することができます。すなわち「銃社会は下らない」と。ただこれは最近増加傾向にあるとはいえ、まだまだアメリカの比ではない“銃と無縁な国、日本”の意見に過ぎません。生まれたときから銃がそばにあって、「銃をもつことは当然の権利である」と考える人が多いアメリカに、その意見を押し付けることは、相手の立場に立って考えているとは必ずしも言えないでしょう。平和ボケした人が生まれたときからインティファーダのど真ん中にいるパレスチナの人々に「石を投げるのをやめろ!」と言うのに近いです。じゃあカナダはどうなのさ?と監督は言っています。アメリカと同じく銃社会であるカナダですがその銃犯罪の件数からいうとアメリカの100分の1です。映画では更にこうも言ってました。報道は常に視聴率重視で市民に余計な危機感を煽るだけ煽るのに、実際の犯罪件数は過去何年かで見れば確実に減少している。しかし凶悪犯罪報道率は何百%もアップし、あたかも犯罪そのものが増加しているように見せている…と、マスコミによるアナウンス効果の批判をするわけです。確かに日本もそうですが、マスコミによる過剰ともいえる視聴率合戦の結果、真実は逆に伝わりにくくなり、ショー的な要素だけがクローズアップされている現状を生み出しています。しかし、そんなことを言ったらアナウンス効果を否定しているこの映画も、アナウンス効果を立派に発揮していることに同時に気付かなければいけません。『ボウリング・フォー・コロンバイン』は反米的な考えを持っている人ほど賛同しやすい作りになっています。いわば「身内からの告発」であるため、自分の中で、より納得しやすいのです。いかにもアメリカ的な考えを持つ敵役に全米ライフル協会会長のチャールトン・ヘストンを置きそれを批判的な角度から撮影する。そうすれば反米的な感情を植えつけることは決して難しいことではありません。僕は銃社会には100%反対です。たとえ平和ボケしている日本人の意見だったとしても。だけど、この映画を100%の善なる考えとし、100%賛同することはできません。「~で、なければならない」と結論付けるのは簡単です。しかし、それはいつでもできるのです。結論を決め付けずに、ただひたすら自分と反対の意見の可能性を残しつつ考える。それが大事なことではないでしょうか。7点(2004-02-05 18:05:39)

56.  DEATH NOTE デスノート(2006) えー,あー,漫画原作には多少辛口になってしまいがちなものですね.でもこれ僕は全然原作も知らないし前情報も全く入ってなかったので,それほど被害もないだろーなぐらいの気持ちで観てきました.んー,案外おもしろいんじゃないコレ.おもしろいというか僕はかなり好きです.死神が気まぐれで落としたデスノートに名前を書かれると,書かれたその人が死んでしまう.それだけの誰でも考え付きそうな元ネタから,よくぞココまで話をふくらませられるなと感心しました(もちろんそれは原作がそうなわけで,原作を知っている人からすると映画は「ケッ」という感じなのかもしれないけどね).でも主演の藤原竜也くんも(チープ感は否めないにしても)頑張っていたし,L役の松山ケンイチくんもよかったと思う.映画を観たら原作が読みたくなりましたよ・・・って,よくできてますね.後編も楽しみです.[映画館(字幕)] 6点(2006-08-04 01:17:43)

57.  ロード・オブ・ウォー 武器商人のお話。主演がニコラス刑事(ハゲ)だったので、またあっちょんぶりけ映画なのかなぁと思っていたんですが、アクションじゃなかっただけ良かったですね。淡々とした切り口でアレヨアレヨと話が進んでいきます。当然テーマは重いですよ。武器を売っても直接人は殺していない。外国に武器を売ることは法的には禁止された行為です。しかし、それで儲けているお偉いさんがいて許されちゃったりして…観ていてよくわからなくなってきました。なんでアメリカのガンショップは営業おっけー?って。アメリカ最悪とかそういうことが言いたいわけじゃありません(それは件のむさ苦しいブッシュ大嫌い監督が言うこと)。でも日本にだって包丁売る人だっているわけですよ。ま、包丁は人を殺すためのものではありませんが、それで死ぬ人がいることは事実。人を殺すわけではないけどパソコンでデータをやりとりするウィニーだってそうじゃない? 渡すのはダメ。だけど作るのは良い? 線引きが曖昧すぎますよ。正義と言うのは簡単。必要悪というのは詭弁? それは個人で判断することもあるし、しないこともある。誰かが決めるかもしれない。大勢に流されるかもしれない。それでも僕らがすべきことは善悪を簡単に決めることではなくて考えることじゃないかな。この映画は武器取引という限られたテーマだけどそれは全てに通じるような気がしました。[映画館(字幕)] 6点(2005-12-22 22:05:59)(良:1票)

58.  ALWAYS 三丁目の夕日 いつから日本人は「わかって」しまったんだろう。今の世の中は全てを厭世的にみていることが多すぎる。会話の中にも未来がないなんて、まるで歳をとった老人のようだ。東京タワーを建設中の日本には何もなくて全てあった。みんなが若くて社会も単純で勘ぐることなんてしない。だって必要ないから。全てが初めてで、何かに触れるたびに新鮮で。満たされている僕らの方が満たされていない。映画はこれでもかの感動へまっしぐら、定石のオンパレード。まるで演歌の歌詞みたい。不自然なまでの単純な筋書きも何もないむかしは感動できた。何ごとも素直さがないと楽しめない。「わかって」いないから楽しめる。「月光仮面が登場したときは映画館の人がみんな歓声を上げて拍手をしたんだよ」なんて僕の親父が言っていた。世の中を「わかって」見切るのもいいけれど、これ見よがしの感動に流されるのもいいんじゃない? ノスタルジックな気分なんて厭世的に生きていたら味わえないんだから。[映画館(字幕)] 6点(2005-12-11 15:49:16)

59.  蝋人形の館 …せ、聖飢魔Ⅱキター!!(きてません)。いやー、久しぶりに骨太のB級ホラーを観た気がするね。つーかこれ普通に面白いよ。展開としては『テキサスチェーンソー』をものすっごい髣髴させるんだけどさ。家族愛(兄弟愛?)とか無人の街とか地下室をおっかけっことか。それでもイイのよ。この手の作品はもう殆ど観切っちゃっていて誰が死ぬかとかそういうのはわかっちゃうんだよね。でもイイ。ヒルトン娘とか馬鹿っぽくて(たぶんそのまんまっぽくて)いいじゃん。そして最後は変なオチと恥ずかしいハードロックでおしまい。ここまで定石を踏んでくれると気持ち悪いほど清々しいよ(ヘンなたとえ)。 [映画館(字幕)] 6点(2005-12-11 15:43:55)(良:1票) 《改行有》

60.  キングダム・オブ・ヘブン  十字軍のお話です。時期的には第2回と第3回の間ですね(間違っていたらごめんなさい)。大まかな流れは史実にしっかりと沿った歴史スペクタクルなので、興味のない人は本当にサッパリわからなかったりするかもです。しかし、わからないといってもヨーロッパ・教会・キリスト社会が「十字軍」というエルサレム奪還の軍隊をイスラム社会に送り込んだという事実はいちどぐらいは聞いたことがあるでしょう。当然この歴史的事件により、キリスト教がマイナスのイメージをより強く、中東のみならず世界に植え付けていることは事実です。たとえヨハネパウロⅡ世の謝罪がなかったとしてもね。でも、そういう部分はできるだけカットされていました・・・。それだけで「やるな、リドリー・スコット」っていう感じです。  十字軍が悪か善かはあんまり意味をなさないのです。特にこの映画の中でそんな宗教的カタルシスを前面に押し出されても興ざめするだけですよ。だってそんなことは言わなくてもわかっているんだもの。映画を観ていると「何のための戦争?」とか「キリスト vs イスラム」の構図は殆ど見えなくなります。やっぱり双方とも「神」を連発しているんだけど、その濃度は限りなく薄まってくる。たぶんこれはわざとなんですよ。だって死ぬか生きるかの極限状態で自分たちの神さまがどうだとか、アイデンティティですら怪しいですよ。あるのは戦争で死なないように・戦争に勝つようにという本当に純粋な「神にすがる姿」だけ。  キリスト教徒やイスラム教徒の人がこの映画を観るとどう感じるのかな。非常に気になります。  さて、そんな『グラディエーター』なんですけど(違)、戦闘シーンが圧巻ですね。 特にエルサレム攻防戦での篭城。まんま『ロード・オブ・ザ・リング』のような気がしつつも、どこからどこがCGでどこからどこが実写か、その区別が殆どわからないほど臨場感たっぷり。それと、レゴラスじゃなかったバリアン役のオーランド・ブルームは主役なのに気配を消し気味だった(?)けど、サラディンとボードワンⅣ世の存在感が出まくりでうまくバランスがとれていたのかもしれません。いやー、それにしても本物のふたりはもっとオーラに満ち溢れていたと思うとビックリですね。「英雄は英雄を知る」具合がなんとも。それだけでも観る価値はアリですよ。  ベリーショートの王女も全然OKです(意味不明)。 [映画館(字幕)] 6点(2005-07-06 21:27:42)(良:1票) 《改行有》

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