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合言葉は埜波と軍曹/埜波(のなみ)さんのレビューページ[この方をお気に入り登録する

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プロフィール
コメント数 203
性別 女性
自己紹介 映画とケロロ軍曹をこよなく愛する埜波です。

長いブランクの後、コソーリと復活。
映画を見る気になれなかったところから、這い上がって参りました。
今後ともよろしくお願いします。

現在、ある「ウワサ」に、心躍らせている今日この頃・・・

あたしの点数はハートです。なもんで、
かなり世間の大勢とは違う点数つけてることが多い気もしますが、
まあこんなやつも必要かなと思ってます。
君は君、僕は僕、これ幸せなり。なんつって。
人の感想を自分が肩代わりできる訳ではないし、逆もまた然り。
どんなに酷評されようが、ある人が面白いと思ったら、それはその人にとっては傑作。
・・・なもんで、あたしは自分の心のままにレビュー致しております。

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41.  ヴァン・ヘルシング 映画というのは2時間のイリュージョンだと私は思う。目の前を流れる映像はたちまち消えていく儚さがある。その中で、何度も心の中で(例えワンシーンでも)再生してしまうほど、いつまでも心に残る作品に高評価をつける傾向が私にはある。そういう意味では、この映画は逆に位置するもののように思う。とにかく2時間ずっと打ち上げ花火を一番いいところで眺めているような、メリハリの「ハリ」ばかりが立て続けに起こるような息をつかせぬ映像の数々。私は昨日見たばっかりだ。しかし正直に告白すると、あまりに派手な映像が多すぎたためか、一つ一つのシーンはあまりよく思い出せないでいる。それでも私の中では、久々に時間を気にせずに、純粋に映画を見て楽しむことができた満足感が残っている。打ち上げ花火は上がって爆発すればたちまち夜空に消えるけど、「きれいだったなあ」という記憶がいつまでも残るように。もしかすると人は、そんな儚いけれど夢のように楽しく鮮やかで密度の濃い時間を求めて、映画というものを見るのかもしれない・・・そんなことを考えてしまった。 それにしても、まともに映画撮れるんじゃんソマーズ!前からのファンの人には申し訳ないが、「ハムナプトラ」があまりに大味で真剣さを感じられなかったんである。今回忘れられないのがアナ王女がフランケンに「ありがとう」と言ったとき、フランケンがはっとした表情を見せるシーン。ありのままの自分と対等に接する人を求めていたフランケンには、さりげない一言がどんな言葉より重く、だけど純粋に心に響いたんだろう。「理知の光を持つ」と紹介されたフランケンだけど、このシーンでソマーズの映画にこそ「理知の光」が与えられたように思う。 追記:上映が始まった時スクリーンが広がらないのであれっと思っていたが、最後までビスタサイズのままで終わってしまった。でも最近は必要もないのにシネスコを使う映画が多くてうんざりするが(横に長すぎて見ててつらいんですよね)、シネスコを使わなくても楽しめる映像は作れるということを証明する作品だと思う。8点(2004-09-20 16:31:35)《改行有》

42.  リーグ・オブ・レジェンド/時空を超えた戦い 《ネタバレ》 ついついこの前見た「ハムナ○トラ」シリーズと比べてしまうけど、私としてはこっちの方が断然いけますね。やっぱり役者が違う。文学少年(?)ではなかったのでキャラについては知らないのですが、日本で言えばウル○ラマンと仮面ラ○ダーとゴ○ンジャーと月光○面とエイト○ンと宇○刑事とガ○ラが一緒になるみたいな、そんな感じ?(多分違う)元ネタ知っていればもっと楽しめたろうに、それだけは残念。「ハム○プトラ」での欲求不満(軽薄短小ならぬ「軽薄長大」、とにかく薄っぺらくてガックシ。特に人物!)はこちらで見事に解消されました。登場人物のことは知らなくても、彼らはそれぞれに悩みやトラウマがあって、ストーリーの中でそれを乗り越えていく構成がいいです。リーグの中のグレイとその他のメンバーの対比がしっかりしていて、戦いの中でトラウマを乗り越えた6人が勝ち、悪にすがることでトラウマから目を背けたグレイが敗れた。グレイが、避けつづけた自分の本当の姿を見せ付けられた瞬間に、たちまちミイラ化していくのは自分自身を直視する強さがなかったことのように思いますね。それにしてもラストシーンは意味深だ・・・続編希望!だけどもし続編でコネリーが現れたら、怒るかも知んない自分も否定できない・・・(苦笑)7点(2004-09-18 00:37:16)

43.  アバウト・シュミット 《ネタバレ》 人というのは所詮ひとりでは生きられない。いつになっても、いくつになっても自分の役割と居場所を求め、誰かの役に立ちたいと思い、その実誰かに必要とされたいと密かに願う。それをエゴとか依存と決め付けるのは簡単だが、実際買い物だって誰かがお店を開いてなければモノを買うことすら出来ない(まあ、極端な例なんだけども)。知らず知らずのうちに、誰かにすがっている、それが当たり前なのだと思う。振り返ると、家族を愛していたつもりでいても、結局は仕事にしか満足を得られなかった。家族との関係は空疎なものになっており、またこれまで仕えてきた会社は、定年過ぎるともはやお払い箱で自分のことなどどうでもいい(ゴミ捨て場の書類が象徴的だった)ということを思い知らされ、自分を必要としている人がいないことに愕然として最後家にたどり着いた。ラストまでの時間の長さは、そのまま彼が失った時のような気がする。暗く荒れ放題の家の中は、そのまま彼の心象風景だった。頼りたい人に相手にされず、自分自身の無力さを痛感した彼の心中は如何ばかりか。必要とし、必要とされることを今ごろになって気づいた、もう遅かったのか。その絶望感がひしひしと感じられたから、最後のあの絵には涙が止まらなかった。しっかりつながれた手、大きく輝く太陽が、大丈夫だよと語りかけている気がして。気付くのは遅かったけれど、気付くことが出来たのが大切なのだと。神様がいるとすれば、遠いアフリカの天使にそれをたくしてシュミットに伝えたような、そんな気がする。今でも思い出すたび、涙が止まらない。9点(2004-09-17 18:49:38)

44.  ハムナプトラ2/黄金のピラミッド 駄目だぁ・・・相変わらずモロばれのCG、モノが変わっただけのドミノ倒し、前作まんま流用の回想シーン、代わり映えしないイムホテップの攻撃方法、相変わらず身勝手な物言いの主人公、FF(ゲームの方)の飛空艇をちゃちにしたような飛行船、「これは実は○○だった」ってな安直なピンチの切り抜け方・・・・・挙げればきりがないです。「恐怖!サソリ怪人」のところでは、もう乾いた笑いしかでて来ませんわ。それとあんたたちいくら夫婦だからって、無駄なキスシーン多すぎ。息子がいいこと言ってたね、「家でやれ」って。同感。ここまできたら、超C級作品と同レベルで点数つけるしかないですね。 どうもソマーズ作品とは相性が悪いらしい。今度「ヴァン・ヘルシング」見に行くけど・・・心配になってきた。1点(2004-09-15 22:44:42)《改行有》

45.  CHECKERS in TANTAN たぬき 劇場ではなく、公開1年後にゴールデン洋画劇場で見たので、見た当時中学に上がったばかりだと思う。それから10年くらいして、映画を見ようといろんなものを見まくった。見た後はいろいろと考えさせられたり、余韻に浸ったりしていたものだが、今思い起こすとその中で数多くの映画をきれいさっぱりと忘れている自分に愕然としてしまう。それなのに。ワイドショーでクロベエを送る会の確執をやっているのを見て、ふとこの映画を思い出した。中学に上がったころの、まだ映画に「毒されて」いないころの私でさえも、あのオチにはずっこけた記憶がある。「Song for USA」のスケールの大きいサウンドと、このどうしようもないオチの乖離に。所詮アイドル映画、こじつけのもろ手挙げて万歳なハッピーエンドもありなんだろうけど、アイドル映画とかそういうのを考えもしない青いころの私は、なんてひどい映画だ・・・と絶句したのだった。しかしひどいとかなんだと言ってはいるが、20年近い時を経てオチを鮮明に思い出したのもまた事実。そしてこれこそが、本物の映画なんだという気がする。どんな形であっても、いつまでも心に残りつづける、そしてそれを思い出せることが、単なる映像をスクリーン上のたまゆらの幻想にとどめなることなく「映画」としての意義を持たせるのではないだろうか・・・どんな感情であっても、感情を持つことは心を豊かにする。そしてそれこそが、駄作であっても存在意義がある理由である。くどいようだが、映画としてみればこれは駄作だ。だから遠慮なく1点を献上するが、20年近い時を経て、本当の映画の意味を気付かせてくれたこの作品には感謝の念を禁じえない。そして、解散から12年経ってもどうしても歩み寄れないメンバーと自分自身を照らし合わせながら。1点(2004-09-15 07:51:09)(良:1票)

46.  ハムナプトラ/失われた砂漠の都 《ネタバレ》 見終わった時点(昨日)では6点にするつもりでしたが、翌朝目が覚めて3点にがた落ち。まさかこんなに金かけてCGに手間かけて、出来上がったのがドリフのコントとはねー。あの棺が落ちてくるシーンなんてほとんどタライ扱いじゃないですか。タライに失礼だろっっ!!(違)3点つけておいてなんですが、けっこう笑わせてもらいました。でもどのシーンで笑ったのか、棺のシーン以外思い出せない・・・昨日見たばっかりなのに。 以下、箇条書き。 ●人の死が軽すぎる。せめて図書館のボスは悼んで欲しかったなあ・・・ ●CGがCGと分かりすぎ。夜の市場は妙にセットくさい。 ●何より主演がミスキャスト。大根。無礼者なのに無礼者に見えない。こういう役こそ、ベン・ア○○ックが適役でしょう(笑)他の役者が割とよかっただけにねえ・・・ あ・・・思い出した。図書館ドミノ。何も映画の予算で「世界一ドミノ倒しに挑戦!」しなくてもいいじゃんねえ。大きさだけなら多分世界一だよね。3点(2004-09-13 18:57:32)(笑:1票) 《改行有》

47.  パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち 《ネタバレ》 ああ・・・またかよ・・・「実は幽霊でした」って、すごく冷めるんだよな~。しかも何となく読めるし。主演の3人はいいんだよ。特にデップ。「頭がいいのかバカなのか・・・その2つは区別つきにくい」って、まさにジョニー・デップのためのセリフ。デップ自身、その美貌に喧嘩を売るようなおかしな役ばかりやってる。まあ、普通の二枚目じゃ盛りが過ぎればまた次のいい男が現れる。それだったら・・・ってな訳で、なんだかジョニー・デップ論になっちまったな(苦笑)5点(2004-09-08 22:01:44)(笑:1票)

48.  チアリーダー忍者 あははははは・・・・・21世紀になってもエドウッド魂は健在ですなあ・・・しかしこれは確信犯です。それもエドウッドのチープさが、「この映画は動物を虐待していません」21世紀の安全第一、動物愛護、環境保護的思想と理想的な結婚をして、すごくへっぽこな作品に仕上がりました。出てくる動物は全部着ぐるみかぬいぐるみ、激しいアクションシーンはダッチワイフにやらせて出演者の安全を確保。「爆発シーンはお金がかかるので資料映像をお楽しみください」と、戦争の爆撃映像でお茶を濁す。もう全編こんな調子だから、クライマックスで日本のスーパー戦隊物のようなロボットファイトのシーンになっても全然驚きません。チアのお姉ちゃんの忍者アクションは猫の声がかぶさるキャットファイト、アクションシーンは飾りにすらなっていませんし、映画を見終わって「こいつら何のために忍者修行したんだろう・・・」と思ってしまいます。その他パンチラのためにだけ振り出す雨、同じくパンチラのためにだけでてくるスカイホッピー(懐かしい!)など、チープとおバカとエロのためなら手段を選ばないことに秋の青空のようなすがすがしさを感じます。もっとも、今日の天気は雨なんですがね。2点(2004-09-05 11:33:07)(笑:2票)

49.  華氏911 マイケル・ムーアは寿司職人だ。ネタを見抜く目利きのよさは断然優れている。銃社会をにぎりにして差し出した「ボウリング~」で一躍日本でも知名度がアップしたが、どうもサビを効かせすぎる嫌いがあって、それが賛否両論を巻き起こすもとになるのは想像に難くない。そしてまた、世界でおそらくもっとも関心を持たれているあろうこと---世界中の人間が食べたがるネタから、まるでヒラメからエンガワを切り取るように、あまり知られていない美味しいところを切り取って、また例によってサビ(編集・モンタージュ)をたっぷり効かせ「へい、お待ち」---だが今回のネタはどうも脂が乗りすぎているのか、見終わった後どうも胃がもたれてしまう気がする。アメリカの「岸壁の母」はホワイトハウスで叫ぶ。しかしこれもまた、この寿司の単なるネタでしかない。シャリ。ネタの風味を殺すことなく、しかしそれ自体もまた味と食感が損なわれては寿司の完成度を下げてしまう。だが、ネタは変わることもあるが、シャリを替えるということはまずないと思う。ムーア映画3本、その都度用意された客の飛びつくネタに隠れ、替わることのないシャリがしっかりとある---ムーアは自分自身を愛国者と語るが、それ以上に生まれ故郷のミシガン州フリントを愛しているのだと。「ロジャー~」で始まったフリントの不遇に対する義憤。大義なき戦争へと駆り出される若者たちにも、GM工場閉鎖による失業の影が付きまとう。ブッシュとサウジのつながりという陰謀論的な話やアメリカ版岸壁の母の陰で、ムーアの映画作品の中で常に変わらず描かれているのは、屋台骨を失った生まれ故郷の叫びである。だからこの「華氏911」も、ムーアが今まで作りつづけていた映画のシリーズ作品として見るべきものではないだろうか。戦争、陰謀、犠牲---それらに憤りを感じることも人間として大切だ。しかし、そればかりに囚われるとムーアが伝えようとしている本質を見失ってしまうと思う。「書を読みてとごとくそれを信ずれば書は無きに如かず」ムーアは確信犯的に、映画を作ることによって情報を鵜呑みにすることの危うさを問うている。前作で語られた「恐怖の文化」は、ムーア作品を見る上でも観客側が忘れてはならない戒めであろうから。人は考えることを忘れてはいけない---それは奇しくも、タイトルのネタ元である華氏451のテーマにも繋がるものである。9点(2004-09-05 11:15:10)(良:1票)

50.  火山高 どうも、この映画に巷で言われているほどの低い点数つけることは私にはできない。とにかく音楽のせいか視覚効果のせいか「何が何だか分からないけどすごそうなパワー」みたいなのはものすごく感じて、その勢いで最後まで見てしまった。はっきり言ってマトリックスの真似っこ、シナリオは破綻しまくり。でもそんなのはどうでもいい。これは「コンセプト」を見る映画だと私は思う。じゃあそのコンセプトとは? 「マトリックスを学校でやっちまえ」 アホみたいだがそうだと思う。マトリックスの2番煎じ映画は多いが、それを学校というところでやってしまうのが、何だか分からないがすごく好きだったりする。エージェントもどきのマー先生が、あんなに硬い表情でパロディやってるんだからそれがどうしても笑える(心の中で。まあエージェントの真似っこするのに表情は必要ないんだけど)。 それをくどいほどのワイヤーアクションで見せる。特典の予告編で「ハリウッドに喧嘩を売った」みたいな言葉が出てたけど、確かにそれは間違ってないと思う。ワイヤーアクションは言うまでもなく香港伝統の演出。それを同じアジアの国がやってしまったんだから、「ワイヤーアクションは亜州固有の文化なり!」とこの映画で宣言した・・・っていうのは深読みしすぎかな?でもハリウッドでやられるよりは同じアジアでやってもらったほうが嬉しい気が同じアジア人としてはするんである。 関係ないけど、私だったら絶対悪ノリして「マトリックス学園V」って邦題にしたなあ。VはボルケーののVってことで。まあ、絶対上層部には通らないだろうけどね。6点(2004-09-01 22:48:37)《改行有》

51.  HERO(2002) 私としては、ジェット・リーが大根であることと、トニー・レオンはやっぱりカッコいいことを再確認した映画でした・・・いや、半分マジで書かせてもらうと、ジェット・リーって私が見た限りの作品では表情が全然変化しないしセリフの抑揚も全然ない。表情について言えば、どんな時でも薄ら笑いを浮かべているように見える。そのせいかどの映画でもつかみどころのない謎の男っぽい感じ(余談ですがシュワが去った後のターミネーターは彼に演じて欲しい気がする)。そんなジェット・リーの大根的個性が、今回は二転三転する物語と彼の役柄にぴったりはまっている気がします。初めから2/3くらいまでは「これ、話がスカスカじゃんかよぉ」って思ったし、ジェット・リーが実はアレだったってことも割と早いうちに分かっちゃったけれど、最後のオチが不条理感もあるけど、かなりマイナス印象をプラスの方向に戻してくれましたね。「英雄」っていうのが本当はどういうものなのか考えさせられました。ジェット・リーを英雄に導いたトニー・レオンの泣きそうな目が、今回は達観した男の眼差しになっているのがすごくいい・・・6点(2004-08-29 21:07:28)

52.  レイダース/失われたゾンビ うっわ~、サイッテー、最低です。最高にサイテーです。私の中でダメ映画番付なるものがるのですが、それまで西の横綱だった「女子高生チェーンソー」を押しのけて、今はこれが西の横綱です。ついでに東は・・・言う必要もないでしょう(笑)これを一言でいうなら「厨房」。キッチンじゃないですね、2chでおなじみの「厨房」です。実を言うと、パッケージを見た時点で点数決まってました。中学校の文化祭のお化け屋敷のポスターみたいなイラストだけでマイナス100点。タイトルにマイナス1点、パッケージ裏面のボディコピー、「パリのファンが狂喜して舞台に駆け上がり、映画の中のゾンビと格闘を始めた」ってくだりに9点、パッケージの段階ですでにマイナス92点でした(笑)しかしこれは序の口に過ぎませんでした・・・「インディペンデント・インターナショナル」のロゴマークがまた厨房丸出しのヘタクソさ・・・っつーか、会社名みたいだけど実は「自主製作」ってことっすよね??しかしその後のテーマソング、テーマソング・・・安っぽいシンセの音、「死人が俺を追ってくる~♪」に代表される脱力モノの歌詞、ジャーッという音に合わせてどアップになる、雰囲気だけデビッド・ボウイに似たゾンビ・・・こんな厨房並みのセンスでエセMTV状態のオープニングが・・・マイナス500点・・・・・・・・・・はぁぁ。もう本編はほとんど語る必要なし。中学校の映研並。いや、コンクールに出られる映研のほうがまだマシなもの作れるはずです。うまく説明できないのですが、選ばれしダメ映画だけが持つオーラを、これにも感じました。それ以前に同様のオーラを感じたのと言えば「死霊の盆踊り」くらいですが、こちらの方が20年も時代が進んでから作られた分罪は重いです。そういえば「死霊~」のレビューで死霊にも盆踊りをする権利があるとおっしゃっていた方がいましたが、私は思います。ゾンビだってMTVごっこをする自由があるのだと。Human Lights For ZOMBIES,ゾンビにも人権を!!0点(2004-08-27 23:24:39)(笑:2票) (良:1票)

53.  ホーム・アローン 《ネタバレ》 初めて見たときと今では見方が変わってしまった映画の1つ。初めて見たときは映画大好きってほどでもなかったし気付かなかったけど、クリス・コロンバスだったのか。コロンバスと言えば、シュワ主演の「ジングル・オール・ザ・ウェイ」っていうのもあったっけ。思うんだけど、クリス・コロンバスはドタバタだけど暖かいアットホームなコメディではなくて、「バカ親」をいい親のように描かせれば一流、の監督ではないかな。いい加減に自分の子供を扱って置き去りにしておいて、空港で気付いた途端いろんな人に迷惑かけながら子供に会いに行こうとする母親。「あなたもお子さんおありでしょう?」って情に訴えて相手のチケットを奪うやり方、相手からすればどんなにはた迷惑な親だろう。でも最後には子を想う親の愛が勝ってハッピーエンド、って親子愛に持っていけば一見感動的。でも今のあたしは「自業自得だろ」って言いたくなる。日本でもはた迷惑なバカ親が増えているし、迷惑かけてなくても自分の(あくまでも自分、子供は含まれない)都合しか考えてないように見える親はたくさんいる(赤信号に変わった直後にベビーカーで猛然とダッシュするお母さん、あれメチャクチャ危ないよ)。あくまでも「親が自分自身を振り返り反省する」ための映画であればいいのだけど、「子供への愛があれば何をしても許される」って解釈されるならこの映画の功罪の「罪」の部分が大きい気がする。それによって多くの人が迷惑をこうむるんだから。コロンバスが、前者の考えでこれを監督していることを切に願う。5点(2004-08-22 21:48:14)

54.  マイティ・ジョー 旅先でのTVで、しかも「ながら」状態での鑑賞だったんで前半はあまりまともに見られなかったけど、クライマックスのパニックシーンに入ってからはぐいぐい引き込まれた。「北京原人」とかぶってしまうのはご愛嬌、ってことで。でも元を正せばこうなってしまったのは人間の逆恨みのせいなんだよなあ・・・野生生物を凶悪なものにしてしまうのも、心優しい森の守り神にするのも、結局は人間の心。生活を豊かなものにもするけれど、人殺しにも利用できる科学のようにね。6点(2004-08-22 21:23:11)(良:1票)

55.  キング・アーサー(2004) 子供のブラッカイマー少年が古い自宅の物置から「アーサー王」のオモチャ箱を引っ張り出して、思い切りひっくり返したような、良くも悪くもそんな感じです。私は「原作は 忘れてしまえ ホトトギス」っていうのがスタンスなんですが、はっきり言って知ってる人は見ないほうがいいと思います。円卓の騎士たちはガラ悪いゴロツキだし、アーサーがエクスカリバーを抜いた理由やシチュエーションも違うし、そして、ランスロット、ランスロットが・・・あああああ・・・マジかよ・・・・・それでいてメインキャラ(名前)は伝説どおりだし円卓もちゃんとあるんで(しかしでかいなあ円卓・・・)忘れようにも忘れられない。見終わってプログラム思わず買っちゃいました(800円)・・・面白かったから記念に取っときたいというより、ブラッカイマーの意図が知りたかったんですよ。こんなにオリジナルとかけ離れたアーサーの物語にしたのは意図的でした。新たなるアーサー王を構築したかった、確かに今までにないアーサー王「伝説」。って言うか、ローマの属国みたいな感じの妙なリアリティだけがある。伝説を解釈すればこういう「事実」が出てくるんだろうけど、伝説というのはそれこそ「ありえねぇ!!」って感じのファンタスティックな味付けがあるから魅力的だと思うんです。先の剣を抜いたエピソードにしても妙に人間的な動機付けがされ、「神聖で正統なる王」としてのアーサーはない。そういうの嫌いな人もいるでしょうが、神聖だからこそ神がかり的なきらびやかなエピソードに溢れていて、そういうのが面白い。やっぱり「アーサー王」って言われれば、多くの人は「伝説」を見たいと思う。でもスクリーン上にあるのは、妙にリアリティだけがある「歴史物語」だった。あんなに「ありえねぇ」アルマゲドンを作ったのに何で・・・製作国が米・アイルランドってなってるけど、本家イギリスが製作に加わらなかったのも肯ける・・・4点(2004-08-14 17:57:21)(良:1票)

56.  ユージュアル・サスペクツ ポスルスウェイトのオフィスの「成功 力 財産」が気になってしょうがない。ガラスに透かしまで入れてまるで何かのセミナーじゃんか。部屋の表札も日本人にしてみればすごく違和感あるしね。何で気になるかって?織り目の粗い布のほころびは見た目はそんなに気にならないけど、細かく織られた布のほころびは目に付きやすいってこと。いくら「小林さん」も作り話だったとしても、あんな怪しい日本語の使い方されちゃ作り手は日本人みんなオウムって思ってるんじゃないかって思うぞ。オウムも1995年だったしなあ・・・もうオチなんてどうでもいいや。すぐ分かるやん。結構いろんなところから「気付いて光線」発射されてるよ(苦笑)ついでに言うと、ケビン・スペイシーが助演男優賞なら、主演は誰なのよ??クレジットじゃマクナマス役の人がトップだったけど主演にしちゃガブリエル・バーンに負けてるし、出番の少ないポスルスウェイトよりインパクトないし。騙すことにばかりこだわってて細部はしょぼいところが多すぎてダメ。まさに3点、ショボ映画。3点(2004-08-13 22:14:35)

57.  シックス・センス 《ネタバレ》 オチをを聞いてて「ああ、またそういうことですか」って冷めた感じで思ったからずっと見てなかった。しかもその後の「サイン」がえらくつまんなかったんで見た後どうやってけなしてやろうかなーなんて思ってたんですよ、ぶっちゃけ。確かにオチを聞いた私がいうのもナンですが、ああいうオチが待っていることは何となく予感できる。撃たれた後に俯瞰になるカメラとか、ブルース・ウィリスがレストランに入ってもいつまでたってもウェイターが来ないとか。分かってたんだけどね。ラストまで見て思ったのは、「霊」はこの映画のキモではないってこと。こういう話ははっきり言って霊なんて使わなくても作れるし、テーマはベタだと思う。たまたま(意図的に作られる映画にこんな言い方するのも変だけど)少年を助けてくれたのは人間じゃなかった。ラストでブルースが本当の自分を知った時、それを認めた時に、ようやく相手を許し、受け入れることができた。早い話が、「素直になったらお互い分かり合えた」たったそれだけのこと。ベタだよね。でも私もそうだけど、人間って分かっててもなかなか素直になれない。ましてや大人になってしまうと、つまらないメンツとかこだわりとかに心が縛られて。だからベタだって分かっていても、こういう話見て、毎度ながら素直になること、許しあうことっていいなって思ってしまうんだろうな。オチばっかりが取り上げられることが多いけど、話自体はレンタルショップのホラーの棚ではなくてドラマのところにあってもおかしくない。まあ、もしこれがドラマの棚にあって、ドラマのつもりで見てたらもしかしたら0点つけたかもしれないけどね。7点(2004-08-13 15:53:41)

58.  ゼイリブ 子供の頃妄想していたこと。この世は全てまやかしで、見えること聞こえること触れるものも全て、それを感じてこの世は確かに存在すると錯覚させているんじゃないかと。何でそんなことを妄想したかは分かりませんが、そんな妄想を持っていた子供だった私にとってはまさにツボだったことはご理解いただけるかと。見えないことが真実という歌でよくありそうなテーマで語られるのはTVや雑誌や広告などで造られた消費社会への風刺、なんだけど哀しいことにそれがアメリカのGDP(当時の言い方ならGNPかな)を押し上げているから、おかしいなあと思いつつも正面切って批判することは難しい。こんなことができるのはB級とマイケル・ムーアくらいだよね。「デス・レース2000」もそうだけどB級の名作といわれる映画ってアメリカや世の中の真実をえぐるような内容が多いから見応えある。ただいくら批判してみせたとしても、結局はアメリカという巨大な消費システムの中でないと生きていけない。ジョン・カーペンターもそれは自覚しているようで、中盤の殴り合いは主演のロディ何とかさんが元プロレスラーってこともあって後半はプロレスと化していたけど、もうちょっとあっさりさせてもいいのにプロレスに興味がないとホント苦痛ですよね。あれも監督が観客に服従を強いているような感じなんだけど、今まで書いて思ったけど案外「クソ」がつくほど長くしたのはメディアが民衆に服従を強いていることを実感させるための演出手法だったようにも思えます。それにまんまと乗せられて私も長いなあ・・・と思ったわけですが。とにかくそんな訳で、ラストは女の驚く顔で終わらせたのもその先は決してハッピーな未来が待っている訳ではない、消費文化になれきった人間はこの先どうなるか予測がつかない(つくんだけどやっぱり悲観的になりそう)からじゃないかと思うんですよ。8点(2004-08-11 18:39:24)(良:1票)

59.  少林サッカー 話が進むに連れ爆笑が失笑に変わっていった・・・初めのうちはインチキ臭いCGにかなり笑わせてもらったけど決勝戦ともなるともうやりすぎ、お腹いっぱいです。ノリは嫌いじゃないけど、くどい。5点(2004-08-08 22:55:37)

60.  愛を乞うひと 《ネタバレ》 すみません、これについてははっきり言って私情抜きでコメントすることは不可能です。正直に言いますが、私自身、映画の中の照恵のように実の母親に憎しみを抱いていたことがあり(照恵が「なぜ私を引き取ったの?」と泣きながら問い詰めたのとは対照的に、「なぜ私を捨てたの?可愛くないの?」と目の前にいない母親を責めるように心で問い掛けていました。ただ母の温かいぬくもりを求めていた点では同じだと思います)、母のようには絶対ならないと思えば思うほどその呪縛から逃れられず長いこと苦しみました。だから「もしも私自身が母親と暮らしていたらこうなっていただろう」出来事がスクリーンで展開していることに心中穏やかではいられなかった。最初に劇場で見た後しばらく私自身の人生もめまぐるしく動き、今年になってずっと会いたくないと思っていた実母となぜか話したくなり、あっさりと連絡が取れてしまったが、その間に実の祖父母の墓探しをして墓参りをしたりして、本当は割と簡単に手が届くはずだったのに随分遠回りをしてしまったようにも思う。それは照恵のルーツである台湾への旅をしなくても、実は父の遺骨が日本国内にあったのと同じように。でもね、分かるんです。本当は近くにいても、「その時」が来るまで会ってはならなかったんだということを。遠くにいて複雑な事情を抱えながらもやはりみんなが、そして母も自分自身を愛していたことに気付くまでは。娘同然に思っていた王さんだけではなく、戦争によって苦渋の選択をした父の実兄も。そのことがあってようやく、最後に母の美容院で対峙することができたんだと分かるのです。そして母・豊子が照恵を手放そうとしなかった理由も。照恵は、心から好きでずっと一緒にいたかったあの人がいたという証だから。それは子供自身を愛している訳ではないから決して誉められるものではないけれど---それでも美容師になったということが、上手に髪を梳いた娘を忘れたくなかったことのように思います(美容師免許を取得して美容院開業するのってすごく大変なんですよ)。ただ暴力の中の未熟な愛をそういう形でしか昇華できなかった母は、ただ去っていく娘を遠く見つめるしかなかった。「愛こそ全て」なんて単純なものではないからこそ、愛の激しさ・儚さ・そしてどんな形であっても確かにあることを、あのラストで感じるのです。10点(2004-08-08 16:31:21)

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