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合言葉は埜波と軍曹/埜波(のなみ)さんのレビューページ[この方をお気に入り登録する

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プロフィール
コメント数 203
性別 女性
自己紹介 映画とケロロ軍曹をこよなく愛する埜波です。

長いブランクの後、コソーリと復活。
映画を見る気になれなかったところから、這い上がって参りました。
今後ともよろしくお願いします。

現在、ある「ウワサ」に、心躍らせている今日この頃・・・

あたしの点数はハートです。なもんで、
かなり世間の大勢とは違う点数つけてることが多い気もしますが、
まあこんなやつも必要かなと思ってます。
君は君、僕は僕、これ幸せなり。なんつって。
人の感想を自分が肩代わりできる訳ではないし、逆もまた然り。
どんなに酷評されようが、ある人が面白いと思ったら、それはその人にとっては傑作。
・・・なもんで、あたしは自分の心のままにレビュー致しております。

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41.  ウォー・ゲーム(1983) 今になって初めて見たのだけど、もう20年前の作品なのに、ちっとも色あせてはいない。確かに冷戦だとか音楽のセンスが古いとかマシューブロデリックの髪型がダサい(笑)とか時代を感じさせることはいろいろあるけれど、それでも映画の内容そのものには古さを感じなかった。多分、機械に国を任せることやひとりの天才少年が国家最高機密に入り込む恐怖といったことだけではこの映画は語れない気がする。私にはこの映画、子供同士の遊びに大人(政府や軍)が振り回されているように見えた。思えば現実の戦争も、子供じみた為政者が国を引っ掻き回しているだけ(だけ、というのは語弊があるだろうが真実を徹底的に突き詰めれば所詮そんな程度の心理なのかもしれない気がする)のようにも思うし、そういう視点で見ればシミュレーションゲームのスパコンもあくまでも「比喩」であって、そこにいるのはコンピュータの姿をしていても、戦争を仕掛けようとしている為政者=人間であるように思う。イラク戦争があり、華氏911も見たし、アレを真に受けているわけではないがやはりあの戦争に意味があるとは思えない私には、あのスパコンが某B氏に見えたくらいだ。戦争というのはいつになっても、振り回されるのは為政者ではなく国民だから、時が過ぎてもこの映画には普遍的なパワーがあるように思う。この時期にこの映画を見てよかった。8点(2004-11-13 07:27:32)

42.  ヴァン・ヘルシング 映画というのは2時間のイリュージョンだと私は思う。目の前を流れる映像はたちまち消えていく儚さがある。その中で、何度も心の中で(例えワンシーンでも)再生してしまうほど、いつまでも心に残る作品に高評価をつける傾向が私にはある。そういう意味では、この映画は逆に位置するもののように思う。とにかく2時間ずっと打ち上げ花火を一番いいところで眺めているような、メリハリの「ハリ」ばかりが立て続けに起こるような息をつかせぬ映像の数々。私は昨日見たばっかりだ。しかし正直に告白すると、あまりに派手な映像が多すぎたためか、一つ一つのシーンはあまりよく思い出せないでいる。それでも私の中では、久々に時間を気にせずに、純粋に映画を見て楽しむことができた満足感が残っている。打ち上げ花火は上がって爆発すればたちまち夜空に消えるけど、「きれいだったなあ」という記憶がいつまでも残るように。もしかすると人は、そんな儚いけれど夢のように楽しく鮮やかで密度の濃い時間を求めて、映画というものを見るのかもしれない・・・そんなことを考えてしまった。 それにしても、まともに映画撮れるんじゃんソマーズ!前からのファンの人には申し訳ないが、「ハムナプトラ」があまりに大味で真剣さを感じられなかったんである。今回忘れられないのがアナ王女がフランケンに「ありがとう」と言ったとき、フランケンがはっとした表情を見せるシーン。ありのままの自分と対等に接する人を求めていたフランケンには、さりげない一言がどんな言葉より重く、だけど純粋に心に響いたんだろう。「理知の光を持つ」と紹介されたフランケンだけど、このシーンでソマーズの映画にこそ「理知の光」が与えられたように思う。 追記:上映が始まった時スクリーンが広がらないのであれっと思っていたが、最後までビスタサイズのままで終わってしまった。でも最近は必要もないのにシネスコを使う映画が多くてうんざりするが(横に長すぎて見ててつらいんですよね)、シネスコを使わなくても楽しめる映像は作れるということを証明する作品だと思う。8点(2004-09-20 16:31:35)《改行有》

43.  ゼイリブ 子供の頃妄想していたこと。この世は全てまやかしで、見えること聞こえること触れるものも全て、それを感じてこの世は確かに存在すると錯覚させているんじゃないかと。何でそんなことを妄想したかは分かりませんが、そんな妄想を持っていた子供だった私にとってはまさにツボだったことはご理解いただけるかと。見えないことが真実という歌でよくありそうなテーマで語られるのはTVや雑誌や広告などで造られた消費社会への風刺、なんだけど哀しいことにそれがアメリカのGDP(当時の言い方ならGNPかな)を押し上げているから、おかしいなあと思いつつも正面切って批判することは難しい。こんなことができるのはB級とマイケル・ムーアくらいだよね。「デス・レース2000」もそうだけどB級の名作といわれる映画ってアメリカや世の中の真実をえぐるような内容が多いから見応えある。ただいくら批判してみせたとしても、結局はアメリカという巨大な消費システムの中でないと生きていけない。ジョン・カーペンターもそれは自覚しているようで、中盤の殴り合いは主演のロディ何とかさんが元プロレスラーってこともあって後半はプロレスと化していたけど、もうちょっとあっさりさせてもいいのにプロレスに興味がないとホント苦痛ですよね。あれも監督が観客に服従を強いているような感じなんだけど、今まで書いて思ったけど案外「クソ」がつくほど長くしたのはメディアが民衆に服従を強いていることを実感させるための演出手法だったようにも思えます。それにまんまと乗せられて私も長いなあ・・・と思ったわけですが。とにかくそんな訳で、ラストは女の驚く顔で終わらせたのもその先は決してハッピーな未来が待っている訳ではない、消費文化になれきった人間はこの先どうなるか予測がつかない(つくんだけどやっぱり悲観的になりそう)からじゃないかと思うんですよ。8点(2004-08-11 18:39:24)(良:1票)

44.  月夜の願い/新難兄難弟 話は結構ベタです。父子愛がテーマだし、タイムスリップするのも方法は違うけど「バック・トゥ・ザ・フューチャー」みたい。それでも私としては8点はあげたいいい映画。忘れかけたものを思い出させてくれる気持ちが温かくなる映画です。香港の下町風情は「こち亀」の両さんの子供時代の浅草みたいでみんながお互いに気にかけ合って助け合ってて、昔は当たり前だったこと、本当なら今でも当たり前のはずの「困った時はお互い様」の気持ちが生きている。レオン・カーファイの若かりし日のお父さんがすごく生き生きしてて良かった。頑固だけど情に厚い昔気質だけど、すごくお人よし。こんな人絶滅してしまったのかなあなんて思っちゃうけど、こういうのに感動してしまうってことはまだまだ昔の熱い心があるってことなのかもしれないなって思う。このレオン・カーファイ、「ア○ノ式」顔負けのすごいダンス見せてくれます(笑)歌が下手なのはご愛嬌ってことで。さすが香港映画、真面目なのかふざけてるのか分からない胡散臭さ(ウォン・カーウァイは別)も忘れてません。トニー・レオンの「目からビーム」とか。でも一番の注目はトニーとカーファイの○○シーンです。あんたたち、ラーメンマンやん(特にカーファイ)・・・(笑)笑えて最後にはほろっとできる気持ちいい映画です。温かい気持ちになりたいときにオススメ。8点(2004-08-02 00:08:04)(良:2票)

45.  グッドモーニング,ベトナム ロビン・ウィリアムズを語る上で「いまを生きる」とこれはハズせないと思うけど、この2つはロビンの映画の中では対極に位置しているように捉えられることも少なくない。でも舞台が違うだけでストーリー展開や人物造型は似ている、というかほとんど変わらない。何人かの方が書いているようにトークはこの映画のキモではない、というのはすごく同感なんだけど(後述)、その後のロビン本人をイメージ付けたという意味では「いまを生きる」よりも重要なんだと思うなあ。スタンダップジョーク出身のロビンだから出来る笑いの要素が、映画の中の兵士たちを勇気付け、ベトナムの人たちを笑顔にしていく様は、その後彼が言われるようになる「幸せ配達人」そのものなんだと思う。まさにこれは俳優ロビン・ウィリアムズを形作った原点。で、「いまを生きる」はこれの発展形ね。 閑話休題。この映画そのものについて言えばマシンガントークはあくまでも映画のスパイスであって、キモはやっぱり「ひとりの兵士が見たベトナムの情景」。私はこれ以外だとベトナム物は「プラトーン」と「フルメタルジャケット」しか見てないけど、それでもベトナムの街の人をそのままに、淡々と描いたこの映画はちょっと変わってるなあと思いつつ、戦争の悲惨さというよりは哀しさが一番分かりやすく伝わってきた映画でもあった。この前イラクで亡くなった橋田信介さんの本を読んでいるんだけど、橋田さんはイラクやその他の国の人たちとのやり取りを飄々とした文体で滑稽に、だけど実際あったそのままを書いてる。その分すごくリアルに現地の人たちのイメージが湧いてきて親しみを覚え、「こいつらが武器持ったりして戦ってるのか~、なーんか、やるせないよなあ」って気持ちになってくる。それと同じような感覚がこの映画にあったんです。実際、アメリカに刃向かっているのは普通の市民と同じ少年だったから。 ベトナム映画はこれでひとつの区切りがついたけど、もし今のイラク情勢が落ち着いて、映画として作られるような日が来たならば。こういうタイプの映画が結構出てくるかもしれない。イラクでも武器を持っているのは、普通のイラク人だからねえ。8点(2004-07-22 19:28:37)《改行有》

46.  34丁目の奇跡(1994) リメイク版の存在意義っていうのは、旧作に対する思い入れを今の時代背景や技術で再現したいという製作者側の気持ちもあるだろうけど、観客にしてみれば、オリジナルを知らない人にとってオリジナル版にも目を向けさせる窓口という意味があると思う。私もこれについて言えばオリジナルを知らないひとりだから、素直にこれを見てサンタを信じていた幼い頃を思い出して、現実にサンタがいようがいまいが、いつまでも心の中に確かにサンタがいるって思い出せる。サンタクロースの持つ暖かいテイストに溢れていて心に残り、時たまこの映画を思い出したくなる。現代社会のシニカルさもありながら心に残る優しい映画に仕上げてくれたおかげで、その後にオリジナル版があると知ってすごく見たくなった。オリジナル作品への窓口としてはかなり高いレベルだと思う。だけど残念なことに、近所には旧作の方は置いてないのでまだ見ることはできないんだけど・・・ちなみに私はこれを夏に見ます。クリスマスシーズンは貸し出し中になっちゃうっていうのもあるけど、暑がりなんで雪の降る街や北極の風景を見ているだけで涼しい気分になれるんです。8点(2004-07-19 11:50:20)(良:1票)

47.  ツインズ あたしこれ結構好きだよ。これぞまさに「映画だから出来ること」じゃないかな。映画ってのは所詮スクリーンの中の虚構の世界なんだしアレでいいと思う。現実には二卵性でもあそこまで似ていない双子っていないけどさ。だからこそ、同時にトイレに駆け込む二人を見てるとつい頬が緩んじゃう。やっぱり繋がってるんだなーって感じでね。一生懸命なデビートを見てると、ヒトゲノム研究が進んで優れた遺伝子をもつ人間だけ生まれて、映画の中のデビートみたいな人間は生まれる前に消されちゃう、そんな世の中になって欲しくないなーって思う。8点(2004-07-16 21:40:58)

48.  エイリアン2 ホラー系はどうも苦手でこのシリーズも例外ではないんですが、唯一この「2」だけはまともに見れます(笑)キャメロン好きなせいもあるでしょうが、迫り来るエイリアンなんて吹っ飛ばせ、撃ちまくれ!ヒット作の続編の重圧の中、割り切って自分の色出したのが功を奏しましたね。後に続くキャメロンらしい女性像がリプリーにもしっかり反映されている。これって「今度は戦争だ」ってキャッチで宣伝されましたよね。確かに戦争なんです。戦争の原点とも言うべきもの。自分たちが生きるために、相手が死のうが全滅しようが必死に戦う。クイーンは子供が次々殺される怒りを露にし、リプリー達は人間が宿主にされやがて殺されることに怒る。命を生み出すクイーンがいたからこそ、戦争が持つ「哀」、それこそ「愛」から生まれるが故の哀しみってものがよく出てると思います。クライマックスのクイーンの執拗なほどの追跡がその極北。かといって全体は重たくせず、容赦なくバンバン撃ちまくるのがさっすがキャメロ~ン!ですが今になって改めて見るとセットの精巧さに驚きます。DVDなら全然今と見劣りしないどころか、二次元の世界で作られたCGより実際そこにあるセットの方が確かな存在感があるんですね。「確かにそこに存在する」というリアリティを、CGは勝ち得ることはできるんでしょうかね?8点(2004-07-06 01:13:48)(良:1票)

49.  ホット・ショット 窓の外とかエキストラの1人とか、さりげな~いところまで手抜かりなく小学生並みのバカやっててさすがエイブラハムズ。「風と共に去りぬ」をパロッたシーンではチャーリー・シーンの耳が微妙にでかくなってるのが笑えた。存在そのものがバカの提督は未だに5本の指に入るバカキャラです。これでいてストーリーそのものはカナーリ真面目なのがさらに◎。こんな分かりやすいギャグ映画近頃なかなかないなあ。8点(2004-07-01 12:09:22)(良:1票)

50.  アメリカン・ヒストリーX 《ネタバレ》 マッチョなノートンと、そのプリプリのお尻を見たい方、必見!8点(2004-06-30 22:58:33)

51.  歌え!フィッシャーマン 華があるわけではないし、淡々と映画は進む。だけどじわじわ心に染みてくる。厳しい自然に耐えながら、歌を心の糧にする。本当の豊かさとは何なのか考えさせられます。この映画では漁師だけではない、様々な人々が入れ替わり立ち替わり登場します。役人も車椅子の人も更正した元麻薬中毒者も合唱団のメンバー。みんな一緒。本当に北国の人って心は温かい。自然環境が苛烈な分、他人に対してはやさしい心で相手を受け入れられるのかもしれませんね。これは様々なシーンを楽しむと言うより、目の前に映し出される映像から「何か」を感じ取る映画だと思います。8点(2004-06-24 20:57:30)

52.  スピード(1994) 「ちびるかと思った」ごめんなさい、見終った正直な感想です<(_ _)>アクション映画でこんなにはらはらしたのは初めて。8点(2004-06-12 19:35:45)

53.  A.I. この映画、私には無碍に切り捨てられないのだ。個人的なことだが、幼い頃映画の中のデイビッドと同じような経験をしたからかもしれない。「いい子になるから」、その叫びが届くことなく・・・ロボットであるデイビッドという存在を通して描き出されるのは、人間一人一人が持つエゴに他ならない。愛情を注ぐ対象が欲しいからロボットを買う。でもその目的とは違う方向にロボットが向かい始めると、人間はロボットを疎ましく思い疎外する。転じて現実はどうか。私はがもし母親になったら、悲しみのデイビッドを生み出すようなことだけはしたくないと節に思う。映画半ばのシーンであるが、自分自身の経験がオーバーラップした分感情移入も激しかった。「アンドリュー」ほど分かりやすくはないし終わり方も悲しい(私はあのラストでデイビッドは死んだと解釈している)が、この映画が投げかけているものはもっと注目、いや、振り返って考えられてもいいと思う。それだけでも価値はある映画だ。8点(2004-06-11 00:25:12)

54.  仮面の男(1998/ランドール・ウォレス監督) 女だけど、こういう熱い男ノリの映画って大好き。多くの人が書いてますが私もおっさん四銃士がカッコよかったに一票。これは本当に嬉しい誤算だった。ジェラール・ドパルデューがあの役なのは、フランス人だから??←フランス人を何だと思ってるんだ、私(爆)あと、ジョン・マルコビッチの薄くなった頭が息子に先立たれた父親の哀愁をそこはかとなくかもし出してます。演技派でもフサフサの人じゃあそこまで役にはまらないと思う。茶化してるんじゃなくてマジで。禿頭は偉大なり。8点(2004-06-09 20:22:51)

55.  フラッシュ・ゴードン 《ネタバレ》 いや、ね。ティモシーさんとフラッシュさんの決闘シーンがあるわけですよ。斜めになりながら回転する円盤、しかも油断してると飛び出した針にやられてしまうんだけど、その針が非常にうまい具合に、ティモシーさんやフラッシュさんを避けてくれるんですわ。出演者の安全に最大限に配慮した、当時としては先駆けの映画だったわけですね・・・な訳ないだろ(爆)まーこの針が避けてくれる決闘シーンはじめ、強引だったりこじつけが多いんですがね。まあそれを責めるのは野暮ってもんでしょう。「フレディの嵐」吹き荒れるクライマックスへの前座にすぎませんから。話は無茶苦茶でも頑張ってます、本筋以外のところで(笑)今見るとまるでドリフのコントみたいなセットを責めるのも酷でしょう。80億円(某資料による)の制作費の大半は衣装に消えたことでしょうし。「よ~く考えよ~、お金は大事だよ~」のCMソングを持ち出すまでもなくお金の使い方は間違ってます。とことんまでセンスのかけらもないですが、それで最後までブッちぎってしまったところが私には好感度大なのです。ラストシーンは意味ありげですが、まさか続編あったりして・・・コレにもし続編があったら頭が痛いです。いろんな意味で痛い映画です。でも一番痛いのは、この映画に8点つけてしまった私自身であります(自爆)8点(2004-06-08 23:57:14)(笑:1票)

56.  インデペンデンス・デイ この映画は長所も欠点も語り尽くされている感があるので、ちょっと違う視点であえて真面目に書いてみたい。間違いなく、アメリカ賛歌の映画である。黒人、白人、ユダヤ人それぞれが主人公的役割を担うのは多民族国家アメリカならではだろう。お約束の核も出てくるし、クライマックスの演説などは全ての世界の人々に呼びかけているようで実はアメリカ主導である。それが鼻につく人も少なくないであろうこの映画を、単なるアメリカ万歳映画と切り捨てられないのは、監督そして製作を担当したのが敗戦国の人間だからである。同じく敗戦国で生まれ育った私は、9.11の直後、星条旗の下に集まり、「God Bless America」を歌う彼らに、どこかうらやましさを感じていた。アメリカは好きとは言えないが、アメリカ人をうらやましいと思う。盲目的な人もいるが、イラク開戦の際少数派だった戦争反対の市民でさえ、アメリカを愛しているから反対するんだと言える。本当は生まれ育った国を素直に愛したい、しかし今は素直に愛せないひとりの日本人として、大統領の前で熱狂する戦士たちに対し、数年後に抱いたのと同じような感情を抱き、「ひとりの敗戦国民が見た戦勝国への憧憬」をそこに見出した。娯楽映画としては展開のツメの甘さもあるもののメリハリのある演出は秀逸で、思想を頭から追い出して空っぽにしたら非常に楽しめるものである。だが、一方で日本人としてのアイデンティティを考えさせられた映画だった。8点(2004-06-08 20:00:59)(良:1票)

57.  リベリオン 《ネタバレ》 クリスチャン・ベールが好きなので見たんですが、やっぱクリスチャンええわぁ~。正統派二枚目顔と(ガタイを除けば)イギリス俳優ならではの独特の陰があるのがいい。苦悩するヒーローをやらせれば右に出るものはイナイ。感情までもコントロールされている世界というのは、「華氏451」からさらに一歩進み、街の情景からも生活感や人間の営みといったものが排除されて不気味なほどの統一感。シンボルマークやヒンデンブルグっぽい飛行船が飛んでいるあたり、「マトリックス」よりはナチスドイツみたいですね。そんな世界で感情を揺さぶられるような出来事を体験し、トラウマとして抱えながらも感情を抹殺し、自らの任務を遂行する主人公。・・・もう、こういう設定、私めっちゃ弱いです~~。任務遂行の中でであった女性との、感情が禁止されている世界での感情の触れ合いの描写が痛いほどうまい。キスに頼らない演出、お見事。もうひとり特筆すべきはショーン・ビーンかな。悪役が多いけど、善悪問わず人間の弱さを演じさせたら、この人はほんとにうまい。最初の方でいなくなるけどどことなくLOTRのボロミアを髣髴とさせる役どころです。アクションだけでなく、設定やドラマ性もいいので本当は10点にしたいところだけど・・・ガン・カタ、あまりに強すぎて安心して見れちゃうのでそこは減点。アクションシーンで主人公がピンチになるところが全然ない。それでも、クリスチャンはかっこいいし、ガン・カタの決めは歌舞伎のようで日本的。主人公アメリカ人俳優じゃなくて正解!8点(2004-06-06 20:44:16)

58.  ドグマ この映画の楽しみ方は、目の前で繰り広げられていることに突っ込みを入れるのではなく、某マンガの「ぴよ彦」のごとく頭の中で「ガビーン」といいながら見ることにある。「な、なぜカモノハシ・・・」ガビーン。「イエスがヒッピーだよ!!」ガビーン。「しゃ、しゃべってるよサイレントボブ!!」ガビーン。そして・・・「ベン・アフレック、これって地だろ?」(爆)8点(2004-06-05 01:01:01)

59.  ボウリング・フォー・コロンバイン 「華氏911」公開直後、ムーアが「次回作はブレア首相をネタにする」と言った直後ブレア首相本人が激怒し、「あれはジョークだったんだ」とムーアが詫びを入れた。関係ないようだが、ムーア作品をどのような眼で鑑賞するのが一番いいか、それを暗に示す出来事だったと思う。「ボウリング・フォー・コロンバイン」も、そういう目線で見ればこの作品の価値と言うのが理解できる。 ムーアは銃社会をあくまでもジョークにしているに過ぎないのだ。マリリン・マンソンの説得力あるインタビューもあるが、マンソンも含めた様々な人へのインタビューはおかしな細工をすることなく淡々と流される。だがその中で、映画内で私が一番傑作だと思っている「マンガで見るアメリカの歴史」のたがが外れたような勢いのよさが強烈だった。それこそがムーアの持つ、時事問題をギャグで料理してしまうムーアの真骨頂であり核心とも言える部分だ。しかしそれ以外は実に淡々としているものだ。ムーアが自覚しているかしていないかはさておき、こういう形でしか誰もが避けようとする社会の抱える問題を真剣に議論させることが出来ないアメリカをくっきり浮き彫りにしている。なぜならジョークというのは、真に受けてしまう人にとっては自分自身の抱える「傷」に対し過敏に反応させてしまうものだからだ。アメリカ社会の「傷」に唐辛子を塗りこんだムーアだからこそ、この夏公開される「華氏911」の社会の過敏な反応があったのではないか?正しいか間違っているかではなく、社会の傷をえぐるピエロとしてのムーアの存在が高評価に値する。8点(2004-06-04 22:17:47)《改行有》

60.  ギャラクシー・クエスト 《ネタバレ》 真実を明かされたときのマセザーの気持ち、それはウルトラマンの背中にチャックがあると気付いた時の気持ちのような気がする。あれは作り物なんだと気付いた時の悲しい気持ちと。そしてあのヒーローがヒーローをやめて(番組終了して)から何かのドラマでヒーローをやった役者を見かけたとき、頑張ってるんだなあって嬉しい気持ちになる。ウルトラマンにチャックがあろうがライダーベルトがただの風車だろうが、雄姿はいつまでも忘れられないものなのさ。そんな「昔の子供たち」の気持ちがこんな映画になってしまった。傑作であり高評価に異論はないが、断腸の思いで一点ケチをつけさせていただく。それはシガニー・ウィーバー演じるグエンが顔を手で覆った時に見えてしまった薬指。あのリングはジェイソンからのプレゼントでしょうか?確かにジェイソンとはいい感じだけど、エンゲージリングをもらうほどの仲なのか??映画だけだとそこまで行っているようには見えない。となると、リングの相手は誰なんでしょう?それじゃあラストのお熱いキスは・・・場合によっちゃあ大スキャンダルですぞこれは。左手の薬指にこだわらない人は現実にはいるけど、映画ではそれなりの説明がなければ結婚あるいは婚約指輪に思えてしまいます。大人も子供も楽しめる内容だからこそ、そこはしっかりと線を引いて欲しかったと思う。色々と芸が細かくて(ラストでの「Tシャツも好評販売中!」ってのがいいんだよなあ)それが決してくどくなくぴったり作品にはまっていただけにこの点だけは詰めが甘くて本当に残念。しかしアラン・リックマン、自宅にいる時くらいヅラ取ればいいのに(笑)8点(2004-06-04 22:01:21)(良:1票)

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