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コメント数 811
性別 男性
自己紹介 今年は映画見れてないです。

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41.  クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦 《ネタバレ》 ふと、この作品を思い出した。 このアニメ作品を初めて見たのは高校生の頃だろうか。 泣いた。そして淡い気持ち。おそらくこの「アッパレ!戦国大合戦」は純愛映画史上の大傑作である。 ただ、しっくり来ない感じもある。そのしっくり来ない感じは少しだけ「カリオストロの城」と似ている感じかもしれない。 僕は「クレヨンしんちゃん」の大ファンであり、この「アッパレ!戦国大合戦」も大好きなのである。しかし僕も心のどこかで「しんちゃんじゃなくても良かったのでは?」説が僅かに浮上してしまうからだ。 この映画の「美しい純愛」は心象風景に美しく残るのであるが、しんちゃんの存在は少しそれとは異質に思えてしまう。 又兵衛としんのすけの友情は良かったですが。 それに、クレヨンしんちゃん映画を求めた場合、クレヨンしんちゃん要素が低い。 クレヨンしんちゃんアニメに求めるものとは少し違う気がする。 この作品の「クレヨンしんちゃんではない部分」が高評価されている点が自分としてはしっくり来ない。 それに、純愛映画として素晴らしい傑作なのに、もっと多くの大人に見てもらいたいのに、この「クレヨンしんちゃん」というタイトルとキャラクターが年配の映画ファンを遠ざけてしまっているようで勿体ない。 しかし、しんちゃんシリーズでなければ、この様な神がかり的な傑作にはならなかったような気もする。 クレヨンしんちゃんと純愛映画がうまく両立できていないわけでもないようだ。 あ、そうそう、本当は助からなかったはずの又兵衛が少しだけ命をもらった感じがとても良かったです。それこそがしんちゃんの存在意味かもしれません。 まあ、しんちゃんが出てこないリメイク作品はあまり価値がないようです。 これほど美しい純愛物語を僕は知りません。[DVD(邦画)] 8点(2011-05-18 01:33:31)《改行有》

42.  崖の上のポニョ 《ネタバレ》 もういいかげんレビューします。何回か見ているので、感想が定まっていませんが、、、。 これは日常の風景のデフォルメの仕方が面白いと思いました。 日常の風景を切り取り、それをどう面白くするか、どこまでユニークに出来るかというところに表現を追及した宮崎駿の表現力と、アニメーション作家としての芸術的な才能を窺えると思います。 いちばん最近見たのが1年以上前なんでうろ覚えですが、あの天野喜孝を思わせる波の表現が素晴らしい。他のアニメでああいう表現はしない。 現在のアニメの波の描き方を定着させたのが宮崎駿だったと思うんですが、その定着しすぎたところに新たな表現方法を加えるアニメ作家としての魂がすばらしい。 いろいろな描写で見えてくるユニークな日常世界に引き込まれる。 この作品では日常的な描写に温かみが満ちている。 宮崎駿の作品の素晴らしいところは、その世界の日常生活までも見事に(緻密に)しっかりと描き、その世界の温もりを演出することだ。 何かを食べる場面では、宮崎駿の才能を僕は否定できない。 このポニョでは、暖かなミルク紅茶と蜂蜜が印象的だ。 子供の視点かもしれないが、ここまで温もりのあるアニメを僕は最近見ていない。 宮崎駿の核となるのは水の表現であると、以前に宮崎駿監督の特集でやっていた。 この作品でも宮崎駿の得意とする水の表現が見事である。 それはどこかパンダコパンダを思わせる。 この作品はファンタジーではあるが、絵本のように日常の周りで起こっている感じが好感もてる。 ポニョも宗介も幼い子供であり、その視点で描かれているので子供っぽい印象はある。 DVDパッケージからも、テーマソングからも、子供向けの絵本のような作品だと想像できる。“ナウシカ”や“もののけ”のような深刻なスペクタクルではない想像くらいはできる。 そういった垣根がちゃんとあるにもかかわらずに、大人が子供を押しのけてその塀を乗り越えてきて、わざわざ花畑を荒らして「子供っぽい」などと否定するのは(自分も他ジャンルでよくやるが)とても大人気ない。 体が大きくなってしまった僕たち向けには、この作品は作られていないかもしれない。 [DVD(邦画)] 8点(2011-04-13 04:42:19)(良:1票) 《改行有》

43.  Ray/レイ 《ネタバレ》 素晴らしい。レイ・チャールズの天才ぶりが、生命力や体温までもが伝わってくるかのような良作の伝記映画だったと思います。 レイを演じた役者も素晴らしく奇跡的な熱演で、まるで本人になりきっています。 本人の魂がそこに宿っているのかもしれません。 絶頂期の迫力の演奏といったら、見る側が圧倒されてしまいます。 時代もあるのでしょう、これ程までのテンションを世に実現させるアーティストが今の時代にいるのでしょうか?(あ、映画の中にいた、、、)。 吹き替えで見ましたが、どんどんと彼の人間味と才能に惹かれてゆきました。 彼は視力を失う替わりに、人とは違った天性を授かって生まれたのだと思います。 溢れんばかりのスター性を放ち、人々の心をひきつける天才だったのだと、この映画を観て初めて知りました。 「生きる」ということは、いろいろな人との「出会い」であり、そいつ等とやっていくのもなかなか大変なことだと思いました。 しかし彼の場合は盲目なので、健常者よりも強い風当たりを受け、馬鹿にされたり、仲間外れにされたり、 そういう彼も見えてきて、自分としては辛いところもあります。 彼のようなスター性を秘めた天才でも、そうなってしまうのですね。 いや天才は自分の身を滅ぼす場合が多いです。 世に認められただけ孤独も大きいのでしょうか。 レイ・チャールズの天才に隠された闇の部分も見せてくれます。 その闇の部分がとても不思議に内面的に描かれ、それが解消されてゆく様も実に素晴らしいです。 [DVD(吹替)] 8点(2011-04-03 01:59:30)(良:1票) 《改行有》

44.  パンズ・ラビリンス 《ネタバレ》 これはハリーポッター系のファンタジーかと思ったが、そうでもありませんでしたね。 現実世界が大半をしめております。 良質の少女ファンタジーを期待した僕はそこら辺で、アレレ、、、と肩透かしを食らいました。てか、腹に重いボディブローをモロに喰らったのです。ゲフゥ! スペインの暗黒時代だとか、、、大変恥ずかしい事ですが、この時代背景にあまり詳しくありません。 しかし、ファンタジー部分を除けば見事な戦争映画そのものというか、、、スパイあり、クーデターあり、拷問ありの、壊疽した脚の切断ありと、、、見ているのも辛い辛い戦争映画のそのまんま。戦争映画の重苦しさで満たされとります。 「現実」は本当に現実的で、そこからはいろいろな苦しい状況が伝わってきます。 「戦争」=「現実」というのはもっとも恐ろしい残酷なことです。 その「戦争映画」に「ファンタジーの妖精」が登場するのですから、自分の中ではかなりブッ飛んだ光景でした。 しかし、現実と幻想世界との対比が見事だったように思います。 現実では人の死というものを突きつけられます。現実は死と苦しみの世界です。 だから母が出産で死んでしまう、この「死」というものは、なかなかリアルに伝わってきたように思います。 母は妊娠出産の過程で大量の血を流すのですが、その苦しみとか、それと拷問の残酷さとか凄い伝わってきて、それが「現実」なのだと思わされます。 しかし現実といっても酷すぎるのです。それが現実の時代も確かにあったのでしょう。 そこで必要になってくるのが「ファンタジー」なのだと、ファンタジーの必要性についても考えさせられます。ファンタジーのあり方といいますか。 だいたいファンタジー映画は現実がリアルに描かれていない、現実世界をリアルに描き過ぎるとファンタジーが影を潜めてしまう、、、のですが、、、 本作は「現実」と「ファンタジー」とがカッチリと分かれていて、お互い相容れない感じが印象的でした。 分かれているからこそ、ファンタジー世界が自立してちゃんと存在している。 しかし美少女ですね。少女の哀しいファンタジーって美しいです。まさにファンタジーの理想形。 大樹も出てきますし、森や迷路はファンタジー世界とつながっているんだと思いますよ。 はじめの石像とか、大蛙とか、ちょっと「千と千尋」の影響を感じたのは僕だけか? [DVD(字幕)] 8点(2011-02-03 02:33:41)《改行有》

45.  ロード・オブ・ザ・リング 《ネタバレ》 たぶん見たのは高校生んとき以来だけど、、、こんなにも壮大な作品だったとは。 第一部を見ただけでもそう思えてしまうのだ。 大自然の風景が素晴らしい。呑まれるかのようだ。 ファンタジーの神秘的な美しさもある。 しかし、各キャラには心の闇や苦悩が確実に潜んでいる。 描かれているものが素晴らしいが、その背景にある物もまた素晴らしい。 指輪を葬りに行く旅。 思えばその旅は、「人の人生そのもの」とも思えてくる。 人もそれぞれに、この映画の「指輪」のようなものを背負って生まれてくる。 それがその人の負の運命であろう。 それを葬るために今を必死で生きているのではないか。 [DVD(吹替)] 8点(2011-01-13 01:19:14)《改行有》

46.  バイオハザード(2001) 《ネタバレ》 ミラジョヴォヴィッチの美しさでもっているような作品ですね(って結局エロ目線か~い!!)ミラジョヴォヴィッチの美しいエロで始まり、エロで終わる。 ま、鑑賞のしかたを間違えてますけどね。 一番最初に見たときはたぶん高校生くらいだったけれど、全然気に入らなかったんですよ。 やっぱりゲームの方のバイオが好きで(それも初期のヤツね)、 その怪奇な館の雰囲気とか、古めかしく不気味な湿った雰囲気とか、静寂に包まれた雰囲気とか、そういった部分で自分はバイオ・ファンだったので。プレステの1作目の地下研究所とかすごい暗い雰囲気だったと思うんですよ。 それがこの作品を見てみたら、いかにもハリウッドな、スタイリッシュ・アクション・ ハイテク、、、 レーザーとか、飛び蹴りとか、いかにも主人公は武術できます、みたいな。 バイオとかけ離れた感じが当時は好きになれませんでした。 それで今日見たんですけれど、なかなか楽しめちゃいました。 けっこうゲームに忠実な場面もあるんですね。 まずアリスが目を覚ましたときのちょっとシュールで不条理感。 館を探索する場面が結構バイオ系です。 その場面の謎解き感と、言葉の少なさは、いかにもゲームの映画化といった感じです。 あの電車を見たときは興奮しました。結構ゲームに忠実です。 研究所の雰囲気とか、パラサイトイヴ2を連想しちゃいましたよ。 ゲームの話ばかりですみません。 最近はゲームのバイオやってないんで分からんのですが、 アンブレラって謎に包まれた大企業みたいだったじゃないですか? それがこの映画でアッサリと普通に働く職員の顔が見れちゃったのが、少しガッカリ。 それも企業のごく一部なんでしょうけれど。 面白いのが、最初はアリスは黒いマスクの人たちに囲まれて、 最後は白いマスクの人たちにとり囲まれたのが面白かった。 ハゲでノッポのゾンビがいましたが、あれはコートを着たタイラントか、バイオ4の 村長でしょうか? リッカーのCG感がまたたまらないですね。 [DVD(字幕)] 8点(2011-01-07 02:18:52)(良:1票) 《改行有》

47.  ショーン・オブ・ザ・デッド 《ネタバレ》 僕ももういい年なんで、さすがにグロとか悪趣味とか飽きてきたかな、などと最近は思っていたのですが、この作品を見てみると、いかに自分がそういった悪趣味やグロといったものを、このようなB級ホラーに無性に求めているのかが分かりました。 B級ホラーとはいっても、これはA級ゾンビホラー(そんなものはない)なんですよね?採点を見る限りではA級な評価だったんで、面白いゾンビ映画との位置づけで、、、。 コレは面白かったですよ。 なんだか平凡な日常からゾンビ地獄になるまでが。ショーンさん全然気がつかないんだもん。 ニュースとか情報が入ってくるだろうし、買い物行きゃ気づくだろうに、なんてボケた自分でさえ思ってしまいます。 そういうところでショーンの無関心と無気力さが伝わってきそうで面白いです。 無関心で無気力だったら人間もゾンビとさほど変わりません、、、てことですか。 仕事の部下のナめきった態度、、、あれはもうゾンビですね。 ロメロのゾンビほど人間の愚かさを突きつけられるわけでもなく、 ドロ~ンとした重さや、乾いた空虚感も無いので、楽しく見れます。 最後に二人でゲームをする絵、、、あれがなかなかいい。グロいけど実はほんわか。 自分もああいう友人をみつけたい。 いや、ゾンビと付き合いたいってワケではないですが。 プチ感動あり、ずれたお笑いあり、なかなか面白かったです。 今年のDVD鑑賞1発目にはちょうど良かったです。[DVD(字幕)] 8点(2011-01-02 03:28:08)《改行有》

48.  オールド・ボーイ(2003) 《ネタバレ》 いや~よく分かりませんが、第一級のエンターテイメント・ヴァイオレンス映画であるというのは分かりまして。 並外れたセンスのようなものを感じますし。 パッケージに映る男(オ・デス)、あんま嫌いだったんですけど、映像で見ると渋くてカッチョイイな。 なかなか狂ったクレイジーな人々、素敵です。 イ・ウジンが優作みたいな迫力ある存在感を放っていた。 ヴァイオレンスがスタイリッシュだったとき、物凄くそこに惹きつけられる。 長くも感じられるが、一気に見てしまえる素晴らしき内容。 あのタランティーノが「グレイト!最高にすばらしい!!」といっておられる。 ならば僕も言わせてもらおう!(←なぜ?)「いや!実にたまげたぜ!!」と。 [DVD(字幕)] 8点(2010-09-28 01:57:53)《改行有》

49.  ラスト・プレゼント 《ネタバレ》 こ、これは凄いものを観てしまいました。 深い本当の愛を知りました(そんなような気がします)。 でもとても辛い部分も沢山ありました。 そして本当に悲しいです。 たぶん僕には一生結婚なんてできないでしょう。たぶん無理です。 この奥さんの愛の大きさに比べれば、自分なんてクソだと思いました。 しかし当然とはいえ、韓国と日本とでは「お笑い」の構図がぜんぜん違うな、韓国のお笑いはまったくもって理解できんな、と思っていたら、ヨンギたちのコントは少しマシでした。 [DVD(字幕)] 8点(2009-12-25 01:27:24)《改行有》

50.  マイケル・ジャクソン/THIS IS IT 《ネタバレ》 見てきました! 僕が偉人を3人あげさせて頂ければ、そのうちの一人は確実にマイケルジャクソンです。 本当にマイケルほど精神性の高い人はいないと思うくらいです。 僕にとってマイケルは、その時代のビッグなアメリカそのものであり、孤高の神であり英雄そのものです。 それでいて繊細な心の持ち主であり、彼ほど純粋で綺麗な心を持った人がいるでしょうか?まさに最高のエンターテイナーでした。 彼の姿を見て、人々を楽しませる心や、一つの美しいものを築き上げる姿勢を学びました。 彼は本当に「人を楽しませること」だけを常に考えていたのです! そして人を楽しませるとは「無償の愛」がないと出来ないことです。 実は僕は今まで、マイケルジャクソンは「愛」に飢えている人だと思っていたのです。 物欲の赴くままに衝動買いしたり、不眠症に悩んでいたりという話を聞いていたからです(精神不安定や依存症は孤独の表れだからです)。 しかし不思議なことに、そんな「愛」に飢えている筈と思っていたマイケルが、実は大きな「愛」を人々に与えていたのです。 マイケルこそは愛の伝道師といえないでしょうか? マイケルほど「夢」や「喜び」を無償に与えてくれるエンターテイナーはあまりいないと思うのです。 正にマザーテレサやチャップリンのように精神性の高いスピリチュアル人間だったと思うのです。 「地球を癒そう」なんて言葉も、偉大な愛がないととても言えないでしょう。 また、それが厭らしく聴こえてしまう場合もあるのです。 しかし僕はその言葉で感動し、涙が出ました。 、、、そんなマイケルを体感できるのがこの作品です。 彼を感じることが出来ました。 まさにど真ん前でライブを見ているような気分が味わえるかもしれません。 彼の体温やにおいまでが感じられそうでした。 彼がもしかして座席に座って一緒に映画を見ているのではないか?という、、、映画が終わった後に彼の空気を感じたかのような不思議な気持ちになりました。 このドキュメンタリー映画によって、マイケルがもうこの世にいないことを実感してしまい泣きそうになりました。 しかしそれと同時に、「僕はいつまでも、みんなの心の中で生き続けているよ」とマイケルが言ってくれているようでもありました。 子供のころ僕は英雄に憧れたものですが、しかし生半可な気持ちではとてもなれないと突きつけられました。[映画館(字幕)] 8点(2009-11-04 22:21:46)《改行有》

51.  ウルヴァリン:X-MEN ZERO 《ネタバレ》 僕はあまり映画館で観ないのですが、今回は空き時間がかなりあったので観ました。 たまたまやっていたので見たという感じです。 しかし、非常に面白くて驚きました。 実は「X-メン」シリーズ自体ほとんど見たことが無いし(1作目は見たことあるが忘れた)、 僕はアメコミも読まない。それでもなかなか面白かったです。 アクション映画ですが、非常にクールなアクション映画ですね。 ヒーロー物といってバカにはできません。 ウルヴァリンってカッコイイですね。 ワイルドでありながらクールで、優しさも持っているところに惹かれてしまいます。 この作品はアクションシーンが非常にカッコ良かったですね。 映画館ならではの迫力の映像で息も呑みます。 それにそれぞれのキャラの個性が引き立っていました。 、、、僕は思ったのですが「X-メン」のミュータントはそれぞれが個性的ですが、物凄い特技を持っています。それこそ「個性」であって、「個性的であっても良いんだぞ」「個性を大事にしようぜ」「他人と一緒でなくて良い」といったメッセージも含まれているかと思いました。 しかし個性が強くて物凄い特技を持っていると、それで不器用な一面もあり、社会から廃絶されやすい傾向もあるかもしれません。生きて行きにくいのです。政府や巨大企業は自分たちの都合でそういった存在を利用しようとしたり消そうとします。個性的な能力を持つ人にとって「巨大組織」は敵なのです。 個性が強ければ強いほど辛いし、絶望が待っているし、孤独だし、他人を災難に巻き込むし、戦いが待っている、そういうハンディもありますが、しかし「個性的であっても良い」といわれているようで勇気も出ます。 登場人物が魅力です。 ウルヴァリンの兄がまたカッコイイのです。 サイクロップスは非常にアホ丸出しでしたね。暴発したところで笑ってしまいました。 老夫婦は優しかったです。 ヘリからハゲが降りてきてあの笑顔を見たときは仏様かと思いましたよ。 何よりウルヴァリンが男らしくてカッコイイです。 僕もウルヴァリンの爪のように硬くて強い意志を持ちたいと思います。 [映画館(吹替)] 8点(2009-10-07 02:18:36)(良:2票) 《改行有》

52.  おくりびと 《ネタバレ》 この作品では「死」というものをとても丁寧に扱っていると思いました。 「死とはこういうものだ」ではなく、それについて考えさせられるところが良いです。 それは、哀しくて暗い部分ばかりではなく、美しくて僅かに希望を持たせる(といったら変ですが)、そういうものを感じました。 「死」とちゃんと向き合って描いたときに、はじめて「生」をちゃんと描けるのかと思いました。 人が死ぬとはどういうことなのか?人は死んだらどこへ行くのか?ということを考えさせてくれる作品の一つです。 主人公もっくんが、死後2週間のおばさんの遺体を見たときにはじめて強烈な「死」というものに直面したのだと思います。 その恐怖からか、奥さんの広末涼子にすがり、彼女の生肌の匂いをかぎ、「生」にしがみついた場面は印象的でした。 このときに思ったのが「エロ」こそが「生」の絶大なエネルギーだということです(愛といったほうが良いのでしょうか?)。 しかし、広末涼子が奥さんとは良いですね。羨ましいかぎりです。 雪景色に白い肌でセーターを着ている姿というのは、僕の理想とするところであります。 本当にファンの頃には、彼女の下着が見れるなんて夢にも思わなかったのですが、、、時間の流れってのは何が起こるか分かりませんね。 ただ、彼女の笑い方は作り笑いっぽいところが僅かに気になりました。 この作品がアカデミー賞をとったのも、何となく分かるような気もします。 どっかの野蛮大国の映画では「死」というものが非常に使い捨てで粗雑に描かれています。自分たちのヒロイックさを象徴するためにです。 それを、ここまで丁寧に「死」を美しく儚く繊細に描いている映画を観て、考えさせられる部分もあったのかもしれません。 それに「葬式」という儀式に、日本の美しさというものが非常に良く表れていたのではないでしょうか? 《追加》あと、どなたかが書かれているとおりですが、モックンが丘の上でチェロ弾きですが、そりゃ「千の風になって」か~っ!、、、とも思いました。[地上波(邦画)] 8点(2009-09-22 23:58:01)(良:1票) 《改行有》

53.  サイレントヒル 《ネタバレ》 クリストフガンズ監督(名前を間違えて覚えてた)はジェボーダンの獣で毒々しい近親姦を描いたり拷問したり、このサイレントヒルでも生々しい魔女裁判を描いていたので、 この監督の心象風景にあるのは渋沢龍彦の文学のような血生臭い暗黒時代なんだと思う。 このサイレントヒルでは魔女裁判の火あぶりが生々しすぎる。 血のゲロを吐きそうです。 人をボコボコに殴ったときの胸糞悪い感じがとても残る。 宗教の血生臭さも異様でやっぱこの監督は暗黒だ。 ただこの監督はジブリのようなファンタジーも大好きなオタク監督だ。 教会の(偽)聖域に魔のものを持ち込むシーンもジブリの影響が大きい。 そんな監督は原作ゲームも大ファンです。 だからこれほどクオリティーが高く映画化できたんだと思います。 やっぱ映画化するってのはそれを好きな人に監督を頼まなきゃダメだと思うんです。 好きだからこそサイレントヒルの幻想的な美しさを見事に映画化したんだと思います。 ただ日本人とは宗教が違うためか、解釈もだいぶ違っています。 このサイレントヒルはどうやら「死後の世界」らしいのです。 シャロンとローズとシビル捜査官はあの事故で既に死んでいたと思います。 また微かに少女趣味が漂うのは、そこが女性しか立ち入れない空間だったのかもしれません。 サイレントヒルという町は人間がいないからこそ美しいのだと思ってました。 この作品では人がずらずら出てきますので、そこが欠点でした。 ただこの監督は人間の暴力や生々しい邪悪を描きたい監督であるなら人が沢山出てくるのもしょうがないと思います。 音楽をまるまる使用したのは、ゲームの方のイメージとダブるので使い分けて欲しいです。 幻想性は高いし、この独特の哀愁はクセになります。 最後に一人残されたダリアの悲しみは深いです。 あの世に逝ききれない魂の集う場所がサイレントヒルだとするとまた哀愁が増します。 ダリアの風貌と、アレッサが血を浴びて踊るシーンと、霧で包まれた灰色の教会は巨匠ティム・バートンにも見せたい気がします。 この幻想的な哀愁を味わうために年に一回は観てます。 [DVD(字幕)] 8点(2008-01-07 00:35:07)(良:2票) 《改行有》

54.  オテサーネク 妄想の子供 《ネタバレ》 やっぱり変な映画。 アパートの中に独特の雰囲気が渦巻いていて、それがとても居心地よく感じた。 食べ物がグロテスクに描写されていて見事だ。人物像も面白く描かれている。 赤ちゃんがコワ~。。。 この監督にしては地味かも知れないが、しかし変なものが渦巻いている。 [DVD(字幕)] 8点(2007-08-02 00:21:45)《改行有》

55.  KEN PARK ケン パーク 《ネタバレ》 あちらの国の十代の感覚がありありと生々しく描かれていました。 まああっちの国ならばどこの家にもありそうなエピソードが大半を占めますが そのほとんどが女子ならば「最低」といいそうな内容でした。 僕的にはみんな間違った方向にいっているようにしか思えない話ばかりでしたが そのどれもに何故か愛着を覚えます。 十代の感覚の重要なポテンシャルを占めるのが性衝動であり、 それが破壊的な衝動にまで繋がっていく気がします。 (極端な例を除けば)ユニークだけどどこにでもあるあるな境遇が描かれていて面白かったです。 その反面で「この映画なんなんだ」って思います。 結構シェットでダサい街みたいなことを言っているんですけど地元愛みたいなものを感じるのは お国柄なんでしょうか。 こんな生々しいク××シーンを映画で見たのは初めてです。[DVD(吹替)] 7点(2016-05-05 23:01:07)《改行有》

56.  呪怨<OV>(2000) 《ネタバレ》 「日本一怖いホラー映画」と某記事で書かれていたので観賞しました。 日本一怖いかどうかは分かりませんが、かなり怖かったです。 一番怖いというので身構えてたので「それほどですか」という感じを受けましたが、 たしかに階段から降りてくる存在の異常さは特筆に値します。 名場面以外の何ものでもありません。 これはしょうがないことと思いますが映像が汚いです。 栗山千明は美少女でした。 猟奇的であったり霊的であったり、とらえどころのない不気味さと暗さが良いです。[DVD(邦画)] 7点(2015-11-17 21:54:01)《改行有》

57.  ドゥームズデイ 《ネタバレ》 近未来バイオレンスアクションの良作。 やりたかったことはたぶんマッドマックスの世界です。 マッドマックスの世界をイギリス人がやると完全なゴス系になるのだなと思いました。 アメリカ人とイギリス人の感覚の違いを実感しました。 中盤まではマッドマックス+ゾンビ映画の世界でしたが、なんだか森がファンタジーっぽくなってきたと思ったら 中世の騎士の登場です! 意味の分からないテンションは最早マックスです。 まるでマッドマックス+バイオハザード+ロードオブザリング+アンダーワールド(÷4)=本作といったある意味で完璧な体系をなす世界観は B級映画ファンにとっては垂涎ものです。 これはB級映画の監督がやっても失敗しそうな世界観ですが、 本作はこれだけ好き放題やってもクールな内容でした。 悪党どもはゾンビではないですが限りなくそれに近いというか、最高にご機嫌なゴキブリ野郎どもです。 奴らの集会のライヴ会場みたいなテンションはちょっと鼻につきますが、パンク・ロックの国ならではという感じがします。 世紀末真っ只中の顔面タトゥー女はキャラが立ちすぎてます。[DVD(字幕)] 7点(2015-04-01 23:20:00)《改行有》

58.  スーパーサイズ・ミー 《ネタバレ》 “ファーストフード店で超ビッグサイズのハンバーガーを毎日食べてみた” (今でこそユーチューバーがやりそうなネタですが)企画がユニークです。 体当たり的な面白さもあります。 「食」をテーマにした面白いドキュメンタリーでした。 そして考えさせられます。 食べ物が心と体に及ぼす影響を実際に示してくれるので分かり易いです。 「食」に関する深刻な問題がいろいろと見えてきてその点でも意義のある作品でした。 外国の食事情があまりにも深刻なのが衝撃的でした。 [DVD(字幕)] 7点(2015-01-24 23:54:48)《改行有》

59.  ティム・バートンのコープスブライド 《ネタバレ》 ナイトメアビフォアクリスマスの再来とまではいかないと思いますが、 ティムバートンのダークファンタジーが炸裂してました。 ユニークなキャラクターが面白くて アニメーションはとても繊細です。 物語には"生の世界"と"死の世界"がありますが、 "生の世界"はまるで死んでいるかのようにモノクロームに包まれ、 逆に"死の世界"はパラダイスのごとく生き生きとしているのが面白いです。 ナイトメアビフォアクリスマスの世界とどこかでつながっているような気がします。 [DVD(吹替)] 7点(2015-01-05 22:50:21)《改行有》

60.  アンチクライスト 《ネタバレ》 意味不明なんですけど深い感じがします。何となくですが。 芸術性を感じますし、グロテスクな対象に詩的な美しさをもたせています。 自分には関心がもてない話でしたが 嫌いではない感覚です。 この監督にとって観客のブーイングはきっとおいしいことでしょうね、 スタンディングオベーションとブーイングで会場が真っ二つに割れることはラースフォントリアー監督にとっては大成功なんでしょう、きっと。 私にはちょっと感情移入しがたい話でしたので、以前見た彼の数本の作品よりも胸糞悪さは無かったです。 詩的映像表現や静寂の自然描写、音の使われ方、難解さと寓意性などでタルコフスキーっぽいものを感じてましたが、 どうやら気のせいではなかったようです。 それを思うとなんだか荘厳な作品のような気がしてきました。 [DVD(字幕)] 7点(2014-12-16 23:22:47)《改行有》

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