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【製作年 : 2000年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
評価順123
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41.  重力ピエロ 《ネタバレ》 痛い映画。主人公二人の演技も痛いし、とってつけたような謎ともいえぬ謎も痛いが、よくよく考えるに脚本が一番痛いと思う。だれか殺人の動機を教えて欲しい。鑑みるに「実の母を犯したやつが反省せずにしゃあしゃあと生きているのが許せなかった」ということかもしれないが、私が見た限り渡部篤郎演ずる男はたわけたことを言うがべつに殺すほどのやつではない。私刑を加えるというのであれば渡部が現在も何らかの重罪を犯し続けているという説得力がなくてはならない。バッドで殴り殺すシーンはいろんな意味で「最悪」である。止めようとした兄が飛び込んだら梁が落ちてきて偶然当たって死んだとか、何らかの形で意表をつかねばならない。百歩譲って殺してしまうことを許すとしても、必ず落とし前をつけるというのがハリウッドの掟である。弟も死ぬとか親父に自首させられるとか家族が崩壊するとか。狂気を野放しにするようなラストでは、大方の日本人に対してなんとなくの共感を期待するという甘え丸出しのポルノ脚本になってしまう。ここは日本だからそれでもいいなどとはまさか思っていないだろう。原作通りというのなら原作者が愚鈍なのだ。映画は映像を附加することで原作を大幅に上回る高次元の説得力を持ち、ゆえに映画はつねに原作より偉いのであり、話を変えることは何の問題もない。 惜しいと思うのはこの話が高度な映画になりうるということだ。「DNA」という明確なテーマがあり、家族を愛していながら凶暴性や絵の才能といった実父の血にあらがえないという葛藤に苦しむ男が、「自分のおかしさの原因はすべて実の父にあると思った」あるいは「原罪である実の父を殺せば自分や癌である父にも何らかの救済があり平和が訪れると考えた」といった実存的理由で狂いながら殺人に至る過程を、たまたま大学院で遺伝子の研究をしている兄の理性的な蘊蓄や推理を絡め、中途半端な謎や脚本に依らず逐一納得のいく解答の得られる物語に焼き直し、共感力を持つ高度な映像でもって見せてもらえたら、もしかして傑作になったかもしれないということは書いておきたい。冒頭5分間の映像はおっと身を乗り出したほどよかった。ないものねだりではないことを願う。長文失礼。[映画館(邦画)] 4点(2009-06-14 00:46:27)(良:1票) 《改行有》

42.  スター・トレック(2009) 《ネタバレ》 トレッキーではない私にもかなりおもしろかったが、原作に詳しければより楽しめただろうと思われる部分が多数あり、それがちと口惜しい。そんなふうに思えるほど楽しい映画。 カークが不正に乗船した際のエピソードには爆笑したし、ドリル沿いに宇宙から垂直落下するシーンはなかなかの迫力だ。フェンシングだのスポック掴みだのでにんまりしたし、すべてのエピソードがそつがなく続く。だいたいどいつもこいつも「一見似ているようで微妙に似ていない」はどういうわけか。パラレルワールドなのでそうしたのだとしたら、何ちう芸の細かさか。 ラスボスは弱すぎ。しかしワールドだけでなく時間にもずれがあると判明した段階で、物語は添え物となり、ツッコミを入れるのは野暮となった。あっさり終わらすのもありだろう。 ラストは無鉄砲さという白人の生来の資質を肯定してカークが無事キャプテンの座に着く。ユダヤ的なものを代表するスポックや、黄色人やロシアや黒人はその部下である。ちと穿てばこの映画は、あきらかに都合のよい新生・再出発の物語だ。でも楽しいからそんなことは気にしないんだ。 ところでドクター・マッコイの眉のひそめかたは悪ノリのネタとしか思えないのだが、もし続編が作られるとして、ずっとあのままいくのかね。 [映画館(字幕)] 8点(2009-06-03 07:55:08)《改行有》

43.  消されたヘッドライン 《ネタバレ》  身長180センチのクロウがチビデブに見える映画。どの出演作でもそんな傾向はあるが、この作品は特に顕著。そもそもいい歳してあんな格好する必要あんのか。記者ったってパパラッチじゃないんだし、役作りというなら成功してるとは思えねーぞ。 ベテランの記者として事件に関わる内容の方はなかなかおもしろく、仲間とともに核心へと迫っていく姿にはそれなりに緊迫感があるのだが、とってつけたようなラストですべて無に帰してしまう。結局大企業は悪じゃなかったって? 殺人の動機は犯人の勘違いしたサービス精神? いや、それはまずいでしょうあそこまで盛り上げといて。 あのまま骨太の友情物語で終わっておいたほうがよっぽどよかったと思う、私は。[映画館(字幕)] 6点(2009-06-03 07:54:21)《改行有》

44.  チェイサー (2008) 《ネタバレ》 殺し方からして結構キツい映画(さほどグロではないが)。犯人の心理的背景はほぼ描かれておらず、単なる変態でしかない。ストーリーに救いがないので見終わって暗澹とした気分になる。ま、主人公である元刑事の動向が中心となるわけだが、直情的ですぐキレるが子供に対して優しい面も見せるこういう人物が、ひょっとしてあちらで人気の出る人の典型かもしれない。 『殺人の追憶』とは比較にならないす。 ところでこれ、実話が元だそうだが、殺人犯をいったん釈放したというのも実話だとしたら酷い話だ(そんなことしたら大問題になるからきっと脚色だな)。 [映画館(字幕)] 5点(2009-05-29 05:05:44)(良:1票) 《改行有》

45.  天使と悪魔 《ネタバレ》 「おお、××の○△が▲■を示唆しているぞ。次は◇◆の教会で事件が起きるに違いない。急げ!」というパターンが約2時間続く映画。おかげでイタリアの方々の芸術をチラチラ鑑賞できる。「どうやって忍び込んで反物質盗んだんだ」「なんでお前がヘリの操縦できるんだ」はじめ、ツッコミどころは満載。でもまあバチカンの内部なんてのも見ることができて、そこらへんに価値あるかな。[映画館(字幕)] 5点(2009-05-29 05:04:34)

46.  スラムドッグ$ミリオネア 《ネタバレ》 前半はとてもよかった。主人公の過去とクイズの回答がリンクするという仕組みは同時にインドという国の貧困と富裕が混み合って存在している様を示しているのであり、映画という虚構の中では大いにありだ。というのは虚構は現実を映し出すところで成立するものだからで、ストーリーか仕組みのどちらかに非現実的な部分が宿命的に必要なのであり、この映画の前半は虚構を成立させるために後者を選び、川のトイレや暴動や意図的な不具や盗みや殺しなど、酷すぎて非日常的なエピソードの数々がむしろ日常的に起こりうることであるということ、これが現にインドの一部分であるということを結果として相対化しえたのである。あっ、わけのわからんこと書いちまったどうもすいません。 主人公が成長してからの展開にベタメロドラマな印象があり、かつ賞金の行方や再会の仕方などちとわかりにくい部分があったので減点するが、このへんは映画を終わらすためにはしょうがないとも言える。制作者の主たる創作意図は前半にある。非常におもしろい映画。 [映画館(字幕)] 8点(2009-05-03 09:58:31)《改行有》

47.  グラン・トリノ 《ネタバレ》 途中までは満点をつける気などさらさらなかった。 ありきたりの父&息子の成長譚に似すぎていてちと痛いとか、老人の孤独と死にまつわる諸々など個人的に映画館では見たくもないとか、カットのつなぎに性急さがちらほら見られ、にもかかわらず序盤の事件が起きない退屈さを隠蔽しきれていないとか、だいたいアメリカの片田舎でならひょっとしてあるかもしれないギャング話に、なんで日本人である私がわざわざあっちの小市民のふりして感情移入してやらにゃあならんのか、などなど。むろん間違いのない映像の質の高さに安心して身を任せてはいたのだが、そうした小文句が脳内を駆けめぐっていたのだった。 しかしあの、よくぞここまでと書くしかない娘の悲惨な姿が映し出されてからはもう、映像世界に引きずり込まれてどうしようもない。首根っこをつかまれて無理矢理という感じであり、しかも最期を遂げるシーンがあまりにも想像ベタすぎてかえって意外というか、ど真ん中すぎて茫然見逃しというか、こんなのありかという混乱の収まらぬうちにシーンは葬式会場へと移り棺を眼前にしてまるで本当の肉親が死んだかの如き気分をありありと味わい、感動して腰を抜かしていたのであった。あんた、そりゃないよ爺さん。このわけのわからない涙はいったい何なんだベイビー。 俳優イーストウッドは死んだ。映画の主人公でしかなしえない死に方で最後に死んでみせたのだ。そうしてわれわれに、現実と区別の付かぬ混乱の中で悲嘆と嫉妬と羨望の入り交じった涙を流させ、そういう死に方がありうるのだということを示し、スターとしての義務を果たしたのである。 [映画館(字幕)] 10点(2009-04-28 21:33:03)《改行有》

48.  バーン・アフター・リーディング 《ネタバレ》 この映画からいったい何を学んだかって? ブラビは馬鹿の真似が得意だということ。そしてそんなことを学んでもおそらく何の役にもたちそうにないことだ。 [映画館(字幕)] 6点(2009-04-28 21:31:03)《改行有》

49.  ウォッチメン ぐだぐだでメタメタのストーリーにグロとポルノを3時間近くにわたって散りばめた最低最悪の映画。結末がまた我が眼我が耳を疑ったほどのルール違反。貴重な時間と入場料返せ。[映画館(字幕)] 0点(2009-03-30 01:38:32)

50.  チェンジリング(2008) 《ネタバレ》 いやー危うくこのすばらしい映画を見逃すところだった。こりゃ今年のベストワン候補だな。映画館でひさしぶりに嗚咽を聞いた。すげー映画。 実の子が神隠しにあい、しかも警察から赤の他人を子供だといって無理矢理押しつけられるという、アメリカ版おしん(おばん)の如く苛められる主人公役を、てっきり色物な人だとばかり思っていたアンジェリーナ・ジョリーが思いきり好演技。見つかったの報せに泣きじゃくるシーンは大竹しのぶかと思ったが、職場では凛とし、裁判所ではか弱く、めりはりがとてもよい。そんなジョリーを苛める警部役もこちらが本当に殺意を覚えるほどの名演で、おかげで後半いかにもアメリカらしいやり方で一気に汚名を払拭していくシーンでは、すさまじいほどのカタルシスを満喫できる。事実にしたがったとはいえ、ありきたりのハッピーエンドじゃないところもいいし。 んで、5年後に見つかった子供が、なぜ今になって名乗り出てきたのか、その理由がまた泣かせる。「母と子の絆」なんぞというテーマをここまで堂々と貫き通せる監督が現在他にいるだろうか。まさかここまで巨匠になっちまうとはなあ。 本当にいいので、未見の方はまだ映画館でやってるうちにぜひ駆けつけをば。某黄色いバッジの映画なんて全然見なくていいから。 [映画館(字幕)] 10点(2009-03-30 01:37:32)(良:2票) 《改行有》

51.  ワルキューレ 《ネタバレ》 ヒトラーという御仁は外人から見てももかなり特殊な顔立ちをしていたのかもしれない、とこの映画を見て気づかされてしまった(そりゃ誇張メイクだろうけど)。ありゃ人の形をしたエイリアンだ。悪魔の所業をなしつつ兵卒の心を掌握できていたというのがある意味衝撃で、やたら演出の細かいこの映画から、それが事実であったいう重みが伝わってくる。 とにかく描写の細やかさがいい。兵士の集合とか電信係の女たちとか銃殺シーンとか。主人公の直属部下や電話将校がなんであっさり寝返ったのかイマイチ不明だし、最後の方トム・クルーズ一人がヒーローすぎて浮き気味なのも気になるが、独特の演出の細やかさで大いに楽しめる。 ところで、なぜか若作りのゲッペルスは決死の覚悟で状況を一気に逆転させるわけだが、もしヒトラーが本当に存命なのなら彼は毒を口に含む必要があったのか? 声の似た影武者などがいたのでは? そういえばこの監督は、最後まで生きのびたヒトラーの姿を写さなかったなあ。 いい映画ですよ。何ヶ月ぶりかでなかなかの映画を見た、という感じ。[映画館(字幕)] 8点(2009-03-28 03:32:59)(良:1票) 《改行有》

52.  ベンジャミン・バトン/数奇な人生 《ネタバレ》 おもしろいとは思う。しかしこの感興は良い文学作品に触れたときのものであり、映画として高得点を与えるのはどうかと考えてしまう。それはたとえば、様々な人たちとの出会いとか別れとか生とか死とかの繰り返しであるとか、永遠に価値のあるものはないように思えてじつはあるのだとかいうことである。少なくとも私は、そのようなことは若い頃文学の世界でハマったのであり、映画館で見ようとは(あまり)思わない。ひとつの作品世界を構築するには成功した映画だと思うけど。 でも最後の方はちと盛り上がりに欠けたかな。[映画館(字幕)] 6点(2009-02-22 22:12:31)《改行有》

53.  007/慰めの報酬 ニコリともしないボンドはつまらない。いったい何怒ってるの? 筋も含めて、前作に比べりゃ相当駄作なんじゃね、これ?[映画館(字幕)] 5点(2009-02-01 19:38:29)

54.  ワールド・オブ・ライズ アメリカン・ギャングスターは今年のベストワンに推せるが、この作品は期待はずれ。つーか両作品におけるクロウしゃんの対照ぶりに思わず大笑。迫力あるシーンはあるものの、シナリオはばらけちゃってますね。ディカプリオ演ずる中東が結構好きなスパイの活動記録、みたいな。[映画館(字幕)] 4点(2008-12-31 23:58:41)

55.  ウォーリー 《ネタバレ》 これはいい! アニメということで敬遠している映画ファンの方々、この映画は見にいかなきゃ損ですぞ。ことに今年は他の正月映画がどうも低調のようで、ひょっとしてこの冬いちばんのおすすめということになるのではないか。 序盤、もはや昔ながらの「アニメ」という言葉が合わないのではと思えるほど緻密な映像(CG)や、登場ロボたちのリアルな動作にまず引き込まれる。イブが目標物を見つけたらすぐシャットダウンしたあたり、いかにもありそう。中盤の宇宙船に潜入するあたりからはさすがに「それはないだろう」というシーンが続き、破綻ぎりぎりだなあとは思うがまあ子供らが見れば夢中になるだろう。腑抜けと化しどちらが飼われているのかわからくなってしまったような人間たち、700年前の命令に忠実に従おうとするオート、オートの言うとおりにしていればそのまま平和に暮らせるにもかかわらず、地球に戻ろうとする船長と、言外に突きつけられるテーマの数々は案外深い。クサイ表現だが、いちばん大切なものって何だったっけ、という気にさせられる。そして、いいおっさんが思わず涙したラストシーン。疵があるとすればなぜ主人公のロボットだけが生き残っており、かつなぜああも人間的な感情を持っているのかという説明がいっさいないという点だろうが、そんなことはどうでもよい、負けたよ。[映画館(吹替)] 8点(2008-12-31 22:43:01)《改行有》

56.  バンク・ジョブ 《ネタバレ》 銀行強盗に成功するまでの前半、狙われる立場になって追いつめられていく後半、いずれもテンポよく進んで飽きさせない。主人公の過去や仲間との馴れ初めなど冗長な描写はなく、会話の切れ端で想像させるのみ。トンネルが完成するくだりなどあっけなさすぎて苦笑。まあよく筋がよく練られた結果であり、日本の映画によくあるようにエピソードがつぎはぎだらけになるよりはましだ。が、私から見て意外な展開、意外な落ちはひとつもなし。エモーショナルなところまではとても響いてこない。つまらないわけではないので見て損はしないが、すべてにおいてまあまあの映画。 まあ、こういう内容の映画が作られたということにおそらく意義があるのでしょう。政治的なことはよくわからんですが。[映画館(字幕)] 6点(2008-12-30 01:07:41)(良:1票) 《改行有》

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