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自己紹介 【好きな映画】
★ヒューマンドラマ系
★恋愛
★コメディ
★推理・サスペンス・法廷
★アニメ
★その他、心がほっこりする・ワクワクする・揺さぶられるものなら何でも。

【苦手な映画】
×ホラー・スリラー
×暴力系・ヤクザやヤンキー系
×アクション
×アイドルが主演
×ハードボイルド
×見せ場が女優の裸だけの80年代日本映画
×映画の質よりも興行成績だけを意識したハリウッド映画

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【製作年 : 2010年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
評価順1234567
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41.  サード・パーソン 《ネタバレ》 2回目の鑑賞で、ようやくこの作品の本当の面白さが見えてきました。 小説家の男、彼の妻、彼の愛人による現実世界、そして彼の創作によるフィクションの世界とが混じり合った見せ方なので、初見の途中まで何だかよく意味がわかりません。ニューヨークのホテルで働く客室係がパリのホテルに出てきたり「どういうこと?」という疑問が次々と・・・。 話が進むと、ニューヨークとローマのエピソードは、小説家が書いた話を映像として見せていることがわかります。子どもを亡くした自分の心情を、それぞれの理由で子どもに会えないローマ女性とニューヨーク女性の姿で表現していますが、編集者の「人生の言い訳を書いてるだけだ」というセリフが表しているように、伝わってくるのは子どもに会えない辛さだけ。最初、愚かな女としか映らない2人の女の印象は、「読めたものじゃない」と編集者に言われる小説の象徴です。 この時点で小説家は、自分のことはまだ「子どもに会えない彼女」でしたが、ラスト前、書き直した草稿では、「自分を許し、一歩前に進んだ彼(ローマ男性・ニューヨーク男性)」として描かれます。 新しいシャツに着替え、笑顔の2人が車で走っていくローマのシーン、子どもに会わせない男が本当の母親に留守電で謝罪、新しいパートナーが彼の支えとなって幸せな未来を予感させるニューヨークのシーンとして映し出され、編集者に「これはいい。(本を)出そう」と言わせることができます。 このように、何が現実で何が虚構なのかは、もう一度見ればわかりましたが、シーンの真意(特にラスト前)は、自分の乏しい読解力では解釈に自信ありません・・・。 最後、愛人が目にした本には何が書かれていたのか。自分の電話が彼の子どもの事故につながった事実を知ったショックなのか、自分と父親との異常な関係を書かれてしまったことへのショックなのか、それともまったく違う理由なのか・・・ 小説家が自分についた嘘の色とは何なのか。「白は信頼、そして信用の色」であり、白い服の愛人を追いかけることイコール「彼女が“生涯唯一の愛”」のはず。それ自体が偽りの気持ちで、彼が愛したのはやっぱり妻なのか? 追いかけていた愛人が、ローマ女性・ニューヨーク女性の姿へと変化し、最後には子ども。やっぱり彼は亡くした子どもから抜け出せないということ??? 映画の冒頭の「watch me」は、亡くした子どもの最後の言葉ですが、ラストの「watch me」は、妻の本心ということ? 2回見て、この作品を理解したつもりになっていましたが、ラストシーンの解釈に疑問が生まれてきたので、少し間を空けて、もう一度新鮮な気持ちで観ようと思います。[CS・衛星(字幕)] 8点(2017-05-08 21:04:10)《改行有》

42.  中島みゆきLIVE「歌旅劇場版」 これが、映画作品として扱われ、このサイトにも登録されていることに驚きました(笑) 中島みゆきファンにとっては、貴重なLIVE映像ということで充分に楽しめると思いますが、映画として評価するところはほぼゼロですね。そんな訳で、10点と0点の間を採って5点ということで・・・。[CS・衛星(邦画)] 5点(2017-05-06 12:51:06)《改行有》

43.  ある愛へと続く旅 《ネタバレ》 戦争絡みで、出生の真実を知らされない子供と母親・・・。「実は・・・」という終盤、その意外な真実に驚かされましたが、よく似た印象の「灼熱の魂」に比べると、ちょっと弱いかなぁという感じでした。また、わかりにくい描写が多くて、いまひとつ感情移入できず、せっかくのいい映画なのに、ちょっともったいないかも・・・。 人類の歴史から、戦争というものが無くなる日は来ないのかもしれませんが、アスカを診た医者のセリフだったか「同じ人間であることが恥ずかしい」ような真似は、許されるものではありませんね・・・。[CS・衛星(字幕)] 6点(2017-05-04 20:30:55)《改行有》

44.  横道世之介 《ネタバレ》 描かれているのは80年代のシーンがほとんどですが、目の位置はあくまでも現代で、「いまを生きる人が、80年代だった時のことを思い出す」という設定です。でも「あの頃は良かったなぁ・・・」的な懐古趣味とは違い、いろいろな人の「そういや昔さぁ・・・」の共通項が横道世之介、つまり「世之介青春物語」ではなく、みんなが世之介のことを思い出す映画です。  多少ウザったいところのある世之介、お嬢様の祥子など、キャラの輪郭を少し誇張しているところはありますが、出てくる人はみんな「普通の人」で、起こる出来事も「ありがちな日常」です。 そこに、世之介の死を「えっ、ここで?」というタイミングで挟んできます。しかもあっさりと。その後も、これまでの延長線上のような感じで世之介の様子が自然に描かれるのですが、ここを境に、ひとつひとつの出来事が、ラストに向けてじわ~っと効いてくるんですよねー。祥子が友人の子供とハンバーグをパンにはさんで食べるシーン、祥子に届いた写真とカメラを手に入れた世之介・・・涙が出てきましたが、でもすごく幸福感がありました。加藤のセリフだったか、まさに「出会ったことで得した気分」になれるような作品でしたね。 この映画、監督や脚本等の力量やセンスはもちろん、役者の演技が光っていました! 特に吉高由里子の、病院で名前を呼び捨てで呼び合うシーン、タクシーの中での表情の演技は素晴らしかったです!  自分の笑いのツボにハマったのが、同じアパートの小暮さん。小窓から顔だけ出して「隣の人、死んでるかもしれないし」「やっぱ東京ではそういうことがよく・・・」「ないわよ。めったにないわよ!」のシーン、何度も見返して笑っちゃいました。 ただひとつ、ラストで、祥子に宛てた手紙を読む母親の声、あれはどうなんでしょう??? これまでの流れにそぐわない、違和感のある演出のように感じました・・・。ラストなんだし、あんな説明的な感じよりも、映像でもっと素敵に伝える方法があったと思うのですが・・・、 でも、全体のクオリティはかなりハイレベルで、満足できる一本であることに変わりありません。[CS・衛星(邦画)] 9点(2017-04-03 20:38:44)(良:1票) 《改行有》

45.  コン・ティキ 《ネタバレ》 いろいろあって、いかだで海を渡ることになり、いざ海に出たら様々な問題に直面しながらもなんとか到着。でも「実話だからその通りに描く」では、ただの再現ドラマになってしまいますね。冒険もの・ヒューマンドラマ、どちらの観点からも中途半端という印象でした。展開が予想通り過ぎて、もうちょっとスパイスがほしかったです。 海に出たら、到着するまで海でのシーンが延々と続きます。内容は、海洋アドベンチャー映画にありがちなものばかりで、ピンチの時の緊張感もさほど伝わってこないし、「海の冒険」をメインテーマにしてしまったことで、凡庸な印象になってしまったような気がします。 航海中の出来事とリンクさせた各乗組員のドラマ・エピソードなどが絡んでくれば、ドラマとしての面白さが増したのでは?また、実際にこの冒険が、どれだけ学術的に価値があったのかわかりませんが、アカデミックな部分をもっとクローズアップさせられなかったのでしょうか? ヨメの別れの手紙、あれをラストに持ってくるのはちょっとどうか・・・ 冒険がメインの展開に合わせるなら、そんなエピソードは最後の「彼ら達のその後」の中に折り込んでしまえばいいはず。そこに焦点を合わせたドラマを作るのなら、全体の作り方・見せ方はもっと違ってきたように思えます。 映像はかなり凝っていたようですが、それが「すごい!」と思わせるだけの背景がないため、ただの腕自慢に感じました。[CS・衛星(字幕)] 4点(2017-01-09 10:42:10)《改行有》

46.  女子ーズ 冒頭の、戦隊モノのパロディーには笑えましたが、だんだん低空飛行になり、そのまま墜落しそうでした。チャン・グンソクや宍戸錠など、たまにツボにハマるギャグや、イエローのツッコミのうまさのおかげで最後まで観ることができましたが、やはり中身が無さ過ぎるのと、特に思い入れのある女優もいなかったので、う~ん・・・といった感じです。[CS・衛星(邦画)] 4点(2016-11-21 21:50:12)(良:1票)

47.  パーマネント野ばら 《ネタバレ》 うわあ~、すっごく良かったです~! 単純な話を、これほどまでに魅力ある構成に仕立てる吉田監督の演出センスはさすが! 「桐島、部活やめるってよ」の時も驚きましたが、この作品は、さらにハイレベルな出来だと思いました! 登場人物は、男も女もろくでなしばかりで、こんなどうしようもないクズ人間しかいない町、日本から隔離しろよと言いたくなるほど。いかにもサイバラが描きそうな男女の恋愛模様・人生模様をコメディタッチで描いています。嫌悪感だけが残りそうなキャラクターばかりで、普通なら途中で観るのをやめてしまうところですが、なぜか引き込まれて、そして最後の切ないオチ・・・。 それまでのベタベタな「現実」を描くことで、最後が余計に際立っていましたね。 現実と妄想、まったく相容れない要素を、みっちゃんの「デート中?邪魔してごめんねぇ」のセリフが両者を結び付け、ひとつの世界へと違和感なくまとめ上げています。 一番印象的だったのが、なおこの、鹿島に髪をかき上げられた時の微笑み、そしてラストの子供が迎えに来て声を掛けられた時の微笑み・・・ まったく同じアングルですが、あえて同じシーンのように見せることで、後者の「これからは母としてしあわせになる」というメッセージがしっかりと伝わり、見ている側も救われました♪ 小池栄子、役者としてあまり良い印象はありませんでしたが、この映画では輝いていたと思います。[CS・衛星(邦画)] 9点(2016-11-09 18:22:55)《改行有》

48.  鑑定士と顔のない依頼人 《ネタバレ》 ニューシネマパラダイスの監督の作品ということで、心温まるヒューマンドラマだと勝手に思い込んでいたら・・・(笑) でもやっぱりこれは、単純な犯罪映画じゃなくて、ヒューマンドラマだと思います。 絵が全部盗まれたシーンでは、「女に免疫のないオタクなおっちゃんが、若い娘に入れ込むとロクなことにならないよなぁ・・・」程度の感想しかありませんでしたが、でもラストまでのシーンで、印象は変わりました。肖像画の女性しか愛せず、生の女性とは目も合わせられないような男が、クレア(偽)のおかげでようやく、男として最高の悦びを得ることができます。最初は、哀れな様子を見てかわいそうと思いましたが、彼にとっては「The Best Offer」だったのでは? アガサ・クリスティの「地中海殺人事件」で、女優と一晩いい思いをした金持ちがめちゃ高い宝石をプレゼントした後で捨てられ、その男に言ったポワロの「男女の秘めごとに値をつけるのですか?」というセリフが、ふと頭に浮かびました。 盗まれた絵よりも、思い出されるのはクレアと愛し合った瞬間のことばかり。彼にとって失ってショックだったのは、絵ではなくてクレア。そのことに気付いただけでも、この人は幸せなのかも・・・。 草食系とか呼ばれてるアホ男子や、アニメキャラやフィギュアしか愛せないオタク君が、ナマの女を知ってしまったら、このおっちゃんと同じように、コロッと弄ばれてスッテンテンにされるんだろうなぁ・・・。 この映画は、そういう人に向けての警鐘?(笑) それから、「貞節は最も異常な性的倒錯」というフレーズには、激しく同意です♪[CS・衛星(字幕)] 8点(2016-05-17 16:11:12)(良:1票) 《改行有》

49.  エイプリルフールズ 《ネタバレ》 う~ん、面白くない・・・ことはなかったのですが・・・。全般的に、何でもかんでもセリフで説明しようとし過ぎなのでは?「ここは言葉よりも、映像だけで表現すればいいのに・・・」と思えるシーン、たくさんあったと思います。それに、各エピソードの掘り下げ方が浅過ぎて、感動系のエピソードも安っぽく感じられました。 よくある、群像劇を最後ひとつにまとめるという手法も効果的に機能していないし、ラストシーンのUFO登場、あれはもう完全にダメでしょ!(笑) 最後に「ウソのようなホントの話」みたいなオチにしたかったのでしょうが、だったらせめて少年の「・・・えっ!? えぇぇっっっ!?」の表情だけで終わってほしかったですね。つい「ほんとにUFO見せてどうするの?」ってツッコミ入れちゃいました(笑)  でも寺島親子のエピソードだけは良かったです。現在の父親に土下座するシーンは泣けましたね。それに「女なら誰でもできる仕事」の社会見学シーンは印象的でした。[CS・衛星(邦画)] 5点(2016-05-09 00:58:16)《改行有》

50.  そこのみにて光輝く 主役の演技力は素晴らしいと思うし、ラストの美しさなどは「すごい!」としか言いようがないくらい救済感あふれるシーンで、映画としてのクオリティは決して低くないと思いますが、登場人物に共感できる部分がない、というより、大嫌いな性質の人間ばかりだったため、映画の評価よりも不愉快さが先行してしまいました。 特に、拓児のような精神的に弱いダメ人間、どこまで自分を下げりゃ気が済むんだと言いたくなるような千夏。解説には「閉塞感漂う北の町で~」とありましたが、町に閉塞感があるわけじゃなく、こういう人たちの目線で社会を描けば、南国のパラダイスだって閉塞感漂う世界になっちゃいますよ・・・としか思えませんでした。ラストシーンが本当に美しかっただけに、とても残念でした。 もうちょっと違うカタチで料理してくれれば、美味しさを味わえたと思うのに・・・。単に、自分の好き嫌いだけで、料理そのものの評価まで下げるようなマネはしたくありませんが、やはり平均点よりは低い点数になってしまってすみません・・・。[CS・衛星(邦画)] 6点(2015-12-09 10:28:53)《改行有》

51.  クレヨンしんちゃん ガチンコ!逆襲のロボとーちゃん 《ネタバレ》 ロボとーちゃんを通して、家族愛や父親のあり方を描いた内容で、クレヨンしんちゃんの「いつものパターン」でありながらも、涙を誘うシーンがいくつもありましたね。特にしんのすけへの拷問シーン、ベタだなぁ・・・とは思いながらも涙が止まりません。ただ、本物のとーちゃんと記憶をコピーしたロボとーちゃん、それに対して家族は・・・?というテーマを、子供でも楽しめる内容にしようとすると、どうしても掘り下げ方が甘くなるし、自分的には、なんだかスッキリしない・・・という印象です。 それよりも、警察署長(だっけ?)の黒岩仁太郎というキャラに興味が湧きました。家族から冷たく扱われ、でも何も言い返すこともできない・・・その鬱屈した心が今回の引き金となっているわけですが、これ、イジメられる子供や、理不尽な目に遭っても抵抗できないタイプの人の精神構造ですね。そして「いつかやっつけてやる!」という妄想だけが膨らんでいき、あまり良くない方向に進んでいく・・・。そういう彼が最後、ただ「やられて終わり」では、ちょっと救いようがないような気もしました。[CS・衛星(邦画)] 6点(2015-12-06 20:22:25)《改行有》

52.  花とアリス殺人事件 「花とアリス」の前日譚ということで、雰囲気はそのままに、また新しい「花とアリス」を観た、という感じです。でも登場人物は「Love Letter」に近かったですね。湯田光太郎は藤井樹っぽいし、陸奥睦美なんてモロに及川早苗でしたね(笑) いかにも中学生の間から生まれた“殺人事件”をきっかけに、花とアリスが出会うあたりから話は一気に面白くなります。そしてその“真相”は・・・ほんとにかわいいエピソードでした♪ 一応、アニメ映画という扱いですが、一般的なアニメとは少し異なり、実写映画を、人物の部分だけアニメーションにした、という感じで、声も、声優のアフレコというより、実写映画の演技に近い感じでした。ストーリーはもちろん、いかにも岩井俊二らしい、光と音楽による美しい映像が好きな方なら、きっと楽しめると思います。[CS・衛星(邦画)] 9点(2015-12-06 20:15:36)《改行有》

53.  映画 深夜食堂 《ネタバレ》 ドラマの雰囲気は壊さず、映画としての楽しみ方もできるレベルで、自分的にはまあまあ満足でしたが、一緒に見たヨメの反応はイマイチでした(笑)。 同じ深夜食堂ファンでも、人によって感じ方はいろいろですね。 個人的には、2話目の、みちるが食堂の2階で横になり、扇風機にあたるシーン、音楽と映像と役者の演技がバッチリとハマって、このシーンを見ることができただけで大満足!ただ、全体の作りとしては、気になる点が少し・・・。 3つのエピソードを、骨壺=人の死という串で貫き、愛人の死、友達のお母さんの死、奥さんの死を絡めた話で展開させていますが、これがあまり効果的でなく、機能していませんでしたね。そして最後の田中裕子のまとめ方、あれはヒドい・・・(笑) 骨壺は、3話目にだけ出せば良かったのでは? 「砂だけ入れた骨壺の持ち主の気持ちがわかる」という筒井道隆は切なかったです・・・。、 何気ないカメラアングルや、人物・風景の出し方・見せ方など、映像に対するセンスは、素晴らしいと思いました。ドラマの雰囲気を壊さない・・・というより、もともとドラマが、映画並みの作品レベルをめざして作られたような印象だったので、映画も違和感なく楽しめたのだと思います。 ドラマの映画化というのは、ロクなものがないという印象ですが、これは悪くないと思います。[DVD(邦画)] 7点(2015-11-20 17:52:26)《改行有》

54.  思い出のマーニー 《ネタバレ》 最初のうちは「これはハズレか・・・?」と思っていましたが、ラストですべてつながって、そこから振り返ると、すべて巧い演出だったと気付かされます。 ちょっと難しい年頃の、何やらワケありっぽい杏奈の前にマーニーが現れます。マーニーとは杏奈の「なりたかった自分の象徴・憧れを具現化した姿」なのか?マーニーの意味深なセリフといい、「マルホランド・ドライブ」のような、ミステリアスな難解謎解き系?・・・などといろいろ考えていたら、わけがわからなくなりそうでしたが、最後、昔の写真ですべて解決! 余計な分析などせずに、素直に見てれば良かったんですね。 ただ、巧いと思える部分はあるものの、ラストに至るまでの展開がいまひとつで、リズムに乗り切れなかったような気がします。自分の中で「借りぐらしのアリエッティ」が、ジブリの中ではぶっちぎりのトップレベルだったので、期待が大き過ぎて、ちょっと物足りない感じかも・・・。[ブルーレイ(邦画)] 6点(2015-10-25 08:11:43)《改行有》

55.  劇場版 HUNTER×HUNTER -The LAST MISSION- 前回の劇場版のガッカリ感がハンパなかっただけに、つまらないだろうとは思っていましたが、HUNTER×HUNTERファンとしては、つい見ちゃうんですよねー。案の定、中身も深みもまったくないスカスカの内容。オープニングでの主要キャストの雑な登場のさせ方や、えっ?これで終わり?という闘いの決着等、誰も何も言わなかったのかなー?それでもまぁ、ヒマつぶし程度にはなったので1点。[CS・衛星(邦画)] 1点(2015-08-09 15:19:21)

56.  ブラック・スワン 凄まじい映画でしたね。あまり好きなジャンルの映画ではありませんでしたが、舞台に立つ人間の心理描写、それを表現するナタリーポートマンの演技力は素晴らしかったです![CS・衛星(字幕)] 7点(2015-07-18 21:48:13)

57.  夢売るふたり 《ネタバレ》 う~ん、これは何とも難しい作品でした。前半は、だまされた女たちがカウンターにずらりと並んだり、電車内で「仕事」をしている貴也の様子を里子が新聞越しにチェックしたり、里子がだましのシナリオを書いて次々と渡したりと、コメディタッチのシーンも多かったですが、後半からどんどんシリアスな展開で、ズド~ンと重い空気に包まれます。 鑑賞ポイントは、やはり里子の心理描写だと思います。最初は、店が火事で焼けても前向きにバイト、貴也の浮気をきっかけに詐欺を思いつき、重量挙げ選手に関わったあたりから心境が変化する貴也に対する感情、そして最後は本気で他の女を好きになった貴也が刑務所に・・・そしてラスト。最後、里子が見たのはやはり出所した貴也でしょう。そしてラストのあの表情が、貴也に対する感情の終着駅、というように感じました。 途中、ドブネズミやカモメなど、心理を象徴するメタファー的なカットも多く、特に、里子の自慰や生理ナプキンシーンは、子供と仲良くなった貴也に対する憎悪へとつながる前フリだったように感じます。夫婦だけど子供がいないという女性の深層心理・・・。貴也が単に他の女を「本気で好きになってしまっただけ」なら、最後のあの表情にはつながらないでしょう。もし自分の解釈通りだとしたら、女性監督にしか表現できない、ものすごい心理描写ですよね。 また、すべてのシーンにおいて、ただきれいなだけの映像美ではなく、「映画として、このシーンを表現するのに最も適したカメラアングル・光・色」にこだわり、手抜きシーンなどは1カットもなく(それが当たり前ですが)、これぞまさにプロの仕事ですね。 2時間ドラマのような「ハッキリとわかりやすいストーリーと意外性のあるサスペンス」を求める人には、まったく向かない内容なのでご注意ください。 (ストーリーとはまったく関係ありませんが、山下敦弘監督がチョイ役で出ていて、思わず笑ってしまいました)[CS・衛星(邦画)] 8点(2015-05-25 22:20:25)(良:1票) 《改行有》

58.  テイク・ディス・ワルツ 映像の美しさとか、凝った演出とか、音楽と映像との相乗効果とか、質の高いシーンはいくつもありましたが、作品全体としてはまとめ切れていない感じでした。そもそも肝心の、不倫に走る要素が弱いというか、動機や心情を描き切れていないため、女子の妄想をそのまま映像化したような印象で、「なんだか、女性の監督が作りそうな映画だなぁ・・・」と思ったら、ほんとに女性監督の作品でした(笑)。 まず、出会いの設定が、まるでメグライアンのラブコメのようでベタ過ぎ。ダンナさんに打ち明けて家を出るまでの、気持ちが揺れてるシーンが長過ぎて、「今日はウキウキ」「今日はどんより」の繰り返しで、まるで昼ドラの総集編のようでした。 映画というより、女性が「そうそう、わかるわかるぅ~」と、雰囲気を楽しむためのイメージ映像のように感じました。[CS・衛星(字幕)] 4点(2015-04-25 23:13:41)《改行有》

59.  恋のロンドン狂騒曲 《ネタバレ》 いろいろな人たちの恋愛模様・人間模様をコミカルに描いた作品で、そんなに大した話でもないのに、最後まで飽きることなく楽しめました。最後、「いろいろあったけどめでたしめでたし」にしないところがいいですね♪ 普通のハッピーエンドだと、すごく凡庸な印象にしかならなかったと思います。この映画、ひと言で表すなら、「軽妙」という言葉がピッタリですね。[CS・衛星(字幕)] 6点(2015-03-09 09:35:16)

60.  のだめカンタービレ最終楽章 後編 前編後編、まとめて観ました。原作の面白さをここまで実写化できたのは、演出と役者の力量のおかげだと思います。ただ、ラストの締め方は、個人的にはちょっとどうかと・・・。のだめ熱も冷めた今、そんなに気合い入れて観ようと思ったわけでもないのに、ついつい最後まで観てしまい、また原作を読みたくなりました。[CS・衛星(邦画)] 7点(2015-02-11 16:25:13)

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