みんなのシネマレビュー |
|
【製作年 : 1960年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
41. ロミオとジュリエット(1968) シェークスピアの世界を壊していない。 デカプリオ演じる現代版より、こちらがオススメ。 ただ、やっぱり原作はもともと舞台用の戯曲なので、舞台のほうが向いている。 オリビア・ハッセーがとにかくキレイ。[ビデオ(吹替)] 6点(2012-12-18 22:38:12)《改行有》 42. 華麗なる週末 《ネタバレ》 ライデル監督の「フォー・ザ・ボーイズ」は感動したが「黄昏」は琴線に触れず、さてこの作品はどうかなと思ったが後者になってしまった。 ノスタルジーを感じても良さそうな内容なのに、どうも入っていけなかったような…。[DVD(字幕)] 5点(2020-11-19 00:55:42)《改行有》 43. まぼろしの市街戦 《ネタバレ》 反戦や社会への批判をこめた寓話としてよくできているとは思うのだけれど、ちょっと温くて自分には合わなかった。[DVD(吹替)] 5点(2020-10-26 23:49:27)(良:1票) 44. 勇気ある追跡 《ネタバレ》 冒頭で雇い主が殺される場面で、その名前に聞き覚えあり。あれ?と思って調べてみると、以前に見たことのある「トゥルー・グリット」と同じだった。リメイク版の「トゥルー・グリット」を先に観て、このオリジナルを後から観る結果になった。 チェイニーが少女に腹を撃たれたのにかすり傷程度に元気に動いてるなど、細かいところでツッコミどころは幾つもあるが、メインのキャラクターはユニークだし、ストーリーも飽きさせない。 「トゥルー・グリット」での違いは、蛇に噛まれた少女は片腕を失っているし、ラストも四半世紀後に少女が再会を期して訪ねたときにはコグバーンは亡くなっていて、リアルでペーソスを感じるものになっている。 それ以外でも、オリジナルの少し不自然な箇所がより自然でリアルなものに改善されている。 ただ、リメイクは少女の可愛げのなさもリアルすぎて魅力を感じなかったので、その点はオリジナルのほうがまだマシだった。[CS・衛星(字幕)] 5点(2018-08-30 18:49:06)《改行有》 45. 怪談(1964) 《ネタバレ》 小泉八雲原作、4話のオムニバス。 「黒髪」捨てた妻のありがたみが身に染みてわかって、元に戻ってごめんなさいでハッピーエンドかと思いきや、あまりにも遅すぎた。 「雪女」嫁にした女の正体が、以前に会った雪女。口外してはならないと口止めされてたのに、ついしゃべってしまったことから発覚。 「耳無芳一の話」誰もが知っている有名な話。 「茶碗の中」茶碗に見知らぬ男が映る不思議な話。 どれも現代ホラー的な怖さはまったくないのだけれど、趣のある古譚としての面白さがある。[CS・衛星(邦画)] 5点(2018-08-25 21:42:48)《改行有》 46. アラビアのロレンス 砂漠といえば『眼には眼を』とこの映画を連想しそう。 壮大なスケールと映像美には圧倒される。 でも3時間半を超える長尺がそのまま長く感じられた。 感情移入できたときは長尺もまったく苦にならないので、ピーター・オトゥールのロレンスにハマらなかったということだろう。[CS・衛星(字幕)] 5点(2018-02-24 00:01:56)《改行有》 47. シャレード(1963) 《ネタバレ》 二転三転するサスペンスで、何が真実なのか、誰が犯人なのか、ヒロインと一緒に見ている者も翻弄される。 ラストもオシャレにオチているし、後のお手本となるような映画と言えるかも。 それでも、オードリーのヒロインにあまり魅力を感じなかったので、それほど引き込まれはしなかったしリピート鑑賞したいとも思わない。 オードリーは「ローマの休日」が良すぎたか。[CS・衛星(字幕)] 5点(2018-01-19 21:20:28)《改行有》 48. シシリアン(1969) 一匹狼の殺し屋アラン・ドロンと、マフィアのボスであるジャン・ギャバン。どちらもハマリ役。 マフィアものは好きなのだが、ストーリーがいま一つパッとしない。[CS・衛星(吹替)] 5点(2017-08-28 20:07:16)《改行有》 49. 007/ロシアより愛をこめて 歴代ボンドガールの中でも屈指の美貌を誇るダニエラ・ビアンキ。「北北西に進路を取れ」を思わせるヘリの襲撃。猫を撫でながら冷酷な指示を出す、顔の見えないボス。仕掛け満載のカバン。耳に残るテーマ曲。 今のスパイもの、アクションものと比べてどうしても全般的に温さを感じるのは否めないけど、印象に残るものがいろいろ。[CS・衛星(字幕)] 5点(2015-12-20 10:01:59)《改行有》 50. 野生のエルザ 子供の頃、シートン動物記が大好きだった。 動物ものは人間ドラマ以上に情や義にあふれている。 動物の子供は無条件にかわいい。 ただ、大人になった今この映画を見ると、そういうこと以外のことも気になってくる。 かわいいから飼いたいというのはとても素直な感情だけど、最後まで責任が持てるのかというところまで見ておかないと。 野生動物を飼うということ自体が、自然に逆らう人間本位のことだから。[地上波(吹替)] 5点(2015-04-03 02:07:29)《改行有》 51. 引き裂かれたカーテン 《ネタバレ》 ヒッチコックのストーリー構成と演出の巧さは、ここでも発揮されている。 リンツから方程式を巧みに引き出し、逃げる主人公に迫る追っ手。 偽装バスに乗り込むお婆さんのノロノロした動きには、見ているこっちまで乗客に共鳴してイライラしてくる。 衣装箱に隠れていたのが見つかったかと思えば違う箱だったり、ハラハラさせるお手本のような展開も。 ただ、傑作とまではいかないのは、温いところも幾つか目につくから。 主人公の「火事だ!」の一声だけでパニックになるのは安易すぎる。 主人公が序盤では国の裏切り者かのようにミスリードしようとしているものの、P.ニューマンの主人公がそんな人物のはずがないという頭もあって騙されない。 本当におもしろいサスペンスは、きれいに騙してくれるのだけど、この作品はそこまでのものはない。[地上波(吹替)] 5点(2014-12-12 23:37:46)《改行有》 52. ミクロの決死圏 1966年製作だけに、SFといっても今見直すと装置や特撮が相当しょぼい。 突っ込みどころも満載で、そもそも血流が激しくて作業にならないはず。 でも、ミクロ化して人体の中を巡るというアイデア勝負の映画なので、細かいところは目をつぶってということだろう。 童心で見ればワクワクするような夢のある作品であることは確かで、遊園地のアトラクションのよう。 古典SFとしての評価は高いが、時代的なことを一切考慮に入れずに今の大人が見れば、いろんな甘さや綻びが目に付いてしまう。[DVD(吹替)] 5点(2014-10-22 21:05:06)(笑:1票) 《改行有》 53. 卒業(1967) 《ネタバレ》 結婚式の乱入、花嫁強奪シーンがあまりにも有名。 ラストでバスの中の二人に笑顔が消えていくのが印象的だった。 主題歌のサウンド・オブ・サイレンスが良かった。[地上波(吹替)] 5点(2014-08-23 23:21:44)《改行有》 54. 続・荒野の用心棒 《ネタバレ》 西部劇で機関銃は反則だ。 棺桶を引きずって歩くガンマン、両手を潰された上での最後の決戦など、アイデアはユニークで印象に残る。 『荒野の用心棒』の続編かと思えば、まったくの別物。[DVD(字幕)] 5点(2014-03-31 18:46:48)(良:1票) 《改行有》 55. ワイルドバンチ 他の西部劇とは一線を画したサム・ペキンパーらしい西部劇。 描かれるのは殺伐とした世界の中で無法者たちの生き様、人生の黄昏時を迎えて散り際を悟った男の美学。 バイオレンス描写に定評のある監督だが、今見るとさほどインパクトはない。 この監督に影響を受けたタランティーノや、邦画では深作欣二など同系列のものを先に幾つも見てしまったからか。 同年に公開された『明日に向って撃て!』派の自分には、琴線に触れるほどではなかった。[DVD(字幕)] 5点(2014-02-23 11:49:23)(良:1票) 《改行有》 56. 鳥(1963) 《ネタバレ》 鳥もあれだけ群れると気持ちが悪いが、ミッチを追いかけてきたメラニーのストーリーと鳥の襲撃がリンクしておらず、消化不良の印象。 いわずと知れたヒッチコックの代表作で、公開当時ならもっとおもしろかったのだろうが、今みるとそれほどのインパクトは感じない。 動物が人間を襲うパニック映画のハシリで、パイオニアとしての価値はある。 身近にいる害のないものが、突然理不尽に命を脅かす危険な存在に豹変する不気味さはあった。[DVD(字幕)] 5点(2013-05-25 00:48:00)(良:1票) 《改行有》 57. ひとりぼっちの青春 《ネタバレ》 このダンスマラソン大会がそのまま人生の縮図として辛辣に描かれる。 廃馬のような最期を遂げるヒロインの姿には悲哀を感じるが、ジェーン・フォンダ演じる女性があまりにトゲトゲしていて共感を持ちにくい。 人生に絶望した救いのないバッドエンドで、ストレスの溜まる映画。[DVD(字幕)] 4点(2020-12-27 10:47:34)《改行有》 58. 昼下りの決斗 ヒロインに魅力のないのが致命的。女優としてもそうだし、ストーリー上のキャラとしてもダメ。 男たちを振り回すような存在なら、もっと小悪魔的な魅力がないと。[CS・衛星(吹替)] 4点(2016-11-25 17:49:23)《改行有》 59. エル・ドラド(1966) 《ネタバレ》 ジョン・ウェインとロバート・ミッチャムの二大スター共演だけど、ちょっと緩い西部劇だった。アル中の保安官、年寄りの牢屋番、対立する一味のボスの身柄拘束と、どこかで観たような映画だと思ったら、同じハワード・ホークス監督の『リオ・ブラボー』だった。リメイクではないようだけど、これだけ似ているとさすがにネタ切れ感が。ヒリヒリするような緊張感とはまったく無縁で、早撃ちの名手とのライバル対決も、肩透かしのような呆気ない決着のつけ方。ラストで松葉杖で並んで歩く両雄の姿が、のんびりとした物語を象徴している。 若造ミシシッピのジェームズ・カーンがフレッシュすぎて、『ゴッドファーザー』の長男ソニーと一致せず、後から気づいてビックリ。[CS・衛星(吹替)] 4点(2015-06-23 01:02:29)《改行有》 60. 真夜中のカーボーイ 《ネタバレ》 タイトルで西部劇かと勘違いして見始めたが、全然違ってずっこけた。 夢を抱いて都会に出てきた田舎者をジョン・ヴォイトが好演。 その垢抜けなさと素朴さがにじみ出ていた。 ダスティン・ホフマンもさすがの存在感で、大都会での掃き溜めにうごめく二人の閉塞感はすごいが、肝心のストーリーに面白みがない。 世間知らずな青年が現実の厳しさにぶち当たったということ。 そんなに固い友情を結ぶような出来事もなかったように思うし、ペテン師との絆の強さが腑に落ちない。 夢の破れ方もなんだかあっけないような。 恋人をレイプされた過去があるようだけど、その描き方も中途半端な印象で、それならなくてもよかったかも。[DVD(字幕)] 4点(2015-02-26 22:37:27)《改行有》
|
Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS