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プロフィール
コメント数 678
性別 男性
自己紹介 ソフト化されたタイミングでのレビューが中心です。2008年、子供の頃から夢だった自宅シアタールームがついに実現しました。(100~110インチ程度、音響2.1ch)できるだけネタバレせずに書いていますので文章がおかしい場合もあると思いますが、暖かい目で見守ってやってください。(2014初登録)

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【製作年 : 2000年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
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41.  M:I-2 《ネタバレ》 他の方もご指摘のようにジョン・ウーのベタな演出がかなり子供っぽいものの、その反面非常に分かり易く仕上がっていて何も考えずに鑑賞が可能になっています。クルーズのPV的な観点で見ると、これはこれでアリ(満点?)といえましょう。個人的にはCGベタベタなマーベル系映画よりずっと高評価に価する映画だと思っています。 オープニングの飛行機&替え玉&ロッククライミングはネタや過剰演出に走っておらず秀逸な仕上がりです。その後は一転して説明的かつ安っぽい内容でラスト付近までダラダラと進んでしまいますが、終盤のバイク以降(鳩が飛んでから)はまたグッときます(笑) ヒロインは微妙でしたが、敵味方共にキャラも立っていて全体的に非常に分かり易いです。ただ、バイクのタイヤの種類がオンロードとオフロードで違っていたり、決めシーンのカメラ切り替えのたびに表情が違っていたり(これはこれで何度も取り直して苦労したんだろうなと。。)と、観客をバカだと思っているのか?なところも多数ありますが、それでもアクション映画としてはなかなかの出来だと思います。 豪快なアクション映画を見せてくれた!という満足感は結構高かったように感じます。M:I-2、これはこれで面白い、私は結構好きな映画です。[インターネット(字幕)] 7点(2018-11-14 12:18:15)《改行有》

42.  シティ・オブ・ゴッド こんな映画があるなんて全然知りませんでした。あまりにも壮絶でグロくてコレが現実に起きていたと考えると背筋が寒いです。 この映画は最初から最後までほとんどガキの喧嘩状態です。ラストカットで表現されている通り、小学生程度の子供たちが何人か集まってくだらないことを言い合う程度の日常=この映画なんでしょうね。教育が行き届いていない人間たちが闊歩している無法地帯、ある意味これが世界で最も怖い場所なんでしょう。映画からはそう感じ取れましたし、まさしく地獄絵図とはこれのことでしょう。 この映画をみたら発展途上国(ブラジルは新興国か?)に旅行に行きたいとは思わなくなります。ある意味アメリカが提唱する「自己防衛のため銃携帯を」が当たり前のことのように感じられます。つくづく日本に生まれて幸せだと痛感します。何度も見たいとは思いませんが、当分の間はリトル・ゼの表情が忘れられそうにありません。名作とは言い難いですが凄い映画ですこれ。[インターネット(字幕)] 7点(2018-10-03 15:11:36)《改行有》

43.  マリー・アントワネット(2006) 公開当時、若いパートナーに押し切られて不覚にも劇場で鑑賞しました。主人公マリー・アントワネットはとてもかわいいのですが、顔つきが今風でゴシック調には全く合っていないと感じ、更には音楽もガレージバンド風のものが多く、当時は違和感ばかり感じた作品でした(キルスティン・ダンストは大好きですが)。15年ぶりに落ち着いて再鑑賞してみるとこれが意外にも結構素敵に仕上がっていて、当時、低評価を下した私自身の思慮が浅いことが露呈する結果となりました。 大前提としてソフィア監督自身はフランス革命など一切描くつもりなどなく、あくまで若いマリー・アントワネットを若い感性でガールズムービーに仕立て上げ、そしてそれを若い観客に見せたかったというのがこの映画の正しい解釈だと思われます。要するにこの映画に歴史的な黒い部分、またそれに向かう深いドラマ性などを期待する方が間違っていて、ソフィア監督はそんなことは百も承知(というか意図的に)、きらびやかな少女の部分だけを切り取った新しい切り口のマリー・アントワネットを作ったのです。(コンバースを紛れ込ませてあるという逸話からもそれは明らか) ただし、ソフィア監督も真の映画人コッポラ一族の直系なので、ガレージバンド風の楽曲や今風の眉毛と口を半開きにしたマリー(ダンスト)のガールズ描写を意図的に見せつつも、カメラワーク・美術・衣装はかなりしっかりしています。これらのスタッフは一流だったことも同時に理解することができます。 ある意味、ソフィア・コッポラとマリー・アントワネットは境遇が似ていないとは言えず、親が偉大過ぎるがゆえに周りの物事が自動的に働き、少女として自分の感情を挟む余地がないという「どうにもならなかった子供時代」をこの作品に落とし込みたかったのかもしれません。そんな中途半端な事をしてしまったが故に、何となく全体的に散漫な作品に仕上がってしまったものと思われます。 総じてよく判らない映画なのは事実ですが、監督の意図する切り口さえ見誤らなければ、これはこれで評価できる映画だったと思います。出来れば国境を越えた後は全編フランス語を徹底していただければより面白かったような気がします。今更ではありますが評価し直してこの点数と致しました。[映画館(字幕)] 7点(2018-08-09 16:18:14)《改行有》

44.  スーパーサイズ・ミー 《ネタバレ》 公開年のわりにやたら映像が古いのは演出なのか、それとも昔の映像を挟んであるのか?まあそれは置いといて、全体的に作為的ではありますがファストフードの危険性がきちんと提唱されていたと思います。この映画でいわれていることは、一般論で考えると至極当たり前のことのように思います。でもそれを実行したことに意義があり、そしてそれだけでも価値が高いと思います。 惜しいのは、、できれば続編もしくは姉妹作品として、健康に良い(もしくは自然食品)ばかりを食べ続けたらどうなるのか?というバージョンも発表していただきたかったです。例えば全粒粉のパンと自家製のベーコンと自家製の卵だけで一か月生活した結果などと比較してほしいものです。 まあでも、、総合的にはとても面白い企画だったと思います。マックが好きな人は一度見るべき映画です(真面目な話)[インターネット(字幕)] 7点(2017-09-22 10:11:00)《改行有》

45.  デイブレイカー 《ネタバレ》 予想外に良かった。とにかく世界観と着眼点が素晴らしい映画です。バンパイアは死なないので人類との人口比率がこのような状態になるのは必然的で、そして血液不足になるのも当然の結果です。血液不足のことをTVニュースでさも食料危機や戦争危機のように報じているのも監督のセンスが感じられて素晴らしかったです。 太陽が上がっている時のバンパイアの生活の仕方がとても良かった、いいアイデアです。そして人間への戻し方(副作用も合わせて)も素晴らしいアイデアです。それらを含めての、、終盤に主要人物が発する「人類は逃げなくてイイ・・」というセリフは感動的ですらありました。 名作になれなかった原因としては、、やはりラスト付近に押さえきれずにやりたい放題になったからでしょうね。ラストのウィリアム・デフォーの再登場の仕方もあまりにも低俗すぎて興ざめするほど(今の時代に じゃじゃーん! 的な登場はどうかと 笑) そして終わり方がもっとヒドイ、火の鳥の描かれた車(トランザムか?)は映画の内容と合っていて素晴らしいが、まるで安っぽいヒーロー物のようにその車で去っていくのはダサい、ダサすぎる。(今後のこととか他にもっと大切な話あるだろ?) ラスト15分、社長の娘の一件をきちんと絡ませた上でシックに仕上げてくれていたら9点くらい行きそうな映画です。辛口でしたが多少幼稚な部分も含めても見て損のない映画と思います!興味がある方はぜひ一度お試しください。[ブルーレイ(字幕)] 7点(2016-01-31 16:28:15)(良:1票) 《改行有》

46.  ワイルド・スピード なんだかんだいってもパート1が一番面白いかな。で、ジョーダナ・ブリュースター(ミア)が超絶可愛い(ホの字 死語) 下品な車のオンパレードだけどアメリカで見るとカッコいいから不思議ですね。まあでも自分で乗りたいとは微塵も思いませんが車への熱い情熱は少し理解できます。(俺の場合は途中で出てたフェラーリ以外は要りませんが)[インターネット(字幕)] 7点(2015-10-22 22:47:03)

47.  ワイルド・スピードX3/TOKYO DRIFT 《ネタバレ》 ツッコミどころ満載で、、どこから手をつけていいのか呆れるほど。しかしネタ映画としてはかなりの高得点ですよコレ。 千葉真一を筆頭にカメオ出演の役者が無駄にリッチなのがとても素晴らしい。カメオ探しは純日本人にしかできない楽しみ方です。面白いのはこれほどリッチなカメオ出演に反してメインキャストに日本人が全くいないというのがある意味凄いデス(笑) 結果、東京の話なのに英語とカタコトの日本語のみでストーリーが進む異常事態に。(日本語が一番上手な人が千葉真一というね・・) そして日本ではありえないアメリカンな”ノリ”(底辺)のダンスフロアのシーンに、下品なだけの立体駐車場のレースシーン。極めつけは通行人がわんさかいる狭い路地裏のパチンコ店にド派手なパフォーマンス仕様の車が路駐し、その後銭湯のKONISHIKIパートへ。 映像的にはシッカリと日本を記録していますが、何から何までコレジャナイ感満載の「TOKYO」映画。ここまで凄いとネタとして友人にお勧めできるレベルです。ラストのドミニクが出てきて初めてハリウッドらしいオーラを感じますが、2秒で映画は終了。いろんな意味で素晴らしい作品でした![インターネット(字幕)] 7点(2015-10-03 15:26:31)(良:1票) 《改行有》

48.  ウォーリー 《ネタバレ》 人類が見捨てた29世紀の地球で、700年もの間一人ぼっちで働き続けるゴミ処理ロボットのウォーリー。そんな彼の一番の夢は「いつか誰かと手をつなぐこと」。ある日、突然現れた真っ白でピカピカのロボット「イヴ」と出会い、初めての恋に落ちる。宝物を見せた途端に動かなくなったイヴ、そして何も言わず宇宙船に連れ去られるイヴ。彼女を救うため未知なる世界へ旅立つウォーリーの行く末と人類の未来とは・・ 書いちゃえば感動的で素晴らしい映画です。でもなぜか手放しで高得点がつけられない感じがありました。イイ線いってるんですけど、後半のドタバタコメディが残念でした。前半の渋いトーンで最後までいけば大好きな映画になりましたのでホント惜しい。しかしながら、ロボット同士が名前を呼び合うだけでウルウルさせるピクサーの手腕は素晴らしいとしかいいようがないです。一度は観ておかないと損な映画です! 他の方もおっしゃっているように、ウォーリーの日常やイヴとの生活をもっと観たいですね。(ちなみに、日本語版でも最低限しか吹き替えていませんので原語の雰囲気は損ねておらず、看板などが日本語になっているので非常に見やすいです!)[ブルーレイ(字幕)] 7点(2015-05-02 18:37:37)《改行有》

49.  フローズン・タイム 《ネタバレ》 再鑑賞・再評価・再レビューです。ファッション雑誌の写真家が監督なだけあって素敵な雰囲気を醸し出しています。神経質な画家志望の青年が主人公で、更には時間が止まるという謎設定のおかげで時間の進み方が少々遅く退屈する部分もありますが、女性を綺麗に見せる術を知っている写真家の監督が記録する映像は全ての場面がとても美しい。 時間を止めることが出来るということ自体がありえない設定ですが、その他は全てにおいてリアルな設定です。よって、どうして時間を止めることができるのか?と終始悩んでしまうのが唯一惜しい点です。店長のパートは全体的に無くても良いレベルですが、スパイスとしてはきちんと機能していたと思います。個人的には主人公の子供時代の話が全体的に面白くて好きでした。 レジ係の女性が後半に行くにつれどんどん美しくなっていくのは素敵だし伏線としてもきちんと機能しています。ラストの破局-個展-愛を確かめる流れはベタですが綺麗に決まっていて嫌いじゃないです。ちょっと男目線的なエロ妄想が多いので人にはお勧めしにくい映画ですが、落ち着いた作風で素敵な雰囲気の大人向けミニシアター系作品です。なかなか良い映画。[ブルーレイ(字幕)] 7点(2014-11-07 11:18:27)《改行有》

50.  28週後... 《ネタバレ》 オープニングはシックで素晴らしい。特に妻を見捨てて全速力で船に逃げるシーンは名シーンです。このシーンは本当に素晴らしかった、怖すぎでしょコレ。 28日後の続編ですが、前作のような情緒的な風景や心の機微といった部分はかなり薄れてしまいました。しかしそのおかげで映画としてのまとまりが良く、エンターティメントとして素晴らしい仕上がりになったと思います。全体的にいちいちバカばっかりが集まっていて事態が悪くなる一方ですが、現実にこのような事件が起こったらこんな風になるんだろうなと感じます。前作同様軍隊が幅を利かせますが、前作よりは軍隊の描かれ方は正常です。そもそもコードレッドだと確実に軍隊が必要ですし。 マニアックなレビューも多く見られますが、テンポが良いのでライト層にもオススメできる映画です(でもかなりグロいです) 個人的にはパパさんが地下鉄まで追いかけてこなかったら名作認定しましたが、変異したにもかかわらずパパさんだけが子供を追ってくる違和感はいただけません。せっかくのこの映画のエグさ&終末感に水を差してしまっていますね。 前作もそうでしたが、終盤に不要なパートをねじ込んできちゃうダニー・ボイルとアレックス・ガーランドらのセンスのなさが名作にならない原因だと思われます。前作同様にホント残念な作品です。[DVD(字幕)] 7点(2014-09-23 16:35:22)(良:1票) 《改行有》

51.  “アイデンティティー” 《ネタバレ》 【ネタバレ注意です!】映画未見でここをウロウロしているそこのあなた、前情報無しで観ることをお勧めします。急げ!! 思いっきりネタバレしますが、単純に頭の中のことをこのような見せ方で表現したのは大正解だったと思います。マジで素晴らしかった!最初はサスペンスに関連する各ピースがバラバラに見せられて、観客側は全く意味が判りませんが、早い段階から殺人が起き、そしてオカルト物へと変貌してゆきます。 そして、オカルト物かと思えば護送犯が現れてサスペンスかオカルトかハッキリしない流れは素晴らしい。?連発の観客心理を知ってか中盤早々にネタバラシされますが、そこで冷めてしまうか頑張れるかで評価が変わってくると思います。私は頑張れましたのでなかなかの高評価です。エド(ジョン・キューザック)もハマリ役でとても良かったと思います。 個人的にはラストの子供シーンは無くても良かったような気がします。あそこは刃物か何かが彼女の前に出てきて終わりだともっと渋かったような気がします。自分でも監督やってみたいと思わせる素敵な映画でした(笑)[ブルーレイ(字幕)] 7点(2014-09-22 00:07:25)(良:1票) 《改行有》

52.  ライフ・オブ・デビッド・ゲイル 《ネタバレ》 サスペンス・エンタメとしての完成度は一級品でありながら取り扱うテーマが冤罪や死刑制度なので派手に宣伝できない社会派な雰囲気が漂いまくっている不運な作品。出演陣もかなり見栄えが良く、主人公で死刑囚のデビッド・ゲイルにケヴィン・スペイシー、それを取材する新聞記者ビッツィーにケイト・ウィンスレット、レイプされたとされるゲイルの同僚コンスタンスにローラ・リニー等、かなり豪華な顔ぶれです。 とにかく冤罪や死刑、性犯罪をテーマにした作品ですのであまり派手に演出できない点がイタイですが、そのハンデをものともせず「セブン」「ユージュアル・サスペクツ」のケビン・スペイシーを主役に持ってきた点は凄い攻めようです。普通ならスペイシーが主役だと誰でも疑いたくなりますが、その上であえてこのラストを見せ切ったのはもの凄い勝負だったと思います。監督と制作陣に拍手を送りたいレベルです。 この映画の凄いところは、ストーリーをきちんと理解していない人がラストシーンを見てもネタバレしない点です。ストーリーを理解していない人にはなぜスペイシーがビデオに出てきたのか意味が判らないからです。学生とのセックスもそうですが、主人公はいつだって何も悪いことはしていません。色んな意味で深く考えさせられる素晴らしい映画だったと思います。 全体的なトーンは暗めですが見た人それぞれにそれなりの考察を誘発させる作りは素晴らしい。個人的にはラストのケイト・ウィンスレットの演技、そしてこのストーリーの落とし方がとても素敵でした。万人にお勧めできる完成度の高い作品。[DVD(字幕)] 7点(2014-09-03 17:23:34)(笑:1票) 《改行有》

53.  マトリックス リローデッド 続編を渇望した映画といえば、今作マトリックスシリーズとBTTF、マッドマックス2、ボーンシリーズくらいです。全世界の期待を背負って公開された続編がまさかの2と3の同時撮影&分割公開というBTTF方式で、マトリックスという名作の続編が既に完結編まで撮り終えていると聞いて歓喜したものです。 満を持して公開された本作(2作目)でしたが、評判が二分しており世の中的には微妙な空気でした。私自身も確かに続編としては微妙だなと感じましたが、続編としなければかなり大きなスケールで描かれていて悪くはありませんでした。 個人的な意見ですが、スミスの扱いがよくないと思います。相手をコピーして増殖する設定は面白いものの、無限増殖するせいで映画が子供っぽくなってしまったと思います。ネオと対になった反勢力としてプログラムに触れるだけで相手を殺せる設定のみでも十分面白くなったと思います。この辺をもう少し重厚かつ哲学的に扱って欲しかったところです。 大きな流れとしてザイオン決戦へ持っていかなければならないのは理解しますが、そもそもそのメインストーリー自体が浅く・・ ザイオン決戦ありきのご都合主義的流れになってしまっています。一作目で船のオペレーターが「ザイオンという場所があるらしい」的な話をしていましたが、アレは何だったのか。。 高く評価できる部分としてはフランス人が関係するパート(双子も含め)は、全体的に素晴らしい仕上がりだったと思います。メロヴィンジアンと妻(モニカ)とのやり取りも面白く、彼らは哲学をよく理解しており、ウィットに富んだ会話が多かったように思います。 総合的には良い部分と悪い部分が混在しており、相互に打ち消し合ってしまったような気もしますが、まあ裏を返せばコレがウォシャウスキー兄弟の作風なのかもしれません。個人的には名作の続編としては何とか及第点には達していると思います。[DVD(字幕)] 7点(2014-09-03 14:18:12)《改行有》

54.  パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち カリブの海賊としては素晴らしい出来栄えの映画だったと思います。かなり子供っぽい内容ですが映画らしいワクワクさせられる描写が多く、キャラ立ちもシッカリしていてとても良かったです。キャプテンスパロウの初登場シーンは最高、バルボッサ(ジェフリー・ラッシュ)との対決も最高に絵になっていました。ディズニーらしいというか、エンタメのお手本のような映画でした。 ただ、個人的な意見としては一作目だけで終わらせておいてほしかったというのが率直な感想です。この作品だけで終わっていれば世の中的にももっと評価が高かったのでは?と思ってしまいます。それから、妙に気になったのがヒロイン(キーラ・ナイトレイ)の口が終始半開きなのにはなかなかガッカリでした。誰か指摘する人は居なかったのでしょうか?最近の俳優には少なくないですが、口に締りがないとそれだけで知能が低く見えます。今作品のキーラは特に口が開いていた印象で、可愛いだけに非常に残念でした。[DVD(字幕)] 7点(2014-05-03 17:36:45)《改行有》

55.  スペース・カウボーイ 《ネタバレ》 もう23年も前の映画なのですね。昔友人がロードショーに行き「まあまあ面白かったよ」という感想を聞いたっきり忘れていました。前半は結構面白くて宇宙に行く前まではそれなりに楽しめますが、病気発覚後の後半はよくある展開を経て綺麗に問題をオールクリアし、そして無難で大人な雰囲気のエンドロールを迎えます。 個人的にはイーストウッドが監督した作品はあまり好きではなくて、、何となく偽善的というか型にはまりすぎというか、予定調和的で面白みに欠けることが多いように思います。本作に関してもよくいえば直球的な定番作品、悪く言えば出来過ぎのお手軽作品です。イーストウッドは頭が良すぎて色々詰め込み過ぎるところがあるようで、宇宙に行ってから問題が噴出しまくりますが、そのゴチャゴチャもスムーズかつスマートに難なくクリアしてしまいます。こういうところがまた余計に鼻についたりします。 病気じゃない人間を普通に地球に帰還させ、月を眺めて「ホークは月に辿り着いたはずだ」と言わせちゃうところが凡作でしょうか。。ホークは月面へ向けての公開自殺、フランクその他残りのダイダロスご一行様も全て大気圏突入に失敗して誰も地球に帰ってきませんでしたというオチなら、もっと高評価出来たかもしれません。見て損したというほどの駄作では決してありませんが、見ても見なくても良かった程度の、いわゆる当たり障りのない普通の作品だったのもまた事実。いえ、決して酷評するほど悪くはないのですが・・ 映画としてはある意味致命的な”普通”という評価に落ち着きました。[地上波(吹替)] 6点(2023-12-30 13:37:33)《改行有》

56.  クロッシング(2009) 皆さんおっしゃる通り、タイトルが良くありません。交差することがこの映画の本質ではなくて、三人の警官のそれぞれの生き方や流儀を見せることがこの映画の主題だと思われます。確かに「Brooklyn's Finest」では意味が判りませんが、素直に「ブルックリンの警官」としたほうが映画としてはシンプルに伝わったかもしれません。 で、ストーリーはあってないようなもので、誰が悪徳警官なのかを推理したりカッコいいアクションを期待する作品でもありません。オープニングの通り「より善か、より悪か」を淡々と俯瞰の位置から見守るだけの作品といえます。この点をどう捉えるかによって、見る人によっては評価が分かれそうです。 生々しい反面、あまりにも日本と違い過ぎていてリアリティは感じられません。というか、アメリカに生まれなくてよかったという感じです。また、主役3名がやたらと豪華で驚きです。シリーズものにして三本映画を作ったほうが良かったかもしれません。でも実際の物語として面白いのはウェズリー・スナイプス扮するキャズが関わる物語だけだったように思います。 イーサンホークのファンなので少し甘めに点数をつけましたが、ちょっと暗くて重たい映画でした。いわゆる「映画として素敵な作品」という感じではなくて、ダーク&ビターでドキュメンタリー風味の映画です。[地上波(字幕)] 6点(2023-12-16 22:19:15)《改行有》

57.  ショコラ(2000) タイトルは知っていましたが今まで見る気が起きず躊躇していた作品。TV録画されていたので頑張って見ることにしました。メルヘン&コメディということで仕方がないのかもしれませんが、、序盤の入り方が一方的かつ少々強引な印象でした。おとぎ話風に始まったわりには堅実路線で更に困惑してしまって、もしかしたらガチの魔女モノかなと疑ってみたり・・ 脇を固める俳優陣がほとんど主役級ばかりで驚きますし「ギルバート・グレイブ」を撮った監督ということで期待値も上がりますが、ストーリーの骨格自体はいわゆる変わり者風情のよそ者が伝統を重んじる村をかき回して新しい風を吹き込むというありきたりなもの。チョコレートを作る過程など凝っていて美味しそうではありますが、イメージビデオのようで少々鼻につきます。余談ですが、この手の映画を見ていつも思いますが、つくづく人間と宗教ってあまり相性が良くないですよねえ。結局のところ、できる人間は宗教に頼らずともできるし、できない人間はどんな宗教にすがろうともできないものです。 アルマンドばあさんが良い味を出していて意味ありげ。素晴らしい演技力でさすがのデンチ様といったところです。その娘のキャロライン(キャリー=アン・モス)もかなり意味ありげでチラ出しますが結局最後まで立ち位置不明のままよく判りません。ルー船長(デップ)も同様、イマイチよく判らない立ち位置で解釈に困ってしまいました。セルジュ(ピーター・ストーメア)も明らかにオーバースペックだし、よく判らない&勿体無いのオンパレードです。 結局最後まで予定調和の域を出ませんが神父の説教はスマートで素晴らしかったです。情緒不安を心配していましたがジョゼフィーヌ(レナ・オリン)も最後にはイイ場面をもっていきました。予定調和的でほとんど文句も出ない無難な仕上り具合をどう見るかでしょうか。私はテレビドラマ程度のライトな作品だったと感じてしまいました。7-8点付けられる内容ではありますが、映画としての評価はあえて厳しめの6点としておきます。[地上波(字幕)] 6点(2023-11-09 12:49:12)《改行有》

58.  ホーンテッドマンション(2003) 《ネタバレ》 娯楽作品のお手本のようです。マトリックス以降の作品なのでCGも完成度が高くて見ていて違和感を感じませんでしたが、お話し的にはディズニーなのできっちり予定調和の範囲内に収まっていて優等生すぎました。最初に首吊りが出てきてガッツリ子供を怖がらせますが、ストーリーはいわゆる子供向けでグーニーズみたいな緩い冒険モノ。山寺宏一といえば子供の頃から慣れ親しんだものですが、宇宙船レッドドワーフからブラピまで変幻自裁で、本作も安定の演技です。山寺氏のおかげで字幕より吹替のほうが面白いと感じさせてくれます。 ストーリーは少々詰め込み過ぎていて色々無駄な設定が目立ちます。不動産屋という設定はほぼ不要で、パンクして立ち寄っただけでも話は通りますし、クモの伏線回収もイマイチ弱かったです。個人的にはラムズリー(レンス・スタンプ)が地獄へ落ちろ的な号令をかけた途端、なぜか自分が地獄に行くのはイマイチよく理解できませんでした。あと、鍵が全てと言っておいて鍵を探してきたらトランク探せってなったのはジム(ディ・マーフィー)に共感してしまいました(笑)終盤には奥さんが他人(幽霊なのでOKなのか?)とキスしたり・・ 色々無理な部分も目立ちますが一応は綺麗に収まっていてまあ及第点。アダムスファミリーのようにとんがった部分が少なくて温い展開ですが、まあTVでやってれば見て損しない程度の作品です。 余談ですが本作でもBMW7シリーズがぶっ壊れていて、映画にBMWが出てきたら壊れるという概念が完全に出来上がっています。前振りとして車を大事にするシーンはありますが、まあ割とあからさまにぶっ壊しますよね(笑)ご愁傷様でした。[地上波(吹替)] 6点(2023-09-18 13:55:07)《改行有》

59.  トゥームレイダー2 4Kテレビ放送されていましたので久しぶりに鑑賞しました。パート1に引き続き、ゲームのララ・クラフトにクリソツなアンジェリーナ嬢が好演していて素敵です。しかし素晴らしいのはそのクリソツ具合だけで、映画本編・物語の骨格に関しては非常に薄っぺらくてご都合主義満載でした。いわゆる中高生向け、良くも悪くもゲーム的で安易な内容です。煩雑な下町にヘリで乗り付けるライス博士(ジェラルド・バトラー)も少々過剰演出で失笑もんですが、ゲーム的な観点から見れば許容範囲でしょうか。 監督ヤン・デ・ポンは「スピード」を初監督して大成功させただけあって、映画の撮り方、見せ方、表現方法は非常に洗練されていて良いです。全体的に失笑する箇所は多いものの、映画としては静と動のバランス良く最後まで飽きさせません。明らかに無駄であろうバイクでチチくり合うシーンも素敵だし、その前の飛行機をぶっ壊して中国入りするシーンもやたらと派手で豪華。全体的にリアル路線だった流れが急展開、終盤に魔物系になる点も非常に楽しく、こういう各演出の上手さは監督の手腕でしょう。 総じてゲームファン、厨二病満開の世代、アンジェリーナが大好きという方は結構楽しめる作品ですが、大人志向(思考)の方には失笑な作品。個人的にはレッドドワーフ号のリマ―が出ているだけニンマリしますが、クリス・バリーはリマ―の印象が強過ぎてもう他の役では成功しないということが痛感できる作品でもありました。[地上波(吹替)] 6点(2023-07-18 13:42:00)《改行有》

60.  スコア 久っさしぶりに見ました。1回目=ナニコレよく出来てる映画ジャン!2回目=んー、結構粗が目立つかもしれない。。3回目(今回)=まあ悪くはないけど・・ ねえ。 素敵な風景やキャスト各自の演技力はなかなかのモノですが、全体的に設定が甘いせいで興ざめすることがしばしば。。例えばジャック(エドワード・ノートン)は身体障碍者の演技がほぼ完璧ですが、近所でジョギングしたりとあまりにも適当に暮らしています。ニコラス(ロバート・デ・ニーロ)もそう、危ない橋は渡らない・地元で仕事はしない・仲間を持たない・が心情のはずが、今回はブレまくっています。恋人(アンジェラ・バセット)もなんか合ってなくて、彼女とのシーンは違和感しか感じない仕上がりになってしまっています。(そもそも恋人とのシーンって、いる?)マックス(マーロン・ブランド)なんてもう誰が演じてもいいようなどうでもよい役をブランドがやってるもんだから、マックスのシーンはいちいち意味深で、見ているこちらがなんか困っちゃう感じに仕上がっているんですよねぇ。 まあしかし良い所もあります。二転三転する駆け引き、誰がどう裏切るのか?見つかるのか見つからないのか?ラストギリギリまで色々とハラハラさせられる脚本はなかなか見ごたえがあります。結末も綺麗にまとまっていて設定の甘さにさえ目をつぶれば結構見られる作品だったりもします。デニーロのアクロバティックな体勢が見られる珍しい作品だったりもします。[DVD(字幕)] 6点(2023-01-04 16:39:29)《改行有》

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