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【製作年 : 2010年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
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41.  インターステラー 《ネタバレ》 公開時に劇場で見よう見ようと思っていたが、結局見逃した一作。 正直IMAX画面でブラックホールや氷の惑星の美しさを体感したかったと後悔せずにはいられなかった。 宇宙に旅立つまでの描写が長く、説明的で、ここがこの映画の弱いポイントだと個人的には思った。 伏線を張るために仕方ないのかもしれないが、もうちょっと序盤にメリハリのある展開が欲しいと思った。 宇宙空間に突入してからは、ノーラン作品お決まりのノンリニアストーリー(時系列通りに進まない、直線的でない物語)、カットバック盛りだくさんの演出、重厚華麗なヴィジュアルでごり押しする展開に、否が応でも引き込まれた。 文系人間の私には、登場する理論がさっぱりわからなかったが、とりあえずあの開き直ったかのような五次元空間の表現の仕方については、感動というか自然と笑いが零れてしまった。”現代の科学では検証不能、だから俺の好きなように演出するぜ!これがおれのかんがえた五次元空間じゃい!!”というノーランの叫びが聞こえてきた気がした。あの表現や展開について唖然とする方も多いと聞くが、個人的には苦笑いしつつ、まあ検証不能だからそういう可能性もあるかもしれないと思えた次第である。 何にせよ、鑑賞後は宇宙の広大さや深遠さに思いを馳せるいい機会になった。宇宙の未知の領域に対する希望、関心、それから少なくない恐れ。 技術が発展した現代で、その技術で人は宇宙に向かうのでなく、パソコンの画面や携帯の画面にくぎ付けになっている。そうした状況への反発と、もう一度宇宙に対して関心や希望を持ってみないか、というのが本作の隠れたテーマでもある。本作は冷静知的なノーラン監督らしからぬ、熱いメッセージが込められた映画なのだ。[ブルーレイ(字幕)] 8点(2018-05-05 16:05:07)《改行有》

42.  マッドマックス 怒りのデス・ロード 物語=行って帰るだけ。 それだけなのに面白い。荒唐無稽も突き詰めてしまえばとんでもない作品に仕上がる事を証明した作品。[映画館(字幕)] 9点(2018-03-24 20:36:45)《改行有》

43.  アトミック・ブロンド 《ネタバレ》 脚本がかなり捻くれた構造をしている為、結末というか、主人公及びCIAの意図がよく掴めなかった。 同盟国イギリスの諜報員を売ってまでリストを手に入れる必要はあったのかどうか。 脚本上あえて語らない余白を作って客に考えさせるよう仕向けているのか、それとも原作コミック以上に捻った構造にしてやろうという無邪気な意気込みがあったのか。今回はどうも後者な気がする。ただそのせいで、CIAや主人公がここまで面倒な裏工作をする必要あったのか、というモヤモヤ感が残るため、さすがに手放しで称賛とはいかなかった。 でも泥臭いアクションシーンやライティング、音楽の使い方やカオスなベルリンの風景等、見どころは盛りだくさん。 シャーリーズ姐さんの筋肉ぱねえ! あれみてたら筋トレをせねばという気持ちになる。[映画館(吹替)] 7点(2018-03-18 14:10:23)《改行有》

44.  この世界の片隅に(2016) 《ネタバレ》 年末の映画館で鑑賞。 素晴らしい物語、素晴らしいテーマ性を持った映画だと感じた。 演出についてはところどころ思う点があり、8点評価とした。 戦争の影にどんどんと呑みこまれていく日常を描きながらも、物語全体を通してユーモアや笑いの要素は絶えず盛り込まれる。 原爆投下の日が迫るサスペンス(観客はそれを把握していて、劇中の人物はだれも気付かない、という構図が素晴らしい!)と、ほのぼのと笑いやユーモアの交じる描写を何の違和感もなく融合、両立させている脚本・物語は見事だ。 少し注文をつけたくなったのは、淡々とした描写が光る作品だからこそ、空襲~すずさんの片手切断のシーンはやや長ったらしくくどく感じ、原爆投下のシーンはあえて直接的に描かない方が良かったのではないかと感じた。 むしろそれらのシーンはばっさりカットして、腕を失くしたすずさんや、爆風でぼろぼろになった孤児を映すだけでも、衝撃度はあったのではないかと思った。 原作も興味を持って読んでみたが、映画版は原作に負けず劣らずの出来だと感じた。 予算や上映時間の制約の中で、原作の淡々とした世界観を巧みに再構築出来ている。 最後に。 こうした素晴らしい作品の主演を掴み取った”のん”の運や才能はやはり凄いものがあるなと感じた。 彼女と同世代でちやほやされる女優は沢山といるだろう。しかし誰からも記憶される、数年に一本あるかないかの名作に巡り合える女優はごく僅かだ。 事務所とのトラブルや、様々な逆境の中で、彼女は本作を手繰り寄せたわけだから、これはもう”何かを持っている”としか言いようがない。 演技も申し分なかった。のんの将来にも期待したくなる映画だった。[映画館(邦画)] 8点(2018-03-17 17:32:19)《改行有》

45.  アデル、ブルーは熱い色 同性愛やセックスシーンといったセンセーショナルな部分がクローズアップされがちだが、本質的には、実に文学的で、真摯で、普遍的な恋愛映画だった。 アデルとエマ、それぞれの親が出す夕飯の違いで、育ちの違いが見えてしまうのは、妙に切ない。 激しく惹かれあっているにも関わらず、育ちの違いや将来についての考え方の違い、若い二人には微妙でありながら大きなすれ違いがあって、それがやがて破局に繋がっていく。 現実の恋愛でもこういうのはよくあるよなぁと観て思った。好きになるのが異性だろうと同性だろうと、その部分は変わらない、恋愛の本質のようなものなのかもしれない。 燃えるような恋が終わっても、アデルの人生は続いていく。 その景色を映し出す為に、本作は3時間以上もかけて丁寧に丁寧に物語を積み上げていく。 妙な煽情性はなく、とても真摯で誠実な、観てよかったと思える映画だったと思う。[ブルーレイ(字幕)] 8点(2017-12-09 14:30:27)《改行有》

46.  ダンケルク(2017) 《ネタバレ》 本作はアート的傑作である。 とある海外評の中に、本作を「印象派の傑作」とした批評があったが、まさに正鵠を射ていて、本作は、まるで絵画作品のように登場人物たちの語りが極端に少なく、ましてや映画的カルタシスは排されており、観客が映し出された絵と、僅かに語られる内容から、そのバックグラウンドを想像することが必要な映画であるのだ。 この映画を退屈に感じた人はぜひこのバックグラウンド(撤退に至るまでの歴史的背景、登場人物の背景など)に意識して観てほしい。すると、語らぬ人物たちによるこの語らぬ物語がどれほど雄弁で感情に満ちているかが、見えてくるはずだ。 絵画は、絵画そのものが語らぬ、絵画に込められた様々な意図に観る側が思いを馳せた瞬間、その魅力が全開になる。この映画もまさしくそうした絵画的な要素がある。考えてみれば、映画草創期の頃の作品は皆そうであった。技術的制約で語りが少ない分、映像から様々な想像を巡らせることが必要だった。 今の時代に敢えてサイレント的要素を盛り込む、古典回帰的な演出をしたノーラン監督には頭が下がる。 確かに従来の戦争映画に較べカルタシスが排されており、鑑賞後には、様々なものを削りに削ったゴリゴリと武骨な作品だったという印象を抱いたのは事実である。 そういう意味では本来8点くらいなのだが、現代に敢えて客の想像力に訴えかける映画を作ったノーラン監督への賞賛を送りたい。 よって8点から2点追加で10点とした。 ≪追記・補足≫ 日本と海外では本作の評価にかなり差があると感じた。 歴史的背景が日本人には馴染みがないものだから、ということだろうか。 本作を楽しむには、⓵歴史的背景の理解(せめてナチスのフランス侵攻は知っておかないと…)、②古典映画的演出への慣れ(西部戦線異状なし、恐怖の報酬、エイリアンは観ておくと◎)がもしかすると必要かと思う。 知識もなしに楽しめる映画も存在すれば、知識があってぐんと面白くなる映画も存在する。 本作は後者だろう。[映画館(字幕)] 10点(2017-11-28 09:50:51)《改行有》

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