みんなのシネマレビュー |
|
581. 家族(1970) 《ネタバレ》 とにかく全編通じてドキュメンタリーを見ているようだった。しかも、途中で娘が死んだり、夫婦で醜い諍いをしたりとかなり暗い内容の映画だ。「すごく昭和臭い」との意見もあるように、伝統的な日本人のメンタリティがプンプン匂ってくる。自分で自分を不幸にするかのようなマイナス思考の妻、自分の主張ばかり押し付ける不機嫌な夫、説教臭い年寄り、と私の嫌いな人間像ばかり出てくる。どんなに最後の10分で明るい未来を連想させても見ていて苦しいものは評価できない。でも色々なことを考えさせられる映画で、出来自体は悪くない。よって6点献上。[CS・衛星(字幕)] 6点(2005-10-25 09:09:25) 582. ブルース・ブラザース 《ネタバレ》 最初に見たときは音楽にそこまでノれなかったせいか、あまり面白く感じずに4点だったものの、今回改めて見て評価急上昇。 とにかくぶっ飛んでいて爽快で笑ってしまう。警察はおろか軍隊まで出動しちゃうってすごいな。 変な乱入女が攻撃してきても何事もなかったかのようにやり過ごしたり、ネオナチが空中を飛んでる車内で愛の告白をしたりとコメディー要素が満載なのがいい。 個人的に銃やカーチェイスなどの暴力ものはあまり好きじゃないが、この映画は誰ひとりとして死なないのがいいね。ちょっと長いけど。 (2023.3再鑑賞)7点→5点 ブラックユーモアは効いているが、そこまで楽しめず。 話のテンポというか、長ったらしく感じたり、いきなりミュージカルが始まったり、どうも今ひとつ。 もっと暖かくなる映画を見たいんだよなあ。 2時間をゆうに超える長丁場なのもいただけない。[CS・衛星(字幕)] 5点(2005-10-21 19:43:07)《改行有》 583. 曖・昧・ME 雰囲気や絵的には、水準以上。タイトルからして「LETS豪徳寺」並の3流アイドル映画かと思っていたが、そうではなかった。しかし、いかんせん内容が暗いし重い。もっと爽やかな映画が見たい。[地上波(字幕)] 5点(2005-10-17 10:14:34) 584. サイダーハウス・ルール 全体的に落ち着いた雰囲気が良い。静かに流れるバックミュージック、主人公ホーマーの終始落ち着いた言動なども印象深かった。個人的にはもっと軽めの話が好きなので、6点にしようかどうか迷った。ラストの終わり方を見て7点にした。[ビデオ(吹替)] 7点(2005-10-17 10:09:51) 585. ゴーストバスターズ(1984) ガキのころ、テレビでよくやっていた映画。難しい話などそっちのけで、おどろおどろしいクリーチャーは子供たちの格好のネタだった。今見ると、80年代の香りがプンプンしている。コメディ主体で見やすい。[地上波(字幕)] 6点(2005-10-15 11:20:42) 586. クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦 「クレヨンしんちゃん」はテレビで見たことがなく、映画とはいえどんなものかなと期待せずに見ましたが、標準以上の出来でした。見る人のツボを押さえた演出が光っています。ただ、しんちゃんが主役なので、子供向けのアニメの範疇を出ていないと思います。そこが宮崎駿アニメとの最大の違いでしょうか。[地上波(字幕)] 6点(2005-10-09 19:44:53) 587. 男はつらいよ 寅次郎恋歌 1作目を7点としてから、ずっと6点以下の作品が続いていたのですが、今作で再度7点をつけさせていただきました。ヒロインは若くはありませんが、味わい深い印象を私たちに残してくれます。女手ひとつで息子を育てている「生身の人間」として、等身大に描いていたからでしょう。「それをいっちゃあ、おしまいだよ」が久々に出ました。おいちゃん、さようなら。[CS・衛星(字幕)] 7点(2005-10-09 19:40:37) 588. ポセイドン・アドベンチャー(1972) 《ネタバレ》 人々がパニックに陥るまでさして何も感じなかったのが、船が転覆してから急に迫力が増し、一気に見てしまった。 単なるパニックものの範疇に入らない人間ドラマといった印象。実にうまく出来ている。心理学の勉強にも使えそう。 スコット牧師とロゴ刑事とのやりとりも最初はうんざりしていたのが、最後に来てあんなことになるとは。言葉にならない。 犠牲者が多く、内容もシリアスすぎるので頻繁には見たくない作品。[ビデオ(字幕)] 5点(2005-10-04 16:43:25)《改行有》 589. お茶漬の味 いかにも日本らしい映画という印象。ある一組の夫婦と、それに付随する人々に焦点を当てているが、ユーモアに徹するでもなく、淡々と描かれていく日常。かと思いきや、奥さんをはじめ、女性たちはダンナが居ないのをいいことに、言いたい放題、わがまま放題。正直ストレスたまった。それでもラスト付近の夫婦の和解へいたるまでのエピソードは良かった。それでも全体的にみて4点。[CS・衛星(字幕)] 4点(2005-09-27 11:02:15) 590. ロッタちゃんと赤いじてんしゃ 前作よりはまだ良かった。でもあいかわらずの生意気ぶりにげんなり。親としての立場でみないほうがいいのかも。[CS・衛星(吹替)] 4点(2005-09-24 19:13:58) 591. 男はつらいよ 奮闘篇 たしかに少しシリアスな回でありました。振られるいつものパターンにしても、やはら現実味があるような気がしました。ミヤコ蝶々さんが再登場ですね。映画自体はいつもの評価に変わりはありません。[CS・衛星(字幕)] 6点(2005-09-24 15:24:06) 592. シベリア超特急 間違ってはいけません。これは、あの「バルカン超特急」ではありません。借りるときにパッケージをよく確認しましょう。繰り返します。間違っちゃいけません。日本語字幕と英語字幕が交互に出てきますから、すぐ分かります。[地上波(字幕)] 5点(2005-09-19 20:01:35)(笑:3票) 593. キートンのハード・ラック(悪運) 幻の作品といわれたこの「ハードラック」。期待外れでした。最後も何がなんだかよく分からなかったし。[CS・衛星(吹替)] 4点(2005-09-19 19:49:54) 594. ストリート・オブ・ファイヤー 最後まで見終わって、この映画がカルト映画であることを理解した。これほど「映画を見た」という気分にさせられる作品は少ない。台詞、格闘シーン、脚本どれをとってもとりわけ秀でた感触は受けなかったが、雰囲気的には名作の香りがする、不思議な映画。音楽から受ける印象が、この作品の点数に大きく関わっていると思う。最後に、台詞が聞き取りづらい。[CS・衛星(字幕)] 4点(2005-09-19 11:19:38) 595. バルカン超特急(1938) 列車での老婦人が消えるあたりの見せ方は素晴らしかったのですが、前半のホテルでのやりとりは何だったんでしょう?もう一度見なおしたら、もう少し分かるのかな?[CS・衛星(字幕)] 5点(2005-08-29 11:59:44) 596. 蝶の舌 期待外れでした。下で【Olias】さんがおっしゃるとおりですね。全体に暗くて分かりにくかったです。[CS・衛星(字幕)] 3点(2005-08-29 11:51:21) 597. タイタンの戦い(1981) ストーリーは分かりづらかったのですが、特撮の味はさすがですね。これって、ギリシャ神話に基づいたストーリーなんでしょうね。どこかで聞いたような話が出てきました。メデューサとの戦いは迫力がありました。金のフクロウがお茶目なところが意外であり、微笑ましかったですね(笑)。7点に近い6点献上です。[CS・衛星(字幕)] 6点(2005-08-28 21:00:57) 598. 男はつらいよ 純情篇 そうですね、今作はマドンナというより、前半の宮本信子さんとのからみのほうが味が出ていたと思います。今までに比べると、寅さんがとらやに長く居候していた気がします。しかし、このシリーズ、回を重ねてもクオリティが落ちないところが素晴らしいです。 (2020年1月再見。6点→5点。最初のほうと最後に出てくる宮本信子とのエピソードが良くて8点、肝心のマドンナ若尾文子とのやりとりは、良くて4点。今回の寅さんはダメ人間すぎる。自分勝手で嘘つきで、これじゃまるで出来の悪い子供だわ。さくらとの駅の別れのシーンは良かった。)[CS・衛星(邦画)] 5点(2005-08-28 20:55:18)《改行有》 599. 8月のメモワール 私には合いませんでした。最後までどの登場人物にも共感できず、まったく泣けず。これって子供向けの映画なのか、それとも大人向けの映画なのか、どちらをメインターゲットにしているのでしょうか。最後まで言い争いや、人を小馬鹿にしたような言動が鼻につき、正直うんざりしました。[ビデオ(吹替)] 3点(2005-08-28 10:50:33) 600. ヤンヤン 夏の想い出 「癒し」を挙げる方が多いのですが、少なくとも私は癒されませんでした。だって、つらすぎますよ。日常の人生をありのままに切り取っているように見せてくれているのでしょうけど、それよりも私は、映画のなかに夢をみたいと思っています。だって、ドキュメンタリーではない映画は創作なのだから、現実世界のドロドロした要素を反映させなくてもいいんじゃないですか。こう思ってしまうのは、私がまだ若くて甘ちゃんだからかもしれませんけど。たしかに構成、表現、台詞、すべて挙げてみてもこの映画が一流なのは、一目瞭然です。ただ、せめて分かりやすくナレーションを入れてほしかったと思います。淡々としすぎていて、何が何やらよく分からない場面が大すぎです。私もヤンヤンという名前から、若い女の子の甘い物語を思い浮かべていたのですが、まったく見当違いでした。それでもタイトルは、10代の女の子を主役として「ティンティン夏の思い出」としたほうが良かったかもしれませんね。10年たったらまた見てみたいと思います。[CS・衛星(字幕)] 3点(2005-08-27 20:37:04)
|
Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS