みんなのシネマレビュー |
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601. 街の灯(1931) 《ネタバレ》 ラストシーン、もし少女が一輪の花を差し向けることがなかったら、二人は結ばれることはなかったろう。優しい心を忘れることがなかった少女に乾杯。[CS・衛星(字幕)] 6点(2006-08-30 16:45:07) 602. 時をかける少女(2006) 《ネタバレ》 オリジナルである大林宣彦監督の「時をかける少女」を中学生の時にテレビで見て、その摩訶不思議なストーリーに、まさしく煙でも吸い込んだかのような衝撃を受けたくちです。今作はまったく毛色の違うアニメ作品ですが、オリジナルに引けを取らない、評判通りの映画でした。 エネルギッシュさや爽やかさ、切なさには特筆すべきものがあり、声優や主題歌の良さもピカイチだと思います。ストーリーもいいのですが、細かくひねりすぎていて私には訳が分からないところがありました。(1)跳んでタイムワープした後、飛んだ直後に戻るのか戻らないのか;最初のころは「イテテ」などと元の自分に戻っていたのに、途中から元に戻らず、別の時間軸を生きているところなど(2)時がストップしてからなぜタイムワープの回数が増えたのか(3)結局、あの絵はいったい何だったのか等々。注意深く見ていれば分かることかもしれませんし、もともとタイムワープという非現実的な設定自体に問題があるので細かいところはいいじゃないかという意見ももっともですが、観客に対してもっと分かりやすく説明をしてくれてもよかったかなと思います。 また、最後のほうの展開は自分の予想したエンディングと違っており、違和感を感じました。功介と彼女が電車にはねられる直前、最後のタイムワープを使う場面で、映画の最初の場面に戻し、そこから真琴と千昭(どちらも両性的な名前なのが気になりますね)がわざと何事もなかったかのように過去を繰り返し、告白の場面まで進んで終わるというプロットのほうが良かったように思います。結局のところ、タイムワープを使ったことが悲劇に繋がったのですから、そのことを教訓にするべきではないかと。オリジナルを踏まえた展開にせざるを得なかったということなんでしょうが、最後まで6点にするかどうか迷ったのも、未来うんぬんという話が出てきて後味が悪く感じたからでした。 ただ、それを差し引いても「真琴」という主人公のエネルギッシュさ、全体を貫く青春直球のまぶしい雰囲気は良かったです。同じタイムラビリンスものなら「恋はデジャ・ブ」もぜひ一度ご覧になることをお勧めします。[映画館(邦画)] 7点(2006-08-22 21:07:42)《改行有》 603. ウォレスとグルミット/ペンギンに気をつけろ! 起承転結がはっきりしているところが良い。また、人間のウォレスより犬のグルミットのほうが実は頭が良いというところが良い。最後まで大活躍でしたな。しかし、悪いペンギンだ(笑)[CS・衛星(吹替)] 7点(2006-08-21 19:46:21) 604. ウォレスとグルミット/チーズ・ホリデー 小気味良い短編だけど、月に着陸してからが面白くなかった。[CS・衛星(邦画)] 5点(2006-08-12 10:24:59) 605. 酔拳3 完全にB級ぽいですが、そこそこ楽しめます。話のテンポもよく、アクションもそこそこで香港映画のレベルの高さを見せつけられます。[ビデオ(吹替)] 6点(2006-08-06 09:20:36) 606. 17才 旅立ちのふたり 下の【エリー】さんとほぼ同じ意見です。わざわざアイドルを起用した意図がよく分かりませんでした。優等生と家庭に問題を抱えた少女の交流というと「光抱く友よ」という本を思いだしますが、実写で見たせいか、肝心の人間ドラマが安っぽく見えてしまいました。もう少し分かりやすい映画であればもっと点数が上がったと思います。[ビデオ(邦画)] 4点(2006-08-04 21:17:05) 607. サンドロット/僕らがいた夏 草野球チームに加わることになった一人の少年。最初は野球をやったことがなく、足手まといでチームに馴染めない。そんなスコッティをビリーという年長者が迎え入れる。彼がまた素晴らしい性格の持ち主。メキメキと力をつけていくスコッティ。でもある日、とんでもない運命が待ち受けていた・・・。昔男の子だったころのノスタルジー溢れるこの作品、単なる友情モノやコメディの範疇に限られない魅力がある。うーん、うまく伝えられないんだけど、「スタンド・バイ・ミー」よか、こっちのオプティミスティックで馬鹿馬鹿しいほうがよっぽど好き。アメリカにはこういった映画があるから、まだまだ見捨てることができない。昔は洋画ってこういう映画が多いように思っていたけど、今や貴重な存在なのかも。もう少し早く見ておけば良かった。どうせくだらないコメディの中のひとつだろう、みたいに見放していのが間違っていた。思わぬめっけものだ、これは。[ビデオ(吹替)] 8点(2006-08-04 21:10:09) 608. 犬の生活 たぶんこの映画が作られた当時としてはめちゃめちゃ面白いと思われていたに違いない、などど書いてみたところで、高評価のサイレント映画を見ても素直に感動できない自分が情けない。幸せそうなハッピーエンドが素晴らしい。[CS・衛星(字幕)] 6点(2006-07-28 21:34:41) 609. ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ だいたい「スナッチ」と似たような映画。こっちのほうが点数が高いのでちょっと期待したけれど、やはりガイリッチーとは全然趣味が合わないらしい。自分の好きな映画とは、ほとんど対極をなすような、いろんな意味でバイオレントな作品。「かっこいい」と言われている映画を少しも楽しめないなんて、ちょっと損した気分。[ビデオ(吹替)] 2点(2006-07-28 21:12:13) 610. チャップリンの黄金狂時代 下の【まさかずきゅーぶりっく】さんとほぼ同じですが、最後の小屋が傾くシーンにはけっこう笑わせられました。チャップリンの映画は初めて見ましたが、もう少し喜劇性が高いのかと勘違いしていました。爆笑に次ぐ爆笑、みたいな感じで。実際は意外とストーリー重視なんですね。次は「犬の生活」を見ます。[CS・衛星(字幕)] 6点(2006-07-28 21:06:28) 611. マイ・ドッグ・スキップ ここのところ続けて「ハチ公物語」「山の郵便配達」と犬モノを見たせいか、いくら評判が良くてもとあらかじめ期待せずに見た。隠れた名作とはこのことだろう。前半は主人公が頼りなく、もどかしいばかりで、肝心の頼みの隣の兄貴もダメダメになっていく。しかし、スキップを探し出すシーンは前半のハンディを生かした素晴らしいエピソードばかりで好感を持った。あの静かだけれど誠実なナレーションがこの映画の最大の魅力。一番心に残った台詞は「怖いのは死ぬことじゃない。殺すことだ」。見終わったあと、素直な気持ちになれる作品。実話がベースというのも評価できる。終始流れる音楽もプラス。[DVD(吹替)] 7点(2006-07-25 20:10:52) 612. フェイク 下の方も仰るように、どうも全体的に歯切れが悪い。マフィアへの潜入も含めて序盤からわかりづらい。個々人の人間関係も見えにくいから感情移入しづらい。よって最後のレフティの悲哀にも涙は流れない。単なるマフィア映画ではなくて、人間味あふれるストーリーだっただけに、作り手にはもう少し観客に分かりやすく作ってほしかったというのが本音。[ビデオ(吹替)] 4点(2006-07-18 12:21:11) 613. Jam Films 一つ一つの作品が独立しており、評価もそれぞれ異なる。よって一つ一つの作品を点数に表してみる。◆北村氏「the messenger」・・・かっこいいが中途半端。6点。◆篠原氏「けん玉」・・・これが一番面白かった。にやっとさせる。展開やまとめ方もお気に入り。8点。◆ 飯田氏「コールドスリープ」・・・ノリの良さに少しヒく。5点。◆望月氏「Pandora 」・・・エロい。6点。◆堤氏「HIJIKI」・・・よく意味が分からなかったが、短編の良さを上手く生かしている。6点。◆行定氏「JUSTICE」◆岩井氏「ARITA」・・・見る前からこの作品二つを期待していたのだが、期待外れ。とても時間が長く感じたし、同じ展開を引っ張りすぎ。締りがない。どちらも3点。◆総合評価・・・計算してみたら平均5.2点。このサイトのレビューを盲信しているわけではないが、自分の評価がぴったりだったことにびっくり。[ビデオ(邦画)] 5点(2006-07-18 12:10:56) 614. イルマーレ(2000) 風景や音楽が良い。女優が綺麗。それだけでも観る価値はある。[CS・衛星(字幕)] 7点(2006-05-19 21:13:04) 615. 恋は舞い降りた。 江角マキコが良い。今までのイメージは、がさつで男性っぽいタイプ。それがこの映画で一変した。かえってそのさばさばした感じが、内面で幸福を追い求めながら素直に出さない女性として魅力的に映った。一方の唐沢は少しオーバー。全体的に後半になるにしたがって評価が上がっていく映画だった。[ビデオ(邦画)] 6点(2006-05-19 21:08:39) 616. マグノリア 冒頭部分で惹き込まれ、序盤で訳が分からなくなり、中盤から終盤にかけて魅入ってしまうという不思議な映画でした。いかにも現代的な感覚の映画ですね。感情の暴走した一日といえばなんとなく説明がつくのかなと思いました。トム・クルーズを始め、俳優がみな演技と思えないほど好演していると思います。[ビデオ(邦画)] 6点(2006-05-08 10:37:49) 617. 劇場版 テニスの王子様 二人のサムライ THE FIRST GAME 絵がアニメと違って変。それぞれの必殺技も妙に違和感がある。それよりストーリーの陳腐さにがっかり。[地上波(吹替)] 3点(2006-05-06 20:31:37) 618. バタアシ金魚 《ネタバレ》 なかなか良かったです。これぞ青春映画ですよ。傍目から見ると訳が分からない行動を取ってしまう、そんなカオルを筒井道隆がはまり役で好演し、揺れ動く思春期の少女をこれまた高岡早紀が好演しています。ところどころに出てくる田舎のロケ地風景も良さげです。全体的に勢いがありますよね。カオルがもともと他の女の子と付き合っている(しかも性悪)という設定がなければ、もう少し点数が上がったのではないかと思います。しかし、高岡早紀の激太りが未だに信じられず、他の役者さんが出ているのではないかと思ってしまいます。[ビデオ(吹替)] 6点(2006-05-04 09:52:24) 619. T.R.Y. このサイトの点数がすべてを物語っています。残念ながら、すべてにつけ中途半端です。頑張っているなと思わせてはくれますが、所詮ハリウッドの真似ごとと言われても仕方のない映画です。[ビデオ(吹替)] 3点(2006-05-01 01:51:27) 620. 火の鳥 鳳凰編 原作と比べたら物語の奥深さで足りないのはいかんともしがたいものがあるが、他のアニメと比べたら雲泥の出来だろう。人の運命というものを考えさせられる。[ビデオ(吹替)] 6点(2006-04-29 18:24:16)
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