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プロフィール
コメント数 2282
性別 男性
年齢 47歳
自己紹介 好きなジャンル【 SF、アクション、サスペンス、ホラー、ミステリー 】
見たあと面白かったと思える映画は、ドラマ系、実話系、裁判ものが多いかもしれません。
サクセスストーリーが一番好きです。
見た後元気になれるし、夢があるから。

みんシネで面白そうな映画をチェック⇒映画を見る⇒レビューを見る⇒自分のレビューを書く
だいたいこんな感じで映画ライフを楽しませてもらっています。

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601.  神様のカルテ2 《ネタバレ》  前作より辛く重い話になりましたねぇ。まさか貫田先生が倒れてしまうとは。進藤先生のエピソードもなんかとてもありそうな話で他人事とは思えませんでした。  私も若いころはひどい仕事人間で、結果体を壊してしまい持病を3つも患うことに。1つはおかげさまで完治しましたが、あと2つには今も苦しんでいます。まあ今のご時世と違いブラックなんて当たり前でしたから。  この映画の宮崎あおいや市毛良枝を見ていると、自分も随分妻に支えられてきたなーとしみじみ。感謝せないかんですね。  前作より見ごたえはあるのですが、なぜか満足感は今ひとつ。感情論ばかりをゴリ押しされて、根本的な解決が何一つされていないような気がするのですが。特に医師や看護師の労働環境問題に切り込んでおきながら、劇中でこれといったアンサーが提示されないままおわっちゃうってどーなんでしょう。大事なところを雰囲気でごまかされちゃった気がします。  ってゆーか、進藤先生がこのまま地元で働き続けるのっておかしくないですか?  東京に戻って家族3人で再スタートすれば、今回のテーマへのひとつのアンサーになったと思うのですがいかがでしょう。[ブルーレイ(邦画)] 7点(2022-03-22 15:05:12)《改行有》

602.  あなたの旅立ち、綴ります 《ネタバレ》  『ジュリエットからの手紙』ですっかり好きになってしまったアマンダ・セイフライド目的で見ました。  どんな映画かまったく知らなかったのですが、お堅すぎず、笑いありドラマありの面白い作品です。  個人的にあまり真面目過ぎる映画は苦手。でも今作はハリエットとアンの会話が面白く終始飽きずに見られました。  テンポも軽快。『良い一日ではなく意味のある一日を』のようにぐっとくる台詞が時折出てくるのも良い。  ストーリーも目的がはっきりしていてわかりやすい。所謂エンディングノート作成みたいな物語。性格の悪い元社長が、人生の終わりを目前にして自分の死後を考え出し、凄く良い訃報を書くライターに自分の事を良く書いてもらおうと依頼する。ところが元社長の知人、友人、家族まで、話を聞いても出てくるのは悪口ばかり。  ただこの元社長のハリエット、確かに性格はきつめだし、傲慢なところはありますが、そんなに嫌な人物でもないんですよね。特にブレンダも加わり3人で行動を共にするようになってからはとても魅力的な人物に描かれています。とゆーか、少なくとも私の目にはそう映りました。DJやってるときなんか最高にかっこいいです。  私自身は自分が死んだ後のことなんかどーでも良いので、正直このテーマに心惹かれるものはありません。  そんな私が見ても素直に面白いと思える。見る人を選ばない、万人受けする作品じゃないでしょーか。[DVD(字幕)] 7点(2022-03-13 16:16:19)《改行有》

603.  八日目の蝉 《ネタバレ》  はっきり言って好きなタイプの映画ではありません。ただこの映画は、私のどーでもいい好き嫌いなんか乗り越えて、とにかく惹きこまれてしまう強さがあります。  永作博美演じる希和子は唯一の犯罪者。でもこの映画で一番優しく描かれている存在でもあります。そして主人公の母親として描かれているのもやはり希和子です。なんだか『悪人』に似たプロットです。  ただこの映画では森口瑤子演じる恵津子の存在も目を引きます。恵津子は恵津子で、やはり自分のお腹を痛めて生んだ我が子だからこそ、恵理菜に母親としての愛情を注ごうとします。ですが娘の自分を見るその目は他人をみる目。それは普通の人だったら精神を病んでもおかしくないくらい辛い現実でしょう。だれが恵津子を責められましょうか。恵津子は実の母親でありながら我が子を奪われてしまったせいで、母親となりえる機会を奪われてしまいました。もしかするとこの作品中最も悲惨なのは恵津子かもしれません。  恵理菜は恵津子の前では娘を演じ、希和子の前では本当の娘としていられたのでしょう。  劇中ずっと本心を見せない主人公。この人物は恵理菜なのか薫なのか。  千草と記憶をたどる旅を続けるにしたがって、少しずつ当時の記憶がよみがえる。そして遂に封印していた自分の本当の気持ちと向き合う。『私は本当はこの島に帰りたかった。でもそんなこと思っちゃいけないと思った。』  三つ子の魂百までと言いますが、この映画を見ると本当にそうなんだろーなーと思います。  『私はお腹の子に美しい景色や世界を見せる義務がある。』『まだ会ったこともないのに、私もうこの子が好きだ。』  なんて力強く感動的な言葉なんだろう。[DVD(邦画)] 7点(2022-02-27 22:48:29)(良:2票) 《改行有》

604.  ラン・オールナイト 《ネタバレ》  飲んだくれでみんなにバカにされている人間が凄腕の殺し屋。よくあるプロットなんですが、昔から私はこーゆー『実は…』なヒーローに弱い。アウトローに憧れてしまうのはもはや男の性(サガ)かもしんない。  マフィアのボスの息子がどーしよーもないクズ。このクズのせいでみんなが殺しあうことに。ストーリーラインだけを見ると理不尽で救いようがないんですが、最後はハッピーエンドにつなげてくれるので後味は悪くありません。組織に、ボスに尽くしてきた結果、生きる意味さえ持てないかのような生活を送っているジミーが、最後は最愛の息子とその家族を守るために命を懸けることができたのだから何も思い残すことはないでしょう。  この映画で不満なのは警察の中途半端な立ち位置。  『街全部が敵だ。』みたいなことを言うので、警察の大部分がマフィアに買収されているのかと思いきや、話が進むにつれ『いや、そうでもないのか?』って感じです。少なくとも息子を拉致った二人の警官はマフィア側。でももしかするとその二人だけの可能性もあります。だとしたら息子が通報した際にまっさきに駆け付けた警官がその二人っていうのはあまりにマフィア側に都合が良すぎないだろうか。  それにしても私にとってリーアム・ニーソンはブルース・ウィリスと並んで最高にかっこいい親父ヒーローとなりました。[ブルーレイ(字幕)] 7点(2022-02-27 22:13:21)(良:2票) 《改行有》

605.  プリースト 《ネタバレ》  えらく評価が低いようですが、個人的にはこーゆーの好き。大好きではないが好き。  アクション型SF好き。ホラータイプのSF好き。わかりやすいSF好き。  やたらごちゃごちゃした設定やルールが氾濫する昨今、こーゆー何も考えずに楽しめるSFは貴重です。  ただいろいろと惜しいなーと思うところはあります。  例えば3人のプリーストVSラスボスのバトルを省略しちゃうっていうのはいただけないです。  それからプリーストが常人とは比較にならないくらい強いのかと思いきや、ちょっと身体能力が高くて腕がたつ程度。特別感がいまひとつです。最終決戦の前に、もう少しプリースト側の見せ場があると良かったかもしれません。  続編作る気満々の終わり方をしていたので、もしかすると出し惜しみしちゃったのでしょうか。  最近は続編とか二部作とか三部作とか、本当に多くなりました。それ自体は否定しませんが、映画を作るときは1話完結で作ってほしいです。その映画に全身全霊を傾けてもらいたい。その結果、あまりの人気に続編を作ることになるのであればそれはそれで良いと思います。ですが最初から続編ありきで映画を撮るのは違うと思います。[ブルーレイ(字幕)] 7点(2022-02-23 00:21:33)《改行有》

606.  猿の惑星:新世紀(ライジング) 《ネタバレ》  よくよく考えてみると人類が、というより人間の文明や社会が崩壊しちゃう未来は決まってしまっているわけで、バッドエンドに突き進む映画を見るのってモチベーションが上がりません。  ところが見始めてみると出だしはいきなりサル社会。主観をうまくずらされたおかげで、すんなりこの世界観に入っていけました。  アクションは及第点だし、映像の迫力は言わずもがな。ストーリーそのものも、割と希望を感じさせるような進め方で悪くないです。送電がうまくいき、音楽が鳴り始めたときは感動します。なんとなく今当たり前にあるもののありがたみを感じるワンシーンでしたね。  舞台が狭すぎるという批判もあるようですが、個人的には限られたエリア内での攻防に終始したのは良かったのではないかと思っています。  人間側にもシーザー側にもトラブルメーカーがいて、この人たちが事態が好転しそうになると必ずぶち壊すというわかりやすいシナリオ。  これって、もし『銃』が無ければたいしたトラブルも起きずすべてがうまくいってた可能性があります。人と人との争いや、戦争の一番の原因になっているのは結局のところ銃なのかと思っちゃいます。とゆーことは、この映画そのものが銃社会に対するアンチテーゼみたいな役割を担っているのでしょうか。  まあそれは置いといて、映画としてはちゃんと面白かったです。シーザーの息子が良い味出していました。コバに洗脳されつつも、コバの恐怖政治には懐疑的で、ぎりぎりのところで自分を見失わないキャラクターが映画に深みを出していました。[ブルーレイ(字幕)] 7点(2022-02-20 09:39:51)(良:1票) 《改行有》

607.  SUPER8/スーパーエイト(2011)  『スタンド・バイ・ミー』や『ハリー・ポッター』のような味わいのある作品。少年少女たちが力を合わせて何かを達成するというのはいつ見ても気分を高揚させてくれます。  主人公グループは十人十色。個性がはっきりしていてわかりやすい。  ストーリーはミステリー仕立てのシティアドベンチャー。ちょっとゲームっぽくて好きなテイスト。序盤の列車事故までは名作と呼ぶに相応しい内容です。そしてその脱線シーンの迫力が凄い。普段映画を好き好んで見ようとしない妻が、その音を聞いただけで『気になる』と言って2階まで見に来たほど。なので少し巻き戻してもう一度いっしょに映画を見ることになったくらいだから、普段映画を見ない人をひきつけちゃう魅力があるらしいです。  ところがこの映画のクライマックスはここまでだったようで、この列車脱線シーンを超えるような場面はここから先出てきません。また、ここから宇宙人が出てきちゃうような展開、私は全然好きなんですけど、私の妻は腑に落ちなかったらしい。  どうやら私の妻は前半すごく丁寧に謎をちりばめた作風に興味をひかれたようで、後半になるにつれて大味になっちゃう展開についていけなかったみたいです。  でもこれはハリウッド映画あるあるなので個人的には十分に楽しめる内容でした。  ただ宇宙人が人を食べちゃうのはちょっと違うかなと思いました。  もしそういった描写がなければ、完全に『軍=悪』という図式になりしっくりきます。もしエイリアンが地球に来た当初、そういうことがあったとしたらどうでしょう?危険生物と見なされて監禁されてしまうのもやむなしとなってしまわないでしょうか。  やはりこーゆー映画は勧善懲悪が基本でしょう。エイリアンは脅威であっても、彼に非は無かったというのが一番良かったかな。[ブルーレイ(字幕)] 7点(2022-02-10 13:00:10)《改行有》

608.  猿の惑星:創世記(ジェネシス) 《ネタバレ》  映像が凄いです。CGの技術もここまできたかというくらい、類人猿がリアルでなめらか。え?全部CGですよね?本物は使ってないですよね?  アングルにかなり凝っていて、様々なアングルからのアクションが見られるのが魅力。猿目線になっているものもあり、映像だけで映画への没入感を満喫できます。  ただ、キャラクターとストーリーに関しては自分の好みとズレがあります。  なにしろ、猿がむやみに進化しちゃった原因も、人類がほとんどいなくなっちゃった原因も、どうやら主人公が作った薬のせいみたいじゃないですか。破滅へのカウントダウンが始まったところで幕を閉じちゃって、見終わった後はなんか暗い気持ちになっちゃいます。感染が広がってゆくイメージを、航空機の航路で表現するエンドロール。コロナ第6派の真っ只中なだけに寒気がします。  ウィル、キャロライン、ウィルの父、シーザー、この中心人物たちの心のつながりの描き方が今いとつ。アクションやエンターテイメント性を重視した結果かもしれないですが、もう一歩踏み込んでも良かったかもしれません。深い絆を描けていれば、最後の別れが感動的なものになったかもしれません。ゴリラとシーザーの絆を描くのも良いですが、なんか優先順位が違う気がするのです。[ブルーレイ(字幕)] 7点(2022-01-23 13:37:05)(良:1票) 《改行有》

609.  ブリッジ・オブ・スパイ 《ネタバレ》  実話。歴史。戦争。冷戦。ソ連。東ドイツ。スパイ。こーゆーキーワードがセットになった映画はなかなか見る気がおきません。しかも長尺。いつもだったらスルーなんですが、スティーヴン・スピルバーグとトム・ハンクスの組み合わせに惹かれて見ちゃいました。  やっぱりというかさすがというか、ちゃんと映画になっていました。  ただ事実を淡々と羅列しただけの作品ではなかったです。そこには人の感情があり、生活があり、危機がありました。緊張感と感動を感じられる作品でした。こーゆーストーリーを事実を捻じ曲げることなく、誰が見ても面白いものと感じられる水準にまで高めているのが素晴らしいです。  会社からの命令でソ連のスパイの弁護をさせられることに。アメリカ中を敵にまわす、まさに最大の貧乏クジをひかされたジム。しかし最後にはアメリカの敵からアメリカの英雄へ。アメリカの英雄は言い過ぎかもしれませんが、少なくとも人々の評価は大きく変わったわけです。列車での人々の視線のビフォー・アフターが良い。ちょっとしたカタルシスを感じることができます。  奥さんも良かったですね。急にイギリスに行くことになったと言う夫に対し、何かを感じ取る妻が、無事に帰ってくると約束してというシーンがとても好きです。  また、本題とは関係ありませんが、『あ、多分石が投げ込まれるな』って雰囲気ですぐにわかっちゃったシーンで、石どころか銃が撃ち込まれたのにはびびりました。これも実際にあったエピソードなのでしょうか。嫌がらせで銃を撃ち込む。やはり銃社会が容認されている国は恐ろしいですね。[ブルーレイ(字幕)] 7点(2021-12-28 05:37:10)《改行有》

610.  ツーリスト 《ネタバレ》  ジョニー・デップとアンジェリーナ・ジョリーの共演って初めて見た気がします。凄く良い。  アンジェリーナ・ジョリーがとても美しく魅力的に撮れています。ジョニー・デップもいつもの不思議キャラの雰囲気を醸しながらもザ・一般人を演じきっていて新鮮。まあ実際は一般人ではなかったわけですが。  ストーリーがわかりやすく、テンポも良い。小難しい映画は疲れるのでこれくらいが丁度よい。そしてこのオチは、読めても楽しめるから良い。『まさか・・・まさか・・・まさか・・・キター!やっぱりねー』っとテンションを上げてくれるタイプのオチ。爽快な気分を味わえるのなら読めても問題はないのです。  エリーズが諜報員だったっていうのも何気にサプライズ。それに対しフランクの正体は大きなサプライズ。どちらも楽しいサプライズじゃないですか。  金庫の中に納税分の小切手を置いていくのなんか小気味良くて最高です。  巻き込まれがたサスペンスにはずれはないと実感した作品です。  でもよくよく考えてみると、『俺に背格好の似た男に声をかけろ』っていう指示は相当アバウトですよね。これフランクじゃない人に声をかけていたらどーなったんでしょーねー。[ブルーレイ(字幕)] 7点(2021-12-15 03:02:27)(良:1票) 《改行有》

611.  ゾンビーワールドへようこそ 《ネタバレ》  ああ、もうバカバカしくて好き。おばかなゾンビコメディではあるんですが、ちゃんと逃げようとしているところが良い。最善を尽くそうとしているなかでのコメディ。だから許せます。  まあ正直すべりまくってはいるのですが、それも含めて理屈抜きになんか楽しい映画です。  お化け屋敷みたいにちょいちょい驚かしてくるのも楽しい。  ストリップ小屋→警察→友人の家→隣のおばあさん家、次々舞台が変わるのも良い。そして行く先々で必ずピンチに陥る。でもなんかまったりしている。鉄格子のなかに閉じ込められ、周りはゾンビに囲まれている。絶望的な状況のはずなのに、ゾンビと一緒に写真を撮ってSNSに上げようとする。この破綻しすぎない絶妙な匙加減のユルさが好き。  終盤まではひたすら逃げの一手なんですが、最後の最後で反撃に出るのも爽快。今まで日の目を見なかった冴えない3人。その3人がボーイスカウトの技術をもって即席の武器を作っちゃったり、その武器で反撃ののろしをあげちゃったり、これはアツい。単純だけど、こーゆーストーリー展開は絶対楽しい。  そして仲間も良い。それぞれ活躍する。イライラさせるような足手まといはいない。ヒロインが2人いるのが贅沢。助けられるヒロインと一緒に戦ってくれるヒロイン。どちらも良い。  B級ホラーには違いないんですが、大事なポイントがしっかり押さえてある手堅いつくり。おそらく誰が見ても楽しめるであろう作品。ただし悪ノリが過ぎる場面(トランポリンのとこ)もあるので、家族で見るには注意が必要でしょう。[DVD(字幕)] 7点(2021-12-10 14:57:34)(良:2票) 《改行有》

612.  サウスポー 《ネタバレ》  ボクシングのことはよくわかりませんが、43戦無敗で富を築き上げたチャンピオンが、たった1回の敗北とたった1回のペナルティで全財産失ってしまうというのがよくわかりません。それが本当だとしたら、あまりにこの職業リスキーすぎませんか。  ビリー・ホープのおかげで散々良い思いをしてきたプロモーターやらトレーナーやらがあっさり手のひらを反す前半がとにかく苦痛。愛する妻を失い、傷心のビリーに対し、周囲があまりに薄情で胸糞が悪くなります。  中盤から終盤にかけては、短気で怒りっぽい自分を反省し、人生の再スタートをきります。ボクサーとしての再生。父親としての再生。もともと善人で心優しいその気質が自然と伝わってくる再生の物語が心地よい。安直だけど実に良い。娘との交流も良い。自分を慕ってくれる少年との交流も良い。ティックとのトレーニングも良い。  なので全体的には好きな仕上がり。なんですが、妻モーリーンの死だけがどーしてもひっかかります。  レイチェル・マクアダムスが好きなので、彼女が早々に退場しちゃうのが残念というのもあるかもしれないです。もうどう頑張っても母親が戻ってこないという辛い現実。再び栄光をつかむことができてもあの明るい3人での生活が戻ってこないのでハッピーエンドなんだけどハッピーになりきれないもやもや感が残ります。[ブルーレイ(字幕)] 7点(2021-11-30 20:04:29)《改行有》

613.  エージェント・ウルトラ 《ネタバレ》  こちらで不評のようですが、個人的には好き。まず飽きない。これ大事。見ている間、『次どうなるんだろう』の好奇心が絶えません。  何でもない一般人が、突然なんらかの力に目覚める。使い古されたシチュエーション。ですが温故知新という言葉があるように、使い古された様式の中から新しいものが生み出されるってことだってあります。この映画はその域までには達していませんが、単純に私はこーゆーシチュエーションが好きなんです。この主人公良いです。まじでどーしようもない冴えない人間から始まったので。だから最初の駐車場バトルでテンションが上がります。ギャップが大事です。その点では合格と言えそうです。  ただ、中盤~後半にかけてのマイクの行動にはイライラさせられることもしばしば。どんな時でも及び腰で情けない。それでいて彼女第一主義。それがマイクの良いところ。だったのですが、彼女の正体がわかった途端彼女の話を聞こうともしない。なんか今までのマイクのキャラと乖離しちゃってちょっと思っていた人物と違うのです。マイクにだんだん好感がもてなくなっていきます。  そのせいもあってか、予告に比べると展開が地味でもっさり。マイクの強さが中途半端。コメディというよりブラックユーモア満載。エンターテイメントにしては見る人を選びそうな中身です。  まあでもなんやかんやあって、最後は処分されずに4億ドルの仔犬として採用されたようなのでめでたしとしましょう。  後味は悪くないです。[DVD(字幕)] 7点(2021-11-12 14:23:34)(良:1票) 《改行有》

614.  手紙は憶えている 《ネタバレ》  おじいさん、お気の毒ですが奥さんのルースは亡くなったんですよ。  ああ、おじいさん。だからあなたの妻ルースは亡くなったんです。  かわいそうに。寝るたびに妻ルースが死んだ事実を忘れてしまうんですね。だから毎日目が覚めるたびに愛する人が死んだ事実を告げられる。なかなか酷な話です。認知症というのは結構残酷です。  そんな認知症のおじいさんがある目的をもって旅に出る。でも寝るたびに記憶をなくすからさあ大変。目覚めるたびに『ルース、ルース』『ここはどこだ』の繰り返し。手に書いた『手紙を読め』の指示に従い、その都度自分の役割を確認する。  なんか応援したくなっちゃいます。目的は復讐という物騒な内容ですが、それでもなんか応援したくなります。  そもそも寝るたびに記憶を失っちゃう認知症で、更に90歳は超えているおじいさんが復讐なんてできるのか。  きっとこの物語の着地点は別にあるんだろう。ほら、遂に最後の目的地だ。  あら、とても親切そうなおばさんが出てきましたよ。若いおじょうさんもいますよ。こんなところじゃやっぱ復讐はできそうにないですね。  ・・・え?ええ?どえええええええー!超サスペンスじゃねーかー!  すごい脚本です。[DVD(字幕)] 7点(2021-11-09 03:59:03)(良:1票) 《改行有》

615.  ベストセラー 編集者パーキンズに捧ぐ 《ネタバレ》  仕事で成功するドラマは好きです。もちろんこの映画も例外ではありません。  才能があり、努力もしてきた作家の作品がベストセラーになる。そしてその才能を見出し協力した編集者がいる。歳の離れた二人ではあるが、お互いを信頼し、友情のようなものまで芽生える。こーゆーの本当良いです。好きです。  ただ、実話をベースにしているので致し方ないのかもしれませんが、中盤くらいからのトマス・ウルフの傲慢ぶりが目に余ります。その人間性がどうしても好きになれません。  また、そのトマスの彼女アリーンが何をしたいのかがよくわかりません。旦那や子供を捨ててまでトマス・ウルフを選んだアリーン。そのトマスを見出したマックスに感謝して当然なのになぜ目の敵にするのか。トマスを取られた?映画を見ている限りではトマスとマックスは良きビジネス・パートナーにしか見えず、アリーンがご乱心に至るのがいささか過剰で不自然に見えてしまいます。もう少し自然な流れで説得力のある破局にできなかったものだろうか。  後半から終盤にかけてはもはや人間ドラマ、伝記もの。個人的にはベストセラーを出すまでの中盤のノリで最後までいってほしかったのですが、実話ですから仕方ありませんね。[DVD(字幕)] 7点(2021-11-07 03:21:52)《改行有》

616.  ハッピーログイン 《ネタバレ》  三者三様の恋愛ドラマ。  売れっ子の俳優と気の強い脚本家。部屋を借りた男とその物件のオーナー兼CA。難聴の作曲家とその事実を知らない女性。  最初は安っぽいドラマを見ているようであまり面白さを感じず。しかも登場人物が多いうえに脚本家とCAが似ていて少々混乱。人間相関図を頭の中で整理するだけで一苦労。  ただ、中盤くらいからがぐっと面白くなります。  こーゆーオムニバス形式のものっていうのは一組くらいつまらないものがあるものですが、今作では三者三様、それぞれが良い味を出しています。  コメディ色が強いのは部屋を借りた飲食店経営の男と詐欺被害にあったCAの組み合わせ。何かと笑わせてくれる二人です。  難聴の作曲家とその彼女は一番若いカップル。衝突が少なく、最初からうまくいきます。ですが作曲家の若者は難聴である事実を言い出せないでいます。応援したくなる二人です。  俳優と脚本家の組み合わせはその中間といったところでしょうか。  それぞれの恋愛が直接からむことはありません。ですので、前半はともかく、中盤あたりからはすっきりして見やすくなります。  それぞれの恋愛が絡むことはありませんが、それぞれの生活の中でさりげなく他の人たちと接点がある構成に遊び心を感じます。  最後は全員にハッピーエンドが訪れる最高の結末。  エンドロールで映し出される三組のその後は見ている側も幸せな気分にさせてくれる最高のエンディングでした。[DVD(字幕)] 7点(2021-10-18 03:07:54)《改行有》

617.  魔法使いの弟子 《ネタバレ》  こちらでの評価が低かったのであまり期待はしていませんでしたが、それが功を奏したのかかなり面白かったです。  頭からっぽな自分にぴったりのエンターテイメント作品。  『自分が特別な存在だったら』っていうのは誰しも一度は思ったことがあるんじゃないでしょうか。それを具現化してディズニーテイストのアクションに仕上げています。夢があってわくわくしますね。  グロい描写はまったくないし、血はいっさい出ません。ですが狼やドラゴンに追いかけられるのはなかなかの迫力でスリルがあります。  バルサザール達がくりだす魔法も破壊一辺倒ではなく、鏡の魔法や絨毯の魔法、車を変身させる魔法など多種多様。見ていて飽きません。  ストーリーが単純明快なのも良い。悪い魔法使いを復活させて、世界を破滅させちゃろう。ちょっと待ったー。そんなことはさせないぜ。だから選ばれし君の力が必要なんだよ。っていう王道も王道のストーリー。ストーリーがわかりやすいほうが物語の世界に入り込みやすい私にとって、非常に相性の良い作品でした。  主人公が簡単に魔法を習得していっちゃいますが、尺を考えれば仕方がないことか。逆にエンターテイメントと割り切って、テンポの良さを重視し、面白いシーンをたくさん入れることを優先したと考えれば評価できます。  ラブコメとしても王道すぎる展開で、楽しいシーンが多く、家族で楽しめるファンタジームービーです。[ブルーレイ(字幕)] 7点(2021-09-25 11:42:11)《改行有》

618.  セシボン 《ネタバレ》  完全フィクションの作品かと思いきや、セシボンは実在する音楽鑑賞室でした。『ツインフォリオ』も実在した音楽デュオでした。そのメンバーも一部は実在していたみたいでした。いろいろ驚きです。  驚きと言えば、2人の天才シンガーではなく、後から出てくる一般人のオ・グンテがまさかの主役ってのも少々意外。で、こいつがヒロインとくっつくんかーい、というのがこの映画のミソなんでしょう。いや、完全わき役臭漂うこの人が中心人物でしたってのはちょっと斬新かもしれないです。  で、セシボンを結成するまで。そしてヒロインと徐々に親密になっていくまで。この辺りはサクセスストーリーのノリで面白かったのですが、そこから先が少々タルい。ちょっと音楽も恋愛もダラダラしてきたなーってところで、急展開。  いやー、もっと頭からっぽにして見られるタイプの映画と思っていたので、なかなか切ない気分にさせられましたね。ただただ爽やかで甘酸っぱい青春サクセスストーリー、ではないのです。後味苦めです。  韓国映画にはもしかすると多いのかもしれませんが、この映画も過去と現在で役者が入れ替わります。私はこれが苦手で途端に感情移入しづらくなってしまいます。どー見ても同一人物に見えないんです。  それでも真相が明らかになったとき、いつの間にか自分も泣いていました。若干もたつく感じはあるものの、意外と名作かもしれないです。[DVD(字幕)] 7点(2021-09-18 02:37:21)《改行有》

619.  ダーク・フェアリー 《ネタバレ》  思っていたよりだいぶ怖い。特に序盤から前半。雰囲気づくりがとっても上手です。プロローグからして真っ当なホラー。  ゆるめのゴシックホラーを想像していたので、ちょっと油断していたというかなめていました。序盤はずっとドキドキしながらの鑑賞です。  で、こーゆー作品の宿命ですが、ダーク・フェアリーの姿が出ちゃうと怖さが半減しちゃうんですよねー。  つまり後半になるほどホラーとしての怖さは勢いがなくなります。  女の子が一人でお風呂に入っているとき、電気を消されちゃうのが怖さのピークでしょう。  そっから先はホラーというよりモンスターパニック。それはそれで面白いのですが、ファイナルバトルではどいつもこいつも簡単に気を失っちゃううえにいつまでも目覚めないのがイライラします。ダーク・フェアリーたちに都合の良いように物語が進んでいきます。まさにダーク・フェアリー視点からのご都合主義と言えるでしょう。  そして後味が悪い。キムが犠牲になる必要があるのでしょうか。それに人が一人消えたんですよ?どこに引きずり込まれたのかもわかっているんですよ?行政や公的な力であの地下を掘り起こすなりなんなりして探し出すでしょう、普通。そんなことを言ったらだめなんでしょうかね。  バッドエンドは嫌いなんですが、最後にキムがどうやらダーク・フェアリーの仲間入りをしたかのような終わり方そのものはおとぎ話っぽくて嫌いではありません。[ブルーレイ(字幕)] 7点(2021-09-17 02:11:38)《改行有》

620.  ザ・タウン 《ネタバレ》  主人公が堂々と冒頭から銀行強盗をしている時点でハッピーエンドはありえないわけで、正直暗い気持ちで鑑賞していました。  2回目の強盗で完全にFBIから目をつけられたのに、3回目のヤマをするなんて狂気の沙汰としか思えず、まったく共感できません。  案の定最後は妹の裏切りもあり強盗は失敗。このまま全滅パターンで終わるのだろうと思いきや、主人公が生き延びてしまうのはかなり意外でした。まあこれだけ罪を重ねてきた人間がのうのうと平穏な生活を手に入れるのはそれはそれでどうかと思っちゃうわけですが。  ですから個人的な好みでいけば決して好きなタイプの作品ではありません。ですが途切れない緊張感で、見ている間はハラハラしっぱなし。サスペンスドラマとしては上質の味わいと言えるでしょう。  犯人のタトゥーを見てしまったクレア。その事実を知っているダグ。クレア、ダグ、ジェムの3人が鉢合わせるシーンの緊張感がすごい。そしてこのシーンでのクレアのセリフが、ラストの『どうしても会いたいの。今日は晴れた日だから。』につながっていく完璧な伏線。  個人的な好みでいけば点数はこれが精いっぱいですが、完成度の高いクライムムービーだと思います。[ブルーレイ(字幕)] 7点(2021-09-10 03:34:14)(良:1票) 《改行有》

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