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Web www.jtnews.jp

プロフィール
コメント数 2100
性別 男性
自己紹介 善人が苦労が報われて幸せになるハッピーエンドの映画、
悪人が出てこないゆる~い世界観の映画、
笑いあり、涙ありの人情喜劇が好きです。

2008年11月19日の初投稿から、早いもので10周年を迎えました。
この間、みんシネのおかげで出会ったいい映画もいっぱいありました。
管理人様、レビュワーの皆様、いつもお世話になっております。
これからもよろしくお願いいたします。
2018.11.19

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621.  レジェンド・オブ・ゾロ 前作は2代に渡るゾロの物語。本作はゾロの家族愛のお話。 家を出たエレナに付きまとう前半の姿はちょっとマイナスではあるのですが、 カッコ良くも人間臭いゾロの一面がよく出ていたと思います。 ゼタの変わらないお美しさと強さ、そしてちょっと生意気だけど可愛い坊やの大活躍。 途中で坊やに正体を明かしてしまうストーリーは意外でしたが、それも終盤にうまくつなげていく。 ゾロものと言えばやはりこれ、剣劇アクションも十分に楽しめます。 「ゾロは過去の遺物」というような台詞がありましたが、 カリフォルニアがアメリカに加わり、どんどんアメリカが大きくなっていく頃のお話。 銃を持った悪党を前にしても、銃を手にすることなくあくまでも剣で闘うゾロ。 僕にとってゾロといえばやっぱり「アラン・ドロンのゾロ」なのですが、 アンソニー・ホプキンス演じる先代ゾロから受け継いだ誇りを胸に闘う、 夫であり父である本作のバンデラスのゾロも十分すぎるほどカッコ良かった。[DVD(字幕)] 7点(2016-03-09 20:29:51)《改行有》

622.  カラマリ・ユニオン 《ネタバレ》 冒頭で何やら会合を開いているカラマリ・ユニオン(イカ墨同盟)の面々。 「愛着はあるけど息が詰まるような故郷の町を出て理想郷エイラを目指そう」 サングラスをかけたおっさんばかり十数人。名前は全員フランク。 「なあ、フランク」とある者が問いかけても、どのフランクに言ってるのか彼らには分かるらしい。 「ああ、そうだなフランク」と返すのは1人だけ。 「さあ、行こうぜフランク」「俺に言うな、フランクに言え」「分かったよ、フランク」 ううっ・・・。分からない・・・。そしてこれは一体何の同盟なんだ? 途中までは団体行動だが、それから先は各々がそれぞれに理想郷を目指す。 途中で倒れ力尽きる者、途中で方向転換する者。理想郷を目指す道はフランクそれぞれに様々。 かなりシュールで不条理なブラックユーモアもありますが、これも人生というものか。 「レニングラード・カウボーイズ」の原型のような感もありますが、彼らが理想郷を目指す旅を描く (と言ってもそれぞれのフランクのエピソードをつなぎ合せた、ストーリーはあって無いようなものですが) モノクロの世界。スタイリッシュな映像の中にあるオフビート感。そこに絡む音楽の使い方が絶妙。 ジム・ジャームッシュの映画を思わせるテイストもあります。 そしてエイラにたどり着いた2人のフランクが目にしたものは・・・。 誰かに先を越されたり、行き詰ったり。人生、山あり谷ありです。[DVD(字幕)] 8点(2016-03-05 16:51:55)《改行有》

623.  10番街の殺人 《ネタバレ》 何という微塵の明るさも希望も無く、救いの無い映画か・・・。 実話モノであり、実際に殺人が行われた現場でロケを敢行したという実録サスペンス。 エンターテイメント性を排し音楽もほとんど使われず徹底的に地味に撮られた作品ですが、 実際の犯行現場ロケということもあり、その作風がより重さと気味の悪さを感じさせます。 その現場で快楽殺人を重ねた男を演じたのが後に名監督となるリチャード・アッテンボロー。 感情をむき出しにしたり大声を張り上げたりすることあまり無く 地味に演じていますが、それが余計に形容し難い不気味さを醸し出しています。 もう1人、無実の罪で絞首刑となった若者を演じたのがまだ若き日のジョン・ハート。 アッテンボローの静かな怪演とは対照的な終盤の熱演が印象的。 読み書きもほとんど出来ない無学の若者。妻子を養うに十分な収入を得ることができる仕事に就けない。 そこをアッテンボロー演じる真犯人にいいように利用されてしまう。 ずさんな取調べと裁判を経て殺人犯にされ死刑を宣告されてしまう。 本作が製作された頃にはイギリスではもう死刑制度は廃止されていたのでしょうか。 この青年の運命は様々な問題を提起しているように思えました。[DVD(字幕)] 7点(2016-03-03 22:12:02)《改行有》

624.  96時間 レクイエム 《ネタバレ》 3作目も変わらず娘を溺愛するあまり空気が読めないニーソンの親バカぶりからスタートです。 もうすっかりオトナの娘の誕生日プレゼントにパンダのぬいぐるみ。娘にもあきれられてしまう。 これはもはやコメディの域に入っています。しかしほのぼのムードは前2作と同じくここまで。 自宅に帰宅すると元妻が何者かに殺害され、自分が殺したと濡れ衣をきせられ警察から追われながら真犯人を追う。 これって・・・そのまんま「逃亡者」じゃありませんか。 そして愛する妻と1人娘のために復讐に立ち上がるストーリーはブロンソンの「デス・ウィッシュ」シリーズとかぶってしまいます。 相変わらず作品のテンポは非常にいいので退屈せずにそれなりに楽しめますが、見たことがあるような展開続きです。 事件の黒幕、と言うか一番の敵もあまりにも予想通りの人物でしたが、前2作には無い要素としてフォレスト・ウィテカーの存在は良かった。 さて、シリーズも3作目。そろそろ終わりになるのでしょうか。 しかし孫ができて、最強パパは最強じいじになる模様。 どうかかわいいお孫さんにまで危害が及びませんように・・・。[DVD(字幕)] 5点(2016-03-01 21:01:17)(良:1票) 《改行有》

625.  ガス燈(1944) 夫との関係を軸に展開される、主人公の妻が次第に精神的に追い詰められていく様を 些細な出来事を積み重ねじっくり描くサスペンスですが、 歴史を感じさせる屋敷の佇まいや古城の中のような室内装飾の様式美にはゴシックロマンの香りも漂う。 本作の少し前に撮られたヒッチコックの「断崖」「レベッカ」あたりを思わせる作品です。 ヒッチコックなら本作の主演女優はジョーン・フォンティーンで決まりだったでしょうか。 霧が立ち込めたロンドンの夜に浮かび上がるガス燈の灯り。室内のガス燈が作り出す光と影。 モノクロの世界。そして美しい伝説の名女優イングリッド・バーグマン。 昔の映画の中にある、格調の高さを感じさせる空気もたまらなくいい。 ミステリとしては、誰が犯人なのかは前半で見当が付いてしまいますが、 本作はその上で夫妻の関係の中にあるサスペンスを堪能する映画。 本作でオスカーを手にしたのはバーグマンでしたが、シャルル・ボワイエの悪役も秀逸。 嫌な雰囲気を漂わす若いメイドの存在も効いていました。[CS・衛星(字幕)] 7点(2016-02-27 21:33:14)《改行有》

626.  街のあかり 《ネタバレ》 無表情で寡黙な登場人物、踏みつけにされ底辺に生きる主人公。 本作も監督名を伏せられて見てもカウリスマキの映画だなあと思わされる世界観。 その不器用さを利用され、強盗の共犯にされ1人で罪をかぶらされ服役し出所後も過酷な展開が。 しかし控え目に挿入されるユーモアが効いている。そして最後に彼は差し伸べられた手を握り返す。 そこには確かなぬくもり、カウリスマキの優しさが感じられました。[DVD(字幕)] 7点(2016-02-25 18:33:43)《改行有》

627.  クーパー家の晩餐会 《ネタバレ》 作品の評価とは何の関係も無いのですが、配給会社! 色々事情はあるんでしょうが、この映画は12月あたりに公開しなきゃいかんでしょう。 作品の始まりは「ラブ・アクチュアリー」系のラブコメ群像劇といったところですが、 まずは序盤から描かれるクリスマスを迎えたクーパー家の人々の悲喜こもごも。 超ベテランから若手までなかなか豪華な顔ぶれです。 その序盤の展開の中のアラン・アーキンの一言。「みんなクリスマスになると必死に幸せになろうとする。」 ジョン・グッドマンとダイアン・キートンのクーパー夫妻をはじめ、 まだ幼い孫たち、そのちょっと年上の思春期の兄に、これから結婚を控える若い世代、迷える中年世代。 それぞれの世代にとってのしあわせ探しと家族とは?をクリスマス映画らしくほっこりムードで描いていく。 家族全員揃って聖歌やクリスマスソングを歌うシーンが本作の一番のお気に入りです。 クーパー夫妻のラストの仲直りなんて相当強引ですが、まあ、いいんじゃないでしょうか。 このキャストのクリスマス映画なんだから陽気なハッピーエンドになって欲しいですしね。 ナレーションの声はずっとどこかで聞いた声だなと思っていたら、スティーヴ・マーティンでした。 なるほどね。ナレーションの使い方自体は今ひとつでしたが、こういう映画にスティーヴ・マーティン、適任ですね。[映画館(字幕)] 6点(2016-02-25 18:30:30)(良:1票) 《改行有》

628.  めぐり逢わせのお弁当 《ネタバレ》 頻繁に見る機会が無いインド映画ですが、インド映画やインドを舞台にした映画を見ると、 かなりの確率でこの人が出ている。本作の主演のイルファン・カーンです。 抑揚の無い、感情の起伏を表に出さない演技。でも、確かに感情の起伏を感じる。 さて、お話の方は冒頭から謎の展開。何だ?この弁当配達は・・・? しかし、インドの都会で暮す人々の生活様式の一端が垣間見えて面白かった。 声だけの登場人物である「おばさん」の存在もいいアクセントになっています。 夫との仲が冷え込んでいる若い人妻。夫の元に配達されるはずの弁当が間違いで イルファン・カーン演じる、妻に先立たれた退職間近の男の元に届いてしまう。 「全部食べてくれてありがとう」「おいしかったよ」 最初は弁当に簡単なメッセージを入れる程度だったのが、少しずつ互いの事情に話が踏み込んでいく。 もどかしくもあるのですが、この少しずつのテンポが実にいい。 やがて2人は会う約束をするのですが、男の方が身を引いてしまう。 これで終わりかと思いきや、もう1つ最後の展開が用意されています。 解釈は観る人それぞれ。こういうラストの映画も好きだったりします。[CS・衛星(字幕)] 8点(2016-02-22 21:16:18)《改行有》

629.  恋は嵐のように 《ネタバレ》 結婚を間近に控えた真面目男(ベン・アフレック)。結婚式のため旅に出発までは良かったのですが、 飛行機が離陸時にトラブル。急遽、陸路目的地に向かうのですが、 ひょんなことから一緒に旅をすることになったあまりにも自由奔放すぎる女(サンドラ・ブロック)に振り回され続けます。 アメリカ映画らしいコメディ・ロードムービー。 列車が停車したからといって、景色がいいからと列車の屋根に上って大声張り上げるような人がいますか・・・? でも、この役にサンドラ・ブロックがピタリとはまっている。他の人がこの役を演じることが考えられないくらいに。 列車、クルマ、どの手段を使ってもことごとくトラブルが待ち受けていますが、 雨降って地固まるというか、最後は現実的な落としドコロに落ち着きました。 途中は2人にこのまま突っ走ってもらってもいいかな?と思ったりもしましたけどね。[DVD(字幕)] 5点(2016-02-18 23:05:21)《改行有》

630.  リオの男 フィリップ・ド・ブロカとベルモンドのコンビのアクション・コメディはどれも面白いですね。 本作はこのコンビの後の作品である「カトマンズの男」などと比べると 笑わせる部分と共にサスペンスの要素もしっかりと挿入されています。 「ルパン三世」や「レイダース」の元ネタになっているとも言われている通り、 ベルモンドのキャラクターの楽しさやアクション・アドベンチャーとしても見どころ十分です。 そう言えば、ルパンの声優といえば山田康雄さん。多くの映画でベルモンドの吹替も山田さんがつとめられました。 本作を吹替で見るのも面白いかもしれません。 そして若くしてこの世を去ったフランソワーズ・ドルレアックの美しくもキュートな魅力も全開。 彼女の代表作といえば、妹との共演作「ロシュフォールの恋人たち」になると思いますが、 本作は彼女のコメディエンヌぶりを存分に堪能できるという意味でも貴重な作品です。[DVD(字幕)] 8点(2016-02-13 15:16:56)《改行有》

631.  アリスのままで ジュリアン・ムーアが本作でついにオスカーを手にしました。 本作を見ればそのことに全く驚かない、素晴らしい演技でした。 むしろ、まだ彼女がオスカーを手にしていなかったことの方に驚かされました。 若年性アルツハイマーとその遺伝性。 日々の暮らしの中にとてつもなく大きな変化や大事件が起こるわけではなく、 少しずつ、少しずつ症状が現れ進行していく。 その淡々とした日々の描写の中、彼女の淡々とした迫真の演技に見入ってしまいます。 そして本作は病気を受け入れていく彼女のドラマであると共に家族のドラマでもある。 アレック・ボールドウィン演じる夫と3人の子供達。家族の描き方もまた良かった。[DVD(字幕)] 7点(2016-02-12 15:11:33)《改行有》

632.  ラブ&マーシー 終わらないメロディー 世界のロック史を振り返る時、避けては通れない偉大なグループ、ミュージシャンがいる。 ビーチ・ボーイズ、そしてその中心人物であったブライアン・ウィルソンも間違いなくその中に含まれる。 しかし本作で描かれるブライアンの60年代から80年代はとても辛い時代でした。 若くして成功を手にし、天才の名を欲しいままにした音楽の才能。 しかし様々なプレッシャーに押し潰されるように長い長い低迷期に入っていく。 それだけに、その陽気でノリのいいメロディ、美しいハーモニーとは裏腹に、 辛い内容が含まれることは見る前から想像はつきましたが、 この間のブライアン・ウィルソンの日常に何があったのかを初めて知ることが出来ました。 もう少し彼らの音楽が聴けると思っていましたが、あくまでもブライアン個人の物語であり、 メンバーとの関係、特に彼の弟との関わりももう少し見せて欲しかった。 それでも代表曲の1つである”good vibrations”が完成していく過程はとても興味深かったし、 今ではロック史に残る名盤と称えられる”pet sounds”前後の彼の苦悩もまた伝わってきます。 80年代の彼はジョン・キューザック、60年代の彼はポール・ダノが演じましたが、 特筆すべきはポール・ダノです。彼の風貌や醸し出す雰囲気は確かにブライアンを髣髴とさせるものがありました。 2人の弟、デニスとカールは若くしてこの世を去りましたが、立ち直ったブライアンは精力的に音楽活動を続けます。 会うこともままならなかった2人の娘もウィルソン・フィリップスとして大きな成功を掴みました。 今がブライアン・ウィルソンにとって本当にいい時期なのかもしれません。 本作で描かれている時期以降の、復活した彼の姿で作品を締めくくってくれたことも良かったです。[DVD(字幕)] 7点(2016-02-11 00:06:59)(良:1票) 《改行有》

633.  パワー・ゲーム 《ネタバレ》 主人公の若者から見ればうだつの上がらない父。 そんな父を間近に見ながらも、自分が今いる世界の中での成功を夢見る若者。 その前に現れる、その世界を常にリードする権力者。オリバー・ストーンの「ウォール街」を思い出す舞台設定です。 窮地に陥った主人公の若者の鮮やかな大逆転。しかし、クールさやスタイリッシュさを前面に出しすぎていて、 大逆転に至るまでのドラマもサスペンスとしての緊張感も弱い。 もっと熱くサスペンスとしても見応えのあるドラマに出来たと思います。 冒頭の主人公の若者の語り。「我々は未来への希望が見出せない世代だ。得をしたのは親の世代の成功者だ。」 その得をした世代の成功者であり、彼がいる世界の2人の権力者にハリソン・フォードとゲイリー・オールドマン。 2人の渋い演技合戦は見応えのある作品でした。[DVD(字幕)] 4点(2016-02-11 00:05:44)《改行有》

634.  96時間 リベンジ 《ネタバレ》 前作と同じくリーアム・ニーソンの過剰な娘への溺愛ぶりから始まる冒頭。 娘に彼が出来たことが分かり、「何だと!?」というリーアム親父の表情が笑えます。 前作では「外国は危ない」とあれ程娘のパリ行きに強硬に反対していたのに、 本作では元妻と娘をイスタンブールに呼び寄せ、娘をホテルに1人残して外出。 イスタンブールに娘が現れたときのデレデレぶりを見れば少々浮かれるのも仕方ないとは思いますが、 リーアム親父、今回はちょっと危機感が足りないぞ。 しかし危機が迫るその娘がリーアム親父譲りの驚異的大活躍を見せます。 縦列駐車も出来ない無免許の娘がアクセル全開でバックしたり イスタンブールの街で豪快なカーチェイスを披露するくだりには、もはや笑いがこみ上げてきました。 自身も家族もみんな無事であることは分かっていますので、 あとは前作同様、家族に危害を加える奴には容赦しないリーアムの最強親父ぶりを堪能するだけです。 90分程度の手頃な尺で、これも前作同様作品のテンポはとてもいいのでそれなりに楽しめる作品にはなっています。[DVD(字幕)] 5点(2016-02-07 21:32:24)《改行有》

635.  ボギー!俺も男だ 《ネタバレ》 ウディ・アレン流「カサブランカ」のパロディであり、オマージュ。しかしよく出来ています。 アレン演じる冴えない映画評論家のアラン。色々あって友人の妻リンダ(ダイアン・キートン)を愛してしまう。 「カサブランカ」である以上、最後はアランはリンダを見送ることになるんだろうな・・・。とは思っていましたが 霧の中の空港でリンダを見送る「カサブランカ」そのまんまのラストがいい。 最後の最後でボギーになりきり、キリッと締まった表情を見せるアレンがちょっとだけカッコいい。 リンダはモノにできなかったけど、心酔するボギーになりきれてちょっとだけ満足している自分がいる。 アランと同じく映画好きにとってはこんな気持ちもちょっとだけ分かる気もする。 その後、心の友?のトレンチコート姿のボギーが現れ、 「君の瞳に乾杯」と”as time goes by”で霧の中に消え行きエンディング。粋ですね。 その後公私共にパートナーになり、アレン映画の顔となっていくダイアン・キートンですが、 もう既にアレンと息ピッタリのとても楽しい掛け合いを見せてくれる。とにかく彼女が可愛い作品です。 そしてアレンにアドバイスを送り続けるボギー。作品を楽しくする、これも実にアレン映画らしい登場人物。 アレンは脚本・主演で監督は何故かハーバート・ロスですが、 挿入されるギャグも冴えていて脚本家アレン、俳優アレンの映画の楽しさを堪能できる初期の一作です。[DVD(字幕)] 8点(2016-02-06 18:19:19)《改行有》

636.  3人のエンジェル 3人のドラッグクイーンがアメリカを行くコメディ・ロードムービー。 本作の前年に製作されたオーストラリア映画の「プリシラ」に影響されたと思われるハリウッド映画。 本作の3人は白人と黒人とヒスパニックということで、アメリカ映画らしさも出しています。 町から町へ、少々シリアスさもあった「プリシラ」と比べると、こちらは 車の故障により滞在することになった1つの町の人間模様と3人が町に与える影響をじっくり描いています。 そしてアメリカらしいあっけらかんとした作品の空気もいい。 ずっと一緒に行動していた3人ですが、町に着くと3人をしばし単独行動させます。 3人がそれぞれに町の人々と交流することにより、閉鎖的で閉塞感漂う町の空気をうまく伝えてくれる。 そして町の人々のキャラもうまく立てていきます。 滞在最終日のお祭り。男も女も、3人にいい影響を受けて変わることができた町の人々の姿がありました。 「プリシラ」よりもいい意味で軽く、町の空気には現実感もありつつもおとぎ話のようでもありました。[DVD(字幕)] 7点(2016-02-06 18:15:01)(良:1票) 《改行有》

637.  ストーリー・オブ・ラブ 《ネタバレ》 ロブ・ライナーお得意のラブコメですが、本作は 2人の子どもがいる結婚15年目の倦怠期の真っ只中の夫婦が主人公。 ブルース・ウィリスとミシェル・ファイファー、どちらもいい。 2人の今の関係をずっと見せ続けられるだけならしんどい作品になったと思いますが、 いい時期も悪い時期も、巧く2人のこれまでをフラッシュバックする。 笑いの要素も巧く織り交ぜられています。 時に激しく口論もしますが、2人の子どもを夏のキャンプに行かせてしまって、 子ども達を巻き込まずに一時的に別居という道を選び、 夫婦それぞれにこれまでと今とこれからを見つめなおすというのがいい。 全体的な作風は何故かウディ・アレン・タッチ。 夫と妻、それぞれがそれぞれの友人と食事のテーブルを囲んで 男と女とは?結婚とは?そんな結論の出ないああでもない、こうでもないを繰り広げる。 そこに友人役で登場するロブ・ライナーご本人もとてもいい味を出していました。[DVD(字幕)] 7点(2016-02-05 18:18:54)《改行有》

638.  バンクーバーの朝日 前半は朝日軍が野球をする場面がほとんど無い。 現実はもっと苦しい生活や、過酷な労働環境に差別もあっただろうと思いますが、 前半にに描かれ続けるのは当時のバンクーバーの日本人街の人々の日々の暮らし。 その当時の日本人街を再現したセットが素晴らしい。 日本人街の人々に朝日軍の選手達。 ごく一部の者を除くと特に朝日軍の選手のキャラクターの描き方には物足りなさを感じます。 朝日軍の面々と日本人街の人々をある程度均等に扱おうとしたのでしょうが、残念ながらうまくいっていない。 しかし応援する人々と選手達の距離が近いスタジアムの風景が実にいい。 連戦連敗、白人のパワーの前に全く通用しなかった朝日軍が、 今で言うところのスモールボール、小技や機動力を駆使し、相手をかく乱し勝機を掴む。 戦前のカナダにこんな侍ジャパンが確かに存在していたんだな。 もっと感動作に出来たのでは、とも思いますがそんな日本の野球の歴史を知ることが出来ただけでも良かったと思います。[DVD(邦画)] 6点(2016-01-28 23:09:58)《改行有》

639.  陽だまりの庭で TV用に製作された90分程度の小品ながら、いい映画を見たとしみじみと思える良作。 邦題の通り、祖父と孫娘がベンチに腰をかけ語り合う。その庭に差し込む陽の光のような温かみ感じます。 祖父と孫娘が夜の地下でレジスタンスのように”任務”を遂行する。 孫を悲しませまいと必死の祖父と、あまりにも可愛らしい孫娘の姿。 全編に渡り、そんな2人の姿が微笑ましくもあり、悲しくもある。 この監督さんは「まぼろしの市街戦」にしても本作にしても、 優しさや明るさ、ファンタジー的要素や笑いに包み込み、独特の話術で戦争を語ります。[CS・衛星(字幕)] 8点(2016-01-23 15:33:25)《改行有》

640.  96時間 《ネタバレ》 まずは冒頭の娘の誕生日パーティーが効いている。 離婚した妻は今では大富豪と再婚し、娘と一緒に暮している。しかし娘を溺愛する気持ちは不変。 歌手に憧れる娘のためにカラオケマシーンをプレゼント。 しかし・・・。その直後に再婚相手のプレゼントが登場。何と馬だ。 もう娘はカラオケマシーンのことなど忘れて馬に夢中。 娘を思う気持ちは誰にも負けない。しかしそこに漂う哀愁・・・。 そんな娘が旅行先のパリで誘拐され命の危険にさらされる。オヤジはもういてもたってもいられない。 「狼よさらば」をはじめとするデス・ウィッシュシリーズのブロンソンを思い出しますが、 「娘のためなら俺はエッフェル塔だってぶち壊してやる。」の台詞がカッコいい。 あとはひたすら娘のために闘うリーアム・ニーソンの最強オヤジぶりを堪能する映画。 娘に危害を加える奴は誰だろうと、武器がなければ拳でボコボコにする。 そして銃を手にすれば容赦なく悪党どもを殺りまくる。 アクションサスペンスですが、終始安心してニーソンの無敵ぶりを楽しめる。 テンポの良さ、シリアスさとエンターテイメントのバランスの良さもお見事です。 そして無事救出した最愛の娘と一緒のラストシーンを迎える。キムちゃん、いいパパじゃないか。[DVD(字幕)] 7点(2016-01-22 23:43:37)(良:1票) 《改行有》

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