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プロフィール
コメント数 2127
性別 男性
自己紹介 2022/3/26に以下のような自己紹介文をアップしました。
ロシアのウクライナ侵攻が始まってひと月経過。
映画は観ていますが、侵略戦争のせいでレビューする気になれません。
私の映画レビューと戦争は直接関係しませんが、
楽しく文章を考える気分じゃない、ってことですね。
ロシアが撤退するか、プーチンがいなくなったら再開します。


そして、
侵略戦争が膠着状態に入り、
いつ終わるか識者にも判断できない状況になりました。
まぁ正直、痺れを切らしたので、レビューを再開します。
ウクライナ、頑張れ!

2024年3月17日更新

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621.  七年目の浮気 《ネタバレ》 妄想が多い。本編の1/4くらいは妄想。その妄想がいかにも小市民的。親近感は湧くけど、ちょっとしつこい。そんな妄想より、階段の先の閉ざされた板屋根をこじ開けて降りてくるマリリン・モンローにドキッとしました。天使が降臨した感じ。つまり、主人公の妄想以前に設定自体が妄想的な映画なんですよね。私は年代的に五代クンの妄想が逞しい「めぞん一刻」を思い出しましたです。[CS・衛星(字幕)] 6点(2012-05-08 02:29:06)(良:1票)

622.  岳-ガク- 《ネタバレ》 「山」の素晴らしさや怖さを伝えようとしているのは分かりますが、足の切断はちょっと無理矢理な感じがしました。そんなことより! 婦警のミニの制服が嫌で山岳救助隊を志願したらしいですよ。勿体ない。そんなことより! 中越典子を出演させておいて、まともに顔が写っているのは1カットだけとわ。許せん。[CS・衛星(邦画)] 5点(2012-05-08 02:05:10)

623.  コナン・ザ・グレート 《ネタバレ》 邦題がチグハグですよね。偉人の伝記みたいな先入観を持っていましたが、「Barbarian」って「野蛮人」ですよ。それで本編を見たら、見事に「野蛮人」の映画ですからね。乱暴で盗みを働き人殺しを何とも思っていない。基本的には腕力で物事を解決する。その生き方の是非を問うというより、そんな「野蛮人」がのし上って行く世界観を真面目に提示しようとした姿勢は感じられました。セットの作り込みや動員しているエキストラが半端じゃない。しかし、野蛮人がヒロイックに見えるほどには盛り上がらないのがイタイところです。こんなに喋らない主人公は珍しく、体でモノを言わせたかったようですが、野蛮人らしい決め台詞くらいはあった方が良かったと思います。ジャンルは違いますが、「野蛮人」の描写を追及して成功したのが「ターミネーター」だったという見方もありますね。[CS・衛星(字幕)] 5点(2012-05-08 01:49:51)(良:1票)

624.  ナイル殺人事件(1978) 《ネタバレ》 公開時に劇場で観ましたが、特に面白いという感想を持たなかった作品です。犯人捜しを楽しむ推理小説をそのまま映像化した印象で、映画としての面白さが希薄だからだと思います。被疑者の動機の説明に大半の時間を費やし、ポワロがいちいち聞き耳を立てているのがワザとらしい。現代の探偵や刑事が現場にいたら穴だらけの犯罪トリックも、当時としては良く出来ていた方かも知れませんが、謎解きに快感を覚えるほどでは無い。個人的にはエルキュール・ポアロというおっさんが嫌いです。嫌味なオヤジですよ。だから髭も嫌い。俳優陣はかなり豪華なんだけど、現在の目にはエジプトの遺跡や川沿いの風景に目が行きました。ちなみに、ジョージ・ケネディの放石殺人未遂は放置して良かったのかな?[映画館(字幕)] 4点(2012-05-08 01:30:09)

625.  続・男はつらいよ 《ネタバレ》 すでにさくらに子供が生まれていました。早いなぁ。寅二郎が子供の頃にいじめた近所の女の子はみんな美人に育つようですね。いや、それを予感して意地悪しちゃったってことか。今回は佐藤オリエさん。マドンナ以外のゲストにもビッグネームが並びます。東野英治郎に山崎努。でも、本作のインパクトはミヤコ蝶々。寅二郎の母親として、寅二郎と並べて見劣りしない強烈なキャラクター。このキャスティングはとても頷けました。散々な再会シーンの後、経過を端折って再会している母子のラストカットが切れ味良かったです。[CS・衛星(邦画)] 6点(2012-05-03 01:22:39)

626.  リセット(2010) 《ネタバレ》 まさかとは思ったが、なにも解決せずに終わったよ。どんな感想を持てというのだろう? 製作者と話してみたい。何がしたかったんですか? 久しぶりの0点。アナキンがルークと名乗ったときに少しだけ笑いました。[CS・衛星(字幕)] 0点(2012-05-02 22:02:53)

627.  グロリア(1999) 《ネタバレ》 オリジナルは観ていません。シャロン・ストーンさん、容姿だけで生きてきたけど、それが曲がり角に来たオンナって感じはよく出ていました。彼女と組織の距離感の描写が不明瞭で、盛り上がりに欠けた印象です。別れ際に子供を慰めるシーンがイイなと思いました。金髪女を口説けとか、お酒を飲めとか、競馬をやれとか。言ってる内容はハチャメチャだけど、伝わります。説得や慰めはボキャブラリーではなく、「気持ち」のプレゼンテーションであることが分かります。さて、二人で暮らすことにしたみたいですけど、ホントにこの先、仲良くやって行けるだろうか? 賭けろと言われたら、上手く行かない方に手を挙げますね。だから4点です。[CS・衛星(字幕)] 4点(2012-05-02 21:43:39)

628.  ポセイドン・アドベンチャー(1972) 《ネタバレ》 初見は地上波のTV放送。中学生でした。「アメリカ人って自信満々だなぁ」とジーン・ハックマンを見て思いました。 大ヒットした作品で、当時の興行収入の上位にランクされたと記憶しています。観直すとその理由が分かりますね。牧師に付いて脱出を図るグループに4名の女性を入れ、なんだかんだと理由を付けて3名のナマ足を露出させます。その脚線がとても美しい。ヒットする訳です。 てな冗談はさておいて、35年ほどの月日を空けて再見すると、どうも後味が悪い。やっぱりあの「自信満々」はあまり褒められた行動と思えないからです。決断は早いに越したことは無いけど、あの決断には根拠がありません。自らの偏った宗教観を行動に移して、他人を巻き込んでいるだけです。牧師が最後に「神」を持ち出して「放っておいてくれ」と台詞にするところは物議を醸したんじゃなかろうか。いずれにしろ、パーサーに付いて居残った人や船首へ向かった人の悲劇は結果論であって、もし私があの場にいたら彼には追従しなかったと思いますね。 本作に味をしめたアーウィン・アレンは「タワーリング・インフェルノ」を製作しましたが、構造が本作にとても似ています。災害を背景に、死ぬ者と生残る者に線引きする物語です。 余談。私はつい先日、沖縄へ引っ越してきたばかりなのですが、本作のアーネスト・ボーグナインの愛嬌と人間離れした目つきは沖縄家屋の屋根にお座りしている守り神にソックリです。[地上波(吹替)] 5点(2012-05-01 10:46:22)(良:1票) 《改行有》

629.  悪魔の手毬唄(1977) 《ネタバレ》 原作は「八つ墓村」に次いで好きだったけど、映画は(新旧の「八つ墓」より)こちらの方が良く出来ていると思います。市川崑のカット割りは芸術的というより職人技を極めた趣きです。矢継ぎ早に台詞を繋いだり、意味が無いような短いカットを挿入したり。それらが面白い味になって、この監督独特のリズムを生み出しています。それと、岸恵子の存在感が際立っています。映画化された横溝作品の真犯人は女性が多いけど、その中でもピカイチだと思います。金田一耕介って実はたいした働きをする探偵じゃない。事後に顛末を説明する解説者です。だけど、このシリーズは探偵の快刀乱麻ではなく、猟奇的な連続殺人の描写が見どころになっていて、探偵は事件の裏にある事情を斟酌する人間味で勝負しています。かなり珍しいタイプの探偵さんだけど、不満は無くてむしろ好き。石坂浩二はハマリ役でしょう。ちなみに、異母兄妹が魅かれ合ったからって、片方を殺すことはないと思いました。兄貴の方に事情を説明すれば済む話かと…。その兄貴役の北公次だけが、どうしてもダイコンに見えました。[地上波(邦画)] 6点(2012-04-30 21:14:40)

630.  男はつらいよ 作品数においてギネスに登録されているこのシリーズ。何作かは観ているし、レギュラーの配置も理解しているけど、観た作品のサブタイトルは覚えていません。笠智衆の「バター」は記憶にあったので、これは過去に観ていたのでしょう。人情喜劇としてバランス良くまとまっていることは言うまでも無いのですが、やっぱり渥美清という役者の個性と上手さに舌を巻きます。こんなにわかり易いキャラをベタベタに演じていて、ワザとらしくないんですね。それと、兄貴にまったく似ていない倍賞千恵子の健気な可愛さにやられます。この第一作で結婚させなくても良かったと思うのは、結果論の意見ですね。某局で週イチで放送してくれるみたいなので、コンプリートに挑戦です。[CS・衛星(邦画)] 7点(2012-04-29 06:02:45)(良:1票)

631.  空の大怪獣ラドン 《ネタバレ》 炭鉱の長屋の茶の間にデカいイモ虫が現れるシーンは非現実にリアリティがあって、現代では再現できない「怪獣映画」のエッセンスを感じます。でも、初見時(小学生)、このイモ虫がラドンなんだと落胆した記憶があります。「ウルトラセブン」の第一話でカプセル怪獣ウィンダムをウルトラセブンだと勘違いして覚えた落胆とソックリでした。久しぶりに観て、惜しい作品だなぁと思いました。地下空洞の広大なセットとか、坑道でのロケとか、金属を溶かした溶岩表現とか、志は充分に高い。卵の破片の曲面を計測して、その卵の大きさとそこから生まれる生物の大きさを(コンピュータを使って)推測するシーンはとても「科学的」で、平成ガメラシリーズなどに見られるSF的なサスペンスタッチがすでに息づいています。でも、ラドンが姿を見せてから萎みます。翼が起こす風圧で橋や建物が破壊される「特撮」はとても良く撮れているのですが、自衛隊(?)との戦闘がとてもとてもつまらない。延々と続く単調な砲撃シーンにあくびが出ました。やられっ放しで燃え尽きて落下というのも呆気ない。「怪獣映画」の破壊シーンとしては「ゴジラ」直後ということを考えると随分と研究したようですが、戦闘シーンを盛り上げる手法が確立されていなかったということですね。途上の作品だったと思います。飛翔するラドンを捉えたロングショットが飛行機雲で表現されるあたりに円谷英二さんの才気を感じます。[地上波(邦画)] 5点(2012-04-27 02:50:42)

632.  海炭市叙景 《ネタバレ》 ロケ場所が函館であることはすぐに分かるのですが、あくまで海炭市という架空の街の出来事、というスタンスのようです。「叙景」とは風景の文章化。その映像化は、いわばドキュメンタリーってことなのでしょうか。確かにストーリーらしきものはありません。生きることのつらい部分、重たい部分、荒んだ部分ばかりを抽出します。それにどんな意味があるのかは分からないのですが目が離せない。「不幸」が持つ緊張感とか緊迫感がそうさせるのでしょう。劇中、再開発のための立ち退きを求められる婆さんのエピソードがあります。再開発があるくらいだから、別にこの海灰市は廃れて行くだけの街ではないはずです。でも、登場人物たちは「開発」という言葉とは無縁の場所で生きているように映ります。開発の裏側というか、街の代謝とは関わらない場所というか…。そして、海炭市に限らず、人が生活する場所には必ず「明るい部分とは縁のない人たち」のいることが漠然とイメージされました。この監督の作品は納得できないものが多かったのですが、本作は原作アリということもあってか、筋が通っている方だと思います。[CS・衛星(邦画)] 4点(2012-04-25 16:00:33)

633.  ゴッドファーザー PART Ⅱ 《ネタバレ》 「1」はファミリーの内実と代替わりを描いた。本作は、その前とその後の時代を交互に見せる。勢力を伸ばして行くドン・コルレオーネと、苦悩するマイケルが対比される。この二人の違いは何なのかと考える。時代の違いなのか、仕事内容の違いなのか、人間の器の違いなのか。家族=ファミリーを守りたいと思う気持ちは共通していたはずだけど、最後はその家族までも自らの手にかけるマイケル。二人の能力の差と言ってしまうのは簡単だけど、私は組織体の盛衰の本質を見る思いでした。時代の流れに自分の目的を添わせ組織を大きくしたドン・コルレオーネと、巨大化した組織の維持を優先せざるを得なかったマイケル。時代の移り変わりは、その流れに乗っている者に有利に働く訳で、よほど上手く代謝できない限りは廃れて行きます。突飛な例えかも知れないけど、マイケルの世代は高度成長を経た後の日本の大手家電メーカーに似ていると思います。日本のメーカーが技術力で後れを取ったとは思わないけど、後発の韓国企業に業績で抜かれてしまいました。背負うものを持たずに次の事だけを考えられる組織が時代に適合し、牽引する勢いを持つと云うことだと思います。日本企業の断末魔に似た人員整理とマイケルの苦悩のリストラが被ります。本作は1974年の製作ですが、今さらながら「組織と人」という点において多くの啓示を持った作品だったのだと思います。まだ若いデ・ニーロは、この時すでに名優でした。マーロン・ブランドに似せた口の周りの演技と表情としゃがれた声。顔の骨格は違っても、それらしく見えるところが凄いです。[CS・衛星(字幕)] 8点(2012-04-24 10:53:56)

634.  漫才ギャング 《ネタバレ》 オーソドックスで古めかしいプロットなんだけど、楽しかったです。普段、地上波のバラエティ系を見ないからか、全編に散りばめられた漫才トークに飽きることも無くスラスラと最後まで。物語に強引な理屈を持ち込まなかったことが好印象です。石原さとみを初めて可愛いと思いました。あえて言うなら、せっかく留置場で出会って組んだコンビなんだから、最後まで一緒に栄冠を目指して欲しかったですね。[CS・衛星(邦画)] 5点(2012-04-24 09:22:49)

635.  アイランド(2005) 《ネタバレ》 近未来サスペンスとしては濃い内容だけど、この監督が撮るとエンタメが先行しすぎて馬鹿っぽく見えます。やりたい放題に暴れまわるのは面白いが、後片付けをする人たちの手間を心配してしまう映画でした。別に心配しなくてもいいんだけど。それって、世界観が完結した作品とは言えないってことですよね。嬉しいのはS.ヨハンソンの出番が多いこと。彼女の色気に気付いたのがこの作品でした。[DVD(字幕)] 5点(2012-04-24 09:21:21)

636.  フットルース 《ネタバレ》 久しぶりの再見でしたが、オープニングの足元のカットバックとか、センス良いじゃないですか。ダンスやロックが禁止という設定自体が根本的に馬鹿っぽいんだけど、これをSFの世界観のように許せば抑圧と闘う主人公がヒロイックに見える訳で、ほぼ同時期のダンス系映画「フラッシュダンス」に比べたら、こちらの方がちょっとだけ賢そうです。牧師の奥さんが良いですね。出しゃばらず、マイルドに、でも言うべきは言う。良妻の鑑でしょう。ちなみに再見で最も80年代を感じたのはヒロインのバストサイズです。[映画館(字幕)] 5点(2012-04-24 09:17:08)

637.  誰が為に鐘は鳴る 《ネタバレ》 長いバージョンを観ました。なぜか「キスするとき、鼻は邪魔にならない」という名台詞がある、という知識だけは持っていた。でも、メロドラマ部分に特筆するものはない。必然を感じないひと目惚れだからでしょう。本作の見どころは、パブロというおっさんと女房のピラー。活動家だったおっさんは集団意識の醜さに挫かれて、やる気を無くす。でも正義を失くした訳では無い。若い娘(バーグマン)を助け、少し惚れるが女房が怖い。そこへ現れたアメリカ人は、男がかつて持っていた真直ぐな正義感を振りかざし、あっさりと娘を魅了し、女房まで味方に付けた。たぶん、女房はアメリカ人に好意以上のものを感じている。そりゃ、おっさんしてみれば面白くない。ちょっとグレるのは人情だ。女房はアメリカ人に惚れているけど、亭主と娘への責任感から感情を表に出せない。薄っぺらな主演ペアに比べ、ぐっと抑えた演技は見応えありました。原作は読んでいませんが、この二人は「文学的」でしたね。本作のバーグマンを見ていると、ボーイッシュな凛々しさも美女の類型のひとつなんだと思います。[CS・衛星(字幕)] 5点(2012-04-24 04:10:47)

638.  トップをねらえ2! 「1」は適当な再編集ものという印象でしたが、こちらは良く出来ていました。某局が放送してくれたOVAと一緒に観ました。先にOVAを観たおかげで映画用にアレンジされている部分も分かりましたが、再編集ものにありがちな駆け足感や説明不足感もない。うまくまとめています。最も感心したのは絵作りのレベルの高さです。アングルの決め方、望遠や広角の効果の使い方、精緻とデフォルメのバランスなど、すべてのカットに何らかの工夫が凝らされていると言っても過言ではない。アニメと云うメディアの醍醐味を見せてくれます。惜しむらくは、最後はスケールが大きすぎて、そのスケールを実感できなかったことです。ちなみにガイナックスは自分と同年代の人たちが立ち上げたアニメ製作会社で、「王立宇宙軍」からのファンです。何となく波長が合うのは、同世代ということで影響を受けたものが似通っているからじゃないかと思っています。[CS・衛星(邦画)] 6点(2012-04-23 00:34:38)

639.  ワイルドバンチ 《ネタバレ》 CSで145分の「ディレクターズ・カット版」を観ました。快作でした。中盤、ストーリー展開にやや漫然を覚え、どこに辿り着くのか見えなくなりました。なんだかんだと、さほど結束が固い仲間とも思えない悪党ども。でも、女を抱いてスッキリしたら「さあ、行こうか」とばかりに銃を携え仲間の救出へ向かう。このシーン、4人が横に並んで歩み出すカットが衝撃的にカッコいい。痺れます。あのワンカットだけでも観た価値を感じる西部劇です。エンディングで爺さんがソートソンへ向けた「昔どおりとは行かんが、面白いぞ」という台詞がテーマだったと思います。枠に囚われない自由な精神を描いた作品です。さらにラストカット。馬上で歩み去る老境の悪党の後姿にエンドロールが重なり、そのストップモーションが小さくなって「THE END」が被さります。彼らが生きた時代を惜しみ、敬意を持って映像化したという印象でした。大げさですが、近代化へアンチテーゼだと思いました。流れに逆らうことの意義を訴えています。キャプテン・ハーロックが好きな人にはオススメです。サム・ペキンパーはバイオレンスシーンのスローモーション描写を特筆される監督さんですが、本作で初めてその真髄を見せてもらいました。ちなみに、最後の銃撃戦の前にアーネスト・ボーグナインが一人だけ、戸外で待ってるのが可笑しかったです。早いのか、ダメなのか。[CS・衛星(字幕)] 8点(2012-04-22 09:41:33)

640.  アジャストメント 《ネタバレ》 偶然の積み重ねが大きなうねりになって人生とか運命を形成する視点は頷けて、聞いていたほど悪くない映画だと思いました。でも、詰めが甘いというか、面白くないですよ。本作のテーマが「運命は愛の力で変えられる」だとしたらケチは付けにくいけど、映画としてはゆるゆるです。ちょっとイラッとするのは、世界の命運を握るような一握りの人物だけが「調整」されること。そんなことより、多くの男女の出会いを演出するのがあんたらの仕事じゃないんかい。その方が、世の中、良い方向へ回って行くよ。子供の数も減ってることだし。俺の人生も調整してくれよ。ということで4点です。[CS・衛星(字幕)] 4点(2012-04-21 21:36:06)(笑:1票)

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