みんなのシネマレビュー
アングロファイルさんのレビューページ[この方をお気に入り登録する

◆検索ウィンドウ◆

◆ログイン◆
メールアドレス
パスワード

◆ログイン登録関連◆
●ログインID登録画面
●パスワード変更画面

◆ヘルプ◆
●ヘルプ(FAQ)

◆通常ランキング◆
●平均点ベストランキング
●平均点ワーストランキング
●投稿数ランキング
●マニアックランキング

◆各種ページ◆
●TOPページ
●映画大辞典メニュー
●アカデミー賞メニュー
●新作レビュー一覧
●公開予定作品一覧
●新規 作品要望一覧照会
●変更 作品要望一覧照会
●人物要望一覧照会
●同一人物要望一覧照会
●関連作品要望一覧照会
●カスタマイズ画面
●レビュワー名簿
●お気に入り画面
Google

Web www.jtnews.jp

プロフィール
コメント数 1000
性別 男性
年齢 60歳
自己紹介 レビュー数が1000に達したということで、活動を停止します。(今のところ)仕事がひじょうに忙しいので、映画を楽しむゆとりがありません。落ち着いたら再開するかもしれませんが、とりあえず未定です。

皆さま、ありがとうございました。縁があったらまたお会いしましょう。

※変更要望は出すかもしれません。

投稿関連 表示切替メニュー
レビュー表示レビュー表示(評価分)
その他レビュー表示作品用コメント関連表示人物用コメント関連表示あらすじ関連表示
コメントなし】/【コメント有り】
統計メニュー
製作国別レビュー統計年代別レビュー統計
要望関連 表示切替メニュー
作品新規登録 / 変更 要望表示人物新規登録 / 変更 要望表示
要望済関連 表示切替メニュー
作品新規登録 要望済表示人物新規登録 要望済表示
予約関連 表示切替メニュー
予約データ 表示

評価順1234567891011121314151617181920
2122232425262728293031323334353637383940
41424344454647484950
投稿日付順1234567891011121314151617181920
2122232425262728293031323334353637383940
41424344454647484950
変更日付順1234567891011121314151617181920
2122232425262728293031323334353637383940
41424344454647484950

621.  ウエスタン 《ネタバレ》 序盤は、人物関係やシチュエーションがわからないものの、じっくり間を持たせた撮り方が魅力的で、かえって引きつけられます。が、中盤以降に状況がわかりだしてもそれを続けていると、ワンパターンで退屈ぎみ。単なる“ええ格好しい”にしか見えなくなってきます。この作品、お話の方はけっこういいかげんで辻褄の合わない部分もあるのですが、どちらかというと映像を見せるタイプなので、その辺は端折ったと割り切るべきでしょう。が、そう考えてもあまり面白くない。理由を考えるに、悪役であるフランクに魅力が感じられないからではないか。 ヘンリー・フォンダという俳優も、この役に合っていなかったと思います。逆に、シャイアン役のジェイソン・ロバーズがかなりの好演。カルディナーレ、ブロンソンとのトリオはところどころユーモラスな味も出ていて、かなりよかった。この3人に比べると、フランクは極悪人という記号でしかありません。そのあたりがバランスが悪かったです。モリコーネの音楽もよかったけれど、全体としてはそれほど高く評価できません。[CS・衛星(字幕)] 6点(2015-04-13 21:12:16)

622.  独眼竜政宗 私はこの手の映画やドラマを見るとき、事実に沿っているかどうかはあまり気にしません。映画は基本的にフィクションだと思っているし、歴史のお勉強ではなく楽しむために見ているのだから、面白ければよし。本作は原作はなく、オリジナルの脚本のようですが、観客を楽しませようとドラマチックな事態を次から次へと繰り出してくるところは評価できます。アクションあり、合戦あり、主人公の葛藤ありと、90分程度の映画としては色々な要素を盛り込んでいて、飽きずに見ることができました。ヒロインはお姫様の大川恵子より、佐久間良子の方がいいポジションを取ってました。その父親が大河内傳次郎だったり、輝宗役が月形龍之介だったりと、それなりに豪華なキャストも見ものでした。[CS・衛星(邦画)] 6点(2015-04-02 20:32:07)

623.  水戸黄門(1978) 《ネタバレ》 テレビの水戸黄門をよく見ていたのは子どもの頃で、当時はご老公=東野英治郎、助さん=里見浩太朗、格さん=横内正という布陣でした。この映画では格さんが大和田伸也に替わっていますが、だいたい私のイメージ通りです。特にご老公の高笑い、やはりあの「カッ、カッ、カッ」というのでなければいけません。 お話の方は思ったよりもまとまっていて、前半のニセ黄門騒動はコミカルな味で楽しめます。遠藤太津朗や稲葉義男もなかなか笑わせてくれます。メインの悪役には安部徹と川合伸旺が登場し、安定感のある悪党ぶりを見せてくれます。 特別出演の三船敏郎は中盤に殺陣があり、最後はおとなしいのですが、やはりレギュラーに花を持たせるためにはしかたがないでしょう。ちなみに映画のためか、助さん格さんも相手を斬りまくっています。 おなじみの面々によるいつものストーリーに(序盤にはちゃんと火事もある)、それなりにリッチなゲストを迎えた楽しめる劇場版でした。[CS・衛星(邦画)] 6点(2015-03-18 20:17:08)《改行有》

624.  暴力脱獄 《ネタバレ》 日本の伝統的な文化が仏教と切り離せないように、欧米の文化の根底にはキリスト教があります。当然映画にもそれが反映されることが多いのですが、宗教的な要素がはっきり示された方が、むしろわかりやすいことがままあると思います。本作のように暗喩にとどめたやり方では、かなりわかりづらくなってしまいます。ということで、どうもピリッとしないという印象でした。 収容所ものとしては、ルークが次第に人気者になっていく前半が面白い。母親の死を知らされて脱走を繰り返すのは、生きる目的を見失ったのか、それとも収容所での生活が外よりも幸せだからなのか。いずれにせよ、後半はそれほど楽しめませんでしたし、“神”に語りかけるあたりも、抽象的で私の理解できる範囲ではありませんでした。[CS・衛星(字幕)] 6点(2015-03-02 20:03:08)《改行有》

625.  帰ってきた若大将 《ネタバレ》 というわけで(どういうわけだ?)帰ってきました、若大将。ただし、ヒロインは草刈正雄版にも出ていた坂口良子。おばあちゃんの飯田蝶子が死去したため、やはり草刈版に出ていた賀原夏子が、代理のような形で出演しています。 お話の方は、あいかわらずといえばあいかわらず。しかしどうも、若大将と純子さんの接近度が弱いように思え、純子さんが嫉妬する展開に違和感を感じます。若大将も恋愛に関しては淡泊なように思えますし。これに対して、青大将は例のごとく。特に後半は、手紙を取り返すドタバタの展開でほとんど主人公なのですが、このシリーズのドタバタの例に洩れず、たいして笑えない。さらに、死ぬだの何だのと、これもあいかわらず幼稚な言動を繰り広げていて、見ている方は疲れます。ただしラスト、純子さんを若大将に譲るという展開では、男気を見せてなかなかいいです。これまでシリーズを見てきた者としては、「恋より友情をとる」という内容で、嬉しくなります。 田能久のメンバーの出番が少ないとか、ほかにも不満はありますが、『若大将対青大将』ではなく、本作でシリーズが終わって本当によかったと思います。それだけでも製作された価値があるでしょう。[CS・衛星(邦画)] 6点(2015-02-16 19:50:51)《改行有》

626.  ショコラ(2000) 《ネタバレ》 ジョセフィーヌが逃げ込んだあたりで「原作者は女性じゃないの?」と思ったのですが、案の定でした。いかにも女性原作という感じの甘いご都合主義。冒頭「むかしむかし」で始まり、北風と共にやって来るなど(メリー・ポピンズかいな)、メルヘン調の要素があるのですが、どうもそれをある種の「逃げ」に使っている感じ。メルヘン調だからご都合主義が許されるというわけでもないでしょう。旧弊で閉鎖的な村を変えていくというのは必ずしも悪くないですし(ただし、全面的に肯定するわけでもありません)、特に最後の神父様のお説教は普遍性があり、大変よいと感じました。しかし、その芯を包むパーツが好ましくない。嫌な亭主は出て行き、ラスボスである伯爵は改心し、すばらしい恋人にも巡り会い、何よりも放浪の宿命から解放される。特にこの最後のところが、最高に(最低に?)がっかりです。[CS・衛星(字幕)] 6点(2015-02-09 22:03:21)

627.  俺の空だぜ!若大将 《ネタバレ》 今回は、若大将が青大将の部下という設定。マンション建築の土地買収でモーレツ社員の若大将が奮闘するのですが、ここでの伴淳三郎とのやりとりは面白い。しかし登場するのは前半だけで、マンションの件もまったく出てこなくなるといういいかげんぶり。後半はもっぱら若大将と節子をめぐる恋の騒動で、これには社長令嬢の英子(応蘭芳)や、大学の後輩・太田たちがからんできます。6人で(?)デートを楽しむ場面は音楽もあって楽しめました。ただ、その後はややドタバタした展開で、話の進み方が強引にも思えました。 このシリーズ、前作から製作が東京映画で東宝は配給のみに。また、大矢茂を2代目若大将にしようと画策しているようで、前作はそれほどでもなかったのですが、今回は準主役格で出番も多いです。それに合わせて節子さんの妹・敏子(松村幸子)もサブヒロイン的に登場し、画面的には華やかでした。ただし前半と後半で話の方向が違ってきているので、全体的には散漫という印象です。小谷監督の演出は、なかなかがんばっていたのではないでしょうか。[CS・衛星(邦画)] 6点(2015-01-31 16:16:02)《改行有》

628.  地平線から来た男 《ネタバレ》 『夕陽に立つ保安官』の姉妹編。後発のためか、こちらの方が人物関係が複雑で、シンプルでわかりやすかった前作よりはやや落ちるか。ヒロインのスザンヌ・プレシェットも、無駄に騒ぎすぎ。しかしこの方、こんな役もやってたんですね。あまりイメージとは合わない気が……。 それはともかく、本作のミソは主役のジェームズ・ガーナーが一度も銃を撃たないということでしょう。おかげで最後まで、実はやり手なのか、あるいは本当に口だけなのか、よくわからないという寸法。こちらの方が、はっきり凄腕であるとわかっているより面白い。最後のメイのセリフ「俺はマカロニウェスタンのヒーローだぜ!」というのは、正統派の西部劇が衰退し、マカロニが人気になっていた時代を象徴する、ほとんど自虐的なギャグなんでしょうね。本編よりも、そのあたりの方が面白かったりします。[CS・衛星(字幕)] 6点(2015-01-02 22:12:52)《改行有》

629.  夕陽に立つ保安官 ふざけたことを真面目にやってる楽しい西部劇。ただし、それ以上の魅力は感じませんでした。主人公がもう少し「できない」奴だったら、もっと面白かったのに。[CS・衛星(字幕)] 6点(2015-01-01 16:22:00)

630.  ガメラ3 邪神<イリス>覚醒 《ネタバレ》 なかなか深いですねぇ。たとえばこんな見方ができるかも。 前々作が封切られた1995年は、阪神・淡路大震災が起こった年でした。しかも震災発生から2ヶ月足らずという、まだまだ記憶に新しい時機での公開。製作側としてはそれに対して思うところがあり、それが本作に表れたような気がします。 もともと怪獣というのは、自然にたとえられることがあります。このシリーズでのガメラは人工的に作り出されたもののようですが、時として人間の味方となり、恵みをもたらすかと思えば、大きな災害を引き起こすこともあるというのは、自然そのものでしょう。そして人間は、荒ぶる自然に打たれたとしても、ふたたび立ち上がろうとする、生きることをあきらめない。龍成君がイリスに立ち向かったのも、その行為自体が重要なのであって、結果は二の次なのでしょう。怪獣映画といえば「破壊」がモチーフですが、その点本作では、逆に建設的な未来志向が根底に流れているようです。 というのはもちろんひとつの側面で、これ以外にも「怪獣よりも、それを作り出した人間の方が恐ろしい」という古典的なテーマや、心を閉ざした少女と「世界」との関わりなどが扱われ、それらを(かなり力業ながら)一応それらしくまとめてしまったところは評価できます。が、一方で浅倉・倉田の存在が完全に浮いてしまっていて(そもそもどういう人物なのか詳細不明という、このシリーズらしからぬ不明瞭さ)、ストーリー的には持って回ったような部分もあり、明快さに欠けます。ただし明快さに欠けるのが、狙いだとも思えますが……。あと、仲間由紀恵の場面は、申し訳ないけどギャグにしか見えません。というかあそこは、『ジョーズ』のパロディのつもりなんでしょうか。 ガメラとイリスの戦いは、空中戦はよいものの、地上に降りてからはちょっと地味。これも、怪獣の戦い自体が眼目ではないといえば言えるんですが。渋谷でのギャオスとの戦いは、非常によくできていました。(しかしこれ、どう考えても「冒頭」に出てこないでしょう。このシーンを「冒頭」と書いている人が多いようですが、「冒頭」の意味をわかって使ってるんでしょうか。) そんなこんなで、全体の印象としては今一歩ですが、見終わってからあれこれ考えさせるという点では、シリーズ随一。いちばんの「問題作」かもしれません。[CS・衛星(邦画)] 6点(2014-12-29 18:11:28)《改行有》

631.  リオの若大将 《ネタバレ》 若大将もいよいよ大学を卒業。その記念ということなのか、特別出演の今東光をはじめ、 宮口精二・中村伸郎におなじみ左卜全と、なかなか見せるキャスティング。中尾ミエはサブヒロインとしてはいまいちですが、久保明がなかなかいいポジションを占めています。 本作でのスミちゃんは、今までとちょっと違って大人っぽい印象。落ち着きも感じられて、星由里子さんの魅力が存分に出ていたと思います。あと一番面白かったのは、青大将がカンニングしようとしている時、江口のところに照子が来るところですね。かなり笑わせてもらいました。ゼロックスのコピーが登場したり(セルフサービスではなく、店員がコピーしてくれるというのが興味深い)、サイケなシーンがあったりと、風俗的な見どころもありました。 残念だったのは、観光気分でリオの名所を巡っていくわけですが、これがメリハリもなくダラダラとしていて、本編ともまったく関係ないので、かなり飽きてしまいました。若大将と現地の子供とのセッションも、楽しいけれどあらずもがな。観光関係はバッサリ切った方が、時間も短くなって引き締まったと思います。 あと、若大将の歌はこのところそれほど惹かれるものはなかったのですが、今回の「ある日渚に」は、なかなかよかったと思います。やはり卒業ということで、力が入ったのでしょうか。[CS・衛星(邦画)] 6点(2014-12-22 20:52:18)《改行有》

632.  ゴジラ(1984) 《ネタバレ》 公開当時から、かなり評判は悪かったですね。まああの時はチャンピオンまつりの反動から「悪のゴジラ」が期待されていたので、その点からするとやはり物足りないです。本作でのゴジラは、エネルギー補給のために原潜や原発を襲ったり、帰巣本能を利用して三原山に誘導されたりと、生物的な側面が出ています。いわばモンスターではなくクリーチャーとして描かれているわけで、そのあたりも従来のゴジラ像と異なっていたと思います。 ドラマ的には「もしゴジラが現れたら」というシミュレーション・ムービーという発想で作られていて、その点は高く評価されてもいいと思います。その割には、スーパーXのような超兵器が登場していて、違和感を感じるのですが。また、政府側と牧たち民間人との描きわけ・コンビネーションもうまくいっていなかったと思います。 本作の最大の欠点は、とにかくテンポが悪いこと。全体としてもっさりとした印象を受け、緊張感もありません。核ミサイルが迫って避難命令が出たはずなのに、ゴジラのまわりに群衆がいるとか、わけがわかりません。また、パニック映画の要素もあるようですが、そのあたりの段取り(宅麻伸のヘリの場面や、そのあとの崩壊しそうなビルからの脱出)も悪い。しかし一番ひどいのは、出なくてもまったく関係のない浮浪者。このあたり、「映画会社の思惑」が透けて見えすぎて、観客としては白けるしかありません。 ということで、アイデアはいいと思うのですが、どうも映画製作側のノウハウが、それを表現できるだけのものではなかったという気がします。しかしまあ、今でもそれほど低くは評価できない作ですね。内容自体は好きなもんで。[CS・衛星(邦画)] 6点(2014-11-29 10:45:25)(良:1票) 《改行有》

633.  アルプスの若大将 《ネタバレ》 冒頭、スキーをしたあと歌う若大将が延々と映し出されます。これだけ見れば、加山雄三のプライベートフィルムと言ってもおかしくない。ヨーロッパの観光地巡りなども、よく見ればドキュメンタリーっぽい作りなのですが、それがドラマとあまり相容れないです。若大将が歌うのはいつものことですが、今回は脈絡もなく歌いすぎという気がしてきました。見ているこちらが飽きてきたのかもしれませんが。後半のスキーの場面では、空撮でずっと追っていくのは面白いのですが、どうしても単調にならざるを得ません。スミちゃんのライバル2人は出番が少ないし、松原光子はちょっと華がない。ということでマイナス面も多いのですが、いつものパターンなのでそれなりに楽しめます。よかったのは、赤田を出して青大将がスミちゃんを襲わないようにしたことと、前作に続き、スミちゃんが自ら身を引く展開にしたこと。こうする方が、最後への流れがうまくいっていると思います。ただし前半のスミちゃんは、同じ人が監督した作品と同じく、わがまま勝手ぶりが目立ってこれも残念でした。[CS・衛星(邦画)] 6点(2014-11-22 16:54:21)

634.  風雲児 織田信長 《ネタバレ》 全体は大きく3つに分かれていて、最初は平手政秀の自害まで、次が斎藤道三との会見、それ以降は桶狭間の合戦。やはり前半2つのエピソードがいいです。錦之介と月形龍之介・進藤英太郎とのやりとりが見もの。今川義元役の柳永二郎とは、からみがないですから……。それに、どうも後半は間延びした感じで、あまり面白味が感じられませんでした。お話の方は特にコメントするほどでもなく、役者の芝居を楽しむ映画でしょう。濃姫役の香川京子はとても奇麗なんですが、むしろ奇麗すぎ。蝮の娘らしい気の強いところを期待したのですが、それは感じられませんでした。[CS・衛星(邦画)] 6点(2014-11-19 21:46:57)

635.  十三人の刺客(1963) 《ネタバレ》 私もセリフが聞こえにくいところが残念でした。まあ、十三人もいると最初から全員にスポットを当てるのは期待していませんが、それにしても本当にどうでもいいような刺客もいましたねぇ。ほとんど区別がつかないのは、どうかと思います。 物語としては、「戦がなくなった時代の侍」を登場させ、それによって逆に侍のあり方や武士道を描く部分もあったのかもしれませんが、印象が弱い。戦いは全般的にリアルですが、どうもダラダラと長く続いたという気がします。舞台となる宿場の地理が全くわからず、今映っている場面がどのあたりなのか見当がつかないというのも、見ていて面白味が少ない。結局、物語もアクションも中途半端でした。 いちばんの見どころは豪華俳優陣で、特に千恵蔵VS内田良平はよかったと思います。アラカンの助演ぶりもおみごとですが、月形龍之介がいいところを占めていたと思います。西村晃もインパクトがありました。[CS・衛星(邦画)] 6点(2014-11-10 19:26:08)《改行有》

636.  お熱いのがお好き 《ネタバレ》 ビリー・ワイルダーの作品って評判ほど笑えないものも少なくないのですが、これもそのクチ。当時はジャック・レモンが女装してるだけで大受けだったんでしょうけど。今見るとモノクロというのが致命的で、これは色々な意味でカラーでなければいけない映画ではなかろうかと思います。相手をだましてきたのにハッピーエンドとなるのも、好みに合いません。[CS・衛星(字幕)] 6点(2014-11-08 11:08:29)

637.  ボッカチオ'70 《ネタバレ》 基本的に、この手の話ってあんまり好みじゃないんですよね。つまらないというわけではありませんが。 印象的だったのは2話・4話。2話はお堅い人たちを揶揄しているバカバカしい話かと思っていたのですが、看板のモデルとの妄想あたりから雰囲気が変わってきて、かえってつまらなくなってしまいました。ミニチュアセットはよくできていたと思います。4話がいちばん楽しめました。あの若い男は物語の展開上必要なのでしょうが、演じている俳優のためか、あまり魅力的に感じられません。ソフィア・ローレンがなびくぐらいだから、もっといい男でないとね。しかし、彼女の仕事仲間の奥さんやクジに当たっちゃう気の弱そうなおじさんなど、それ以外の人物はなかなか魅力的でした。 1本約50分程度ですから、1時間ドラマを一ヶ月分続けて見たような案配ですね。そのせいか、長さの割にはボリューム感とか重厚さとかを感じませんでした。そもそも題材がそういう種類のものだと思いますし。[CS・衛星(字幕)] 6点(2014-11-04 21:00:51)《改行有》

638.  クロムウェル~英国王への挑戦~ 歴史物なので当然そのあたりの知識があった方が楽しめるでしょうが、なくてもそれなりに観られそうです。ただ、時代背景に関する説明は、ほとんどありません。 邦題はクロムウェルですが、内容的にはむしろフェアファックスが中心で、彼から見た清教徒革命とクロムウェルといった感じです。クロムウェルについては一応ニュートラルな立場をとっているようですが、後半はやや悪役じみた描き方をしています。 特に前半は話の進行が早く、飽きたりすることはありませんでしたが、筋を追うのが中心で人物描写に深みが欠ける気がしました。いわゆる「重厚さに欠ける」というやつです。原題が"To Kill a King"ですが、この"King"にクロムウェルも掛けているようなところもあり、そのあたりは興味深かったです。[CS・衛星(字幕)] 6点(2014-10-12 18:10:48)《改行有》

639.  赤い夕陽の渡り鳥 《ネタバレ》 NHKでの放送順が変則的で、これを3番目に見たのですが、あまり影響はないでしょう。どれも似たような話ですから。とはいえ、前作に続いて「もうひとりの殺し屋」が登場。途中で伸次が生死不明になるというのは、変化をつけようということでしょう。そういえば、宍戸錠も途中で行方不明になったりします。黒幕の大坂志郎が裏切られて悪党になりきれないというのも新しいパターンで、俳優の個性を生かした展開でした。白木マリの恋愛話とか、いろいろ味付けを変えようという工夫が目立ちます。ただ、基本的な話はあいかわらずなので、効果がないといえばないのですが。[CS・衛星(邦画)] 6点(2014-09-22 22:37:29)

640.  舞妓はレディ 《ネタバレ》 周防監督、京都が舞台だからということで薄味にしたんでしょうか(?)。そこそこいいんだけど、ちょっと物足りない。 おそらくいちばんの原因は、主要人物全員に歌や踊りの見せ場を作ったためでしょう。それだけでかなり印象が分散してしまいます。歌と踊りそのものはけっこうよかったのですが。皆さんおっしゃるように大原櫻子のシーンは秀逸だし、草刈・高嶋の知恩院の場面も楽しい。なにより主役の上白石萌音ちゃんがかなり頑張ってました。 ストーリー的にも、舞妓修行一本に絞らずちょっとした話があれこれありましたが、あらずもがなという気もします。そもそも舞妓修行自体もテレビのドキュメンタリーでもありましたし、題材として珍しいものでもない。本作では訛りを直すというのが大きなポイントなわけですが、通常の修行よりも重点を置いている割には、やはりインパクトが弱い。あとこういう物語では、人間としての成長を描くのも常道です。本作では終盤、大学の研究室の場面がそれに当てられているのでしょうが、これももっとパンチを効かせてほしかったところ。最後に岸部一徳との会話もありますが、これは歌や踊りのついでみたいになってしまいましたしね。 ということで、あれもこれもと詰め込んだあげく、どこにもポイントを絞りきれなかったという感じです。なんか、一本通った筋のようなものが欠けている気がするんです。それなりに楽しい作ではありましたが。あくまでそれなりで。[映画館(邦画)] 6点(2014-09-19 21:42:58)《改行有》

020.20%
100.00%
200.00%
310.10%
4323.20%
513213.20%
630230.20%
733333.30%
814014.00%
9414.10%
10171.70%

全部

Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS