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プロフィール
コメント数 1000
性別 男性
年齢 60歳
自己紹介 レビュー数が1000に達したということで、活動を停止します。(今のところ)仕事がひじょうに忙しいので、映画を楽しむゆとりがありません。落ち着いたら再開するかもしれませんが、とりあえず未定です。

皆さま、ありがとうございました。縁があったらまたお会いしましょう。

※変更要望は出すかもしれません。

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681.  天平の甍 《ネタバレ》 長いけれど、見ごたえがありました。問題は、鑑真がそれほどまでして日本に渡ろうとする理由がよくわからないことですが……。それほど当時の日本は、仏教国として遅れていたということなのでしょう。留学僧それぞれのドラマが描かれていたのはよかったです。中では業行の末路はインパクトが強かった。あれはやはり、海南島の寺に教典を納めたのに、それを憤ったことへの仏罰ということになるんでしょうね。鑑真役の田村高廣が、常に冷静にして高潔な高僧を演じて、はまり役でした。成功のキャスティングです。ロマンスをほのかに味付けしたのも好感が持てます。[CS・衛星(邦画)] 7点(2012-03-03 11:42:32)

682.  安城家の舞踏会 《ネタバレ》 これはよかったです。華族という階級が消滅してしまい、今後どうするのか。意地やプライドやメンツが交錯して家族が対立しているわけですが、最終的には同じ決定に収斂されていく。そこに至るそれぞれの思いの変化が時に繊細に、あるいは大胆に描かれていたと思います。それぞれのドラマに見ごたえがあります。中では達観したかのような森雅之の長男が印象的でした。まあ、全員がハッピーエンドというのが弱いという気もしますが、元華族の人も見るということを考えると、やはり希望をもたせた終わり方をするしかないのでしょうね。それにしても、終戦後一年あまりでよくあれだけのセットと衣装を用意できたものです。当時の映画人の情熱を伝えるという点でも貴重でしょう。[CS・衛星(邦画)] 8点(2012-03-02 20:48:31)

683.  誰が為に鐘は鳴る 《ネタバレ》 ワールドプレミア上映版で鑑賞。本作も時代背景がよくわからないのでレビューするのが申し訳ないような気もするのですが、劇中で語られたところによると、第二次世界大戦における枢軸国と連合国の「代理戦争」のようなものでしょうか。一応アメリカには、「独裁政権を倒す」という大義名分があるようですが。 お話の方ですが、前半はぐだぐだしていてあまり進まず、面白味が感じられません。各人物の性格描写もそれほど深く突っ込んでいるとは思えませんし。ピラーを除いて、いわゆる「キャラ立ち」している人物が見あたりません。仲間割れするのかしないのか、その辺もどっちつかずです。休憩を挟んだ後半は、一応戦闘場面など見せるところもありますが、やはり展開がボロボロなので高く評価はできません。 作中マリアに対する酷い仕打ちが語られますが、実はそれを行ったのはパブロと同じ国の人間です。どうもこのあたりに、ある種の偏見があるような気がして、やはり好きになれないところです。最後主人公は犬死にするわけですが、それにしては描き方がヒロイックすぎる。製作された時期を考えれば仕方がないのかもしれません。もし今リメイクされるとしたら、もっと突き放した、この戦争そのものに対する疑問を抱かせるような作品になるかもしれません。[CS・衛星(字幕)] 5点(2012-02-23 18:51:56)《改行有》

684.  無法松の一生(1958) 《ネタバレ》 エピソードを連ねた構成なので、途中でちょっと飽きてしまいました。テレビドラマ向きの題材でしょう。作品としては優れていると思います。ポスターの使い方などうまいです。三船敏郎の「野性的でありながらシャイ」というキャラクターが生きています。ただ、高峰秀子はベストな配役だったかどうか……。最後の泣き崩れるところはさすがにすばらしいので、そのための出演だったのかな?[CS・衛星(邦画)] 7点(2012-02-22 23:05:26)

685.  かもめ食堂 テレビドラマ『すいか』が大好きなので、以前から気になってはいた映画でした。実際に見てみると、当然ながら木皿泉の世界とはかなり違う。どこかほっこりしたところは共通してますが、こちらはなんといっても説教くさくない(笑)。気楽に見られます。昔、NHKで佐々木昭一郎という人が海外で生活する日本人を主人公にしたドラマを作っていましたが、どちらかというとそっちに近いでしょうか。もちろん、そのドラマほど芸術を気取っていることもなく、素直な作りという印象。 しかし逆に言うと、インパクトに欠ける。どちらかというと「ながら見」に向いていて、真剣に向き合うという気にさせられない。何度も見返そうという気にもならない。そういうたぐいの映画でした。 まあ、シナモンロールは食べたくなったかな。[CS・衛星(邦画)] 6点(2012-02-22 22:45:20)(良:1票) 《改行有》

686.  愛染かつら 総集編 《ネタバレ》 総集編ということで心配したのですが、とりあえずストーリーは追えました。ただし細かいところが飛ばされていて、かつ枝がいつの間にか引っ越したり病院を辞めていたりするのは不自然に思えます。お話としては案外楽しめましたが、深みはない。ご都合主義の展開もありますし。しかし娯楽作品としては成功していると思います。 ところで映画データベースのサイトによると、桑野通子演ずる中田未知子は前後篇には名前が見えません。ということは、これは完結編までの総集編なのか、それとも出ていたけれどサイトのリストから漏れているだけなのか。このあたりがよくわかりません。[CS・衛星(邦画)] 6点(2012-02-21 11:02:32)《改行有》

687.  真実一路 《ネタバレ》 なかなか深い作品と見ました。自分の真実を貫けば、他人に迷惑を及ぼすことは避けられません。普通の人は現実と折り合いをつけて生きていくわけですが、自分を偽るとやはり不幸になることもある。ならばどう生きるのか。深すぎて私などには底が見えない話ですが、人が生きていくことの核心を問うような内容です。しかしそれだけに、やや食い足りない感じもしました。素香おじさんがひょうひょうとしていて面白いと思ったら、多々良純さんでしたか。テレビでしか見たことがなかったので、イメージと違い驚きました。[CS・衛星(邦画)] 7点(2012-02-09 20:47:18)

688.  キリング・フィールド 《ネタバレ》 よくやったと思います。実話を元にしているということで映画もドキュメンタリー・タッチ。大量のエキストラや大道具・小道具を動員しての同時進行撮影は、見ごたえがありました。内容としては、前半シドニーとプランの友情を軸に進行しているのですが、2人が別れてからは主にプランの見聞したカンボジアの情勢が中心となります。このため友情物語という側面は薄くなり、せっかく最後に再会しても、付け足しという感じになってしまいました。「イマジン」を使ったのは失笑もの。 そのカンボジアでのクメール・ルージュの残虐行為についてはしっかり描かれ迫力もありましたが、一方アメリカ批判の方は出てくるものの、時間的に少ないし訴えるものも少ない。これは、アメリカ批判が言葉だけで語られることが多いのに対し、クメール・ルージュの行いは画で見せることもあるのでしょう。当時のカンボジアでの行為を明らかにしたとはいえ、この点不満が残ります。物語の展開も含め、全体としてバランスがよくないと感じました。しかし見るべき点も多く、良作であることは間違いないでしょう。[CS・衛星(字幕)] 7点(2012-01-29 20:55:03)《改行有》

689.  兄とその妹(1939) 《ネタバレ》 お洒落でモダン。女声合唱のタイトル音楽が、それを象徴しているように思います。主舞台となる間宮家は、戦前のことゆえ日本家屋で和服の生活ですが、洋装の妹・文子が思いっきりモダンな要素となっていて、三宅邦子の義姉と好対照になっています。兄も含め、それぞれを思いやる三人の心の機微がよく描かれていたと思います。特に、文子役の桑野通子が素敵でした。前半は大きな事件がなく、状況説明や伏線とはいえ、やや間延びした印象となったのが残念でした。よく言えば、伸び伸びしているのですが。 最後に大陸に渡るというのも、その後の経緯を知っているだけに、めでたしめでたしとは思えず、尻切れトンボな思いが残りました。間宮家はけっこう裕福な家庭のようでしたが、そうした層の方が現地の情勢についてうとかったのかもしれません。まあ、当時のスタッフがこの最後になにを託していたかというのは、私にはうかがい知ることはできませんが……。 ちなみに、文子が同窓生とウェルナーの「野ばら」を歌う場面があるのですが、詞が現在一般に知られている近藤朔風の訳詞ではありません。誰の訳なのでしょう。[CS・衛星(邦画)] 7点(2012-01-24 20:39:14)《改行有》

690.  羅生門(1950) 《ネタバレ》 ストーリーとしては、原作にかなわないですね。これはやはり、真相がわからないから面白いのであって、目撃者がいたのでは興ざめ。しかもそこから、なにやら教訓めいた結論を出しているのもよくなかった。原作にないため、付け足しという感じが強いです。監督としてはこれが言いたかったのでしょうが、どうも俗っぽいという気がします。 逆に映像の方は、すばらしかったと思います。どちらかというと、映像を鑑賞する映画ではないでしょうか。海外で高く評価されたのもうなずけます。早坂文雄もあいかわらずいい仕事をしています。それだけに、強引に(と思える)「いいお話」に持っていったのが残念でした。[CS・衛星(邦画)] 7点(2012-01-17 20:35:02)《改行有》

691.  君の名は(1953) 《ネタバレ》 いやあ、相当イライラさせられました。主人公2人はたいして動かない代わり、まわりがうるさいことこの上なし。誰が主役かわからないくらいです。綾とか真知子の夫とか、目立ちすぎでしょう。 これはもしかしたら、映画化したのが間違いだったのかもしれません。ラジオの連続ドラマであれば、続きが気になってのめり込めるのかもしれません。しかし映画ではトントンと話が進むし、同じようなことをダラダラと続けているばかりで、飽きてしまいました。春樹の姉の話とか中途半端もいいところですが、あれは第二部以降に展開があるのでしょうね。まあ、別にどうでもいいですが……。 音楽(主題歌)がいいのと、円谷英二の特撮が見られたので、おまけで+1点。[CS・衛星(邦画)] 6点(2012-01-10 21:48:50)《改行有》

692.  関の彌太ッぺ(1963) 《ネタバレ》 彌太郎、かっこいいですね。でもかっこよすぎて、現実と思えない。木村功の森介も、落ちぶれたとはいえ十年後の豹変ぶりは解せません。ああいう性格なら、五十両もの大金を手にしたなら猫ばばして然るべきでは。ご都合主義に思えます。[CS・衛星(邦画)] 6点(2012-01-07 22:35:26)

693.  男はつらいよ 《ネタバレ》 このシリーズ、公開時には1作(『寅次郎と殿様』)しか見たことがなく、本作も初見ですが、かなりよかったです。寅さんって、ヤクザな家業をしているためか、やや世間の常識からズレたところがある。その一方で、人として大切にしなければいけないものも持っている。そのバランスが絶妙です。非常識すぎると単なるお荷物だし、優等生すぎると笑いがとれないでしょう。笑って泣けるのは、寅さんの絶妙なキャラクターがあってこそだということが、よくわかりました。 話は前半さくらの結婚が中心で、その分寅さんの恋話に割かれる時間が少なく、失恋するのも唐突に感じられたことが残念でした。しかし、光本幸子さんはたおやかなお嬢様風で素敵でした。ところで、あのビニール製の鹿の人形は、子供の頃私も持っていたような気がします。というか、あれと一緒に撮った写真があったと思ったのですが、昔の写真は今いずこ……。 印象的だったのは、寅さんが登を追いやったあと、泣きながらラーメンをすするところ。それを後ろで見ている女店員をしっかりフレームに入れているのが、面白いです。[CS・衛星(邦画)] 9点(2012-01-05 16:37:14)《改行有》

694.  浮雲(1955) 《ネタバレ》 元日から成瀬巳喜男監督作品を4本見ましたが、中ではこれがいちばんつまらなかった。ゆき子がなぜ富岡にこだわるのかわからない。劇中富岡が「ほかにも女はいる」と言いますが、それならほかにも男はいるはず。と思っていたら、Wikipediaの記事で見つけました。成瀬監督によると、「身体の相性が良かったから」とのこと。そういえば、2人は東京で再会したあと、連れ込み宿に行っていました。あれが伏線になっていたとは、こちらの不明でした。あからさまに描かないところはさすがですが、やはりあまりピンと来ませんねぇ。 それを挽回すべく(?)知ったようなことを書くならば、富岡は出会った女性を皆不幸にする、ある種破滅型の人間のようです。ゆき子も同じタイプのように思われるので、この2人が別れられないのは腐れ縁というか、ほとんど運命のなのかもしれません。それでも富岡はまっとうな人間になろうとして屋久島に渡り、ゆき子もついて行くわけですが、結局破滅型の人生からは逃れられなかった、ということになるのでしょうか。戦後まもなくの日本が舞台というのも関係ありそうです。そう考えるとなかなかたいした映画ですが、つまらなかったものは仕方がない。主人公に共感できない点でダメでしょう。斎藤一郎の音楽は効果的でしたが。[CS・衛星(邦画)] 5点(2012-01-05 16:29:19)《改行有》

695.  おかあさん(1952) 《ネタバレ》 さまざまな困難にめげず前を向いて生きてゆく親子……という、なかなかの良作でした。兄や父が死んでしまうのに、けっこう笑いをとる場面があったのもよかったです。そういう点では、小さい子と岡田英次が楽しい。それはともかく、家族間の微妙な心理の綾を繊細に描いていたと思います。音楽はあいかわらず素敵。 しかし本作では、やはり香川京子が光っています。そのお茶目っぷりも、家族を思いやる気持ちも、母が再婚するのではという悲しみも、どれもこれも魅力を感じさせます。田中絹代のおかあさんもすばらしいわけですが、娘がこれほど魅力的でなかったら、必ずしも傑作たり得なかったのではと思われます。すべてがあるべきところにキッチリはまっているという感じ。家族の絆、そして旅立ちを描いたということを考えると、震災後の日本人に必要とされるのは、このような映画かもしれません。[CS・衛星(邦画)] 8点(2012-01-05 16:28:52)《改行有》

696.  稲妻(1952) 《ネタバレ》 『めし』は駄目だったが、これはよかった。父親の違う兄妹が入り乱れてゴチャゴチャなのですが、主人公の清子がすがすがしいので、気分が悪くなることもなく見られました。清子とはよく名付けたものです。次姉三浦光子の存在も大きい。彼女がいるから、人物間のバランスがよくとれているのだと思います。金をたかって喧嘩ばかりしているきょうだいでは、こちらもしんどくなりますから。 現状を変えようと下宿した清子。お隣の根上淳・香川京子兄妹が、それまでのきょうだいへのアンチテーゼとして生きています。ピアノの使い方がみごとで、斎藤一郎の音楽は最高。後味もさわやかで、清子の人間的成長が端的に表されているようです。当時の東京の街並みが見られるのも嬉しい。[地上波(邦画)] 8点(2012-01-03 20:35:46)《改行有》

697.  めし 評価が高いようですが、それほどでもなかったです。特に最後はそれでいいのか? と思います。ドラマとしては十分見られますが、どうも私はこういう夫婦間の心理の綾にうといようで……。ユーモアもあって面白いし、当時の大阪の風景を知ることもできて良いのですが、あまり引き込まれる話ではなかった。小林桂樹が、出番は少ないながら光っていました。[CS・衛星(邦画)] 6点(2012-01-02 19:17:48)

698.  愛情物語(1956) 《ネタバレ》 いかにも“古き佳きアメリカ”という雰囲気ですね。一代記なので、今なら連続ドラマ向けの題材でしょう。話の進行が早いこと。映画としては夫婦や親子の情愛を狙っているのでしょうが、個人的には「音楽の持つ力」を再認識させられました。そういう意味で、戦争中に子供とピアノを弾くシーンがもっとも印象に残っています。ファミリー映画としては、まあ普通でしょうか。[CS・衛星(字幕)] 7点(2011-12-31 11:02:18)

699.  若い人(1962) 教師と生徒が共に成長していく姿を描いたということで、「若い人」というタイトルは言い得て妙。前半はまあ見られますが、後半人物関係も含めグチャグチャになってしまい、ついていけませんでした。脇役にいい人が多かっただけに残念。[地上波(邦画)] 5点(2011-12-27 17:54:56)

700.  楢山節考(1958) 《ネタバレ》 これはまたすごい映画を見ました。広大なセットを使った舞台劇風の作り。場面転換も舞台を彷彿とさせながら、映画ならではの表現を用いています。BGMに長唄を使ったのも効果的でした。照明もすばらしく、特に赤の使い方がうまい。ということで、監督の技巧が光る作品です。物語の方は、姥捨に対する各人の異なる思いを重層的に描いているのも見ごたえがありました。 これだけでも上出来なのですが、本作の真骨頂は最後の大転換でしょう。セットからいきなりロケ(現代の機関車)映像となり、最後に姨捨(おばすて)駅が映されて終わり。この部分だけわざわざモノクロで撮影されています。それまでセットを使い、観客の現実とは離れた、作り物めいた世界で物語が展開していたのですが、ここで一転、観客とつながった現実世界が現れます。過去と現在・虚構と現実・閉じた世界と開けた世界・カラーと白黒という対比を持たせながら、両者が地続きであるということを端的に表した、実にあざやかな、そして簡潔な幕切れでした(もちろん、こんなところに台詞はありません)。ここまでやられると、素直に参りましたと言うほかないですね。このように、木下監督の映像技術が存分に発揮されています。正直、物語よりもそちらの方に目を奪われました。でもこのテクニックだけでも、一見の価値はあるでしょう。[CS・衛星(邦画)] 9点(2011-12-26 20:15:52)《改行有》

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