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701.  長い灰色の線 《ネタバレ》 ジョン・フォード監督と言えば西部劇というのが一般的な意見かもしれないが、こういうヒューマニズム溢れる優しさいっぱいの人間ドラマを撮っても上手い監督である。これはその上手さを見せてくれている素晴らしき映画である。タイロン・パワーが隊長に殴られるシーンをその後、後輩に対して真似しようとして、殴られる下りの可笑しさ、モーリン・オハラとの喧嘩も何故か楽しい。一方で二人が結婚し、子供にも恵まれる。一見、どこにでもあるような普通の生活をと思わせるものの、そうはいかない。戦争により身近な人達も死ぬ。波乱に満ちた一人の男の人生の中に見える優しさ、希望に満ちたラストの大行進、最後に亡くなった人達が現れて一緒に挨拶するシーンには目頭が熱くなり、ジョン・フォード監督らしい人間的な演出で見せてくれる。これほどの傑作なのに、見た人が少ないのかな?たった三人って?もっと多くの人にこの映画の素晴らしさを私は訴えたく書かせてもらうことにした。ジョン・フォード監督の西部劇の中に埋もれてしまっているような気がして何とも残念である。とにかく声に出して言いたい。ジョン・フォード監督が何故、多くの監督に尊敬されるか?映画ファンの間にもファンが多いのか?これを見れば納得するはずである。ジョン・フォード監督だからこそ描ける人間ドラマの傑作!であると共にジョン・フォード監督にしか描けないそんな映画でもある。[DVD(吹替)] 9点(2009-11-25 21:41:17)(良:1票)

702.  教授と美女 《ネタバレ》 やっと念願叶った。どうしても見たいけど、近所のレンタル屋さんにはどこを探してもない。DVDで発売してるの見つけて買ってきた。凄い。凄い。とにかく面白い。面白い。面白いだけでなくて、愛しくてたまらん。まずは何と言ってもバーバラ・スタンウィックが素晴らしい。なんて色気、何て可愛さ、こりゃあ、男なら誰しも一度、見ただけでイチコロ間違いなし!あの老人達が全員、元気になれるのも納得です。コメディとはこうあるべきという答えがこの映画の中にあるような気がしてならない。ただ単純に笑うだけがコメデイでないというものをこの映画は見せてくれているし、教えてくれている。魅力的な人物と会話による楽しさ、冒頭の公園のシーンから始まり、ギャングの女でありながら教授である一人の紳士に惚れられ、そして、惚れてまうバーバラ・スタンウィックの見事なダンスに乗って同じく踊る七人の老人達の姿に見ているだけで物凄い幸福感を覚える。あの老人達の気持ちが解りすぎるぐらいよく解る。あぁぁぁぁ~もう、この幸せ、映画を観ることの喜び、これだから昔の映画を観るのが止められなくなる。ゲイリー・クーパーのお茶目ぷりも楽しい。全てにおいて、楽しくて、楽しくて、この幸せを一人でも多くの方に分けてやりたい。もう、文句なし満点![DVD(字幕)] 10点(2009-11-24 21:42:14)

703.  世界中がアイ・ラヴ・ユー これはウディ・アレンからの世界中の人達への世の中、嫌な人もいれば、嫌なこともある。それでも歌って踊って、忘れようじゃないか!て感じのメッセージとでも言うべき映画ではないだろうか!世界中でアイ・ラヴ・ユーとタイトルにあるようにそう言えるような世界になることを期待したい。[ビデオ(字幕)] 7点(2009-11-23 21:07:34)(良:1票)

704.  我輩はカモである 《ネタバレ》 何というアホぶり、何というふざけた作品、戦争なんかどこ行く風かというような滅茶苦茶さこそがこの作品の一番の魅力である。鏡に向って飛んで行く。そして、壊れた鏡の向こうで繰り広げられる三人のやりとり、同じ姿で同じ動きでそこに鏡が存在しているような芸、この馬鹿馬鹿しさ、戦争が始まってもマイペースを崩さないマルクス兄弟、放たれた銃がお尻に当るギャグ、壺を被ってしまい、頭から抜けなくなってしまったグルーチョ、そのグルーチョの顔の落書きも余りにも馬鹿馬鹿し過ぎて、笑ってしまう。こりゃ、笑わずにはいられない。全てにおいて、ナンセンス、笑いのためならどんなものでも笑いのネタにしてしまうマルクス兄弟、ドリフターズはこの兄弟の影響を間違いなく受けている。[DVD(字幕)] 9点(2009-11-22 17:53:17)

705.  ゴッド・ギャンブラー 《ネタバレ》 何か物凄い強引な持っていき方、盛り上げ方といでも言うのかなあ?いかにも香港映画って感じが充満している。それはそれで悪くはないし、むしろ、この場合だとそれで良いのだろう!と思って観るのが一番であろう!それにしてもあのサイコロの勝負、まさか、あんな勝ち方するとは、サイコロ割ってそれで勝ちなんて、おいおい!チョウ・ユンファの黒のスーツ姿のかっこ良さと出てくる女優陣が魅力的であり、中でもジョイ・ウォン、やはりこの女優さん、私好みである。[ビデオ(字幕)] 6点(2009-11-22 12:12:39)

706.  空気人形 《ネタバレ》 何だ?この異常な世界、怪しい雰囲気、危なすぎる世界、全てにおいて、とにかく異常である。空気人形と横になる中年の男、そして、男が居なくなった後に立ち上がり、人形が人間の形、姿へと変化して行く所の不気味さ、空気人形であるペ・ドゥナが人間の姿に変えて外に出て行くシーンも怖い。全くもって無表情なのである。ところがそんな彼女がレンタルビデオ屋さんに勤めることになってからはそれまでは見せなかった笑顔を見せる。この笑顔こそが彼女が空気人形でありながらも人間の心を持ったことの印であり、それはレンタル屋さんでの若い男や店長との会話でも解る。心を持つことでそれまで知らなかった別の世界を生きる彼女、男の為の性の道具としか扱われない彼女が心を持ってしまったことによる辛さ、別の意味での辛さを見せる何ともこの不思議で不気味な世界にどんどん引き込まれていく上手さというものがこの映画にはある。代用品扱いされてたペ・ドゥナを自分のおもちゃのように扱う男もこれまたレストランでの仕事では代用品としてしか扱われないという何とも皮肉めいたものを感じさせ、それはレンタル屋さんで知り合い、愛し合うようになった相手の若い男のお願いを聞くシーンにも現れている。ラスト、ゴミ袋の横で寝そべっているペ・ドゥナがあまりにも切なくて悲しい。燃えるゴミと燃えないゴミ、人間は死ねば燃え、人形は燃えないゴミ扱い。そこにある人間と空気人形としての違い、差別など色んなものを考えさせらる映画でもある。けして、楽しい映画ではないし、むしろ、嫌になるほど絶望的な話だが物凄く引き込まれ、余韻の残る映画になっている。本当は8点にしても良いぐらいだが、血なまぐさいシーンは苦手なのであれさえなければというこで7点です。[映画館(邦画)] 7点(2009-11-22 12:03:29)

707.  幸せはシャンソニア劇場から 《ネタバレ》 始まりからして、ルネ・クレール監督の「巴里の屋根の下」や「巴里祭」を思わせるような映像美とジャン・ルノワール監督の「フレンチ・カンカン」をも感じさせるような舞台の裏側を映し出すシーンにこれは凄い傑作になるぞという予感!見るからにどこを見ても昔の映画の雰囲気そのまんまである。これはフランス映画独自の癖が苦手な人にも楽しめる映画になっているし、むしろ、フランス映画が苦手な人にこそ向いているような感じのする雰囲気、ストーリーにしてもアメリカ映画のような感じがどことなく漂う。シャンソニア劇場に訪れる客の凄まじいほどのブーイングの中でのコントする物真似王子の空しさ、全くもって客に受けず、ブーイングばかりされてる状況を何とかしようとする一人の若き娘、その娘の歌声に観客は拍手する。そして、そんな彼女の力によって駄目になりかけていた劇団を昔のように活気づかせようとする人達、そういう色んな人達のドラマです。終盤のあの展開、何故?あそこで殺人事件まで起きるよに持っていくのか?というところでそれまでは凄く良かったのが勿体無く思えてならない。それにしてもこの映画、フランス映画ぽい映像、雰囲気を感じさせるものの、やはりアメリカ映画的な感じが強く感じられる。癖の抜けたフランス映画という意味ではフランス映画が苦手な人にも楽しめる作品になっているし、魅力的な登場人物、歌の素晴らしさなども観たり、聴くことも出来たし、そういう意味でも一応、合格と言って良いので7点ぐらい点数付けても良い。[映画館(字幕)] 7点(2009-11-22 11:44:55)(良:1票)

708.  恋する惑星 《ネタバレ》 香港映画=カンフーという意識をこの映画を見たことで払拭し、新たな一面を覗かせる何ともこの不思議な世界、言葉では説明するのがとても難しく、好きか?嫌いか?と尋ねられたら好きだとしか答えようがない。久しぶりに借りてきて観てみると、香港映画でありながら日本映画のようであり、香港にも日本同様、ポケベルなんてものが存在していたんだね。なんてことを思ったりして、色んな意味で同じ日本人として、身近な存在に思えてしまう魅力がこの映画にはある。最初の金城武と謎の金髪女とのやりとり、かみ合わない感じの中にまるで人間の運命のようなものを覚えずにはいられなくなる。何もかもが上手くいかないことが人間、特に男と女の間には多いというものをこの二人を見ているだけでそう感じてしまうという意味でもこの映画は男女の違いをストレートに描いていると言っても良いだろう!それはトニー・レオンとフェイ・ウォンの二人にも言える。作品全体に漂う空気、それを楽しめる人は好きだけど、その空気が肌に合わない人には不向きな映画かもしれない。それにしてもこの映画を観ているとやたらと腹が減って困る。それも夕飯を喰ったばかりでだ。だからって毎日誕生日まで缶詰ばかり、しかも、賞味期限の切れたものきりは勘弁である。金城武はよくあれで下痢にならないものだと感心させられる。それだったら毎日、サラダきりの方が健康的でダイエットには持ってこいだと思うが、サラダだけってのもちょっと困る。とにかく何か食べたくなる映画の代表のような映画である。食べたいという意味ではけして、美人ではないが、何とも不思議な魅力いっぱいのフェイ・ウォンも食べてしまいたくなるぐらい魅力的である。[ビデオ(字幕)] 8点(2009-11-19 22:02:16)

709.  がちょうのおやじ がちょうのおやじとはこれまたタイトルからして可笑しな感じで、可笑しいと言えばケイリー・グラント、無人島に放り込まれようが、マイペースを崩さない。相変わらずコミカルな演技で楽しませてくれる。ただ、ケイリー・クラントは面白いけど、映画そのものの面白さという意味においては、それなりに楽しめる程度で、タイトル負けしている印象!いや、待てよ?このタイトルからして、既に変だし、もっと良い放題にすれば観る人も増えるのではなだろうか?ということで、それにしてもケイリー・グラントってどんなジャンルの映画でも自分を崩さないいう意味で凄い俳優だなあ![ビデオ(字幕)] 6点(2009-11-18 21:33:07)

710.  あんなに愛しあったのに 《ネタバレ》 映画愛、ずばりこれに尽きる。イタリア人監督による祖国イタリアへの思い、尊敬するイタリア人監督への愛、そんな愛に満ちた映画である。一人の女性に対して同じ思い、愛を抱きながらも全く違う道を歩む。時には本気になって殴りあいの喧嘩をするも、最後はみんな、仲良くと、喧嘩するほど仲が良いとはよく言ったもんで、この映画のあの三人の男達を見ていると解る気がする。解ると言えば自分が大好きで大好きでたまらない映画、ここで言うならクイズ番組でのニコラの姿なんて同じ映画ファンとして解りすぎるほどよく解る。間違ってない。絶対に正解だと自身満々に答えたのに駄目だとされ、納得いかずにテレビ局に五回も抗議し、全て拒否されるあのニコラのキャラクターが私は好きで好きでたまらない。映画の中に幾つもの映画のシーン、それもモノクロやセピア色などとこれまた昔の映画が好きな私にはストーリーよりもそういうシーンを見ているだけでも楽しかった。同じ映画を同じ場所で見ているイタリア人の顔付きの良さ、映画ってやはり良いもんですよね。て、今は亡き水野晴郎さんの真似をしたくなりました。ラストにあのクイズに出された「自転車泥棒」を撮ったヴィットリオ・デ・シーカにこの映画を捧げる。とあるのを見て、同じ映画監督として、これほど嬉しい言葉はないのではないでしょうか!デ・シーカ監督もきっと喜んでくれたに違いない。ここ一ヶ月の間にこのエットーレ・スコラ監督作品を3本見たことになるけど、この監督さんの映画、好きです。他のイタリア人監督に比べてどの作品もコメント数少ないけど、もっと多くの人に見て欲しい。心からそう思う。[ビデオ(字幕)] 8点(2009-11-16 21:20:59)(良:1票)

711.  踊らん哉 《ネタバレ》 フレッド・アステアとジンジャー・ロジャースによる名コンビ、これが何本目だろう?どれもこれも似たような話きりで幾つも見ていると新鮮さという意味で何か物足りなさを覚えてしまう。ある意味、マンネリである。まあ、そうは言いつつもつまらなくはないし、安心して見てはいられる。ただ、やはりこの二人なら私も元みかんさん同様、タップ中心の方が好みでして、そんな中でのあの最後の方の仮面だらけの女性達の中から本物のジンジャー・ロジャースを当てるために頑張るフレッド・アステアの奮闘振りが何とも微笑ましい。[ビデオ(字幕)] 6点(2009-11-15 16:47:42)

712.  BU・SU 《ネタバレ》 この映画のタイトルの意味は性格的なブスという意味で間違いないだろう!あれも嫌だし、これも嫌だし、とにかく全てが嫌で仕方ないそんな性格ブスを演じている富田靖子、この女優と言えばまず真っ先に大林宣彦監督の「さびしんぼう」での一人二役を思い浮かべる。そんな富田靖子の魅力満載、何しろこの女優のオーラ、顔付き、表情、全てが観ていて不思議なほど癒される。富田靖子演じる麦子が先輩の芸者の籠を持って走るシーンや文化祭でのあの八百屋お七のシーン、そして、何と言ってもラストの清々しさ、晴々とした笑顔が素晴らしい。それまでほとんど笑うこともなく、常に暗い表情しか見せなかった麦子が見せる初めての笑顔の中に初めての幸せ、幸福感、喜び、色んなものが見てとれる。作品全体を包み込む優しい感じのする市川準監督による映像、少ない台詞、最近の映画のように何でも台詞で語らせるものとは対照的な映像で見せるこの映画が私は好きだ。この映画は何度も言うように富田靖子、富田靖子、健気な女の子とどこか影のある不思議な女の子を演じさせるとよりスクリーンの中で輝きを放つこの女優さんが私は好きです。「さびしんぼう」は別格として、それ以外の富田靖子の出ている映画でどれか一つだけ選べと言われたら迷わずにこの映画を挙げる。[ビデオ(邦画)] 9点(2009-11-15 10:22:05)(良:1票)

713.  穴(1960) 一切音楽を使わない。音楽を省くことによって生まれる緊張感が凄い。ひたすら脱走の為に穴を掘る。その為に大きな音を立てる。この大きな音があれば余計な音楽なんか不要だとばかり言ってるようである。映画を盛り上げるのは何も音楽だけじゃないことがこの映画を見ると思わずにはいられなくなる。バレるかバレないかの緊張感を味わう為の映画でもあると言えよう。 [DVD(字幕)] 8点(2009-11-14 21:56:33)《改行有》

714.  スリ(1959) 近所のレンタル屋さんに置いてある数少ないブレッソン監督の映画で、これまたあの手の動きの凄いこと!まるで手に何か付いてるんじゃねえのか?て感じさせる動き、手にカメラが付いているようです。映像の美しさもこの映画を一つの芸術のようなものに思わせる。感じずにはいられなくなるものがある。サスペンス映画というよりは芸術映画の雰囲気を漂わせるこの監督の映画作りの前には映画って、派手な演出なんて全く要らないということが改めて解る作品でもあり、この映画は扱っている題材がタイトル通りの「スリ」だから派手さは全くないので最近のハリウッド映画ばかり見ている人には物足りないと感じることでしょうし、地味ではある。そして、サスペンス映画としてはやや物足りない。それはあまりにも簡単にスリが実行され過ぎるという物足りなさ、しかし、そこに行き着くまでの展開にはやはりハリウッドの大作には味わえないものがある。この監督さんの映画を観るのは私自身、これがまだ二つ目であり、最初に観た「抵抗」に比べると面白さという点で劣るので取りあえず7点ではあるが、まだまだ他のこの監督の映画も観たい。頼むから全部バラでDVDとして発売して欲しい。[ビデオ(字幕)] 7点(2009-11-13 21:21:50)

715.  ゲームの規則 ゲームの規則とはそういう事なのか?不倫もゲームであるが但し、きちんした規則の元にしないと、とんでもない結末になる。ジャン・ルノワール監督の人間観察の凄さ、上流社会の人間だろうが、そうでない人間だろうが、規則を守らないと人間として失格であるというような皮肉が沢山、込められているようだ。相変わらず何を撮っても標準レベル以上の完成度の高い映画しか作らないこの監督の凄さ、ただ、やはりこの映画に出てくる登場人物の人間関係が一度でははっきりしないのと、登場人物が多くて理解しずらいのが難点であるのと、やはり私は群集劇というものがあまり好みでないようだ。それでもつまらなくは感じないし、見応えのある作品に仕上げてしまうところは流石、ジャン・ルノワール監督だと言いたい。部屋の中を登場人物がこっちと向こう側とで動きながら単なるドタバタ喜劇には収まらないドラマを生み出す空間、喜劇でもありながら悲劇的でもあり、人生は両方あるから面白いんだよとでも言っているようにも思えるそんな映画です。色んなものがこの映画の中にはぎっしりと詰まっていてそういう意味でも凄い映画であることは見つめつつ、ジャン・ルノワール監督の最高傑作がこれかと問われると私はNOとしか答えようがない。取りあえず今は7点だけど、もう一度、見れば8点になるかもしれない作品て気もするし、迷いつつ7点てことでこの映画の感想を終わりにしたい。[DVD(字幕)] 7点(2009-11-11 20:41:15)

716.  ラ・ファミリア 《ネタバレ》 年老いた老人の回想形式による物語!最初と最後が同じという見せ方は他の映画にもあるとは思うし、イタリアの家族の物語としての重み、イタリアの歴史に対する重さ、そういうものを描いたドラマとしては見応えがある。しかし、如何せん、登場人物が多すぎて誰が誰で、誰と誰がどのような関係にあるのか?ということについて解りにくいのが難点であり、マイナスです。そんな中、ワンシーン、ワンカットが一切部屋の外に出ないというカメラ、どことなく小津監督の映画を思わせる映像には吸い込まれるものがある。小津映画のようなユーモアが無いのも難点と言えば難点であり、それでも映像的には観るべきものがある作品![ビデオ(字幕)] 6点(2009-11-10 22:11:33)

717.  艦隊を追って 《ネタバレ》 フレッド・アステアのあの変な帽子の被り方といい、毎度ながら見事としか言いようのない華麗なるダンスシーン満載でストーリーなんてまあ、いつものアステア主演映画と同じく惚れた女、相手のジンジャー・ロジャースと喧嘩して、最後は目出度くハッピーエンドと新鮮味は全然ない話だけど、そんなことはどうでもよく思えてしまう。他の作品じゃあまり見かけないシーンが用意されていて、何とピアノを弾いている。それも口に煙草を咥えたまま弾いている。しかも、艦隊らしく帽子はしたままでいる。ジンジャー・ロジャースに邪魔されて吹っ飛ばされるフレッド・アステアが何とも可笑しくて良い。ジンジャー・ロジャースの何とも悩ましい胸元についつい眼が行ってしまいそうになる衣装のセクシーさも見所の一つです。そんなジンジャー・ロジャースのソロといい、一人だけでのタップといい、そういうシーンが見られるというだけでも話なんて特別面白い話じゃないのに、見て良かったと思えてくるぐらいこの作品でのフレッド・アステアとジンジャー・ロジャースの名コンビがやはり良いのだ![ビデオ(字幕)] 7点(2009-11-09 21:32:25)

718.  ポリス・ストーリー/香港国際警察 これ、確かジャッキーファンの友達と学生時代に観に行った記憶がある。ジャッキー映画はそれほど多くは見てないけど、今まで見たジャッキー・チェンの映画の中では「プロジェクトA」の最初のが最高だけど、これはその次に面白かったし好きです。[映画館(字幕)] 7点(2009-11-08 22:54:53)

719.  東京の女 小津監督によるサイレントムービー!まだこの作品を観る限りでは後の小津監督のスタイルというものが確立されてない気がする。そんな中、岡田嘉子と田中絹代の二人がそれぞれ見せる女の変化ぶりの凄さの前にはこの戦前の日本映画の女優は今の女優とは明らかに違うものを持っている。上手く言えないんだけど、出てくるだけで感じられるオーラのようなものがこの短い話の中でも十分すぎるほど見られる。それにしても何だか勿体無い感じの出来なのはやはりカットされてる部分がどうにも気になったのと、気になったと言えば田中絹代が友達と見ていた映画が何の映画なのか?それがどうにも気になって仕方ない。[ビデオ(邦画)] 6点(2009-11-08 21:10:56)

720.  3時10分、決断のとき どうも最近は日本もアメリカもリメイクものが流行りのようである。個人的にはリメイクものはあまり好きじゃない。オリジナルと同じ監督がリメイクする場合とそうでない場合とでその映画に対する思い、愛というものの伝わり方が違って見えるのがリメイク作品である。で、この作品だけど、ここでの皆さんの平均点の高さ通りのよく出来た作品になっていて正直、驚いた。いかにも西部劇というべき風景の美しさ、壮大なる景色と力強い音楽に西部劇に付き物の馬車、牛、羊といったものも沢山、出てきて西部劇ファンとしてはそれだけでも嬉しいし、男臭さ漂う顔ぶれの凄みと迫力、繰り広げられるアクションシーンの凄さ、銃撃戦のパワーに加え、緊張感漂う場面が幾つも用意されていてこれは他のよく作られるリメイクものとは一味も二味も違う出来栄えになっているし、そういう意味でも映画館の大きなスクリーンで観るに相応しい作品にもなっているし、何よりも監督の西部劇が好きなんだという熱意、オリジナルも相当見てる気がするというものもひしひしと伝わってくる。本来ならば8点にしたい所だが、最後が私には納得いかない。引っ掛ってしまう。それは元のオリジナルが大好きな私としてはやはりオリジナルの方のラストの方が断然、好きです。それと、オリジナルよりもアクションとしての迫力は上ではあるが、観終わった後の余韻という点においても物足りなさが残る。ただそれでも西部劇という今はもうあまり作られなくなったジャンルに敢えて挑戦して見せた心意気は大いに評価したい。そして、この作品を観ることで元のオリジナルも観たい。更に他の西部劇も観たいと思う人が一人でも増えてくれたら嬉しいと思う。[映画館(字幕)] 7点(2009-11-08 15:06:12)

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